JPH1125132A - シミュレーション装置及び方法及びシミュレーションプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

シミュレーション装置及び方法及びシミュレーションプログラムを記録した記録媒体

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JPH1125132A
JPH1125132A JP9174216A JP17421697A JPH1125132A JP H1125132 A JPH1125132 A JP H1125132A JP 9174216 A JP9174216 A JP 9174216A JP 17421697 A JP17421697 A JP 17421697A JP H1125132 A JPH1125132 A JP H1125132A
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JP
Japan
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simulation
input
clock
signal
circuit
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JP9174216A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Akisada
宏孝 秋定
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NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数回路の機能の比較を行なう場合に、特
に、クロック信号、リセット信号が存在する順序回路に
おいて、比較結果の信頼性を高くする。 【解決手段】 複数回路の対応する入力端子及び出力端
子及びリセット端子及びクロック端子を抽出して対応表
を作成する手段と、前記クロック・リセット端子表を参
照してテストパターンの生成を行う手段と、前記複数回
路の対応する入力端子に同じ信号が入力されるようにシ
ミュレーション用入力信号ファイルを作成する手段と、
前記複数回路の対応する出力端子の信号が比較されるよ
うにシミュレーション用出力信号比較ファイルを作成す
る手段と、シミュレーションを行う手段と、複数回路の
動作に不一致が検出され次第シミュレーションを中止す
る手段とを、有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、論理シミュレーシ
ョン方式に関し、特にレジスタトランスファレベル記述
されたライブラリ等から、複数回路の論理合成を行った
後、作成された複数の論理回路の等価性を検証すること
を特徴としたシミュレーション方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数回路の論理の等価性を確認す
るためには、特開平4−168572号公報による方法
と特開平2−266472号公報による方法があった。
【0003】特開平4−168572号公報による方法
は、図5に示すように、回路データ統合手段0521、
比較回路付加手段0522、シミュレーション手段05
23を備え、第1の回路データファイル0501と第2
の回路データ0502とが前記回路データ統合手段05
21に入力され、前記回路データ統合手段0521によ
って処理された統合後の回路データ0513、信号名対
応情報0514と、比較対象信号名情報0503からの
比較対象信号名情報データ0515とが前記比較回路付
加手段0522に入力される。
【0004】更に前記比較回路付加手段0522により
処理された比較回路付加後の回路データ0516、比較
回路観測情報0517は前記シミュレーション手段05
23に入力される。
【0005】前記シミュレーション手段0523により
処理されたシミュレーション結果データ0518は結果
リスト0504として出力され複数回路の論理の等価性
を判定する。
【0006】図6は図5の方法をより具体的なイメージ
で示したものである。特開平4−168572号公報の
動作を図6を用いて説明する。
【0007】まず、レジスタトランスファ回路データ0
601とゲートレベル回路データ0602とが回路デー
タ統合手段0611に入力される。
【0008】ここでは前記レジスタトランスファ回路デ
ータ0601と前記ゲートレベル回路データ0602と
を統合し、単一の統合後回路データ0603および、統
合前後での信号名の対応を示す信号名対応情報0604
を生成する。
【0009】その後、前記統合後回路データ0603、
前記信号名対応情報0604および、前記レジスタトラ
ンスファ回路データ0601と前記ゲートレベル回路デ
ータ0602間での比較すべき信号名を示す比較対象信
号名情報0605とが比較回路付加手段0612に入力
され、付加された比較回路0641を含む比較回路付回
路データ0606と比較すべきために観測する信号であ
る比較回路観測情報0607を生成する。
【0010】最後に前記比較回路付回路データ0606
