JPH1125522A - ディスク現像方法およびディスク現像装置 - Google Patents

ディスク現像方法およびディスク現像装置

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JPH1125522A
JPH1125522A JP17444497A JP17444497A JPH1125522A JP H1125522 A JPH1125522 A JP H1125522A JP 17444497 A JP17444497 A JP 17444497A JP 17444497 A JP17444497 A JP 17444497A JP H1125522 A JPH1125522 A JP H1125522A
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light
developing
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JP17444497A
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Yasuhide Fujiwara
康秀 藤原
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】光ディスク原盤の現像において、現像の精度を
高め、所望の溝形状を精度良く実現する。 【解決手段】目的とする溝幅を超えないように予め設定
された所定時間の現像を行った後、リンス・乾燥を行
い、低速回転状態にした光ディスク原盤LDに単色光を
照射して回折の1次光強度:I1及び2次光強度:I2
検出し、これらから光強度比:I2/I1を得、得られた
2/I1に基づき、上記目的とする溝幅を得るのに必要
な追加の現像時間を決定し、追加の現像時間だけ、さら
に現像を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はディスク現像方法
およびディスク現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク原盤は、光ディスクを製造す
る際のスタンパのもとになるものであって「基板上に感
光性のレジストを塗布されて露光されたもの」を言う。
この光ディスク原盤を現像すると、露光状態に応じて、
レジストに(案内溝やピット溝等の)溝が形成される。
なお、現像により溝が形成されたものも光ディスク原盤
と呼ばれる。光ディスク原盤の現像は、現像の結果レジ
ストに形成される溝が所望の幅・深さを持つように行わ
ねばならない。このような光ディスク原盤の現像方法と
して「光ディスク原盤にレーザ光を照射しつつ現像を実
行する方法」が提案されている(特開平6−20307
号公報)。現像の進行に伴いレジストに溝が形成されて
いくが、形成される溝の幅は照射レーザ光に「光学的な
回折現象」を引き起こすに十分な程度に微少であるの
で、現像を行いつつ、回折の0次光強度:I0、1次光
強度および2次光強度:I1およびI2を検出し、これら
の光強度比:I1/I0とI2/I1を求める。現像により形
成される溝の深さ及び幅は、光強度比:I1/I0及びI2
/I1と対応関係があるので、これら光強度比をモニタリ
ングしつつ現像を行い、光強度比が「所望の幅・深さに
対応する値」に成った時点で現像を終了し、リンスと乾
燥とを行えば所望形状の溝を得ることができる。
【0003】この方法は実際に実行してみると、現像に
よりレジストに形成された溝の深さや幅に「バラツキ」
が生じることがわかった。現像時には、現像部に現像液
が連続的あるいは断続的に供給されるので、レーザ光を
照射する部位に「現像液の流れ」が生じ、これが前記光
強度:I0 等を変動させる原因になり、また現像液の屈
折率が高いため1次光・2次光の方向が現像液の無い状
態とは異なることも、光強度の検出誤差の原因となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は光ディスク
原盤の現像において、現像の精度を高め、所望の溝形状
を精度良く実現することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明のディスク現像
方法は「基板上にレジストを塗布されて露光された光デ
ィスク原盤を現像する方法」である。「基板」は、一般
にガラス基板であるが特にこれに限らない。
【0006】請求項1記載のディスク現像方法は以下の
如く行われる。即ち、先ず、目的とする溝幅を超えない
ように予め設定された所定時間の現像を行った後、リン
ス・乾燥を行い、低速回転状態にした光ディスク原盤に
単色光を照射して回折の1次光強度:I1及び2次光強
度:I2を検出する。検出されたI1,I2から光強度
比:I2/I1を得、得られたI2/I1に基づき「目的とす
る溝幅を得るのに必要な追加の現像時間」を決定する。
そして決定された「追加の現像時間」だけ、さらに現像
を行う。
【0007】請求項2記載のディスク現像方法は以下の
如くに行われる。光ディスク原盤に単色光を照射して、
回折の1次光強度:I1 及び2次光強度:I2を検出し
つつ現像を行う。検出された光強度に基づき光強度比:
2/I1を演算算出し、I2/I1が所定の値:(I2/I1)A
になったときに現像を一旦停止してリンス・乾燥を行
う。
【0008】そして、低速回転状態にした光ディスク原
盤に単色光を照射して、I1,I2を検出して、新たに光
強度比:(I2/I1)Bを得、得られた(I2/I1)Bに基づき
「目的とする溝幅を得るのに必要な追加の現像時間」を
決定する。そして、決定された「追加の現像時間」だ
け、さらに現像を行う。
【0009】請求項3記載のディスク現像方法は以下の
如くに行われる。光ディスク原盤に単色光を照射して、
回折の1次光強度:I1 及び2次光強度:I2を検出し
つつ現像を行う。検出された光強度に基づき光強度比:
2/I1を演算・算出し、算出されたI2/I1が所定の値
(I2/I1)Dになったときに現像を一旦停止してリンス・
乾燥を行う。そして、低速回転状態にした光ディスク原
盤に単色光を照射して、前記I1,I2を検出して新たに
光強度比:(I2/I1)Eを得、得られた(I2/I1)Eに基づ
き、目的とする溝幅が得られるときの光強度比:(I2/
1)Fを決定し、再度現像を行いつつ、前記I1,I2
検出して光強度比:I2/I1を得、この光強度比:I2/
1が(I2/I1)Fに達したとき現像を停止する。上記(I
2/I1)Fは、現像液の存在を考慮して定められる。
【0010】上記請求項2または3記載のディスク現像
方法においては、光ディスク原盤の現像が行われている
ときと、現像が一旦停止されているときとで、単色光の
照射角度を異ならせ、現像が行われているときには斜め
照射、現像が一旦停止されているときは垂直照射とする
ことができる(請求項4)。
【0011】光ディスク原盤において、基板は一般に規
格品であり、基板上に塗布されるレジストは「所定の種
類のものが所定の厚さ」に塗布され、これを露光する露
光条件も一定の条件に定まっているから、露光された光
