JPH11254598A - シリコーン易接着性ポリエステルフィルム - Google Patents

シリコーン易接着性ポリエステルフィルム

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JPH11254598A
JPH11254598A JP6135898A JP6135898A JPH11254598A JP H11254598 A JPH11254598 A JP H11254598A JP 6135898 A JP6135898 A JP 6135898A JP 6135898 A JP6135898 A JP 6135898A JP H11254598 A JPH11254598 A JP H11254598A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止性に優れ、かつシリコーンに対し優
れた接着性を有するシリコーン易接着性ポリエステルフ
ィルムを提供する。 【解決手段】 配向結晶が完了する前のポリエステルフ
ィルムの少なくとも片面に、アルコキシシラン(A)、
ならびに、ジルコニウム、チタンおよびアルミニウムか
ら選ばれる1種以上の金属からなる有機金属化合物
(B)を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸及び熱処理して
得られる架橋プライマー層を設けたシリコーン易接着性
ポリエステルフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコーン易接着性
ポリエステルフィルムに関し、更に詳しくは、離形性に
優れ、かつシリコーン易接着性に優れ、帯電防止性を有
した易接着性ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】離形フィルムは、粘着剤、接着剤、貼薬
剤等の粘着面保護フィルムとして、或いはウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂等硬化性樹
脂のシート、或いは熱可塑性樹脂のシートを成形する為
のキャリヤ−シートとして用いられ、その量を拡大しつ
つある。
【0003】かかる離形フィルムとしては、従来から、
ポリエステルフィルムの少なくとも片面にビニルシロキ
サン基を有するシリコーン化合物の付加重合硬化物、ア
ルキルオキシシランもしくはオキシシラン化合物の縮重
合硬化物等よりなる被膜を設けたものが用いられてい
る。この硬化物は非粘着で離形効果に優れるという利点
を有するが、一方ベースフィルムであるポリエステル系
フィルムとの密着性が不足し、被膜の耐久性が低い問題
を有する。
【0004】そこで、かかるシリコーン層とポリエステ
ル系フィルムの密着性を改善する方法として、シランカ
ップリング剤の架橋プライマー層を設ける方法(特開平
1−5838号公報)が提案されている。しかし、この
方法はシランカップリング剤の反応性が低く、生産性が
低いという問題を有する。この反応性を向上させる為
に、溶剤系では白金系触媒等の添加が行われているが、
この触媒は水に難溶であったり、溶解しても触媒活性を
失う欠点が有り、水系塗液では不適である。
【0005】また、ポリエステル系フィルムとシリコー
ン層との密着性を向上するため、シリコーン変性ウレタ
ンあるいはアクリル樹脂を離形層として用いる方法も知
られているが、この方法では離形層の離形性が劣るとい
う本質的な欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る問題を解消し、シリコーンに対し優れた接着性を有す
るシリコーン易接着性フィルムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、配向結晶が完
了する前のポリエステルフィルムの少なくとも片面に、
アルコキシシラン(A)、ならびに、ジルコニウム、チ
タンおよびアルミニウムから選ばれる1種以上の金属か
らなる有機金属化合物(B)を含む塗液を塗布し、乾
燥、延伸及び熱処理して得られる架橋プライマー層を設
けたシリコーン易接着性ポリエステルフィルムをその骨
子とするものである。
【0008】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
ポリエステルフィルムを構成するポリエステルとは、芳
香族二塩基酸またはそのエステル形成性誘導体とジオー
ルまたはそのエステル形成性誘導体とから合成される線
状飽和ポリエステルである。
【0009】かかるポリエステルの具体例として、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリエチレンイソフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、ポリ(1,4−シク
ロヘキシレンジメチレンテレフタレート)、ポリエチレ
ン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート等が例示で
き、これらの共重合体またはこれらと少割合の他樹脂と
の混合物なども含まれる。
【0010】これらの中、ポリエチレンテレフタレー
ト、より高強度化、耐熱化を求めるならポリエチレン−
2,6−ナフタレンジカルボキシレートが好ましく挙げ
られる。
【0011】本発明に用いられるポリエステルには、粒
径0.1〜5μmの二酸化珪素、炭酸カルシウム、カオ
リン、シリコーン粒子などの無機または有機滑剤を0.