と前記比較回路観測情報0607とがシミュレーション
手段0613に入力され前記レジスタトランスファ回路
データ0601と前記ゲートレベル回路データ0602
との比較結果を示す観測信号の状態値0608を出力す
る。
【0011】ここでは明示的に示されてはいないが、シ
ミュレーションを行なうためには当然入力となるパター
ンが必要である。
【0012】何故ならばシミュレーションとは模擬動作
を行なうものであり模擬的な入力が与えられない事には
動作しないためである。
【0013】図7は前記シミュレーション手段0523
での処理フローである。
【0014】ここでも明示的には示されていないが、前
述したようにシミュレーションとは模擬動作を行なうも
のでありシミュレーション途中で終了する必然性が無い
かぎりシミュレーション手段は入力されたパターン全て
を実行し終わるまで終了しない。
【0015】特開平4−168572号公報には入力と
なるパターンの作成方法およびシミュレーションを途中
で終了する必然性が記述されていないため、入力パター
ンは予め準備されており、シミュレーションは入力パタ
ーンの最後まで行なわれると解釈する。
【0016】特開平2−266472号公報の動作を、
図8および図9を用いて説明する。
【0017】まず比較すべき回路Iと比較すべき回路II
のトランジスタを比較し、座標以外の全ての属性が一致
するトランジスタを抽出しIII III′の対応した位置に
並べる。
【0018】さらに対応しなかった物についてはIII I
II′のあとに並べる。
【0019】この結果III III′には対応度の高い順に
トランジスタが並ぶ。
【0020】最後に対応するトランジスタに唯一の新た
な名前を割り当てる事により前記比較すべき回路Iと前
記比較すべき回路IIとを比較するときに同一名称は対応
するトランジスタであることが簡単に判定できるように
なる。
【0021】またこの手順はトランジスタのみならずゲ
ート、回路ブロックに対しても適用可能である。
【0022】以上の説明で明らかなように、特開平2−
266472号公報による方法は、回路中の素子の対応
度により各素子に新たな名前を割り当てて、その名前が
全て一致することにより複数回路が等しい事を判定して
いる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明で明らかな
ように特開平4−168572号公報による方法は、 1.シミュレーション用入力パターン生成手段を持たな
いため、予め作成されたシミュレーション用のパターン
が必要である。
【0024】2.予め作成された入力パターンではパタ
ーンの質により比較結果の信頼性が左右され、とくにク
ロック信号、リセット信号が存在する順序回路において
は、比較結果の信頼性を高くすることが困難である。
【0025】3.シミュレーション手段に不一致判定を
もたないためシミュレーション途中に複数回路が等価で
ないことが判明してもシミュレーションが最後まで行な
われる。
【0026】また、特開平2−266472号公報によ
る方法は、 4.複数回路中の素子の対応が必要であるため素子が存
在しないレジスタトランスファレベル回路とゲートレベ
ル回路との比較には適用できない。
【0027】[発明の目的]本発明の目的は、これらの
課題を解決し、 1.シミュレーション用入力パターン生成手段を備え予
め作成されたシミュレーション用のパターンが不要; 2.クロック信号及びリセット信号探索手段を備えクロ
ック信号及びリセット信号の有効な制御を行なうためク
ロック信号、リセット信号が存在する順序回路において
も回路等価性の比較結果の信頼性が高い; 3.シミュレーション手段に不一致判定を備え複数回路
が等価でないことの判定が高速に行なえる; 4.複数回路中の素子の対応は必要なく入出力端子のみ
で回路の等価性検証が行なえる;であるような複数回路
の等価性を検証する方式を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した課題
を解決するため、以下の手段を有する。
【0029】[1] 少なくとも、データ入出力装置
と、該データの記憶装置と、シミュレーションプログラ
ムにより制御される計算機と、を有するシミュレーショ
ン装置において、入力された複数の回路データに基づい
て、 1)前記複数の回路の対応する入力端子を抽出し、入力
端子対応表を作成する手段と、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
端子対応表を作成する手段と、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
ク・リセット端子対応表を作成する手段と、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
パターンの生成を行う手段と、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
ション用入力信号ファイルを作成する手段と、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