ディスク原盤を「一定の現像条件」で現像するならば
「現像の進行の推移」は個々の光ディスク原盤で大きく
異なることは無い。
【0012】光ディスク原盤の現像が進行する時間:t
により、光強度比:I2/I1 (現像液の屈折率を考慮し
て、現像液が無い場合に補正した値)がどのように変化
するかを、I2/I1 =F(t;α)と表してみる。パラメ
ータ:αは、光ディスク原盤のロット間の差異や検出系
における変動(レジストの感度バラツキ、照明単色光の
ビーム径変動、回折光強度検出誤差等)の影響を表すも
のとする。上記のように、基板が規格品で所定種類のレ
ジストが所定厚さに塗布され、一定の条件で露光され、
一定の現像条件で現像されることを考慮すると、パラメ
ータ:αの変域(バラツキの範囲)は比較的狭く、パラ
メータ:αの種々の値に応じて、上記F(t;α)あるい
は「Fの任意の関数」は、実験的に「テーブル」として
予め知ることができる。
【0013】請求項1記載の方法では、予め所定の時
間:Tだけ現像を行った状態で現像を停止し、この状態
で光強度比:I2/I1を求める。このようにして得られ
た光強度比:I2/I1=F(T;α)であるので、検出演
算されたI2/I1と上記時間:Tとから、F(T;α)に
おけるパラメータ:αを、上記テーブルに基づき(必要
なら内挿計算を行って)決定できる。このようにしてF
(T;α)が分かれば、所望の溝幅を得るのに、上記の現
像条件でどれほどの時間、追加現像を行うべきかを知る
ことができる。
【0014】請求項2記載の方法のように、回折の1次
光強度:I1 及び2次光強度:I2を検出しつつ現像を
行い、検出された光強度に基づき光強度比:I2/I1
演算算出すると、I2/I1は時間と共に変化するので
「I2/I1を時間のパラメータ」として使用することが
できる。そこで、I2/I1が所定の値:(I2/I1)Aにな
ったとき、現像を一旦停止して、リンス・乾燥を行い、
2/I1を検出・算出して(I2/I1)Bを得れば、現像が
どの段階まで行われているかが知れるので、得られた
(I2/I1)Bに基づき「目的とする溝幅を得るのに必要な
追加の現像時間」を決定できる。
【0015】上述の如く、1次光強度:I1 及び2次光
強度:I2を検出しつつ現像を行い、検出された光強度
に基づき光強度比:I2/I1を演算算出すると、I2/I1
は時間と共に変化するので、そのまま現像を継続し、光
強度比:I2/I1が所定の値:(I2/I1)fになったとこ
ろで現像完了とすることが考えられ、これは、前述の特
開平6−20307号公報開示の方法である。
【0016】しかし、この方法の場合は、現像液の流れ
等の影響を受ける虞れがあった。請求項3記載の発明で
は、1次光強度:I1 及び2次光強度:I2を検出しつ
つ現像を行い、光強度比:I2/I1を演算算出するが、
算出されたI2/I1が所定の値:(I2/I1)Dになったと
きに、現像を一旦停止してリンス・乾燥を行う。そし
て、低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射
して、新たに光強度比:(I2/I1)Eを得、得られた(I2
/I1)Eに基づき、目的とする溝幅が得られるときの光強
度比:(I2/I1)Fを決定し、再度現像を行いつつ、光強
度比:(I2/I1)Fが実現された状態をもって現像完了と
するので、従来の、光強度比:(I2/I1)fをもって現像
完了とする場合に比して、より正確な現像を実現でき
る。
【0017】上記請求項2または3記載のディスク現像
方法においては、光ディスク原盤の現像が行われている
ときも、現像が一旦停止されているときも、光強度比:
2/I1を検出・算出するが、請求項4記載の方法のよ
うに、現像が行われているときには、単色光の照射を斜
め照射にすることにより、1次光、2次光の方向を原盤
に直交する方向に近付けることにより、現像液の流れや
基板の反り等の影響を小さくでき、現像が一旦停止され
ているときは垂直照射とすることにより、それぞれ「よ
り正確な光強度比」を得ることが可能になる。
【0018】請求項5記載のディスク現像方法は「予め
所定時間だけ現像を行った後、現像を停止して光ディス
ク原盤を低速回転状態にしてリンス・乾燥させ、低速回
転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射して、0次
光強度:I0 と1次光強度:I1および2次光強度:I2
を検出し、検出された光強度に基づき光強度比:I1/I0
およびI2/I1を演算算出し、算出されたI1/I0および
2/I1に基づき、現像によりレジストに形成された溝
の深さと幅とを算出する」ことを特徴とする。
【0019】請求項6記載のディスク現像方法は「請求
項1または2または3記載のディスク現像方法を実施し
たのち、現像を停止して光ディスク原盤を低速回転状態
にしてリンス・乾燥させ、低速回転状態にした光ディス
ク原盤に単色光を照射して、0次光強度:I0と1次光
強度:I1及び2次光強度:I2を検出し、検出された光
強度に基づき光強度比:I1/I0およびI2/I1を演算算
出し、算出されたI1/I0およびI2/I1に基づき、現像
によりレジストに形成された溝の深さと幅とを算出す
る」ことを特徴とする。請求項7記載のディスク現像方
法は「請求項4記載のディスク現像方法を実施したの
ち、現像を停止して光ディスク原盤を低速回転状態にし
てリンス・乾燥させ、低速回転状態にした光ディスク原
盤に単色光を照射して、回折の0次光強度:I0と1次
光強度:I1及び2次光強度:I2を検出し、検出された
光強度に基づき光強度比:I1/I0及びI2/I1を演算算
出し、算出されたI1/I0,I2/I1に基づき、現像によ
りレジストに形成された溝の深さと幅とを算出する」こ
とを特徴とする。
【0020】上記のように、請求項5,6,7記載のデ
ィスク現像方法では、現像により形成された溝の深さと
幅とを実際に知ることができる。
【0021】上記請求項1〜7記載のディスク現像方法
において、回折の各次光強度:I0,I1,I2は透過光
として得ても良いし、反射光として得ても良い。
【0022】この発明のディスク現像装置は、基板上に
レジストを塗布されて露光された光ディスク原盤を現像
する装置である。請求項8記載のディスク現像装置は、
回転手段と、現像液供給手段と、リンス液供給手段と、
照射手段と、検出・算出手段と、演算手段と、制御手段
とを有する。「回転手段」は、光ディスク原盤を回転さ
せる手段である。「現像液供給手段」は、回転手段上に
セットされて回転する光ディスク原盤のレジスト塗布面
に現像液を供給する手段である。「リンス液供給手段」
は、回転手段上にセットされて回転する光ディスク原盤
のレジスト塗布面にリンス液を供給する手段である。
「照射手段」は、光ディスク原盤に単色光を照射する手
段である。「検出・算出手段」は、照射手段により照射
された光ディスク原盤による回折の0次,1次および2
次光強度を検出し、検出された0,1,2次光強度:I
0,I1及びI2から光強度比:I1/I0,I2/I1を算出
する手段である。「演算手段」は、該検出・算出手段に
