JPH11252944A - 発電装置及び電子機器 - Google Patents
発電装置及び電子機器Info
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Abstract
御が容易な発電装置及びこの発電装置を備えた電子機器
を提供する。 【解決手段】 圧電体110と、前記圧電体を支持する
支持手段130と、前記支持手段に支持された前記圧電
体を振動させる加振手段120とを備え、前記加振手段
が、媒体を前記圧電体にパルス状に与えて前記圧電体を
振動させ、振動中の前記圧電体で発生した電力を出力す
る。
Description
発電を行う発電装置及びこの発電装置を備えた電子機器
に関するものである。
しては、従来より以下のような種々の装置が提案されて
いる。例えばハンマを片持ち梁構造のバイモルフ型の圧
電体に衝突させ、圧電体を振動させて発電を行う発電装
置(特開平9−233862号公報参照)、錘を片持ち
梁構造のバイモルフ型の圧電体に衝突させ、圧電体を振
動させて発電を行う発電装置(実開平6−76894号
公報参照)、流体を圧電体が付いた羽根に衝突させ、圧
電体を振動させて発電を行う発電装置(特開昭60−5
01238号公報参照)、音を圧電体に衝突させ、圧電
体を振動させて発電を行う発電装置(特開昭62−29
7779号公報参照)がある。
圧電体に衝突させる方式の発電装置では、ハンマや錘と
圧電体が直接接触するので、ハンマ、錘及び圧電体が摩
擦や摩耗により劣化するという問題がある。
電装置では、流体が励起する周波数と圧電体が付いた羽
根の固有周波数が一致したときに、励振が最大となって
発電効率が最大となるが、これらの周波数を一致させる
には流体の流れ方を常に一定にしなければならず、その
制御が困難であるという問題がある。さらに、圧電体が
付いた羽根は複数の固有周波数を持つため、1つの電極
構造では電荷の相殺が起こるという問題がある。
装置では、上記摩擦や摩耗による劣化の問題はなく、音
の周波数と圧電体の固有周波数が一致したときに、励振
が最大となって発電効率が最大となるが、音の周波数が
少しでもずれると発電効率が大幅に落ちるので、その制
御が困難であるという問題がある。
電体等の摩擦や摩耗による劣化が無く、制御が容易な発
電装置及びこの発電装置を備えた電子機器を提供するこ
とである。
体と、前記圧電体を支持する支持手段と、前記支持手段
に支持された前記圧電体を振動させる加振手段とを備
え、振動中の前記圧電体で発生した電力を出力する発電
装置において、前記加振手段が、媒体を前記圧電体にパ
ルス状に与えて前記圧電体を振動させることを特徴とす
る発電装置である。
媒体を介して圧電体に力を加え、圧電体を加振手段とは
非接触相互作用により振動させるように構成している。
さらに、圧電体にはパルス状に力を加え、圧電体をパル
ス毎に減衰振動を繰り返すように構成している。
て、前記媒体が、気体である発電装置である。
体にパルス状に力を加えて圧電体を振動させるように構
成している。
て、前記媒体が、液体である発電装置である。
体にパルス状に力を加えて圧電体を振動させるように構
成している。
において、前記加振手段が、前記媒体を内部に収容する
シリンダと、前記シリンダの内部に挿入され、前記パル
スの周期で往復移動するピストンとを備え、前記ピスト
ンを往復移動させることにより前記シリンダの内部に収
容されている前記媒体を前記圧電体に与える発電装置で
ある。
シリンダ内に収容してピストンの圧力により圧電体にパ
ルス状に噴出し、圧電体にパルス状に力を加えて圧電体
を振動させるように構成している。
て、前記シリンダに少なくとも2つの弁を設け、前記ピ
ストンの往復移動により、一方の前記弁を開け、他方の
前記弁を閉じて前記媒体を前記シリンダの内部に吸入す
る動作と、前記一方の弁を閉じ、前記他方の弁を開けて
前記媒体を排出する動作を繰り返す発電装置である。こ
の請求項5の発明では、ピストンの圧力を利用した弁の
開閉により、気体をシリンダ内に収容し、また気体を圧
電体に噴出するように構成している。
て、前記媒体が、少なくとも2種類の化学物質を反応さ
せて生成される化学反応生成物である発電装置である。
により圧電体にパルス状に力を加えて圧電体を振動させ
るように構成している。
て、前記加振手段が、前記各化学物質を内部にそれぞれ
収容する第1シリンダと、前記各第1シリンダの内部に
挿入され、前記パルスの周期で往復移動するピストン
と、前記各第1シリンダに連結されている第2シリンダ
とを備え、前記ピストンを往復移動させることにより前
記各第1シリンダの内部に収容されている前記各化学物
質を前記第2シリンダの内部で反応させ、前記化学反応
生成物を前記圧電体に与える発電装置である。
リンダ内にそれぞれ収容し、ピストンの圧力により一旦
別のシリンダに送って化学反応させ、得られる化学反応
生成物を圧電体にパルス状に噴出し、圧電体にパルス状
に力を加えて圧電体を振動させるように構成している。
て、前記媒体が、磁界である発電装置である。
体にパルス状に力を加えて圧電体を振動させるように構
成している。
て、前記加振手段が、前記圧電体に取り付けられ、磁界
を発生する第1磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段
に前記パルスの周期で接近・離隔可能な磁界を発生する
第2磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段と第2磁界
発生手段の間に配置され、前記第2磁界発生手段の離隔
中は前記第2磁界発生手段の磁界を遮蔽する磁界遮蔽手
段とを備え、前記第2磁界発生手段の接近中に前記第2
磁界発生手段の磁界を前記第1磁界発生手段に与える発
電装置である。
で生じる磁界による力を利用しており、第2磁界発生手
段が圧電体に一体化された第1磁界発生手段に近づいた
ときに磁界を第1磁界発生手段へ透過させ、第2磁界発
生手段が第1磁界発生手段から遠ざかったときは磁界を
遮蔽して、第1磁界発生手段にパルス状に力を加えて圧
電体を振動させるように構成している。
いて、前記加振手段が、前記圧電体に取り付けられ、磁
界を発生する第1磁界発生手段と、磁界を発生する第2
磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段と第2磁界発生
手段の間に配置され、前記第2磁界発生手段の磁界を前
記パルスの周期で透過・ 遮蔽させる磁界透過・ 遮蔽手段
とを備え、前記磁界透過・ 遮蔽手段を透過した前記第2
磁界発生手段の磁界を前記第1磁界発生手段に与える発
電装置である。
間で生じる磁界による力を利用しており、磁界透過・ 遮
蔽手段の透過部が第2磁界発生手段と圧電体に一体化さ
れた第1磁界発生手段に近づいたときに磁界を透過さ
せ、磁界透過・ 遮蔽手段の遮蔽部が第1磁界発生手段と
