JPH11256735A - ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法 - Google Patents

ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法

Info

Publication number
JPH11256735A
JPH11256735A JP5705298A JP5705298A JPH11256735A JP H11256735 A JPH11256735 A JP H11256735A JP 5705298 A JP5705298 A JP 5705298A JP 5705298 A JP5705298 A JP 5705298A JP H11256735 A JPH11256735 A JP H11256735A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint
glass
gasket
glass wall
joints
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP5705298A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3922323B2 (ja
Inventor
Fumitaka Nakazawa
文隆 中澤
Kazumi Nakajima
一三 中島
Osamu Noguchi
修 野口
Koichi Uchiki
弘一 内木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MASARU CORP
UCHIKI GLASS SHOKAI KK
Original Assignee
MASARU CORP
UCHIKI GLASS SHOKAI KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MASARU CORP, UCHIKI GLASS SHOKAI KK filed Critical MASARU CORP
Priority to JP5705298A priority Critical patent/JP3922323B2/ja
Publication of JPH11256735A publication Critical patent/JPH11256735A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3922323B2 publication Critical patent/JP3922323B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Building Environments (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】本発明の課題は、厚い大型透明ガラスウォ−ル
の目地にシリコ−ンシ−リング材を作業者が一人でシ−
ル仕上げすることができ、見映えのよい目地を安定して
形成させることができる工業的に望ましいシ−リング方
法を提供することにある。また、そのようなシ−リング
材の充てん作業に有用な長尺のシリコ−ンゴムガスケッ
トを提供することにある。 【解決手段】断面H型の長尺のシリコ−ンゴムガスケッ
ト1を大型建築物のガラスウォ−ル2,3の目地4の表
側又は裏側から押し込んで手前側の表面5をガラスウォ
−ル2,3の手前側表面2’,3’と合わせたのち、反
対側からその目地4の空隙に室温硬化性シリコ−ンシ−
リング材を充てんして表面仕上げするガラスウォ−ル付
合せ目地のシ−リング工法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラスウォ−ルの
付合せ目地をシ−ルする改善されたシ−リング工法に関
し、特に、大型建造物における透明ガラスウォ−ルの目
地を短時間に且つ見映えよくシ−ルする新規シ−リング
工法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、大型建造物における厚手の透明な
ガラスの構造壁、すなわちガラスウォ−ルの目地をシ−
リング材でシ−ルする方法として、施工作業者二名によ
る同時充てん仕上げ工法及び二段階施工方法が代表的に
知られている。第一の同時充てん仕上げ工法は、ガラス
の目地を溶剤等で清掃し、マスキングテ−プを張り、次
いで、プライマ−を塗布する予備処理を行ったのち、二
人の作業者が、ガラスウォ−ルの両面側からシリコ−ン
シ−リング材の充てんと表面仕上げとを同時に協同して
