JPH11253439A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH11253439A
JPH11253439A JP10078588A JP7858898A JPH11253439A JP H11253439 A JPH11253439 A JP H11253439A JP 10078588 A JP10078588 A JP 10078588A JP 7858898 A JP7858898 A JP 7858898A JP H11253439 A JPH11253439 A JP H11253439A
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air
ray
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scan
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JP10078588A
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Yukio Kumagai
幸夫 熊谷
Ryuji Tamaoki
隆二 玉置
Kenji Hatano
顕治 羽田野
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 X線検出素子のチャンネル間に感度むらのあ
るキャリブレーションスキャンによる被検体のスキャン
のやり直しを防げるX線CT装置を提供する。 【解決手段】 上記課題は、キャリブレーションスキャ
ンの結果の異常を被検体の測定のためのスキャンを行う
前に操作者に認識させる操作者認識部11を備えること
で解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検体のスキャン
に先だって行われるスキャンであって、空気(エア),
ファントム等でX線検出器のX線検出素子間の感度むら
を補正するキャリブレーションスキャンを行うX線CT
装置に係り、特にキャリブレーションスキャン時に、X
線を照射するX線管とこのX線を検出するX線検出器の
間(測定視野)にエア,ファントム等ではない異物があ
ったことを被検体の測定のためのスキャンを行う前に操
作者に認識させて、前記異物を含むキャリブレーション
スキャンでの弊害を防げるX線CT装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来のX線CT装置は、特開平9−24
8301号に開示されているように、検出器のそれぞれ
のチャネル間の感度むらを補正するための補正データ
を、ファントムをスキャンしたファントムデータから生
成し、それぞれのチャネル間の感度むらを前記ファント
ムデータで補正している。
【0003】この補正は被検体のスキャンに先だって毎
回行われるものである。それは毎回の被検体のスキャン
が異なる温度等の条件下で行われるので、異なる条件下
ではX線検出器の検出特性が違ってくるから、被検体の
スキャンにより近いX線検出器の検出特性でキャリブレ
ーションスキャンを行う必要があるためである。
【0004】また、ファントムに加えて、エアだけのデ
ータによってもそれぞれのX線検出素子のチャネル間の
感度むらを補正している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、キャリ
ブレーションスキャンには、エア,ファントムという一
様なX線減弱の下でX線検出素子のチャンネル間に感度
むらがないようにスキャンしなければならないにも拘ら
ず、測定視野にある被検体載置台上に毛布やシーツ等を
置いたまま操作者がキャリブレーションスキャンを行っ
てしまう場合があり、このようなキャリブレーションス
キャンで被検体のスキャンを行うとX線検出器のチャン
ネル間に感度むらが生じるので、このようなX線検出素
子のチャンネル間に感度むらのあるキャリブレーション
スキャンに基づいて被検体をスキャンしてしまったなら
ば診断に用い得る被検体の断層画像が得られないから、
チャンネル間の感度むらのない適正なキャリブレーショ
ンスキャン後に被検体のスキャンをやり直さなければな