第2磁界発生手段から遠ざかったときは磁界を遮蔽し
て、第1磁界発生手段にパルス状に力を加えて圧電体を
振動させるように構成している。
いて、前記加振手段が、前記圧電体に取り付けられ、電
流を通す導電体と、磁界を発生する磁界発生手段と、前
記磁界発生手段を前記パルスの周期で作動させる回路手
段とを備え、前記回路手段を動作させることにより前記
磁界発生手段を作動させて磁界を前記導電体に与える発
電装置である。
と圧電体に一体化された導電体との間で生じる電磁誘導
による力を利用しており、回路手段により磁界発生手段
をパルスの周期で作動させ、導電体にパルス状に力を加
えて圧電体を振動させるように構成している。
いて、前記媒体が、光である発電装置である。
体にパルス状に力を加えて圧電体を振動させるように構
成している。
おいて、前記圧電体が、光歪圧電体である発電装置であ
る。
ることにより変位する光歪圧電体にパルス状に力を加え
て圧電体を振動させるように構成している。
の構成において、前記加振手段が、光を発生する光発生
手段と、前記光発生手段を前記パルスの周期で点滅させ
る回路手段とを備え、前記回路手段を動作させることに
より前記光発生手段を点滅させて光を前記圧電体に与え
る発電装置である。
り光発生手段をパルスの周期で点滅させ、圧電体にパル
ス状に力を加えて圧電体を振動させるように構成してい
る。請求項15の発明は、請求項12又は13の構成に
おいて、前記加振手段が、光を発生する光発生手段と、
前記光発生手段の光を前記パルスの周期で透過・ 遮蔽さ
せる光透過・ 遮蔽手段とを備え、前記光透過・ 遮蔽手段
を透過した前記光発生手段の光を前記圧電体に与える発
電装置である。
り光発生手段を点灯させておき、光透過・ 遮蔽手段の透
過部が光発生手段に近づいたときに光を透過させ、光透
過・遮蔽手段の遮蔽部が光発生手段から遠ざかったとき
は光を遮蔽して、圧電体にパルス状に力を加えて圧電体
を振動させるように構成している。
ずれかの構成において、前記パルスとパルスの間隔が、
前記圧電体の振動終了時間以上である発電装置である。
の振動が完全に終了した後に次の力が圧電体に加わるよ
うに構成している。
ずれかの構成において、前記パルスの幅が、前記圧電体
の振動周期の1/4以下である発電装置である。
る力が圧電体の振動の立ち上がりを越えないように構成
している。
ずれかの構成において、発電装置を備えた電子機器であ
る。
動源として発電装置を備えている。
を図面に基づいて説明する。
す概略構成図である。
た発電系100、駆動系160及び蓄電系180で大略
構成されている。尚、図では蓄電系180はケース2の
外部に配置されているが、通常は駆動系160と重なる
ように配置されている。
する圧電体110、圧電体110を加振する加振手段1
20及び圧電体110を支持する支持手段130で構成
されている。
に形成されており、蓄電系180に接続されている中間
電極111、中間電極111の表裏面に接着されている
2枚の圧電板112、113、各圧電板112、113
の表面に成膜されている電極114、115を備えてい
る。加振手段120は、圧電体110を振動させるため
の媒体を圧電体110にパルス状に与える媒体付与手段
121及び駆動系160からの駆動力の伝達のための駆
動力伝達手段122を備えている。支持手段130は、
圧電体110の外周端を支持する支持部131及び支持
部131を固定する固定部132を備えている。尚、図
では圧電体110を円盤形状としているが、特に限定さ
れるものではなく、盤状であれば例えば細長い楕円形状
や、さらには棒状としても良く、後者の場合には圧電体
110を両端支持梁構造、あるいは片持ち梁構造とす
る。この片持ち梁構造の場合は、加振手段120は自由
端側に配置される。
は、加振手段120が媒体を圧電体110にパルス状に
与えて発電させる点に特徴があるので、以下で図2及び
図3を参照してパルスについて説明する。
振幅(A)と時間(t)との関係の一例を示す波形図で
ある。
体を1パルスだけ圧電体110の中央部に与えて圧電体
110を振動させたときの波形である。図からも明らか
なように、圧電体110の振幅は、時間の経過に伴って
減衰し、圧電体110の材質や固定方法で決まるQ値に
よって変わるが、略20波程度で収束する。従って、圧
電体110をパルス状に与えられる媒体で効率良く振動
させるには、上記減衰振動の減衰時間tE と周期Cを考
慮する必要がある。
ミングを、上記減衰振動が完全に収束した後とし、また
パルスを与える時間を、上記減衰振動の波形が立ち上が
ってから立ち下がる前、即ちピークに達する前までとす
ることにより、圧電体110の振動ロスを無くして振動
効率を高めることができる。従って、図3に示すよう
に、パルスとパルスの間隔(インターバル)Tは、上記
減衰振動の減衰時間tE以上とすることが望ましく、ま
たパルスの幅bは、上記減衰振動の周期Cの1/4以下
とすることが望ましい。
な正弦波ではなく、間欠的ないわゆる非正弦波であれば
良く、例えば図3(A)に示す方形波、同図(B)に示
す三角波、同図(C)に示す丸みを帯びた方形波、同図
(D)に示す鋸波、同図(E)に示すトリガ波、同図
(F)に示す微分波を使用することができる。
ケース2の内部で回転する回転錘161及び回転錘16
1の回転を増速して加振手段120に伝達する輪列16
2で構成されている。
形としたときの中心を回転中心とした回転軸161aを
備えている。輪列162は、回転錘161と同軸上で回
転する回転錘車162a、回転錘車162aとかみ合っ
て回転する第1中間車162b、加振手段120の駆動
力伝達手段122と係合して第1中間車162bと同軸
上で回転する第2中間車162cを備えている。
10への付与間隔、即ちパルスとパルスの間隔(インタ
ーバル)Tは、振動効率の点から圧電体110の減衰振
動の減衰時間tE 以上にする必要がある。ところが、回
転錘161がある速度以上の高速で回転したときは、上
記インターバルTが減衰時間tE 以下になって振動効率
が低下してしまうので、そのときは回転錘161の回転
が駆動力伝達手段122に伝達されないようにする必要
がある。そこで、回転錘車162aと第1中間車162
bとの間に引張ばね163を係止させ、回転錘161が
ある速度以下で回転しているときは、引張ばね163の
復元力により回転錘車162aと第1中間車162bが
かみ合うようにし、回転錘161がある速度以上で回転
したときは、回転錘161の遠心力により引張ばね16
3が延びて回転錘車162aが第1中間車162bから
離れるように構成する。
交流電流を全波整流する整流回路181及び整流回路1
81で整流された電流を蓄電する蓄電回路182で構成
されている。
れ、2端が圧電体110の中間電極111と電極11
4、115にそれぞれ接続されたダイオード181aを