ン用出力信号比較ファイルを作成する手段と、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
たテストパターンを用いシミュレーションを行う手段
と、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
ミュレーションを中止する手段と、を有することを特徴
とするシミュレーション装置。
【0030】[2] 少なくとも、データ入出力装置
と、該データの記憶装置と、シミュレーションプログラ
ムにより制御される計算機と、を有するシミュレーショ
ン装置のシミュレーション方法において、入力された複
数の回路データに基づいて、 1)前記複数の回路の対応する入力端子を抽出し、入力
端子対応表を作成する工程と、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
端子対応表を作成する工程と、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
ク・リセット端子対応表を作成する工程と、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
パターンの生成を行う工程と、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
ション用入力信号ファイルを作成する工程と、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
ン用出力信号比較ファイルを作成する工程と、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
たテストパターンを用いシミュレーションを行う工程
と、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
ミュレーションを中止する工程と、を有することを特徴
とするシミュレーション方法。
【0031】[3] 前記回路中のクロック・リセット
端子対応表を作成する工程は、 1)回路中のクロック・リセット信号キーワードを探索
する工程と、 2)前記クロック・リセット信号キーワードを探索する
手段により探索された信号から、外部端子を探索する工
程と、を有することを特徴とするシミュレーション方
法。
【0032】[4] 前記回路中のクロック・リセット
端子を抽出し、クロック・リセット端子対応表を作成す
る工程は、 1)まず、クロック・リセット端子用テーブルを作成
し、 2)次に、回路中の最初のクロック・リセット信号キー
ワードを探索し、 3)このときのクロック・リセット信号キーワードが存
在すれば、 4)探索がループになるのを避けるために、作業用の一
時テーブルを作成し、 5)次に、前記探索した回路中の最初のクロック・リセ
ット信号キーワードから入力信号を1段遡り、 6)前記入力信号を1段遡った信号が前記作業用の一時
テーブルに登録されていれば、前記作業用の一時テーブ
ルを破棄し、前記回路中の次のクロック・リセット信号
キーワードを探索し、前記3)以降を繰り返し、 7)さもなければ、前記1段遡った信号を前記作業用の
一時テーブルに登録し、 8)前記1段遡った信号が外部端子であれば、その信号
を外部端子として前記クロック・リセット端子用テーブ
ルに登録し、前記作業用の一時テーブルを破棄し、前記
回路中の次のクロック・リセット信号キーワードを探索
し、前記3)以降を繰り返し、 9)さもなければ、前記5)以降を繰り返し、 10)更に前記3)の条件が非成立であれば全ての手順
を終了する、順序で処理を行うことを特徴とするシミュ
レーション方法。
【0033】[5] 前記複数の回路の動作に不一致が
検出されしだいシミュレーションを中止する工程は、 1)前記複数の回路データをシミュレーション用の内部
表現にコンパイルする工程と、 2)前記コンパイルされた前記複数の回路データのシミ
ュレーションを行う工程と、 3)前記前記複数の回路データの結果を任意のシミュレ
ーション時間で比較する工程と、 4)前記比較手段にて比較された前記前記複数の回路デ
ータの前記シミュレーション結果に不一致が存在した場
合、前記シミュレーションを中断する工程と、を有する
ことを特徴とするシミュレーション方法。
【0034】[6] 前記複数の回路の動作に不一致が
検出されしだいシミュレーションを中止する工程は、 1)まず、最初の回路データを検索し、 2)この時、回路データが存在すれば、 3)回路データ用内部テーブルを作成し、 4)前記探索した回路データをシミュレーション内部表
現にコンパイルを行い、 5)前記コンパイルされた回路データを前記回路データ
用内部テーブルに登録し、 6)次の、回路データを検索し、前記2)以降を繰り返
し、 7)2)の条件が非成立であれば、最初の時刻の入力パ
ターンを検索し、 8)この時、入力パターンが存在すれば、 9)その時刻でのシミュレーションを前記複数の回路に
おいて実行し、 10)その時刻での前記複数の回路のシミュレーション
結果を出力し、 11)前記出力された前記複数の回路のシミュレーショ
ン結果を比較し、 12)この時、不一致が存在しなければ、次の時刻の入
