JPH11250652A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH11250652A
JPH11250652A JP10066157A JP6615798A JPH11250652A JP H11250652 A JPH11250652 A JP H11250652A JP 10066157 A JP10066157 A JP 10066157A JP 6615798 A JP6615798 A JP 6615798A JP H11250652 A JPH11250652 A JP H11250652A
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JP
Japan
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refresh
signal
circuit
selectively
refresh mode
Prior art date
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Withdrawn
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JP10066157A
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English (en)
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Hideyuki Yokou
秀之 余公
Yukie Suzuki
幸英 鈴木
Hidetoshi Iwai
秀俊 岩井
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Hitachi Ltd
Hitachi Solutions Technology Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi ULSI Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi ULSI Systems Co Ltd filed Critical Hitachi Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 CBRリフレッシュモードを有しかつ適応リ
フレッシュ方式をとるダイナミック型RAM等の使い勝
手を高め、そのCBRリフレッシュモード時における消
費電力の低減を図る。 【解決手段】 セルフリフレッシュモード・CBRリフ
レッシュモードを有し、メモリアレイの各ワード線に結
合されたメモリセルの情報保持時間を最も短いものを基
準に量子化し保持時間データとして記憶するカテゴリー
メモリPROMを具備し、カテゴリーメモリPROMか
ら出力されるカテゴリー信号CATに応じてリフレッシ
ュ禁止信号INHIを選択的にハイレベルとし、各ワー
ド線に関するリフレッシュ動作を選択的に禁止する適応
リフレッシュ方式をとるダイナミック型RAM等におい
て、アクセス装置側の主導で行われるCBRリフレッシ
ュモードにおいても、適応リフレッシュ方式によるリフ
レッシュ動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置に
関し、例えば、CBR(CASビフォアRAS)リフレ
ッシュモードを有しかつ適応リフレッシュ方式をとるダ
イナミック型RAM(ランダムアクセスメモリ)ならび
にその使い勝手の向上及びリフレッシュ動作の低消費電
力化に利用して特に有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】情報蓄積キャパシタ及びアドレス選択M
OSFETからなるダイナミック型メモリセルが格子配
置されてなるメモリアレイをその基本構成要素とするダ
イナミック型RAMがある。これらのダイナミック型R
AMにおいて、記憶データの論理値に応じてメモリセル
の情報蓄積キャパシタに蓄積される電荷は、時間の経過
とともに半導体基板側にリークし、消滅する。このた
め、電荷のリーク量が所定値に達しない時間つまりメモ
リセルの情報保持時間内に記憶データをワード線単位で
読み出し、再書き込みするリフレッシュ動作が必要とな
る。
【0003】一方、ダイナミック型RAMのリフレッシ
ュ動作を効率良く実現する一つの手段として、内蔵され
るアドレスカウンタを所定の周期で歩進させながらメモ
リアレイの全ワード線に関するリフレッシュ動作を自律
的に行ういわゆるセルフリフレッシュモードが用意され
ている。このセルフリフレッシュモードでは、特にダイ
ナミック型RAMがバッテリーバックアップ状態等にあ
る場合、リフレッシュ動作の頻度、つまりメモリセルの
情報保持時間がバッテリーバックアップの可能な時間、
つまりは電池の寿命を左右する。周知のように、メモリ
セルの情報保持時間はメモリセルごとに異なり、セルフ
リフレッシュモードにおけるリフレッシュ周期は、電荷
のリークが最も多いメモリセルの情報保持時間、つまり
最も短い情報保持時間を保証すべく設定される。したが
って、情報保持時間の長いメモリセルからみると充分過
ぎる余裕がある訳であり、それが故にダイナミック型R
AMのスタンバイ時等における消費電力がいたずらに大
きくなる。
【0004】これに対処するため、セルフリフレッシュ
モード時、内蔵アドレスカウンタにより指定されたワー
ド線に関するリフレッシュ動作を、各ワード線に結合さ
れたメモリセルの情報保持時間に応じて選択的に飛ばし
ながら実行するいわゆる適応リフレッシュ方式が、例え
ば『特開平8−306184』に記載されている。この
適応リフレッシュ方式をとるダイナミック型RAMで
は、例えば、各ワード線に結合されるメモリセルの情報
保持時間を、最も短いものを基準に量子化して記憶する
PROM(プログラマブルリードオンリメモリ)が設け
られ、内蔵アドレスカウンタにより指定されたワード線
に関するリフレッシュ動作は、このPROMから読み出
された保持時間データに応じて選択的に禁止される。こ
の結果、良好な情報保持特性を有するメモリセルが結合
されたワード線に関するリフレッシュ動作は、例えば情
報保持時間が最も短いメモリセルが結合されたワード線
に関するリフレッシュ動作の整数倍の周期で行われ、こ
れによってダイナミック型RAMのセルフリフレッシュ
モードにおける低消費電力化が図られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者等は、この