備えている。尚、整流回路181は、半波整流するよう
に構成されていても良く、またインバータ等で構成され
ていても良い。蓄電回路182は、整流回路181の他
の2端に接続されたコンデンサ182aを備えている。
尚、蓄電回路182は、電力蓄積能力を備えた2次電池
等で構成されていても良い。
器、例えば腕時計、携帯時計、置き時計、掛け時計等の
計時装置や携帯電話、ページャ、携帯型コンピュータ、
携帯型ディスク装置等の携帯機器に内蔵させて使用する
ことができる。発電装置1の取付場所としては、例えば
計時装置の場合は裏蓋の裏面や文字板の裏面、あるいは
ボタン型電池と同型にしてその収納場所等がある。尚、
回転錘161の代わりに、時計のりゅうずや携帯電話の
ジョグダイヤル等の回転機構あるいはぜんまい等を手巻
きにより巻き上げる機構を用いることができる。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体210、圧電体210を加振する加振手
段220及び圧電体210を支持する支持手段230で
構成されている。尚、この発電系200と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板212、213が接着され、各圧電板2
12、213の表面に電極214、215が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板21
2、213は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段230は、圧電体21
0の外周端を支持する支持部231が固定部232に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として例えば空気や窒素ガス等の気体が
使用される。そして、気体を圧電体210にパルス状に
与える媒体付与手段としてシリンダ221及びピストン
222が備えられ、このピストン222に駆動系160
からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段として回転板2
23及びクランクシャフト224が備えられている。
おり、先端に設けられている気体噴出口221aの外側
には図示矢印a方向に開閉可能な圧力開放弁221bが
取り付けられ、側周面に設けられている気体吸入口22
1cの内側には図示矢印b方向に開閉可能な気体吸入弁
221dが取り付けられている。シリンダ221は、圧
電体210の上方であって、気体噴出口221aが圧電
体210の中央部を向くようにして配置されている。
面に密着してシリンダ221の内部の気密性を保持可能
な形状に形成されており、シリンダ221の後端から気
体吸入口221cまでの間を図示矢印c方向に摺動可能
なように取り付けられている。
車162cと係合して図示矢印d方向に回転可能な形状
に形成されており、シリンダ221の後端から所定距離
を隔てて配置されている。
223の外周近傍に回転可能に取り付けられ、他端がピ
ストン222の軸222aに回転可能に取り付けられて
いる。
0が媒体をパルス状に圧電体210に与える際の最適な
パルスとパルスの間隔(インターバル)T及びパルスの
幅bは、以下の各式(1)、(2)を満たすように各構
成部品の仕様を設定することにより得ることができる。
ル)Tは、回転錘161の重さをM、回転錘161の重
心と回転軸162aとの距離をR、シリンダ221の最
大有効長をL、圧電体210の固有周波数をf、輪列1
62の増速比をA、圧電体210の減衰時間tE までの
波数をn、回転錘車162aと第1中間車162bとの
間の引張ばね163のばね定数をk、この引張ばね16
3の初期伸長をlとしたときの次式(1)を満たすよう
に各構成部品の仕様を設定することにより得ることがで
きる。
シリンダ221内の初期圧力(通常は大気圧)をp0 、
圧力開放弁221bの面積をs、圧力開放弁221bを
開けるときの圧力をpとしたときの次式(2)を満たす
ように各構成部品の仕様を設定することにより得ること
ができる。
した腕時計が使用者の腕に装着されている場合の動作例
を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板223が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板223に伝達されて1回転がパルスの周期となる
ように増幅される。
ランクシャフト224が揺動しながらピストン222を
押し引きするので、ピストン222はシリンダ221内
で往復移動する。このときの回転板223の回転は、ク
ランクシャフト224で1対1の往復移動に変換されて
ピストン222に伝達される。
内で例えば気体吸入口221c付近の下死点から後端付
近の上死点まで移動すると、シリンダ221内の圧力が
低下するので、圧力開放弁221bが閉じ、気体吸入弁
221dが開く。これにより、例えば空気が気体吸入口
221cからシリンダ221内に吸入される。
内で上死点から下死点まで移動すると、シリンダ221
内の圧力が上昇するので、気体吸入弁221dが閉じ、
圧力開放弁221bが開く。これにより、シリンダ22
1内の空気が気体噴出口221aから圧電体210の中
央部に向かって噴出される。
でおこなわれるので、間欠的な空気の噴出圧力により、
圧電体210は所定の振動を一定周期で繰り返して交流
電流を発生する。そして、整流回路181は、圧電体2
10で発生した交流電流を全波整流し、蓄電回路182
は、整流回路181で整流された電流を蓄電する。これ
により、腕時計の針等を駆動させることができる。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体310、圧電体310を加振する加振手
段320及び圧電体310を支持する支持手段330で
構成されている。尚、この発電系300と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板312、313が接着され、各圧電板3
12、313の表面に電極314、315が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板31
2、313は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段330は、圧電体31
0の外周端を支持する支持部331が固定部332に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として例えば水やアルコール等の液体が
使用される。そして、液体を圧電体310にパルス状に
与える媒体付与手段としてシリンダ321、ピストン3
22及び液貯蔵槽325が備えられ、このピストン32
2に駆動系160からの駆動力を伝達する駆動力伝達手
