JPH11250861A - ラピッドスタート形蛍光ランプおよび照明装置 - Google Patents
ラピッドスタート形蛍光ランプおよび照明装置Info
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- JPH11250861A JPH11250861A JP4745698A JP4745698A JPH11250861A JP H11250861 A JPH11250861 A JP H11250861A JP 4745698 A JP4745698 A JP 4745698A JP 4745698 A JP4745698 A JP 4745698A JP H11250861 A JPH11250861 A JP H11250861A
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- phosphor powder
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- Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ガラスバルブ内面に点灯経過にしたがい生じ
るＥＣ黒化や変色の発生を低減し、寿命中における光束
の低下が少なく外見的にも見劣りしないラピッドスター
ト形蛍光ランプおよびこのランプを装着した照明装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 水銀を含む放電媒体を封入した管形のガ
ラスバルブ１と、このバルブ１内に設けられた一対の電
極４，４と、上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜
５と、この透明導電性被膜５上に、表面にアルミナまた
はイットリウムの微粒子８Ａがコーティングされた青色
発光蛍光体粉末７Ｂおよび緑色発光蛍光体粉末７Ｇなら
びに赤色発光蛍光体粉末７Ｒからなる３波長発光形の蛍
光体で形成した蛍光体被膜７とを備えたラピッドスター
ト形蛍光ランプＬおよびこの蛍光ランプＬを装着した照
明装置９である。
るＥＣ黒化や変色の発生を低減し、寿命中における光束
の低下が少なく外見的にも見劣りしないラピッドスター
ト形蛍光ランプおよびこのランプを装着した照明装置を
提供することを目的とする。 【解決手段】 水銀を含む放電媒体を封入した管形のガ
ラスバルブ１と、このバルブ１内に設けられた一対の電
極４，４と、上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜
５と、この透明導電性被膜５上に、表面にアルミナまた
はイットリウムの微粒子８Ａがコーティングされた青色
発光蛍光体粉末７Ｂおよび緑色発光蛍光体粉末７Ｇなら
びに赤色発光蛍光体粉末７Ｒからなる３波長発光形の蛍
光体で形成した蛍光体被膜７とを備えたラピッドスター
ト形蛍光ランプＬおよびこの蛍光ランプＬを装着した照
明装置９である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は高演色性を有する３
波長発光形のラピッドスタート形蛍光ランプおよびこの
ランプを装着した照明装置に関する。
波長発光形のラピッドスタート形蛍光ランプおよびこの
ランプを装着した照明装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】ラピッドスタート形蛍光ランプは、通電
後即時点灯するよう始動性能に優れており、かつ、点灯
管が不要であるところから事務所、工場、商店等で汎く
用いられている。
後即時点灯するよう始動性能に優れており、かつ、点灯
管が不要であるところから事務所、工場、商店等で汎く
用いられている。
【０００３】そして、このラピッドスタート形の蛍光ラ
ンプとして、ガラスバルブの内面に酸化スズ等の透明導
電性被膜を形成することにより始動補助作用をもたせた
ものが知られ、また、このランプは量産も容易であるこ
とから最も普及している。また、ラピッドスタート形の
蛍光ランプも、より高い発光効率と演色性が求められ、
青色、緑色、赤色の狭帯域発光の蛍光体を使用した高効
率のランプが開発されている。
ンプとして、ガラスバルブの内面に酸化スズ等の透明導
電性被膜を形成することにより始動補助作用をもたせた
ものが知られ、また、このランプは量産も容易であるこ
とから最も普及している。また、ラピッドスタート形の
蛍光ランプも、より高い発光効率と演色性が求められ、
青色、緑色、赤色の狭帯域発光の蛍光体を使用した高効
率のランプが開発されている。
【０００４】しかしながら、このような３波長発光形の
ラピッドスタート形蛍光ランプを長時間（１０００時間
以上）点灯すると、暗褐色の帯状斑点が多数発生し、蛍
光ランプの外観を著しく損うとともにこの変色発生によ
り光束をも低下させる問題があった。
ラピッドスタート形蛍光ランプを長時間（１０００時間
以上）点灯すると、暗褐色の帯状斑点が多数発生し、蛍
光ランプの外観を著しく損うとともにこの変色発生によ
り光束をも低下させる問題があった。
【０００５】これは、バルブ内部の電極と透明導電性被
膜との間で微放電が起こり、すなわち、透明導電性被膜
と蛍光体被膜とで疑似コンデンサが構成され、導電体で
ある透明導電性被膜とプラズマ放電路間に挟まれた蛍光
体被膜が絶縁破壊されることに起因して、水銀化合物お
よびこれに付着した水銀が暗褐色の帯状斑点（以下、こ
れをＥＣ黒化という。）となる。
膜との間で微放電が起こり、すなわち、透明導電性被膜
と蛍光体被膜とで疑似コンデンサが構成され、導電体で
ある透明導電性被膜とプラズマ放電路間に挟まれた蛍光
体被膜が絶縁破壊されることに起因して、水銀化合物お
よびこれに付着した水銀が暗褐色の帯状斑点（以下、こ
れをＥＣ黒化という。）となる。
【０００６】そこで、上記ＥＣ黒化の発生を抑制する手
段として、バルブの中央部よりも両端部における透明導
電性被膜の抵抗値を高くすることによって、上記蛍光体
