JPH11254529A - シートカセット - Google Patents

シートカセット

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JPH11254529A
JPH11254529A JP10076563A JP7656398A JPH11254529A JP H11254529 A JPH11254529 A JP H11254529A JP 10076563 A JP10076563 A JP 10076563A JP 7656398 A JP7656398 A JP 7656398A JP H11254529 A JPH11254529 A JP H11254529A
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JP
Japan
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sheet
adhesive sheet
roll
medium
housing
Prior art date
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Withdrawn
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JP10076563A
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English (en)
Inventor
Mutsuo Fukuoka
睦生 福岡
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所定の装置に装着していない状態において、シ
ートロールからシートが誤って繰り出されることを防止
できるようにする。 【解決手段】粘着シートS3、両面粘着シートS4をそ
れぞれロール状に巻回した粘着シートロール21、両面
粘着シートロール22と、粘着シートロール21、両面
粘着シートロール22を回転可能に支持する筐体23と
から構成されている。歯車状部材28が粘着シートロー
ル21の軸に軸支され、その一端部が筐体23に回転自
在に支持されて阻止部材29が設けられ、歯車状部材2
8の歯間の谷部に嵌挿するように阻止部材29のほぼ中
央下部に凸部29aが一体形成され、阻止部材29の一
端側にはバネ材29bが一体形成されてその端部が筐体
23に係止され、阻止部材29の他端側が歯車状部材2
8に接近する方向に付勢され、阻止部材29の凸部29
aが歯車状部材28の歯間の谷部に嵌挿する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、用紙等の媒体を
合成樹脂フィルム等のシートによってラミネートするラ
ミネート装置等に装着される、シート供給用のシートカ
セットに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のシートカセットが装着されるラ
ミネート装置としては、例えば、図8及び図9に示すよ
うなものがある。このラミネート装置50は、同図に示
すように、書類やカード等のラミネート媒体(以下、媒
体という。)Pを供給するための媒体トレイ51を有す
る媒体供給部と、媒体Pをラミネートするためのシー
トを供給するシート供給部と、媒体供給部から供給
される媒体Pをシート供給部から供給されるシートに
よって挟み込んでラミネートしながら送り出す一対の挟
持ローラ53a、53bを有するラミネート処理部
と、このラミネート処理部から送り出される積層体
(媒体Pがシートによってラミネートされたもの)Rを
その送り出し方向に直交する第1の方向に切断する横カ
ッター刃54を有する切断部とから構成されている。
【0003】前記シート供給部には、図9に示すよう
に、ポリエチレンテレフタレートフィルム(以下、PE
Tフィルムという。)等の合成樹脂フィルムによって形
成された長尺帯状の非粘着シートS1をロール状に巻回
した非粘着シートロール52aと、PETフィルム等の
片面側に粘着層が形成された長尺帯状の粘着シートS2
を、その粘着面が内側になるように、ロール状に巻回し
た粘着シートロール52bとをそれぞれ回転可能に支持
してなるシートカセット52が装着されるようになって
おり、非粘着シートロール52aから繰り出された非粘
着シートS1に、粘着シートロール52bから繰り出さ
れた粘着シートS2の粘着面が対向するような状態で、