より算出された光強度比に基づき、現像によりレジスト
に形成された溝の深さと幅とを算出する手段である。
「制御手段」は、上記各手段を制御する手段であり、請
求項1または2または3または5または6記載のディス
ク現像方法に従って、上記各手段を制御する機能を持
つ。
【0023】請求項9記載のディスク現像装置は、上記
回転手段、現像液供給手段、リンス液供給手段、照射手
段、検出・算出手段、演算手段と、制御手段を有する
が、上記照射手段は「単色光の光源からの光束の光ディ
スク原盤への照射を、垂直照射と斜め照射とに切り換え
る照射角切り換え手段」を有し、制御手段は請求項4ま
たは7記載のディスク現像方法に従って上記各手段を制
御する機能」を持つ。
【0024】この請求項9記載のディスク現像装置にお
いては、検出・算出手段の0次光,2次光用の各光検出
器が、現像時と現像停止時とで、受光する回折光の次数
が異なり、1次光用の光検出器とともに、照射光の照射
が垂直照射の場合と斜め照射の場合とに共用されるよう
にすることができる(請求項10)。
【0025】上記請求項8または9または10記載のデ
ィスク現像装置において、制御手段は「演算手段が演算
した溝の深さと幅とに基づき、現像された光ディスク原
盤の良否を判別する機能」を持つことができる(請求項
11)。
【0026】なお、上記光強度被:I1/I0,I2/I1
(I2/I1)A,(I2/I1)F等において、これらを算出する
代わりに、これらの逆数:I0/I1,I1/I2等を算出し
て上記各種の制御・演算に供することもできる。
【0027】
【発明の実施の形態】図1は、請求項8記載のディスク
現像装置の実施の1形態を示している。符号LDは現像
対象である「光ディスク基板」を示す。光ディスク原盤
LDは、ガラス原盤1上に感光性のレジスト1Aを塗布
されて露光されたもので、「回転手段」であるターンテ
ーブル2上に載置される。ターンテーブル2に載置され
た光ディスク原盤LDの表面側、即ちレジスト1Aの表
面側にノズル端部を臨ませるように設けられた現像液ノ
ズル15は、現像液タンク17に通じ、図示されない加
圧ポンプが現像液170に圧力を加えて現像液ノズル1
5に現像液170を送りこみ、光ディスク原盤LDの表
面に現像液170を供給するようになっており、現像液
供給量は電磁バルブ16により調整制御される。現像液
ノズル15と現像液タンク17と「図示されない加圧ポ
ンプ」と電磁バルブ16とは「現像液供給手段」を構成
する。
【0028】ターンテーブル2に載置された光ディスク
原盤LDの表面側にノズル端部を臨ませるように設けら
れたリンス液ノズル15’は、リンス液タンク19に通
じ、図示されない加圧ポンプがリンス液190に圧力を
加えてリンス液ノズル15’にリンス液190を送りこ
み、光ディスク原盤LDの表面にリンス液190を供給
するようになっており、リンス液供給量は電磁バルブ1
6’により調整制御される。リンス液ノズル15’とリ
ンス液タンク19と「図示されない加圧ポンプ」と電磁
バルブ16’とは「リンス液供給手段」を構成する。リ
ンス液190としては一般に「純水」が使用される。
【0029】ターンテーブル2にセットされた光ディス
ク原盤LDには、図示されない「照射手段」から、単色
光Liが照射されるようになっている。単色光Liとし
ては「レーザ光束」を好適に利用でき、この場合、照射
手段はレーザ光源を光源とするものが用いられることに
なるが、これに限らず、LED(発光ダイオード)等か
らの単色光を照射するようにしてもよい。
【0030】光ディスク原盤LDの表面側には、光検出
器11,12,13が所定の位置に配備されている。光
検出器11は、単色光が光ディスク原盤により回折され
るときの「0次光」L0を受光してその光強度:I0
光電変換する。光検出器12,13はそれぞれ、回折の
1次光L1,2次光L2を受光して、これらの光強度:I
1,I2を光電変換する。光検出器11,12の出力は除
算器20に入力し、除算器20は光強度比:I1/I0
算出する。光検出器12,13の出力は除算器20’に
入力し、除算器20’は光強度比:I2/I1を算出す
る。従って、光検出器11,12,13と除算器20,
20’は「検出・算出器」を構成する。
【0031】除算器20,20’の出力はCPU20A
に入力する。この実施の形態において、CPU20A
は、除算器20,20’からの入力:I1/I0,I2/I1
に基づき、レジストに形成された溝の深さと幅とを算出
する機能を有し、従って「演算手段」を構成する。CP
U20Aはまた、バルブ制御手段18を介して電磁バル
ブ16,16’を制御するほか、「回転手段」であるタ
ーンテーブル2の回転速度や、前記「照射手段」におけ
る単色光の点滅や光強度調整、現像液供給手段やリンス
液供給手段における加圧ポンプを制御し、また除算器2
0,20’の演算の取り込み等を制御する。従って、C
PU20Aとバルブ制御手段18は「制御手段」を構成
する。
【0032】即ち、図1に示す実施の形態のディスク現
像装置は、基板1上にレジスト1Aを塗布されて露光さ
れた光ディスク原盤LDを現像する装置であって、光デ
ィスク原盤LDを回転させる回転手段2と、回転手段2
上にセットされて回転する光ディスク原盤LDのレジス
ト塗布面に現像液170を供給する現像液供給手段1
5,16,17等と、回転手段2上にセットされて回転
する光ディスク原盤LDのレジスト塗布面にリンス液1
90を供給するリンス液供給手段15’,16’,19
等と、光ディスク原盤LDを単色光Liで照射する照射
手段と、照射手段により照射された光ディスク原盤LD
による回折の0次,1次および2次光を検出し、検出さ
れた0,1,2次光強度:I0,I1及びI2から光強度
比:I1/I0,I2/I1を算出する検出・算出手段11,
12,13,20,20’と、検出・算出手段により算
出された光強度比に基づき、現像によりレジストに形成
された溝の深さと幅とを算出する演算手段20Aと、上
記各手段を制御する制御手段20A,18とを有する。
制御手段20A,18は、前記請求項1または2または
3または5または6記載のディスク現像方法に従って上
記各手段を制御する機能を持つ。
【0033】以下、図1の実施の形態において請求項
1,2,3,5,6記載のディスク現像方法を実施する
場合を逐次説明する。
【0034】請求項1,2,3記載のディスク現像方法
では、光強度比:I2/I1を現像の目安に用いている。
現像の目安としては、光強度比:I1/I0を利用するこ
ともできるが、この発明では以下の理由により、光強度
比:I2/I1を目安として、現像を行うのである。後述
するように、光強度比:I1/I0は「溝の深さ」に関連
し、光強度比:I2/I1は「溝幅」に関連する。光ディ
スク原盤を現像し、現像開始以後の光強度比の時間的な
変化を見ると、各光強度比の変化は図2に示すごとくに
なる。図2(a)から分かるように、光強度比:I1/I
0 は時間の経過と共に当初略直線的に増大するが、時間
がある程度経過すると殆ど変化しなくなってしまう。前
述のように光強度比:I1/I0は「溝の深さ」に関連す
るから、現像により求める溝の深さが「さほど深くない