発明に先立って、上記適応リフレッシュ方式をとるダイ
ナミック型RAMの改良設計を進める中、次のような問
題点に気付いた。すなわち、ダイナミック型RAMに
は、周知のように、そのユーザ、つまりそのアクセス装
置側が関与せずにリフレッシュ動作を自律的に実行でき
る上記セルフリフレッシュモードの他に、ダイナミック
型RAMに内蔵されたアドレスカウンタを活用してアク
セス装置側のハードウェア増を抑えつつ、しかもアクセ
ス装置側が主導権をもって実行できるCBRリフレッシ
ュモードが用意されている。実際のダイナミック型RA
Mにおいて、CBRリフレッシュモードは、例えば、起
動制御信号となるカラムアドレスストローブ信号CAS
B(ここで、それが有効とされるとき選択的にロウレベ
ルとされるいわゆる反転信号等については、その名称の
末尾にBを付して表す。以下同様)がロウアドレススト
ローブ信号RASBに先立ってロウレベルとされること
により選択的に指定され、セルフリフレッシュモード
は、カラムアドレスストローブ信号CASBがロウレベ
ルとされた後にロウレベルとされたロウアドレスストロ
ーブ信号RASBがさらに所定時間を超えてロウレベル
とされ続けることによって選択的に指定される。
【0006】ところが、適応リフレッシュ方式をとる従
来のダイナミック型RAMでは、適応リフレッシュ方式
によるリフレッシュ動作がセルフリフレッシュモードに
限定して行われ、アクセス装置側が主導権を持つCBR
リフレッシュモードではその恩恵を受けることができな
い。この結果、ダイナミック型RAMの使い勝手が低下
し、そのCBRリフレッシュモード時の消費電力が大き
くなっている。
【0007】この発明の目的は、CBRリフレッシュモ
ードを有しかつ適応リフレッシュ方式をとるダイナミッ
ク型RAM等の使い勝手を高め、そのCBRリフレッシ
ュモード時における消費電力の低減を図ることにある。
【0008】この発明の前記ならびにその他の目的と新
規な特徴は、この明細書の記述及び添付図面から明らか
になるであろう。
【0009】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。すなわち、セルフリフレッシュモード及
びCBRリフレッシュモードを有し、メモリアレイの各
ワード線に結合されたメモリセルの情報保持時間を最も
短いものを基準に量子化し保持時間データとして記憶す
るカテゴリーメモリを具備し、かつ、セルフリフレッシ
ュモードによるリフレッシュ動作を最もリーク量の多い
メモリセルの情報保持時間より短い周期で繰り返し、カ
テゴリーメモリから対応して読み出される保持時間デー
タに応じて各ワード線に関するリフレッシュ動作を選択
的に禁止する適応リフレッシュ方式をとるダイナミック
型RAM等において、アクセス装置側の主導で行われる
CBRリフレッシュモードにおいても適応リフレッシュ
方式によるリフレッシュ動作を行う。
【0010】上記手段によれば、CBRリフレッシュモ
ードを有し、かつ適応リフレッシュ方式をとるダイナミ
ック型RAM等の使い勝手を高めることができるととも
に、そのCBRリフレッシュモード時の消費電力を低減
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1には、この発明が適用された
ダイナミック型RAM(半導体記憶装置)の一実施例の
ブロック図が示されている。同図をもとに、まずこの実
施例のダイナミック型RAMの構成及び動作の概要につ
いて説明する。なお、図1の各ブロックを構成する回路
素子は、特に制限されないが、公知のMOSFET(金
属酸化物半導体型電界効果トランジスタ。この明細書で
は、MOSFETをして絶縁ゲート型電界効果トランジ
スタの総称とする)集積回路の製造技術により、単結晶
シリコンのような1個の半導体基板面上に形成される。
【0012】図1において、この実施例のダイナミック
型RAMは、半導体基板面の大半を占めて配置されるメ
モリアレイMARYをその基本構成要素とする。メモリ
アレイMARYは、図の垂直方向に平行して配置される
所定数のワード線と、水平方向に平行して配置される所
定数組の相補ビット線とを含む。これらのワード線及び
相補ビット線の交点には、情報蓄積キャパシタ及びアド
レス選択MOSFETからなる多数のダイナミック型メ
モリセルが格子状に配置される。
【0013】メモリアレイMARYを構成するワード
は、XアドレスデコーダXDに結合され、択一的に所定
の選択レベルとされる。このXアドレスデコーダXDに
は、XアドレスバッファXBからi+1ビットの内部ア
ドレス信号X0〜Xiが供給されるとともに、後述する
リフレッシュ制御回路RFCからリフレッシュ禁止信号
INHIが供給され、タイミング発生回路TGから図示
されない内部制御信号XDGが供給される。また、Xア
ドレスバッファXBには、外部のアクセス装置からアド
レス入力端子A0〜Aiを介してXアドレス信号AX0
〜AXiが時分割的に供給されるとともに、リフレッシ
ュ制御回路RFCからi+1ビットのリフレッシュアド
レス信号R0〜Riが供給され、さらにタイミング発生
回路TGから内部制御信号XL及びRFが供給される。
なお、内部制御信号RFは、ダイナミック型RAMが通
常の動作モードで選択状態とされるときロウレベルとさ
れ、リフレッシュモードで選択状態とされるときハイレ
ベルとされる。
【0014】XアドレスバッファXBは、ダイナミック
型RAMが通常の動作モードで選択状態とされ内部制御
信号RFがロウレベルとされるとき、外部のアクセス装
置からアドレス入力端子A0〜Aiを介して供給される
i+1ビットのXアドレス信号AX0〜AXiを内部制
御信号XLに従って取り込み、保持する。また、ダイナ
ミック型RAMがリフレッシュモードで選択状態とされ
内部制御信号RFがハイレベルとされるときには、リフ
レッシュ制御回路RFCから供給されるi+1ビットの
リフレッシュアドレス信号R0〜Riを内部制御信号X
Lに従って取り込み、保持する。XアドレスバッファX
Bは、さらにこれらのXアドレス信号又はリフレッシュ
アドレス信号をもとに内部アドレス信号X0〜Xiを形
成して、XアドレスデコーダXDに供給する。
【0015】XアドレスデコーダXDは、内部制御信号
XDGのハイレベルを受けて選択的に動作状態とされ、
内部アドレス信号X0〜Xiをデコードして、メモリア
レイMARYの対応するワード線を択一的に選択レベル
とする。なお、この実施例のダイナミック型RAMは、