らないため、このやり直しによって被検体に余計なX線
被曝を強いてしまうおそれがあるという問題があった。
【0006】また、測定視野内にある被検体載置台やス
キャナ等の装置のカバー類が傷ついている場合でも、上
記と同様の問題を有していた。また、造影剤,血液等が
被検体載置台やカバー類に付着している場合でも、上記
と同様の問題を有していた。また、最近では被検体を体
軸方向に移動させながら連続して被検体をスキャンする
螺旋状にデータを得る方法が主流である。このような螺
旋データ収集法であれば、被検体に余計なX線被曝をさ
らに多く強いてしまうおそれがあるという問題があっ
た。
【0007】本発明は、上記問題の少なくとも一つを解
決するためになされたものであり、その目的は、X線検
出素子のチャンネル間に感度むらのあるキャリブレーシ
ョンスキャンによる被検体のスキャンのやり直しを防げ
るX線CT装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、X線を検出
する複数のチャンネルのX線検出素子からなるX線検出
器を有し、それぞれのチャンネルの感度むら補正のため
の補正データを生成するキャリブレーションスキャンを
行うX線CT装置において、前記キャリブレーションス
キャンの結果の異常を被検体の測定のためのスキャンを
行う前に操作者に認識させる手段を備えることを特徴す
るX線CT装置によって達成される。
【0009】具体的には、エアのみでのキャリブレーシ
ョンスキャンのデータを得るエアスキャン(キャリブレ
ーションスキャンの一つ)時の計測データ値を第1の記
憶手段に記憶し、適正値を第2の記憶手段に記憶してお
いて、前記計測データ値と適正値を比較することで、前
記計測データがエア以外で被検体載置台等を除く物体を
含むか否かを判定する。もしエア以外で被検体載置台等
を除く物体を含むと判定されたならば、そのエアスキャ
ンのデータが無効である旨を、操作者に表示,音声,振
動等で認識させる。さらに、毛布やカバー部の傷,付着
物の有無を操作者に確認させて、対象物の除去や洗浄等
の必要な措置をした後再度エアスキャンするように、操
作者に表示,音声,振動等で認識させる。このように構
成されるので、操作者はキャリブレーションスキャンの
段階で適正なデータを得るまでチェックできるので、X
線検出素子のチャンネル間に感度むらのあるキャリブレ
ーションスキャンによる被検体のスキャンのやり直しを
防ぐことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明のX線CT装置の実施の形
態について図面を用いて説明する。図1は本発明のX線
CT装置の構成を示すブロック図,図2は適正なエアス
キャンのデータプロファイル例,図3は異常なエアスキ
ャンのデータプロファイル例である。
【0011】X線CT装置は、図1に示されるように、
X線管1と,X線管1と対向配置されるX線検出器2
と,X線管1とX線検出器2を回転板に取付け、X線管
1とX線検出器2の回転中心位置付近に被検体を被検体
載置台(図示しない)上に配置できるような開口部を考
慮したカバー部でX線管1とX線検出器2を覆うスキャ
ナ部3と,X線検出器2と電気的に接続されるA/D変
換部4と,A/D変換部4と電気的に接続される第1の
メモリ5と,第1のメモリ5と電気的に接続される画像
処理部6と,画像処理部6と電気的に接続される第2の
メモリ7と,第2のメモリ7と電気的に接続される第1
のD/A変換器8と,第1のD/A変換部8と電気的に
接続される第1のモニタ9と,スキャナ部3と第1のメ
モリ5と画像処理部6と第2のメモリ7のそれぞれと電
気的に接続される統括制御部10と,統括制御部10と
電気的に接続される操作者認識部11を有している。
【0012】X線管1はX線検出器2の配置される方向
にX線を照射する。X線検出器2はX線管1からのX線
を検出して電気信号に変換する。スキャナ部3はX線管
1とX線検出器2を被検体の周囲に回転する。A/D変
換部4はX線検出器2から出力される電気信号をアナロ
グ量からデジタル量に変換する。第1のメモリ5はデジ
タル化したX線検出器2の電気信号(計測デ−タ値)を
記憶する。画像処理部6は第1のメモリ5に記憶される