段として回転板323及びクランクシャフト324が備
えられている。
おり、先端に設けられている液体噴出口321aの外側
には図示矢印a方向に開閉可能な圧力開放弁321bが
取り付けられ、側周面に設けられている液体吸入口32
1cの内側には図示矢印b方向に開閉可能な液体吸入弁
321dが取り付けられている。シリンダ321は、圧
電体310の上方であって、液体噴出口321aが圧電
体310の中央部を向くようにして配置されている。
面に密着してシリンダ321の内部の気密性を保持可能
な形状に形成されており、シリンダ321の後端から液
体吸入口321cまでの間を図示矢印c方向に摺動可能
なように取り付けられている。
から圧電体310の上面までを覆うような形状に形成さ
れており、内部に液体が密封されている。
車162cと係合して図示矢印d方向に回転可能な形状
に形成されており、シリンダ321の後端から所定距離
を隔てて配置されている。
323の外周近傍に回転可能に取り付けられ、他端がピ
ストン322の軸322aに回転可能に取り付けられて
いる。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板323に伝達されて1回転がパルスの周期となる
ように増幅される。
ランクシャフト324が揺動しながらピストン322を
押し引きするので、ピストン322はシリンダ321内
で往復移動する。このときの回転板323の回転は、ク
ランクシャフト324で1対1の往復移動に変換されて
ピストン322に伝達される。
内で例えば液体吸入口321c付近の下死点から後端付
近の上死点まで移動すると、シリンダ321内の圧力が
低下するので、圧力開放弁321bが閉じ、液体吸入口
321dが開く。これにより、液貯蔵槽325内に貯蔵
されている例えば水が液体吸入口321cからシリンダ
321内に吸入される。
内で上死点から下死点まで移動すると、シリンダ321
内の圧力が上昇するので、液体吸入弁321dが閉じ、
圧力開放弁321bが開く。これにより、シリンダ22
1内の水が液体噴出口321aから圧電体310の中央
部に向かって噴出される。
おこなわれるので、間欠的な水の噴出圧力により、圧電
体310は所定の振動を一定周期で繰り返して交流電流
を発生する。そして、整流回路181は、圧電体310
で発生した交流電流を全波整流し、蓄電回路182は、
整流回路181で整流された電流を蓄電する。これによ
り、腕時計の針等を駆動させることができる。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体410、圧電体410を加振する加振手
段420及び圧電体410を支持する支持手段430で
構成されている。尚、この発電系400と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板412、413が接着され、各圧電板4
12、413の表面に電極414、415が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板41
2、413は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段430は、圧電体41
0の外周端を支持する支持部431が固定部432に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として少なくとも2種類の化学物質を反
応させて生成される化学反応生成物、例えば塩化アンモ
ニウム(NH4 Cl)と水酸化ナトリウム(NaOH)
を反応させて生成されるアンモニアガス(NH3 )やカ
ルシウム(Ca)と水(H2 O)を反応させて生成され
る水素ガス(H2 )が使用される。そして、化学反応生
成物を圧電体410にパルス状に与える媒体付与手段と
して2つのシリンダ(第1シリンダ)421、2つのピ
ストン422及び1つの化学反応槽(第2シリンダ)4
25が備えられ、これらのピストン422に駆動系16
0からの駆動力を伝達する駆動力伝達手段として回転板
423及びクランクシャフト424が備えられている。
ており、先端に設けられている化学物質噴出口421a
の外側には図示矢印a方向に開閉可能な圧力開放弁42
1bが取り付けられ、各内部に異なる種類の化学物質が
収容されている。
周面に密着してシリンダ421の内部の気密性を保持可
能な形状に形成されていると共に、各軸422aの一端
が相互に接続されており、シリンダ421の内部で図示
矢印b方向に摺動可能なように取り付けられている。
ており、先端に設けられている化学反応生成物噴出口4
25aの外側には図示矢印c方向に開閉可能な圧力開放
弁425bが取り付けられ、後端には各シリンダ421
の先端部が並列に取り付けられている。化学反応槽42
5は、圧電体410の上方であって、化学反応生成物噴
出口425aが圧電体410の中央部を向くようにして
配置されている。
車162cと係合して図示矢印d方向に回転可能な形状
に形成されており、各シリンダ421の後端から所定距
離を隔てて配置されている。
423の外周近傍に回転可能に取り付けられ、他端が各
ピストン422の軸422aの連結中央部に回転可能に
取り付けられている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板423に伝達されて1回転がパルスの周期となる
ように増幅される。
ランクシャフト424が揺動しながら各ピストン422
を押し引きするので、各ピストン422は各シリンダ4
21内で往復移動する。このときの回転板423の回転
は、クランクシャフト424で1対1の往復移動に変換
されて各ピストン422に伝達される。
21内で例えば化学物質噴出口421a付近の下死点か
ら後端付近の上死点まで移動すると、各シリンダ421
内の圧力が低下するので、圧力開放弁421b及び化学
反応槽425の圧力開放弁425bが閉じる続いて、各
ピストン422が各シリンダ421内で上死点から下死
点まで移動すると、各シリンダ421内の圧力が上昇す
るので、圧力開放弁421b及び化学反応槽425の圧
力開放弁425bが開く。これにより、各シリンダ42
1内の異なる種類の化学物質が化学反応槽425内に噴
出されると共に、先に化学反応槽425内で生成されて
いる化学反応生成物が化学反応生成物噴出口425aか
ら圧電体410の中央部に向かって噴出される。
周期でおこなわれるので、間欠的な化学反応生成物の噴
出圧力により、圧電体410は所定の振動を一定周期で
繰り返して交流電流を発生する。そして、整流回路18
1は、圧電体410で発生した交流電流を全波整流し、
蓄電回路182は、整流回路181で整流された電流を
蓄電する。これにより、腕時計の針等を駆動させること
ができる。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体510、圧電体510を加振する加振手