力パターンを検索し、前記8)以降を繰り返し、 13)さもなければ、シミュレーションを中断し、 14)更に、前記8)の条件が非成立の時は、全ての手
順を終了する、順序で処理を行うことを特徴とするシミ
ュレーション方法。
【0035】[7] [2]〜[6]のいずれかに記載
のシミュレーション方法を記録したことを特徴とするシ
ミュレーションプログラムを記録した記録媒体。 [作用]本発明によれば、以下の作用効果を得ることが
できる。
【0036】1)入出力の端子のみで回路の等価性を検
証できる。その理由は、シミュレーションによる動作比
較を行なうためである。これは、レジスタトランスファ
レベルとゲートレベルとの回路のように相対応する素子
が無くてもよい。
【0037】2)テストパターンが不要である。その理
由は、回路を走査し、効果的なテストパターンを生成す
るためである。
【0038】3)順序回路に対しても、効率的に適用が
可能である。その理由は、クロック端子、リセット端子
を認識し、効率的なテストパターンを生成するためであ
る。
【0039】4)複数回路の不一致が速く検出できる。
その理由は、不一致が検出され次第シミュレーションを
中止するためである。
【0040】また、本発明によれば、個別に開発された
ライブラリ等の複数の回路を論理合成して設計された大
規模回路の等価性の検証方式において、複数回路を同時
にシミュレーションすることで等価性を高速に検証可能
とすることができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について説明する。
【0042】[構成の説明]本発明のシミュレーション
装置は、少なくとも、キーボード等とCRT等のディス
プレーから成るデータ入出力装置と、入力されたデータ
を記憶する記憶装置と、本発明のシミュレーション方法
により制御されるコンピュータと、で構成される。ま
た、本発明のシミュレーションプログラムを記録した記
録媒体をコンピュータにロードさせても良い。
【0043】また、入力する回路データとしては、HD
L(Hardware Description Language)記述のデータなど
を入力する。
【0044】コンピュータは、このような、入力された
回路データに基づいて、以下の処理を行なう手段を有す
る。以下、図4を参照しながら、本発明の構成について
説明する。
【0045】入力された複数の回路データに基づいて、 1)前記複数の回路の対応する入力端子を抽出し、入力
端子対応表を作成する手段(図4の0411)と、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
端子対応表を作成する手段(0412)と、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
ク・リセット端子対応表を作成する手段(0413)
と、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
パターンの生成を行う手段と、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
ション用入力信号ファイルを作成する手段(0414)
と、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
ン用出力信号比較ファイルを作成する手段(0415)
と、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
たテストパターンを用いシミュレーションを行う手段
(0416)と、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
ミュレーションを中止する手段と、を有する。
【0046】また、図4に示す様に、入力端子対応表
(複数回路間での入力端子の対応を示す。)0403、
出力端子対応表(複数回路間での出力端子の対応を示
す。)0404、クロックリセット対応表(回路中のク
ロック端子及びリセット端子の端子名を記録)040
5、入力信号ファイル(シミュレーション用入力パター
ン作成手段により作成されたシミュレーション用入力パ
ターン)0406、出力信号比較ファイル(比較すべき
複数回路間の出力端子の比較方法を示す。この例ではx
orを用いている。)0407、結果リスト(比較され
た複数回路間の出力端子の比較結果をパターン毎に示
す。NGが発見されしだい終了する。)0408、を有
する。 [動作の説明]図1は、本発明の処理の一例を示すフロ
ーチャートであり、図1に示すように、本発明では、以
下のような処理を行なう。
【0047】1)前記複数の回路の対応する入力端子を
抽出し、入力端子対応表を作成する、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
端子対応表を作成する、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
ク・リセット端子対応表を作成する、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