様々な角度の計測データ値に基づいて被検体の断層画像
を再構成する。第2のメモリ7は被検体の断層画像を記
憶する。第1のD/A変換部8は前記断層画像をデジタ
ル量からアナログ量に変換する。第1のモニタ9はアナ
ログ化した断層画像を画面に表示する。統括制御部10
は、スキャナ部3の回転板の回転とX線管1のX線照射
条件の制御と,第1のメモリ5の書き込みおよび読み出
しの制御と,画像処理部6の再構成演算の実行制御と,
第2のメモリ7の書き込みおよび読み出しの制御をそれ
ぞれ行う。操作者認識部11は、X線検出素子のチャン
ネル間に感度むらのあるキャリブレーションスキャンが
行われたことを操作者に認識させるための制御を統括制
御部10から受ける。
【0013】具体的に説明すると、操作者認識部11
は、A/D変換部4と電気的に接続される第3のメモリ
11aと,第1のメモリ5と第3のメモリ11aとそれ
ぞれ電気的に接続される演算器11bと,演算器11b
と電気的に接続される第4のメモリ11cと,第4のメ
モリ11cと電気的に接続される第2のD/A変換部1
1dと,第2のD/A変換部11dと電気的に接続され
る第2のモニタ11eとを有しており、第3のメモリ1
1aの書き込みおよび読み出しの制御と,演算器11b
の演算の実行制御と,第4のメモリ11cの書き込みお
よび読み出しの制御を統括制御部10がそれぞれ行う。
【0014】第3のメモリ11aは、エアスキャンの感
度むらのない適正値を記憶しておく。例えば、X線CT
装置の据え付け時にエアスキャンを行って、エアスキャ
ンの適正値として第3のメモリ11aに記憶しておくこ
とが考えられる。演算器11bは、被検体のスキャン前
に行うエアスキャンの計測データ値を記憶した第1のメ
モリ5と、エアスキャンの適正値を記憶した第3のメモ
リ11bを比較し、比較結果に対応する第4のメモリ1
1cのアドレス値を出力する。第4のメモリ11cは演
算器11bからのアドレス値に基づくデータ値を第2の
D/A変換器11dに出力する。第2のD/A変換器1
1dは前記データ値をデジタル量からアナログ量に変換
する。第2のモニタ11eは、アナログ化したデータ値
を画面に表示する。例えば、前記比較結果で適正値と異
なる場合のデータ値をメッセージの「エアスキャンをや
り直して下さい」を画面に表示するとすれば、演算器1
1bが第1のメモリ5の計測データ値と第3のメモリ1
1bの適正値の異なった結果に対応する第4のメモリ1
1cのアドレス値を出力し、第4のメモリ11cが前記
アドレス値に基づくデータ値であるメッセージデータを
第2のD/A変換器11dに出力し、第2のD/A変換
器11dが前記メッセージデータをデジタル量からアナ
ログ量に変換し、第2のモニタ11eがアナログ化した
メッセージデータ「エアスキャンをやり直して下さい」
を画面に表示する手順となる。
【0015】ところで、エアスキャンのデータは、測定
視野に一様なX線吸収率を持つ装置のカバー類と、エア
以外何もない状態でのスキャンデータである。このよう
なX線を減衰する物体が何もない状態での計測データで
は、X線検出器を形成するX線検出素子のチャネル同士
のわずかな感度差以外含まないデータのみを検出でき
る。そこで、X線管球の条件が一定であれば、この計測
データ値のプロファイルは、図2に示されるように、チ
ャンネル番号に対する計測データ値が検出素子間の感度
差に設定した閾値t(許容範囲±α)を超えることのな
いデータとなる。
【0016】また、正常な計測が行えたならば、温度等
が異なる条件下でのエアスキャンのデータを収集して
も、略同じ形状のデータプロファイルとなることが知ら
れている。
【0017】一方、測定視野に何か大きなX線吸収率を
持つ物が有った場合のエアスキャンのデータプロファイ
ルは、図3に示されるように、チャンネル番号に対する
計測データ値が検出素子間の感度差に設定した閾値t
(許容範囲±α)を超えて急激な変化の有るデータプロ
ファイルの形状となる。
【0018】よって、測定視野に、一様なX線吸収率を
持つ装置のカバー類と、エア以外何もないことを確認し
た状態でのエアスキャンのデータを収集しておけば、予
め感度差の許容範囲αを示す閾値tを設定しておける。
そして、各データ間でこの閾値t(許容範囲±α)を超