段520及び圧電体510を支持する支持手段530で
構成されている。尚、この発電系500と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板512、513が接着され、各圧電板5
12、513の表面に電極514、515が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板51
2、513は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段530は、圧電体51
0の外周端を支持する支持部531が固定部532に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として磁界が使用される。そして、磁界
を圧電体510にパルス状に与える媒体付与手段として
磁界を発生する2つの磁石(第1磁界発生手段、第2磁
界発生手段)521a、521b及び各磁石521a、
521b間の磁界の大部分を遮って部分的に通すシール
ド板(磁界遮蔽手段)522が備えられ、駆動系160
からの駆動力を一方の磁石521bに伝達する駆動力伝
達手段として回転板523が備えられている。シールド
板522は、圧電体510を覆うことができるような例
えば円盤形状に形成されており、中央部には貫通孔52
2aが設けられている。シールド板522は、圧電体5
10から所定距離をあけて、貫通孔522aが圧電体5
10の中央部となる位置、即ちシールド板522の中心
軸と圧電体510の中心軸が一致するように配置されて
いる。
車162cと係合して図示矢印a方向に回転可能な形状
に形成されており、シールド板522から所定距離をあ
けて、外周端がシールド板522の貫通孔522aに掛
かる位置、即ち回転板523の中心軸とシールド板52
2の中心軸が偏心するように配置されている。
ールド板522の貫通孔522aを挟んで同極同士ある
いは異極同士が対向するように、一方の磁石521aが
圧電体510のシールド板522側の電極514の中央
部に接着され、他方の磁石521bが回転板523のシ
ールド板522側の外周端に接着されている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板523に伝達されて1回転がパルスの周期となる
ように増幅される。
転板523に接着されている磁石521bは、シールド
板522の貫通孔522aに近づいたり離れたりする。
そして、この磁石521bの貫通孔522aへの接近中
に、貫通孔522aを通過する磁石521bの磁界が、
圧電体510に接着されている磁石521aに与えられ
る。
近は、上記パルス周期でおこなわれるので、各磁石52
1a、521b間に働く間欠的な反発力あるいは吸引力
により、圧電体510は所定の振動を一定周期で繰り返
して交流電流を発生する。そして、整流回路181は、
圧電体510で発生した交流電流を全波整流し、蓄電回
路182は、整流回路181で整流された電流を蓄電す
る。これにより、腕時計の針等を駆動させることができ
る。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体610、圧電体610を加振する加振手
段620及び圧電体610を支持する支持手段630で
構成されている。尚、この発電系600と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板612、613が接着され、各圧電板6
12、613の表面に電極614、615が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板61
2、613は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段630は、圧電体61
0の外周端を支持する支持部631が固定部632に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として磁界が使用される。そして、磁界
を圧電体610にパルス状に与える媒体付与手段として
磁界を発生する2つの磁石(第1磁界発生手段、第2磁
界発生手段)621a、621b及び各磁石621a、
621b間の磁界の大部分を遮って部分的に通すと共
に、駆動系160からの駆動力が伝達される駆動力伝達
手段として回転シールド板(透過・遮蔽手段)622が
備えられている。
覆うことができるように、かつ駆動系160の第2中間
車162cと係合して図示矢印a方向に回転可能な形
状、例えば円盤形状に形成されており、外周部には少な
くとも1つの貫通孔622aが設けられている。回転シ
ールド板622は、圧電体610から所定距離をあけ
て、貫通孔622aが圧電体610の中央部となる位
置、即ち回転シールド板622の中心軸と圧電体610
の中心軸が偏心するように配置されている。
転シールド板622の貫通孔622aを挟んで同極同士
あるいは異極同士が対向するように、一方の磁石621
aが圧電体610の回転シールド板622側の電極61
4の中央部に接着され、他方の磁石621bが例えばケ
ース2に接着されている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転シールド板623に伝達されて1回転がパルスの周
期となるように増幅される。
って、回転シールド板623に設けられている貫通孔6
22aは、各磁石621a、621b間に近づいたり離
れたりする。そして、貫通孔622aの各磁石621
a、621b間への接近中に、貫通孔622aを通過す
る磁石621bの磁界が、圧電体610に接着されてい
る磁石621aに与えられる。
21b間への接近は、上記パルス周期でおこなわれるの
で、各磁石621a、621b間に働く間欠的な反発力
あるいは吸引力により、圧電体610は所定の振動を一
定周期で繰り返して交流電流を発生する。そして、整流
回路181は、圧電体610で発生した交流電流を全波
整流し、蓄電回路182は、整流回路181で整流され
た電流を蓄電する。これにより、腕時計の針等を駆動さ
せることができる。
実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体710、圧電体710を加振する加振手
段720及び圧電体710を支持する支持手段730で
構成されている。尚、この発電系700と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板712、713が接着され、各圧電板7
12、713の表面に電極714、715が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。圧電板71