後述するように、セルフリフレッシュモード及びCBR
リフレッシュモードの双方において適応リフレッシュ方
式をとり、XアドレスデコーダXDによるリフレッシュ
モード時のワード線選択動作は、リフレッシュ制御回路
RFCから供給されるリフレッシュ禁止信号INHIに
従って選択的に禁止されるが、このことについては、後
で詳細に説明する。
【0016】リフレッシュ制御回路RFCには、タイミ
ング発生回路TGから内部制御信号SRST,CRST
ならびにRASPが供給される。また、その出力信号つ
まりリフレッシュアドレス信号R0〜Riは、前述のよ
うに、XアドレスバッファXBに供給され、リフレッシ
ュ禁止信号INHIは、XアドレスデコーダXDに供給
される。リフレッシュ制御回路RFCのもう一つの出力
信号つまり内部信号RASRは、タイミング発生回路T
Gに供給される。
【0017】この実施例において、ダイナミック型RA
Mは、全ワード線に関するリフレッシュ動作を所定の周
期で自律的に実行できるセルフリフレッシュモード(第
2のリフレッシュモード)と、外部のアクセス装置の主
導でしかも内蔵のリフレッシュアドレスカウンタによっ
てワード線を順次指定しながら実行できるCBRリフレ
ッシュモード(第1のリフレッシュモード)とを備え、
リフレッシュ制御回路RFCは、これらのリフレッシュ
モードを制御する。このうち、CBRリフレッシュモー
ドは、外部のアクセス装置から供給される起動制御信号
が第1の組み合わせで有効レベルとされること、つまり
カラムアドレスストローブ信号CASBがロウアドレス
ストローブ信号RASBに先立ってロウレベルとされる
ことで選択的に指定され、セルフリフレッシュモード
は、起動制御信号が第2の組み合わせで有効レベルとさ
れること、つまりロウアドレスストローブ信号RASB
がカラムアドレスストローブ信号CASBに遅れてロウ
レベルとされた後、さらに所定時間を超えてロウレベル
とされ続けることで選択的に指定される。
【0018】タイミング発生回路TGからリフレッシュ
制御回路RFCに供給される内部制御信号SRSTは、
ダイナミック型RAMがセルフリフレッシュモードとさ
れる間、ハイレベルとされる。また、内部制御信号CR
STは、第1回目のCBRリフレッシュモードが開始さ
れた時点でハイレベルとされ、セルフリフレッシュモー
ドを含む他のリフレッシュモードが指定された時点でロ
ウレベルに戻される。さらに、内部制御信号RASP
は、ダイナミック型RAMがCBRリフレッシュモード
で選択状態とされるとき、ロウアドレスストローブ信号
RASBのロウレベルを受けて所定のタイミングで選択
的にハイレベルとされる。
【0019】一方、この実施例のダイナミック型RAM
はセルフリフレッシュモード及びCBRリフレッシュモ
ードの双方において適応リフレッシュ方式をとり、リフ
レッシュ制御回路RFCは、ダイナミック型RAMがセ
ルフリフレッシュモードとされるとき所定周期のパルス
信号BOSC及び上記内部信号RASRを生成するリフ
レッシュタイマー回路TIMRと、ダイナミック型RA
Mがセルフリフレッシュモード又はCBRリフレッシュ
モードとされるときパルス信号BOSC又は上記内部制
御信号RASPに従ってカウントアップされるi+1ビ
ットのリフレッシュアドレスカウンタRADCと、その
アドレスがメモリアレイMARYの各ワード線に対応さ
れるカテゴリーメモリPROMとを含む。このカテゴリ
ーメモリPROMの各アドレスには、対応するワード線
に結合されたメモリセルの情報保持時間を最も短いもの
を基準に量子化した二通りの値をもつ保持時間データ、
すなわち対応するワード線に結合されたメモリセルの情
報保持時間が最も短い短周期型であるときには“0”
が、最も短いものより例えば3倍長い長周期型であると
きには“1”がそれぞれ書き込まれる。リフレッシュ制
御回路RFCは、さらに、リフレッシュアドレスカウン
タRADCのキャリー信号CARYを計数し、長周期型
メモリセルの周期を識別するための分周回路FDを含
む。
【0020】リフレッシュ制御回路RFCは、ダイナミ
ック型RAMがセルフリフレッシュモードとされると
き、タイミング発生回路TGから供給される内部制御信
号SRSTのハイレベルを受けてセルフリフレッシュモ
ードによるリフレッシュ動作を開始する。このとき、リ
フレッシュ制御回路RFCのリフレッシュタイマー回路
TIMRは、内部信号RASRを所定周期でハイレベル
としてタイミング発生回路TGをリフレッシュモードで
起動状態とするとともに、同じ周期でパルス信号BOS
Cをハイレベルとし、リフレッシュアドレスカウンタR
ADCをカウントアップする。また、このリフレッシュ
アドレスカウンタRADCのキャリー信号CARYを受
けてその分周回路FDをカウントアップするとともに、
カテゴリーメモリPROMの対応するアドレスから指定
ワード線に結合されたメモリセルに関する保持時間デー
タを読み出し、これと分周回路FDの反転出力信号T2
Bとをもとに、リフレッシュ禁止信号INHIを選択的
にハイレベルとする。前述のように、リフレッシュ禁止
信号INHIはXアドレスデコーダXDに供給され、こ
れによってXアドレスデコーダXDのリフレッシュモー
ド時におけるワード線選択動作が選択的に禁止される。
リフレッシュ制御回路RFCの具体的構成及び動作なら
びにその特徴については、後で詳細に説明する。
【0021】次に、メモリアレイMARYを構成する相
補ビット線は、図の左方においてセンスアンプSAに結
合され、このセンスアンプSAを介して8組ずつ選択的
に相補共通データ線CD0*〜CD7*(ここで、例え
ば非反転共通データ線CD0及び反転共通データ線CD
0Bを、合わせて相補共通データ線CD0*のように*
を付して表す。以下同様)に接続される。センスアンプ
SAには、YアドレスデコーダYDから図示されない所
定ビットのビット線選択信号が供給されるとともに、タ
イミング発生回路TGから図示されない内部制御信号P
C及びPAが供給される。また、YアドレスデコーダY
Dには、YアドレスバッファYBからi+1ビットの内
部アドレス信号Y0〜Yiが供給されるとともに、タイ
ミング発生回路TGから図示されない内部制御信号YD
Gが供給される。さらに、YアドレスバッファYBに
は、外部のアクセス装置からアドレス入力端子A0〜A
iを介してYアドレス信号AY0〜AYiが時分割的に
供給されるとともに、タイミング発生回路TGから内部
制御信号YLが供給される。
【0022】YアドレスバッファYBは、アドレス入力
端子A0〜Aiを介して供給されるYアドレス信号AY