える急激な変化が有った場合には、測定視野に、エア等
以外の何か異物が有ると判定できる。このとき閾値tに
は、計測データ中のノイズ成分による誤判定を防ぐため
にも、計測データの偏差も考慮に入れた許容範囲αも設
定しておく。このようにして設定された閾値を利用し、
閾値を用いたエアスキャンのデータ判定を行う。このデ
ータ判定は、エアスキャンのデータが設定された閾値を
超えた場合、エア以外の物体を計測していると判定し、
この計測結果を無効する旨、操作者の見ている第2のモ
ニタ11eの画面上に「エアスキャンのデータが正しく
ありません」と表示し、さらに、第2のモニタ11eの
画面上に「エア以外の物体を除去した後、再度エアスキ
ャンを行って下さい」と表示する。この結果、操作者に
適正なエアスキャンを再度するように認識させることが
できる。
【0019】次に、エアスキャンのデータの判定の異な
る方法を検討したので、次の(1)〜(6)に示す。
【0020】(1)予め測定視野に、X線吸収係数が一
様な装置のカバー類と、エア以外何もなく、装置自体が
正常であることを確認した状態でスキャンを行いエアス
キャンのデータを得る。このデータのチャネル毎のビュ
ー方向における偏差、もしくは最大,最小,平均を計算
し、この内のどれかの値、もしくはどれかを組み合わせ
た値(例えば平均値)をt=s1とした時、チャネル毎
にs1±αの閾値を設定しておく。ここでαはX線検出
素子の温度特性等を考慮した定数である。このようなエ
アスキャンを行った時には、その計測データのチャネル
毎のビュー方向における、閾値に設定された項目の値を
計算し、その値がチャネル毎に設定した閾値内であると
きには、エアスキャンのデータ中にエア以外のものが含
まれていないと判定する。
【0021】(2)予め測定視野に、X線吸収係数が一
様な装置のカバー類と、エア以外何もなく、装置自体が
正常であることを確認した状態でスキャンを行いエアス
キャンのデータを得る。このデータのチャネル毎のビュ
ー方向における偏差,もしくは最大,最小,平均を、隣
り合うチャネル同士で計算する。この計算を全チャネル
に拡げて計算し、その隣り合うチャネル同士の変化量の
最大値をt=s2とし、|s2+α|(絶対値)を閾値
に設定しておく。ここでαはX線検出素子の温度特性等
を考慮した定数である。このようなエアスキャンを行っ
た時には、データのチャネル毎のビュー方向における、
偏差,もしくは最大,最小,平均の値を計算し、各隣り
合うチャネル間のその値の差の絶対値が、設定した閾値
以内であるときには、エアスキャンのデータ中にエア以
外のものが含まれていないと判定する。
【0022】(3)予め測定視野に、X線吸収係数が一
様な装置のカバー類と、エア以外何もなく、装置自体が
正常であることを確認した状態でスキャンを行いエアス
キャンのデータを得る。このデータのビュー毎の中心チ
ャネルにおける値を計算し、この値をt=s3とした
時、ビュ−毎に、s3±αの範囲内の閾値を設定してお
く。ここでαはX線検出素子の温度特性等を考慮した定
数である。このようなエアスキャンを行った時には、そ
の計測データのビュー毎の中心チャネルにおける値を計
算し、その値がビュー毎に設定した閾値内であるときに
は、エアスキャンのデータ中にエア以外のものが含まれ
ていないと判定する。
【0023】(4)予め測定視野に、X線吸収係数が一
様な装置のカバー類と、エア以外何もなく、装置自体が
正常であることを確認した状態でスキャンを行いエアス
キャンのデータを得る。このデータのビュー毎の中心チ
ャネルにおける値を抽出し、これらの中心チャンネルの
隣り合うビュー同士の値の差を全ビューにおいて計算
し、その値の最大値をt=s4とし、|s4+α|(絶
対値)を閾値に設定しておく。ここでαはX線検出素子
の温度特性等を考慮した定数である。このようなエアス
キャンを行った時には、データのビュー毎の中心チャネ
ルにおける値を計算し、各隣り合うビュー間の値の差の
絶対値が、設定した閾値以内であるときには、エアスキ
ャンのデータ中にエア以外のものが含まれていないと判
定する。
【0024】(5)CT装置において画像が再構成され
る時には、エアの部分のCT値がおよそ−1000であ
る様に画像再構成がなされる。そこで、測定視野に、X