行うシ−リング工法であって、一方の側の作業者がシリ
コ−ンシ−リング材をガラスウォ−ル目地に充てんする
と共に、その充てんに合わせて反対側の作業者がその充
てんシ−リング材をへら等で受け止め、充てんされたシ
−リング材を二人が両側から同時に最終表面仕上げを行
ったのち、マスキングテ−プを除去するシ−ル方法であ
る。しかし、この方法は、高度の職人的技術が要求され
るばかりでなく、高い技術力をもつ二人が協同して行わ
ねばならず、また、作業能率が悪いという欠点があり、
特に、最近では、そのような作業のできる職人が少なく
なっているので、ガラス目地のシ−リング方法として採
用し難い。
【0003】第二の二段階施工方法は、上記第一の方法
と同様にガラス目地部を予備処理したのち、第1段階と
して、まず、ガラスウォ−ルの目地に、通常知られたバ
ックアップ材、例えば、ポリエチレンスポンジの長尺体
を一方の側から充分奥まで押し込み、手前側の目地空隙
部にシ−リング材を充てんして表面仕上げをし、第2段
階として、充てんしたシ−リング材が硬化したのち、ガ
ラスの反対の面側から押し込まれたバックアップ材を取
り除き、次いで、その目地の空隙に同じシ−リング材を
充てんして表面仕上げをする二段階充てん工法である。
この方法は、一人で作業をすることができるが、シ−リ
ング材の第1段階の充てん仕上げの硬化をまって第2段
階の充てんを行わねばならないため長い作業時間を要
し、費用も高くなるので工業的に不利である。更に、第
1段階と第2段階で充てんしたシ−リング材の複雑な境
界面が目立つ場合があるので好ましくない。
【0004】本発明者らは、大型建造物のガラスカ−テ
ンウォ−ルの目地を充てん仕上げする従来工法における
上記のような実情に鑑み、高度の職人的熟練を必要とす
ることなく、しかも、一人で作業をすることができると
共に、厄介なシ−リング材の充てんを一工程で行うこと
ができる見映えのよい目地を効率的に提供することがで
きる実用的シ−リング方法を開発すべく各種の研究を重
ねた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、特に、建造物に取付けられた厚手の大型透明ガラス
ウォ−ルの目地にシリコ−ンシ−リング材を一人で充て
んシ−ルし表面仕上げをすることができる作業性の優れ
たガラス目地充てん工法を提供することにある。また、
本発明の他の課題は、特に見映えのよい目地シ−ルを短
時間に、安定且つ容易に形成させることができる工業的
に望ましい目地シ−リング方法を提供することにある。
本発明の更に他の課題は、上記のようなシリコ−ンシ−
リング材の目地への充てん工法に極めて有用な長尺のシ
リコ−ンゴムガスケットを提供することにある。本発明
のその他の課題ないし技術的特徴は、以下の記載から一
層明らかになるであろう。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記特許請求
の範囲の請求項1に記載の要件から成る実用的に優れた
ガラスウォ−ル付合せ目地のシリコ−ンゴムによるシ−
リング工法を提案するものである。しかして、その特徴
的構成は、第一段階として、予め形成された断面がH型
の特異断面形状を有する長尺のシリコ−ンゴムガスケッ
トをガラスウォ−ル目地に指で押し込んで、手前側のガ
スケット表面をガラス表面と実質的に一致させたのち、
第二段階として、ガラスの反対側から目地空隙部に室温
硬化性のシリコ−ンシ−リング材を注入充てんして、そ
の表面をレベリング仕上げする施工法にある。本発明の
方法によれば、透明で表面がフラットなシリコ−ンゴム
ガスケットと硬化した透明なシリコ−ンシ−リング材と
が接合して、実質的に境目のない透明体を形成する。ま
た、シ−リング材は、個々のシリコ−ンゴムガスケット
の接続部分に浸入して目地内に緻密に充てんされ、硬化
により個々のガスケットが一体化された網状の交差弾性
目地シ−ルが形成される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の工法の対象となる目地を
形成するガラスウォ−ルは、一般に、不燃大型建造物の
ガラスウォ−ル、例えば、厚さが12〜25mm程度の構
造壁材として組み込まれるカ−テンウォ−ルガラス板部
材であって、縦と横が、例えば、1〜3m×1〜3m程
度の大きさで提供される、通常、透明な強化ガラスウォ
−ル建材である。かかる大きさのガラスウォ−ルは大き
な重量を有するから、通常、ストラクチャル・シ−リン
グ・グレイジング(SSG)工法やドットポイントガラ
ス(DPG)工法等により、建造時に配置され取付けら
れて強固に固定される。この方法では、個々のガラスに