非粘着シートS1及び粘着シートS2の双方がこのシー
トカセット52からラミネート処理部に供給される。
【0004】前記媒体トレイ51の先端部には、供給す
る媒体Pを挟持ローラ53a、53bの挟持位置に案内
するための案内路を形成するガイド板51aが設けられ
ており、この媒体トレイ51は、そのガイド板51aに
よって形成された案内路部分が装置本体50aに装着さ
れたシートカセット52の非粘着シートロール52aと
粘着シートロール52bとの間に入り込むような状態で
装置本体50aに装着される。一対の挟持ローラ53
a、53bは、ハンドル53cを回転操作することによ
り積層体Rを送り出し方向へ移動するように構成されて
いる。
【0005】前記横カッター刃54は、図8(b)及び
図9に示すように、挟持ローラ53a、53bの積層体
Rの送出側において、装置本体50aの幅方向に掛け渡
されたバー54aにスライド自在に支持されており、積
層体Rを任意の切断位置まで送り出し、その位置で横カ
ッター刃54を幅方向にスライドさせることにより、積
層体Rをその送り出し方向の任意の位置で第1の方向に
切断することができるようになっている。
【0006】以上のように構成されたラミネート装置5
0は、図10(a)に示すように、非粘着シートロール
52a及び粘着シートロール52bから僅かに繰り出さ
れた非粘着シートS1及び粘着シートS2の先端部同士
が相互に接着された状態の新たなシートカセット52を
装置本体50aの後方に載置し、同図(b)に示すよう
に、相互に接着された非粘着シートS1及び粘着シート
S2の先端部に案内シートSGの一端を張り付ける。
【0007】次に、同図(c)に示すように、案内シー
トSGの他端をラミネート処理部の一対の挟持ローラ
53a、53bの挟持位置に導いた状態で、ハンドル5
3cを操作して一方の挟持ローラ53aを所定方向に回
転させることで、案内シートSGを挟持ローラ53a、
53bに挟み込んで前方に送り出した後、その案内シー
トSGを非粘着シートS1及び粘着シートS2の先端部
から取り外す。
【0008】そして、同図(d)に示すように、シート
カセット52を起こして装置本体50aに装着した後、
同図(e)に示すように、装着したシートカセット52
の後方から、非粘着シートロール52aと粘着シートロ
ール52bとの間に差し込むようにして媒体トレイ51
を装置本体50aに装着すると、このラミネート装置5
0が使用可能な状態となる。
【0009】なお、このとき、このラミネート装置50
は、シートカセット52の上下に支持された非粘着シー
トロール52a及び粘着シートロール52bからそれぞ
れ繰り出されて相互に接着されている非粘着シートS1
及び粘着シートS2の先端部が挟持ローラ53a、53
bに挟み込まれた状態となっている。
【0010】このようにしてシートカセット52が装着
されたラミネート装置50を使用する場合は、まず、媒
体トレイ51に載せたカード等の媒体Pを前方に押し込
むと、図9に示すように、ガイド板51aによって、そ
の媒体Pの先端が、非粘着シートロール52a及び粘着
シートロール52bからそれぞれ繰り出された非粘着シ
ートS1及び粘着シートS2の間を通って挟持ローラ5
3a、53bの挟持位置に導かれる。
【0011】ここで、ハンドル53cを操作して一方の
挟持ローラ53aを所定方向に回転させると、非粘着シ
ートS1及び粘着シートS2と共に媒体Pが挟持ローラ
53a、53bに引き込まれ、媒体Pが非粘着シートS
1及び粘着シートS2によってラミネートされた積層体
Rとなって前方に送り出されるので、その積層体Rを横
カッター刃54によって第1の方向に切断すると、PE
Tフィルム等のシートによってラミネートされた媒体
(積層体)が得られる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記シートカ
セット52の場合、非粘着シートロール52a及び粘着
シートロール52bから非粘着シートS1及び粘着シー
トS2を手動で容易に繰り出すことが可能な構成である
ため、シートカセット52を装置本体50aに装着する
までの段階で非粘着シートS1及び粘着シートS2が誤
って繰り出されてしまうおそれがある。
【0013】この発明が解決しようとする課題は、所定
の装置に装着していない状態において、シートロールか
らシートが誤って繰り出されることを防止できるように
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の請求項1にかかるシートカセットは、
