JPH1125552A - ライブラリ装置 - Google Patents

ライブラリ装置

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JPH1125552A
JPH1125552A JP9181558A JP18155897A JPH1125552A JP H1125552 A JPH1125552 A JP H1125552A JP 9181558 A JP9181558 A JP 9181558A JP 18155897 A JP18155897 A JP 18155897A JP H1125552 A JPH1125552 A JP H1125552A
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JP
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unit
accessor
data
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mpu
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Withdrawn
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JP9181558A
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English (en)
Inventor
健一 ▲吉▼田
Kenichi Yoshida
Katsumi Inasawa
克美 稲沢
Hiroaki Saijo
弘昭 西條
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Priority to US09/000,744 priority patent/US5886853A/en
Publication of JPH1125552A publication Critical patent/JPH1125552A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B15/00Driving, starting or stopping record carriers of filamentary or web form; Driving both such record carriers and heads; Guiding such record carriers or containers therefor; Control thereof; Control of operating function
    • G11B15/675Guiding containers, e.g. loading, ejecting cassettes
    • G11B15/68Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements
    • G11B15/682Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks
    • G11B15/6835Automatic cassette changing arrangements; automatic tape changing arrangements with fixed magazines having fixed cassette storage cells, e.g. in racks the cassettes being transferred to a fixed recorder or player using a moving carriage

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  • Automatic Tape Cassette Changers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】従来に比し短時間且つ容易に設置することがで
きるライブラリ装置を提供すること。 【解決手段】第2制御装置6bのMPU21は、メモリ
22の装置構成データ作成プログラムを実行することに
よって、第2アクセッサAR及びバーコードリーダ12
0の動作を制御して各ユニットに取付けられたバーコー
ドラベルBから各ユニットの構成データを取得する。こ
れによって、ドラムユニット2a〜2hの配置位置,ド
ラムユニット2a〜2hが収容可能な磁気テープカート
リッジCの数等のデータ入力を自動的に行うことが可能
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、大量の記録媒体を
収容し、ホストコンピュータからの命令に応じて各記録
媒体の記録/再生を行うライブラリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の情報処理の発展とともに、記録可
能データ量の大容量化,データの記録/再生の省力化,
及びデータの記録/再生の自動化に対する要求がある。
これらの要求に応える一つの装置として、記録媒体を大
量に収容するとともに各記録媒体の記録/再生を行うラ
イブラリ装置のニーズが増大し、その装置構成も大規模
なものになりつつある。
【0003】ライブラリ装置は、大略以下のように構成
されている。即ち、一本の走行路(レール)の両側に沿っ
て複数のボックス型のユニットが連結されている。走行
路には、記録媒体たる磁気テープを搬送する搬送装置
(アクセッサ)が設置されている。複数のユニットは、磁
気テープを収容するユニット(収容ユニット),磁気テー
プの記録/再生装置が格納されたユニット(記録/再生
ユニット),アクセッサの制御装置が格納されたユニッ
ト(制御ユニット)からなる。そして、制御装置は、ライ
ブラリ装置に対して各種の命令を送出するホストコンピ
ュータに接続されている。
【0004】収容ユニットの走行路に向いた面には、複
数のセルからなるロッカ(収納棚)が形成されており、各
セルには磁気テープが収容される。また、記録/再生ユ
ニットの走行路に向いた面にはスロットが形成されてお