0〜AYiを内部制御信号YLに従って取り込み、保持
するとともに、これらのYアドレス信号をもとに内部ア
ドレス信号Y0〜Yiを形成して、Yアドレスデコーダ
YDに供給する。また、YアドレスデコーダYDは、内
部制御信号YDGのハイレベルを受けて選択的に動作状
態とされ、内部アドレス信号Y0〜Yiをデコードし
て、センスアンプSAに対するビット線選択信号の対応
するビットを択一的にハイレベルの選択レベルとする。
【0023】センスアンプSAは、メモリアレイMAR
Yの各相補ビット線に対応して設けられる所定数の単位
回路を含み、これらの単位回路のそれぞれは、一対のC
MOS(相補型MOS)インバータが交差結合されてな
る単位増幅回路と、Nチャンネル型の3個のプリチャー
ジMOSFETが直並列結合されてなるビット線プリチ
ャージ回路と、Nチャンネル型の一対のスイッチMOS
FETとをそれぞれ含む。このうち、各単位回路の単位
増幅回路は、ダイナミック型RAMが選択状態とされ内
部制御信号PAがハイレベルとされることで選択的にか
つ一斉に動作状態とされ、メモリアレイMARYの選択
ワード線に結合される所定数のメモリセルから対応する
相補ビット線を介して出力される微小読み出し信号をそ
れぞれ増幅して、ハイレベル又はロウレベルの2値読み
出し信号とする。
【0024】一方、各単位回路のビット線プリチャージ
回路を構成するプリチャージMOSFETは、内部制御
信号PCのハイレベルを受けて選択的にかつ一斉にオン
状態となり、メモリアレイMARYの対応する相補ビッ
ト線の非反転及び反転信号線を所定の中間電位にプリチ
ャージする。また、各単位回路のスイッチMOSFET
対は、ビット線選択信号の対応するビットのハイレベル
を受けて8組ずつ選択的にオン状態となり、メモリアレ
イMARYの対応する8組の相補ビット線と相補共通デ
ータ線CD0*〜CD7*との間を選択的に接続する。
【0025】相補共通データ線CD0*〜CD7*は、
データ入出力回路IOの対応する単位回路に結合され
る。このデータ入出力回路IOには、タイミング発生回
路TGから図示されない内部制御信号WP及びOCが供
給される。
【0026】データ入出力回路IOは、相補共通データ
線CD0*〜CD7*に対応して設けられる8個の単位
回路を備え、これらの単位回路のそれぞれは、ライトア
ンプ及びメインアンプならびにデータ入力バッファ及び
データ出力バッファを含む。このうち、各単位回路を構
成するライトアンプの出力端子及びメインアンプの入力
端子は、対応する相補共通データ線CD0*〜CD7*
にそれぞれ共通結合される。また、各単位回路のライト
アンプの入力端子は、対応するデータ入力バッファの出
力端子にそれぞれ結合され、各単位回路のメインアンプ
の出力端子は、対応するデータ出力バッファの入力端子
に結合される。各単位回路を構成するデータ入力バッフ
ァの入力端子及びデータ出力バッファの出力端子は、対
応するデータ入出力端子D0〜D7にそれぞれ共通結合
される。各単位回路のライトアンプには、上記内部制御
信号WPが共通に供給され、各単位回路のデータ出力バ
ッファには、上記内部制御信号OCが共通に供給され
る。
【0027】データ入出力回路IOの各単位回路のデー
タ入力バッファは、ダイナミック型RAMが書き込みモ
ードで選択状態とされるとき、データ入力端子D0〜D
7を介して供給される8ビットの書き込みデータを取り
込み、対応するライトアンプにそれぞれ伝達する。この
とき、各単位回路のライトアンプは、内部制御信号WP
のハイレベルを受けて選択的に動作状態となり、対応す
るデータ入力バッファから伝達される書き込みデータを
それぞれ所定の相補書き込み信号とした後、相補共通デ
ータ線CD0*〜CD7*からセンスアンプSAを介し
てメモリアレイMARYの選択された8個のメモリセル
に書き込む。
【0028】一方、データ入出力回路IOの各単位回路
のメインアンプは、ダイナミック型RAMが読み出しモ
ードで選択状態とされるとき、メモリアレイMARYの
選択された8個のメモリセルからセンスアンプSA及び
相補共通データ線CD0*〜CD7*を介して出力され
る2値読み出し信号をさらに増幅して、対応するデータ
出力バッファに伝達する。このとき、各単位回路のデー
タ出力バッファは、内部制御信号OCのハイレベルを受
けて選択的に動作状態となり、対応するメインアンプか
ら伝達される読み出しデータをさらに増幅した後、デー
タ入出力端子D0〜D7を介して外部のアクセス装置に
出力する。
【0029】タイミング発生回路TGは、外部のアクセ
ス装置から起動制御信号として供給されるロウアドレス
ストローブ信号RASB,カラムアドレスストローブ信
号CASBならびにライトイネーブル信号WEBをもと
に、上記各種の内部制御信号等を選択的に形成して、ダ
イナミック型RAMの各部に供給する。
【0030】図2には、図1のダイナミック型RAMに
含まれるリフレッシュ制御回路RFCの一実施例のブロ
ック図が示されている。また、図3には、図2のリフレ
ッシュ制御回路RFCのリフレッシュイネーブル回路R
ENGの一実施例の回路図が示され、図4,図5ならび
に図6には、そのカテゴリーメモリ駆動回路PD,カテ
ゴリーメモリPROMならびに分周回路FDの一実施例
の回路図がそれぞれ示されている。さらに、図7には、
図2のリフレッシュ制御回路RFCのCBRリフレッシ
ュモード時の一実施例の信号波形図が示されている。こ
れらの図をもとに、この実施例のダイナミック型RAM
に含まれるリフレッシュ制御回路RFCの具体的構成及
び動作ならびにその特徴について説明する。
【0031】なお、以下の回路図において、そのチャネ
ル(バックゲート)部に矢印が付されるMOSFETは
Pチャンネル型であって、矢印の付されないNチャンネ
ルMOSFETと区別される。また、図4では、ヒュー
ズ回路FCR1の説明をもってヒューズ回路FCR1〜
FCR6を説明し、図7では、メモリアレイMARYの
各ワード線に結合されたメモリセルの情報保持時間が二
通り、すなわち最も短い情報保持時間に対応する短周期
型とその3倍に対応する長周期型とに量子化される場合
が例示される。カテゴリーメモリPROMの各アドレス
には、対応するワード線に結合されたメモリセルが短周
期型であるとき“0”、また長周期型であるときには
“1”の保持時間データが予め書き込まれる。
【0032】図2において、リフレッシュ制御回路RF
Cは、タイミング発生回路TGから出力される内部制御
信号SRST及びCRSTを受けるリフレッシュイネー
