JPH11255107A - ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 - Google Patents
ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置Info
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- JPH11255107A JPH11255107A JP10057881A JP5788198A JPH11255107A JP H11255107 A JPH11255107 A JP H11255107A JP 10057881 A JP10057881 A JP 10057881A JP 5788198 A JP5788198 A JP 5788198A JP H11255107 A JPH11255107 A JP H11255107A
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Abstract
供給するときには確実にペダルストロークシミュレータ
をロックすることができると共に温度上昇によりペダル
ストロークシミュレータ内が高圧となることがないよう
にする。 【解決手段】 マスターシリンダ17の内部にペダルス
トロークシミュレータ16を設置する。ペダルストロー
クシミュレータ16の液室16Bを常閉の開閉電磁弁2
0を介してブレーキ液リザーバ14と接続すると共に、
ペダルストロークシミュレータ16のピストン16Cが
その復帰位置に位置するときには液室16Bとブレーキ
液リザーバ14とを連通するがピストン16Cがその復
帰位置から前進したときには液室16Bとブレーキ液リ
ザーバ14との連通を遮断する通路16Dを設置し、液
室16Bの圧力を逃がす。ペダルストロークを発生させ
るときには電磁弁20を開にする。
Description
トロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置に関する。
のが知られているが、パワー液圧源を具備し、このパワ
ー液圧源の正常時においてはパワー液圧源から車輪ブレ
ーキへブレーキペダル踏力の大きさに対応した大きさの
液圧を供給し、パワー液圧源の失陥時においてはブレー
キペダルと作動的に連結したマスターシリンダから車輪
ブレーキに液圧を供給するように構成されたものがあ
り、例えば特開昭57−84249号公報、特開昭58
−39551号公報に記載されている。
上記の如く構成された車両ブレーキ装置においては、パ
ワー液圧源の正常時においてブレーキペダル踏力の大き
さに対応した大きさのブレーキペダルストロークを発生
させるためのペダルストロークシミュレータが設置され
る。
57−84249号公報に記載の車両ブレーキ装置は、
ペダルストロークシミュレータの液室をパワー液圧源の
液圧の失陥に応じて閉じる圧力応動開閉弁を介してブレ
ーキ液リザーバと連通しており、パワー液圧源の正常時
に制御弁を制御する制御装置が故障すると、ペダルスト
ロークシミュレータがロックできないためにブレーキペ
ダルストロークは非常に長くなってしまう。
載の車両ブレーキ装置では、ペダルストロークシミュレ
ータの液室を常開の開閉電磁弁を介してマスターシリン
ダの圧力発生室と連通しており、この開閉電磁弁を制御
する制御装置が故障すると、マスターシリンダから車輪
ブレーキへ供給するブレーキ液がペダルストロークシミ
ュレータ内へ流入してしまい、ブレーキペダルストロー
クは非常に長くなってしまう。
弁を常閉のものとすることが考えられるが、温度上昇に
よりペダルストロークシミュレータ内が高圧となった場
合においてブレーキペダルを操作し開閉弁を閉から開に
切り換えたときブレーキペダルが重くなる等の別の不具
合が発生する。
車輪ブレーキに液圧を供給するときには確実にペダルス
トロークシミュレータをロックすることができると共に
温度上昇によりペダルストロークシミュレータ内が高圧
となることがないようにすることを目的とする。
明は、ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対
応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブ
レーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させ
るためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時に
ブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給す
る液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマ
スターシリンダのシリンダ内に嵌合されてブレーキペダ
ルの操作力によりマスターシリンダのピストンを介して
前進されるピストンとこのピストンの前側の液室に配置
されてピストンを後退させるスプリングとを有するペダ
ルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に
応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制
御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルス
トロークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を
介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピ
ストンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前
記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがそ
の復帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレー
キ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されている
ことを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車
両ブレーキ装置である。
ダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブ
レーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車
輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液
圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの
操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させ
るためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの
シリンダ内に摺動自在に嵌合されてブレーキペダルの操
作力により前進されマスターシリンダピストンを前進さ
せるピストンとこのピストンとマスターシリンダピスト
ンとの間の液室に配置されてピストンを後退させるスプ
リングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブ
レーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレ
ーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備
え、更に、前記マスターシリンダピストンがその復帰位
置に位置するときには前記液室とブレーキ液リザーバと
を連通するが前記マスターシリンダピストンがその復帰
位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液リ
ザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを
特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレ
ーキ装置である。
ダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブ
レーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車
輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液
圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの
操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させ
るためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの
シリンダ内に摺動自在に嵌合されてブレーキペダルの操
作力により前進されマスターシリンダピストンを前進さ
せるピストンとこのピストンのマスターシリンダピスト
ンとの間の液室に配置されてピストンを後退させるスプ
リングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブ
レーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレ
ーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備
え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記液
室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接
続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置す
るときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通
するが前記ピストンがその復帰位置から前進したときに
は前記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断す
る通路が設置されていることを特徴とするペダルストロ
ークシミュレータ付き車両ブレーキ装置である。
ダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブ
レーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車
輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液
圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの
操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させ
るためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの
圧力発生室と連通する液室を一端側に形成すると共に他
端側に第2液室を形成するピストンとこのピストンを第
1液室の側へ復帰させるスプリングとを有するペダルス
トロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じ
てパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御す
るための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロ
ークシミュレータの前記第2液室が常閉の開閉電磁弁を
介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピ
ストンがその復帰位置に位置するときには前記第2液室
と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストン
がその復帰位置からスプリングに抗して摺動したときに
は前記第2液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮
断する通路が設置されていることを特徴とするペダルス
トロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置である。
ダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブ
レーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車
輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液
圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの
操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させ
るためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの
圧力発生室と常閉の開閉電磁弁を介して連通する液室を
形成するピストンとこのピストンを液室の側へ復帰させ
るスプリングとを有するペダルストロークシミュレータ
と、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車
輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段と
を備え、更に、前記開閉電磁弁と並列に設けられ前記ペ
ダルストロークシミュレータの側から前記マスターシリ
ンダの側への流通のみを許容する逆止弁が設置されてい
ることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き
車両ブレーキ装置である。
の請求項1の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。車両
ブレーキ装置10は、供給される液圧の大きさに対応し
た大きさのブレーキ力を車輪11に加えるための車輪ブ
レーキ12と、ブレーキペダル13と、ブレーキ液リザ
ーバ14と、車輪ブレーキ12に供給する液圧を発生さ
せるためのパワー液圧源15と、パワー液圧源15の正
常時においてブレーキペダル13に加えられた操作力の
大きさに対応した大きさのストロークをブレーキペダル
13に発生させるためのペダルストロークシミュレータ
16と、パワー液圧源15の失陥時に車輪ブレーキ12
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ1
7とを備えている。
5Aと、ブレーキ液リザーバ14内のブレーキ液を吸入
し昇圧してアキュームレータ15Aに供給する液圧ポン
プ15Bと、この液圧ポンプ15Bを駆動する電気モー
タ15Cとを備えている。
と、このシリンダ17A内に摺動自在に嵌合され圧力発
生室17Bを形成するピストン17Cと、ピストン戻し
スプリング17Dとを備えている。シリンダ17Aは閉
口側へ延長されており、その内部にはペダルストローク
シミュレータ16のピストン16Aが摺動自在に嵌合さ
れ、ピストン16Aとシリンダ17Aの端壁との間に液
室16Bが形成され、ピストン16Aとピストン17A
の端壁との間にストロークシミュレート用スプリング1
6Cが介装されている。ピストン17Cは、ブレーキペ
ダル13の連結された入力ロッド18により前進され
る。
液室17Eはブレーキ液リザーバ14と常時連通され、
またピストン17Cが図1に示す復帰位置から左方へ摺
動されることにより圧力発生室17Bから遮断される通
路17Fもブレーキ液リザーバ14と常時連通されてい
る。ペダルストロークシミュレータ16の液室16Bは
常閉の開閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14
と接続されている。ピストン16Aが図1に示す復帰位
置から左方へ摺動されることにより液室16Bから遮断
される通路16Dはブレーキ液リザーバ14と常時連通
されている。ピストン16Aの外周の環状液室16Eは
ブレーキ液リザーバと常時連通されている。
液圧を給排するときに車輪ブレーキ12をマスターシリ
ンダ17から遮断するための常開の開閉電磁弁21が設
置されている。そして、アキュームレータ15Aから車
輪ブレーキ12への液圧供給を開閉制御するための常閉
の開閉電磁弁22と、車輪ブレーキ12からブレーキ液
リザーバ14への液圧排出を開閉制御するための常閉の
開閉電磁弁23が設置されている。
モータ15Cの作動は電気制御装置24によって制御さ
れる。電気制御装置24は、車両のエンジンが始動され
た直後において電気モータ15Cを一時的に作動させ、
電気モータ15Cの電流値からアキュームレータ15A
内の液圧を推定し、アキュームレータ15A内の液圧を
所定範囲に維持するように電気モータ15Cの作動を制
御すると共に、パワー液圧源15の失陥を監視する。
25、ストロークセンサ26、車輪ブレーキ液圧センサ
27の検出出力を入力され、パワー液圧源15の正常時
においては、ブレーキペダル13が操作されたときに
は、車輪ブレーキ12に供給する液圧の目標値を算出
し、開閉電磁弁21を作動させ、車輪ブレーキ12の液
圧が目標値に一致するように開閉電磁弁22、23の作
動を制御する。
サ28の検出出力を入力され、パワー液圧源15の正常
時においては車輪11にロック傾向が生じたことに応じ
て車輪ブレーキ12の液圧を減圧し、ロック傾向が解消
したことに応じて車輪ブレーキ12の液圧を再増圧させ
る所謂アンチロック制御を行う。
ル13が操作された場合、上述のように開閉電磁弁21
が作動されるためマスターシリンダ17のピストン17
Cは圧力発生室17Bが通路17Fから遮断した以後は
ピストン16Aに対する前進が不可能となるが、開閉電
磁弁20が開位置に作動されピストン16Aが前進可能
とされるため、ピストン16A、17Cがスプリング1
6Cを撓めつつ前進することによってブレーキペダル1
3には加えられた操作力の大きさに対応したストローク
が発生する。
置24が開閉電磁弁20、21、22、23の作動を禁
止する。ブレーキペダル13の操作によりピストン17
C、16Aが前進し、通路17Fと圧力発生室17Bと
が遮断されると共に通路16Dが液室16Bから遮断さ
れる。通路16Dが液室16Bから遮断されかつ開閉電
磁弁が閉であることにより液室16Bが密封され、ピス
トン16Aが前進不可能となる。電磁弁21が開である
ことによりピストン17Cは引き続き前進可能であり、
ピストン17Cにより圧力発生室17Bのブレーキ液が
昇圧されて車輪ブレーキ12に供給される。
ストン16A,17Cが復帰位置に復帰されることによ
り、マスターシリンダ17の圧力発生室17Bが通路1
7Fによりブレーキ液リザーバ14と連通すると共に、
ペダルストロークシミュレータ16の液室16Bが通路
16Dによりブレーキ液リザーバ14と連通する。従っ
て、温度上昇により室16B、17Bが高圧となること
が防止される。また、開閉電磁弁20が常閉であること
により、電気制御装置24が故障し開閉電磁弁20等を
制御できなくなっても、ブレーキペダル13が操作され
たときのピストン16Aの前進は液室16Bと通路16
Dとが遮断したときに終了となるので、マスターシリン
ダ17による車輪ブレーキ12への液圧供給がなされ
る。
2の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレ
ーキ装置110は、ペダルストロークシミュレータ11
6及びマスターシリンダ117の構成が図1の車両ブレ
ーキ装置10と相違する。マスターシリンダ117は、
シリンダ117Aと、このシリンダ117A内に摺動自
在に嵌合され圧力発生室117Bを形成するピストン1
17Cと、ピストン戻しスプリング117Dとを備えて
いる。ピストン117Cの外周の環状サプライ液室11
7Eとピストン117Cが図1に示す復帰位置から左方
へ摺動されることにより圧力発生室117Bから遮断さ
れる通路117Fはブレーキ液リザーバ14と常時連通
されている。
り、その内部にはペダルストロークシミュレータ116
のピストン116Aが摺動自在に嵌合され、ピストン1