(これは現像により求める溝の幅が小さいことをも意味
する)」場合には、光強度比:I1/I0 を目安に現像を
行うことは有効であるが、現像で求める溝の深さが深
く、溝幅も広いような場合には「現像状態を表す目安」
としては好ましく無い。
【0035】これに対し、光強度比:I2/I1 は、図2
(b)に示すように、現像時間の経過に伴い、緩やかに
ではあるが「常に単調に減少する」ように変化するの
で、これを目安として現像を行えば「溝幅の狭広」に拘
らず、現像状態を表す目安として利用できる。
【0036】請求項1記載のディスク現像方法の手順を
示す図3のフロー図を参照する。ステップ:301にお
いて、現像対象である光ディスク原盤LDをターンテー
ブル2にセットし、現像モードでターンテーブル2を回
転させ、現像を行う。このとき制御手段はターンテーブ
ル2の回転速度と現像液供給手段とを制御する。ターン
テーブルの回転速度は例えば100RPMである。
【0037】制御手段には「所定の現像時間:T」が設
定されている。現像時間:Tは「目的とする溝幅を超え
ない適当な時間」として予め「経験的」に定められる。
ステップ:302で「所定時間:Tの経過」を判断する
と、制御手段は、現像を停止し、リンス液供給手段を制
御してリンスを行い、さらに光ディスク原盤を乾燥させ
る。光ディスク原盤LDが乾燥したらターンテーブルの
回転を低速回転(例えば10RPM程度)にする(ステ
ップ:303)。
【0038】ステップ:304で、制御手段は照射手段
を制御し、乾燥した光ディスク原盤LDに単色光:Li
を照射し、光検出器12,13の出力:I1,I2を検出
し、除算器20’により光強度比:I2/I1を算出させ
て、その結果を取り込む。このとき、除算器20は動作
を停止させておいてよい。
【0039】ステップ:305では、このようにして得
られた光強度比:I2/I1に基づき追加の現像時間:TS
を決定し、再度、現像モードで現像を続行する。そし
て、ステップ:306において現像時間:TS が経過し
たことを判断したら、現像を停止する(ステップ:30
7)。
【0040】光強度比:I2/I1に基づき追加の現像時
間:TSを決定するには、原理的には前述のように、I2
/I1=F(t;α) をテーブルとして予め求めておき、
検出されたI2/I1と上記所定の時間:Tとから、F
(T;α)におけるパラメータ:αを、上記テーブルに基
づき(必要なら内挿計算を行って)決定する。このよう
にしてF(T;α)がわかれば、所望の溝幅を得るのに、
上記の現像条件でどれほどの時間「追加現像」を行うべ
きかを知ることができる。追加の現像時間の決定には、
所定の時間:Tの現像後の光強度比:I2/I1をそのま
ま利用することもできるし、光強度比:I2/I1に応じ
て定まる他の物理量を利用することもできる。ここで
は、上記I2/I1を用いて、溝幅:Wを算出する方法を
説明する。図13に示すように、単色光の光ディスク原
盤LDへの入射角を「θ0(単色光Liの照射条件とし
て定まる)」、回折の0次光、±1次光、±2次光に関
する回折角を「θ」、溝のピッチを「P」、単色光の波
長を「λ(単色光の光源により定まる)」、回折次数を
「m」とすると、溝のピット:Pは、 P=mλ/(sinθ0−sinθ) (1) である。ピッチ:Pは「露光された溝パターンのピッ
チ」で予め定められた値である。入射角:θ0を定め、
ピッチ:Pが定まると、回折の次数:mに応じて回折
角:θが定まるから、これに応じて光検出器11,1
2,13を配備できる。
【0041】溝幅:W、溝の深さ:Dと光強度比:I2/
1との関係を表す解析表現は、種々知られているが、
この実施の形態では以下の式(2),(3)を用いる。
【0042】 W=(P/π)・cos{√(I2/I1)} (2) D=cosθ0・(λ/4π)・ cos~1[1−(P2/2W{(I1/I0)W・sinc2(W/P)+P−W}] ........ (3)。
【0043】(2)式を用いると、光強度比:I2/I1
に対応する溝幅:Wを算出できる。即ち、(1)式が成
り立つように単色光の入射角と光検出器11,12,1
3の配置を定めると、ピッチ:Pは予め既知であるか
ら、検出・算出された光強度比:I2/I1と既知のPを
用いて(2)式により溝幅:Wが求まる。また、波長:
λは予め知られているから、(3)式に光強度比:I1/
0と、(2)式により算出された溝幅:Wと、既知の
量:θ0、λ、P、Wを代入すると、溝の深さ:Dを得
ることができる。なお、(3)式において「sinc」
は、sinc(X)=sinX/Xで定義される関数で
ある。
【0044】実際に現像が行われるとき「現像時間に応
じて溝幅:Wがどのように変化するか」を示したのが図
4である。前述のように、個々の光ディスク原盤におけ
るレジストの感度のバラツキや、他の変動要因のため、
現像時間と溝幅:Wとの関係は、実線で示す曲線4−1
の他に、鎖線で示す曲線4−1,4−2,4−3等々が
存在し、これらの各曲線の特性は予め経験的なデータか
ら知ることができるので、これらをテーブルや式の形で
制御手段(CPU20A)に記憶させておく。
【0045】所定の時間:Tだけ現像を行った状態で、
光強度比:I2/I1を得、これを用いて算出した溝幅が
「We」であったすれば「そのとき行われている現像で
は、溝幅:Wは、現像時間に応じて、図5の曲線4−1
に従って推移する」ものであることがわかる(このこと
は、前述のパラメータ:αが特定されたことを意味す
る)。すると、曲線4−1と目的とする溝幅:Wfとの
関係から、追加の現像を終了させるべき時間:TFを知
ることができ、これからTS=TF−Tとして「追加の現
像時間:TS」を決定できる。
【0046】請求項2記載のディスク現像方法の手順を
示す図5のフロー図を参照する。ステップ:501で、
現像対象である光ディスク原盤LDをターンテーブル2
にセットし、現像モードでターンテーブル2を回転さ
せ、現像を行う。このとき制御手段はターンテーブル2
の回転速度と現像液供給手段とを制御する。ターンテー
ブルの回転速度は例えば100RPMである。
【0047】現像を行いつつ光ディスク原盤LDに単色
光:Liを照射し、光検出器12,13の出力:I1
2を検出し、除算器20’に光強度比:I2/I1 を算
出させて、その結果を取り込む。このとき除算器20は
動作を停止させておいてよい。
【0048】制御手段には、光強度比:I2/I1の所定
の値:(I2/I1)A が設定されており、制御手段は、光
強度比:I2/I1が所定の光強度比:(I2/I1)Aに達し
たことを判断すると(ステップ:502)現像を停止
し、リンス液供給手段を制御してリンスを行い、さらに
光ディスク原盤を乾燥させ。光ディスク原盤LDが乾燥
したらターンテーブルの回転を低速回転(例えば10R
PM程度)にする(ステップ:503)。
【0049】光強度比:(I2/I1)Aは、「目的とする溝
幅を超えない」ときの光強度比として予め「経験的」に
定められる。従って、ステップ:503で現像が停止さ
れるとき、光ディスク原盤に形成された溝の溝幅は目的
とする溝幅に達していない。なお、光強度比:(I2/
1)Aは、現像を行いながら得られた光強度比であり、
