JPH11257142A - ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 - Google Patents

ディーゼル機関の燃料噴射制御装置

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JPH11257142A
JPH11257142A JP10055294A JP5529498A JPH11257142A JP H11257142 A JPH11257142 A JP H11257142A JP 10055294 A JP10055294 A JP 10055294A JP 5529498 A JP5529498 A JP 5529498A JP H11257142 A JPH11257142 A JP H11257142A
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engine
amount
exhaust gas
fuel injection
diesel engine
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JP10055294A
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Kiyoshi Fujiwara
清 藤原
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  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 EGR量が大であり、機関運転状態が定常か
ら過渡へ移行するときに発生する燃焼騒音を抑制するデ
ィーゼル機関の燃料噴射制御を提供する。 【解決手段】 機関11の吸気通路16内に設けられた
吸気絞り弁25と機関11に排気ガスの一部を再循環さ
せる排気ガス再循環装置40と、排気ガスの再循環量が
所定量を超えているか否かを判定する判定手段20と、
機関11の気筒内の圧力を検出する筒内圧センサ62
と、判定手段20により排気ガスの再循環量が所定量を
超えていると判定され、かつ筒内圧センサ62により検
出される圧力の変化から機関11の運転状態が定常状態
から過渡状態へ移行したと判定されたとき、パイロット
噴射を実行するパイロット噴射手段20と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はディーゼル機関の燃
料噴射制御装置に関し、特に、機関の吸気通路内に設け
られた吸気絞り弁と機関に排気ガスの一部を再循環させ
てNOx を低減するEGR(排気ガス再循環)装置とを
備えたディーゼル機関の燃料噴射制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関において、燃焼騒音を低
減するためディーゼル機関の運転状態に応じて定まる量
の燃料の噴射(以下、単に主噴射と呼ぶ)を行うのに先
立ち、一定かつ少量の燃料の噴射((以下、単にパイロ
ット噴射と呼ぶ)を行う燃料噴射制御装置が知られてい
る。この装置は、ディーゼル機関における着火遅れによ
る気筒内の圧力変動が引き起こす燃焼騒音をパイロット
噴射により着火時期を早めることで、円滑な燃焼を実現
し、特に軽負荷時の燃焼を緩慢に制御してディーゼルノ
ックを防止し、燃焼騒音の低減を図ったものである。
【0003】しかしながら、EGR装置を備えたディー
ゼル機関において、一定かつ少量のパイロット噴射を行
ったとしても、排気ガスの再循環(EGR)量が増大す
ると排気ガス中に含まれる不活性ガス(H2 O,N2,
2 等)のもつ熱容量により燃焼室内に吸入される空気
の熱容量が増大するため、最高燃焼温度が低下し排気ガ
ス中のNOx は低減されるものの着火性や燃焼速度が低
下し、着火に到らなかったり着火しても消炎してしまっ
たりし、その結果、黒煙やスート(すす)が発生し排気
が悪化するという問題が生じる。
【0004】上記問題を解決するため、特開昭62−2
40450号公報に開示のEGR装置を備えたディーゼ
ル機関の燃料噴射制御装置は、EGR量の増加に応じて
パイロット噴射量を増加する制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開昭62−240450号公報に開示のEGR装置を備