は、四角形のガラス板の各コ−ナ−に小孔が形成され、
この小孔を利用して、皿ボルトで支持部材に直接取付け
るプレ−ナ−・フィッティング・システム(PFS)や
クワトロポイントシステム(QPS)等の取付け手段に
より個々のガラスは固定され、通常、15〜25mm程度
の間隔の目地が形成される。
【0008】本発明の工法においては、先ず、上記のよ
うに取付け固定されたガラスウォ−ルの目地に、所定の
長さに切断された長尺のシリコ−ンゴムガスケットが、
順次連接状に嵌め込まれる。本発明の方法に用いられる
ガスケットは、断面がH型の弾性体であって、そのH型
は、四角形の一対向辺部が台形ないしU字形にそれぞれ
対称に切り欠かれ、他の対向辺は平行に保持された形状
を有する断面がH字状のシリコ−ンゴム長尺体である。
その平行に保持されたフラットな面のそれぞれの両端部
に形成されているフラップの辺縁の間隔は、いずれも適
用しようとするガラスウォ−ルの目地の間隔より僅かに
大きく形成され、それぞれのフラップの辺縁部によって
各ガラスウォ−ルの稜線部はカバ−される。
【0009】また、シリコ−ンゴムガスケットは、その
断面の台形ないしU字形にそれぞれ対称に切り欠かれた
残留部の最も接近する部分、すなわち、残留中実部の最
小厚さをガラスウォ−ル目地の間隔より僅かに小さくす
ることが重要であって、ガスケットを目地に押し込むの
に好適な残留部が形成されるように切欠の深さや形状が
選択される。その中実部は、ガスケットの目地をシ−ル
する主要部として機能するものである。このような断面
形状を有するシリコ−ンゴムガスケットは、ガラスウォ
−ルの縦と横の長さに応じて、取扱性,作業性等を考慮
して適切な長さに切り揃えられ、例えば、1.5 〜3mの
長さ、通常、2m程度の長さに切断されて使用に供され
る。
【0010】ガスケットのガラス目地への適用は、ガス
ケットの対向するフラットな面に指を当てがって、その
フラットな押圧表面を目地形成ガラス表面と実質的に一
致させるまでガラスウォ−ルの目地に押し込み、その指
を滑らせ移動させて長尺のガスケットを全長にわたって
目地内に嵌め込むことにより容易に達成される。この嵌
め込み操作で、ガスケットの手前側のフラットな面の両
側のフラップの辺縁部は、ガラスの対向する目地形成稜
線部(通常、小さなア−ルが付けられる。)を接触状に
カバ−して、見映えのよいガラスウォ−ル連接状表面を
形成する。このように取付けられたガスケットの表面
は、ガラス表面より僅かに手前側に浮いた状態に形成さ
れ、例えば、ガラス表面より 0.5〜1mm程度浮出た状態
に固定されるが、本発明においてガラス表面と実質的に
一致するとは、そのような僅かに高められた表面状態を
包含する。
【0011】このように、シリコ−ンゴムガスケットを
その弾性を利用してガラス目地内へ押圧し、フラットな
押圧平面をガラス面に実質的に一致させるとき、ガスケ
ットの奥側の他のフラットな平面部の両端縁のフラップ
部分は、弾性によって目地を形成するガラスの対向面に
より両辺縁部が手前に押し曲げられ、その弾性係着力に
よりガスケットは目地部に安定に保持,固定される。こ
のようなガスケットの目地内への適切な固定は、充てん
されるパテ状のシリコ−ンシ−リング材の充てんに不都
合がなければよいから、それほど大きな係着力を必要と
しない。かかる実情及びシリコ−ンゴムガスケットの素
材の弾性等を考慮して、適度の係着が得られるように、
目地内で押し曲げられるフラップの張出し長さや厚さを
含む断面形状が、適宜選択され形成される。
【0012】目地には、前述のように、適切な長さに切
断された長尺のシリコ−ンガスケットが、連接状に目地
全体に嵌め込まれるが、そのガスケットの目地への適用
は、通常、操作有利性を考慮して、先ず横目地全体に嵌
め込まれたのち縦目地に適用される。しかし、縦目地を
先してもよく、それらの適用順序に制約はない。先に適
用される目地には、各ガスケットは、目地の交差部に無
関係に個々が連接状に嵌め込まれるが、あとに適用され
るガスケットは、先に適用されたガスケットによって目
地交差部で遮断される。従って、あとで嵌め込まれるガ
スケット同士はすべて非連接状であり、それらのガスケ
ットの両端縁は、先に目地内に嵌め込まれたガスケット
の側面に接触状に取付けられる。
【0013】本発明方法においては、ガラスの目地に一
方の側からシリコ−ンガスケットを的確に取付けたの
ち、ガラスの反対側から、その目地の後側空隙部に室温
硬化性シリコ−ンシ−リング材が注入充てんされ、表面
仕上げされる。このシリコ−ンシ−リング材の目地空隙
部への充てんにおいては、前記したように、該シ−リン
グ材は、そのパテ状の柔軟塑性によって各ガスケットの