り、スロットに磁気テープが挿入されると、磁気テープ
が記録/再生装置内に装填され、この磁気テープに対し
てデータの記録又は再生が行われる。アクセッサは、制
御装置にて生成される駆動命令に従って、収容ユニット
の適宜のセルから磁気テープを取り出して他のセルや記
録/再生ユニットまで搬送する動作,或いは、記録又は
再生が終了した磁気テープを再び適宜のセルまで搬送す
る動作,等を行う。
【0005】このようなライブラリ装置がホストコンピ
ュータからの命令に従って適正に運転されるには、制御
装置からの適正な駆動命令に従ってアクセッサが各ユニ
ット間において磁気テープを搬送する必要がある。この
ためには、アクセッサの制御装置が、ユニットの総数,
各ユニットの種類,各ユニットの配置位置,各収容ユニ
ットが備えるセル数,及び各セルの位置等のデータを保
有し、これらのデータに基づく駆動命令が制御装置によ
って生成されなければならない。
【0006】ところが、ライブラリ装置は、ライブラリ
装置が用いられるコンピュータシステムの規模に応じた
数の収容ユニットや記録/再生ユニットを適宜連結する
ことによって、その記録媒体使用量(収容量),記録/再
生処理能力を任意に設定可能となっている。このため、
ライブラリ装置の定型的なユニット構成はない。従っ
て、定型的なユニット構成に従ったユニットの総数,各
ユニットの種類,各ユニットの配置位置,各収容ユニッ
トが備えるセル数,及び各セルの位置等のデータを予め
制御装置に保有させ、これらのデータに基づいて制御装
置がアクセッサの駆動命令を生成するといった手法を採
ることができない。
【0007】上記した理由から、従来では、ライブラリ
装置の設置に当たり、各ユニットを連結して走行路の両
側に配置した後、ライブラリ装置の管理者によって、例
えば以下の作業が行われていた。即ち、管理者は、ユニ
ットの総数,各ユニットの種類,各ユニットの配置位
置,各収容ユニットが備えるセル数,各セルの位置等の
データを、ライブラリ装置のマニュアル(仕様書)を参照
してオペレーションパネルと呼ばれる携帯用のデータ記
憶装置に入力する。続いて、管理者が、各収容ユニット
或いは各記録/再生ユニットを目視することによって、
オペレーションパネルに入力したデータが正しいか否か
を確認する。そして、管理者が、オペレーションパネル
に記録された各データをアクセッサの制御装置が備える
不揮発性メモリに格納する。このような作業の後、アク
セッサの制御装置が不揮発性メモリに格納されたデータ
を用いてアクセッサの動作を制御することによって、ラ
イブラリ装置が運転されていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た管理者による作業は、著しく面倒で且つ時間のかかる
作業であり、さらに、完全な正確さを要求するのは著し
く困難な作業であった。一方、オペレーションパネルに
記録されるデータの入力ミスは、そのままライブラリ装
置の性能及び安全性に影響を及ぼすものであった。この
ため、短時間で正確なデータ入力を行うことはほとんど
不可能であった。従って、ライブラリ装置の設置には、
ある程度の時間を要してしまう問題があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みなされたものであ
り、従来に比し短時間且つ容易に設置することができる
ライブラリ装置を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するために以下の構成を採用する。すなわち、請
求項1の発明は、ライブラリ装置であって、記録媒体の
搬送装置が走行する一つの走行路と、前記走行路の少な
くとも片側に配置され複数の記録媒体を収容する収容ユ
ニットと、前記収容ユニットの前記搬送装置と対向する
面に設けられ前記収容ユニットの構成データを保有する
データ保有手段と、前記データ保有手段に保有されたデ
ータを読み取るために前記搬送装置に設けられた読取手
段と、前記搬送装置及び前記読取手段の動作を制御して
前記データ保有手段から収容ユニットの構成データを取
得する制御手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、制御手段が搬送
装置及び読取手段の動作を制御してデータ保有手段から
収容ユニットの構成データを取得する。これによって、
従来人手によって行っていた収容ユニットの構成データ
入力を自動的に行うことが可能となる。
【0012】ここに、収容ユニットの構成データは、収
容ユニット内に収容可能な記録媒体数を示すデータであ
っても良く(請求項3)、収容ユニットが複数の記録媒体
を格納するロッカを収容している場合には、収容ユニッ
トに収容されるロッカの種類であっても良い(請求項
2)。また、データ保有手段に保有されるデータは、収
容ユニットの構成データそのものであっても良く、収容
ユニットの構成データを示すコードであっても良い。
【0013】また、データ保有手段には、例えば、バー
コードラベルが挙げられる。また、読取手段には、例え
ば、バーコードリーダが挙げられる。なお、本発明の構
成要素として例示されるバーコードラベルは、元来、磁
気テープカートリッジに貼付されているバーコードの読
取エラーが発生した場合におけるバーコードリーダの動
作確認用として、従来からライブラリ装置に備えられて
いるものである。本発明では、このバーコードラベルを
ライブラリ装置の構成の認識用にも利用するために、バ
ーコードラベルに各種の情報を含ませることとしたもの
である。
【0014】また、制御手段は、例えば、前記保有手段
と前記読取手段とが対向するように前記搬送装置を動作
させるとともに、前記読取手段を前記保有手段に対して
進出させてこの保有手段から前記収容ユニットの構成デ
ータを読みとらせるように構成するのが好ましい。
【0015】また、本発明によるライブラリ装置は、前
記走行路の少なくとも片側に配置され複数の記録媒体の
それぞれに対してデータの記録/再生を行う記録/再生
装置を収容する記録/再生ユニットと、記録/再生ユニ
ットの搬送装置に対向する面に設けられ記録/再生ユニ
ットの構成データを保有する第2データ保有手段とをさ
らに備え、制御手段が、データ保有手段及び第2データ
保有手段から各ユニットの構成データを取得し、取得し