長尺帯状のシートをそれぞれロール状に巻回した一対の
シートロールと、それらのシートロールを回転可能に支
持した筐体とを有し、所定の装置に装着されるシートカ
セットにおいて、前記筐体に設けられ少なくとも一方の
前記シートロールに係脱自在に係合してそのシートロー
ルの回転を阻止する阻止手段と、前記阻止手段を係合方
向に付勢する付勢手段と、前記装置に装着される際、前
記付勢手段に抗して前記阻止手段を前記シートロールか
ら離脱する方向に移動させる作動手段とを備えたことを
特徴としている。
【0015】このような構成によれば、付勢手段により
阻止手段が一方のシートロールに係合する方向に付勢さ
れているため、シートカセットが所定の装置に装着され
ていないときには、この付勢手段の付勢力により阻止手
段が一方のシートロールに係合した状態に保持され、こ
れにより一方のシートロールの回転が阻止される。そし
て、シートカセットが所定の装置に装着されると、作動
手段により付勢手段に抗して阻止手段が移動され、阻止
手段が一方のシートロールから離脱してシートロールが
回転可能になる。
【0016】そのため、所定の装置に装着していない状
態において、阻止手段によりシートロールの回転が阻止
され、シートロールからシートが誤って繰り出されるこ
とを防止することができる。
【0017】上記した課題を解決するために、本発明の
請求項2にかかるシートカセットは、前記作動手段を前
記阻止手段に設けたことを特徴としている。
【0018】このような構成によれば、作動手段を阻止
手段に設けることで、作動手段の動きが直接阻止手段に
伝わるため、簡単な構成で阻止手段をシートロールから
離脱させることが可能になる。
【0019】上記した課題を解決するために、本発明の
請求項3にかかるシートカセットは、前記作動手段は、
その先端部が前記筐体の外部に突出して形成されている
ことを特徴としている。
【0020】このような構成によれば、例えばシートカ
セットが装着される装置本体側に係合手段を設け、シー
トカセットを装置に装着したときに筐体外部に突出した
作動手段がこの係合手段に係合するようにしておけば、
作動手段の係合手段との係合により、付勢手段に抗して
阻止手段がシートロールから離脱され、シートロールの
回転が可能な状態となる。
【0021】上記した課題を解決するために、本発明の
請求項4にかかるシートカセットは、前記阻止手段の端
部が、少なくとも一方の前記シートロールの軸に軸支さ
れた歯車状部材に係合するように構成されていることを
特徴としている。
【0022】このような構成によれば、付勢手段により
阻止手段の端部が歯車状部材に係合する方向に付勢され
るため、阻止手段によりシートロールの回転を確実に阻
止することが可能になる。
【0023】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態について図
1ないし図7を参照して説明する。但し、図1ないし図
3はラミネート装置の外観を示す平面図、概略側面図及
び一部の側面図、図4及び図5はシートカセットのある
状態における切断側面図及び側面図、図6及び図7はシ
ートカセットの異なる状態における切断側面図及び側面
図である。
【0024】図1ないし図3は、用紙等の媒体を透明な
PETフィルム等により形成された一対のシートによっ
てラミネートするラミネート装置1を示している。この
ラミネート装置1は、図1ないし図3に示すように、カ
ードや書類等の媒体Pを供給する媒体供給部Aと、媒体
Pをラミネートするための粘着シートS3及び両面粘着
シートS4を供給するシート供給部Bと、媒体供給部A
から供給される媒体Pをシート供給部Bから供給される
粘着シートS3及び両面粘着シートS4によって挟み込
んでラミネートしながら積層体Rとして送り出す、上下
一対の挟持ローラ31、32を備えたラミネート処理部
Cと、そのラミネート処理部Cから送り出された積層体
Rを、その送り出し方向に直交するX方向に切断する横
切断機構41及び積層体Rをその送り出し方向であるY
方向に切断する、X方向に移動自在の縦切断機構42と
を備えた切断部Dとから構成されている。
【0025】前記媒体供給部Aには、図1ないし図3に
示すように、供給しようとする用紙等の媒体Pを載置す
るための平坦な媒体載置面を有する媒体トレイ11と、
この媒体トレイ11に載置された媒体PをX方向に位置
決めする、X方向に移動自在の媒体ガイド12とが備え
られており、前記切断部Dに備えられた縦切断機構42
は支持軸44に回動可能に支持された連結アーム43を