接合部に侵入して、各ガスケット間を密に接合し、硬化
によって横目地ガスケット同士及び縦目地ガスケットと
横目地ガスケットとが一体に結合される。目地内には、
完全に一体化されたシリコ−ンゴムの目地シ−ルが形成
され、硬化したシリコ−ンシ−リング材とシリコ−ンゴ
ムガスケットとの接合面は、完全に一体化される。
【0014】本発明の方法に上記のように用いられるシ
リコ−ンゴムガスケットは、オルガノポリシロキサン類
を含有するシリコ−ンゴムコンパウンドを、所望のH型
の空孔を有する押出金型から連続的に押出して硬化させ
た長尺体を硬化させて得られた弾性シリコ−ンゴムであ
って、それらのゴム素材として、通常知られた各種のシ
リコ−ンゴム類が包含される。また、シリコ−ンゴムガ
スケット素材に関連して、目地に充てん適用されるシリ
コ−ンシ−リング材は、各種の室温硬化性オルガノポリ
シロキサンが包含される。シリコ−ン系の各種のゴムと
シリコ−ンシ−リング材は、分子構造が多少異なってい
ても極めて均一に接合一体化するので、それらを自由に
組合せて本発明のシ−リング工法に適用することができ
る。
【0015】本発明の工法は、透明なガラスウォ−ルの
目地に適用する場合には、通常、透明なシリコ−ンゴム
ガスケットとシ−リング材が好ましく使用されるが、シ
−リング材が硬化して形成された透明なシ−ルは、実質
的に境目の目立たない一見同質のシ−ルが得られる。ま
た、透明あるいは不透明のガラスウォ−ルにかかわら
ず、半透明ないし不透明な目地シ−ルを形成させてもよ
く、色やその色調を選択して、あるいは表面に適切な飾
り模様やストライプを形成させてガラスウォ−ルの意匠
性を高めることができる。本発明のシ−リング工法によ
って形成された目地シ−ルは、耐候性の優れたシリコ−
ンゴムであるから、実質的に半永久性のものであり、長
期わたって安定であるが、その弾性を利用して容易に取
外すことができ、容易に新たなシ−ルに取替えることが
できる。
【0016】次に、添付図面により、本発明のガラスウ
ォ−ル付合せ目地のシ−リング工法を更に具体的に説明
する。図1は、ガスケットを表側からガラス目地に押し
込んで取付けた適用状態の一例を示すガスケットの模式
的輪切り断面図である。
【0017】図1において、断面H型の長尺のシリコ−
ンゴムガスケット1が大型建造物のガラスウォ−ル2,
3の目地4に表側から矢印で示した方向に押し込まれ、
ガスケットの押し込み側のフラットな表面5が、ガラス
ウォ−ル2,3の手前側の押し込み側表面2’及び3’
と実質的同一面となるまで押し込まれる。シリコ−ンゴ
ムガスケット1の手前側の押し込み側表面5の両端に張
出したフラップ6,7は、ガラスウォ−ル2,3の対向
する押し込み側の稜線部を僅かに覆い、また、目地内に
押し込まれた奥側のフラット面の両側に張出したフラッ
プ8,9は、ガラスウォ−ル2,3の対向する目地形成
面10,11によって押込み方向と逆の手前方向に押し
曲げられ、ガスケットは、その弾性によって両ガラスウ
ォ−ル目地形成面10,11に強く係着し、目地内に安
定に保持される。シリコ−ンゴムガスケットが取付けら
れたガラスウォ−ルの目地4の奥側の空隙には、図示さ
れていないが、室温硬化性シリコ−ンシ−リング材が充
てんされ、表面仕上げされて見映えのよい目地シ−ルに
形成される。
【0018】
【実施例】N市民文化会館ホ−ルの建設において、長さ
180m,高さ16.5mにガラスウォ−ルが構築された。ガ
ラスウォ−ルが形成される全面積2970m2 に、縦,横及
び厚さが、それぞれ2000mm×1920mm×19mmのガラス1278
枚(外側の透明合わせガラス板が 678枚及び内側の飛散
防止フィルムを貼着した透明ガラス単板が 600枚)がド
ットポイントガラス(DPG)工法によって、目地間隔
を15mmに統一して取付け固定された。このように固定さ
れた外側のガラスの横目地の総延べ長さは約1620m、縦
目地の総延べ長さは約1419m、従って、外側のガラスの
目地の合計長さは約3039mであり、また、内側のガラス
単板の目地の合計長さは約3000mであった。これらの全
目地を本発明の工法によりシ−ルした。
【0019】これらの目地に適用する断面H型の長尺の
シリコ−ンゴムガスケットとして、断面四角形の対向す
る平行な両フラット面が、表側表面の面幅は22mmに、目
地内に押し込まれる裏側の表面面幅は20mmであって、そ
の両フラット面の間隔(すなわち、ガスケットの厚さ)
は8mm、また他の対向辺部は、ガスケットの長さ全体に
わたって断面がU字状に対称に切り欠かれて、その切り
欠かれた残留中実部の最小厚さ9mmを有するものを用い
た。かかる断面形状に押出し形成されたシリコ−ンゴム