16Aとピストン117Cとの間に液室116Bが形成
され、ピストン116Aとピストン117Cとの間にス
トロークシミュレート用スプリング116Cが介装され
ている。ピストン116Aとピストン117Cの端壁と
の間の液室116Bはピストン117Cの外周の環状室
117Gと連通されている。この環状室117Gは、ピ
ストン117Cが復帰位置に位置する場合はブレーキ液
リザーバ14と連通した通路116Dに連通するが、ピ
ストン117Cの前進により通路117Fと圧力発生室
117Bとが遮断した後更にピストン117Cが前進す
ることにより通路116Dと遮断される。
いては、ブレーキペダル13の非操作時にはペダルスト
ロークシミュレータ116の液室116Bがブレーキ液
リザーバ14と連通しているため、温度上昇により液室
116Bが高圧になることはない。そして、開閉電磁弁
21を閉にしてブレーキペダル13を操作すれば、ピス
トン117Cの先進により通路117Fと圧力発生室1
17Bとが遮断するが、液室116Bと通路116Dと
は連通し続けるので、ピストン116が前進してペダル
ストロークが発生する。更に、開閉電磁弁21を開にし
たままブレーキペダル13を操作すれば、ピストン11
7Cの前進により液室116Bも通路116Dから遮断
するので、ピストン116A,117Cが一体に前進し
圧力発生室117Bから液圧が車輪ブレーキ12に供給
される。
3の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレ
ーキ装置210は、ペダルストロークシミュレータ21
6及びマスターシリンダ217の構成が図1の車両ブレ
ーキ装置10と相違する。マスターシリンダ217は、
シリンダ217Aと、このシリンダ217A内に摺動自
在に嵌合され圧力発生室217Bを形成するピストン2
17Cと、ピストン戻しスプリング217Dとを備えて
いる。ピストン217Cが図1に示す復帰位置から左方
へ摺動されることにより圧力発生室217Bから遮断さ
れる通路217Eは常閉の開閉電磁弁20を介してブレ
ーキ液リザーバ14と常時連通されている。
り、その内部にはペダルストロークシミュレータ216
のピストン216Aが摺動自在に嵌合され、ピストン2
16Aとピストン217Cとの間に液室216Bが形成
され、ピストン216Aとピストン217Cとの間にス
トロークシミュレート用スプリング216Cが介装され
ている。ピストン216Aとピストン217Cとの間の
液室216Bは通路217Eと常時連通されると共に開
閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14と連通さ
れている。ピストン216Aの外周の環状室216Dは
リザーバ14と常時連通され、また液室216Bは、ピ
ストン216Aが復帰位置に位置する場合はブレーキ液
リザーバ14と連通した通路216Eに連通するが、ピ
ストン216Aの前進により通路216Eから遮断され
る。
いては、ブレーキペダル13の非操作時にはペダルスト
ロークシミュレータ216の液室216Bが通路216
Eを介してブレーキ液リザーバ14と連通しているた
め、温度上昇により液室216Bが高圧になることはな
い。そして、開閉電磁弁20を開にしかつ開閉電磁弁2
1を閉にしてブレーキペダル13を操作すれば、ピスト
ン216A、217Cの先進により通路217Eと圧力
発生室217Bとが遮断するが、液室216Bとリザー
バ14とが開閉電磁弁20を介して連通し続けるので、
ピストン216が前進してペダルストロークが発生す
る。更に、開閉電磁弁20を閉にかつ開閉電磁弁21を
開にしたままブレーキペダル13を操作すれば、ピスト
ン216Aの前進により液室216Bも通路216Eか
ら遮断するので、ピストン216A,217Cが一体に
前進し圧力発生室217Bから液圧が車輪ブレーキ12
に供給される。
4の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレ
ーキ装置310は、ペダルストロークシミュレータ31
6及びマスターシリンダ317の構成が図1の車両ブレ
ーキ装置10と相違する。マスターシリンダ317は、
シリンダ317Aと、このシリンダ317A内に摺動自
在に嵌合され圧力発生室317Bを形成するピストン3
17Cと、ピストン戻しスプリング317Dとを備えて
いる。ピストン317Cが図1に示す復帰位置から左方
へ摺動されることにより圧力発生室317Bから遮断さ
れる通路317Eとピストン317Cの外周の環状液室
317Fはブレーキ液リザーバ14と常時連通されてい
る。
シリンダ316Aと、このシリンダ316A内に摺動自
在に嵌合されて液室316B、316Eを形成するピス
トン316Cと、液室316Eに設置されてピストン3
16を液室316B側へ押すスプリング316Dとを有
する。液室316Eは常閉の開閉電磁弁20を介してブ
レーキ液リザーバ14に連通され、またピストン316
Cが図に示す復帰位置に位置する場合にはブレーキ液リ
ザーバ14に連通した通路316Fに連通するが、ピス
トン316Cが復帰位置から液室316E側へ摺動する
ことにより通路316Fから遮断する。ピストン316
Cの外周の環状液室316Gはブレーキ液リザーバ14
と常時連通する。
両ブレーキ装置10のペダルストロークシミュレータ1
6とマスターシリンダ17とを別々に構成したものであ
り、車両ブレーキ装置10と同様に作用、効果が得られ
る。
5の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレ
ーキ装置410は、ペダルストロークシミュレータ41
6の構成が図4の車両ブレーキ装置310と相違する。
ペダルストロークシミュレータ416は、シリンダ41
6Aと、このシリンダ416A内に摺動自在に嵌合され
て液室416Bを形成するピストン416Cと、このピ
ストン416Cを液室416B側へ押すスプリング41
6Dとを有する。液室416は常閉の開閉電磁弁20を
介してマスターシリンダ317の圧力発生室317Bに
連通されると共に、開閉電磁弁20と並列の逆止弁41
6Eを介して圧力発生室317Bと連通される。逆止弁
416Eは開閉電磁弁20が閉じた状態での液室416
Bの圧力をマスターシリンダ317を介してリザーバ1
4に逃がすものである。
に係るペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ
装置は、マスターシリンダから車輪ブレーキに液圧を供
給するときには確実にペダルストロークシミュレータを
ロックすることができると共に温度上昇によりペダルス
トロークシミュレータ内が高圧となることがないように
することができる。
ある。
ある。
ある。
ある。
ある。
ロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 11・・・車輪 12・・・車輪ブレーキ 13・・・ブレーキペダル 14・・・ブレーキ液リザーバ 15・・・パワー液圧源 16、116、216、316、416・・・ペダルスト
ロークシミュレータ 17、117、217、317・・・マスターシリンダ 18・・・入力ロッド 20、21、22、23・・・開閉電磁弁 416E・・・逆止弁
Claims (5)
- 【請求項1】 ブレーキペダルと、供給される液圧の大
きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるため
の車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を
発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の
失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキ
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ
と、このマスターシリンダのシリンダ内に嵌合されてブ
レーキペダルの操作力によりマスターシリンダのピスト
ンを介して前進されるピストンとこのピストンの前側の
液室に配置されてピストンを後退させるスプリングとを
有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダ
ルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液
圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前
記ペダルストロークシミュレータの前記液室が常閉の開
閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共
に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前
記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピ
ストンがその復帰位置から前進したときには前記液室と
前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置
されていることを特徴とするペダルストロークシミュレ
ータ付き車両ブレーキ装置。 - 【請求項2】 ブレーキペダルと、供給される液圧の大
きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるため
の車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を
発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の
失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキ
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ
と、このマスターシリンダのシリンダ内に摺動自在に嵌
合されてブレーキペダルの操作力により前進されマスタ
ーシリンダピストンを前進させるピストンとこのピスト
ンとマスターシリンダピストンとの間の液室に配置され
てピストンを後退させるスプリングとを有するペダルス
トロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じ
てパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御す
るための制御弁手段とを備え、更に、前記マスターシリ
ンダピストンがその復帰位置に位置するときには前記液
室とブレーキ液リザーバとを連通するが前記マスターシ
リンダピストンがその復帰位置から前進したときには前
記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通
路が設置されていることを特徴とするペダルストローク
シミュレータ付き車両ブレーキ装置。 - 【請求項3】 ブレーキペダルと、供給される液圧の大
きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるため
の車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を
発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の
失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキ
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ
と、このマスターシリンダのシリンダ内に摺動自在に嵌
合されてブレーキペダルの操作力により前進されマスタ
ーシリンダピストンを前進させるピストンとこのピスト
ンのマスターシリンダピストンとの間の液室に配置され
てピストンを後退させるスプリングとを有するペダルス
トロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じ
てパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御す
るための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロ
ークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を介し
てブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピスト
ンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前記ブ
レーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復
帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液
リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていること
を特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブ
レーキ装置。 - 【請求項4】 ブレーキペダルと、供給される液圧の大
きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるため
の車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を
発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の