パターンの生成を行う、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
ション用入力信号ファイルを作成する、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
ン用出力信号比較ファイルを作成する、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
たテストパターンを用いシミュレーションを行う、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
ミュレーションを中止する。
【0048】また、前記回路中のクロック・リセット端
子対応表を作成する工程は、 1)回路中のクロック・リセット信号キーワードを探索
する工程と、 2)前記クロック・リセット信号キーワードを探索する
手段により探索された信号から、外部端子を探索する工
程と、を有することを特徴とする。 また、前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだい
シミュレーションを中止する工程は、 1)前記複数の回路データをシミュレーション用の内部
表現にコンパイルする工程と、 2)前記コンパイルされた前記複数の回路データのシミ
ュレーションを行う工程と、 3)前記前記複数の回路データの結果を任意のシミュレ
ーション時間で比較する工程と、 4)前記比較手段にて比較された前記前記複数の回路デ
ータの前記シミュレーション結果に不一致が存在した場
合、前記シミュレーションを中断する工程と、を有する
ことを特徴とする。
【0049】また、図2は、クロック端子及びリセット
端子探索手段の手順を示すフローチャートであり、前記
回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロック・
リセット端子対応表を作成する工程は、 1)まず、クロック・リセット端子用テーブルを作成
し、 2)次に、回路中の最初のクロック・リセット信号キー
ワードを探索し、 3)このときのクロック・リセット信号キーワードが存
在すれば、 4)探索がループになるのを避けるために、作業用の一
時テーブルを作成し、 5)次に、前記探索した回路中の最初のクロック・リセ
ット信号キーワードから入力信号を1段遡り、 6)前記入力信号を1段遡った信号が前記作業用の一時
テーブルに登録されていれば、前記作業用の一時テーブ
ルを破棄し、前記回路中の次のクロック・リセット信号
キーワードを探索し、前記3)以降を繰り返し、 7)さもなければ、前記1段遡った信号を前記作業用の
一時テーブルに登録し、 8)前記1段遡った信号が外部端子であれば、その信号
を外部端子として前記クロック・リセット端子用テーブ
ルに登録し、前記作業用の一時テーブルを破棄し、前記
回路中の次のクロック・リセット信号キーワードを探索
し、前記3)以降を繰り返し、 9)さもなければ、前記5)以降を繰り返し、 10)更に前記3)の条件が非成立であれば全ての手順
を終了する。順序で処理を行うことを特徴とする。
【0050】また、図3は、本発明のシミュレーション
の処理を示すフローチャートであり、以下に説明するよ
うに、前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだい
シミュレーションを中止する。
【0051】1)まず、最初の回路データを検索し、 2)この時、回路データが存在すれば、 3)回路データ用内部テーブルを作成し、 4)前記探索した回路データをシミュレーション内部表
現にコンパイルを行い、 5)前記コンパイルされた回路データを前記回路データ
用内部テーブルに登録し、 6)次の、回路データを検索し、前記2)以降を繰り返
し、 7)2)の条件が非成立であれば、最初の時刻の入力パ
ターンを検索し、 8)この時、入力パターンが存在すれば、 9)その時刻でのシミュレーションを前記複数の回路に
おいて実行し、 10)その時刻での前記複数の回路のシミュレーション
結果を出力し、 11)前記出力された前記複数の回路のシミュレーショ
ン結果を比較し、 12)この時、不一致が存在しなければ、次の時刻の入
力パターンを検索し、前記8)以降を繰り返し、 13)さもなければ、シミュレーションを中断し、 14)更に、前記8)の条件が非成立の時は、全ての手
順を終了する。
【0052】[従来例との比較]本発明の実施形態を、
図1を用い、従来の技術である図5と図6との比較を行
ないながら説明する。図1の本発明は、従来の技術に対
し、新規の機能であるクロック端子及びリセット端子探
索手段0101、新規の機能であるシミュレーション用
入力パターン手段0102および改良されたシミュレー
ション手段であるシミュレーション手段0103を備え
る。
【0053】次に図2を用い、クロック端子及びリセッ
ト端子探索についての本発明の実施の形態を説明する
と、まず最初にクロック信号もしくはリセット信号を特
定するために、回路中のクロック信号もしくはリセット
信号を示すキーワード(例えば、ゲートレベル記述回路
の場合には、ある特定タイプのゲートの特定入力端子、
また、レジスタトランスファーレベル記述回路の場合に
は、ある特定の記述形式)を探索し、そこから外部端子