ブル回路RENGと、リフレッシュイネーブル回路RE
NGの出力信号つまりリフレッシュイネーブル信号RE
Nを共通に受けるリフレッシュアドレスカウンタRAD
C,カテゴリーメモリ駆動回路PD,分周回路FDなら
びにリフレッシュタイマー回路TIMRとを含む。この
うち、リフレッシュアドレスカウンタRADC及びカテ
ゴリーメモリ駆動回路PDには、さらにオア(OR)ゲ
ートOG1の出力信号つまり内部信号RABOが供給さ
れる。また、分周回路FDには、さらにリフレッシュア
ドレスカウンタRADCのキャリー信号CARYが供給
されるとともに、リフレッシュイネーブル回路RENG
から反転内部信号INIBと、モデューロ信号M2,M
3,M4,M6ならびにM8とが供給される。
【0033】オアゲートOG1の一方の入力端子には、
タイミング発生回路TGから内部制御信号RASP(第
1のリフレッシュ制御信号)が供給され、その他方の入
力端子には、リフレッシュタイマー回路TIMRからパ
ルス信号BOSC(第2のリフレッシュ制御信号)が供
給される。リフレッシュアドレスカウンタRADCの計
数出力となるリフレッシュアドレス信号R0〜Riは、
前述のように、XアドレスバッファXBを介してXアド
レスデコーダXDに供給され、リフレッシュタイマー回
路TIMRのもう一つの出力信号つまり内部信号RAS
Rは、タイミング発生回路TGに供給される。なお、内
部制御信号RASP及びパルス信号BOSCは、結果的
にCBRリフレッシュモード又はセルフリフレッシュモ
ードにおけるリフレッシュ周期tREFを決定するが、
これらの信号の周期は、短周期型のメモリセルの情報保
持時間よりもさらに短い値に設定される。
【0034】リフレッシュ制御回路RFCは、さらに、
リフレッシュアドレス信号R0〜Riの一部をロウアド
レスとして受けその他の一部をカラムアドレスとして受
けるカテゴリーメモリPROMを含む。カテゴリーメモ
リPROMには、カテゴリーメモリ駆動回路PDからそ
の出力信号つまり内部信号SEが供給され、カテゴリー
メモリPROMの出力信号つまりカテゴリー信号CAT
は、所定の論理回路つまりナンド(NAND)ゲートN
A1の一方の入力端子に供給される。ナンドゲートNA
1の他方の入力端子には、分周回路FDから反転内部信
号T2Bが供給され、その出力信号は、3個のインバー
タV1〜V3を経た後、XアドレスデコーダXDに対す
るリフレッシュ禁止信号INHIとなる。
【0035】ここで、タイミング発生回路TGから供給
される内部制御信号SRSTは、前述のように、ダイナ
ミック型RAMがセルフリフレッシュモードとされる
間、ハイレベルとされる。また、内部制御信号CRST
は、図7にも示されるように、第1回目のCBRリフレ
ッシュモードが開始された時点でハイレベルとされ、セ
ルフリフレッシュモードを含む他のリフレッシュモード
が指定された時点でロウレベルに戻される。さらに、内
部制御信号RASPは、ダイナミック型RAMがCBR
リフレッシュモードで選択状態とされるとき、ロウアド
レスストローブ信号RASBのロウレベルを受けて選択
的にハイレベルとされる。
【0036】リフレッシュ制御回路RFCのリフレッシ
ュイネーブル回路RENGは、図3に示されるように、
その一方及び他方の入力端子に内部制御信号SRST及
びCRSTをそれぞれ受けるオアゲートOG2と、その
出力信号が分周回路FDに対する反転内部信号INIB
となるナンドゲートNA2と、6個のヒューズ回路FC
R1〜FCR6とを含む。このうち、ナンドゲートNA
2の一方の入力端子には、オアゲートOG2の出力信号
のインバータV4による反転信号、つまり反転内部信号
SCSBのインバータV5による反転信号、すなわち内
部信号SCSが供給され、その他方の入力端子には、内
部信号SCSの遅延回路DL1及びインバータV6によ
る反転遅延信号が供給される。
【0037】これにより、オアゲートOG2の出力信号
は、内部制御信号SRST又はCRSTのいずれかがハ
イレベルとされるとき、すなわちダイナミック型RAM
がセルフリフレッシュモード又はCBRリフレッシュモ
ードとされることで選択的にハイレベルとなる。また、
ナンドゲートNA2の出力信号つまり反転内部信号IN
IBは、内部信号SCS及びその遅延回路DL1及びイ
ンバータV6による反転遅延信号がともにハイレベルと
されるとき、つまり図7に例示されるように、ダイナミ
ック型RAMがセルフリフレッシュモード又はCBRリ
フレッシュモードとされオアゲートOG2の出力信号が
ハイレベルとされる当初、遅延回路DL1の遅延時間に
相当する期間だけ一時的にロウレベルとされる。
【0038】一方、ヒューズ回路FCR1〜FCR6
は、ヒューズ回路FCR1に代表して示されるように、
1個のヒューズF1と、その一方の入力端子に上記遅延
回路DL1の出力信号つまり内部信号SCSDを受ける
ナンドゲートNA3とを含む。ヒューズF1の上部端子
は、回路の電源電圧に結合され、その下部端子は、Pチ
ャンネルMOSFETP1ならびにNチャンネルMOS
FETN1及びN2を介して回路の接地電位に結合され
る。MOSFETP1及びN1のゲートには、反転内部
信号SCSBが共通に供給され、MOSFETN1のゲ
ートには、インバータV7の出力信号が供給される。こ
のインバータV7の入力端子は、MOSFETP1なら
びにN1及びN2の共通結合されたドレインに結合さ
れ、その出力端子は、インバータV8の入力端子に結合
される。ナンドゲートNA3の他方の入力端子には、イ
ンバータV8の出力信号が供給され、その出力信号は、
インバータV9を経た後、それぞれモデューロ信号M
2,M3,M4,M6,M8あるいはリフレッシュイネ
ーブル信号RENとなる。
【0039】ここで、ヒューズ回路FCR1のヒューズ
F1は、分周回路FDのカウンタモデューロを2とすべ
きとき、つまりメモリアレイMARYの各ワード線に結
合されたメモリセルの情報保持時間が最も短い短周期型
と、その2倍とされる長周期型の二つに量子化されると
き選択的に切断され、ヒューズ回路FCR2のヒューズ
F1は、そのカウンタモデューロを3とすべきとき、つ
まり各ワード線に結合されたメモリセルの情報保持時間
が最も短い短周期型と、その3倍とされる長周期型の二
つに量子化されるとき選択的に切断される。また、ヒュ
ーズ回路FCR3のヒューズF1は、分周回路FDのカ
ウンタモデューロを4とすべきとき、つまりメモリセル
の情報保持時間が短周期型と、その4倍とされる長周期
型の二つに量子化されるとき選択的に切断され、ヒュー
ズ回路FCR4及びFCR5のヒューズF1は、そのカ