た各ユニットの構成データに基づいてライブラリ装置全
体の構成データである装置構成データを作成し、作成し
た装置構成データに従って搬送装置を動作させるように
構成しても良い。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて本発明の実施
の形態を説明する。 〈ライブラリ装置の機械構成〉最初に、本実施形態によ
るライブラリ装置100の機械構成を説明する。図1
は、本実施形態によるライブラリ装置100の外観構成
を示す斜視図であり、図2は、図1に示したライブラリ
装置100の一部を透視して示す斜視図である。図1に
おいて、ライブラリ装置100は、連結された複数のボ
ックス型のユニットから構成されている。
【0017】具体的には、ライブラリ装置100は、同
一直線上に並べて連結された通路ユニット1a〜1f
と、通路ユニット1a〜1fの端部にそれぞれ連結され
たガレージユニットL1,R1と、通路ユニット1a〜
1fの一方の側縁(図1の手前側の側縁)にそれぞれ連結
されたドラムユニット2a〜2d及び記録/再生ユニッ
ト3a,3bと、通路ユニット1a〜1fの他方の側縁
(図1の奥側の側縁)にそれぞれ連結されたドラムユニッ
ト2e〜2h及び記録/再生ユニット3c,3dと、ガ
レージユニットR1,及びドラムユニット2hに連結さ
れた制御ユニット4とからなる。そして、制御ユニット
4には、通信回線を介してホストコンピュータHが接続
されている。
【0018】図2において、通路ユニット1a〜1fの
それぞれは、底板と天板とを除いて内部が中空となって
いる。これによって、各通路ユニット1a〜1fを連通
する一つの内部空間が形成されている。この内部空間
は、磁気テープ(記録媒体に相当)の搬送装置たる二つの
第1アクセッサAL及び第2アクセッサARの通路1を
形成する。
【0019】ガレージユニットL1は、通路ユニット1
aに連結されており、第1アクセッサALの収容庫とし
て機能する。また、ガレージユニットR1は、通路ユニ
ット1fに連結されており、第2アクセッサARの収容
庫として機能する。各ガレージユニットL1,R1は、
それぞれ内部が中空となっており、これらの各内部空間
は、通路1をなす通路ユニット1a〜1fの内部空間に
連通している。
【0020】ドラムユニット2a〜2h(収容ユニット
に相当)のそれぞれは、多数の磁気テープを収容する。
図3は、各ドラムユニット2a〜2hの内部構成例を示
す概略図である。但し、本実施形態における各ドラムユ
ニット2a〜2hのそれぞれは、同一の構成を有してい
る。このため、例としてドラムユニット2eについて説
明する。
【0021】図3において、ドラムユニット2eは、略
7角柱状のドラム8が収容されている。ドラム8は、そ
の中心軸を鉛直方向に向けて配置され、この中心軸を回
転軸として回転可能となっている。ドラム8の各側面に
は、複数行複数列に配列されたセル9からなるロッカ1
0が形成されている。各セル9には、磁気テープを収容
したカートリッジCがそれぞれ格納されている。ドラム
8は、何れかのロッカ10の正面を通路ユニット1aに
向けた状態で回転停止し、そのロッカ10の正面を通路
1を形成する内部空間に露出させる。この通路ユニット
1aに向かい合うロッカ10は、ドラム8の回転によっ
て適宜変更される。
【0022】図2に示すように、各記録/再生ユニット
3a〜3dは、磁気テープの記録/再生装置11をそれ
ぞれ収容する。各記録/再生ユニット3a〜3dの通路
1に面した通路側の仕切り壁には、カートリッジCを挿
入又は排出するためのスロット12がそれぞれ形成され
ている。スロット12にカートリッジCが挿入される
と、そのカートリッジCは記録/再生装置11に装填さ
れる。記録/再生装置11は、カートリッジCが装填さ
れると、そのカートリッジCに収容された磁気テープに
対してデータの記録又は再生を行う。そして、データの
記録又は再生が終了すると、記録/再生装置9は、カー
トリッジCを排出し、カートリッジCをスロット12か
ら半ば飛び出させた状態とする。
【0023】ガレージユニットL1,R1及び通路ユニ
ット1a〜1fの内部には、ガレージユニットL1から
ガレージユニットR1に亘って1本の直線状のガイドレ
ール7(走行路に相当)が、水平面内に配置されたX軸に
沿って架設されている。このガイドレール7には、第1
アクセッサAL及び第2アクセッサARが取り付けられ
ている。第1アクセッサAL及び第2アクセッサAR
は、このガイドレール7に沿った方向(図2中のX方向)
に走行可能となっている。
【0024】ここに、本実施形態では、ガレージユニッ
トL1内に収容された際の第1アクセッサALの位置
が、第1アクセッサALの初期位置(ホームポジション)
として設定され、ガレージユニットR1に収容された際
の第2アクセッサARの位置が、第2アクセッサARの
初期位置(ホームポジション)として設定されている。ま
た、第1アクセッサALは、ホームポジションからドラ
ムユニット2d,2hに対向する位置まで移動可能とな
っており、第2アクセッサARは、ガレージユニットR
1内からドラムユニット2a,2eに対向する位置まで
移動可能となっている。
【0025】図4は、第1アクセッサAL及び第2アク
セッサARの構成を示す概略図である。但し、第1アク
セッサALと第2アクセッサARとは同一の構成を有し
ているので、ここでは、第2アクセッサARを例として
説明する。図4において、第2アクセッサARは、走行
部101と、支柱102と、アーム103と、カートリ
ッジCの把持部(ピッカ)104とを備える。
【0026】走行部101は、ドラムユニット2a〜2
d及び記録/再生ユニット3a,3bに対向する面に二
組のローラ101aを有している。ローラ101aの各
組は、ガイドレール7を鉛直方向から挟み込んでおり、
これによって、走行部101はガイドレール7に取り付
けられている。そして、各ローラ101aが回転するこ
とによって、第2アクセッサARがガイドレール7に沿
って移動する。
【0027】また、支柱102は、走行部101と一体
に形成されており、その中心軸が鉛直方向に沿って配置
されている。アーム103は、支柱102の側面から水
平方向に延出しており、その末端には把持部104が取
り付けられている。
【0028】アーム103は、支柱102に形成された