へ信号の追跡を行ない、外部端子に到達したならばそれ
をクロック端子もしくはリセット端子と判定する手段を
備える。
【0054】さらにシミュレーション用入力パターン生
成についての本発明の実施の形態は、クロック端子に対
してはハイ・ローの繰り返し信号を入力し、リセット端
子に対しては前記リセット端子が非アクティブになる信
号を入力する手段を備える。
【0055】更に、本発明を示す図3を用い、従来の技
術である図7との比較を行ないながら説明すると、図3
に示す本発明は、不一致判定0301を備える。
【0056】最後に本発明を示す図4を用い、従来の技
術である図6との比較を行ないながら説明すると、図4
に示す本発明は、複数の回路を統合し、付加された比較
回路0641を用いることなくシミュレーションを行な
う。
【0057】
【実施例】図4を用いて本発明のシミュレーション方式
の実施例を説明する。
【0058】ここで0401は、第1の回路データファ
イル、0402は第2の回路データファイルを表す。
【0059】それらのデータが、入力端子対応表作成手
段0411及び出力端子対応表作成手段0412に入力
され、前記第1の回路データファイルと前記第2の回路
データファイルとの入力端子の対応を示す入力端子対応
表0403、及び前記第1の回路データファイルと前記
第2の回路データファイルとの出力端子の対応を示す出
力端子対応表0404が作成される。
【0060】また、前記第1の回路データファイル04
01、前記第2の回路データファイル0402および前
記入力端子対応表0403は、クロック端子及びリセッ
ト端子探索手段0413に入力され、前記第1の回路デ
ータファイルと前記第2の回路データファイルとに存在
するクロック端子とリセット端子とを示すクロックリセ
ット対応表0405が作成される。ここで前記クロック
端子及びリセット端子探索手段0413は図1における
0101及び図2全体と等価である。
【0061】更に前記入力端子対応表0403と前記ク
ロックリセット対応表0405がシミュレーション用入
力ファイル作成手段0414の入力となり、シミュレー
ション用入力パターンファイルである入力信号ファイル
0406が作成される。
【0062】ここで前記シミュレーション用入力ファイ
ル作成手段0414は図1における0102と等価であ
る。
【0063】また前記出力端子対応表0404がシミュ
レーション用出力信号比較ファイル作成手段0415に
入力され出力信号比較ファイル0407が作成される。
【0064】最後に前記第1の回路データファイル04
01、前記第2の回路データファイル0402、前記入
力信号ファイル0406、前記出力信号比較ファイル0
407を入力としシミュレーション手段0416が実行
され出力として結果リスト0408を得る。
【0065】ここで前記シミュレーション手段0416
は、図1における0103及び図3全体と等価である。
【0066】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
シミュレーション方式によれば、 1)シミュレーション手段を備えているため入出力の端
子のみで回路の等価性を検証できる; 2)シミュレーション用入力パターン生成手段を備えて
いるためテストパターンが不要である; 3)クロック端子及びリセット端子探索手段を備えてい
るため順序回路に対しても、効率的に適用が可能であ
る; 4)シミュレーション手段において不一致判定を備えて
いるため複数回路の不一致が速く検出できる;という効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシミュレーション方式における全体処
理の手順を示すフローチャートである。
【図2】本発明のシミュレーション方式におけるクロッ
ク端子及びリセット端子探索の手順を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明のシミュレーション方式におけるシミュ
レーションの手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明のシミュレーション方式を用いた全体の
データ及び処理の流れである。
【図5】従来のシミュレーションによる複数回路の等価
性検証方式(特開平4−168572号公報)における
全体処理手順を示すフローチャートである。
【図6】従来のシミュレーションによる複数回路の等価
性検証方式(特開平4−168572号公報)を用いた
全体のデータ及び処理の流れを示す図である。
【図7】従来のシミュレーションによる複数回路の等価
性検証方式(特開平4−168572号公報)における
シミュレーションの手順を示すフローチャートである。
【図8】従来のノードの対応に基づく複数回路の等価性
検証方式(特開平2−266472号公報)における全
体処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】従来のノードの対応に基づく複数回路の等価性
検証方式(特開平2−266472号公報)における全
体処理概略である。
【符号の説明】