被膜にかかる電圧を低減したり、蛍光体被膜中にアルミ
ナ等を混入することが行われている。
段として、バルブの中央部よりも両端部における透明導
電性被膜の抵抗値を高くすることによって、上記蛍光体
被膜にかかる電圧を低減したり、蛍光体被膜中にアルミ
ナ等を混入することが行われている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記透明導電
性被膜の抵抗値を高くしたり、アルミナを混入するとラ
ンプの始動電圧が高くなり易くなるという問題を生じて
いた。
性被膜の抵抗値を高くしたり、アルミナを混入するとラ
ンプの始動電圧が高くなり易くなるという問題を生じて
いた。
【０００８】そこで、本発明者等は上述した事情に鑑
み、さらに高演色性能を求める３波長発光形の蛍光ラン
プのＥＣ黒化の発生を抑制する手段について考察をすす
め、ＥＣ黒化およびランプの始動特性に問題ないことを
見出だした。
み、さらに高演色性能を求める３波長発光形の蛍光ラン
プのＥＣ黒化の発生を抑制する手段について考察をすす
め、ＥＣ黒化およびランプの始動特性に問題ないことを
見出だした。
【０００９】本発明は、ガラスバルブ内面に点灯経過に
したがい生じる黒化や変色の発生を低減し、寿命中にお
ける光束の低下が少なく外見的にも見劣りしないととも
に始動特性の低下もない高演色性能を有するラピッドス
タート形蛍光ランプおよびこのランプを装着した照明装
置を提供することを目的とする。
したがい生じる黒化や変色の発生を低減し、寿命中にお
ける光束の低下が少なく外見的にも見劣りしないととも
に始動特性の低下もない高演色性能を有するラピッドス
タート形蛍光ランプおよびこのランプを装着した照明装
置を提供することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項１に記載
のラピッドスタート形蛍光ランプは、水銀を含む放電媒
体を封入した管形のガラスバルブと、このバルブ内に設
けられた一対の電極と、上記バルブ内面に形成した透明
導電性被膜と、この透明導電性被膜上に、表面にアルミ
ナまたはイットリアの微粒子がコーティングされた青色
発光蛍光体粉末および緑色発光蛍光体粉末ならびに赤色
発光蛍光体粉末からなる３波長発光形の蛍光体で形成し
た蛍光体被膜とを具備していることを特徴とする。
のラピッドスタート形蛍光ランプは、水銀を含む放電媒
体を封入した管形のガラスバルブと、このバルブ内に設
けられた一対の電極と、上記バルブ内面に形成した透明
導電性被膜と、この透明導電性被膜上に、表面にアルミ
ナまたはイットリアの微粒子がコーティングされた青色
発光蛍光体粉末および緑色発光蛍光体粉末ならびに赤色
発光蛍光体粉末からなる３波長発光形の蛍光体で形成し
た蛍光体被膜とを具備していることを特徴とする。
【００１１】３波長発光形の蛍光体被膜を形成する蛍光
体のうち、水銀となじみ易いユーロピウム付活ハロリン
酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム蛍光体（（Ｓ
ｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ、）等か
らなる青色蛍光体粉末およびセリウム・テルビウム付活
リン酸ランタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）等からなる
緑色蛍光体粉末の表面にはアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）また
はイットリア（Ｙ2 Ｏ3 ）の微粒子がコーティングして
あるので、水銀となじみ難くなっていて、これら蛍光体
粉末に吸着される水銀が低減する。また、ユーロピウム
付活酸化イットリウム蛍光体（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）等から
なる赤色蛍光体粉末は、もともと水銀となじみ難いイッ
トリウム（Ｙ）を有しているので表面にコーティングが
してなくても水銀の吸着は少ない。
体のうち、水銀となじみ易いユーロピウム付活ハロリン
酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム蛍光体（（Ｓ
ｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ、）等か
らなる青色蛍光体粉末およびセリウム・テルビウム付活
リン酸ランタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）等からなる
緑色蛍光体粉末の表面にはアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）また
はイットリア（Ｙ2 Ｏ3 ）の微粒子がコーティングして
あるので、水銀となじみ難くなっていて、これら蛍光体
粉末に吸着される水銀が低減する。また、ユーロピウム
付活酸化イットリウム蛍光体（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）等から
なる赤色蛍光体粉末は、もともと水銀となじみ難いイッ
トリウム（Ｙ）を有しているので表面にコーティングが
してなくても水銀の吸着は少ない。
【００１２】したがって、この蛍光体被膜は、被膜を構
成する青色、緑色、および赤色の各蛍光体粉末の水銀の
吸着や付着が少なく、微放電の発生がなくＥＣ黒化の発
生の低減および黒化の進行を遅延させることができる。
成する青色、緑色、および赤色の各蛍光体粉末の水銀の
吸着や付着が少なく、微放電の発生がなくＥＣ黒化の発
生の低減および黒化の進行を遅延させることができる。
【００１３】また、上記蛍光体被膜は透明導電性被膜上
に直接塗布形成しても、透明導電性被膜上に高融点金属
酸化物からなる保護被膜を形成し、この保護被膜上に形
成してもよい。
に直接塗布形成しても、透明導電性被膜上に高融点金属
酸化物からなる保護被膜を形成し、この保護被膜上に形
成してもよい。
【００１４】なお、３波長発光形の蛍光体には演色性の