介して媒体ガイド12に連結されている。
【0026】従って、媒体ガイド12をX方向に移動さ
せることで媒体トレイ11に載置された媒体PをX方向
に位置決めすると、媒体ガイド12と共に縦切断機構4
2もX方向に移動して、ラミネート処理部Cから送り出
される積層体Rを、媒体PのX方向の端縁の外側に所定
幅の縁取部(粘着シートS3と両面粘着シートS4が相
互に接着された領域)が残るように、Y方向に切断する
ことができるようになっている。
【0027】前記シート供給部Bには、図3に示すよう
に、媒体Pの上面側に積層される、片面側に粘着層が形
成された粘着シートS3と、媒体Pの下面側に積層され
る両面粘着シートS4とをそれぞれ収容した本発明のシ
ートカセット20が装着されるようになっている。
【0028】前記ラミネート処理部Cの両挟持ローラ3
1、32は、図2に示すように、上側の挟持ローラ31
のみがガイド溝33に沿って移動可能に構成され、下側
の挟持ローラ32は固定設置されており、シートカセッ
ト20をシート供給部Bから取り外した際に、上側の挟
持ローラ31が下側の挟持ローラ32から離間する方向
に移動してリリース位置に退避し、シートカセット20
をシート供給部Bに装着した際に、上側の挟持ローラ3
1が下側の挟持ローラ32に接触する方向に移動してシ
ートS3、S4を挟持するようになっている。このよう
な挟持ローラ31の移動は、シートカセット20の着脱
に連動する連動部材により実現することができ、例えば
バネ等の付勢手段により、上側の挟持ローラ31を下側
の挟持ローラ32に接触する方向に常時付勢しておき、
シートカセット20の取り外し時に連動部材によりこの
付勢手段に抗して上側の挟持ローラ31を下側の挟持ロ
ーラ32から離間する方向に移動させればよい。
【0029】また、上述したシートカセット20の着脱
に際しては、図3に2点鎖線で示すように、支持軸44
を中心に連結アーム43を回動させることで、シート供
給部Bの上方にシートカセット20の着脱空間が確保さ
れるようになっている。
【0030】ところで、前記シート供給部Bに装着され
る本発明のシートカセット20は、図4ないし図7に示
すように、粘着面が内側になるように、長尺帯状の粘着
シートS3をロール状に巻回した粘着シートロール21
と、長尺帯状の両面粘着シートS4をロール状に巻回し
た両面粘着シートロール22と、粘着シートロール21
及び両面粘着シートロール22をそれぞれ回転可能に支
持する筐体23とから構成されており、前記粘着シート
ロール21は、そこから繰り出される粘着シートS3の
粘着面が、両面粘着シートロール22から繰り出される
非粘着シートS4に対向するように、2つに分割可能な
筐体23に支持されている。このとき、両シートロール
21、22からのシートS3、S4の繰り出しはいずれ
も送出口23bに近接した位置で行われ、両シートロー
ル21、22が互いに反対方向に回転して繰り出される
ように設定されている。
【0031】ここで、両面粘着シートS4の媒体Pへの
積層面と反対側面(両面粘着シートS4の下面)には剥
離紙が設けられ、この状態で両面粘着シートS4が両面
粘着シートロール22に巻回されている。
【0032】そして、特に図4に示されるように、前記
筐体23には、支持された粘着シートロール21と両面
粘着シートロール22との間に媒体Pを送り込む媒体挿
入口23aと、その媒体挿入口23aから送り込まれた
媒体Pを、粘着シートロール21及び両面粘着シートロ
ール22のそれぞれから繰り出された粘着シートS3及
び両面粘着シートS4と共に前記ラミネート処理部Cに
送り出す送出口23bとが形成されており、さらに、こ
の送出口23b部分には、送出口23bを開閉するため
の一対のシャッター24a、24bが設けられている。
【0033】なお、このシートカセット20がシート供
給部Bに装着された状態では、媒体トレイ11から供給
される媒体Pが円滑にシートカセット20内に送り込ま
れるように、媒体挿入口23aが筐体23に形成され、
媒体Pの供給経路の延長線上に位置し、且つこのシート
カセット20内に送り込まれた媒体Pがラミネート処理
部Cの両挟持ローラ31、32による挟持位置に確実に
導かれるように、両挟持ローラ31、32による挟持位
置に近接した状態で対向するように、送出口23bが筐
体23に形成されている。
【0034】ところで、筐体23には、図4及び図6に
示すように、媒体挿入口23aから送り込まれた媒体P
を送出口23bに案内するための案内路を形成する上下