コラム102aによって、鉛直方向(図4中のY方向)に
沿って移動する。また、アーム103は、把持部104
が通路1の一方の側面に対向する状態から他方の側面に
対向する状態まで、X−Z平面内で180゜回動する。
ここに、Z方向は、上述したX軸及びY軸と直交するZ
軸に沿った方向であり、X−Z面は、X軸とZ軸とを含
む水平面である。これによって、把持部104は、ドラ
ムユニット2a〜2h及び記録/再生ユニット3a〜3
dの全てに対して対向可能となっている。把持部104
は、カートリッジCを把持するためのハンド104aを
有している。ハンド104aは、図4中のZ方向に進退
可能となっている。
【0029】また、第2アクセッサARには、複数のモ
ータ及びアクチュエータからなるモータ部105が設け
られている。上述した第2アクセッサARがガイドレー
ル7に沿って走行する動作,アーム103がY方向に移
動する動作,アーム103がX−Z面内で回動する動
作、ハンド104aがZ方向に進退する動作,及びハン
ド104aが開閉する動作は、このモータ部105の駆
動によって実行される。
【0030】以上の構成によって、第2アクセッサAR
は、ドラムユニット2a〜2h又は記録/再生ユニット
3a〜3dに収容された全てのカートリッジCを把持
し、搬送可能となっている。
【0031】第1アクセッサAL及び第2アクセッサA
Rは、ホストコンピュータHからの命令に従って動作す
る。例えば、ホストコンピュータHから第2アクセッサ
ARによって特定のカートリッジCを記録/再生する旨
の命令がなされた場合には、例えば、第2アクセッサA
Rは、以下のように動作する。
【0032】最初に、第2アクセッサARは、X方向に
走行し、特定のカートリッジCが収容された所定のドラ
ムユニット(例えば、ドラムユニット2d)の前まで移動
する。続いて、第2アクセッサARのアーム103がX
−Z面内で回動し、把持部104を特定のカートリッジ
Cが収容されたロッカ10に対向させる。続いて、アー
ム103がY方向に移動し、特定のカートリッジCが収
容されたセル9の正面に把持部104を位置させる。続
いて、把持部104のハンド104aがセル9内へ進出
してそのカートリッジCを把持し、元の位置へ後退す
る。
【0033】続いて、第2アクセッサARは、X方向に
走行し、所定の記録/再生ユニット(例えば、記録/再
生ユニット3d)の前まで移動する。続いて、アーム1
03がX−Z面内で回動し、把持部104をその記録/
再生ユニット3dに対向させる。続いて、アーム103
がY方向に移動し、記録/再生ユニット3dのスロット
12の正面に把持部104を位置させる。続いて、ハン
ド104aがスロット12に対して進出し、特定のカー
トリッジCをスロット12へ挿入し、カートリッジCを
解放する。最後に、ハンド104aが元の位置へ後退す
る。〈バーコード〉図2に示すように、各収容ユニット
2e〜2h,各記録/再生ユニット3c,3dの通路1
に向かう面,及びそれと面一のガレージユニットL1の
内壁面,ガレージユニットR1の内壁面(制御ユニット
4との連結面)には、各ユニットの構成データ(ユニット
構成データ)が記録されたバーコードラベルBが、同一
の高さ位置に取り付けられている。
【0034】図5は、各バーコードラベルBに記録され
たデータの説明図である。図4において、バーコードラ
ベルBは、3バイトの容量を有し、バーコードラベルB
が取付けられたユニットのユニット構成データと、この
ユニットに通路1を挟んで対向する位置に存するユニッ
トのユニット構成データとが記録されている。例えば、
ドラムユニット2eに設けられたバーコードラベルBに
は、ドラムユニット2eのユニット構成データとドラム
ユニット2aのユニット構成データとが記録されてい
る。
【0035】ユニット構成データは、タイプコード(Typ
e Code),オプションコード(OptionCode),フレームコ
ード(Frame Code),コンフィグタイプ(Config Type)か
らなる。但し、オプションコードは、バーコードラベル
Bが取付けられたユニットのオプションコード(Z=0)
と、そのユニットに対向する位置に存するユニットのオ
プションコード(Z=1)とからなる。
【0036】ここに、オプションコードは、ユニットの
種類を示すデータであり、これによて、ユニットがガレ
ージユニット,ドラムユニット,記録/再生ユニット,
制御ユニットのいずれであるかが判別される。また、オ
プションコードは、ドラムユニットが収容可能なカート
リッジC数を示すデータでもある。タイプコードは、各
ユニットのタイプ(型式)を示すデータであり、ユニット
がどのような他のユニットと連結可能であり且つ他のユ
ニットとどのような位置関係において連結されるかを示
すデータである。
【0037】また、フレームコードは、ユニットの識
別,即ち、バーコードラベルBが取付けられたユニット
及び通路ユニットを挟んで対向するユニットのそれぞれ
の状態を示すデータである。そして、コンフィグタイプ
は、ユニットの配置,即ち、バーコードラベルBが取付
けられたユニット及び通路ユニットを挟んで対向するユ
ニットのそれぞれの配置を示すデータである。
【0038】なお、本実施形態による各バーコードラベ
ルBは、各ユニットの製造の際に取り付けられている
が、バーコードラベルBをライブラリ装置100の設置
に当たって各ユニットに取付けるようにしても良い。
〈バーコードリーダ〉図4に示すように、第2アクセッ
サARには、バーコードリーダ120が設けられてい
る。即ち、バーコードリーダ120は、その読取面12
1を各バーコードラベルBに対向可能な状態で把持部1
04に取り付けられている。このバーコードリーダ12
0は、ハンド104aと同様に、モータ部105の駆動
によってZ方向に進退可能となっている。 〈制御装置〉次に、ライブラリ装置100の制御装置6
について説明する。図2に示すように、制御ユニット4
には、第1アクセッサAL及び第2アクセッサARの制
御装置6が収容されている。制御装置6は、第1アクセ
ッサALの動作を制御する第1制御部6aと、第2アク
セッサARの動作を制御する第2制御部6bとの2系統
の制御部からなる。これらの第1制御部6aと第2制御
部6bとは同一の構成を有しているので、第1制御部6
aの説明を省略し、第2制御部6bのみについて説明す