改善等の理由により、さらに他の波長域で発光する蛍光
体を混ぜてもよい。
改善等の理由により、さらに他の波長域で発光する蛍光
体を混ぜてもよい。
【００１５】本発明の請求項２に記載のラピッドスター
ト形蛍光ランプは、水銀を含む放電媒体を封入した管形
のガラスバルブと，このバルブ内に設けられた一対の電
極と、上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜と、こ
の透明導電性被膜上に、表面にアルミナまたはイットリ
アの微粒子がコーティングされた青色発光蛍光体粉末お
よび緑色発光蛍光体粉末ならびにマグネシアの微粒子が
コーティングされた赤色発光蛍光体粉末からなる３波長
発光形の蛍光体で形成した蛍光体被膜とを具備している
ことを特徴とする。
ト形蛍光ランプは、水銀を含む放電媒体を封入した管形
のガラスバルブと，このバルブ内に設けられた一対の電
極と、上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜と、こ
の透明導電性被膜上に、表面にアルミナまたはイットリ
アの微粒子がコーティングされた青色発光蛍光体粉末お
よび緑色発光蛍光体粉末ならびにマグネシアの微粒子が
コーティングされた赤色発光蛍光体粉末からなる３波長
発光形の蛍光体で形成した蛍光体被膜とを具備している
ことを特徴とする。
【００１６】上記請求項１に記載の作用のほか、赤色発
光蛍光体粉末にコーティングしたマグネシア（ＭｇＯ）
のゲッター作用あるいは電子放出作用によって始動電圧
を低下できる。
光蛍光体粉末にコーティングしたマグネシア（ＭｇＯ）
のゲッター作用あるいは電子放出作用によって始動電圧
を低下できる。
【００１７】本発明の請求項３に記載のラピッドスター
ト形蛍光ランプは、３波長発光形の青色蛍光体がユーロ
ピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム（ＢａＭ
ｇ2Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ）、ユーロピウム、マンガン共付
活アルミン酸バリウム・マグネシウム（（ＢａＭｇ）3
Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ、Ｍｎ）、ユーロピウム付活ハロリン
酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム（（Ｓｒ，Ｃ
ａ，Ｂａ）10（ＰＯ4）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ）から選ばれ、
また、緑色蛍光体がセリウム・テルビウム付活リン酸ラ
ンタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）、セリウム・テルビ
ウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム（（Ｃｅ，
Ｔｂ）ＭｇＡｌ11Ｏ19）から選ばれ、さらに、赤色蛍光
体がユーロピウム付活酸化イットリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅ
ｕ）から選ばれたものであることを特徴とする。
ト形蛍光ランプは、３波長発光形の青色蛍光体がユーロ
ピウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム（ＢａＭ
ｇ2Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ）、ユーロピウム、マンガン共付
活アルミン酸バリウム・マグネシウム（（ＢａＭｇ）3
Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ、Ｍｎ）、ユーロピウム付活ハロリン
酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム（（Ｓｒ，Ｃ
ａ，Ｂａ）10（ＰＯ4）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ）から選ばれ、
また、緑色蛍光体がセリウム・テルビウム付活リン酸ラ
ンタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）、セリウム・テルビ
ウム付活アルミン酸バリウム・マグネシウム（（Ｃｅ，
Ｔｂ）ＭｇＡｌ11Ｏ19）から選ばれ、さらに、赤色蛍光
体がユーロピウム付活酸化イットリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅ
ｕ）から選ばれたものであることを特徴とする。
【００１８】上記記載の青色、緑色、赤色の蛍光体中か
ら各色少なく１種を選び所定のコーティングをして蛍光
体被膜を形成すれば、上記請求項１または２に記載と同
様な作用を奏する。
ら各色少なく１種を選び所定のコーティングをして蛍光
体被膜を形成すれば、上記請求項１または２に記載と同
様な作用を奏する。
【００１９】また、上記の蛍光体に、ユーロピウム付活
ハロリン酸バリウム・カルシウム（（Ｂａ，Ｃａ，）5
（ＰＯ4 ）3 Ｃｌ：Ｅｕ）やユーロピウム付活ストロン
チウムアルミネイト（Ｓｒ4 Ａｌ14Ｏ25：Ｅｕ）等の青
緑色蛍光体およびマンガン付活マグネシウムフロロジャ
ーマネイト（３．５Ｍｇ０・０．５ＭｇＦ2 ・Ｇｅ
０2 ：Ｍｎ）、ユーロピウム付活バナジン酸イットリウ
ム（ＹＶＯ4 ：Ｅｕ）、ユーロピウム付活リンバナジン
酸イットリウム（Ｙ（ＰＶ）Ｏ4 ：Ｅｕ）、ユーロピウ
ム付活オキシ硫化イットリウム（Ｙ2 ０2 Ｓ：Ｅｕ）や
ユーロピウム付活酸化ガドリニウム（Ｇｄ2 ０3 ：Ｅ
ｕ）等の深赤色蛍光体をさらに追加混合して、５色発光
と称されている高演色性の蛍光ランプとしてもよい。
ハロリン酸バリウム・カルシウム（（Ｂａ，Ｃａ，）5
（ＰＯ4 ）3 Ｃｌ：Ｅｕ）やユーロピウム付活ストロン
チウムアルミネイト（Ｓｒ4 Ａｌ14Ｏ25：Ｅｕ）等の青