ガスケット長尺体を、横目地用として2015mmの長さに切
り揃え、また、縦目地用として1920mmに切り揃えた。横
目地への嵌め込みには、それぞれのガスケットの接続継
目が、ガラスの横幅のほゞ中央部に来るようにし、全横
目地にガスケットを嵌め込んだのち、全縦目地にガスケ
ットを適用した。
【0020】横目地には、9段の各目地に90本のガスケ
ットが適用され、縦目地には、格段毎に91本のガスケッ
トが嵌め込まれた。すべての目地にガスケットを取付け
たのち、その裏側の目地空隙部にシリコ−ンシ−リング
剤充てんし表面仕上げを行った。施工作業は複数人で行
ったが、一人が一日に充てん仕上げした平均目地シ−リ
ング長さは、約70mであった。これを一人で行った延べ
日数に換算すると、全ガラス目地へのシ−リング作業
は、約86日に相当する。
【0021】これに対し、施工者二人による同時充てん
仕上げする従来工法では、熟練者2名が力を合わせての
施工が1日にせいぜい30mであった。また、二段階施工
方法では、第1回及び第2回のそれぞれの充てん仕上げ
が、本発明の充てん作業と実質的に同じ時間を要し、従
って、本発明に比べて約2倍の作業労働と時間を必要と
するものであり、更に、バッカ−としてポリエチレンス
ポンジの長尺体を使用している関係上、第1回と第2回
に充てんされた各シ−リング剤の境界面が観察される不
利が避けられなかった。
【0022】
【発明の効果】本発明のガラスウォ−ルが付合わされた
目地のシ−リング工法は、断面H型の長尺のシリコ−ン
ゴムガスケットを使用することにより、熟練を要せず、
またペアを組むことなく一人で迅速且つ効率的に目地を
シ−リングすることができ、ガスケットとシリコ−ンシ
−リング材とが一体化して透明な目地材として見映えの
優れたシ−リングが形成されるので、工業的にも実用的
にも極めて望ましい。
【図面の簡単な説明】 図1は、シリコ−ンゴムガスケットをガラス目地に押し
込んだ状態を示す輪切り断面図である。 図中の符号: 1…シリコ−ンゴムガスケット 2,3…ガラスウォ−ル 2’,3’…ガラスウォ−ル2,3の手前側表面 4…ガラスウォ−ル目地 5…ガスケット1の手前側の表面 6,7…ガスケット1の手前側の表面5の両端に張出し
たフラップ 8,9…ガスケット1の奥側の表面の両端に張出したフ
ラップ 10,11…ガラスウォ−ルの目地形成対向面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野口 修 東京都江東区佐賀1丁目9番14号 株式会 社マサル内 (72)発明者 内木 弘一 東京都板橋区板橋2丁目46番8号 株式会 社内木ガラス商会内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面H型の長尺のシリコ−ンゴムガスケ
    ットを建造物のガラスウォ−ルの目地に押し込み嵌め込
    んで、該ガスケットのフラットな表面をガラスウォ−ル
    表面と実質的に一致させたのち、そのガラスの反対側か
    ら、ガスケットの奥側の目地空隙部に室温硬化性シリコ
    −ンシ−リング材を充てんして表面仕上げをすることを
    特徴とするガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工
    法。
  2. 【請求項2】 前記シリコ−ンゴムガスケットが、適用
    するガラスウォ−ル目地の間隔より僅かに大きい対向す
    る二辺を含む四角形の他の対向する二辺が台形ないしU
    字状に対称に切り欠かれたH字状の断面を有するシリコ
    −ンゴム製長尺体であって、その切り欠かれた残留中実
    部の最小厚さが、ガラスウォ−ル目地の間隔より僅かに
    小さく形成されて成る請求項1に記載のシ−リング工
    法。
JP5705298A 1998-03-09 1998-03-09 ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法 Expired - Lifetime JP3922323B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5705298A JP3922323B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5705298A JP3922323B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11256735A true JPH11256735A (ja) 1999-09-21
