JP2003159246A - 医用診断撮像システムの像表示の質検査方法及び装置 - Google Patents

医用診断撮像システムの像表示の質検査方法及び装置

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JP2003159246A JP2002251592A JP2002251592A JP2003159246A JP 2003159246 A JP2003159246 A JP 2003159246A JP 2002251592 A JP2002251592 A JP 2002251592A JP 2002251592 A JP2002251592 A JP 2002251592A JP 2003159246 A JP2003159246 A JP 2003159246A
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ラウテンシュラーガー マルクス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 医用診断撮像システムの像表示の質の検査に
おいて、リングアーチファクトの視覚的な認識可能性が
確実にまたわずかな費用で評価され得る方法を提供す
る。 【解決手段】 テスト像の作成ステップS10、テスト
像に同心の円の定義ステプS11、リングプロフィルを
発生するためテスト像の像点の平均化ステップS12、
リングプロフィルのリングアーチファクトの検出ステッ
プS13、検出されたリングアーチファクトの予め設定
された規範との比較ステップS14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リングアーチファ
クトを顧慮して医用診断撮像システムの像表示の質を検
査するための方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえばコンピュータトモグラフィ(C
T)のような最近の医用診断方法により、検査される測
定対象物の像データを得ることができる。通常検査され
る測定対象物は患者である。
【0003】通常、取得される像データはディジタルの
形態で存在し、またこうしてディジタルのデータ処理に
アクセスし得る。ディジタルデータ処理の典型的な演算
は、例えば増幅、重畳またはフィルタリングである。
【0004】医用診断撮像システムを用いて得られる像
データは、検査される測定対象物の所望の像情報となら
んで、測定過程の間の擾乱影響に帰するべき情報をも含
んでいる。
【0005】一般に、得られた像データの質を低下させ
る問題の2種類のカテゴリーが区別される。即ち像ノイ
ズおよびアーチファクトである。
【0006】これらの両問題は以下でコンピュータトモ
グラフィの例について詳細に説明される。
【0007】像ノイズは複数の原因に分けることができ
る。
【0008】像ノイズの主要な部分は、各放射が量子の
最終的な数から生ずる量子ノイズにより惹起されるの
で、測定される量子の数は平均値にわたって常にノーマ
ルに分配されて変動する。
【0009】像ノイズのその他の原因は実際に実現され
るX線管のたいてい正確ではない単色の量子ならびに測
定対象物を通る透過の際の原子の電子殻と使用されるX
線放射との相互作用に基づく散乱放射である。
【0010】アーチファクトはさらに下記のように分類
される。
【0011】エイリアシング、部分ボリュウムアーチフ
ァクト、硬化アーチファクトならびに運動アーチファク
トは、それらのアーチファクトが特に測定対象物のジオ
メトリおよび運動に関係する典型的なアーチファクトで
ある。
【0012】上にコンピュータトモグラフィを手がかり
にして説明された像ノイズおよびアーチファクトのよう
な相応の影響は医用診断のための撮像システムにおいて
も生ずる。
【0013】それらの原因がなかんずく使用される医学
診断用撮像システム自体に帰すべきアーチファクトの特
別な形態はリングアーチファクトを形成する。
【0014】それらのなかに(たとえば最近のコンピュ
ータトモグラフにおけるように)複数の検出器(特に検
出器の複数の層)が使用される医用診断撮像システムで
は、個々の検出器の不十分な較正の可能性がある。
【0015】これは、測定対象物を貫く放射の等しい減
弱が異なる検出器により異なって測定されることと理解
される。
【0016】たとえばコンピュータトモグラフの個々の
検出器の不十分な較正の際には、取得された像データ
は、測定過程の間に行われる測定対象物の周りの放射源
および検出器の回転に基づいてコンピュータトモグラフ
の回転中心の周りに、考察される測定対象物と実際上の
関連のない同心のリングを有する。像データにおけるこ
のような乱れはリングアーチファクトと呼ばれる。
【0017】検出器の較正は一般に医用診断撮像システ
ムのメーカーにより行われるので、リングアーチファク
トの頻度および明白さはこのようなシステムの像表示の
質に対する指標である。リングアーチファクトのわずか
な数およびわずかな明白さは撮像システムの検査および
較正の際のメーカーの大きい注意を、またそれによって
高い質を示唆する。
【0018】従ってこのような医用診断撮像システムは
出荷の前にメーカーにより最終検査を受ける。この最終