緑色蛍光体およびマンガン付活マグネシウムフロロジャ
ーマネイト（３．５Ｍｇ０・０．５ＭｇＦ2 ・Ｇｅ
０2 ：Ｍｎ）、ユーロピウム付活バナジン酸イットリウ
ム（ＹＶＯ4 ：Ｅｕ）、ユーロピウム付活リンバナジン
酸イットリウム（Ｙ（ＰＶ）Ｏ4 ：Ｅｕ）、ユーロピウ
ム付活オキシ硫化イットリウム（Ｙ2 ０2 Ｓ：Ｅｕ）や
ユーロピウム付活酸化ガドリニウム（Ｇｄ2 ０3 ：Ｅ
ｕ）等の深赤色蛍光体をさらに追加混合して、５色発光
と称されている高演色性の蛍光ランプとしてもよい。
【００２０】本発明の請求項４に記載の照明装置は、本
体と、この本体に装着された請求項１ないし３のいずれ
か一記載のラピッドスタート形蛍光ランプと、上記本体
内に配設され、蛍光ランプを付勢するランプ点灯回路装
置とを具備していることを特徴とする。
体と、この本体に装着された請求項１ないし３のいずれ
か一記載のラピッドスタート形蛍光ランプと、上記本体
内に配設され、蛍光ランプを付勢するランプ点灯回路装
置とを具備していることを特徴とする。
【００２１】上記請求項１ないし３に記載の作用を奏す
る蛍光ランプを装着した照明装置は、明るさの低下およ
び低下の進行を小さくできる。
る蛍光ランプを装着した照明装置は、明るさの低下およ
び低下の進行を小さくできる。
【００２２】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１および
図２（ａ）、（ｂ）を参照して説明する。図１はラピッ
ドスタート形蛍光ランプＬの一部を拡大断面して示す正
面図、図２（ａ）、（ｂ）は混合された蛍光体粉末の一
部を模式的に示す縦断面図である。図１において、Ｌは
直管形のラピッドスタート形蛍光ランプであって、１は
ランプＬを構成する直管形のガラスバルブ、２，２はバ
ルブ１の両端部に形成されたステム３，３との封着部、
４は各ステム３に設けられたリード線３１，３１に継線
されたフィラメントコイルからなる電極である。
図２（ａ）、（ｂ）を参照して説明する。図１はラピッ
ドスタート形蛍光ランプＬの一部を拡大断面して示す正
面図、図２（ａ）、（ｂ）は混合された蛍光体粉末の一
部を模式的に示す縦断面図である。図１において、Ｌは
直管形のラピッドスタート形蛍光ランプであって、１は
ランプＬを構成する直管形のガラスバルブ、２，２はバ
ルブ１の両端部に形成されたステム３，３との封着部、
４は各ステム３に設けられたリード線３１，３１に継線
されたフィラメントコイルからなる電極である。
【００２３】また、５はガラスバルブ１の内面に塗布形
成された酸化スズ（ＳｎＯ2 ）を主成分とする透明導電
性被膜、６は透明導電性被膜５の上面に重層して塗布形
成されたアルミナ（酸化アルミニウムＡｌ2 Ｏ3 ）等の
金属酸化物からなる保護被膜、７はこの保護被膜６の上
面に重層して塗布形成された３波長発光形の蛍光体から
なる蛍光体被膜である。
成された酸化スズ（ＳｎＯ2 ）を主成分とする透明導電
性被膜、６は透明導電性被膜５の上面に重層して塗布形
成されたアルミナ（酸化アルミニウムＡｌ2 Ｏ3 ）等の
金属酸化物からなる保護被膜、７はこの保護被膜６の上
面に重層して塗布形成された３波長発光形の蛍光体から
なる蛍光体被膜である。
【００２４】この蛍光体被膜７は青色蛍光体粉末７Ｂ，
…、緑色蛍光体粉末７Ｇ，…および赤色蛍光体粉末７
Ｒ，…の各蛍光体粉末を混合したものからなり、たとえ
ば青色がユーロピウム付活ハロリン酸バリウム・カルシ
ウム・ストロンチウム（（Ｓｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ
4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ、）粉末７Ｂ，…、緑色がセリウム
・テルビウム付活リン酸ランタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，
Ｔｂ）粉末７Ｇ，…、赤色がユーロピウム付活酸化イッ
トリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）粉末７Ｒ，…からなる。そ
して、上記青色蛍光体粉末７Ｂ，…および緑色蛍光体粉
末７Ｇ，…の表面にはアルミナ（酸化アルミニウムＡｌ
2 Ｏ3 ）またはイットリア（酸化イットリウムＹ
2 Ｏ3 ），…の微粒子８Ａ，…がコーティングしてあ
る。
…、緑色蛍光体粉末７Ｇ，…および赤色蛍光体粉末７
Ｒ，…の各蛍光体粉末を混合したものからなり、たとえ
ば青色がユーロピウム付活ハロリン酸バリウム・カルシ
ウム・ストロンチウム（（Ｓｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ
4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅｕ、）粉末７Ｂ，…、緑色がセリウム
・テルビウム付活リン酸ランタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，
Ｔｂ）粉末７Ｇ，…、赤色がユーロピウム付活酸化イッ
トリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）粉末７Ｒ，…からなる。そ
して、上記青色蛍光体粉末７Ｂ，…および緑色蛍光体粉
末７Ｇ，…の表面にはアルミナ（酸化アルミニウムＡｌ
2 Ｏ3 ）またはイットリア（酸化イットリウムＹ
2 Ｏ3 ），…の微粒子８Ａ，…がコーティングしてあ
る。
【００２５】なお、上記各種蛍光体の粉末径が数μｍに
対して、表面にコーティングされる微粒子８Ａ径は１／
１００以下のきわめて小径なものである。
対して、表面にコーティングされる微粒子８Ａ径は１／
１００以下のきわめて小径なものである。
【００２６】また、上記ガラスバルブ１の内部には液状
の水銀とアルゴンやクリプトン等の希ガスからなる放電
媒体が封入され、端部には口金２９が取着されている。
の水銀とアルゴンやクリプトン等の希ガスからなる放電
媒体が封入され、端部には口金２９が取着されている。