えたディーゼル機関の燃料噴射制御装置は、EGR量が
大であり、かつ機関の運転状態が定常状態から過渡状態
へ移行するとき、特に加速時に、機関の回転数NEと燃
料噴射量Qfin で定まる吸気絞り弁の開度が急に開弁方
向に変化し、気筒内への吸入空気量が増大し圧縮圧力が
跳ね上がり燃焼騒音が増大するという問題を発生する。
【0006】それゆえ、本発明は上記問題を解決し、E
GR量が大であり、かつ機関の運転状態が定常状態から
過渡状態へ移行するときに発生する燃焼騒音を抑制する
ディーゼル機関の燃料噴射制御装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決する本発
明によるディーゼル機関の燃料噴射制御装置は、機関の
吸気通路内に設けられた吸気絞り弁と該機関に排気ガス
の一部を再循環させる排気ガス再循環装置とを備えたデ
ィーゼル機関の燃料噴射制御装置において、前記排気ガ
スの再循環量が所定量を超えているか否かを判定する判
定手段と、前記機関の気筒内の圧力を検出する筒内圧検
出手段と、前記判定手段により前記排気ガスの再循環量
が所定量を超えていると判定され、かつ前記筒内圧検出
手段により検出される前記圧力の変化から前記機関の運
転状態が定常状態から過渡状態へ移行したと判定された
とき、パイロット噴射を実行するパイロット噴射手段
と、を備えたことを特徴とする。
【0008】上記構成により、機関における排気ガスの
再循環量が所定量を超えており、かつ機関の運転状態が
定常状態から過渡状態へ移行するときに、パイロット噴
射するので、このとき生じる燃焼騒音が抑制される。本
発明のディーゼル機関の燃料噴射制御装置において、前
記パイロット噴射手段は、前記筒内圧検出手段により検
出される前記圧力の最大値および変化率の内少なくとも
一方の変化に応じてパイロット噴射を制御する。
【0009】本発明のディーゼル機関の燃料噴射制御装
置において、前記パイロット噴射手段は、前記筒内圧の
最大値および変化率の内少なくとも一方の変化の度合い
に応じてパイロット噴射の量または時期を補正する。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しつつ本発
明の実施の形態を詳細に説明する。図1は本発明による
ディーゼル機関の燃料噴射制御装置の一実施形態を示す
概略構成図である。ディーゼル機関(以下、単に機関と
記す)11は、頂部に燃焼室12を設けた複数の気筒を
有する。機関11の吸入行程において、吸気弁14を開
弁することにより吸気ポート13が開口され、吸気通路
16を介して外気(吸入空気)が燃焼室12へ吸入され
る。燃料噴射ポンプ18は、燃料ライン19を通じて燃
料を燃料噴射ノズル17へ圧送する。燃料噴射ノズル1
7は、電子制御ユニット(以下、ECUと記す)20に
より駆動され、圧送された燃料を燃焼室12内へ直接噴
射する。このように、機関11の吸入行程において燃焼
室12内へ供給された空気と燃料は、圧縮行程、爆発燃
焼行程を経て排気ガスとなり、排気行程において、排気
弁23を開弁することにより開口された排気ポート2
2、排気通路24を介して燃焼室12から外気中へ排出
される。
【0011】ステップモータ26は、ECU20からの
制御信号に基づいて、吸気絞り弁25の開度が所望の値
になるように吸気絞り弁25を駆動する。全開スイッチ
58は、吸気絞り弁25が全開位置にあるときにONと
なり、それ以外の位置にあるときにOFFとなる。EG
R(排気ガス再循環)装置40は、燃焼室12から排気
通路24へ排出される排気ガスの一部を吸気通路16へ
再循環させて燃焼室12へ戻す。EGR装置40は、排
気通路24から吸気通路16へ排気ガスの一部を流すた
めのEGR通路41と、EGR通路41を流れる排気ガ
スの量(EGR量)を調整するためのEGR弁42とを
備えている。
【0012】EGR弁42は、負圧および大気圧として
EGR通路41を開閉するダイアフラム弁である。EG
R装置40は、圧力室46に導入される負圧および大気
圧を調整する電子真空制御弁(ECRV)48を備えて
いる。CVRV48は、ポンプ32に接続される負圧ポ
ート51と、大気を取り込む大気ポート53とに接続さ
れ、圧力室46に供給される負圧の大きさを調節する。
ECU20は、機関11の運転状態に応じてEVRV4
8の駆動デューティ比を制御することによって、EGR