03〜3.0重量%、さらに0.1〜1.0重量%含む
のが好ましい。
【0012】また、本発明に用いられるポリエステルに
は、本来の性能を損なわない程度に必要に応じて、安定
剤、着色剤、酸化防止剤、その他の添加剤を含有しても
よい。
【0013】本発明のポリエステルフィルムは、公知の
方法で製造することができる。例えば、ポリエステルが
ポリエチレンテレフタレートの場合、ポリエチレンテレ
フタレートをフィルム状に溶融押出し、キャスティング
ドラムに巻き付けて冷却固化し未延伸フィルムとする。
その未延伸フィルムを80〜150℃に加熱をして長手
方向に1回もしくは2回以上延伸し、合計の倍率が3倍
〜7倍になるようにする。その後90〜150℃で幅方
向が3〜5倍になるように延伸し、次に200〜250
℃にて0.1〜10秒間熱処理を行い、熱処理温度より
10〜20℃低い温度で幅方向に2〜20%収縮させな
がら再熱処理を行う。
【0014】本発明におけるポリエステルフィルムの厚
みは限定されないが、5〜200μm、さらには25〜
100μmであることが好ましい。
【0015】本発明におけるポリエステルフィルムの少
なくとも片面に、アルコキシシラン(A)、ならびに、
ジルコニウム、チタンおよびアルミニウムから選ばれる
1種以上の金属からなる有機金属化合物(B)を含む塗
液を塗布することが必要である。この塗布層はシリコー
ン離形層とポリエステルフィルムとの接着性を上げるた
めに必要である。
【0016】本発明におけるアルコキシシラン(A)
は、一般式YRSiX3で示される化合物である。ここ
で、Yはビニル基、エポキシ基、アミノ基、メルカプト
基等の如き有機官能基、Rはメチレン、エチレン、プロ
ピレン基の如きアルキレン基、Xはメトキシ基、エトキ
シ基等の如き加水分解基及びアルキル基である。そして
Yはエポキシ基であることが好ましい。特に好ましい具
体的なアルコキシシランは、γ−グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルメチルジ
エトキシシラン等を挙げることができる。
【0017】さらに、本発明におけるアルコキシシラン
(A)は、環境汚染や防爆性の点から水溶性又は水分散
性を有することが好ましい。また、製造設備の防錆性や
製品焼却廃棄時の有毒ガス発生等の問題からハロゲン元
素が含まれないものが好ましい。
【0018】本発明におけるジルコニウム、チタンおよ
びアルミニウムから選ばれる1種以上の金属からなる有
機金属化合物(B)は、アルコキシド、キレート、アシ
レート系化合物が好ましいく、水溶性もしくは水分散性
がさらに好ましい。
【0019】また、上記アルコキシシラン(A)と同様
の理由でハロゲン元素が含まれないものが好ましい。
【0020】有機金属化合物(B)として、特に好まし
いのはアルコキシシランとの架橋反応を制御しやすいジ
ルコニウムを含む有機金属化合物である。
【0021】本発明の有機金属化合物(B)の例を挙げ
ると、ジルコニウムテトラアセチルアセトネート、ジル
コニウムアセテート、チタンアセチルアセトネート、ト
リエタノールアミンチタネート、チタンラクテート等で
あるが、これらに限定されるものではない。
【0022】本発明における有機金属化合物(B)とア
ルコキシシラン(A)の重量比((B)/(A))は、
0.001〜20であるのが好ましく、更に0.01〜
0.1であるのが好ましい。重量比((B)/(A))
が0.001未満であると反応が迅速に進まず強固な塗
膜を形成せず、十分なシリコーン易接着性が得られなか
ったり、フィルム加工時に塗膜の削れが発生したりす
る。他方、重量比が0.2を超えるとアルコキシシラン
そのものの性能が発現せず、シリコーン易接着性が発現
しない。
【0023】塗液、特に水性塗液には、アニオン系界面
活性剤、カチオン系界面活性剤、ノニオン系界面活性剤
等の界面活性剤を必要量添加して用いることができる。
かかる界面活性剤としては、塗液の表面張力を50dy
ne/cm以下、好ましくは40dyne/cm以下に
降下でき、ポリエステルフィルムへの濡れを促進するも
のが好ましく、例えばポリエチレンオキサイド−ポリプ
ロピレンオキサイドブロック共重合体、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンモノアルキレー
ト、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ソルビタン脂
肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等を好ましく
挙げることができる。
【0024】さらに本発明の効果を消失させない範囲に
おいて、例えば帯電防止剤、紫外線吸収剤、顔料、無機
