JPH11256910A - 吊戸車 - Google Patents

吊戸車

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JPH11256910A
JPH11256910A JP6241698A JP6241698A JPH11256910A JP H11256910 A JPH11256910 A JP H11256910A JP 6241698 A JP6241698 A JP 6241698A JP 6241698 A JP6241698 A JP 6241698A JP H11256910 A JPH11256910 A JP H11256910A
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JP
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runner
runner base
base
door
hole
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JP6241698A
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Seiichi Sakai
清一 酒井
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YOKOZUNA KK
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YOKOZUNA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吊戸等に適用される吊戸車に於て、吊戸の色
が数種類あってもランナベースの色を一種類にできると
共に、ランナベースの木口側の見栄えを向上させる。 【解決手段】 ランナ本体2、ランナベース3、軸体
4、覆体5とで構成し、とりわけランナベース3の木口
側を覆う覆体5をランナベース3に着脱可能に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば吊戸等に適
用される吊戸車の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吊戸車としては、例えば
実開平4−1981号や実公平7−12604号等に記
載されたものが知られている。当該吊戸車は、基本的に
は、吊レールに対して走行可能に設けられたランナ本体
と、吊戸の上方角部に形成された掘込穴に設けられるラ
ンナベースと、ランナ本体とランナベースを連結する軸
体と、吊戸の木口側に操作部を備えて軸体に対してラン
ナベースを上下動させる上下調整装置とから構成されて
いる。而して、この様なものは、上下調整装置が設けら
れているので、これに依り軸体に対してランナベースを
上下動する事ができ、前後の吊戸車の高さを適宜調整す
る事に依り吊戸を前傾又は後傾させて吊戸用枠に対する
戸当たりを調整する事ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この様なも
のは、吊戸と調和させる意味から、ランナベースの色を
吊戸と同様の色にされるが、吊戸の色が数種類ある場合
には、ランナベースの色もそれと同種類だけ用意する必
要があり、メーカ側にとっては相当な在庫量を確保せね
ばならなかった。又、従来のものは、吊戸の木口側、つ
まりランナベースの木口側には、上下調整装置の操作部
が位置して居り、これが目に付き易くて見栄えが悪かっ
た。本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為
に創案されたもので、その課題とする処は、吊戸の色が
数種類あってもランナベースの色を一種類にできると共
に、ランナベースの木口側の見栄えを向上させる様にし
た吊戸車を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の吊戸車は、基本
的には、吊レールに対して走行可能に設けられたランナ
本体と、吊戸の上方角部に形成された掘込穴に設けられ
るランナベースと、ランナ本体とランナベースを連結す
る軸体と、ランナベースに着脱可能に設けられてランナ
ベースの木口側を覆う覆体と、から構成した事に特徴が
存する。
【0005】覆体をランナベースに装着すると、ランナ
ベースの木口側が覆われる。覆体をランナベースから離
脱すると、ランナベースの木口側が露出される。覆体
は、吊戸の色に合わせて数種類のものが用意される。覆
体は、ランナベースに比べて容積が小さいと共に、機能