る。
【0039】図6は、制御装置6(第2制御部6bのみ)
の構成及び第2アクセッサARとの接続状態を示す説明
図である。図6において、第2制御部6bは、バス20
を介して相互に接続されたMPU21,メモリ22,I
/Oポート23,不揮発性メモリ24,及びインターフ
ェイス回路25と、I/Oポート23に信号線を介して
接続された駆動回路26及び位置検出部27と、電源ス
イッチSWとからなる。
【0040】ここに、メモリ22は、装置構成データ作
成プログラム,第2アクセッサARの動作制御プログラ
ム,及びこれらのプログラムの実行に際して使用される
データが記録されたROMや、MPU21の作業領域を
なすRAMからなる。
【0041】I/Oポート23は、モータ部105の駆
動命令をMPU21から受け取って駆動回路26に与え
る。また、I/Oポート23は、第2アクセッサARの
絶対位置のデータを位置検出部27から受け取ってMP
U21に与える。また、I/Oポート23は、第2アク
セッサARのバーコードリーダ120に信号線を介して
接続されており、バーコードリーダ120によって読み
取られたデータを受け取ってMPU21に与える。
【0042】駆動回路26は、I/Oポート23から受
け取った駆動命令に基づく駆動電力をモータ部105に
与える。すると、モータ部105を構成するモータの何
れかが駆動電力に応じて駆動する。これによって、第2
アクセッサARがガイドレール7に沿って走行する動
作,アーム103がY方向に移動する動作,或いはハン
ド104a又はバーコードリーダ120がZ方向に進退
する動作,等が行われる。このモータ部105には、タ
コメータ回路106が取り付けられている。
【0043】タコメータ回路106は、モータ部105
を構成する各モータに対応づけて設置されたインクリメ
ンタル式エンコーダであり、各モータの回転量を示すパ
ルスを発する。このタコメータ回路106は、位置検出
部27に信号線を介して接続されており、タコメータ回
路106から発せられたパルスは、位置検出部27に入
力される。
【0044】位置検出部27は、タコメータ回路106
から入力されたパルス数をモータ毎に計数するカウンタ
と、計数されたパルス数に基づいて第2アクセッサAR
(アーム103,把持部104,バーコードリーダ12
0)の絶対位置を算出するアドレス変換回路とからな
る。例えば、位置検出部27が第2アクセッサARのX
方向の絶対位置を検出する場合について説明する。
【0045】カウンタは、第2アクセッサARがガレー
ジユニットR1に存する場合(ホームポジションに位置
する場合)にリセットされ、第2アクセッサARがガレ
ージユニットL1に向かって走行して、第2アクセッサ
ARをX方向に走行させるモータの正方向回転を示すパ
ルスが入力される毎にカウントアップし、第2アクセッ
サARがガレージユニットR1に向かって走行して、第
2アクセッサARをX方向に走行させるモータの負方向
回転を示すパルスが入力される毎にカウントダウンす
る。
【0046】アドレス変換回路は、第2アクセッサAR
のX方向の原点(X=0,即ち、ホームポジション)の絶
対位置と、1パルス数に対応する第2アクセッサARの
移動距離とを有しており、これらのデータに基づいて、
カウンタにて計数されたパルス数に対応する第2アクセ
ッサARのX方向の絶対位置を算出する。この絶対位置
のデータは、I/Oポート23を介してMPU21に与
えられる。このように、タコメータ回路106,及び位
置検出部27によって、MPU21は、第2アクセッサ
AR,アーム103,把持部104,及びバーコードリ
ーダ120の各絶対位置を把握可能となっている。
【0047】不揮発性メモリ24は、フラッシュメモリ
を用いて構成されている。この不揮発性メモリ24に
は、ライブラリ装置100の装置構成データや、ライブ
ラリ装置100の各ドラムユニット2a〜2h内におけ
る各セル9のアドレスデータが格納される。
【0048】インターフェイス回路25は、通信回線を
介してホストコンピュータHに接続されており、ホスト
コンピュータHからライブラリ装置100に対して発行
される各種の命令を受け取ってMPU22に与える。ホ
ストコンピュータHは、例えば、カートリッジCの移動
命令(カートリッジCに収容された磁気テープの記録/
再生命令)をMPU21に対して送出する。
【0049】MPU21は、大略して二つの処理を行
う。第1に、MPU21は、メモリ22に記録された装
置構成データ作成プログラムを実行することによって、
ライブラリ装置100の装置構成データを作成し、不揮
発性メモリ24に格納する処理を行う(装置構成データ
作成処理)。第2に、MPU21は、ホストコンピュー
タHからの命令に応じて第2アクセッサARの動作制御
プログラムを実行することによって、第2アクセッサA
Rの動作を制御する処理を行う(第2アクセッサARの
動作制御処理)。 〈装置構成データ作成処理〉次に、MPU21による装
置構成データ作成処理について説明する。上述したライ
ブラリ装置100は、以下の手順によって設置される。
即ち、最初に、通路ユニット1a〜1f,ガレージユニ
ットL1,ガレージユニットR1,ドラムユニット2a
〜2h,記録/再生ユニット3a〜3d,及び制御ユニ
ット4が上述したように連結される。続いて、通路ユニ
ット1a〜1f及びガレージユニットL1,R1内にガ
イドレール7が架設され、ガイドレールに第1アクセッ
サAL及び第2アクセッサARが取り付けられる。この
後、MPU21によって装置構成データ作成処理が実行
される。
【0050】図7は、MPU21による装置構成データ
作成処理を示すフローチャートである。この処理は、第
2制御部6bの電源スイッチSWが投入され、MPU2
1が起動することによってスタートする。但し、この処
理は、以下のことを前提とする。即ち、第2制御部6b
のメモリ22には、予めガレージユニットL1及びR1
のユニット構成データとこれらのX方向長さとが格納さ
れている。また、ガレージユニットL1及びR1,ドラ
ムユニット2a〜2h,及び記録/再生ユニット3a〜
3dのX方向長さは、全て同一寸法である。また、メモ
リ22には、各ユニットに対するバーコードラベルBの
位置が格納されている。また、処理のスタート時におい
て、第1アクセッサAL及び第2アクセッサARのそれ