現像液の屈折率等の影響を受けているものであることを
付記しておく。
【0050】ステップ:504で、制御手段は照射手段
により、乾燥した光ディスク原盤LDに単色光:Liを
照射して光検出器12,13の出力:I1,I2を検出
し、除算器20’に光強度比:I2/I1を算出させ、そ
の結果を光強度比:(I2/I1)Bとして取り込む。従っ
て、光強度比:(I2/I1)Bは現像液等の影響を受けてい
ない。この間、除算器20は動作を停止させておいてよ
い。
【0051】ステップ:505では、このようにして得
られた光強度比:(I2/I1)Bに基づき追加の現像時間:
Sを決定し、再度、現像モードで現像を続行する。そ
してステップ:506において、現像時間:TS の経過
を判断したら現像を停止する(ステップ:507)。
【0052】このように、光強度比:(I2/I1)Aを求め
ることにより、請求項1の方法と同様に、光強度比:
(I2/I1)Aを用いて例えば「溝幅:W」を算出すると、
このときの現像がどのように推移するかを知ることがで
きる。
【0053】即ち、図6に示すように、光強度比(現像
液等の影響を受けない値)は、現像の進行ととともに、
前述の図2に示した曲線と同様に単調に減少する用に変
化する。しかし、現像の具体的推移には、多くの曲線6
−1,6−2,6−3,..等が対応する。そして、請
求項2記載の発明においては、上記光強度比:(I2/
1)Bが得られるまで、現像がどの曲線に従って推移し
ているか不明である。しかし、光強度比:(I2/I1)
Bが、例えば図6の縦軸のgであることが分かると、こ
の時までの現像の経過時間:T0と光強度比:gとか
ら、このときの現像の推移が曲線6−1に従うものであ
ることが分かり(前述のパラメータ:αを特定したのと
同義である)、この曲線6−1に従って、現像を終了さ
せるときの光強度比:fが分かり、これから現像を終了
させるべき時間:TFが分かることになる。そして追加
の現像時間:TS=TF−T0を決定することができる。
【0054】請求項3記載のディスク現像方法の手順を
示す図7のフロー図を参照する。ステップ:701にお
いて、現像対象である光ディスク原盤LDをターンテー
ブル2にセットし、現像モードでターンテーブル2を回
転させ、現像を行う。このとき、制御手段はターンテー
ブル2の回転と現像液供給手段とを制御する。ターンテ
ーブルの回転速度は例えば100RPMである。
【0055】現像を行いながら、光ディスク原盤LDに
単色光:Liを照射し、光検出器12,13の出力:I
1,I2を検出し、除算器20’に光強度比:I2/I1
算出させて、その結果を取り込む。このとき、除算器2
0は動作を停止させておいてよい。
【0056】制御手段には、光強度比:I2/I1の所定
の値:(I2/I1)D が設定されており、制御手段は、光
強度比:I2/I1 が(I2/I1)Dに達したことを判断する
と(ステップ:702)現像を停止し、リンス液供給手
段を制御してリンスを行い、さらに光ディスク原盤を乾
燥させ。光ディスク原盤LDが乾燥したらターンテーブ
ルの回転を低速回転(例えば10RPM程度)にする
(ステップ:703)。光強度比:(I2/I1)Dは現像液
等の影響を受けている。
【0057】上記光強度比:(I2/I1)Dは、「目的とす
る溝幅を超えない」状態の光強度比として予め「経験
的」に定める。従って、ステップ:703で現像が停止
されるとき、光ディスク原盤に形成された溝の溝幅は目
的とする溝幅に達していない。
【0058】ステップ:704で、制御手段は、乾燥し
た光ディスク原盤LDに照射手段により単色光:Liを
照射し、光検出器12,13の出力:I1,I2により除
算器20’に光強度比:I2/I1 を算出させ、その結果
を光強度比:(I2/I1)Eとして取り込む。このとき、除
算器20は動作を停止させておいてよい。
【0059】ステップ:705では、光強度比:(I2/
1)Eに基づき、現像を終了させるときの光強度比:(I
2/I1)Fを決定し、再度、現像モードで現像を続行す
る。そして、ステップ:606において、光強度比:I
2/I1が(I2/I1)Fに達したことを判断したら、現像を
停止する(ステップ:707)。
【0060】光強度比:I2/I1 は、現像を行いつつ検
出するときには、現像液の屈折率の影響を受けるし、光
ディスク原盤の回転速度が大きいことの影響も受ける。
しかし、光強度比:I2/I1は、現像を行いつつ得られ
たときと、現像を停止し、リンス・乾燥を行い、光ディ
スク原盤を低速回転させつつ得たときとで無関係ではな
く、一般に両者は「比例関係」にある。
【0061】従って、両者の比例関係が一義的なもので
あるならば、現像を行いつつ光強度比:I2/I1 をモニ
タし、これが所望の溝幅に対応する値となったときに現
像を停止すれば、所望の溝幅を現像により実現できるこ
とになる。この方法は特開平6−20307号公報記載
の現像方法に他ならない。
【0062】しかし、現実には上記「比例関係」は一義
的なものではない。説明図的に示すと、図8において横
軸の「測定時の回折光比」は、現像を停止し、リンス・
乾燥を行い、光ディスク原盤を低速回転させつつ得たI
2/I1 を表し、縦軸における「現像時の回折光比」は、
現像を行いつつ得たI2/I1 である。図8の直線i,i
i,iiiは、前記パラメータ:αのバラツキにより
「バラついた比例関係(実際には、図7に示すよりも多
数の比例関係が存在する)」を示す。そこで、図7のス
テップ:702において、得られた光強度比:(I2/
1)Dが図8の「縦軸のa」に等しいとすると、このと
き、現像を停止し、リンス・乾燥を行い、光ディスク原
盤を低速回転させつつ得た(I2/I1)Eは、上記比例関
係:i〜iiiに応じて横軸のb,b’,b’’に対応
する。そこで、ステップ:704で「実際に得られた光
強度比:(I2/I1)Eが上記b,b’,b’’の何れにな
るか」を知れば、このとき行われている現像における比
例関係が、比例関係:i〜iiiの何れに相当するかを
知ることができる。これは前述のパラメータ:αが特定
されることに相当する。
【0063】そこで、上記の如く決定された「比例関
係」に基づき、この比例関係と、目的とする溝幅:cを
与えるときの現像時の回折光比(例えば、比例関係:i
であれば縦軸のd、比例関係:iiiであるときは縦軸
のd’)を:光強度比:(I2/I1)Fとして決定し、再
度、現像モードで現像を続行し、光強度比:I2/I1
(I2/I1)Fに達したことを判断して現像を停止すれば所
望の溝幅を実現できる。
【0064】請求項5記載のディスク現像方法の手順を
示す図9のフロー図を参照する。ステップ:901にお
いて、現像対象である光ディスク原盤LDをターンテー
ブル2にセットし、現像モードでターンテーブル2を回
転させ、現像を行う。このとき、制御手段はターンテー
ブル2の回転速度と現像液供給手段とを制御する。ター
ンテーブルの回転速度は例えば100RPMである。
【0065】この現像は「所定時間:T1」だけ行われ
る。この場合の時間:T1は、経験的に所望の(即ち目
的とする)溝幅および溝の深さを実現できる現像時間が