検査の枠内で、既知の吸収係数を有するテスト体(この
ようなテスト体はファントムとも呼ばれる)を手がかり
にして各検出器層に対して少なくとも1つのテスト像が
作成される。多くの他の較正方法の際のようにここでも
測定(テスト像)の数は精度を高める。得られたテスト
像は次いで特別に教育された人により視覚的にリングア
ーチファクトを検査され、また個々の検出器が相応に較
正される。
【0019】この公知の方法の欠点は、それと結び付く
著しいコストである。最近のCT装置ではたとえば装置
ごとに数100のテスト像の視覚的な検査が必要であ
る。
【0020】このジャンルのドイツ特許出願公開第 31
07 170 A1号明細書から、コンピュータトモグラフの検
査範囲の中央に同心に位置している、コンピュータトモ
グラフの再構成像に重畳されているリング状のアーチフ
ァクトを減ずるための装置は公知である。
【0021】そのために、再構成像の像値を検査範囲の
中央に対して相対的に方位角方向に(たとえば低域通過
フィルタリングにより)平滑化する平滑化装置が提案さ
れる。これにより、再構成像におけるリングアーチファ
クトをより強く際立たせることができる。
【0022】続いて再構成像におけるリングアーチファ
クトがリング認識ステップで検査範囲の中央を通る直線
に沿ってのフィルタリングにより認識される。その際に
フィルタとして像点を含めてアーチファクトの2倍幅の
フィルタ長さを有するメディアンフィルタが提案され
る。
【0023】メディアンフィルタにより平均化された像
値を平滑化された像値から差し引くことにより、すべて
の像値に対して補正像値が計算される。
【0024】計算された補正像値は続いて最低しきい値
および最高しきい値と比較される。これは、一方では視
覚的に認識可能でないリングアーチファクトを抑制する
ため、また他方ではたぶんリングアーチファクトにでは
なくなにかの対象物構造(たとえば骨構造)に相当する
要素が誤って補正されないことを保証するための役割を
する。
【0025】公知の方法および公知の装置では、予め設
定された規範と検出されたリングアーチファクトを比較
するために前述のメディアンフィルタリングが必要であ
ることが欠点である。このようなメディアンフィルタリ
ングは、分類機能、従ってまた反復的な過程を必要とす
るので、計算に非常に費用がかかる。さらに、フィルタ
長さの決定のためにアーチファクトの幅に関する予備知
識が必要である。
【0026】さらに、ドイツ特許第 31 07 170 A1号明
細書により検出されたリングアーチファクトの視覚的な
認識可能性を評価するために使用される補正値は、検出
されたリングアーチファクトの視覚的な認識可能性に対
する非常に悪い指標に過ぎない。なぜならば、それは単
にフィルタ長さのなかの像値の広がりに対する指標であ
り、直接的にその明白さに対する指標ではないからであ
る。
【0027】さらに、この従来の技術によるメディアン
フィルタはリングアーチファクトの検出のためにもそれ
らの評価のためにも使用される。それにより、選ばれた
メディアンフィルタならびに選ばれたフィルタ長さの高
い依存関係が生ぜしめられるので、リングアーチファク
トの視覚的な認識可能性を顧慮して結果が条件付きでし
か正しい診断に役立たない。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから出発し
て、本発明の課題は、リングアーチファクトを顧慮して
医用診断撮像システムの像表示の質を検査するための方
法および装置であって、リングアーチファクトの視覚的
な認識可能性が確実にまたわずかな費用で評価され得る
方法および装置を提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】この課題は本発明の請求
項1により解決される。本発明のその他の構成は請求項
2以下に記載されている。
【0030】本発明によれば、リングアーチファクトを
顧慮して医用診断撮像システムの像表示の質を検査する
ための方法であって、下記のステップ −少なくとも1つのテスト像を作成する、 −少なくとも1つのテスト像のなかに同心の円を定義す
る、その際に同心の円の定義は、使用される医用診断撮
像システムによりテスト像のなかに定められている回転
中心の周りで行われる、 −リングプロフィルを生成するため各円の円周方向に円
の各円周線上に配置されているテスト像の像点を平均化
する、 −生成されたリングプロフィルのなかのリングアーチフ
ァクトを検出する、 −検出されたリングアーチファクトの視覚的な認識可能
性を評価するため検出されたリングアーチファクトを予
め設定された規範と比較するを含んでいる方法におい
て、検出されたリングアーチファクトと予め設定された
規範との比較が、各リングアーチファクトに対する視覚
的なSN比の計算と、計算されたSN比と予め設定され
た規範との比較とにより行われる。
【0031】同心円の円周線上に配置されているテスト
像の像点の平均化が行われる前に、本発明によればこう
して先ず少なくとも1つのテスト像のなかで同心円の定
義が行われるので、本発明によれば、テスト像の基礎と
なっている像データを、存在しているリングアーチファ
クトがその他の像情報の減少に基づいて明らかに際立た
せられるように、処理することが可能である。