0101 クロック及びリセット端子探索手段 0102 シミュレーション用入力パターン生成手段 0103 シミュレーション手段 0301 不一致検出時終了判定 0401 第1の回路データファイル 0402 第2の回路データファイル 0403 入力端子対応表 0404 出力端子対応表 0405 クロックリセット対応表 0406 入力信号ファイル 0407 出力信号比較ファイル 0408 結果リスト 0411 入力端子対応表作成手段 0412 出力端子対応表作成手段 0413 クロック端子及びリセット端子探索手段 0414 シミュレーション用入力信号ファイル作成
手段 0415 シミュレーション用出力信号比較ファイル
作成手段 0416 シミュレーション手段 0501 第1の回路データファイル 0502 第2の回路データファイル 0503 比較対象信号名情報 0504 結果リスト 0511 第1の回路データ 0512 第2の回路データ 0513 統合後の回路データ 0514 信号名対応情報 0515 比較対象信号名情報データ 0516 比較回路付加後の回路データ 0517 比較回路観測情報 0518 シミュレーション結果データ 0521 回路データ統合手段 0522 比較回路付加手段 0523 シミュレーション手段 0601 レジスタトランスファレベル回路データ 0602 ゲートレベル回路データ 0603 統合後回路データ 0604 信号名対応情報 0605 比較対象信号名情報 0606 比較回路付回路データ 0607 比較回路観測情報 0608 観測信号の状態値 0611 回路データ統合手段 0612 比較回路付加手段 0613 シミュレーション手段 0621 第1のレジスタトランスファレベル記述ブ
ロック 0622 第2のレジスタトランスファレベル記述ブ
ロック 0631 第1のゲート 0632 第2のゲート 0633 第3のゲート 0634 第4のゲート 0635 第5のゲート 0636 第6のゲート 0641 付加された比較回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、データ入出力装置と、該デ
    ータの記憶装置と、シミュレーションプログラムにより
    制御される計算機と、を有するシミュレーション装置に
    おいて、 入力された複数の回路データに基づいて、 1)前記複数の回路の対応する入力端子を抽出し、入力
    端子対応表を作成する手段と、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
    端子対応表を作成する手段と、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
    ク・リセット端子対応表を作成する手段と、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
    パターンの生成を行う手段と、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
    する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
    ション用入力信号ファイルを作成する手段と、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
    する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
    ン用出力信号比較ファイルを作成する手段と、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
    ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
    たテストパターンを用いシミュレーションを行う手段
    と、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
    ミュレーションを中止する手段と、を有することを特徴
    とするシミュレーション装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも、データ入出力装置と、該デ
    ータの記憶装置と、シミュレーションプログラムにより
    制御される計算機と、を有するシミュレーション装置の
    シミュレーション方法において、入力された複数の回路
    データに基づいて、 1)前記複数の回路の対応する入力端子を抽出し、入力
    端子対応表を作成する工程と、 2)前記複数の回路の対応する出力端子を抽出し、出力
    端子対応表を作成する工程と、 3)回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
    ク・リセット端子対応表を作成する工程と、 4)前記クロック・リセット端子対応表を参照しテスト
    パターンの生成を行う工程と、 5)前記入力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
    する入力端子に同じ信号が入力されるようにシミュレー
    ション用入力信号ファイルを作成する工程と、 6)前記出力端子対応表を参照し前記複数の回路の対応