部分がないので、ランナベースを数種類用意する場合に
比べてコストが余り掛からない。従って、ランナベース
は、吊戸の色に関係なく、一種類のものに統一する事が
できる。
【0006】吊戸車は、掘込穴に位置されて吊戸に固定
される固定体と、ランナベースと固定体との間に設けら
れて固定体に対してランナベースを水平方向に摺動可能
に連結する摺動連結装置と、ランナベースと固定体との
間に設けられてランナベースの掘込穴への挿入のみに依
り固定体に対してランナベースを抜止する抜止装置とを
具有しているのが好ましい。この様にすれば、ランナベ
ースを掘込穴へ挿入するだけで、摺動連結装置に依り固
定体とランナベースとが連結されて吊戸が吊レールに吊
り下げられると共に、抜止装置に依り固定体に対してラ
ンナベースが抜止され、吊戸に対する吊戸車の装着がワ
ンタッチで行なえる。従って、作業者は、引戸を長時間
に亘って保持する必要がなく、取付作業に要する時間と
手間が大幅に節減される。
【0007】吊戸車は、吊戸の木口側に操作部を備えて
軸体に対してランナベースを上下動させる上下調整装置
と、吊戸の木口側に操作部を備えて軸体に対してランナ
ベースを左右動させる左右調整装置とを具有しているの
が好ましい。この様にすれば、上下調整装置の操作部を
操作すると、軸体に対してランナベースが上下動され、
吊レールに対して吊戸を上下方向に調整移動する事がで
き、吊戸用枠に対する戸当たりを調整する事ができる。
左右調整装置の操作部を操作すると、軸体に対してラン
ナベースが左右動され、吊レールに対して吊戸を左右方
向に調整移動する事ができ、他の吊戸や壁等に対する隙
間調整を行なう事ができる。
【0008】吊戸車は、吊レールとランナ本体との間に
係脱可能に設けられて吊戸を締切状態に保つ係留装置を
具有しているのが好ましい。この様にすれば、立て付け
が悪くても、吊戸を締切状態に保つ事ができて吊戸が自
然に開く事を防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づいて説明する。図1は、本発明の吊戸車を示す
斜視図。図2は、取付状態を示す縦断側面図。図3は、
図2の正面図。図4は、図1の分解斜視図である。
【0010】吊戸車1は、ランナ本体2、ランナベース
3、軸体4、覆体5、固定体6、摺動連結装置7、抜止
装置8、上下調整装置9、左右調整装置10、係留装置
11とからその主要部が構成されて居り、吊レールAと
吊戸Bとの間に適用される。
【0011】吊レールAは、上壁と左右の側壁と左右の
下壁とを備えて断面略C型(リップ付溝型)を呈し、溝
を下にして上壁が鴨居等(図示せず)に取付けられる。
吊戸Bは、平板状を呈し、上方角部には底が半円状を呈
する堀込穴Cが形成されている。
【0012】ランナ本体2は、吊レールAに対して走行
可能に設けられたもので、この例では、吊レールA内に
位置されてブロック状を呈する車体12と、これに設け
られた前後(図2に於て左が前)の車軸13と、これら
に依り車体12に対して横軸廻りに回転可能に設けられ
て吊レールAの左右の下壁の上を転動する左右の車輪1
4と、車体12の中央に穿設されて上が大径で下が小径
な段付縦穴15とから成っている。
【0013】ランナベース3は、吊戸Bの上方角部に形
成された掘込穴Cに設けられるもので、この例では、堀
込穴Cの下半後部を除く部分に位置され、外ケース16
と、これの内部に左右動可能に設けられる内ケース17
とから成っている。外ケース16は、上方と上半左右が
開放した略薄箱状を呈し、前後壁18と、左右壁19
と、下壁20と、前後壁18の上部内側に形成されたア
リ溝21と、後側下部に形成された切欠22とから成っ
ている。外ケース16は、前後壁18の上半を除く部分
が左右に二分割され、一方に設けられた円柱状の突起2
3と、他方に設けられて突起23が嵌合される窪所24
とに依り合体される。内ケース17は、略薄箱状を呈
し、前後壁25と、左右壁26と、上下壁27と、前後
壁25の上部外側に形成されて外ケース16のアリ溝2
1に適合するアリ28とから成っている。内ケース17
は、下壁27を除く部分が左右に二分割され、一方に設
けられた円柱状の突起29と、他方に設けられて突起2
9が嵌合される窪所30とに依り合体される。
【0014】軸体4は、ランナ本体2とランナベース3
を連結するもので、この例では、中程に鍔部を備えた円
柱状を呈し、上半がランナ本体2の段付縦穴15に下か
ら挿入されて鍔部がランナ本体2の車体13に当合さ
れ、段付縦穴15の大径部に於て軸体4の上部にワッシ
ャが挿通された後にカシメられる事に依りランナ本体2
の車体7に対して旋回可能に設けられている。