【0032】こうして際立たせられたリングアーチファ
クトは特に簡単に検出され、またそれらの視覚的な認識
可能性に関して予め設定された規範を手がかりにして評
価され得る。
【0033】そのために本発明によれば、予め設定され
た規範と検出されたリングアーチファクトとの比較が各
リングアーチファクトに対する視覚的なSN比の計算お
よび予め設定された規範と計算されたSN比との比較に
より行われることが提案される。
【0034】各リングアーチファクトの視覚的なSN比
は簡単にかつ大きな計算費用なしに計算され得る。なぜ
ならば、視覚的なSN比を計算するための反復的な過程
が必要でないからである。
【0035】さらに、各リングアーチファクトの視覚的
なSN比は各リングアーチファクトの視覚的な認識可能
性に対する非常に良好な指標である。なぜならば、それ
は直接的に各リングアーチファクトの強さを示すからで
ある。
【0036】計算された視覚的なSN比がリングアーチ
ファクトの視覚的な認識可能性を評価するために比較さ
れる規範は、検出されたリングアーチファクトの視覚的
な認識可能性が評価される1つの尺度である。
【0037】このような規範の使用は、種々の医用撮像
システムまたはテスト像の作成の際に使用される種々の
測定対象物への適合を可能にするので有利である。
【0038】その結果、本発明による方法は特に簡単か
つ確実な仕方で、テスト像のなかで検出されるリングア
ーチファクトの視覚的な認識可能性の評価を可能にす
る。
【0039】さらに、テスト像のなかのリングアーチフ
ァクトの頻度および明白さは医用撮像システムの像表示
の質に対する指標であるので、このようなシステムの質
が、検出されたリングアーチファクトの視覚的な認識可
能性の評価を手がかりにして容易に検査され得る。
【0040】テスト像のなかのリングアーチファクトの
自動化された検出および(または)評価のために、円の
各々の円周線に対するリングプロフィルの生成と同時に
各円の各半径に関係する画素ノイズ が求められ、また
各リングアーチファクトに対する視覚的なSN比の計算
が下記のように表される評価公式を手がかりにして行わ
れることは有利である。
【数3】 ここで SNR 各リングアーチファクトの計算すべき視覚的な
SN比 α 定数 Br 円の各円周線に沿って平均化されたテスト像の
リングプロフィル Rr 各円の円周線の半径、それに沿ってテスト像の
平均化が行われ る sr 各円の各半径Rr に関係する画素ノイズ r 適当な走査により半径Rr を記述するインデッ
クス rmin、rmax 種々の検出されたリングアーチファクト
の始端半径および終端半径
【0041】各円の各半径に関係する画素ノイズの探索
はその際に、好ましくは、各円の円周線上に配置されて
いる像点の平均化の間に行われ得る。
【0042】定数αは1に等しくてよい。しかしそれは
好ましくは視覚的なSN比を正規化するため値α=(2
π)1/2 をとる。
【0043】好ましくは、リングプロフィルがリングア
ーチファクトの検出の前にノイズ抑制のために低域通過
フィルタを、かつ(または)徐々の擾乱の抑制のために
高域通過フィルタを通過する。なぜならば、こうして前
処理されたリングプロフィルのなかに存在しているリン
グアーチファクトはより簡単に検出され得るからであ
る。
【0044】好ましい実施例では、リングアーチファク
トの検出がリングプロフィルのなかの符号反転の検出に
より行われる。
【0045】統一的な尺度を手がかりにして医用診断撮
像システムの像表示の質を検査し得るように、さらに、
リングアーチファクトの視覚的な認識可能性に対するし
きい値が定められ、またしきい値が検出されたリングア
ーチファクトの、評価された視覚的な認識可能性をしき
い値と比較されることは有利である。
【0046】リングアーチファクトの視覚的な認識可能
性に対するしきい値の決定は、既に説明した規範を手が
かりにしての検出されたリングアーチファクトの視覚的
な認識可能性の評価だけでなく、検出されかつ評価され
たリングアーチファクトの視覚的な認識可能性に対する
最高許容可能な値を顧慮しての、検出されたリングアー
チファクトの評価された視覚的な認識可能性の検査をも
可能にする。この最高許容可能な値はたとえば検査すべ
き医学診断用撮像システムに関係して、またはカスタマ
ー特有に仕様書の形態で予め与えられていてよい。
【0047】好ましくは、各リングアーチファクトのS
N比に対するしきい値が定められる。なぜならば、すべ
てのリングアーチファクトに対するSN比は上記の公式
を手がかりにして容易に計算され得るからである。
【0048】好ましい実施例では、検査すべき医用診断
撮像システムの像表示の質が、各検出されたリングアー
チファクトの視覚的な認識可能性またはSN比がしきい
値よりも大きいときには、不十分として評価される。
【0049】医用診断撮像システムの検査の際に、少な
くとも1つのテスト像が均等なファントムを手がかりに
して、すなわち既知の吸収係数を有するテスト体を手が
かりにして作成されることは、より良い正規化可能性に
基づいて有利である。この均等なファントムはたとえば
均等な水ファントムであってよい。
【0050】少なくとも1つのテスト像の生成の際に少
なくとも1つのファントムを使用する別の利点は、測定
対象物の本性に基づいている擾乱影響が避けられ得るこ