線吸収係数が一様な装置のカバー類と、エア以外何もな
く、装置自体が正常であることを確認した状態でスキャ
ンを行ったエアスキャンのデータにより再構成された画
像は、CT値が一様であり、ほぼ−1000の値である
画像になる筈である。よって、エアスキャン時には、そ
のエアスキャンデータを一度画像再構成してエアのみの
断層画像を作成し、その画像中のCT値の計算を行い、
CT値が−1000±αの範囲内であるならば、エアス
キャンのデータ中にエア以外のものが含まれていないと
判定する。ここでαはX線検出素子の温度特性等を考慮
した定数である。
【0025】(6)測定視野に、X線吸収係数が一様な
装置のカバー類と、エア以外何もなく、装置自体が正常
であることを確認した状態でスキャンを行ったエアスキ
ャンのデータにより再構成された画像は、CT値が一様
な画像になる筈である。この一様な画像を基データとし
て、エアスキャンを行った時には、一度画像再構成して
エアのみの断層画像を作成し、基データの画像との差分
を計算し、この差がαより小さいときには、エアスキャ
ンのデータ中にエア以外のものが含まれていないと判定
する。ここでαはX線検出素子の温度特性等を考慮した
定数である。
【0026】以上説明した実施の形態によれば、エアス
キャンを行った時点で、そのエアスキャンが正しく行え
たかが確認でき、X線検出素子のチャンネル間に感度む
らのあるエアスキャンを用いた被検体のスキャンを行わ
ずに済むので、X線検出素子のチャンネル間に感度むら
のあるエアスキャン等のキャリブレーションスキャンに
起因する被検体のスキャンのやり直しを防止できるか
ら、被検体への余計なX線被曝を防止できる。
【0027】また、上記実施の形態では第3世代方式の
X線CT装置で説明したが、第4世代をはじめ各世代の
X線CT装置で適用できることはいうまでもない。ま
た、エアスキャンをキャリブレーションスキャンの例と
して説明したが、ファントムスキャンおよびこれらエア
スキャンとファントムスキャンの組み合わせに適用でき
ることはいうまでもない。
【0028】また、螺旋データ収集法を採用したX線C
T装置に適用できることはいうまでもない。また、操作
者認識部は第2のモニタに画像表示する形で操作者にエ
アスキャンのデータが適正でないことを認識させたが、
第2のモニタの代わりにスピーカを置いて音声でメッセ
ージしてもよい。また、第2のモニタの代わりにバイブ
レータを置いて振動でメッセージしたりしてもよい。ま
た、表示,音声,振動の少なくとも2つの組み合わせ
も、操作者の注意を喚起するには表示,音声,振動のう
ちの一つだけのものより有効である。
【0029】また、操作者認識部は第2のモニタに画像
表示する形で操作者にエアスキャンのデータが適正でな
いことを認識させたが、被検体の断層画像を表示する第
1のモニタに表示してもよい。また、それぞれの実施の
形態の組み合わせは、全て本発明に含まれる。
【0030】
【発明の効果】本発明は、X線検出素子のチャンネル間
に感度むらのあるキャリブレーションスキャンによる被
検体のスキャンのやり直しを防げるX線CT装置を提供
するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線CT装置の構成を示すブロック
図。
【図2】適正なエアスキャンのデータプロファイル例。
【図3】異常なエアスキャンのデータプロファイル例。
【符号の説明】
11 操作者認識部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を検出する複数のチャンネルのX線
    検出素子からなるX線検出器を有し、それぞれのチャン
    ネルの感度むら補正のための補正データを生成するキャ
    リブレーションスキャンを行うX線CT装置において、
    前記キャリブレーションスキャンの結果の異常を被検体
    の測定のためのスキャンを行う前に操作者に認識させる
    手段を備えることを特徴するX線CT装置。
JP10078588A 1998-03-12 1998-03-12 X線ct装置 Pending JPH11253439A (ja)

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