弁42の開度を調節し、それによりEGR量を連続的に
調節する。
【0013】図2は電子制御ユニットの内部および外部
との入出力関係を示すブロック構成図である。電子制御
ユニット(ECU)20は、機関11の燃料噴射量制
御、燃料噴射時期制御、EGR制御等を遂行する。また
ECU20は、本発明の各手段、すなわち排気ガスの再
循環量が所定量を超えているか否かを判定する判定手段
と、この判定手段により排気ガスの再循環量が所定量を
超えていると判定され、かつ筒内圧センサ62により検
出される筒内圧の変化から機関11の運転状態が定常状
態から過渡状態へ移行したと判定されたとき、パイロッ
ト噴射を実行するパイロット噴射手段と、を遂行するも
のである。ECU20の内部は、例えばデジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス69によって相互に接続
されたCPU63、ROM64、RAM65、バッテリ
バックアップRAM66、入力ポート67および出力ポ
ート68を具備する。
【0014】機関11に設けられた水温センサ67は、
機関11を冷却する冷却水の温度THWを検出し、その
水温THWに比例したアナログ電圧の信号をECU20
へ入力する。吸気通路16の外気吸引側に設けられたエ
アフローメータ59は、吸気通路16を経由して機関1
1の燃焼室13へ吸入される吸入空気量を検出し、吸入
空気量GNに比例したアナログ電圧の信号をECU20
へ入力する。燃焼室13内の圧力を検出する筒内圧セン
サ62は、筒内圧Pを検出し、その筒内圧Pに比例した
アナログ電圧の信号をECU20へ入力する。アクセル
ペダル60の近傍に設けられたアクセルセンサ61は、
アクセルペダルの踏込量に応じたアクセル開度ACCP
を検出し、アクセル開度ACCPに比例したアナログ電
圧の信号をECU20へ入力する。
【0015】ECU20へ供給されるこれら水温TH
W、吸入空気量GN、筒内圧Pおよびアクセル開度AC
CPの各アナログ電圧信号は、それぞれバッファ70、
マルチプレクサ71およびA/D変換器72を介して入
力ポート67に入力される。機関11のクランクシャフ
ト21は、噴射ポンプ18の駆動軸29を回転させる。
噴射ポンプ18に設けられた回転速度センサ56は、駆
動軸29の回転速度を検出することによりクランクシャ
フト21の回転速度、すなわち機関の回転数NEを検出
する。回転速度センサ56は、その出力信号を波形整形
回路73を介して入力ポート67に入力する。また、ク
ランクシャフト21の角度を検出する図1に示さないク
ランク角センサ55もクランク角に換算して所定のクラ
ンク角、例えば30°CA毎に出力パルス信号を発生
し、その出力信号を波形整形回路73を介して入力ポー
ト67に入力する。
【0016】ステップモータ26や電子真空制御弁(E
VRV)48を駆動する各電気信号は、出力ポート6
8、駆動回路74を介してそれぞれ出力される。次に、
ECU20により達成される本発明によるパイロット噴
射制御について以下詳細に説明する。図3および図4は
本発明によるパイロット噴射制御ルーチンのフローチャ
ートである。本ルーチンは、所定の周期、例えば1ms
毎に実行される。先ず、ステップ301では、エアフロ
ーメータ59により検出された機関1回転当たりの吸入
空気量GN、回転数NEおよびアクセル開度ACCPを
RAM65から読込む。ステップ302では、ステップ
301で読込んだ今回処理周期の機関の回転数NEi
アクセル開度ACCPi に応じて予めRAM65に格納
した2次元マップ(図示せず)から主噴射時に噴射する
燃料噴射量Qfin(i)を算出する。
【0017】ステップ303では、ステップ301で読
込んだ今回処理周期の吸入空気量GNi とステップ30
2で算出した燃料噴射量Qfin(i)とに基づき、今回処理
周期の機関の排気ガスにおける実空燃比の理論空燃比に
対する比、すなわちラムダ値λR を、次式から算出す
る。 λR =GN(i) /Qfin(i)/Sto ここで、Stoは機関の排気ガスの実空燃比が理論空燃比
(14.5)のときにλR =1とするための係数であ
る。
【0018】ステップ304では、図5に示すような予
めROM64に格納された2次元マップに基づき機関の
回転数NEと燃料噴射量Qfin から目標ラムダ値λT
算出する。ステップ305では、ステップ303で算出