【００２７】この管形のガラスバルブ１内面へのたとえ
ば酸化スズからなる透明導電性被膜５の形成は、中央部
の温度を端部より約５０℃高くなるように加熱してお
き、ガラスバルブ１の開口端からスプレーでたとえば塩
化スズ（ＳｎＣｌ2 やＳｎＣｌ4 ）溶液を内方に向け噴
射し、これを熱分解して所定の膜厚さ（電気抵抗値）を
もった酸化スズ（ＳｎＯ2 ）を主成分とする透明導電性
被膜５を得る。このとき、ガラスバルブ１の温度は、中
央部を高く、両端部は中央部より低く保持されているの
で、ガラスバルブ１の中央部には約４５ｎｍの膜厚で、
また、端部には中央部より薄い約１５ｎｍの膜厚の透明
導電性被膜５が形成された。
ば酸化スズからなる透明導電性被膜５の形成は、中央部
の温度を端部より約５０℃高くなるように加熱してお
き、ガラスバルブ１の開口端からスプレーでたとえば塩
化スズ（ＳｎＣｌ2 やＳｎＣｌ4 ）溶液を内方に向け噴
射し、これを熱分解して所定の膜厚さ（電気抵抗値）を
もった酸化スズ（ＳｎＯ2 ）を主成分とする透明導電性
被膜５を得る。このとき、ガラスバルブ１の温度は、中
央部を高く、両端部は中央部より低く保持されているの
で、ガラスバルブ１の中央部には約４５ｎｍの膜厚で、
また、端部には中央部より薄い約１５ｎｍの膜厚の透明
導電性被膜５が形成された。
【００２８】この後、ガラスバルブ１内面の透明導電性
被膜５上にアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）等からなる保護被膜
６を形成した後、この保護被膜６の層上に上記３種の蛍
光体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…とバインダ
ー等とを混合した溶液を塗布し乾燥、焼成して蛍光体被
膜７を形成する。そして、このガラスバルブ１の両端部
にステム２，２封着し、内部を排気し水銀と放電用の希
ガスを封入して排気管を封切ればラピッドスタート形の
蛍光ランプＬが完成する。
被膜５上にアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）等からなる保護被膜
６を形成した後、この保護被膜６の層上に上記３種の蛍
光体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…とバインダ
ー等とを混合した溶液を塗布し乾燥、焼成して蛍光体被
膜７を形成する。そして、このガラスバルブ１の両端部
にステム２，２封着し、内部を排気し水銀と放電用の希
ガスを封入して排気管を封切ればラピッドスタート形の
蛍光ランプＬが完成する。
【００２９】そして、通常の点灯回路装置を有する照明
装置の本体のソケット（図示しない。）にこの蛍光ラン
プＬの口金２９，２９を装着して通電する。この通電に
より、始動時に陰極電極となるフィラメントコイル４，
４から放出された熱電子が透明導電性被膜５を介して陽
極電極となるフィラメントコイル４へ達することにより
放電路が形成され、ランプＬは即時に点灯し、蛍光体被
膜７を介して所定波長の光が放射される。
装置の本体のソケット（図示しない。）にこの蛍光ラン
プＬの口金２９，２９を装着して通電する。この通電に
より、始動時に陰極電極となるフィラメントコイル４，
４から放出された熱電子が透明導電性被膜５を介して陽
極電極となるフィラメントコイル４へ達することにより
放電路が形成され、ランプＬは即時に点灯し、蛍光体被
膜７を介して所定波長の光が放射される。
【００３０】そして、本発明者等の考察によれば、管形
のガラスバルブ１の内面の保護被膜６層上に形成した蛍
光体被膜７は、水銀となじみ易い上記ユーロピウム付活
ハロリン酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム
（（Ｓｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅ
ｕ、）およびセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン
（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）からなる青色蛍光体粉末７
Ｂ，…および緑色蛍光体粉末７Ｇ，…の表面にはアルミ
ナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）またはイットリア（Ｙ2 Ｏ3 ），…の
微粒子８Ａ，…がコーティングしてあるので、水銀とな
じみ難くなっていて、これら蛍光体粉末７Ｂ，…，７
Ｇ，…に吸着や付着する水銀は低減する。また、ユーロ
ピウム付活酸化イットリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）からな
る赤色蛍光体粉末７Ｒ，…は、もともと水銀となじみ難
いイットリウム（Ｙ）を有しているので表面にコーティ
ングがしてなくても水銀の吸着や付着は少ない。
のガラスバルブ１の内面の保護被膜６層上に形成した蛍
光体被膜７は、水銀となじみ易い上記ユーロピウム付活
ハロリン酸バリウム・カルシウム・ストロンチウム
（（Ｓｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅ
ｕ、）およびセリウム・テルビウム付活リン酸ランタン
（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）からなる青色蛍光体粉末７
Ｂ，…および緑色蛍光体粉末７Ｇ，…の表面にはアルミ
ナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）またはイットリア（Ｙ2 Ｏ3 ），…の
微粒子８Ａ，…がコーティングしてあるので、水銀とな
じみ難くなっていて、これら蛍光体粉末７Ｂ，…，７
Ｇ，…に吸着や付着する水銀は低減する。また、ユーロ
ピウム付活酸化イットリウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）からな