ぞれは、ホームポジションに位置している。さらに、ガ
レージユニットR1の内壁面に取り付けられているバー
コードラベルBには、制御ユニット4のユニット構成デ
ータが記録されているものとする。
【0051】図7において、装置構成データ作成処理が
スタートすると、MPU21は、最初に、第2アクセッ
サARの動作チェック用の駆動命令を生成し、I/Oポ
ート23を介して駆動回路26に与える(ステップS0
01)。この後、MPU21は、処理をステップS00
2へ進める。
【0052】このステップS001の処理によって、駆
動回路26が、モータ部105を駆動させる。すると、
第2アクセッサARが、ガイドレール7に沿って走行す
るとともに、アーム103,把持部104,ハンド10
4a,バーコードリーダ120がチェック用の動作を行
う。これにより、タコメータ回路106から位置検出部
27にモータ部105の各モータのパルス数が入力さ
れ、位置検出部27がMPU21に第2アクセッサAR
各部の位置データ(現在位置)を与える。
【0053】ステップS002では、MPU21は、動
作チェック結果が良好であるか否かを判定する。即ち、
MPU21は、位置検出部27から第2アクセッサAR
各部の位置データを受け取り、第2アクセッサARの動
作が正常範囲であるか否かを判定する。即ち、チェック
結果が良好であるか否かを判定する。このとき、チェッ
ク結果が良好でない場合には、MPU21は、処理をス
テップS001に戻す。これに対し、チェック結果が良
好である場合には、MPU21は、第2アクセッサAR
をホームポジションへ移動させた後、処理をステップS
003へ進める。
【0054】ステップS003では、MPU21は、第
2アクセッサARをホームポジションからガレージユニ
ットL1へ向かってガイドレール7に沿って移動させ
る。このとき、MPU21は、第2アクセッサARがガ
レージユニットL1に収容されている第1アクセッサA
Lに衝突して破損しないように、第2アクセッサARを
低速で移動させる。この後、MPU21は、処理をステ
ップS004へ進める。このステップS003の処理に
よって、MPU21には、変動する第2アクセッサAR
のX方向の位置データが位置検出部27から漸次入力さ
れる。
【0055】ステップS004では、MPU21は、第
2アクセッサARが第1アクセッサALと接触して停止
したか否かを判定する。即ち、MPU21は、位置検出
部27から入力される第2アクセッサARの位置データ
の変化が止まったか否かを判定する。このとき、位置デ
ータの変化が止まっていない場合には、MPU21は、
第2アクセッサARの移動が停止していないものとし
て、このステップS004にてYESの判定を行うまで
ステップS004の判定を繰り返し行う。これに対し、
位置データの変化が止まった場合には、MPU21は、
第2アクセッサARの移動が停止したものとして、処理
をステップS005へ進める。
【0056】ステップS005では、MPU21は、第
2アクセッサARの移動距離を求める。即ち、MPU2
1は、第2アクセッサARの原点位置(X=0)と第2ア
クセッサARの現在位置とから第2アクセッサARの移
動距離を求めるとともに、求めた移動距離にガレージユ
ニットL1及びR1のX方向長さを加算して、ライブラ
リ装置100のX方向長さを求める。
【0057】続いて、MPU21は、求めたライブラリ
装置100のX方向長さを、メモリ22から読み出した
ユニットのX方向長さで除算する(ステップS007)。
これによって、MPU21は、ライブラリ装置100の
X方向における構成ユニット数N(本実施形態では、N
=8)を求める。即ち、MPU21は、ライブラリ装置
100がガイドレール7に沿った方向にユニットを幾つ
並べて構成してあるかを求める。また、MPU21は、
各ユニットのX方向の絶対位置をも取得する。
【0058】そして、MPU21は、通路1の一方の側
(Z=0側)に存する各ユニットに対し、ガレージユニッ
トR1側から順にユニット番号1〜Nをそれぞれ割り当
てる(ステップS007)。即ち、MPU21は、制御ユ
ニット4にユニット番号1を割り当て、ドラムユニット
2hにユニット番号2を割り当て、ドラムユニット2g
にユニット番号3を割り当て、記録/再生ユニット3d
にユニット番号4を割り当て、記録/再生ユニット3c
にユニット番号5を割り当て、ドラムユニット2fにユ
ニット番号6を割り当て、ドラムユニット2eにユニッ
ト番号7を割り当て、ガレージユニットL1にユニット
番号8を割り当てる。但し、ガレージユニットR1に
は、ユニット番号0を割り当てる。続いて、MPU21
は、メモリ22の所定領域にユニット番号1を格納した
後、処理をステップS008へ進める。
【0059】ステップS008では、MPU21は、メ
モリ22の所定領域に格納されているユニット番号が1
であるか否かを判定する。このとき、ユニット番号が1
である場合には、MPU21は、処理をステップS01
0へ進める。これに対し、ユニット番号が1でない場合
には、MPU21は、所定領域に格納されたユニット番
号を1インクリメントし(ステップS009)、処理をス
テップS010へ進める。
【0060】ステップS010では、MPU21は、現
在メモリ22の所定領域に格納されているユニット番号
に該当するユニットのバーコードラベルBの位置に、第
2アクセッサARのバーコードリーダ120を移動させ
る。即ち、MPU21は、予めメモリ22に記録されて
いるバーコードラベルBの位置データに基づいて、第2
アクセッサARの駆動命令を駆動回路26に与えて第2
アクセッサARを移動させ、バーコードリーダ120を
該当するバーコードラベルBに対向させる。
【0061】続いて、MPU21は、バーコードリーダ
120を進出させる駆動命令を駆動回路26に与え、バ
ーコードリーダ120をバーコードラベルBに対して進
出させるとともに、バーコードリーダ120にバーコー
ドラベルBのユニット構成データを読み取らせる。バー
コードリーダ120により読み取られたユニット構成デ
ータは、I/Oポート23を介してMPU21に送られ
る。これによって、MPU21は、ユニット構成データ
を取得する(ステップS011)。
【0062】続いて、MPU21は、ステップS011
で取得したユニット構成データと、そのバーコードラベ