2、713は、例えばチタン酸ジルコン酸鉛(商品名:
PZT)が用いられる。支持手段730は、圧電体71
0の外周端を支持する支持部731が固定部732に固
定された円盤形状に形成されている。
せるための媒体として磁界が使用される。そして、磁界
を圧電体710にパルス状に与える媒体付与手段として
磁界を発生するコイル(磁界発生手段)721、電流を
通す金属板(導電体)722及びコイル721と金属板
722に直流電流を導通させると共に、駆動系160か
らの駆動力が伝達される駆動力伝達手段として回転スイ
ッチ付回路(回路手段)723が備えられている。
側であって、軸が圧電体710の中心軸と直交するよう
に配置され、金属板722は、例えば円盤形状に形成さ
れ、圧電体710の電極715上の中心部に接着されて
いる。
1と金属板722に接続された回路7231及び駆動系
160の第2中間車162cと係合して図示矢印a方向
に回転可能な例えば円盤形状に形成された絶縁材で成る
回転板7232で構成されている。
電体710側)と金属板722の一端(コイル721の
軸と直交する図面上奥側)に直流電源7231aのマイ
ナス端が接続され、コイル721の他端に端子7231
bが接続され、金属板722の他端に直流電源7231
aのプラス端が接続され、さらに直流電源7231aの
プラス端に端子7231cが接続された構成となってい
る。
の導電板7232aが表裏面が露出するように少なくと
も1つ埋め込まれており、その導電板7232aの表裏
面に回路7231の各端子7231b、7231cが摺
動可能なように配置されている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板7232に伝達されて1回転がパルスの周期とな
るように増幅される。
回転板7232に設けられている導電板7232aは、
回路7231の各端子7231b、7231cと接触し
たり離れたりする。そして、導電板7232aと各端子
7231b、7231cとの接触中に、コイル721か
ら図示矢印b方向に磁界が発生すると共に、圧電体71
0に接着されている金属板722に図示矢印c方向に電
流が流れるので、電磁誘導作用により金属板722に図
示矢印d方向に電磁力が発生する。
b、7231cとの接触は、上記パルス周期でおこなわ
れるので、金属板722に働く間欠的な電磁力により、
圧電体710は所定の振動を一定周期で繰り返して交流
電流を発生する。そして、整流回路181は、圧電体7
10で発生した交流電流を全波整流し、蓄電回路182
は、整流回路181で整流された電流を蓄電する。これ
により、腕時計の針等を駆動させることができる。
7実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体810、圧電体810を加振する加振手
段820及び圧電体810を支持する支持手段830で
構成されている。尚、この発電系800と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板812、813が接着され、各圧電板8
12、813の表面に電極814、815が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。この圧電板
812、813は、光で変位する光歪圧電体であり、例
えばランタン置換チタン酸ジルコン酸鉛(商品名:PL
ZT、住友特殊金属(株)製)が用いられる。支持手段
830は、圧電体810の外周端を支持する支持部83
1が固定部832に固定された円盤形状に形成されてい
る。
せるための媒体として例えば紫外線等の光が使用され
る。そして、光を圧電体810にパルス状に与える媒体
付与手段として光を発生する発光素子(光発生手段)8
21、発光素子821に交流電流を導通させると共に、
駆動系160からの駆動力が伝達される駆動力伝達手段
として回転スイッチ付回路(回路手段)822が備えら
れている。
ド、エレクトロルミネッセンス、ランプ等が使用され、
発光方向が圧電体210の中央部を向くようにして配置
されている。
21に接続された回路8221及び駆動系160の第2
中間車162cと係合して図示矢印a方向に回転可能な
例えば円盤形状に形成された絶縁材で成る回転板822
2で構成されている。
交流電源8221aの一端が接続され、発光素子821
の他端に端子8221bが接続され、交流電源8221
aの他端に端子8221cが接続された構成となってい
る。
の導電板8222aが表裏面が露出するように少なくと
も1つ埋め込まれており、その導電板8222aの表裏
面に回路8221の各端子8221b、8221cが摺
動可能なように配置されている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板223が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転板8222に伝達されて1回転がパルスの周期とな
るように増幅される。
回転板8222に設けられている導電板8222aは、
回路8221の各端子8221b、8221cと接触し
たり離れたりする。そして、導電板8222aと各端子
8221b、8221cとの接触中に、発光素子821
から光が発生して圧電体810の中央部に向かって照射
される。
b、8221cとの接触は、上記パルス周期でおこなわ
れるので、圧電体810の中央部に向かって間欠的に照
射される光により、圧電体810は所定の振動を一定周
期で繰り返して交流電流を発生する。そして、整流回路
181は、圧電体810で発生した交流電流を全波整流
し、蓄電回路182は、整流回路181で整流された電
流を蓄電する。これにより、腕時計の針等を駆動させる
ことができる。
8実施例を示す一部断面平面図である。
発生する圧電体910、圧電体910を加振する加振手
段920及び圧電体910を支持する支持手段930で
構成されている。尚、この発電系900と関連する駆動
系及び蓄電系は、図1に示す駆動系160及び蓄電系1
80と同一構成である。
に2枚の圧電板912、913が接着され、各圧電板9
12、913の表面に電極914、915が成膜された
円盤形状のバイモルフ型に形成されている。この圧電板
912、913は、光で変位する光歪圧電体であり、例
えばランタン置換チタン酸ジルコン酸鉛(商品名:PL
ZT、住友特殊金属(株)製)が用いられる。支持手段
930は、圧電体910の外周端を支持する支持部93
1が固定部932に固定された円盤形状に形成されてい
る。
せるための媒体として例えば紫外線等の光が使用され
る。そして、光を圧電体910にパルス状に与える媒体
付与手段として光を発生する発光部(光発生手段)92
1及び発光部921からの光を透過させたり遮蔽すると
共に、駆動系160からの駆動力が伝達される駆動力伝