【0015】覆体5は、ランナベース3に着脱可能に設
けられてランナベース3の木口側を覆うもので、この例
では、合成樹脂製で下部が半円状を呈する長方板状にし
てあり、掘込穴Cの一部に位置されて下部には切欠31
が形成されている。覆体5は、その木口側の面(前面)
が吊戸Bの木口側の面(前面)と面一にされている。覆
体5の色は、吊戸Bに呼応させて同様の色にしてある。
少なくとも、覆体5の木口側の面の色は、吊戸Bの木口
側の面の色と同様の色にしてある。而して、覆体5とラ
ンナベース3との間には、着脱装置32が設けられてい
る。着脱装置32は、覆体5の後側の上位と中位に突設
された円柱状の左右の突起33と、ランナベース3の外
ケース16の前壁18の前面に形成されて突起33が離
脱可能に嵌合される窪所34とから成っている。
【0016】固定体6は、掘込穴Cに位置されて吊戸B
に固定されるもので、この例では、略半柱状を呈し、半
柱部35と、これの後部から直立してランナベース3の
外ケース16の切欠22に適合される直立片36と、こ
れらに形成された複数(半柱部35に二つ、直立片36
に一つ)の取付穴37とから成っている。
【0017】摺動連結装置7は、ランナベース3と固定
体6との間に設けられて固定体6に対してランナベース
3を水平方向に摺動可能に連結するもので、この例で
は、前後方向に摺動可能に連結するものにしてあり、ラ
ンナベース3の外ケース16の下部後半に形成されたア
リ38と、これに適合して固定体6の半柱部35の上部
に設けられたアリ溝39とから成っている。
【0018】抜止装置8は、ランナベース3と固定体6
との間に設けられてランナベース3の掘込穴Cへの挿入
のみに依り固定体6に対してランナベース3を抜止する
もので、この例では、ランナベース3の外ケース16の
下部前側に垂設された略L型の脚片40と、これに俯仰
可能に設けられる抜止体41と、脚片40の垂直部と抜
止体41の前部を俯仰可能に枢結するピン42と、脚片
40の水平部と抜止体42の後部との間に介装されて抜
止体41を常時仰起させる弾性体(圧縮スプリング)4
3と、抜止体41の前側に形成されてマイナスドライバ
等が挿入されて抜止体41を俯伏状態にする為の操作孔
44(図1及び図2参照)と、固定体6の半柱部35の
前側に突出された平面略U型の枠片45と、これ依り形
成されて抜止体41と掛合する抜止孔46とから成って
いる。
【0019】上下調整装置5は、吊戸Bの木口側に操作
部47を備えて軸体4に対してランナベース3を上下動
させるもので、この例では、ランナベース3の内ケース
17と軸体4との間に設けられて居り、外ケース16の
前壁18に形成された横長の操作穴48と、内ケース1
7の前壁25に形成されて前が小径で後が大径な段付軸
穴49と、内ケース17の後壁25に形成された軸穴5
0と、内ケース17の上壁27に穿設されて軸体4が上
下動可能に嵌挿される縦穴51と、段付軸穴49の大径
部と軸穴50に嵌合されて内ケース17に対して前後軸
廻りに回転可能で前後動不能に設けられた螺子棒52
と、これの前側に形成されて段付軸穴49の小径部に臨
む操作部(プラス溝)47と、内ケース17の内部に前
後軸廻りに回転不能で前後動可能に設けられて螺子棒5
2に螺合される平面略U型を呈する螺子駒53と、これ
に形成されて前方へ行くに従い下方へ行くべく傾斜(前
傾)された左右の傾斜案内溝54と、軸体4の下部に形
成されて傾斜案内溝54に沿って摺動可能な円柱状の左
右の案内片55と、内ケース17の左右壁26に形成さ
れて案内片55との干渉を避ける凹溝56とから成り、
所謂螺子機構とカム機構を組合わせた構造にしてある。
【0020】左右調整装置6は、吊戸Bの木口側に操作
部57を備えて軸体4に対してランナベース3を左右動
させるもので、この例では、ランナベース3の外ケース
16と内ケース17との間に設けられて居り、外ケース
16の前壁18の下側に形成されて前が小径で後が大径
な段付軸穴58と、外ケース16の後壁18の下側に形
成された軸穴59と、段付軸穴58の大径部と軸穴59
に嵌合されて外ケース16に対して前後軸廻りに回転可
能で前後動不能に設けられた螺子棒60と、これの前側
に形成されて段付軸穴58の小径部に臨む操作部(プラ
ス溝)57と、外ケース16の下方内部に前後軸廻りに
回転不能で前後動可能に設けられて螺子棒60に螺合さ
れる螺子駒61と、内ケース17の下壁27に形成され
て前方へ行くに従い左方へ行くべく傾斜(左傾)された
傾斜案内溝62と、螺子駒61に立設されて傾斜案内溝
62に掛合される案内片63とから成り、所謂螺子機構
とカム機構を組合わせた構造にしてある。