フィラ−、有機フィラ−、潤滑剤、ブロッキング防止剤
等の他の添加剤を混合することができる。
【0025】かかる塗液をポリエステルフィルムの少な
くとも片面に塗布し、次いで乾燥、熱架橋させること
で、架橋プライマ−層を設けることができる。
【0026】塗布方法としては、結晶配向が完了する前
のポリエステルフィルムの片面又は両面に塗布する方法
をとる。
【0027】ここで、結晶配向が完了する前のポリエス
テルフィルムとしては、ポリエステルを熱溶融してその
ままフィルム状とした未延伸フィルム、未延伸フィルム
を縦方向(長手方向)または横方向(幅方向)の何れか
一方に延伸した一軸延伸フィルム、さらには縦方向及び
横方向の二方向に低倍率延伸させた二軸延伸フィルム
(最終的に、縦方向または横方向に再延伸せしめて配向
結晶化を完了せしめる前の二軸延伸フィルム)等を挙げ
ることができる。
【0028】上記塗液中の固形分濃度は、30重量%以
下が好ましく、特に10重量%以下が好ましい。塗液の
塗布量は、走行しているフィルム1m2当り0.5〜2
0g、特に1〜10gが好ましい。
【0029】ポリエステルフィルムへの塗液の塗布方法
としては、公知の任意の塗工法が適用できる。例えばロ
ールコート法、グラビアコート法、マイクログラビアコ
ート法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプ
レーコート法、エアーナイフコート法、含浸法及びカー
テンコート法等を単独または組み合わせて適用すると良
い。なお、水性塗液には、塗液の安定性または塗工性を
助ける目的で若干量の有機溶剤を含ませてもよい。
【0030】ポリエステルフィルムに塗布された塗液
は、乾燥され、熱架橋される。例えば水性塗液を塗布し
た縦一軸延伸ポリエステルフィルムの場合、ポリエステ
ルフィルムがステンターに導かれて加熱された後横延伸
及び熱固定される間、塗液は乾燥され熱架橋される。
【0031】ポリエステルフィルムの配向結晶化条件、
例えば延伸、熱固定等の条件は、従来から当業界に蓄積
された条件で行うことができる。
【0032】本発明における架橋プライマー層は、ポリ
エステルフィルムに対して優れた密着性を有し、かつシ
リコーンに対して優れた易接着性を有する。従って、本
発明のシリコーン易接着性フィルムを用い、例えば架橋
プライマー層の上にシリコーン離形層を設けると、耐久
性の優れた離形フィルムが得られる。
【0033】このシリコーン離形層としては、例えばビ
ニル基のような不飽和炭化水素基を持つポリオルガノシ
ロキサンとケイ素原子に直接結合した水素原子を持つポ
リオルガノシロキサンとを白金化合物を触媒として付加
反応させた硬化被膜、あるいはケイ素原子に結合した水
酸基を持つポリオルガノシロキサンと加水分解可能な官
能基(例えば、アルコキシ基、オキシム基、アセトキシ
基等)を持つオルガノシラン、又はポリシロキサンを有
機スズや有機チタン化合物を触媒として縮合反応させた
硬化被膜等を好ましく挙げることができる。
【0034】かかる硬化被膜は、該被膜を形成させる成
分を含む塗液をプライマー層上に塗布し、該プライマー
層上で硬化させることによって形成される。被膜を形成
させる成分は、例えばトルエン、酢酸エチル、n−ヘキ
サン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン等の溶媒
に溶解して塗液を調製するが、この塗液には重合反応促
進のための有機白金化合物の如き触媒を微量加えるのが
好ましい。この塗液の塗布方法としては、例えば、グラ
ビアコート法、マイクログラビアコート法、リバースコ
ート法、スプレーコート法、バーコート法等を用いるこ
とができる。
【0035】シリコーン離形層の厚さは、乾燥状態で、
0.01〜10μm、さらには0.02〜5μmである
ことが好ましい。この厚さが0.01μmより薄くなる
と離形性が不足し、10μmより厚くなると、重合不足
によるシリコーンの粘着剤への転写が多く、好ましくな
い。
【0036】このようにして得られる離形層は、プライ
マー層を介してポリエステルフィルムとの密着性に優
れ、粘着剤等への離形層成分の転写の少ない、耐久性に
優れるものである。
【0037】なお、本発明のシリコーン易接着性フィル
ムは、架橋プライマー層の上に設けたシリコーンの特性
によって制約を受けるものでなく、該シリコーンの特性
によって種々の用途に用いることができる。
【0038】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に
説明する。なお、フィルムの各特性値は下記の方法で測
定、評価した。
【0039】(1)シリコーン易接着性 ポリジメチルシロキサンとメチルハイドロゲンポリシロ
キサンの混合液に白金触媒を加えて付加反応させ硬化さ
