JPH11251385A - 半導体装置の解析方法 - Google Patents

半導体装置の解析方法

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JPH11251385A
JPH11251385A JP4689798A JP4689798A JPH11251385A JP H11251385 A JPH11251385 A JP H11251385A JP 4689798 A JP4689798 A JP 4689798A JP 4689798 A JP4689798 A JP 4689798A JP H11251385 A JPH11251385 A JP H11251385A
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JP
Japan
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layer
polishing
wiring
mechanical polishing
section
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Application number
JP4689798A
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English (en)
Inventor
Toshiaki Matsumoto
俊昭 松本
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 透過電顕観察に比べて簡単な手法である走査
電顕観察によって半導体装置の、特にAl配線部の微細
構造を解析する。 【解決手段】 金属層とその金属の合金層とを有する半
導体装置の断面を観察して解析する方法である。半導体
装置の被解析部分を断面研磨して露出させ、露出部分を
アルカリ溶液を有する化学的機械的研磨法によって研磨
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はLSIなどの半導体
装置の断面観察による解析方法に関し、特に半導体装置
のAl配線構造の断面観察による解析方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Al配線の良否はLSIなどの半導体装
置の性能、寿命に直接関係するのでLSIなどを製造す
る上で、Al配線の詳細な構造を知ることは非常に重要
である。絶縁膜上のAl配線としては、一般にTi層、
あるいはTi層とTiN層などをバリヤ層として用い、
その上にAl配線層を形成することが行われている。し
かし、これまでAl配線中のTi−Al合金層の生成状
態のような、Al配線の詳細な情報を知るには透過電子
顕微鏡(透過電顕)で観察する以外に方法はなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】透過電顕による解析は
非常に有用な方法であるが、薄片の試料(プレパラー
ト)作りが非常に難しく、熟練と時間を要する。また、
透過電顕観察自体も走査電顕観察に比べて技量を要し、
通常、透過電顕による解析は専門家に分析依頼をするの
が一般的であり、従って、透過電顕観察は時間と費用と
を要する解析方法である。そのため、透過電顕による解
析は代表的な箇所のみの解析に限られ、多数の試料を解
析したり、例えば、Al配線について言えば、ビットラ
イン全てのビア部分を解析するといったことは実際上不
可能であった。
【0004】本発明は、透過電顕観察に比べて簡単な手
法である走査電顕観察によって半導体装置の、特にAl
配線部の微細構造を解析し得る方法を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】LSIプロセスの開発に
伴い、多数の試料について、多数の場所のAl配線の詳
細な構造を明らかにすることが必要なことから、本発明
者らは走査電顕を使ってこの構造を明らかにする手法を
鋭意検討した結果、本発明に到達したものである。
【0006】すなわち、本発明による半導体装置の解析
方法は、金属層と該金属の合金層とを有する半導体装置
の断面を観察して解析する方法において、前記半導体装
置の被解析部分を断面研磨して露出させる工程、および
該露出部分をアルカリ溶液を有する化学的機械的研磨法
によって研磨する工程を有することを特徴とするもので
ある。
【0007】本発明は、特に、前記金属層がAl層であ
り、前記合金層がAl−Ti合金層である半導体装置に
適用して好適である。
【0008】ここで、化学的機械的研磨法で仕上げ研磨
するときに使用するスラリーは市販の化学的機械的研磨
用のアルカリ系スラリーでよいが、より好ましくはアン
モニア系のスラリーを用いるのがよい。
【0009】また、その時に使用する研磨パッドは断面
研磨に支障のないものであれば特別限定するものではな
いが、金属研磨用のフラットパッドが好ましく用いられ
る。
【0010】LSIの解析したい部分を鏡面研磨する方
法としては、研磨治具に試料をセットし、回転するダイ
ヤモンドラッピングフィルム上に水を流しながら試料の
断面をラッピングフィルムに押さえつけて研磨する。最
初は粒度の粗いダイヤモンドラッピングフィルムをを使
って目的の場所まで研磨し、段階的にダイヤモンドラッ
ピングフィルムの粒度を小さくしながら目的の場所まで
研磨していき、最終的に粒度0.1μmのダイヤモンド
ラッピングフィルムを使って目的の場所を鏡面研磨す
る。
【0011】この研磨操作は比較的簡単で、少しの訓練
で目的とする場所を短時間に鏡面研磨することが可能で
ある。また、透過電顕の試料と違って広い範囲、例えば
配線に沿ってビットライン全部を研磨することも可能で
あり、一度に多くの場所を観察し、解析することができ
る。
【0012】目的とする部分を鏡面研磨および化学的機
械的研磨処理した試料はそのままでも走査電顕観察が可
能であるが、イオンミリング処理することで、より鮮明
に走査電顕観察することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】LSIなどの配線に最も多く使わ
れているAl配線の観察、解析に本発明を実施した場合
を例にして説明する。
【0014】本発明においては、被観察箇所、例えばビ
ア部を含むAl配線部を露出させるよう、通常の研磨法
によって断面研磨して鏡面にする。さらにこの研磨面に
アルカリ系スラリーを用いた化学的機械的研磨法を適用
する。SiO2 などの絶縁膜上のAl配線は、通常バッ