設定される。制御手段は、ステップ:902において所
定時間:T1 の経過を判断したら、ステップ:903に
おいて、現像を停止し、リンスと乾燥を行い、ターンテ
ーブルを低速回転状態にする。そして、ステップ:90
4において、光ディスク原盤LDに単色光:Liを照射
し、光検出器11,12,13の出力:I0,I1,I2
を検出し、除算器20,20’に光強度比:I1/I0,I
2/I1を算出させ、その結果を取り込む。
【0066】制御手段は次いで、ステップ:905で、
光強度比:I1/I0,I2/I1に基づき、現像によりレジ
ストに形成された溝の深さ:Dと幅:Wとを算出する。
これにより、所望の深さと溝とを持った光ディスク原盤
が得られたか否かを確認することができる。D,Wの算
出には前述の式(1)〜(3)を用いる。
【0067】なお、図3のステップ:303、図5のス
テップ:503、図7のステップ:702、図9のステ
ップ:903において、リンス・乾燥は「ターンテーブ
ルの回転を低速回転とした状態」で行っても良い。
【0068】上記請求項1,2,3記載の現像方法で
は、所望の溝幅を現像により自動的に実現できるが、こ
のようにして実現された現像の結果を確認するようにし
ても良く、請求項6記載の発明はこのような現像方法で
ある。請求項6記載のディスク現像方法の手順を示す図
10,11のフロー図を参照する。現像方法が請求項
1,2記載の発明によるときには、図10に示すように
「追加の現像時間:TS 」が経過(ステップ:100
1)したら、ステップ:1002において現像を停止
し、リンスと乾燥を行い、ターンテーブルを低速回転状
態にして、ステップ:1003において、光強度比:I
1/I0,I2/I1を検出・算出し、その結果に基づき「現
像によりレジストに形成された溝の深さ:Dと幅:W」
とを算出して(ステップ:1004)、現像を終了する
(ステップ:1005)。
【0069】現像方法が請求項3記載の発明によるとき
には、図11に示すように、現像中の光強度比が「(I2
/I1)F」に達したら(ステップ:1101)したら、ス
テップ:1102において現像を停止し、リンスと乾燥
を行い、ターンテーブルを低速回転状態にし、ステッ
プ:1103において、光強度比:I1/I0,I2/I1
検出・算出し、その結果に基づき「現像によりレジスト
に形成された溝の深さ:Dと幅:W」とを算出して(ス
テップ:1104)、現像を終了する(ステップ:11
05)。
【0070】図12は、請求項9,10記載の発明の実
施の1形態を特徴部分のみ説明するための図である。請
求項9記載の発明の特徴部分は、「照射手段」にあり、
請求項10記載の発明の特徴部分は、「照射手段」と
「検出・算出手段における光検出器」にある。即ち、請
求項9,10記載のディスク現像装置においては、図1
1(a)に示すように、照射手段は、「単色光の光源」
であるレーザ光源3と、固定ミラー7と可動ミラー8
(および図示されないその移動機構)とを有する。固定
ミラー7と可動ミラー8およびその移動機構(図示され
ず)とは「単色光の光源3からの光束の光ディスク原盤
LDへの照射を、垂直照射と斜め照射とに切り換える照
射角切り換え手段」を構成する。
【0071】前述のように請求項2,3記載の現像方法
では、現像中において、光強度比:I2/I1を検出・算
出する。このとき、光ディスク原盤LDには、現像液の
供給が行われているので、光強度:I2,I1の検出は現
像液の屈折率の影響を受ける。この「屈折率の影響」を
可及的に軽減させるには、回折の1次光および2次光の
方向が「光ディスク原盤LDに直交する方向に近くなる
ようにする」のが良く、このためには、図11(a)のよ
うに、現像時においては単色光の照射を固定ミラー7を
用いて「斜め照射」とすることにより現像時における光
強度比:I2/I1をより正確に検出・算出できる。
【0072】逆に、現像が一旦停止され、光ディスク原
盤が乾燥されているときには、現像液やリンス液の屈折
率の影響を考えなくてよく、単色光の入射を「垂直照
射」とすることが、より正確な回折光強度比を得る上で
好ましい。そこでこの場合は、図11(b)に示す位置
に可動ミラー8を移動させ、レーザ光源3からのレーザ
光(単色光)が可動ミラー8に反射されて光ディスク原
盤LDに「垂直照射」されるようにする。このようにし
て、光強度比:I2/I1 を、現像時にも非現像時にも正
確に得ることができる。即ち、図11に示す請求項9記
載のディスク現像装置では、請求項4記載の現像方法が
実施されることになる。
【0073】ところで、上記のように「現像時と非現像
時とで単色光の照射角度を異ならせる」と回折の各次光
の回折角が「照射角に応じて異なる」ことになる。従っ
て、何らかの工夫を施さないと、各光検出器を各照射角
に応じて設ける必要があり、光検出器の数を増やさなけ
ればならないが、請求項10記載の発明では、図12に
示すように、検出・算出手段の0,1,2次光用の各光
検出器センサ11’,12’,13’のみを設け、垂直
照射と斜め照射に共用するようにした。
【0074】即ち図11(a)に示すように、単色光を
斜め入射させるときには、回折の0次光を光検出器1
3’により検出し、1次光および2次光は、それぞれ光
検出器12’および11’で検出する。そして、単色光
を垂直入射させるときは、光検出器11’,12’,1
3’がそれぞれ0次光,1次光、2次光を検出する。即
ち、光検出器11’,12’,13’は、このような受
光が可能であるように配置位置を定められるのである。
光検出器11’,12’が、図1の除算器20に連結さ
れ、光検出器12’,13’が、光検出器20’に連結
されているものとすると、光強度比:I2/I1の演算算
出は、現像時には除算器20を用い、その出力をCPU
20Aで逆数にしてI2/I1を得る。また非現像時には
除算器20’を用い、その出力をI2/I1とする。
【0075】請求項9記載のディスク現像装置で、請求
項7記載の発明のディスク現像方法を実施する場合に
は、現像を停止して光ディスク原盤を低速回転状態にし
てリンス・乾燥させ、低速回転状態にした光ディスク原
盤に単色光を照射して、回折の0次項強度:I0と1次
光強度:I1及び2次光強度:I2を検出し、検出された
光強度に基づき回折光強度比:I1/I0およびI2/I1
演算算出し、算出されたI1/I0およびI2/I1に基づ
き、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅とを
算出する。
【0076】図12の実施の形態で、請求項7記載の現
像方法を実施する場合には、光検出器11’は、現像時
には回折の2次光を受光し、非現像時には回折の0次光
を受光する。また光検出器13’は、現像時には回折の
0次光を受光し、非現像時には回折の2次光を受光す
る。回折の0次光の光強度に比して、2次光の光強度は
略「数十分の1」であり、このため、光検出器11’,
13’は、現像時と非現像時とで受光量が極端に異な
り、検出精度に誤差が発生しやすい。そこで、図12に
示す可動のフィルター9,10を用い、フィルター9
は、現像時に回折の0次光が入射する光検出器11’の