ウンタモデューロを6又は8とすべきとき、つまりメモ
リセルの情報保持時間が短周期型と、その6倍又は8倍
とされる長周期型の二つに量子化されるときそれぞれ選
択的に切断される。ヒューズ回路FCR6のヒューズF
1は、ダイナミック型RAMをセルフリフレッシュモー
ド又はCBRリフレッシュモードの可能な状態とすべき
とき、選択的に切断される。
【0040】これらのことから、モデューロ信号M2,
M3,M4,M6ならびにM8は、対応するヒューズ回
路FCR1,FCR2,FCR3,FCR4ならびにF
CR5のヒューズF1が切断状態にあり、かつ内部信号
SCSDがハイレベルとされるとき、言い換えるならば
分周回路FDのカウンタモデューロを2,3,4,6あ
るいは8とすべきとき、ダイナミック型RAMがセルフ
リフレッシュモード又はCBRリフレッシュモードとさ
れてから遅延回路DL1の遅延時間が経過した時点でそ
れぞれ選択的にハイレベルとされる。また、リフレッシ
ュイネーブル信号RENは、ヒューズ回路FCR6のヒ
ューズF1が切断状態にあり、かつダイナミック型RA
Mがセルフリフレッシュモード又はCBRリフレッシュ
モードとされてから遅延回路DL1の遅延時間が経過し
た時点で選択的にハイレベルとされる。一旦ハイレベル
とされたモデューロ信号M2,M3,M4,M6,M8
ならびにリフレッシュイネーブル信号RENは、ダイナ
ミック型RAMがセルフリフレッシュモード又はCBR
リフレッシュモードとされる間、ハイレベルとされ続け
る。また、前述のように、モデューロ信号M2,M3,
M4,M6ならびにM8は分周回路FDに供給され、リ
フレッシュイネーブル信号RENは、リフレッシュアド
レスカウンタRADC,カテゴリーメモリ駆動回路P
D,分周回路FDならびにリフレッシュタイマー回路T
IMRに供給される。
【0041】次に、カテゴリーメモリ駆動回路PDは、
図4に示されるように、その一方及び他方の入力端子に
リフレッシュイネーブル信号REN及び内部信号RAB
Oをそれぞれ受けるナンドゲートNA4と、その一方の
入力端子にナンドゲートNA4の出力信号のインバータ
V4による反転信号を受けるナンドゲートNA5とを含
む。ナンドゲートNA5の他方の入力端子には、インバ
ータVAの出力信号の遅延回路DL2及びインバータV
Bによる反転遅延信号が供給され、その出力信号は、イ
ンバータVC,VD,VE,VFならびにVG及びVH
を経た後、カテゴリーメモリPROMに対する駆動信号
つまり内部信号SEとなる。
【0042】これにより、カテゴリーメモリ駆動回路P
Dから出力される内部信号SEは、リフレッシュイネー
ブル信号REN及び内部信号RABOがともにハイレベ
ルとされてから遅延回路DL2の遅延時間が経過するま
での間、言い換えるならばダイナミック型RAMがセル
フリフレッシュモード又はCBRリフレッシュモードで
動作可能な状態とされ、かつダイナミック型RAMがセ
ルフリフレッシュモードにあってパルス信号BOSCが
ハイレベルとされ、あるいはダイナミック型RAMがC
BRリフレッシュモードで選択状態とされるとき、遅延
回路DL2の遅延時間に相当する所定の期間だけ選択的
にハイレベルとされる。
【0043】カテゴリーメモリPROMは、図5に示さ
れるように、メモリアレイPARYとロウデコーダRD
及びカラムデコーダCDとを含む。このうち、メモリア
レイPARYは、図の水平方向に平行して配置されるm
+1本のワード線W0〜Wmと、垂直方向に平行して配
置されるn+1本のビット線B0〜Bnとを含む。これ
らのワード線及びビット線交点には、図の右下に例示さ
れるように、Nチャンネル型の選択MOSFETN4及
びヒューズF2が直列結合されてなる(m+1)×(n
+1)個のヒューズ型メモリセルMCが格子配置され
る。
【0044】メモリアレイPARYの同一行に配置され
たn+1個のメモリセルMCの選択MOSFETN4の
ゲートは、対応するワード線W0〜Wmにそれぞれ共通
結合され、同一列に配置されたm+1個のメモリセルM
Cの選択MOSFETN4のドレインは、対応するビッ
ト線B0〜Bnに共通結合される。各メモリセルMCの
ヒューズF2の下部端子は、回路の接地電位に結合され
る。
【0045】一方、メモリアレイPARYを構成するワ
ード線W0〜Wmは、その左方においてロウデコーダR
Dに結合され、ビット線B0〜Bnは、その上方におい
て対応するNチャンネル型のスイッチMOSFETN3
のソースにそれぞれ結合される。ロウデコーダRDに
は、リフレッシュアドレスカウンタRADCからj+1
ビットのリフレッシュアドレス信号R0〜Rjがロウア
ドレスとして供給され、カラムデコーダCDには、残り
i−jビットのリフレッシュアドレス信号Rk〜Riが
カラムアドレスとして供給される。
【0046】ロウデコーダRDは、リフレッシュアドレ
ス信号R0〜Rjをデコードして、メモリアレイPAR
Yのワード線W0〜Wmの対応するビットを択一的にハ
イレベルの選択状態とする。また、カラムデコーダCD
は、リフレッシュアドレス信号Rk〜Riをデコードし
て、その出力信号つまりカラム選択信号c0〜cnの対
応するビットを択一的にハイレベルの選択状態とする。
【0047】カラムデコーダCDの出力信号つまりカラ
ム選択信号c0〜cnは、対応するアンド(AND)ゲ
ートAG1の一方の入力端子にそれぞれ供給される。こ
れらのアンドゲートAG1の他方の入力端子には、カテ
ゴリーメモリ駆動回路PDから内部信号SEが共通に供
給され、その出力信号は、ビット線選択信号y0〜yn
として対応するスイッチMOSFETN3のゲートに供
給される。
【0048】スイッチMOSFETN3のドレインは、
インバータVIの入力端子つまり内部ノードnaに共通
結合される。回路の電源電圧と内部ノードnaとの間に
は、そのゲートに内部信号SEを受けるPチャンネル型
のプリチャージMOSFETP2が設けられるととも
に、そのゲートにインバータVIの出力信号を受けるも
う一つのPチャンネルMOSFETP3が設けられる。
インバータVIの出力端子は、ナンドゲートNA6の一
方の入力端子に結合されるとともに、インバータVJを
介してナンドゲートNA7の一方の入力端子に結合され
る。これらのナンドゲートNA6及びNA7の他方の入
力端子には、内部信号SEの遅延回路DL3による遅延
信号つまり内部信号SEDが共通に供給される。ナンド
ゲートNA6の出力端子は、ナンドゲートNA8の一方
の入力端子に結合され、ナンドゲートNA7の出力端子
は、ナンドゲートNA9の一方の入力端子に結合され