失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキ
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ
と、このマスターシリンダの圧力発生室と連通する第1
液室を一端側に形成すると共に他端側に第2液室を形成
するピストンとこのピストンを第1液室の側へ復帰させ
るスプリングとを有するペダルストロークシミュレータ
と、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車
輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段と
を備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前
記第2液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザ
ーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置
に位置するときには前記第2液室と前記ブレーキ液リザ
ーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置からス
プリングに抗して摺動したときには前記第2液室と前記
ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置され
ていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ
付き車両ブレーキ装置。 - 【請求項5】 ブレーキペダルと、供給される液圧の大
きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるため
の車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を
発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の
失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキ
に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ
と、このマスターシリンダの圧力発生室と常閉の開閉電
磁弁を介して連通する液室を形成するピストンとこのピ
ストンを液室の側へ復帰させるスプリングとを有するペ
ダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作
に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を
制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記開閉電
磁弁と並列に設けられ前記ペダルストロークシミュレー
タの側から前記マスターシリンダの側への流通のみを許
容する逆止弁が設置されていることを特徴とするペダル
ストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05788198A JP3882320B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP05788198A JP3882320B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11255107A true JPH11255107A (ja) | 1999-09-21 |
JP3882320B2 JP3882320B2 (ja) | 2007-02-14 |
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ID=13068343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP05788198A Expired - Fee Related JP3882320B2 (ja) | 1998-03-10 | 1998-03-10 | ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3882320B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6685278B2 (en) * | 2000-04-27 | 2004-02-03 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Brake control device for a vehicle |
JP2009171573A (ja) * | 2008-01-14 | 2009-07-30 | Hynix Semiconductor Inc | Dll回路およびその制御方法 |
CN111619538A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-09-04 | 清华大学 | 一种电子液压增压系统及控制方法 |
CN114537355A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-05-27 | 万向钱潮股份有限公司 | 一种分体布置的大型车辆电子制动助力系统 |
-
1998
- 1998-03-10 JP JP05788198A patent/JP3882320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6685278B2 (en) * | 2000-04-27 | 2004-02-03 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Brake control device for a vehicle |
JP2009171573A (ja) * | 2008-01-14 | 2009-07-30 | Hynix Semiconductor Inc | Dll回路およびその制御方法 |
CN111619538A (zh) * | 2020-06-04 | 2020-09-04 | 清华大学 | 一种电子液压增压系统及控制方法 |
CN111619538B (zh) * | 2020-06-04 | 2021-04-09 | 清华大学 | 一种电子液压增压系统及控制方法 |
CN114537355A (zh) * | 2022-03-03 | 2022-05-27 | 万向钱潮股份有限公司 | 一种分体布置的大型车辆电子制动助力系统 |
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