と、もしくはすべての検査すべき医用診断撮像システム
に対して一様に生ずることにある。
【0051】本発明による方法はコンピュータトモグラ
フの像表示の質を検査するために特に良く適している。
なぜならば、これは大きな数の検出器層を有するからで
ある。従って、教育された人によるテスト像の従来通常
の視覚的な評価によるコンピュータトモグラフの像表示
の質の検査は大きな数のテスト像に基づいて非常に費用
がかかる。
【0052】本発明によれば、本発明による方法を実施
するための装置は、 −少なくとも1つのテスト像のなかに同心の円を定義す
るべく構成されており、その際に同心の円の定義を、使
用される医用診断撮像システムによりテスト像のなかに
定められている回転中心の周りで行う定義装置と、 −リングプロフィルを発生するため各円の円周方向に円
の各円周線上に配置されているテスト像の像点を平均化
するべく構成されている平均化装置と、 −生成されたリングプロフィルのなかのリングアーチフ
ァクトを検出するべく構成されている検出器と、 −検出されたリングアーチファクトの視覚的な認識可能
性を評価するため検出されたリングアーチファクトを予
め設定された規範と比較するべく構成されている比較装
置とを含んでいる装置において、比較装置がさらに、各
リングアーチファクトに対する視覚的なSN比を計算す
るべく、また計算されたSN比を予め設定された規範と
比較するべく、構成されている装置が提供される。
【0053】本発明は、それが処理装置のメモリのなか
にロードされているときに本発明による方法を実行する
ために適しているコンピュータプログラム製品にも関す
る。
【0054】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明を一層詳
細に説明する。
【0055】以下に先ず、本発明による方法を実施する
ために適している図1に示されている本発明による装置
を説明する。
【0056】本発明による方法を実施するための本発明
による装置10は医用診断撮像システム11、たとえば
コンピュータトモグラフ、に接続されており、また定義
装置12、平均化装置13、検出器14及び比較装置1
5を有する。
【0057】さらに、出力装置16(たとえばモニタ
ー、プリンタまたは信号発生器)が本発明による装置1
0に接続されている。
【0058】定義装置12は、検査すべき医用診断撮像
システム11により作成されるテスト像41のなかに同
心の円46を定義するために適している。その際に同心
の円46の中心は使用される医用診断撮像システムによ
り予め定められている。中心はこうして、その周りを医
用診断撮像システム11の放射源および検出器が測定過
程の間に回転させられる回転中心に相当する。
【0059】円46は定義装置12と接続されている平
均化装置13に対する入力量としての役割をする。
【0060】平均化装置13は、医用診断撮像システム
11により作成されたテスト像41の円46の各円周線
上に配置されている像点を、リングプロフィル42を発
生するために平均化するために適している。
【0061】こうして、定義された円46を用いて、テ
スト像41のどの像点(ピクセル)を介して平均化が行
われるべきかが決定される。
【0062】従って平均化装置13の出力端に、各円4
6の上のすべての像点に対して、またこうして同心の円
の中心からの像点の各半径方向の間隔に対して個々の平
均化された値を示す一次元のリングプロフィルが得られ
る。
【0063】平均化は円46に沿って、従ってまた場合
によっては存在しているリングアーチファクト43、4
4の形態に沿って、延びているので、リングアーチファ
クト43、44の像点は同一のリングアーチファクト4
3、44の像点とのみ平均化される。リングアーチファ
クト43、44はこうしてこのようなものとして残り、
その際にそれに統一的な値(リングアーチファクト4
3、44の像点の平均値)が対応付けられる。
【0064】リングアーチファクト43、44ではない
テスト像41の像要素45に対して、同じく円46に沿
って平均化装置13による平均化が行われる。
【0065】像要素45の像点がこうして部分的にテス
ト像41全体にわたって分散させられている任意の選択
により像点に平均化されるので、像要素45はこのよう
なものとして失われる。しかし像要素45の像点は割当
分に応じて、それに沿って平均化された各円46の平均
値に入る。
【0066】本発明による装置10はこうして、リング
アーチファクト43、44が強調され、それに対してテ
スト像41の他の像要素45が抑制されるように、テス
ト像41の平均化を許す。
【0067】検出器14は平均化装置13と接続されて
おり、また発生されたリングプロフィル42のなかのリ
ングアーチファクト43、44を検出するのに適してい
る。
【0068】このような検出器14は、リングアーチフ
ァクトに原因を帰すべきリングプロフィル42の要素
を、他の像要素45に原因を帰すべきリングプロフィル
42の要素から区別するために必要である。
【0069】さらに検出器14は、検出されたリングア
ーチファクト43、44を、検出されたリングアーチフ
ァクト43、44の視覚的な認識可能性をを評価するた
め、予め設定された規範と比較するために適している比