る赤色蛍光体粉末７Ｒ，…は、もともと水銀となじみ難
いイットリウム（Ｙ）を有しているので表面にコーティ
ングがしてなくても水銀の吸着や付着は少ない。
【００３１】したがって、この蛍光体被膜７は、被膜７
を構成する青色、緑色、および赤色の各蛍光体粉末７
Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…の水銀の吸着や付着が
少なく、ＥＣ黒化の発生の低減および黒化の進行を遅延
させることができた。また、ガラスバルブ１に黒化や黄
変等の着色が起こらず外見的にも見劣りのない、寿命中
の光束低下率の少ないラピッドスタート形の蛍光ランプ
を提供することができる。
を構成する青色、緑色、および赤色の各蛍光体粉末７
Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…の水銀の吸着や付着が
少なく、ＥＣ黒化の発生の低減および黒化の進行を遅延
させることができた。また、ガラスバルブ１に黒化や黄
変等の着色が起こらず外見的にも見劣りのない、寿命中
の光束低下率の少ないラピッドスタート形の蛍光ランプ
を提供することができる。
【００３２】また、図２（ｂ）は本発明に係わる蛍光体
被膜７の他の実施の形態を示し、図中、図２（ａ）と同
一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。図
２（ｂ）に示すものは、図２（ａ）と同じ材料の蛍光体
が用いられ青色および緑色の蛍光体粉末７Ｂ，…、７
Ｇ，…の表面にはアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）またはイット
リア（Ｙ2 Ｏ3 ），…の微粒子８Ａ，…がコーティング
してあるとともに赤色のユーロピウム付活酸化イットリ
ウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）からなる蛍光体粉末７Ｒ，…の
表面にはマグネシア（酸化マグネシウムＭｇＯ）の微粒
子８Ｍ，…がコーティングしてある。また、上記各種蛍
光体の粉末７Ｂ，７Ｇ，７Ｒの径が数μｍに対して、表
面にコーティングされる微粒子８Ａ，８Ｍの径は１／１
００以下の小径のものである。
被膜７の他の実施の形態を示し、図中、図２（ａ）と同
一部分には同一の符号を付してその説明は省略する。図
２（ｂ）に示すものは、図２（ａ）と同じ材料の蛍光体
が用いられ青色および緑色の蛍光体粉末７Ｂ，…、７
Ｇ，…の表面にはアルミナ（Ａｌ2 Ｏ3 ）またはイット
リア（Ｙ2 Ｏ3 ），…の微粒子８Ａ，…がコーティング
してあるとともに赤色のユーロピウム付活酸化イットリ
ウム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）からなる蛍光体粉末７Ｒ，…の
表面にはマグネシア（酸化マグネシウムＭｇＯ）の微粒
子８Ｍ，…がコーティングしてある。また、上記各種蛍
光体の粉末７Ｂ，７Ｇ，７Ｒの径が数μｍに対して、表
面にコーティングされる微粒子８Ａ，８Ｍの径は１／１
００以下の小径のものである。
【００３３】そして、このコーティングを施した各蛍光
体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…を用いて、ガ
ラスバルブ１の内面に蛍光体被膜７を形成し、上記と同
様の工程を経てラピッドスタート形の蛍光ランプを製作
した。
体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７Ｒ，…を用いて、ガ
ラスバルブ１の内面に蛍光体被膜７を形成し、上記と同
様の工程を経てラピッドスタート形の蛍光ランプを製作
した。
【００３４】このランプも上述した実施の形態のランプ
Ｌと同様に、各蛍光体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７
Ｒ，…の水銀の吸着や付着が少なく、ＥＣ黒化の発生の
低減および黒化の進行を遅延させることができるととも
に、赤色の蛍光体粉末７Ｒ，…にコーティングしてある
マグネシア（酸化マグネシウムＭｇＯ）がゲッター作用
あるいは電子放出作用を発揮して始動電圧を低下する効
果を奏する。
Ｌと同様に、各蛍光体粉末７Ｂ，…、７Ｇ，…および７
Ｒ，…の水銀の吸着や付着が少なく、ＥＣ黒化の発生の
低減および黒化の進行を遅延させることができるととも
に、赤色の蛍光体粉末７Ｒ，…にコーティングしてある
マグネシア（酸化マグネシウムＭｇＯ）がゲッター作用
あるいは電子放出作用を発揮して始動電圧を低下する効
果を奏する。
【００３５】また、この始動電圧の低下は、透明導電性
被膜５の抵抗値を高くすることができ、この高抵抗値の
薄膜は被膜形成の加熱時に未反応部分の発生がなく黒化
し難く、また、ランプＬ点灯時に昇温しても不純ガスの
発生が極めて少ないので、ガラスバルブ１に黒化や黄変
等の着色が起こらず寿命中の光束低下が少なく、外観的
にも見劣りのないランプＬを提供できる利点を有する。
被膜５の抵抗値を高くすることができ、この高抵抗値の
薄膜は被膜形成の加熱時に未反応部分の発生がなく黒化
し難く、また、ランプＬ点灯時に昇温しても不純ガスの
発生が極めて少ないので、ガラスバルブ１に黒化や黄変
等の着色が起こらず寿命中の光束低下が少なく、外観的
にも見劣りのないランプＬを提供できる利点を有する。
【００３６】そして、上記本発明の蛍光ランプＬは、照
明装置たとえば図３に示す照明器具９に装着して使用さ
れる。図３において９１は器具本体で、この本体９１に
は天井面への取付具、電源接続機構や安定器等のランプ
点灯回路装置９２が収納された筐体９３が設けられてい
る。また、この筐体９３内には反射板９４とソケット装
置９５，９５，…が設けられ、このソケット装置９５，
９５，…には蛍光ランプＬ，Ｌが装着されている。そし
て、この蛍光ランプＬ，Ｌは、電源接続機構や安定器等
のランプ点灯回路装置９２を通じて給電され安定した点
灯が行われるとともに長時間点灯しても明るさの低下が
少ない発光効率のよい照明器具を提供できる。