一対のガイド板25a、25bが、媒体挿入口23aか
ら送出口23bに向かって延びるように設けられてお
り、両面粘着シートロール22側の下側ガイド板25b
は、そのガイド板25bの先端部を媒体挿入口23a側
に後退させてあるが、薄板状の可撓性を有する補助ガイ
ド板26が上側のガイド板25aの先端近傍まで延出し
て下側ガイド板25bの先端に取り付けられている。
【0035】尚、粘着シートロール21側のガイド板2
5aは、その先端部の表面にシリコン処理が施されてお
り、何らかの理由によって粘着シートロール21から繰
り出された粘着シートS3の粘着面がガイド板25aの
先端部に接触した場合でも、粘着シートS3がガイド板
25aに接着しにくいようになっている。
【0036】また、前記両シャッター24a、24bは
いずれも平面視コ字状の部材により形成され、図4及び
図6に示すように、いずれも媒体挿入口23a側の端部
が筐体23に回転自在に軸着され、この媒体挿入口23
a側の端部を中心としてこれと反対側の送出口23b側
の端部が回転して送出口23bを開閉するようになって
いる。このとき、両シャッター24a、24bは、いず
れも筐体23に係止されたバネにより閉じる方向に付勢
され、ほぼ中央が筐体23に回転自在に軸着された駆動
部材(図示せず)が両シャッター24a、24bの側部
の対向面間の隙間に配設され、この駆動部材が回転する
ことで駆動部材の両端が両シャッター24a、24bの
側部の隙間に形成された摺接面に摺接して両シャッター
24a、24bが開くようになっている。
【0037】そして、図2及び図5に示すように、前記
駆動部材の送出口23b側の端部には、筐体23に形成
された円弧状のガイド溝27aに嵌挿した突起27bが
設けられており、特に図2に示されているように、ラミ
ネート装置1のシート供給部Bにおける装置本体側部の
内面にL字状の係合部材2が設けられ、シートカセット
20をシート供給部Bに装着したときに、突起27bが
係合部材2の下部に係合することで駆動部材の送出口2
3b側が持ち上げられるようにして回転し、このような
駆動部材の回転により、駆動部材の両端が両シャッター
24a、24bの側部の摺接面に摺接しつつ両シャッタ
ー24a、24bがバネの付勢力に抗して互いに反対方
向に回転し、送出口23bが開放される。
【0038】一方、シートカセット20をシート供給部
Bから取り外すと、前記駆動部材の突起27bの係合部
材2との係合が解除され、バネの付勢力により、駆動部
材の両端が両シャッター24a、24bの側部の摺接面
に摺接しつつ両シャッター24a、24bが開放時とは
逆方向に回転し、送出口23bが閉塞される。
【0039】また、図4及び図6に示すように、前記両
シャッター24a、24bが閉じた状態のときに、両シ
ャッター24a、24bにより誘導されて積層された両
シートロール21、22からの両シートS3、S4の先
端部が筐体23の外部において斜め下方を向くように、
両シャッター24a、24bの送出口23b側の端部に
おける対向面が斜め下方に傾斜した形状に加工されてい
る。
【0040】そのため、シートカセット20がシート供
給部Bに装着されていないときには、図4に示すよう
に、両シャッター24a、24bは閉じて送出口23b
を覆うため、特に未使用の新たなシートカセット20で
は、送出口23bから予め引き出されて相互に接着され
ている粘着シートS3及び両面粘着シートS4の先端部
が、送出口23bを閉塞している両シャッター24a、
24bにより斜め下方に規制されることになる。
【0041】そして、このシートカセット20をラミネ
ート装置1の上方からシート供給部Bに装着する過程
で、筐体23の外部の斜め下方に規制されている両シー
トS3、S4の先端部が、リリース位置に退避した上側
の挟持ローラ31と下側の挟持ローラ32との間に挿入
されるようにして下側の挟持ローラ32上に載置され、
その後に上側の挟持ローラ31が下側の挟持ローラ32
に接触する方向に移動することで、粘着シートS3及び
両面粘着シートS4の先端部が両挟持ローラ31、32
により確実に挟持される。更に、新たなシートカセット
20をシート供給部Bに装着したときには、上述したよ
うに両シャッター24a、24bが開いて送出口23b
から退避し、媒体Pをラミネート処理部Cに送り出すこ
とができるような状態になる。
【0042】また、図4及び図6に示すように、周面に
複数個の歯を有する歯車状部材28が粘着シートロール
21の軸に軸支され、阻止手段としての樹脂等から成る
阻止部材29が粘着シートロール21の一端部の上方に