較装置15と接続されている。その際、検出されたリン
グアーチファクトと予め設定された規範との比較は、各
リングアーチファクト43、44に対する視覚的なSN
比の計算と、計算されたSN比と予め設定された規範と
の比較とにより行う。
【0070】視覚的なSN比を計算するための反復的な
過程は必要でないので、各リングアーチファクト43、
44の視覚的なSN比は簡単にかつ大きな計算費用なし
に計算され得る。
【0071】さらに、各リングアーチファクト43、4
4の視覚的なSN比は各リングアーチファクト43、4
4の視覚的な認識可能性に対する非常に良い指標であ
る。なぜならば、それは直接的に各リングアーチファク
ト43、44の強さを示すからである。
【0072】計算された視覚的なSN比が比較される規
範の使用は、たとえば種々の医用診断撮像システムまた
はテスト像の作成の際に使用される種々の測定対象物へ
の適合を可能にする点で有利である。
【0073】検出されたリングアーチファクト43、4
4の視覚的な認識可能性の評価の結果は、検査すべき医
用診断撮像システム11の像表示の質に対する、予め設
定された規範を手がかりにして正規化された尺度であ
り、また出力装置16を介して本発明による装置10の
利用者に出力され得る。
【0074】図1に示されている実施例に代えて、定義
装置12、平均化装置13、検出器14及び比較装置1
5が固定のユニットを形成し得ることに注意すべきであ
る。たとえば(示されていない)コンピュータチップに
共通に実現化することが可能であろう。
【0075】図2はたとえば上記の本発明による装置1
0により実行され得るような第1の好ましい実施例によ
る本発明による方法のフローの概要を示す。
【0076】この第1の好ましい実施例に相応して第1
のステップS10で医用診断撮像システム11により均
等な水ファントムのテスト像41が得られる(その際に
均等なファントムとは一般に既知の吸収係数を有するテ
スト体であることは理解されよう)。
【0077】均等なファントムのこのようなテスト像4
1はコンピュータトモグラフの減弱像の例について図4
aに概要を示されている。
【0078】テスト像41は全体として、付加の、本質
的にランダムに分散させられている像要素45を有す
る、均等なファントムに原因を帰すべき本質的に均等な
像(図4aに白色で示されている面)を有する。さらに
テスト像41は、医用診断撮像システム11の検出器の
不十分な較正に基づくアーティファクト43、44を含
んでいる。
【0079】ステップS11で定義装置12により、得
られたテスト像41のなかに同心円46が定義される。
【0080】図4bに示されているように、テスト像4
1のなかの同心円46の定義は、ここで説明される実施
例では、医用診断像システム11の運動により惹起され
るテスト像41の回転中心47の周りに行われる。
【0081】ステップS12で、円46の各円周線の上
に配置されているテスト像41の像点が平均化装置13
により、リングプロフィル42を発生するために、各円
46の円周方向に平均化される。
【0082】これにより(図示されていない)一次元の
リングプロフィルが得られ、このリングプロフィルは各
円46上のすべての像点に対して、またこうして同心円
46の中心からの像点の各半径間隔に対して、個々の平
均化された値を示す。
【0083】同心円46の中心の周りの、こうして発生
された一次元のリングプロフィルの回転により得られる
リングプロフィル42の二次元の表示が図4‐3に示さ
れている。
【0084】図4c中に明らかにわかるように、その他
の擾乱に原因を帰すべき像要素45は先行の平均化によ
りもはやこのようなものとして存在しないで、水ファン
トムを表す“中性”像点(図4aの白色の面)の数値的
な優勢に基づいて平均化の際にこれのなかに埋没する。
【0085】ここに説明される実施例ではリングプロフ
ィル42は後続の方法ステップS13の前にノイズ抑制
のために先ず図示されていない低域通過フィルタ(たと
えば5ポイント ボックスカーによるるテスト像41の
3回のフィルタリング)を、徐々の擾乱を抑制するため
図示されていない高域通過フィルタ(たとえば17ポイ
ント ボックスカーにより3回フィルタされたテスト像
41の差し引き)を通過する。
【0086】高域通過フィルタも低域通過フィルタも好
ましくは平均化装置13のなかに集積されている。それ
に代えてそれらは検出器14に集積されていてもよい
し、分離したモジュールとして構成されていてもよい。
【0087】方法ステップS13で検出器14を用い
て、発生されるリングプロフィル42のなかでリングア
ーチファクト43、44が検出される。
【0088】ここに説明される実施例ではリングアーチ
ファクト43、44の検出はリングプロフィル42のな
かの符号反転の検出により行われる。
【0089】こうして検出器14の出力端に例として図
4dに示されている、そのなかに識別されたリングアー
チファクト43および44を有するリングプロフィル4
2が得られる。
【0090】その際に各リングプロフィルは同心円46
の中心に関して好ましくはそれぞれそれらの始端半径お
よび終端半径により記述されている。
【0091】後続のステップS14で、検出されたリン
グアーチファクト43、44の視覚的な認識可能性が比