ルBの位置(バーコードラベルBに対応するユニット番
号)とを対応づけてメモリ22に一時格納する(ステップ
S012)。この後、MPU21は、処理をS013へ
進める。
【0063】ステップS013では、MPU21は、メ
モリ22の所定領域に格納されているユニット番号がN
−1(N−1=7)であるか否かを判定する。このとき、
ユニット番号がN−1でない場合には、MPU21は、
全てのユニットのユニット構成データを取得していない
ものとして、処理をステップS008へ戻し、このステ
ップS013にてYESの判定がなされるまでステップ
S008〜ステップS013の処理を繰り返し行う。こ
れに対し、ユニット番号がN−1である場合には、MP
U21は、全てのユニットのユニット構成データを取得
したものとして、処理をステップS014へ進める。
【0064】ステップS014では、MPU21は、各
ユニットから取得したユニット構成データから装置構成
データを作成する。即ち、MPU21は、図8に示され
るように、ユニット番号数に対応する複数のユニット構
成データ領域31からなる装置構成データテーブル30
をメモリ22に作成するとともに、取得した各ユニット
構成データのそれぞれを該当するユニット番号のユニッ
ト構成データ領域31に格納する。このとき、MPU2
1は、ユニット番号0,ユニット番号Nの各ユニット構
成データ領域31に、予め保有するガレージユニットL
1,ガレージユニットR1の各ユニット構成データをそ
れぞれ格納する。これによって、装置構成データテーブ
ル30に装置構成データが作成される。
【0065】続いて、MPU21は、メモリ22に作成
した装置構成データ(装置構成データテーブル30)を、
不揮発性メモリ24に格納する(ステップS015)。こ
のステップS015の処理が終了すると、MPU21に
よる装置構成データ作成処理が終了する。
【0066】ところで、メモリ22には、図9〜図11
に示すように、オプションコードテーブル33,フレー
ムコードテーブル34,コンフィグタイプテーブル35
が記憶されている。MPU21は、装置構成データテー
ブル30に格納された各ユニット構成データについて、
ユニット構成データ内の各コードに対応するデータを、
オプションコードテーブル33,フレームコードテーブ
ル34,コンフィグタイプテーブル35から読み出すと
ともに、各ユニット構成データに対応づけてそれぞれ不
揮発性メモリ24に格納する。これによって、MPU2
1が、ライブラリ装置100を構成するユニットの総
数,各ユニットの配置位置,各ユニットの型式(タイ
プ),各ドラムユニット2a〜2hが保有するセル9の
数(カートリッジCの収容可能数)を把握可能となる。
【0067】また、メモリ22には、各ドラムユニット
2a〜2hに収容された各セル9の位置データ(セルア
ドレスデータ)を格納するセルアドレステーブル37が
記憶されている。図12は、セルアドレステーブル37
の説明図である。但し、図12には、一つのセル9に対
するセルアドレスデータのみが示されている。
【0068】図12において、セルアドレステーブル3
7には、一つのセル9についてのセルアドレスデータと
して、セル9の属性を示すフラグと、セル9が通路1の
一方の側(Z=0)に存するか通路1の他方の側(Z=1)
に存するかを示すZアドレスと、セル9がロッカ8の何
段目に存するかを示すYアドレスと、セル9を収容する
ドラムユニットのフレームコードと、セル9がどのロッ
カ10のどのセル列に存するかを示すXアドレスとが、
格納されている。ここに、ドラム8の各ロッカ10に
は、セル列番号が予め付与されており、Xアドレスは、
このセル列番号を示すアドレスである。このようなセル
アドレステーブル37は、フレームコードテーブル34
に格納されたフレームコード毎に用意されている。
【0069】MPU21は、装置構成テーブル30の各
ユニット構成データに含まれるフレームコードに対応す
るセルアドレステーブル37をメモリ22から読み出す
とともに、ユニット構成データに対応づけて不揮発性メ
モリ24に格納する。これによって、MPU21は、ド
ラムユニット2a〜2hのそれぞれに収容された各セル
9の位置(セルアドレス)を把握可能となる。
【0070】続いて、ドラムユニット2a〜2hの各セ
ル9のそれぞれにカートリッジCが収容される。このと
き、各カートリッジCを特定するためのデータ(カート
リッジ特定データ)が、各セル9のセルアドレスデータ
に対応づけて不揮発性メモリ24に格納される。続い
て、ライブラリ装置100の制御装置6にホストコンピ
ュータHが通信回線を介して接続される。このとき、ホ
ストコンピュータHには、ライブラリ装置100に収容
されている各カートリッジCのカートリッジ特定データ
が転送される。そして、ライブラリ装置100の運転に
あたっては、ライブラリ装置100は以下のように動作
する。ライブラリ装置100の電源が投入されると、第
2制御部6bのMPU21は、不揮発性メモリ24の格
納内容をメモリ22にコピーする。その後、例えば、ホ
ストコンピュータHからあるカートリッジCに対してデ
ータを記録する旨の命令がライブラリ装置100に対し
てなされたとする。この記録命令は、ライブラリ装置1
00の第2制御部6bに入力される。
【0071】すると、第2制御部6bのMPU21は、
ホストコンピュータHから受け取った記録命令に含まれ
るカートリッジ特定データを検出し、このカートリッジ
特定データに対応するセルアドレスデータをメモリ22
から検出する。続いて、MPU21は、セルアドレスデ
ータに含まれるフレームコードに基づいて、装置構成デ
ータテーブル30からフレームコードに対応するユニッ
ト構成データを検出する。これによって、該当するカー
トリッジCを収容するセル9,そのセル9を収容するド
ラムユニット,及びドラムユニットの絶対位置を特定す
る。
【0072】続いて、MPU21は、装置構成データテ
ーブル30から記録/再生ユニット3a〜3dの何れか
の位置データ,及びスロット12の位置データを読み出
して、それぞれの位置を特定する。
【0073】続いて、MPU21は、位置検出部27か
ら第2アクセッサARの現在位置を受け取り、第2アク
セッサARを現在位置から当該カートリッジCが収容さ
れたセル9の位置まで移動させてカートリッジCをセル