配設され、この阻止部材29の一端部が筐体23に回転
自在に支持され、歯車状部材28の歯間の谷部に嵌挿す
るように、阻止部材29のほぼ中央下部に凸部29aが
一体的に形成されると共に、阻止部材29の一端側には
付勢手段としての樹脂等から成るバネ材29bが一体的
に形成され、このバネ材29bの端部が筐体23に係止
されることで阻止部材29の他端側が歯車状部材28に
接近する方向に付勢され、これにより阻止部材29の凸
部29aが歯車状部材28方向に付勢されて歯間の谷部
に嵌挿するようになっている。
【0043】従って、シートカセット20をシート供給
部Bに装着する前においては、図4及び図5に示すよう
に、バネ材29bの付勢力により阻止部材29の凸部2
9aが歯車状部材28方向に付勢され、凸部29aが歯
車状部材28の歯間の谷部に嵌挿、係合し、粘着シート
ロール21の回転が阻止されている。
【0044】また、阻止部材29の他端部には作動手段
としての突起29cが設けられ、この突起29cの先端
部は、図2、図5及び図7に示すように筐体23に形成
された上下方向に長い長孔29dに挿通されて筐体23
の外部に突出しており、特に図2に示されているよう
に、ラミネート装置1のシート供給部Bにおける装置本
体の側部内面であって係合部材2の上部にもうひとつの
係合部材3が設けられ、シートカセット20をシート供
給部Bに装着したときに、突起29cが係合部材3に係
合することで阻止部材29の他端側がバネ材29bに抗
して持ち上げられるようにして回転するようになってい
る。
【0045】そのため、シートカセット20をシート供
給部Bに装着する過程において、図2に示すように、突
起29cが係合部材3に係合し、阻止部材29の他端側
がバネ材29bに抗して持ち上げられるようにして回転
し、このような阻止部材29の回転によって、図6及び
図7に示すように、歯車状部材28の歯間の谷部に嵌
挿、係合していた凸部29aがその歯間の谷部から離脱
し、阻止部材29による粘着シートロール21の回転阻
止が解除されて粘着シートロール21は回転可能な状態
となる。
【0046】従って、上記した実施形態によれば、バネ
材29bにより阻止部材29を、その凸部29aが粘着
シートロール21に係合する方向に付勢しているため、
シートカセット20がをシート供給部Bに装着していな
いときには、阻止部材29の凸部29aが歯車状部材2
8の歯間の谷部に嵌挿、係合して粘着シートロール21
の回転を阻止することが可能になり、両シートロール2
1、22からシートS3、S4が誤って繰り出されるこ
とを防止できる。
【0047】また、シートカセット20をシート供給部
Bに装着したときに、突起29cが装置本体側の係合部
材3に係合することで、阻止部材29の凸部29aを歯
車状部材28の歯間の谷部から離脱させることができる
ため、粘着シートロール21を簡単に回転可能な状態に
することが可能になる。
【0048】なお、阻止手段、作動手段及び付勢手段は
それぞれ上記した阻止部材29、凸部29a及びバネ材
29bに限定されるものではない。
【0049】また、歯車状部材28の構成も上記したも
のに限るものではなく、要するに一方のシートロールの
軸に同軸に設けられて阻止手段が係合し得る構成であれ
ば、シートロールの軸そのものに歯が形成されたもので
あってもよい。
【0050】また、上記した実施形態では、阻止手段と
しての阻止部材29を、粘着シートロール21の一方の
端部側に設けた場合について説明したが、他方の端部側
にも同様の阻止手段、付勢手段等を設けてもよく、更に
は両面粘着シートロール22側にも同様に阻止手段、付
勢手段等を設けてもよいのは勿論である。
【0051】また、上記した実施形態では、筐体23に
支持される一対のシートロールの一方が粘着シートロー
ル21、他方が両面粘着シートロール22である場合に
ついて説明したが、一方が粘着シートロールで他方が非
粘着シートロールの場合であっても本発明を実施するこ
とが可能であり、上記実施形態と同等の効果を得ること
ができる。
【0052】また、上記した実施形態では、筐体23の
送出口23bを開閉するシャッターが一対設けられてい
る場合について説明したが、シャッターが1つの場合で
あっても本発明を実施することが可能であり、上記実施
形態と同等の効果を得ることができる。
【0053】また本発明は、上記した各実施形態に限定
されるものではなく、この発明の趣旨から逸脱しない範
囲で任意に変更することも可能である。