【0021】係留装置11は、吊レールAとランナ本体
2との間に係脱可能に設けられて吊戸Bを締切状態に保
つもので、この例では、吊レールA内の締切側(前側)
に設けられて角柱片とこれの後側に突出された係止片と
を備えた係止体64と、ランナ本体2の車体12の上側
前後に形成されて係止体64の係止片に離脱可能に係止
される係止部65と、係止体64の角柱片に穿設された
取付穴66とから成っている。
【0022】次に、この様な構成に基づいて作用を述解
する。固定体6は、図2に示す如く、予め吊戸Bの堀込
穴Cの下半後部(下半奥部)に位置されて取付穴37に
木ネジ等の取付ねじDが螺入される事に依り吊戸Bに固
定される。係留装置11の係止体64は、吊レールA内
の締切側に位置されて取付穴66に木ネジ等の取付ねじ
Eが螺入される事に依り吊レールAと一緒に鴨居等(図
示せず)に固定される。
【0023】ランナベース3を吊戸Bに装着する際は、
ランナベース3が堀込穴Cの木口側から水平に内部に挿
入される(後動される)。そうすると、摺動着脱装置7
のアリ38とアリ溝39が掛合されると共に、ランナベ
ース3の切欠22と固定体6の直立片36が嵌合され
る。この時、抜止装置8の抜止体41が枠片45に依り
弾性体43に抗して一旦俯伏されると共に、枠体45の
通過後には再び弾性体35に依り仰起されて抜止孔46
に掛合され、固定体6に対してランナベース3が所謂抜
止めされる。そして、ランナベース3の木口側には、着
脱装置32の突起33と窪所34とを嵌合させる事に依
り覆体5が装着される。そうすると、覆体5は、堀込穴
Cの一部に位置され、覆体5の木口側の面と吊戸Bの木
口側の面が面一になると共に、ランナベース3の木口側
に形成された上下調整装置9の操作部47や左右調整装
置10の操作部57や抜止装置8等が隠れて見えなくな
る(図3参照)。
【0024】ランナベース3を吊戸Bから離脱する際
は、覆体5の切欠31にマイナスドライバ等を挿入して
覆体5をランナベース3から取外した後、図2の鎖線で
示す如く、抜止装置8の抜止体41の操作孔44にマイ
ナスドライバ等を挿入して弾性体43に抗して抜止体4
1を俯伏させて抜止孔46から外脱した後、ランナベー
ス3を外側へ引き出す(前動させる)。
【0025】覆体5は、吊戸Bの色に合わせて数種類の
ものが用意される。覆体5は、ランナベース3に比べて
容積が小さいと共に、機能部分がないので、ランナベー
ス3を数種類用意する場合に比べてコストが余り掛から
ない。従って、ランナベース3は、吊戸Bの色に関係な
く、一種類のものに統一する事ができる。
【0026】上下調整をする場合は、覆体5をランナベ
ース3から取外した後、上下調整装置9の操作穴48を
介して操作部47にプラスドライバ等を嵌合させて螺子
棒52を回転させる。そうすると、螺子棒52と螺子駒
53に依る螺子作用に依り螺子駒53が前後動され、傾
斜案内溝54と案内片55に依るカム作用に依り軸体4
に対してランナベース3の内ケース17が上下動される
と共に、外ケース16及び固定体6を介して吊戸Bが上
下動され、吊レールAに対して吊戸Bが上下方向に調整
移動される。この時、操作穴48は、横長に形成してあ
るので、ランナベース3の外ケース16に対して内ケー
ス17が左右方向に移動していても、操作部47にプラ
スドライバ等を支障なく嵌合させる事ができる。従っ
て、吊戸Bの前後に設けられた吊戸車1の高さを適宜調
整する事に依り吊戸Bを前傾又は後傾させて吊戸用枠に
対する戸当たりを調整する事ができる。
【0027】左右調整をする場合は、覆体5をランナベ
ース3から取外した後、左右調整装置10の操作部57
にプラスドライバ等を嵌合させて螺子棒60を回転させ
る。そうすると、螺子棒60と螺子駒61に依る螺子作
用に依り螺子駒61が前後動され、傾斜案内溝62と案
内片63に依るカム作用に依り軸体4及びランナベース
3の内ケース17に対して外ケース16が左右動され、
吊レールAに対して吊戸Bが左右方向に調整移動され
る。従って、他の吊戸や壁等に対する隙間調整を行なう
事ができる。
【0028】ランナベース3は、固定体6と摺動連結装
置7と抜止装置8に依り一方向に移動させるだけで吊戸
Bに抜止固定されるので、例えば実開平4−1981号
や実公平7−12604号等に記載されたものの様に取
付ねじを用いて抜止めする必要がなく、吊戸Bに対して
ワンタッチで装着できる。従って、吊レールAに対する
吊戸Bの装着作業が極めて簡単に行える。
【0029】固定体6は、半柱部35と直立片36と取
付穴37の他に摺動連結装置7のアリ溝39と抜止装置
8の枠片45と抜止46とを含むものにして所謂可動部
分を含まない様にしたので、吊戸Bに取付けたままにし