した実ラムダ値λR がステップ304で算出した目標ラ
ムダ値λT に略等しいか否かをλT −α≦λR ≦λT
αが成立するか否かにより判別し、上式が成立したとき
はステップ310へ進み、上式が成立しないときはステ
ップ306へ進む。
【0019】ステップ306〜309では、EGR量を
補正する。具体的には、実ラムダ値λR と目標ラムダ値
とを比較し、λR をλT に近づけるように、ステップ3
06で、λR <λT −αが成立するか否かを判別し、そ
の判別結果がYESのときはステップ307でEGR量
を増加させるように電子真空制御弁(EVRV)48の
駆動デューティ比EDを所定量、例えば1%増加させ
(ED←ED+1)、ステップ306の判別結果がNO
のときはステップ308でλR >λT +αが成立するか
否かを判別し、その判別結果がYESのときは309で
EGR量を減少させるようEVRV48の駆動デューテ
ィ比EDを所定量、例えば1%減少させ(ED←ED−
1)、ステップ308の判別結果がNOのときはステッ
プ310へ進む。
【0020】ステップ310では、現在のEGR量が所
定量より大か否かを駆動デューティ比EDがβ(例えば
β=70%)以上か否かにより判別し、その判別結果が
YESのときは燃焼騒音の発生の恐れがあるのでステッ
プ311へ進み、その判別結果がNOのときは燃焼騒音
の発生の恐れがないので本ルーチンを終了する。次に、
筒内圧センサにより検出される図6に示すような筒内圧
Pから機関の加速状態を検出してパイロット噴射量を増
量する処理について以下に説明する。図6において、横
軸はクランク角、縦軸は筒内の圧力を示す。また、図
中、601は吸気絞り弁の開度が小のときの機関のアイ
ドル状態における筒内圧の変化を示し、602は吸気絞
り弁の開度が小から大へ変化したときの機関の加速状態
における筒内圧の変化を示す。
【0021】ステップ311では、今回処理周期の筒内
圧Pi を読込む。ステップ312では、今回処理周期の
筒内圧Pi が前回処理周期の筒内圧Pi-1 より増大した
(P i >Pi-1 )か否かを判別し、その判別結果がYE
Sのときはステップ313へ進み、その判別結果がNO
のときはステップ315へ進む。ステップ313では、
ステップ311で読込んだPi を今回燃焼サイクルにお
ける最大筒内圧Pcomp c に設定する。ステップ314で
は、ステップ313で設定した今回燃焼サイクルにおけ
る最大筒内圧Pcompc が前回燃焼サイクルにRAM65
に格納した最大筒内圧Pcompb より所定値γを超えて増
大したか否かを判別し、Pcompc >Pco mpb +γのとき
はステップ315へ進み、Pcompc ≦Pcompb +γのと
きは本ルーチンを終了する。
【0022】次に、ステップ315では、今回処理周期
の筒内圧Pi の前回処理周期の筒内圧Pi-1 に対する増
分ΔPi (=Pi −Pi-1 )を算出する。ステップ31
6では、ΔPi の極性が正から負へ反転したか否かを判
別し、その判別結果がYESのときはステップ317へ
進み反転フラグTFLGをセットし(TFLG←1)、その判別
結果がNOのときはステップ318へ進む。
【0023】ステップ318では、ステップ315で算
出したΔPi が所定値δを超えたか否かを判別し、その
判別結果がYESのときはステップ319へ進み、その
判別結果がNOのときは本ルーチンを終了する。ステッ
プ319では、ステップ314と316の判別結果が共
にYESと判定されたことから、機関の運転状態が加速
状態に移行したものと判断して、パイロット噴射量を所
定量だけ増大する。このステップ319の処理、すなわ
ちパイロット噴射量の増量は、次に圧縮行程となる気筒
に対して実行される。
【0024】ステップ320では機関のクランク角CR
Aが圧縮TDC+θを通過したた否かを判別し、その判
別結果がYESのときはステップ321へ進み、その判
別結果がNOのときは本ルーチンを終了する。ここで、
θは4気筒機関のときは90°CA、6気筒機関のとき
は60°CAとする。ステップ321では、反転フラグ
TFLGをリセットする(TFLG←0)。ステップ322で
は、今回燃焼サイクルにおける最大筒内圧Pcompc を前
回燃焼サイクルにおける最大筒内圧Pcompb としてRA
M65に格納する。
【0025】上述した本発明の実施形態において、機関