JP3922323B2 JP3922323B2 (ja) 2007-05-30

Family

ID=13044685

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5705298A Expired - Lifetime JP3922323B2 (ja) 1998-03-09 1998-03-09 ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3922323B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046051A (ja) * 2004-06-29 2006-02-16 Taisei Corp 制振壁及びこれを備えた架構の補強構造
CN114908887A (zh) * 2021-02-06 2022-08-16 天蓬智慧建造(广东)科技有限公司 一种防渗水的墙体底部密封装置及其使用方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006046051A (ja) * 2004-06-29 2006-02-16 Taisei Corp 制振壁及びこれを備えた架構の補強構造
CN114908887A (zh) * 2021-02-06 2022-08-16 天蓬智慧建造(广东)科技有限公司 一种防渗水的墙体底部密封装置及其使用方法
CN114908887B (zh) * 2021-02-06 2024-03-22 天蓬智慧建造(广东)科技有限公司 一种防渗水的墙体底部密封装置及其使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3922323B2 (ja) 2007-05-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4932183A (en) Bellows splice sleeve
JP2005510382A (ja) 接着縁型建築パネルと製造方法
US5558827A (en) Decorative window having simulated came structure
US10954713B2 (en) Structural bonding composite
US8713878B2 (en) Sealant joint backer support
JPH11256735A (ja) ガラスウォ−ル付合せ目地のシ−リング工法
US5287667A (en) Water proof tile for tub and tile corners
GB2267529A (en) Doors
JPH0642083A (ja) 面材枠組構造とその枠組方法
EP1002179B1 (en) Gasket for cladding system
JPH094077A (ja) 外壁材の目地処理方法
US20100154349A1 (en) Method for Production of a Wall of Gypsum Panels
JPH0790946A (ja) コンクリートパネルのシーリング用材及びシーリング工法
JP3876800B2 (ja) 止水用シーリング工法
JPS6127542B2 (ja)
JPS59173454A (ja) 壁仕上げ構造
JPH1144039A (ja) 建築用パネル及び建築用パネルの製造方法
JP2002054244A (ja) 目地構造および目地施工方法
JPH0754414A (ja) 目地シーリング用バックアップ材
JPH0526187Y2 (ja)
US20050023771A1 (en) Trim for sealing joints against water penetration
JPH0668182B2 (ja) 建築用外装材の接合工法
JP2859685B2 (ja) パネルの開口部枠施工方法
JPH11343718A (ja) 大壁目地構造
JPH0362860B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050216

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110302

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130302

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140302

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term