る。ナンドゲートNA8及びNA9の他方の入力端子
は、ナンドゲートNA9及びNA8の出力端子にそれぞ
れ結合され、これによってナンドゲートNA8及びNA
9はラッチ結合される。ナンドゲートNA8の出力信号
は、カテゴリー信号CATとして後段のナンドゲートN
A1の一方の入力端子に供給される。
【0049】この実施例において、ダイナミック型RA
MのメモリアレイMARYの各ワード線に結合されたダ
イナミック型メモリセルの情報保持時間は、前述のよう
に、最も短いものを基準として量子化され、カテゴリー
メモリPROMのメモリアレイPARYを構成するメモ
リセルMCは、メモリアレイMARYの各ワード線にそ
れぞれ対応付けられる。また、これらのメモリセルMC
は、対応するワード線に結合されたダイナミック型メモ
リセルの情報保持時間に応じて、短周期型に対応する
“0”の保持時間データか、その2倍,3倍,4倍,6
倍あるいは8倍の長周期型に対応する“1”の保持時間
データを選択的に記憶し、各メモリセルMCを構成する
ヒューズF2は、対応するメモリセルMCが“0”の保
持時間データを記憶するとき、つまりメモリアレイMA
RYの対応するワード線に結合されたメモリセルが短周
期型とされるとき選択的に切断される。
【0050】ダイナミック型RAMが非選択状態とされ
内部信号SEがロウレベルとされるとき、カテゴリーメ
モリPROMでは、プリチャージMOSFETP2がオ
ン状態となり、内部ノードnaは回路の電源電圧のよう
なハイレベルにプリチャージされる。このため、インバ
ータVIの出力信号がロウレベルとなり、インバータV
Jの出力信号がハイレベルとなって、ナンドゲートNA
7の出力信号がロウレベルとなり、カテゴリー信号CA
Tはロウレベルに固定される。
【0051】一方、ダイナミック型RAMがリフレッシ
ュモードで選択状態とされ内部信号SEがハイレベルと
されると、カテゴリーメモリPROMでは、プリチャー
ジMOSFETP2がオフ状態となり、内部ノードna
のプリチャージ動作が停止される。また、リフレッシュ
アドレス信号R0〜Riに応じてメモリアレイPARY
のワード線W0〜Wmが択一的にハイレベルの選択状態
とされるとともに、ビット線選択信号y0〜ynが択一
的にハイレベルとされる。このため、選択ワード線に結
合されるn+1個のメモリセルMCの選択MOSFET
N4が一斉にオン状態となるとともに、ハイレベルのビ
ット線選択信号y0〜ynに対応するスイッチMOSF
ETN3が択一的にオン状態となる。したがって、内部
ノードnaは、選択ビット線に結合される1個のメモリ
セルMCのヒューズF2が非切断状態にあるとき、つま
りメモリアレイMARYの対応するワード線に結合され
たメモリセルが長周期型とされるとき選択的にロウレベ
ルとされ、ヒューズF2が切断状態にあるとき、つまり
メモリアレイMARYの対応するワード線に結合された
メモリセルが短周期型とされるときにはハイレベルのま
まとされる。この結果、カテゴリー信号CATは、メモ
リアレイMARYの対応するワード線に結合されたメモ
リセルが長周期型とされるとき選択的にハイレベルとさ
れ、短周期型とされるときにはロウレベルのままとされ
るものとなる。
【0052】次に、分周回路FDは、図6に示されるよ
うに、3個のフリップフロップFF1〜FF3からなり
リフレッシュアドレスカウンタRADCのキャリー信号
CARYに従って歩進動作を行う3ビットのバイナリー
カウンタと、5個のナンドゲートNAA〜NAEとを含
む。このうち、フリップフロップFF1〜FF3のリセ
ット入力端子RSには、ナンドゲートNAHの出力信号
つまりリセット信号FRSTが共通に供給され、ナンド
ゲートNAA〜NAEの入力端子には、リフレッシュイ
ネーブル回路RENGの出力信号つまりモデューロ信号
M2,M3,M4,M6ならびにM8とフリップフロッ
プFF1〜FF3の非反転出力信号FF1Q〜FF3Q
とがそれぞれ所定の組み合わせで供給される。
【0053】すなわち、ナンドゲートNAAの第1の入
力端子には、モデューロ信号M2が供給され、その他方
の入力端子には、非反転出力信号FF1Qが供給され
る。また、ナンドゲートNABの第1の入力端子にはモ
デューロ信号M3が供給され、その第2及び第3の入力
端子には、非反転出力信号FF1QのインバータVKに
よる反転信号及び非反転出力信号FF2Qがそれぞれ供
給される。一方、ナンドゲートNACの第1の入力端子
には、モデューロ信号M4が供給され、その第2及び第
3の入力端子には、非反転出力信号FF1Q及びFF2
Qが供給される。また、ナンドゲートNADの第1の入
力端子には、モデューロ信号M6が供給され、その第2
及び第3の入力端子には、非反転出力信号FF1Q及び
FF3Qが供給される。さらに、ナンドゲートNAEの
第1の入力端子には、モデューロ信号M8が供給され、
その第2,第3ならびに第4の入力端子には、非反転出
力信号FF1Q,FF2QならびにFF3Qがそれぞれ
供給される。
【0054】ナンドゲートNAA〜NAEの出力信号
は、ナンドゲートNAFの第1ないし第5の入力端子に
それぞれ供給される。このナンドゲートNAFの出力信
号は、インバータVLを介してナンドゲートNAGの一
方の入力端子に供給されるとともに、パルス発生回路D
LP3の入力端子に供給される。ナンドゲートNAGの
他方の入力端子には、リフレッシュイネーブル信号RE
Nが供給され、その出力信号は、インバータVMを経た
後、分周回路FDの出力信号つまり内部信号T2Bとな
る。パルス発生回路DLP3の出力信号つまり反転内部
信号FCMBは、前記ナンドゲートNAHの一方の入力
端子に供給される。このナンドゲートNAHの他方の入
力端子には、リフレッシュイネーブル回路RENGから
反転内部信号INIBが供給され、その出力信号は、リ
セット信号FRSTとしてフリップフロップFF1〜F
F3のリセット入力端子RSに供給される。
【0055】前述のように、モデューロ信号M2,M
3,M4,M6ならびにM8は、メモリアレイMARY
を構成する長周期型のメモリセルの情報保持時間が短周
期型の2倍,3倍,4倍,6倍あるいは8倍とされると
き、ダイナミック型RAMがセルフリフレッシュモード
又はCBRリフレッシュモードとされてから所定時間が
経過した時点でそれぞれ選択的にハイレベルとされる。
また、キャリー信号CARYは、前記リフレッシュアド
レスカウンタRADCのオーバーフロー信号であって、
図7に示されるように、メモリアレイMARYの全ワー
ド線に関するリフレッシュ動作が終了するごとに一時的