せるタイプの硬化型シリコーン樹脂(信越化学株式会社
製、KS−772)を、トルエンに溶解させて固形分濃
度5%の溶液を調製し、この溶液を、架橋プライマー層
上に、塗布量1g/m2で塗布し、150℃、1分間で
乾燥及び硬化反応を行い離形フィルムを得て易接着性を
評価した。
【0040】(a)初期易接着性 離形層塗設直後(塗布乾燥直後)の離形フィルムの離形
層表面を指先で数回摩擦し、離形層の脱落や密着状態を
観察し下記の評価基準で初期易接着性を評価した。
【0041】(b)耐久易接着性 離形フィルムを60℃×80%RHの雰囲気に一週間保
持した後、離形層表面を指先で数回摩擦し、離形層の脱
落や密着状態を観察し、下記の評価基準で耐久易接着性
を評価した。 [評価基準] ◎:離形層の変化が全く認められない …………………易接着性良好 ○:離形層剥離による白化が若干認められる …………易接着性やや良好 △:離形層剥離による白化が殆どの部分に認められる…易接着性やや不良 ×:離形層が完全に剥離して失われる …………………易接着性不良
【0042】(c)背面非転写性(残留接着率) ポリエステル粘着テープ(ニットー31B)をJIS
G4305に既定する冷間圧延ステンレス板(SUS3
04)に貼り付けた後の剥離力を測定し、基礎接着力
(f0)とした。次に、新しい前述のポリエステル粘着
テープを離形フィルムの離形層塗設面の2kgの圧着ロ
ーラーで圧着し、30秒間維持した後粘着テープを剥が
す。そして、その剥がした粘着テープを上記のステンレ
ス板に貼り、剥離力を測定し、残留接着力(f)とし
た。得られた基礎接着力(f0)と残留接着力(f)よ
り下記式を用いて残留接着率を求めた。
【0043】
【数1】残留接着率(%)=(f/f0)×100
【0044】なお、残留接着率は85%以上が好まし
い。残留接着率が85%未満であると、例えばロール状
に巻いて保管する際に、隣接するフィルム表面に転写
し、離形特性が低下することがあるため好ましくない。
【0045】[実施例1〜4及び比較例1〜2]35℃
のo−クロロフェノール中で測定した固有粘度が0.6
0のポリエチレンテレフタレート(平均粒径0.1μm
のシリカ微粒子を0.2重量%含有)を押出機にて溶融
し、フィルム状の溶融ポリマ−をダイスから約20℃に
維持してある回転冷却ドラム上に押出し、静電密着法を
用いて該フィルム状の溶融ポリマ−を冷却ドラムに密着
させながら急冷して未延伸フィルムを得た。次いで該未
延伸フィルムを140℃にて縦方向に3.6倍延伸して
一軸延伸フィルムを得た。この一軸延伸フィルムの片面
に、表1に示すアルコキシシラン、有機金属化合物及び
界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル)を含む固形分濃度2重量%の水性塗液をキスコート
法にて塗布した。続いて105℃にて横方向に3.8倍
に延伸し、さらに210℃で熱固定を行ない、厚さ50
μmの架橋プライマー層を持つ二軸延伸ポリエチレンテ
レフタレートフィルムを得た。このフィルムの品質を表
2に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】
【0048】表2から明らかの如く、本発明のシリコー
ン易接着性ポリエステルフィルムはシリコーン離形層に
対する接着性に極めて優れている。
【0049】
【発明の効果】本発明のシリコーン易接着性ポリエステ
ルフィルムは、帯電防止性に優れ、かつシリコーンに対
し優れた接着性を有している。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配向結晶が完了する前のポリエステルフ
    ィルムの少なくとも片面に、アルコキシシラン(A)、
    ならびに、ジルコニウム、チタンおよびアルミニウムか
    ら選ばれる1種以上の金属からなる有機金属化合物
    (B)を含む塗液を塗布し、乾燥、延伸及び熱処理して
    得られる架橋プライマー層を設けたシリコーン易接着性
    ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】 有機金属化合物(B)とアルコキシシラ
    ン(A)の重量比((B)/(A))が0.001〜
    0.2である請求項1記載のシリコーン易接着性ポリエ
    ステルフィルム。
  3. 【請求項3】 ポリエステルフィルムがポリエチレンテ
    レフタレートまたはポリエチレン−2,6−ナフタレー
    トから形成されるフィルムである請求項1または2記載
    のシリコーン易接着性ポリエステルフィルム。
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