JPH11252730A - ケ−ブル類の防護施工法 - Google Patents

ケ−ブル類の防護施工法

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JPH11252730A
JPH11252730A JP6070798A JP6070798A JPH11252730A JP H11252730 A JPH11252730 A JP H11252730A JP 6070798 A JP6070798 A JP 6070798A JP 6070798 A JP6070798 A JP 6070798A JP H11252730 A JPH11252730 A JP H11252730A
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JP
Japan
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cables
airbag
air
view
manhole
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Pending
Application number
JP6070798A
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English (en)
Inventor
Masakuni Taguchi
雅邦 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AZUMA KIGYO KK
Original Assignee
AZUMA KIGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンホール等の工事において、ケーブル類の
損傷を防ぐようにする。 【解決手段】 地下ケーブル等の中継施設であるマンホ
ールA等において、その改造等を行う場合に、その工事
に際してマンホールA内のケーブル類3が損傷を受ける
のを防止するため、空気を注入、排出できるようにした
エアーバック7の多数をケーブル類3の全長にわたって
巻き付けて空気を注入、エアバック7によってケーブル
類3を防護する。工事終了後はエアバック7の空気を抜
いて撤去する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地下に埋設されたケー
ブルや諸管路等の付近で行われる工事等にあたって、そ
れらケーブルや諸管路の破損を防止する方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】送電や通信等における電線、ケーブル等
(以下ケーブル類という)は、近年、ガス、水道、下水
等の管路と同様に地下に埋設されることが多くなってき
た。このようなケーブル類の地中化では、通常、ケーブ
ル類の中継や分岐、建物や構内の引き込み、或いは点
検、補修等の必要から、地中経路の必要個所にマンホー
ルやハンドホールを施設するようになっている。
【0003】その一般例を説明すると、図7、図8に示
すように、マンホールAは、地下所要の深さに埋設され
るボックス1の上部に、地上と連絡する通路筒2を設け
た構造となっており、その前後両端には、ケーブル類
3,3を通す埋設管4,4の端部が突入して固定されて
いる。そして、ボックス1内には架体5,5が設けられ
ており、ケーブル類3はボックス1内において、それら
架体5,5に装架、支持されるようになっている。
【0004】ところで、この種の施設においては、マン
ホールAの改造や諸設備の新設、改造、撤去等を行うこ
とがある。こうした場合、それら工事によっておきるケ
ーブル類の損傷を防ぐための防護手段を施すようにして
いる。その手段としては、従来、図9に示すように、架
装されたケーブル類3,3に防護箱11をかぶせたり、或
いは、ケーブル類の装架部分全体を防護壁12によって仕
切ることなどが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような防
護手段を施す場合、防護箱にしろ防護壁にしろ木材や鉄
板を使用し多大な注意と手間をかけて行っており、ま
た、それの撤去作業にも多大な注意と手間を要し、経費
のかかる工事であった。
【0006】本発明は、かかる状況にかんがみなされた
もので、ケーブル類に何らかの破損を及ぼす可能性のあ
る作業を行うにあたって、容易、迅速、確実にケーブル
類に防護手段を施すことができるようにした新規な防護
施工法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成について、実施例に対応する図面を参
照して説明すると、本発明は、注排気手段9を備えると
ともに側縁どうしの結合、分離手段10を設けたエアーバ
ック7を用い、これをケーブル類3に巻装して、エアー
バック7内に空気を注入し、それらエアーバック7の縦
列により、ケーブル類3の周囲をエアーバック7,7に
より覆うことを特徴とする、ケーブル類の防護施工法。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1、図2は、本発明を実
施した状態を示したものである。マンホールAの構造及
びケーブル類3,3の装架状態については、図7、図9
で示したとおりで、ボックス1内でのケーブル類3,3
はそれぞれ、側壁に沿って立設された架体5の支持アー
ム6,6間にわたって装架されている。
【0009】そこで、マンホールAの改造等でケーブル
類3,3に損傷を与えるおそれのある工事が行われるよ
うな場合に、それらケーブル類に防護手段を施すのであ
るが、本発明では、ケーブル類にエアーバックを取り付
ける。
【0010】エアーバック7は、図3、図4に例示する
ように、ほぼ四角形状をなす機密袋8に空気の注排気栓
9を備えているとともに、対向する側縁どうしが互いに
接して簡易に結合、分離できるように、布ファスナーや
ベルトなどの脱着具10, 10が設けられている。
【0011】このエアーバック7は、空気の抜けている
状態では図3に示すように扁平な形状となっており、こ
れをケーブル類3の外側に巻き当てて、側縁を合わせて
互いに脱着具10で結合した後、注排気栓9より空気を注
入すれば、エアーバック9は断面ドーナツ状に膨らみ、
ケーブル類3の囲りを厚く覆うことになる。それによ
り、ケーブル類3のエアーバック7を取り付けた個所
は、膨らんだエアーバック7により防護されることにな
る。
【0012】上記のエアーバック7は多数用意され、図
1に示すように、ケーブル類3の長手方向に沿って、多
数のエアーバック7を互いに端部を接して取り付けられ
る。それにより、ボックス1内に装架されたケーブル類
3はその全長にわたりエアーバック7,7により防護で
きることになり、工事にあたって、器材や工具類がケー
ブル類3に触れたり当たったりしてケーブル類3に損傷
を与えるようなことが防止できることになる。そして、
工事終了後は、注排気弁9より空気を抜き、脱着具10を
はずしてエアーバック7をケーブル類3より取り除くよ
うにする。そのエアーバック7は他の工事に反覆使用す
ることになる。
【0013】図5、図6は、エアーバック7の他の実施
例を示したものである。図5の実施例では、エアーバッ
ク7は空気を注入して膨らませた状態で、その一端が湾