    する出力端子の信号が比較されるようにシミュレーショ
    ン用出力信号比較ファイルを作成する工程と、 7)前記シミュレーション用入力信号ファイル、前記シ
    ミュレーション用出力信号比較ファイル及び前記生成し
    たテストパターンを用いシミュレーションを行う工程
    と、 8)前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシ
    ミュレーションを中止する工程と、を有することを特徴
    とするシミュレーション方法。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のシミュレーション方法に
    おいて、 前記回路中のクロック・リセット端子対応表を作成する
    工程は、 1)回路中のクロック・リセット信号キーワードを探索
    する工程と、 2)前記クロック・リセット信号キーワードを探索する
    手段により探索された信号から、外部端子を探索する工
    程と、を有することを特徴とするシミュレーション方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のシミュレーション方法に
    おいて、 前記回路中のクロック・リセット端子を抽出し、クロッ
    ク・リセット端子対応表を作成する工程は、 1)まず、クロック・リセット端子用テーブルを作成
    し、 2)次に、回路中の最初のクロック・リセット信号キー
    ワードを探索し、 3)このときのクロック・リセット信号キーワードが存
    在すれば、 4)探索がループになるのを避けるために、作業用の一
    時テーブルを作成し、 5)次に、前記探索した回路中の最初のクロック・リセ
    ット信号キーワードから入力信号を1段遡り、 6)前記入力信号を1段遡った信号が前記作業用の一時
    テーブルに登録されていれば、前記作業用の一時テーブ
    ルを破棄し、前記回路中の次のクロック・リセット信号
    キーワードを探索し、前記3)以降を繰り返し、 7)さもなければ、前記1段遡った信号を前記作業用の
    一時テーブルに登録し、 8)前記1段遡った信号が外部端子であれば、その信号
    を外部端子として前記クロック・リセット端子用テーブ
    ルに登録し、前記作業用の一時テーブルを破棄し、前記
    回路中の次のクロック・リセット信号キーワードを探索
    し、前記3)以降を繰り返し、 9)さもなければ、前記5)以降を繰り返し、 10)更に前記3)の条件が非成立であれば全ての手順
    を終了する、順序で処理を行うことを特徴とするシミュ
    レーション方法。
  5. 【請求項5】 請求項2記載のシミュレーション方法に
    おいて、 前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシミュ
    レーションを中止する工程は、 1)前記複数の回路データをシミュレーション用の内部
    表現にコンパイルする工程と、 2)前記コンパイルされた前記複数の回路データのシミ
    ュレーションを行う工程と、 3)前記前記複数の回路データの結果を任意のシミュレ
    ーション時間で比較する工程と、 4)前記比較手段にて比較された前記前記複数の回路デ
    ータの前記シミュレーション結果に不一致が存在した場
    合、前記シミュレーションを中断する工程と、を有する
    ことを特徴とするシミュレーション方法。
  6. 【請求項6】 請求項2記載のシミュレーション方法に
    おいて、 前記複数の回路の動作に不一致が検出されしだいシミュ
    レーションを中止する工程は、 1)まず、最初の回路データを検索し、 2)この時、回路データが存在すれば、 3)回路データ用内部テーブルを作成し、 4)前記探索した回路データをシミュレーション内部表
    現にコンパイルを行い、 5)前記コンパイルされた回路データを前記回路データ
    用内部テーブルに登録し、 6)次の、回路データを検索し、前記2)以降を繰り返
    し、 7)2)の条件が非成立であれば、最初の時刻の入力パ
    ターンを検索し、 8)この時、入力パターンが存在すれば、 9)その時刻でのシミュレーションを前記複数の回路に
    おいて実行し、 10)その時刻での前記複数の回路のシミュレーション
    結果を出力し、 11)前記出力された前記複数の回路のシミュレーショ
    ン結果を比較し、 12)この時、不一致が存在しなければ、 次の時刻の入力パターンを検索し、前記8)以降を繰り
    返し、 13)さもなければ、シミュレーションを中断し、 14)更に、前記8)の条件が非成立の時は、全ての手
    順を終了する、順序で処理を行うことを特徴とするシミ
    ュレーション方法。
  7. 【請求項7】 請求項2〜6のいずれかに記載のシミュ
    レーション方法を記録したことを特徴とするシミュレー
    ションプログラムを記録した記録媒体。
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