ファ層としてのTi層/TiN層、あるいはTi層/T
iN層/Ti層などの上にAl層を形成される。その場
合、Ti層とAl層との境界にはAlとTiの合金層が
形成される。アルカリ系スラリー、例えばアンモニア系
スラリーを用いた化学的機械的研磨において、Alは、
下記の反応 Al+3NH4 OH → Al(OH)3 +3NH3
(3/2)H2 によって水酸化アルミニウムAl(OH)3 となり、こ
の水酸化アルミニウムはアンモニア溶液に溶けるので、
結局Alは化学的機械的研磨中に溶出し、下地のTi層
およびAlとTiの合金層が残るので、Al配線層の詳
細な構造、特にAlとTiの合金層の様子を観察するこ
とができる。
【0015】
【実施例】LSIのAl配線層を以下のようにして形成
した。常法に従って、スパッタによってTi(300
Å)/TiN(1000Å)を堆積した後、ビアホール
内にWを埋め込み、ビアホール外のWをエッチバックし
た。その際、TiNも一部エッチバックされた。残った
TiNの上にTi(150Å)/Al配線層(4000
Å)をスパッタによって堆積し、さらにTi(300
Å)/TiN(300Å)層を設けて第1層の配線層を
形成した。第2層の配線層は、Ti(300Å)/Ti
N(1000Å)を堆積した後、ビアホール内にWを埋
め込み、第1層の配線と同様にビアホール外のWをエッ
チバックした。その際、TiNも一部エッチバックされ
たが、残ったTiNの上にTiN(300Å)/Al配
線層(4000Å)をスパッタによって堆積し、さらに
Ti(300Å)/TiN(300Å)層を設けた構成
とした。
【0016】このLSIのビア部を含むAl配線層を観
察するために、アイテス社製の研磨治具「けんまくん」
を使用し、ダイヤモンドラッピングフィルム上に水を流
しながらLSIの断面を鏡面研磨した後、この鏡面研磨
した断面を市販のアンモニア系化学的機械的研磨用スラ
リーと金属研磨用のフラットパッドを使用し、パッドの
回転数30rpmで約1分間、仕上げ研磨した。化学的
機械的研磨によって仕上げ研磨したした断面を(株)日
立製作所製のE−3200フラットミリング装置を用い
て、傾斜角15度、印加電圧4kV、放電電流1mA、
ミリング時間15分の条件でイオンミリングし、さら
に、白金を厚さ60Åスパッタした後、日本電子(株)
製の走査電顕JSM−6000Fを用いて加速電圧7k
V、倍率約2万倍の条件で断面を観察した。
【0017】図1にその走査電顕写真を示す。上述した
ように、Alは化学的機械的研磨によって溶出するが、
AlとTiの界面に形成されたTi−Al合金は溶出せ
ずに残存する。そのために、Ti−Al合金は波状(ま
たは雲状)の層として明瞭に観察された。一方、Alと
TiNの界面にはTi−Al合金が形成されていないこ
とがわかる。
【0018】比較例として、上記の実施例と同じLSI
の同一部位の断面を化学的機械的研磨を用いない従来方
法によって、鏡面研磨した。次いで、この鏡面研磨した
断面を実施例と同様にしてイオンミリングし、白金スパ
ッタを行って走査電顕観察した。
【0019】その断面走査電顕写真を図2に示す。上述
した実施例による図1と異なって、Ti−Al合金層は
観察することができなかった。
【0020】図1と図2の比較から、本発明の方法によ
って、従来法では観察できなかったAl配線部の微細構
造を知り得ることがわかる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
LSIなどの半導体装置の配線の構造を詳細に観察する
ことができるので、走査電顕観察という簡便な方法で、
配線層の状態を具体的に解析することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用して観察したAl配線層の走査電
子顕微鏡写真である。
【図2】従来法を適用して観察したAl配線層の走査電
子顕微鏡写真である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属層と該金属の合金層とを有する半導
    体装置の断面を観察して解析する方法において、前記半
    導体装置の被解析部分を断面研磨して露出させる工程、
    および該露出部分をアルカリ溶液を有する化学的機械的
    研磨法によって研磨する工程を有することを特徴とする
    半導体装置の解析方法。
  2. 【請求項2】 前記金属層がAl層であり、前記合金層
    がAlTi合金層であることを特徴とする請求項1に記
    載の半導体装置の解析方法。
  3. 【請求項3】 前記アルカリ系溶液がアンモニア溶液で
    あることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体
    装置の解析方法。
JP4689798A 1998-02-27 1998-02-27 半導体装置の解析方法 Withdrawn JPH11251385A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241705A1 (en) * 2001-03-14 2002-09-18 Sharp Kabushiki Kaisha Process of manufacturing electron microscopic sample for analysing a semiconductor device
CN111653498A (zh) * 2020-06-12 2020-09-11 长江存储科技有限责任公司 一种半导体结构及其研磨方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1241705A1 (en) * 2001-03-14 2002-09-18 Sharp Kabushiki Kaisha Process of manufacturing electron microscopic sample for analysing a semiconductor device
US6593231B2 (en) 2001-03-14 2003-07-15 Fujio Masuoka Process of manufacturing electron microscopic sample and process of analyzing semiconductor device
CN111653498A (zh) * 2020-06-12 2020-09-11 长江存储科技有限责任公司 一种半导体结构及其研磨方法

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