9から取り出させるための駆動命令を、駆動回路26に
与える。これによって、第2アクセッサARが動作し、
該当するセル9から当該カートリッジCを取り出す。
【0074】続いて、MPU21が、第2アクセッサA
RにカートリッジCを記録/再生ユニット3a〜3dの
何れかまで搬送してスロット12に挿入させるための駆
動命令を、駆動回路26に与える。すると、第2アクセ
ッサARが動作して、当該カートリッジCを記録/再生
ユニット3a〜3dの何れかに搬送するとともに、その
カートリッジCをスロット12に挿入する。これによっ
て、カートリッジCが記録/再生装置11に装填され、
カートリッジCに収容された磁気テープに対して所定の
データが記録される。
【0075】なお、第1制御部6aも、ホストコンピュ
ータHから特定のカートリッジCの記録命令等を受け取
った場合には、メモリ22に展開された不揮発性メモリ
24の記憶内容を用いて第1アクセッサALの動作を制
御する。 〈実施形態の効果〉本実施形態によると、ライブラリ装
置100の設置の際には、第2制御部6bのMPU21
がメモリ22の装置構成データ作成プログラムを実行す
ることによって、第2アクセッサAR及びバーコードリ
ーダ120を動作させる、これによって、MPU21
が、ドラムユニット2e〜2h,記録/再生ユニット3
c,3d等に取付けられた各バーコードラベルBからユ
ニット構成データを取得し、各ユニット構成データから
装置構成データ(装置構成データテーブル30)を作成
し、不揮発性メモリ24に記録する。
【0076】そして、ライブラリ装置100の運転の際
には、第1制御部6a,第2制御部6bの各MPU21
のそれぞれが、装置構成データに基づいてモータ部10
5の駆動命令を生成し、駆動回路26に与える。これに
よって、第1アクセッサAL及び第2アクセッサARが
ホストコンピュータHからの命令に応じた動作(カート
リッジCに対する搬送動作,取り出し動作,及び収容動
作)を行う。
【0077】このように、本実施形態では、従来人手に
よって行っていたライブラリ装置100の設置の際にお
ける各ユニットの構成データ入力を、各ユニットに取付
けられたバーコードラベルBを読み取ることによって行
う。このため、設置されるライブラリ装置100のユニ
ット構成の如何に拘わらず、作業時間の短縮化が大幅に
図られるとともに、データ入力ミスをなくすことができ
るので、ライブラリ装置100を容易に設置でき、省力
化を図ることができる。
【0078】なお、本実施形態では、バーコードラベル
Bは、通路1の一方の側に存するユニットに取付けるよ
うにしたが、ライブラリ装置100を構成する全てのユ
ニットに取り付けられるようにしても良い。また、バー
コードラベルBは、第1アクセッサAL及びバーコード
リーダ120,又は第2アクセッサAR及びバーコード
リーダ120の動作制御によって読み取り可能な位置に
あれば、どこに取り付けられていても良い。また、バー
コードラベルBに記録される内容は、適宜設定可能であ
る。
【0079】
【発明の効果】本発明によるライブラリ装置によれば、
従来に比し短時間且つ容易に設置することができるの
で、ライブラリ装置を設置する際の省力化を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ライブラリ装置の外観構成図
【図2】ライブラリ装置の内部構成図
【図3】ドラムユニットの構成図
【図4】アクセッサの構成図
【図5】バーコードラベルの説明図
【図6】制御装置の構成図
【図7】装置構成データ作成処理を示すフローチャート
【図8】装置構成データテーブルの説明図
【図9】オプションコードテーブルの説明図
【図10】フレームコードテーブルの説明図
【図11】コンフィグタイプテーブルの説明図
【図12】セルアドレステーブルの説明図
【符号の説明】
AL 第1アクセッサ(搬送装置) AR 第2アクセッサ(搬送装置) B バーコードラベル(データ保有手段) C カートリッジ H ホストコンピュータ L1,L2 ガレージユニット SW 電源スイッチ 1 通路 1a〜1f 通路ユニット 2a〜2h ドラムユニット(収容ユニット) 3a〜3d 記録/再生ユニット 4 制御ユニット 6 制御装置 6a 第1制御部 6b 第2制御部(制御手段) 7 ガイドレール(走行路) 8 ドラム 9 セル 10 ロッカ 21 MPU 22 メモリ 23 I/Oポート 24 不揮発性メモリ 26 駆動回路 27 位置検出部 30 装置構成データテーブル 31 ユニット構成データ領域 33 オプションコードテーブル 34 フレームコードテーブル 35 コンフィグタイプテーブル 37 セルアドレステーブル 100 ライブラリ装置 101 走行部 101a ローラ 102 支柱部 102a コラム 103 アーム 104 把持部 104a ハンド 105 モータ部 106 タコメータ回路 120 バーコードリーダ(読取手段) 121 読取面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体の搬送装置が走行する一つの走行
    路と、 前記走行路の少なくとも片側に配置され複数の記録媒体
    を収容する収容ユニットと、 前記収容ユニットの前記搬送装置と対向する面に設けら
    れ前記収容ユニットの構成データを保有するデータ保有
    手段と、 前記データ保有手段に保有されたデータを読み取るため
    に前記搬送装置に設けられた読取手段と、 前記搬送装置及び前記読取手段の動作を制御して前記デ
    ータ保有手段から前記収容ユニットの構成データを取得
    する制御手段とを備えたことを特徴とするライブラリ装
    置。
  2. 【請求項2】前記収容ユニットが前記複数の記録媒体を
    格納するロッカを収容しており、 前記収容ユニットの構成データが、収容ユニットに収容
    されるロッカの種類を示すデータであることを特徴とす
    る請求項1記載のライブラリ装置。
  3. 【請求項3】前記収容ユニットの構成データが、前記収
    容ユニット内に収容可能な記録媒体数を示すデータであ
    ることを特徴とする請求項1又は2記載のライブラリ装
    置。
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