達手段として回転シールド板(光透過・遮蔽手段)92
2が備えられている。
覆うことができるように、かつ駆動系160の第2中間
車162cと係合して図示矢印a方向に回転可能な形
状、例えば円盤形状に形成されており、外周部には少な
くとも1つの貫通孔922aが設けられている。回転シ
ールド板922は、圧電体910から所定距離をあけ
て、貫通孔922aが圧電体910の中央部となる位
置、即ち回転シールド板922の中心軸と圧電体910
の中心軸が偏心するように配置されている。
ド、エレクトロルミネッセンス、ランプ等の発光素子9
211とそれに接続された交流電源9212で構成され
ている。そして、発光素子9211は、回転シールド板
922の貫通孔922aを挟んで圧電体210の中央部
と対向し、かつ発光方向が圧電体210の中央部に向く
ようにして配置されている。
装置1を内蔵した腕時計が使用者の腕に装着されている
場合の動作例を説明する。
転錘車162aと共に回転すると、その回転に連動し
て、第1中間車162b、第2中間車162c及び回転
板123が回転する。このときの回転錘161の回転
は、回転錘車162aを介して第1中間車162bに伝
達されて増幅され、さらに第2中間車162cを介して
回転シールド板922に伝達されて1回転がパルスの周
期となるように増幅される。
って、回転シールド板922に設けられている貫通孔9
22aは、発光素子9211に近づいたり離れたりす
る。そして、貫通孔922aが発光素子9211の直下
にきたときに、貫通孔922aを通過する発光素子92
11からの光が、圧電体910の中央部に向かって照射
される。
直下にくる動作は、上記パルス周期でおこなわれるの
で、圧電体910の中央部に向かって間欠的に照射され
る光により、圧電体910は所定の振動を一定周期で繰
り返して交流電流を発生する。そして、整流回路181
は、圧電体910で発生した交流電流を全波整流し、蓄
電回路182は、整流回路181で整流された電流を蓄
電する。これにより、腕時計の針等を駆動させることが
できる。
手段とは非接触相互作用により振動するので、加振手段
や圧電体の摩擦や磨耗による劣化が無くなり、加振位置
を制御することで圧電体の振動モードが特定でき、圧電
体の固有振動数と一致させることができ、また加振手段
の遠隔操作が可能となる。さらに、圧電体にはパルス状
に力が加わるので、1パルスによる圧電体の減衰振動を
最後まで続けさせることができ、その間のエネルギを十
分に取り出すことができる。従って、長寿命で高効率な
圧電発電システムを提供できる。
いているので、等価質量の合わせ込みが不要となり、加
振エネルギの大きさを自由に制御することができる。さ
らに、特に媒体を用意しなくても空気を利用することも
可能で安価な圧電発電システムを提供できる。
いているので、圧縮し易く、圧電体に与える力を引き出
すための圧力が得やすくなる。従って、高効率な圧電発
電システムを提供できる。
リンダに収容することができるので、気体や液体の扱い
が容易となり、さらに簡易な構造なので小型化に適する
媒体を突出する機構を提供できる。
を介して吸入・排出しているので、圧電体に与える力を
引き出すための圧力が一定となり、また気体や液体の補
充が容易となる。さらに、簡単な構造なので小型化で安
価な媒体を突出する機構を提供できる。
生成物を用いているので、圧電体に与える力を引き出す
ための圧力が得やすく、また圧電体に大きな力を与える
ことができる。
反応生成物をシリンダに収容することができるので、化
学物質や化学反応生成物の扱いが容易となり、装置をコ
ンパクトにすることができる。
いているので、加振手段や圧電体の摩擦や磨耗による劣
化を完全に無くすことができる。さらに、気体や液体の
ように特に媒体を用意する必要はなく、コンパクトで安
価な圧電発電システムが提供できる。
用いているので、磁気漏れや磁気ノイズを防止すること
ができる。さらに、駆動力をシャープなパルス状に与え
られるため、振動モードの制御が容易である。また、加
振手段である遮蔽機構が簡単な構造なので、小型化に適
し安価な圧電発電システムが提供できる。
蔽手段を用いているので、磁気漏れや磁気ノイズを防止
することができる。また、加振手段である遮蔽機構が簡
単な構造なので、小型化に適し安価な圧電発電システム
が提供できる。
用しているので、加振手段の可動部分が無くなり、メン
テナンスが容易となる。
いているので、加振手段や圧電体の摩擦や磨耗による劣
化を完全に無くすことができる。さらに、光を得る手段
さえあれば光を伝える手段は必要ないので、小型で安価
な圧電発電システムが提供できる。
用いているので、光による変位を大きくして発電効率を
高めることができる。さらに、自然光を利用できるよう
になるので、安価でかつ小型な圧電発電システムが提供
できる。
り光発生手段を点滅させているので、構成が簡易とな
る。
手段を用いているので、光の漏れを防止することができ
る。
る圧電体の減衰振動を最後まで続けさせることができ、
その間のエネルギを十分に取り出すことができる。
る力が圧電体の振動の立ち下がりにまで掛からないの
で、振動ロスを防止することができる。
源交換を不要とし、コンパクトにすることができる。さ
らに、他の発電手段に比較して高効率で安価な圧電発電
装置を搭載した電子機器が提供できる。
である。
(t)との関係の一例を示す波形図である。
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
一部断面平面図である。
す一部断面平面図である。
す一部断面平面図である。
回転板 224、324、424 クランクシャフト 221b、321b、425b 圧力開放弁 221d、321d 気体吸入弁 425 化学反応槽 521a、521b、621a、621b 磁石 522 シールド板 522a、622a、922a 貫通孔 622、922 回転シールド板 721 コイル 722 金属板 723、822 回転スイッチ付回路 821、9211 発光素子 7232a、8222a 導電板 921 発光部
Claims (18)
- 【請求項1】 圧電体と、前記圧電体を支持する支持手
段と、前記支持手段に支持された前記圧電体を振動させ
る加振手段とを備え、振動中の前記圧電体で発生した電
力を出力する発電装置において、 前記加振手段が、媒体を前記圧電体にパルス状に与えて
前記圧電体を振動させることを特徴とする発電装置。 - 【請求項2】 前記媒体が、気体である請求項1に記載
の発電装置。 - 【請求項3】 前記媒体が、液体である請求項1に記載
の発電装置。 - 【請求項4】 前記加振手段が、前記媒体を内部に収容
するシリンダと、前記シリンダの内部に挿入され、前記
パルスの周期で往復移動するピストンとを備え、前記ピ
ストンを往復移動させることにより前記シリンダの内部
に収容されている前記媒体を前記圧電体に与える請求項
