JP3882320B2 - ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この出願の発明は、ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車両ブレーキ装置として様々な構成のものが知られているが、パワー液圧源を具備し、このパワー液圧源の正常時においてはパワー液圧源から車輪ブレーキへブレーキペダル踏力の大きさに対応した大きさの液圧を供給し、パワー液圧源の失陥時においてはブレーキペダルと作動的に連結したマスターシリンダから車輪ブレーキに液圧を供給するように構成されたものがあり、例えば特開昭57−84249号公報、特開昭58−39551号公報に記載されている。
【0003】
これら公開公報に記載されているように、上記の如く構成された車両ブレーキ装置においては、パワー液圧源の正常時においてブレーキペダル踏力の大きさに対応した大きさのブレーキペダルストロークを発生させるためのペダルストロークシミュレータが設置される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特開昭57−84249号公報に記載の車両ブレーキ装置は、ペダルストロークシミュレータの液室をパワー液圧源の液圧の失陥に応じて閉じる圧力応動開閉弁を介してブレーキ液リザーバと連通しており、パワー液圧源の正常時に制御弁を制御する制御装置が故障すると、ペダルストロークシミュレータがロックできないためにブレーキペダルストロークは非常に長くなってしまう。
【0005】
また、特開昭58−39551号公報に記載の車両ブレーキ装置では、ペダルストロークシミュレータの液室を常開の開閉電磁弁を介してマスターシリンダの圧力発生室と連通しており、この開閉電磁弁を制御する制御装置が故障すると、マスターシリンダから車輪ブレーキへ供給するブレーキ液がペダルストロークシミュレータ内へ流入してしまい、ブレーキペダルストロークは非常に長くなってしまう。
【0006】
このような不具合を解消するために、開閉弁を常閉のものとすることが考えられるが、温度上昇によりペダルストロークシミュレータ内が高圧となった場合においてブレーキペダルを操作し開閉弁を閉から開に切り換えたときブレーキペダルが重くなる等の別の不具合が発生する。
【0007】
この出願の発明は、マスターシリンダから車輪ブレーキに液圧を供給するときには確実にペダルストロークシミュレータをロックすることができると共に温度上昇によりペダルストロークシミュレータ内が高圧となることがないようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この出願の請求項1の発明は、ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダのシリンダ内に嵌合されてブレーキペダルの操作力によりマスターシリンダのピストンを介して前進されるピストンとこのピストンの前側の液室に配置されてピストンを後退させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置である。
【0010】
この出願の請求項2の発明は、ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダのシリンダ内に摺動自在に嵌合されてブレーキペダルの操作力により前進されマスターシリンダピストンを前進させるピストンとこのピストンのマスターシリンダピストンとの間の液室に配置されてピストンを後退させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置である。
【0011】
この出願の請求項3の発明は、ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの圧力発生室と連通する第1液室を一端側に形成すると共に他端側に第2液室を形成するピストンとこのピストンを第1液室の側へ復帰させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記第2液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記第2液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置からスプリングに抗して摺動したときには前記第2液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置である。
【0013】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
図1は、この出願の請求項1の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。車両ブレーキ装置10は、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪11に加えるための車輪ブレーキ12と、ブレーキペダル13と、ブレーキ液リザーバ14と、車輪ブレーキ12に供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源15と、パワー液圧源15の正常時においてブレーキペダル13に加えられた操作力の大きさに対応した大きさのストロークをブレーキペダル13に発生させるためのペダルストロークシミュレータ16と、パワー液圧源15の失陥時に車輪ブレーキ12に供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダ17とを備えている。
【0014】
パワー液圧源15は、アキュームレータ15Aと、ブレーキ液リザーバ14内のブレーキ液を吸入し昇圧してアキュームレータ15Aに供給する液圧ポンプ15Bと、この液圧ポンプ15Bを駆動する電気モータ15Cとを備えている。
【0015】
マスターシリンダ17は、シリンダ17Aと、このシリンダ17A内に摺動自在に嵌合され圧力発生室17Bを形成するピストン17Cと、ピストン戻しスプリング17Dとを備えている。シリンダ17Aは閉口側へ延長されており、その内部にはペダルストロークシミュレータ16のピストン16Aが摺動自在に嵌合され、ピストン16Aとシリンダ17Aの端壁との間に液室16Bが形成され、ピストン16Aとピストン17Aの端壁との間にストロークシミュレート用スプリング16Cが介装されている。ピストン17Cは、ブレーキペダル13の連結された入力ロッド18により前進される。