曲した凹面aとなり、他端がその凹面aと接合する湾曲
した凸面bに形成されるようになっている。また、図6
の実施例のものは、エアーバック7を膨らませた状態の
ときに、その一端に凹陥部cが形成され、他端の方に
は、その凹陥部cに突入できる突起部dが形成されるよ
うになっている。
【0014】このようにすれば、各エアーバック7,7
は、互いにそれらの凹面aと凸面bまたは凹陥部cと凸
起部dどうしが係接、係合して密に接続し合うことにな
り、ケーブル類3の防護がより確実に行えることにな
る。
【0015】図7は、エアーバック7のさらに他の実施
例を示したものである。この実施例では、内側バック7
aと外側バック7bとの各独立したバックの二重構造と
なっている。そして、各バック7aと7bとはエアーバ
ック7の軸線方向に相当量ずれて段違いの重なりとなっ
ており、各バック7a、7bにはそれぞれ注排気栓9が
設けられている。
【0016】このエアーバック7は、段違いとなって軸
線方向に突出している内側バック7aの外側に、他のエ
アーバック7の突出している外側バック7bが重なり合
って係合し密に接続し合うことになる。また、独立した
内、外バック7a、7bの二重構造をなしているので、
もしも外側バック7aが損傷を受けて抜けたとしても、
内側バック7bによってケーブル類3は防護され、防護
の安全性が向上される。
【0017】なお、上記各実施例のエアーバック7に
は、エアーバック7,7どうしを連結することができる
ように、布ファスナーなどの脱着具(図示を略す)を設
けることができる。また、本発明の防護施工法は、マン
ホールAにおける工事等に際しての防護ばかりでなく、
その他の個所、例えば地中での埋設個所や地上の個所に
おける工事等に際しての防護手段として広く利用できる
ものである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、工事現
場等におけるケーブル類の防護を行うにあたって、ケー
ブル類の周囲にエアーバックを取り付けるようにしたの
で、従来のような、木材や鉄板等によりケーブル類に防
護箱をかぶせるようにしたり、或いはケーブル類の装架
区域全体を防護壁で囲う等の非常に手間がかかり多くの
経費を要する、という作業を行うことがなく、ケーブル
類にエアーバックを巻いて空気を注入するだけの極めて
簡易な方法により、素早く確実にケーブル類の防護手段
を施すことができる。また、それによって、ケーブル類
を収容したマンホールのボックス内等においては、作業
空間が大きくとれ、工事の能率が向上できる。そして、
エアーバックは、空気を抜けばコンパクトに収納できる
とともに、何回でも反覆使用でき、経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す側断面図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】エアーバックの一実施例を示す斜視図である。
【図4】同使用状態の斜視図である。
【図5】エアーバックの他の実施例による使用状態を示
す一部縦断側面図である。
【図6】同さらに他の実施例による使用状態を示す一部
縦断側面図である。
【図7】地下ケーブル類の装架側を示す側断面図であ
る。
【図8】同正断面図である。
【図9】従来のケーブル類の防護手段を示す正断面図で
ある。
【符号の説明】
A マンホール 1 ボックス 2 通路筒 3 ケーブル類 4 埋設管 5 架体 6 支持アーム 7 エアーバック 8 気密袋 9 注排気栓 10 脱着具 a 凹面 b 凸面 c 凹陥部 d 凸起部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年4月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様を示す側断面図である。
【図2】同正断面図である。
【図3】エアーバックの一実施例を示す斜視図である。
【図4】同使用状態の斜視図である。
【図5】エアーバックの他の実施例による使用状態を示
す一部縦断側面図である。
【図6】同さらに他の実施例による使用状態を示す一部
縦断側面図である。
【図7】同さらに他の実施例による使用状態を示す縦断
側面図である。
【図8】地下ケーブル類の装架状態を示す側断面図であ
る。
【図9】同正断面図である。
【図10】従来のケーブル類の防護手段を示す正断面図
である。
【符号の説明】 A マンホール 1 ボックス 2 通路筒 3 ケーブル類 4 埋設管 5 架体 6 支持アーム 7 エアーバック 7a 内バック 7b 外バック 8 気密袋 9 注排気栓 10 脱着具 11 防護箱 12 防護壁 a 凹面 b 凸面 c 凹陥部 d 凸起部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 注排気手段を備えるとともに側縁どうしの結合、分離手
    段を設けたエアーバックを用い、これをケーブル類に巻
    装して、エアーバック内に空気を注入し、それらエアー
    バックの縦列により、ケーブル類の周囲をエアーバック
    により覆うことを特徴とする、ケーブル類の防護工法。
JP6070798A 1998-02-25 1998-02-25 ケ−ブル類の防護施工法 Pending JPH11252730A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6070798A JPH11252730A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 ケ−ブル類の防護施工法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6070798A JPH11252730A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 ケ−ブル類の防護施工法

Publications (1)

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JPH11252730A true JPH11252730A (ja) 1999-09-17

Family

ID=13150042

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6070798A Pending JPH11252730A (ja) 1998-02-25 1998-02-25 ケ−ブル類の防護施工法

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JP (1) JPH11252730A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104749A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 防護管

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007104749A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The 防護管

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