較装置15により評価される、すなわち予め定められた
規範を手がかりにして正規化される。
【0092】そのために比較装置15により先ず各々の
リングアーチファクト43、44に対して各視覚的なS
N比が計算される。
【0093】続いて比較装置15が、検出されたリング
アーチファクト43、44の視覚的な認識可能性を評価
するため、各リングアーチファクト43、44の計算さ
れたSN比を、予め設定された規範と比較する。
【0094】予め定められた規範はたとえば検査すべき
医用診断撮像システムまたはテスト像の作成の際に使用
される測定対象物に関係し得る。
【0095】比較装置15による評価の結果は、各検出
されたリングアーチファクト43、44に付属の、視覚
的な認識可能性に対する尺度である。
【0096】こうしてステップS14での評価の結果は
検査すべき医用診断撮像システム11の像表示の質に対
する尺度である。
【0097】図4dに示されている例では比較装置15
はリングアーチファクト43をわずかしか視覚的に認識
可能でないものとして、またリングアーチファクト44
を明らかに視覚的に認識可能であるものとして評価す
る。
【0098】その結果、本発明による方法により、特別
に教育された人によるテスト像の視覚的な評価なしに、
またこうして低減された費用により特に簡単かつ確実な
仕方で、検出されたリングアーチファクトの視覚的な認
識可能性を評価することが可能である。
【0099】これは、それに加えて、特に簡単な仕方で
医用診断撮像システムの像表示の質の検査を可能にす
る。
【0100】図3には第2の好ましい実施例による本発
明による方法のフローの概要が示されている。
【0101】その際に注意すべきこととして、図3に示
されている第2の実施例は先に説明された第1の実施例
のサブ形式である。それ故、第1及び第2の実施例にお
いては同じ方法ステップは同一の符号を付してある。
【0102】第2の好ましい実施例に説明されている本
発明による方法も図1に示されている本発明による装置
により実行され得る。
【0103】上記の第1の実施例と類似して、ここでも
方法ステップS10で医用診断撮像システム11により
先ずテスト像41が得られ、そのなかに別のステップS
11で同心の円46が定義される。
【0104】続いてここでも方法ステップS12で、リ
ングプロフィル42を発生するために、各円46の円周
方向に各円周線上に配置されているテスト像41の像点
の平均化が行われる。
【0105】付加的にステップS12で、円46の各々
の円周線に対する像点の平均化と同時に、各円46の各
半径Rr に関係する画素ノイズsr が求められる。その
際にインデックスr は適当な走査により半径Rr を記
述する。
【0106】こうして得られた画素ノイズsr は、なお
説明されるように、ここに説明される実施例により、ス
テップS14で検出されたリングアーチファクト43、
44の視覚的な認識可能性の評価の際に使用される。
【0107】前記の第1の実施例で既に説明されたよう
に、ステップS13で発生されたリングプロフィル42
のなかでリングアーチファクト43、44が検出され
る。
【0108】これらは比較装置15によりステップS1
4で検出されたリングアーチファクト43、44の視覚
的なSN比を計算することと、それらの視覚的な認識可
能性を顧慮して予め定められた規範と比較することとに
より評価される。
【0109】この第2の好ましい実施例では、各々のリ
ングアーチファクト43、44に対する視覚的なSN比
の計算による予め設定された規範との検出されたリング
アーチファクト43、44の比較が行われ、また予め設
定された規範との計算されたSN比の比較が行われ、そ
の際に各々のリングアーチファクト43、44に対する
視覚的なSN比の計算は下記のように表される評価公式
【数4】 に基づいて行われる。ここでSNRは各リングアーチフ
ァクト43、44の計算すべき視覚的なSN比、Br
円46の各円周線に沿って平均化されたテスト像41の
リングプロフィル42、Rr は各円46の、それに沿っ
てテスト像41の平均化が行われる円周線の半径、sr
は各円46の各半径Rr に関係する画素ノイズ、
min、rmax は種々の検出されたリングアーチファク
ト43、44の始端半径および終端半径である。rは適
当な走査により半径Rr を記述するインデックスを示
す。
【0110】しきい値は利用者により予め定められ、ま
たたとえばカスタマーにより予め定められていてよい仕
様または検査すべき医用診断撮像システム11に関係し
得る。
【0111】後続のステップS16で図1中と同じく図
示されていない検査装置により、ステップS14で評価
された個々の検出されたリングアーチファクト43、4
4の視覚的な認識可能性がステップS15で決定された
しきい値Tよりも大きいかどうかが検査される。
【0112】検査装置は本発明による装置10の部分で
あってよく、その際にそれは好ましくは比較装置15の
なかに集積されており、またはしきい値設定装置と接続
されている。
【0113】ステップS16が結果として値“真”
(“イエス”)を与えると、検査すべき医用診断撮像シ
ステムの像表示の質は不十分として評価され、また出力
装置16によりステップS17で相応の警報が本発明に
よる装置10の利用者に発せられる。