2又は3に記載の発電装置。 - 【請求項5】 前記シリンダに少なくとも2つの弁を設
け、前記ピストンの往復移動により、一方の前記弁を開
け、他方の前記弁を閉じて前記媒体を前記シリンダの内
部に吸入する動作と、前記一方の弁を閉じ、前記他方の
弁を開けて前記媒体を排出する動作を繰り返す請求項4
に記載の発電装置。 - 【請求項6】 前記媒体が、少なくとも2種類の化学物
質を反応させて生成される化学反応生成物である請求項
1に記載の発電装置。 - 【請求項7】 前記加振手段が、前記各化学物質を内部
にそれぞれ収容する第1シリンダと、前記各第1シリン
ダの内部に挿入され、前記パルスの周期で往復移動する
ピストンと、前記各第1シリンダに連結されている第2
シリンダとを備え、前記ピストンを往復移動させること
により前記各第1シリンダの内部に収容されている前記
各化学物質を前記第2シリンダの内部で反応させ、前記
化学反応生成物を前記圧電体に与える請求項6に記載の
発電装置。 - 【請求項8】 前記媒体が、磁界である請求項1に記載
の発電装置。 - 【請求項9】 前記加振手段が、前記圧電体に取り付け
られ、磁界を発生する第1磁界発生手段と、前記第1磁
界発生手段に前記パルスの周期で接近・離隔可能な磁界
を発生する第2磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段
と第2磁界発生手段の間に配置され、前記第2磁界発生
手段の離隔中は前記第2磁界発生手段の磁界を遮蔽する
磁界遮蔽手段とを備え、前記第2磁界発生手段の接近中
に前記第2磁界発生手段の磁界を前記第1磁界発生手段
に与える請求項8に記載の発電装置。 - 【請求項10】 前記加振手段が、前記圧電体に取り付
けられ、磁界を発生する第1磁界発生手段と、磁界を発
生する第2磁界発生手段と、前記第1磁界発生手段と第
2磁界発生手段の間に配置され、前記第2磁界発生手段
の磁界を前記パルスの周期で透過・ 遮蔽させる磁界透過
・ 遮蔽手段とを備え、前記磁界透過・遮蔽手段を透過し
た前記第2磁界発生手段の磁界を前記第1磁界発生手段
に与える請求項8に記載の発電装置。 - 【請求項11】 前記加振手段が、前記圧電体に取り付
けられ、電流を通す導電体と、磁界を発生する磁界発生
手段と、前記磁界発生手段を前記パルスの周期で作動さ
せる回路手段とを備え、前記回路手段を動作させること
により前記磁界発生手段を作動させて磁界を前記導電体
に与える請求項8に記載の発電装置。 - 【請求項12】 前記媒体が、光である請求項1に記載
の発電装置。 - 【請求項13】 前記圧電体が、光歪圧電体である請求
項12に記載の発電装置。 - 【請求項14】 前記加振手段が、光を発生する光発生
手段と、前記光発生手段を前記パルスの周期で点滅させ
る回路手段とを備え、前記回路手段を動作させることに
より前記光発生手段を点滅させて光を前記圧電体に与え
る請求項12又は13に記載の発電装置。 - 【請求項15】 前記加振手段が、光を発生する光発生
手段と、前記光発生手段の光を前記パルスの周期で透過
・ 遮蔽させる光透過・ 遮蔽手段とを備え、前記光透過・
遮蔽手段を透過した前記光発生手段の光を前記圧電体に
与える請求項12又は13に記載の発電装置。 - 【請求項16】 前記パルスとパルスの間隔が、前記圧
電体の振動終了時間以上である請求項1〜15のいずれ
かに記載の発電装置。 - 【請求項17】 前記パルスの幅が、前記圧電体の振動
周期の1/4以下である請求項1〜16のいずれかに記
載の発電装置。 - 【請求項18】 請求項1〜17のいずれかに記載の発
電装置を備えた電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05246898A JP3539185B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 発電装置及び電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05246898A JP3539185B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 発電装置及び電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11252944A true JPH11252944A (ja) | 1999-09-17 |
JP3539185B2 JP3539185B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=12915561
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---|---|---|---|
JP05246898A Expired - Fee Related JP3539185B2 (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | 発電装置及び電子機器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3539185B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6411016B1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-06-25 | Usc Co., Limited | Piezoelectric generating apparatus |
WO2014162923A1 (ja) * | 2013-04-01 | 2014-10-09 | 株式会社Lixil | 発電装置及びその製造方法 |
JP2015516136A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-06-04 | インペリアル イノベ−ションズ リミテッド | 発電装置 |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP05246898A patent/JP3539185B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6411016B1 (en) * | 1999-11-12 | 2002-06-25 | Usc Co., Limited | Piezoelectric generating apparatus |
JP2015516136A (ja) * | 2012-05-04 | 2015-06-04 | インペリアル イノベ−ションズ リミテッド | 発電装置 |
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