受光面部分に配備し、非現像時には光検出器11’の前
から退避させ、フィルター10は、現像時に回折の0次
光が入射する光検出器11’の受光面部分に配備し、非
現像時には光検出器11’の前から退避させる。このよ
うにすれば、光検出器11’,13’の受光量は、現像
時と非現像時とで大きく変化することが無いから、回折
光検出の精度を高めることができる。勿論、このとき演
算手段における演算では、フィルタ9,10の影響を補
正して、正しい光強度比:I1/I0が得られるようにす
る。
【0077】上に説明した請求項8〜10記載の現像装
置においては、演算手段が「現像によりレジスト層に形
成された溝の深さと幅とを算出する機能」を有するの
で、現像後に、レジスト層に形成された溝の深さ:Dと
幅:Wとを算出し、算出された深さ:Dおよび幅:W
が、光ディスク原盤としての許容範囲:D1〜D2、W1
〜W2内に入るか否か、即ち、D1≦D≦D2であり、且
つ、W1≦W≦W2であるか否かを制御手段で判別させる
ことができ、このようにすることにより、現像された光
ディスク原盤の良否を自動的に判定できる(請求項1
1)。
【0078】なお、請求項4,7記載の発明のディスク
現像方法を実施する場合、図5(図7)のフロー図で
は、当初、単色光を斜め照射させ、ステップ:503
(703)と504(704)の間で垂直照射にし、ス
テップ:504(704)と505(795)の間で斜
め入射に戻す。図10(図11)のフロー図では、ステ
ップ1003(1103)は垂直入射で行う。
【0079】上記の如く、請求項1,2,3,4,6記
載の発明のディスク現像方法では、現像の途中で一旦現
像を停止し、光ディスク原盤を低速回転状態にして回折
光の光強度を検出し、その後、再び現像が行われる。こ
の再度の現像工程においても光ディスク原盤の回転は、
当初の現像と同様、高速回転(例えば100RPM)で
行われる。
【0080】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば光ディスク原盤の新規な現像方法および現像装置を実
現できる。
【0081】請求項1〜8記載の発明によれば、現像の
途上で溝の幅あるいは溝幅に対応する光強度比:I2/I
1を正規に検出・算出するので、これらに基づき、現像
を終了せしめる時点あるいは、そのときの光強度比:I
2/I1を適正に決定でき、自動的に精度良く現像を行う
ことができる。
【0082】また、請求項4,7記載の現像方法によれ
ば、現像時には単色光を斜め照射して、回折の1次光と
2次光の方向を光ディスク原盤に直交する方向に近付け
ることにより1次光、2次光の検出における現像液の屈
折率等の影響を軽減させ、1次光・2次光の検出精度を
高めることができる。
【0083】請求項4,7記載のディスク現像方法によ
れば、現像によりレジストに形成された溝の幅と深さを
知ることができる。請求項8記載のディスク現像装置に
よれば、上記請求項1〜3,5,6記載のディスク現像
方法を自動的に実施でき、請求項9記載のディスク現像
装置によれば、上記請求項4,7記載のディスク現像方
法を自動的に実施でき、請求項10記載のディスク現像
装置によれば、光検出器数の増大なしに請求項4,7の
ディスク現像方法の実施が可能である。また請求項11
記載のディスク現像装置によれば、現像された光ディス
ク原盤の良否を自動的に判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のディスク現像装置の実施の1形態を
示す図である。
【図2】図2は、現像に伴う光強度比:I1/I0,I2/
1の変化を説明するための図である。
【図3】請求項1記載の発明の手分を説明するためのフ
ロー図である。
【図4】請求項1記載の発明の追加の現像時間の決定を
説明するための図である。
【図5】請求項2記載の発明の手順を説明するためのフ
ロー図である。
【図6】請求項2記載の発明の追加の現像時間の決定を
説明するための図である。
【図7】請求項3記載の発明の手順を説明するためのフ
ロー図である。
【図8】請求項3記載の発明の光強度比:(I2/I1)F
決定を、説明するための図である。
【図9】請求項5記載の発明の手順を説明するためのフ
ロー図である。
【図10】請求項6記載の発明の手順を説明するための
図である。
【図11】請求項7記載の発明の手順を説明するフロー
図である。
【図12】請求項9,10記載の発明の実施の形態を特
徴部分のみ説明するための図である。
【図13】光ディスク原盤による単色光の回折を説明す
るための図である。
【符号の説明】
LD 光ディスク原盤 2 ターンテーブル 11,12,13 光検出器 170 現像液 190 リンス液

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 目的とする溝幅を超えないように予め設定された所定時
    間の現像を行った後、 リンス・乾燥を行い、低速回転状態にした光ディスク原
    盤に単色光を照射して回折の1次光強度:I1及び2次
    光強度:I2を検出し、これらから、光強度比:I2/I1
    を得、得られたI2/I1に基づき、上記目的とする溝幅
    を得るのに必要な追加の現像時間を決定し、 上記追加の現像時間だけ、さらに現像を行うことを特徴
    とするディスク現像方法。
  2. 【請求項2】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 光ディスク原盤に単色光を照射して、回折の1次光強
    度:I1 及び2次光強度:I2を検出しつつ現像を行
    い、 検出された光強度に基づき光強度比:I2/I1を演算算
    出し、I2/I1が所定の値:(I2/I1)Aになったときに
    現像を一旦停止してリンス・乾燥を行い、 低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射し
    て、前記I1,I2を検出して新たに光強度比:(I2/
    1)Bを得、得られた(I2/I1)Bに基づき、目的とする
    溝幅を得るのに必要な追加の現像時間を決定し、 上記追加の現像時間だけ、さらに現像を行うことを特徴
    とするディスク現像方法。
  3. 【請求項3】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 光ディスク原盤に単色光を照射して、回折の1次光強
    度:I1 及び2次光強度:I2を検出しつつ現像を行
    い、 検出された光強度に基づき光強度比:I2/I1を演算算
    出し、算出されたI2/I1が所定の値(I2/I1)Dになっ
    たときに現像を一旦停止してリンス・乾燥を行い、 低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射し
    て、前記I1,I2を検出して新たに光強度比:(I2/
    1)Eを得、得られた(I2/I1)Eに基づき、目的とする
    溝幅が得られるときの光強度比:(I2/I1)Fを決定し、 再度現像を行いつつ、前記I1,I2を検出して光強度