【0114】ステップS16が結果として値“偽”
(“ノー”)を与えると、検査すべき医用診断撮像シス
テムの像表示の質は十分として評価され、また出力装置
16によりステップS18で相応のレリーズが本発明に
よる装置10の利用者に発せられる。
【0115】ここに例として説明される本発明による方
法の第2の実施例によっても、特別に教育された人によ
るテスト像の視覚的な評価なしに、またこうして低減さ
れた費用により特に簡単かつ確実な仕方で、検出された
リングアーチファクトの視覚的な認識可能性を評価する
ことが可能である。
【0116】これは、その上に、特に簡単な仕方で、リ
ングアーチファクトを顧慮しての医用診断撮像システム
の像表示の質の検査を可能にする。
【0117】本発明の別の特に好ましい実施例によれ
ば、本発明による方法は、本発明による方法を実施する
ために処理装置(たとえばコンピュータまたは前記の本
発明による装置10)にロードされ得るコンピュータプ
ログラム製品で実施される。
【0118】その際にコンピュータプログラム製品とは
一般にメモリ媒体上でプログラムの方法を実現するため
に用いられるものをいう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による方法を実施するために適した装置
の一例の構成配置図である。
【図2】本発明による方法の第1の実施例の概要を示す
フローチャートである。
【図3】本発明による方法の第2の実施例の概要を示す
フローチャートである。
【図4】テスト像を用いる本発明による方法の実施の概
要を示す説明図である。
【符号の説明】
S10〜S18 方法ステップ 10 装置 11 医用診断撮像システム 12 定義装置 13 平均化装置 14 検出器 15 比較装置 16 出力装置 41 テスト像 42 リングプロフィル 43 リングアーチファクト 44 リングアーチファクト 45 像要素 46 同心円 47 医用診断撮像システムの回転中心 T しきい値
フロントページの続き (72)発明者 カール シュティールシュトルファー ドイツ連邦共和国 91052 エルランゲン エステルライヒァー シュトラーセ 13 Fターム(参考) 4C093 AA22 CA13 GA01 GA06 5B057 AA07 BA30 CA08 CA12 CB08 CB12 CE06 CH01 DA03 DA16

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リングアーチファクトを顧慮して医用診
    断撮像システム(11)の像表示の質を検査するための
    方法であって、 −少なくとも1つのテスト像(41)を作成するステッ
    プ(S10)、 −少なくとも1つのテスト像(41)のなかに同心の円
    (46)を定義し、その際に同心の円(46)の定義
    (S11)は、使用される医用診断撮像システム(1
    1)によりテスト像(41)のなかに定められている回
    転中心(47)の周りで行われるステップ(S11)、 −リングプロフィル(42)を発生するため各円(4
    6)の円周方向に円(46)の各円周線上に配置されて
    いるテスト像(41)の像点を平均化するステップ(S
    12)、 −生成されたリングプロフィル(42)のなかのリング
    アーチファクト(43、44)を検出するステップ(S
    13)、 −検出されたリングアーチファクト(43、44)の視
    覚的な認識可能性を評価するため検出されたリングアー
    チファクト(43、44)を予め設定された規範と比較
    するステップ(S14)を含んでいる方法において、 検出されたリングアーチファクト(43、44)と予め
    設定された規範との比較(S14)が、各リングアーチ
    ファクト(43、44)に対する視覚的なSN比の計算
    と、計算されたSN比と予め設定された規範との比較と
    により行われることを特徴とする医用診断撮像システム
    の像表示の質検査方法。
  2. 【請求項2】 円(46)の各円周線に対するリングプ
    ロフィル(42)の生成と同時に各円(46)の各半径
    rに関係する画素ノイズsr が求められ、また各リング
    アーチファクト(43、44)に対する視覚的なSN比
    の計算が下記のように表される評価公式 【数1】 ここで SNR 各リングアーチファクト(43、44)の計算
    すべき視覚的なSN比α 定数 Br 円(46)の各円周線に沿って平均化されたテ
    スト像(41)のリングプロフィル(42) Rr 各円(46)の、それに沿ってテスト像(4
    1)の平均化が行われる円周線の半径 sr 各円(46)の各半径Rr に関係する画素ノイ
    ズ r 適当な走査により半径Rr を記述するインデッ
    クス rmin、rmax 種々の検出されたリングアーチファク
    ト(43、44)の始端半径および終端半径 に基づいて行われることを特徴とする請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 定数αが(2π)1/2 に等しいことを特
    徴とする請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 リングプロフィル(42)がリングアー