明装置たとえば図３に示す照明器具９に装着して使用さ
れる。図３において９１は器具本体で、この本体９１に
は天井面への取付具、電源接続機構や安定器等のランプ
点灯回路装置９２が収納された筐体９３が設けられてい
る。また、この筐体９３内には反射板９４とソケット装
置９５，９５，…が設けられ、このソケット装置９５，
９５，…には蛍光ランプＬ，Ｌが装着されている。そし
て、この蛍光ランプＬ，Ｌは、電源接続機構や安定器等
のランプ点灯回路装置９２を通じて給電され安定した点
灯が行われるとともに長時間点灯しても明るさの低下が
少ない発光効率のよい照明器具を提供できる。
【００３７】なお，本発明は上記実施の形態に限定され
ない。たとえばこの種ラピッドスタート形蛍光ランプで
は、放電電極を構成するフィラメントコイルを囲んで遮
蔽リングが設けられ、この遮蔽リングに放電媒体として
の水銀合金（たとえばＧＥＭＥＤＩＳ（商品名）を設
け、バルブの外部から高周波誘導加熱して水銀を放出さ
せるようにしてもよい。
ない。たとえばこの種ラピッドスタート形蛍光ランプで
は、放電電極を構成するフィラメントコイルを囲んで遮
蔽リングが設けられ、この遮蔽リングに放電媒体として
の水銀合金（たとえばＧＥＭＥＤＩＳ（商品名）を設
け、バルブの外部から高周波誘導加熱して水銀を放出さ
せるようにしてもよい。
【００３８】また、透明導電性被膜を構成する材料は、
酸化スズ（ＳｎＯ2 ）に限らず酸化インジウム（ＩｎＯ
2 ）でもよく、また、これら材料を主成分としてアンチ
モンＳｂやＦｅ・ＳＵＳ（Ｃ・Ｓｉ・Ｍｎ・Ｐ・Ｓ・Ｎ
ｉ・Ｃｒ・Ｍｏ・Ｃｕ）等を添加したものでもよい。
酸化スズ（ＳｎＯ2 ）に限らず酸化インジウム（ＩｎＯ
2 ）でもよく、また、これら材料を主成分としてアンチ
モンＳｂやＦｅ・ＳＵＳ（Ｃ・Ｓｉ・Ｍｎ・Ｐ・Ｓ・Ｎ
ｉ・Ｃｒ・Ｍｏ・Ｃｕ）等を添加したものでもよい。
【００３９】さらに、保護被膜の形成は必須のものでは
なく、形成する場合、材料の種類も限定されない。
なく、形成する場合、材料の種類も限定されない。
【００４０】さらにまた、照明装置（照明器具）は、上
述した構成に限らない。
述した構成に限らない。
【００４１】
【発明の効果】請求項１の発明によれば、ＥＣ黒化の発
生の低減および黒化の進行を遅延させることができる外
観的にも見劣りのない、寿命中の光束低下率の小さい３
波長発光形のラピッドスタート形の蛍光ランプを提供す
ることができる。
生の低減および黒化の進行を遅延させることができる外
観的にも見劣りのない、寿命中の光束低下率の小さい３
波長発光形のラピッドスタート形の蛍光ランプを提供す
ることができる。
【００４２】請求項２の発明によれば、上記請求項１に
記載と同様な効果を奏するほか、始動電圧の低下がはか
れたラピッドスタート形の蛍光ランプを提供することが
できる。
記載と同様な効果を奏するほか、始動電圧の低下がはか
れたラピッドスタート形の蛍光ランプを提供することが
できる。
【００４３】請求項３の発明によれば、希土類を含有す
る蛍光体に適用して、上記請求項１および２に記載と同
様な効果を奏する。
る蛍光体に適用して、上記請求項１および２に記載と同
様な効果を奏する。
【００４４】請求項４の発明によれば、上記請求項１な
いし３に記載の効果を奏する、光源として黒化や外観等
に劣化の少ない蛍光ランプを用いたので、明るさの低下
が少ない発光効率のよい照明装置を提供できる。
いし３に記載の効果を奏する、光源として黒化や外観等
に劣化の少ない蛍光ランプを用いたので、明るさの低下
が少ない発光効率のよい照明装置を提供できる。
【図１】本発明の実施の形態を示すラピッドスタート形
蛍光ランプの一部を拡大断面した正面図である。
蛍光ランプの一部を拡大断面した正面図である。
【図２】（ａ）、（ｂ）は混合された蛍光体の一部を模
式的に示す縦断面図である。
式的に示す縦断面図である。
【図３】本発明の実施の形態を示す照明装置の斜視図で
ある。
ある。
Ｌ：ラピッドスタート形蛍光ランプ １：ガラスバルブ ４：電極（フィラメントコイル） ５：透明導電性被膜 ７：蛍光体被膜 ７Ｂ，７Ｇ，７Ｒ：蛍光体粉末 ８Ａ：アルミナ微粒子 ８Ｍ：マグネシア微粒子 ９：照明装置（照明器具） ９１：本体 ９２：ランプ点灯回路装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 昌裕 東京都品川区東品川四丁目３番１号 東芝 ライテック株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 水銀を含む放電媒体を封入した管形のガ
ラスバルブと；このバルブ内に設けられた一対の電極
と；上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜と；この
透明導電性被膜上に、表面にアルミナまたはイットリア
の微粒子がコーティングされた青色発光蛍光体粉末およ
び緑色発光蛍光体粉末ならびに赤色発光蛍光体粉末から
なる３波長発光形の蛍光体で形成した蛍光体被膜と；を
具備していることを特徴とするラピッドスタート形蛍光
ランプ。 - 【請求項２】 水銀を含む放電媒体を封入した管形のガ
ラスバルブと；このバルブ内に設けられた一対の電極
と；上記バルブ内面に形成した透明導電性被膜と；この
透明導電性被膜上に、表面にアルミナまたはイットリア
の微粒子がコーティングされた青色発光蛍光体粉末およ
び緑色発光蛍光体粉末ならびにマグネシアの微粒子がコ
ーティングされた赤色発光蛍光体粉末からなる３波長発
光形の蛍光体で形成した蛍光体被膜と；を具備している
ことを特徴とするラピッドスタート形蛍光ランプ。 - 【請求項３】 ３波長発光形の蛍光体被膜を構成する青
色蛍光体がユーロピウム付活アルミン酸バリウム・マグ
ネシウム（ＢａＭｇ2 Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ）、ユーロピウ
ム、マンガン共付活アルミン酸バリウム・マグネシウム
（（ＢａＭｇ）3 Ａｌ16Ｏ27：Ｅｕ、Ｍｎ）、ユーロピ