    比:I2/I1を得、この光強度比:I2/I1が上記(I2/
    1)Fに達したとき現像を停止することを特徴とするデ
    ィスク現像方法。
  4. 【請求項4】請求項2または3記載のディスク現像方法
    において、 光ディスク原盤の現像が行われているときと、現像が一
    旦停止されているときとで、単色光の照射角度を異なら
    せ、 現像が行われているときには斜め照射、現像が一旦停止
    されているときは垂直照射とすることを特徴とするディ
    スク現像方法。
  5. 【請求項5】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 予め設定された所定時間だけ現像を行った後、現像を停
    止して光ディスク原盤を低速回転状態にしてリンス・乾
    燥させ、 低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射し
    て、回折の0次光強度:I0と1次光強度:I1及び2次
    光強度:I2を検出し、 検出された光強度に基づき光強度比:I1/I0およびI2
    /I1を演算算出し、算出されたI1/I0およびI2/I1
    基づき、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅
    とを算出することを特徴とするディスク現像方法。
  6. 【請求項6】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 請求項1または2または3記載のディスク現像方法を実
    施したのち、現像を停止して光ディスク原盤を低速回転
    状態にしてリンス・乾燥させ、 低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射し
    て、回折の0次光強度:I0と1次光強度:I1及び2次
    光強度:I2を検出し、 検出された光強度に基づき光強度比:I1/I0およびI2
    /I1を演算算出し、算出されたI1/I0およびI2/I1
    基づき、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅
    とを算出することを特徴とするディスク現像方法。
  7. 【請求項7】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する方法であって、 請求項4記載のディスク現像方法を実施したのち、現像
    を停止して光ディスク原盤を低速回転状態にしてリンス
    ・乾燥させ、 低速回転状態にした光ディスク原盤に単色光を照射し
    て、回折の0次光強度:I0と1次光強度:I1及び2次
    光強度:I2を検出し、 検出された光強度に基づき光強度比:I1/I0およびI2
    /I1を演算算出し、算出されたI1/I0およびI2/I1
    基づき、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅
    とを算出することを特徴とするディスク現像方法。
  8. 【請求項8】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する装置であって、 光ディスク原盤を回転させる回転手段と、 該回転手段上にセットされて回転する光ディスク原盤の
    レジスト塗布面に現像液を供給する現像液供給手段と、 上記回転手段上にセットされて回転する光ディスク原盤
    のレジスト塗布面にリンス液を供給するリンス液供給手
    段と、 上記光ディスク原盤を単色光照射する照射手段と、 該照射手段により照射された上記光ディスク原盤による
    回折の0次,1次および2次光強度を検出し、検出され
    た0,1,2次光強度:I0,I1及びI2 から光強度
    比:I1/I0,I2/I1を算出する検出・算出手段と、 該検出・算出手段により算出された各光強度比に基づ
    き、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅とを
    算出する演算手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有し、 上記制御手段は、請求項1または2または3または5ま
    たは6記載のディスク現像方法に従って、上記各手段を
    制御する機能を持つことを特徴とするディスク現像装
    置。
  9. 【請求項9】基板上にレジストを塗布されて露光された
    光ディスク原盤を現像する装置であって、 光ディスク原盤を回転させる回転手段と、 該回転手段上にセットされて回転する光ディスク原盤の
    レジスト塗布面に現像液を供給する現像液供給手段と、 上記回転手段上にセットされて回転する光ディスク原盤
    のレジスト塗布面にリンス液を供給するリンス液供給手
    段と、 上記光ディスク原盤を単色光照射する照射手段と、 該照射手段により照射された上記光ディスク原盤による
    回折の0次,1次および2次光強度を検出し、検出され
    た0,1,2次光強度:I0,I1及びI2 から光強度
    比:I1/I0,I2/I1を算出する検出・算出手段と、 該検出・算出手段により算出された各光強度比に基づ
    き、現像によりレジストに形成された溝の深さと幅とを
    算出する演算手段と、 上記各手段を制御する制御手段とを有し、 上記照射手段は、単色光の光源からの光束の光ディスク
    原盤への照射を、垂直照射と斜め照射とに切り換える照
    射角切り換え手段を有し、 上記制御手段は、請求項4または7記載のディスク現像
    方法に従って、上記各手段を制御する機能を持つことを
    特徴とするディスク現像装置。
  10. 【請求項10】請求項9記載のディスク現像装置におい
    て、 検出・算出手段の0次光,2次光用の各光検出器は、現
    像時と現像停止時とで受光する回折光の次数が異なり、
    1次光用の光検出器とともに、照射光の照射が垂直照射
    の場合と斜め照射の場合とに共用されることを特徴とす
    るディスク現像装置。
  11. 【請求項11】請求項8または9または10記載のディ
    スク現像装置において、 制御手段は、演算手段が演算した溝の深さと幅とに基づ
    き、現像された光ディスク原盤の良否を判別する機能を
    持つことを特徴とするディスク現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006344310A (ja) * 2005-06-09 2006-12-21 Sony Corp 現像方法および現像装置
US7428907B2 (en) * 2000-09-22 2008-09-30 Dainippon Screen Mfg. Co., Ltd. Substrate processing apparatus

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