    チファクト(43、44)の検出(S13)の前に低域
    通過フィルタを通過することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】 リングプロフィル(42)がリングアー
    チファクト(43、44)の検出(S13)の前に高域
    通過フィルタを通過することを特徴とする請求項1ない
    し4のいずれか1つに記載の方法。
  6. 【請求項6】 リングアーチファクト(43、44)の
    検出(S13)がリングプロフィル(42)のなかの符
    号反転の検出により行われることを特徴とする請求項1
    ないし5のいずれか1つに記載の方法。
  7. 【請求項7】 下記の付加的なステップ: −リングアーチファクト(43、44)の視覚的な認識
    可能性に対するしきい値(T)を定めるステップ(S1
    5) −検出されたリングアーチファクト(43、44)の、
    評価された視覚的な認識可能性をしきい値(T)と比較
    するステップ(S16) を含んでいることを特徴とする請求項1ないし6のいず
    れか1つに記載の方法。
  8. 【請求項8】 各リングアーチファクト(43、44)
    のSN比に対するしきい値(T)が定められることを特
    徴とする請求項7記載の方法。
  9. 【請求項9】 検査すべき医用診断撮像システム(1
    1)の像表示の質が、各検出されたリングアーチファク
    ト(43、44)の視覚的な認識可能性またはSN比が
    しきい値(T)よりも大きいときには、不十分として評
    価される(S16)ことを特徴とする請求項7または8
    記載の方法。
  10. 【請求項10】 少なくとも1つのテスト像(41)が
    均等なファントムを基にして作成されることを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれか1つに記載の方法。
  11. 【請求項11】 医用診断撮像システム(11)がコン
    ピュータトモグラフであることを特徴とする請求項1な
    いし10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし11のいずれか1つに
    よる方法を実施するための装置(10)であって、 −少なくとも1つのテスト像(41)のなかに同心の円
    (46)を定義するべく構成されており、その際に同心
    の円(46)の定義(S11)を、使用される医用診断
    撮像システム(11)によりテスト像(41)のなかに
    定められている回転中心(47)の周りで行う定義装置
    (12)と、 −リングプロフィル(42)を生成するため各円(4
    6)の円周方向に円(46)の各円周線上に配置されて
    いるテスト像(41)の像点を平均化するべく構成され
    ている平均化装置(13)と、 −生成されたリングプロフィル(42)のなかのリング
    アーチファクト(43、44)を検出するべく構成され
    ている検出器(14)と、 −検出されたリングアーチファクト(43、44)の視
    覚的な認識可能性を評価するため検出されたリングアー
    チファクト(43、44)を予め設定された規範と比較
    するべく構成されている比較装置(15)とを含んでい
    る装置において、比較装置(15)がさらに、各リング
    アーチファクト(43、44)に対する視覚的なSN比
    を計算するべく、また計算されたSN比を予め設定され
    た規範と比較するべく、構成されていることを特徴とす
    る医用診断撮像システムの像表示の質検査装置。
  13. 【請求項13】平均化装置(13)がさらに、円(4
    6)の各々の円周線に対するリングプロフィル(42)
    の発生と同時にそのつどの円(46)のそのつどの半径
    rに関係する画素ノイズsr を求めるべく構成されてお
    り、また比較装置(15)がさらに、各リングアーチフ
    ァクト(43、44)に対する視覚的なSN比の計算を
    下記のように表される評価公式 【数2】 ここで SNR 各リングアーチファクト(43、44)の計算
    すべき視覚的なSN比 α 定数 Br 円(46)の各円周線に沿って平均化されたテ
    スト像(41)のリングプロフィル(42) Rr 各円(46)の、それに沿ってテスト像(4
    1)の平均化が行われる円周線の半径 sr 各円(46)の各半径Rr に関係する画素ノイ
    ズ r 適当な走査により半径Rr を記述するインデッ
    クス rmin、rmax 種々の検出されたリングアーチファク
    ト(43、44)の始端半径および終端半径 に基づいて実行するべく構成されていることを特徴とす
    る請求項2記載の装置。
  14. 【請求項14】 処理装置のメモリにロードされている
    ときに、請求項1ないし11のいずれか1つによる方法
    を実施するために適しているコンピュータプログラム製
    品。
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