【0016】
ピストン17Cの外周側に形成された環状液室17Eはブレーキ液リザーバ14と常時連通され、またピストン17Cが図1に示す復帰位置から左方へ摺動されることにより圧力発生室17Bから遮断される通路17Fもブレーキ液リザーバ14と常時連通されている。ペダルストロークシミュレータ16の液室16Bは常閉の開閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14と接続されている。ピストン16Aが図1に示す復帰位置から左方へ摺動されることにより液室16Bから遮断される通路16Dはブレーキ液リザーバ14と常時連通されている。ピストン16Aの外周の環状液室16Eはブレーキ液リザーバと常時連通されている。
【0017】
パワー液圧源15から車輪ブレーキ12に液圧を給排するときに車輪ブレーキ12をマスターシリンダ17から遮断するための常開の開閉電磁弁21が設置されている。そして、アキュームレータ15Aから車輪ブレーキ12への液圧供給を開閉制御するための常閉の開閉電磁弁22と、車輪ブレーキ12からブレーキ液リザーバ14への液圧排出を開閉制御するための常閉の開閉電磁弁23が設置されている。
【0018】
開閉電磁弁20、21、22、23と電気モータ15Cの作動は電気制御装置24によって制御される。電気制御装置24は、車両のエンジンが始動された直後において電気モータ15Cを一時的に作動させ、電気モータ15Cの電流値からアキュームレータ15A内の液圧を推定し、アキュームレータ15A内の液圧を所定範囲に維持するように電気モータ15Cの作動を制御すると共に、パワー液圧源15の失陥を監視する。
【0019】
また、電気制御装置24は、操作力センサ25、ストロークセンサ26、車輪ブレーキ液圧センサ27の検出出力を入力され、パワー液圧源15の正常時においては、ブレーキペダル13が操作されたときには、車輪ブレーキ12に供給する液圧の目標値を算出し、開閉電磁弁21を作動させ、車輪ブレーキ12の液圧が目標値に一致するように開閉電磁弁22、23の作動を制御する。
【0020】
更に、電気制御装置24は、車輪速度センサ28の検出出力を入力され、パワー液圧源15の正常時においては車輪11にロック傾向が生じたことに応じて車輪ブレーキ12の液圧を減圧し、ロック傾向が解消したことに応じて車輪ブレーキ12の液圧を再増圧させる所謂アンチロック制御を行う。
【0021】
パワー液圧源15の正常時にブレーキペダル13が操作された場合、上述のように開閉電磁弁21が作動されるためマスターシリンダ17のピストン17Cは圧力発生室17Bが通路17Fから遮断した以後はピストン16Aに対する前進が不可能となるが、開閉電磁弁20が開位置に作動されピストン16Aが前進可能とされるため、ピストン16A、17Cがスプリング16Cを撓めつつ前進することによってブレーキペダル13には加えられた操作力の大きさに対応したストロークが発生する。
【0022】
パワー液圧源15の失陥時には電気制御装置24が開閉電磁弁20、21、22、23の作動を禁止する。ブレーキペダル13の操作によりピストン17C、16Aが前進し、通路17Fと圧力発生室17Bとが遮断されると共に通路16Dが液室16Bから遮断される。通路16Dが液室16Bから遮断されかつ開閉電磁弁が閉であることにより液室16Bが密封され、ピストン16Aが前進不可能となる。電磁弁21が開であることによりピストン17Cは引き続き前進可能であり、ピストン17Cにより圧力発生室17Bのブレーキ液が昇圧されて車輪ブレーキ12に供給される。
【0023】
ブレーキペダル13の非操作状態では、ピストン16A,17Cが復帰位置に復帰されることにより、マスターシリンダ17の圧力発生室17Bが通路17Fによりブレーキ液リザーバ14と連通すると共に、ペダルストロークシミュレータ16の液室16Bが通路16Dによりブレーキ液リザーバ14と連通する。従って、温度上昇により室16B、17Bが高圧となることが防止される。また、開閉電磁弁20が常閉であることにより、電気制御装置24が故障し開閉電磁弁20等を制御できなくなっても、ブレーキペダル13が操作されたときのピストン16Aの前進は液室16Bと通路16Dとが遮断したときに終了となるので、マスターシリンダ17による車輪ブレーキ12への液圧供給がなされる。
【0027】
(実施形態2)
図2は、この出願の請求項2の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレーキ装置210は、ペダルストロークシミュレータ216及びマスターシリンダ217の構成が図1の車両ブレーキ装置10と相違する。マスターシリンダ217は、シリンダ217Aと、このシリンダ217A内に摺動自在に嵌合され圧力発生室217Bを形成するピストン217Cと、ピストン戻しスプリング217Dとを備えている。ピストン217Cが図1に示す復帰位置から左方へ摺動されることにより圧力発生室217Bから遮断される通路217Eは常閉の開閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14と常時連通されている。
【0028】
シリンダ217Aは開口側へ延長されており、その内部にはペダルストロークシミュレータ216のピストン216Aが摺動自在に嵌合され、ピストン216Aとピストン217Cとの間に液室216Bが形成され、ピストン216Aとピストン217Cとの間にストロークシミュレート用スプリング216Cが介装されている。ピストン216Aとピストン217Cとの間の液室216Bは通路217Eと常時連通されると共に開閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14と連通されている。ピストン216Aの外周の環状室216Dはリザーバ14と常時連通され、また液室216Bは、ピストン216Aが復帰位置に位置する場合はブレーキ液リザーバ14と連通した通路216Eに連通するが、ピストン216Aの前進により通路216Eから遮断される。