ウム付活ハロリン酸バリウム・カルシウム・ストロンチ
ウム（（Ｓｒ，Ｃａ，Ｂａ）10（ＰＯ4 ）6 Ｃｌ2 ：Ｅ
ｕ）から選ばれ、また、緑色蛍光体がセリウム・テルビ
ウム付活リン酸ランタン（ＬａＰＯ4 ：Ｃｅ，Ｔｂ）、
セリウム・テルビウム付活アルミン酸バリウム・マグネ
シウム（（Ｃｅ，Ｔｂ）ＭｇＡｌ11Ｏ19）から選ばれ、
さらに、赤色蛍光体がユーロピウム付活酸化イットリウ
ム（Ｙ2 Ｏ3 ：Ｅｕ）から選ばれたものであることを特
徴とする請求項１または２に記載のラピッドスタート形
蛍光ランプ。 - 【請求項４】 本体と；この本体に装着された請求項１
ないし３のいずれか一記載のラピッドスタート形蛍光ラ
ンプと；上記本体内に配設され、蛍光ランプを付勢する
ランプ点灯回路装置と；を具備していることを特徴とす
る照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4745698A JPH11250861A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | ラピッドスタート形蛍光ランプおよび照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4745698A JPH11250861A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | ラピッドスタート形蛍光ランプおよび照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11250861A true JPH11250861A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12775665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4745698A Pending JPH11250861A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | ラピッドスタート形蛍光ランプおよび照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11250861A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002198008A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-07-12 | General Electric Co <Ge> | 高演色性蛍光灯 |
| EP1274119A3 (en) * | 2001-07-05 | 2005-11-30 | General Electric Company | Fluorescent lamp having reduced mercury consumption |
| JP2006518398A (ja) * | 2003-02-20 | 2006-08-10 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 被覆された蛍光体、この種の蛍光体を有する発光装置及びその製造方法 |
| KR100647575B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2006-11-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널용 청색발광 형광체 |
| KR100684711B1 (ko) * | 2003-11-26 | 2007-02-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널용 청색 형광체 및 그 제조방법 |
| JP5732059B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-06-10 | 株式会社東芝 | Ｌｅｄ電球 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP4745698A patent/JPH11250861A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002198008A (ja) * | 2000-08-30 | 2002-07-12 | General Electric Co <Ge> | 高演色性蛍光灯 |
| EP1274119A3 (en) * | 2001-07-05 | 2005-11-30 | General Electric Company | Fluorescent lamp having reduced mercury consumption |
| KR100647575B1 (ko) * | 2001-09-28 | 2006-11-17 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널용 청색발광 형광체 |
| JP2006518398A (ja) * | 2003-02-20 | 2006-08-10 | パテント−トロイハント−ゲゼルシヤフト フユール エレクトリツシエ グリユーラムペン ミツト ベシユレンクテル ハフツング | 被覆された蛍光体、この種の蛍光体を有する発光装置及びその製造方法 |
| KR100684711B1 (ko) * | 2003-11-26 | 2007-02-20 | 삼성에스디아이 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널용 청색 형광체 및 그 제조방법 |
| JP5732059B2 (ja) * | 2010-08-31 | 2015-06-10 | 株式会社東芝 | Ｌｅｄ電球 |
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