の運転状態が定常状態から加速状態へ変化することを筒
内圧に基づき検出する例を示したが、この検出をアクセ
ルペダルの踏込量に応じたアクセル開度の変化または吸
入空気量の変化等から検出するよう構成してもよい。ま
た、上述した本発明の実施形態において、パイロット噴
射を増量するか否かの判定を、筒内圧センサ62により
検出される圧力の最大値および変化率の変化の両方を用
いて行ったが、本発明はまた、他の実施形態として、上
記圧力の最大値および変化率の内少なくとも一方の変化
により判定するよう構成してもよい。
【0026】本発明はまた、他の実施形態として、パイ
ロット噴射の実行に際し、筒内圧の最大値および変化率
の内少なくとも一方の変化の度合いに応じてパイロット
噴射の量または時期を補正するよう構成してもよい。例
えば、上記変化の度合いが大な程、パイロット噴射量を
増大するか、またはパイロット噴射の時期を早めるよう
構成してもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
機関における排気ガスの再循環量が所定量を超えてお
り、かつ機関の運転状態が定常状態から過渡状態へ移行
するときに、パイロット噴射することにより、このとき
生じる燃焼騒音を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディーゼル機関の燃料噴射制御装
置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図2】電子制御ユニットの内部および外部との入出力
関係を示すブロック構成図である。
【図3】本発明によるパイロット噴射制御ルーチンの前
半フローチャートである。
【図4】本発明によるパイロット噴射制御ルーチンの後
半フローチャートである。
【図5】機関の回転数NEと燃料噴射量Qfin から目標
ラムダ値λT を算出するマップである。
【図6】筒内圧の一例を示す図である。
【符号の説明】
11…ディーゼル機関 12…燃焼室 17…燃料噴射ノズル 20…電子制御ユニット(ECU) 25…吸気絞り弁 40…排気ガス再循環(EGR)装置 56…回転速度センサ 59…エアフローメータ 62…筒内圧センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F02D 43/00 301 F02D 43/00 301N 301H 301J 45/00 368 45/00 368S F02M 25/07 570 F02M 25/07 570J

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の吸気通路内に設けられた吸気絞り
    弁と該機関に排気ガスの一部を再循環させる排気ガス再
    循環装置とを備えたディーゼル機関の燃料噴射制御装置
    において、 前記排気ガスの再循環量が所定量を超えているか否かを
    判定する判定手段と、 前記機関の気筒内の圧力を検出する筒内圧検出手段と、 前記判定手段により前記排気ガスの再循環量が所定量を
    超えていると判定され、かつ前記筒内圧検出手段により
    検出される前記圧力の変化から前記機関の運転状態が定
    常状態から過渡状態へ移行したと判定されたとき、パイ
    ロット噴射を実行するパイロット噴射手段と、を備えた
    ことを特徴とするディーゼル機関の燃料噴射制御装置。
  2. 【請求項2】 前記パイロット噴射手段は、前記筒内圧
    検出手段により検出される前記圧力の最大値および変化
    率の内少なくとも一方の変化に応じてパイロット噴射を
    実行する請求項1に記載のディーゼル機関の燃料噴射制
    御装置。
  3. 【請求項3】 前記パイロット噴射手段は、前記筒内圧
    の最大値および変化率の内少なくとも一方の変化の度合
    いに応じてパイロット噴射の量または時期を補正する請
    求項2に記載のディーゼル機関の燃料噴射制御装置。
JP10055294A 1998-03-06 1998-03-06 ディーゼル機関の燃料噴射制御装置 Pending JPH11257142A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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