【0029】
而して、この車両ブレーキ装置210においては、ブレーキペダル13の非操作時にはペダルストロークシミュレータ216の液室216Bが通路216Eを介してブレーキ液リザーバ14と連通しているため、温度上昇により液室216Bが高圧になることはない。そして、開閉電磁弁20を開にしかつ開閉電磁弁21を閉にしてブレーキペダル13を操作すれば、ピストン216A、217Cの先進により通路217Eと圧力発生室217Bとが遮断するが、液室216Bとリザーバ14とが開閉電磁弁20を介して連通し続けるので、ピストン216が前進してペダルストロークが発生する。更に、開閉電磁弁20を閉にかつ開閉電磁弁21を開にしたままブレーキペダル13を操作すれば、ピストン216Aの前進により液室216Bも通路216Eから遮断するので、ピストン216A,217Cが一体に前進し圧力発生室217Bから液圧が車輪ブレーキ12に供給される。
【0030】
(実施形態3)
図3は、この出願の請求項3の発明に係る車両ブレーキ装置を示す。この車両ブレーキ装置310は、ペダルストロークシミュレータ316及びマスターシリンダ317の構成が図1の車両ブレーキ装置10と相違する。マスターシリンダ317は、シリンダ317Aと、このシリンダ317A内に摺動自在に嵌合され圧力発生室317Bを形成するピストン317Cと、ピストン戻しスプリング317Dとを備えている。ピストン317Cが図1に示す復帰位置から左方へ摺動されることにより圧力発生室317Bから遮断される通路317Eとピストン317Cの外周の環状液室317Fはブレーキ液リザーバ14と常時連通されてい
る。
【0031】
ペダルストロークシミュレータ316は、シリンダ316Aと、このシリンダ316A内に摺動自在に嵌合されて液室316B、316Eを形成するピストン316Cと、液室316Eに設置されてピストン316を液室316B側へ押すスプリング316Dとを有する。液室316Eは常閉の開閉電磁弁20を介してブレーキ液リザーバ14に連通され、またピストン316Cが図に示す復帰位置に位置する場合にはブレーキ液リザーバ14に連通した通路316Fに連通するが、ピストン316Cが復帰位置から液室316E側へ摺動することにより通路316Fから遮断する。ピストン316Cの外周の環状液室316Gはブレーキ液リザーバ14と常時連通する。
【0032】
この車両ブレーキ装置310は、図1の車両ブレーキ装置10のペダルストロークシミュレータ16とマスターシリンダ17とを別々に構成したものであり、車両ブレーキ装置10と同様に作用、効果が得られる。
【0034】
【発明の効果】
以上に説明したように、この出願の発明に係るペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置は、マスターシリンダから車輪ブレーキに液圧を供給するときには確実にペダルストロークシミュレータをロックすることができると共に温度上昇によりペダルストロークシミュレータ内が高圧となることがないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の実施形態1の構成を示す図である。
【図2】この出願の発明の実施形態2の構成を示す図である。
【図3】この出願の発明の実施形態3の構成を示す図である。
【符号の説明】
10、210、310・・・ペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置
11・・・車輪
12・・・車輪ブレーキ
13・・・ブレーキペダル
14・・・ブレーキ液リザーバ
15・・・パワー液圧源
16、216、316・・・ペダルストロークシミュレータ
17、217、317・・・マスターシリンダ
18・・・入力ロッド
20、21、22、23・・・開閉電磁弁
Claims (3)
- ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダのシリンダ内に嵌合されてブレーキペダルの操作力によりマスターシリンダのピストンを介して前進されるピストンとこのピストンの前側の液室に配置されてピストンを後退させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置。
- ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダのシリンダ内に摺動自在に嵌合されてブレーキペダルの操作力により前進されマスターシリンダピストンを前進させるピストンとこのピストンのマスターシリンダピストンとの間の液室に配置されてピストンを後退させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置から前進したときには前記液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置。
- ブレーキペダルと、供給される液圧の大きさに対応した大きさのブレーキ力を車輪に加えるための車輪ブレーキと、この車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのパワー液圧源と、このパワー液圧源の失陥時にブレーキペダルの操作力によって車輪ブレーキに供給する液圧を発生させるためのマスターシリンダと、このマスターシリンダの圧力発生室と連通する第1液室を一端側に形成すると共に他端側に第2液室を形成するピストンとこのピストンを第1液室の側へ復帰させるスプリングとを有するペダルストロークシミュレータと、ブレーキペダルの操作に応じてパワー液圧源から車輪ブレーキへの液圧供給を制御するための制御弁手段とを備え、更に、前記ペダルストロークシミュレータの前記第2液室が常閉の開閉電磁弁を介してブレーキ液リザーバと接続されると共に、前記ピストンがその復帰位置に位置するときには前記第2液室と前記ブレーキ液リザーバとを連通するが前記ピストンがその復帰位置からスプリングに抗して摺動したときには前記第2液室と前記ブレーキ液リザーバとの連通を遮断する通路が設置されていることを特徴とするペダルストロークシミュレータ付き車両ブレーキ装置。
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