て置く事ができる。従って、吊戸車1を交換する場合、
前記の様な固定体6を除く(勿論、覆体5と係止体64
も除く)吊戸車1だけを交換すれば良く、固定体6を交
換する必要がないので、交換作業が簡単に行なえる。
【0030】図2に示す如く、吊戸Bを締切状態にした
場合には、係留装置11の係止体64と係止部65とが
掛合されるので、吊戸Bが締切状態に保たれる。係留装
置11の掛合力より大きな力で吊戸Bを開くと、掛合が
解かれて吊戸Bを開く事ができる。
【0031】尚、吊戸車1は、先の例では、上下調整装
置9と左右調整装置10を備えたものであったが、これ
に限らず、これらを割愛したものや一方の装置のみを備
えたものでも良い。ランナベース3と覆体5との間に設
けられる着脱装置32は、先の例では、突起33と窪所
34で構成したが、これに限らず、磁石や面ファスナを
利用したものでも良い。上下調整装置9と左右調整装置
10は、先の例では、螺子機構とカム機構を組合わせた
ものであったが、これに限らず、例えば螺子機構とリン
ク機構を組合わせたものや、螺子機構とピニオン・ラッ
ク機構を組合わせたもの等でも良い。上下調整装置9と
左右調整装置10は、先の例では、上下調整装置9を軸
体4とランナベース3の内ケース17との間に設けると
共に、左右調整装置10をランナベース3の内ケース1
7と外ケース16との間に設けたが、これに限らず、例
えば上下調整装置9をランナベース3の内ケース17と
外ケース16との間に設けると共に、左右調整装置10
を軸体4とランナベース3の内ケース17との間に設け
ても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、既述した如く、本発明に依れば、
次の様な優れた効果を奏する事ができる。 (1) ランナ本体、ランナベース、軸体、覆体とで構
成し、とりわけランナベースの木口側を覆う覆体をラン
ナベースに着脱可能に設けたので、吊戸の色が数種類あ
ってもランナベースの色を一種類にできると共に、ラン
ナベースの木口側の見栄えを向上させる事ができる。 (2) ランナベースの木口側を覆う覆体をランナベー
スに着脱可能に設けるだけであるので、コストが余り掛
からず、直ちに実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吊戸車を示す斜視図。
【図2】取付状態を示す縦断側面図。
【図3】図2の正面図。
【図4】図1の分解斜視図。
【符号の説明】
1…吊戸車、2…ランナ本体、3…ランナベース、4…
軸体、5…覆体、6…固定体、7…摺動連結装置、8…
抜止装置、9…上下調整装置、10…左右調整装置、1
1…係留装置、12…車体、13…車軸、14…車輪、
15…段付縦穴、16…外ケース、17…内ケース、1
8,25…前後壁、19,26…左右壁、20…下壁、
21,39…アリ溝、22,31…切欠、23,29,
33…突起、24,30,34…窪所、27…上下壁、
28,38…アリ、32…着脱装置、35…半柱部、3
6…直立片、37,66…取付穴、40…脚片、41…
抜止体、42…ピン、43…弾性体、44…枠片、45
…抜止孔、46…抜止孔、47,57…操作部、48…
操作穴、49,58…段付軸穴、50,59…軸穴、5
1…縦穴、52,60…螺子棒、53,61…螺子駒、
54,62…傾斜案内溝、55,63…案内片、56…
凹溝、64…係止体、65…係止部、A…吊レール、B
…吊戸、C…堀込穴、D,E…取付ねじ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吊レールに対して走行可能に設けられた
    ランナ本体と、吊戸の上方角部に形成された掘込穴に設
    けられるランナベースと、ランナ本体とランナベースを
    連結する軸体と、ランナベースに着脱可能に設けられて
    ランナベースの木口側を覆う覆体と、から構成した事を
    特徴とする吊戸車。
  2. 【請求項2】 掘込穴に位置されて吊戸に固定される固
    定体と、ランナベースと固定体との間に設けられて固定
    体に対してランナベースを水平方向に摺動可能に連結す
    る摺動連結装置と、ランナベースと固定体との間に設け
    られてランナベースの掘込穴への挿入のみに依り固定体
    に対してランナベースを抜止する抜止装置とを具有して
    いる請求項1に記載の吊戸車。
JP6241698A 1998-03-13 1998-03-13 吊戸車 Pending JPH11256910A (ja)

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