【0054】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、付勢手段により一方のシートロールに係合する
方向に付勢されてそのシートロールに係合する阻止手段
を設けたため、所定の装置に装着していない状態におい
て、阻止手段によりシートロールの回転を阻止すること
ができ、シートロールからシートが誤って繰り出される
ことのないシートカセットを提供することができる。
【0055】また、阻止手段を付勢手段に抗して係合方
向と反対に移動させることで、阻止手段の一方のシート
ロールとの係合を解除できるため、シートロールを簡単
に回転可能な状態にすることができる。
【0056】また、請求項2に記載の発明によれば、作
動手段を阻止手段に設けたため、作動手段の動きを直接
阻止手段に伝えることができ、簡単な構成で阻止手段を
シートロールから離脱させることが可能になる。
【0057】また、請求項3に記載の発明によれば、例
えばシートカセットが装着される装置本体側に何らかの
係合手段を設け、シートカセットを装置に装着したとき
に筐体外部に突出した作動手段がこの係合手段に係合す
るようにしておくことで、作動手段の係合手段との係合
により、付勢手段に抗して阻止手段をシートロールから
離脱させることができ、シートロールを回転可能な状態
にすることができる。
【0058】また、請求項4に記載の発明によれば、付
勢手段により阻止手段の端部が歯車状部材に係合する方
向に付勢されるため、阻止手段によりシートロールの回
転を確実に阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる第1の実施形態であるシート
カセットが装着されるラミネート装置を示す平面図であ
る。
【図2】同上のラミネート装置を示す概略側面図であ
る。
【図3】同上の一部の側面図である。
【図4】この発明にかかるシートカセットの第1の実施
形態のある状態における切断側面図である。
【図5】第1の実施形態のシートカセットのある状態に
おける側面図である。
【図6】第1の実施形態のシートカセットの異なる状態
における切断側面図である。
【図7】第1の実施形態のシートカセットの異なる状態
における側面図である。
【図8】従来のラミネート装置を示す斜視図である。
【図9】同上のラミネート装置の主要な構成部分を示す
概略構成図である。
【図10】同上のラミネート装置のシートカセットの交
換作業を示す工程図である。
【符号の説明】
1 ラミネート装置 3 係合部材 20 シートカセット 21、28 粘着シートロール 22 両面粘着シートロール 23 筐体 23a 媒体挿入口 23b 送出口 28 歯車状部材 29 阻止部材(阻止手段) 29a 凸部 29b バネ材(付勢手段) 29c 突起(作動手段) P 媒体 S3 粘着シート S4 両面粘着シート R 積層体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺帯状のシートをそれぞれロール状に
    巻回した一対のシートロールと、それらのシートロール
    を回転可能に支持した筐体とを有し、所定の装置に装着
    されるシートカセットにおいて、 前記筐体に設けられ少なくとも一方の前記シートロール
    に係脱自在に係合してそのシートロールの回転を阻止す
    る阻止手段と、 前記阻止手段を係合方向に付勢する付勢手段と、 前記装置に装着される際、前記付勢手段に抗して前記阻
    止手段を前記シートロールから離脱する方向に移動させ
    る作動手段とを備えたことを特徴とするシートカセッ
    ト。
  2. 【請求項2】 前記作動手段を前記阻止手段に設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のシートカセット。
  3. 【請求項3】 前記作動手段は、その先端部が前記筐体
    の外部に突出して形成されていることを特徴とする請求
    項1または2に記載のシートカセット。
  4. 【請求項4】 前記阻止手段の端部が、少なくとも一方
    の前記シートロールの軸に軸支された歯車状部材に係合
    するように構成されていることを特徴とする請求項1な
    いし3のいずれかに記載のシートカセット。
JP10076563A 1998-03-09 1998-03-09 シートカセット Withdrawn JPH11254529A (ja)

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