にハイレベルとされ、リフレッシュイネーブル回路RE
NGから供給される反転内部信号INIBは、例えばダ
イナミック型RAMがCBRリフレッシュモードとされ
る当初において一時的にロウレベルとされる。さらに、
ナンドゲートNAHの出力信号つまりリセット信号FR
STは、反転内部信号INIB又はパルス発生回路DL
P3の反転出力信号INIBのいずれかがロウレベルと
されるとき選択的にハイレベルとされる。
【0056】これらのことから、フリップフロップFF
1〜FF3からなる分周回路FDのバイナリーカウンタ
は、図7に例示されるように、まず例えばCBRリフレ
ッシュモードが開始され内部制御信号CRSTがハイレ
ベルとされる当初、リフレッシュイネーブル回路REN
Gから供給される反転内部信号INIBのロウレベルつ
まりリセット信号FRSTのハイレベルを受けてリセッ
トされた後、メモリアレイMARYの全ワード線に関す
るリフレッシュ動作が終了しリフレッシュアドレスカウ
ンタRADCのキャリー信号CARYがハイレベルとさ
れるごとにカウントアップされる。また、ナンドゲート
NAA〜NAEの出力信号は、対応するモデューロ信号
M2,M3,M4,M6あるいはM8がハイレベルとさ
れ、かつ非反転出力信号FF1Q〜FF3Qが対応する
組み合わせでハイレベル又はロウレベルとされるとき、
すなわちバイナリーカウンタの計数値がモデューロ信号
M2,M3,M4,M6あるいはM8に対応するカウン
タモデューロの最終計数値1,2,3,5あるいは7と
なったときそれぞれ選択的にロウレベルとされ、これら
のナンドゲートNAA〜NAEの出力信号のいずれかが
ロウレベルとなったのを受けてナンドゲートNAFの出
力信号がハイレベルとされる。
【0057】一方、分周回路FDの出力信号つまり反転
内部信号T2Bは、リフレッシュイネーブル信号REN
がハイレベルとされ、かつナンドゲートNAFの出力信
号がロウレベルとされるとき、つまりダイナミック型R
AMがセルフリフレッシュモード又はCBRリフレッシ
ュモードとされ、かつフリップフロップFF1〜FF3
からなるバイナリーカウンタの計数値がモデューロ信号
M2,M3,M4,M6あるいはM8に対応するカウン
タモデューロの最終計数値となったとき選択的にロウレ
ベルとされ、バイナリーカウンタの計数値がモデューロ
信号に対応するカウンタモデューロの最終計数値でない
ときハイレベルとされる。なお、パルス発生回路DLP
3の出力信号たる反転内部信号FCMBは、図7に示さ
れるように、ナンドゲートNAFの出力信号のハイレベ
ルを受けて一時的にロウレベルとなる。このため、リセ
ット信号FRSTがハイレベルとなり、フリップフロッ
プFF1〜FF3からなるバイナリーカウンタがリセッ
トされる。
【0058】ところで、分周回路FDから出力される反
転内部信号T2Bは、図2で示したように、リフレッシ
ュ制御回路RFCのナンドゲートNA1の一方の入力端
子に供給され、このナンドゲートNA1の他方の入力端
子には、カテゴリーメモリPROMからカテゴリー信号
CATが供給される。前述のように、カテゴリー信号C
ATは、メモリアレイMARYの対応するワード線に結
合されたメモリセルが長周期型とされるとき選択的にハ
イレベルとされ、反転内部信号T2Bは、分周回路FD
のフリップフロップFF1〜FF3からなるバイナリー
カウンタの計数値がモデューロ信号M2,M3,M4,
M6あるいはM8に対応するカウンタモデューロの最終
計数値でないとき選択的にハイレベルとされる。
【0059】この結果、リフレッシュ制御回路RFCの
出力信号たるリフレッシュ禁止信号INHIは、キャリ
ー信号CARY及び反転内部信号T2Bがともにハイレ
ベルとされるとき、つまりメモリアレイMARYの対応
するワード線に結合されたメモリセルが長周期型とさ
れ、かつ分周回路FDのバイナリーカウンタの計数値が
モデューロ信号に対応するカウンタモデューロの最終計
数値でないとき選択的にハイレベルとされるが、バイナ
リーカウンタの計数値がモデューロ信号に対応するカウ
ンタモデューロの最終計数値となったときは、カテゴリ
ー信号CATの論理レベルに関係なくロウレベルに固定
される。
【0060】前述のように、リフレッシュ禁止信号IN
HIがハイレベルとされるとき、XアドレスデコーダX
DによるメモリアレイMARYのワード線選択動作は選
択的に禁止される。また、カテゴリー信号CAT及び反
転内部信号T2Bは、ダイナミック型RAMがセルフリ
フレッシュモードとされる場合のみに限らず、CBRリ
フレッシュモードとされる場合にも選択的にハイレベル
とされる。
【0061】このため、図7に示されるように、例えば
モデューロ信号M3がハイレベルとされ長周期型のメモ
リセルの情報保持時間が短周期型の3倍とされる場合、
非反転出力信号FF1Q〜FF3Qつまり分周回路FD
のバイナリーカウンタの計数値がモデューロ信号M3に
対応するカウンタモデューロの最終計数値つまり2であ
るときは、メモリアレイMARYの全ワード線に関する
リフレッシュ動作が実行されるが、カウンタモデューロ
の最終計数値でないとき、つまりバイナリーカウンタの
計数値が0又は1であるときには、CBRリフレッシュ
モードにおいても、長周期型のメモリセルが結合される
ワード線に関するリフレッシュ動作が選択的に禁止され
る。したがって、メモリアレイMARYの長周期型のメ
モリセルが結合されるワード線のリフレッシュ動作は、
短周期型のメモリセルが結合されるワード線のリフレッ
シュ周期tREFの例えば3倍つまり3×tREFの周
期で行われる。この結果、CBRリフレッシュモードを
有するダイナミック型RAMの使い勝手を高めることが
できるとともに、セルフリフレッシュモード及びCBR
リフレッシュモードのいずれにおいても、ダイナミック
型RAMのリフレッシュ動作時の消費電力を低減するこ
とができるものとなる。
【0062】以上の実施例から得られる作用効果は、下
記の通りである。すなわち、 (1)セルフリフレッシュモード及びCBRリフレッシ
ュモードを有し、メモリアレイの各ワード線に結合され
たメモリセルの情報保持時間を最も短いものを基準に量
子化し保持時間データとして記憶するカテゴリーメモリ
を具備し、かつ、セルフリフレッシュモードによるリフ
レッシュ動作を最もリーク量の多いメモリセルの情報保
持時間より短い周期で繰り返し、カテゴリーメモリから
対応して読み出される保持時間データに応じて各ワード
線に関するリフレッシュ動作を選択的に禁止する適応リ
フレッシュ方式をとるダイナミック型RAM等におい
て、アクセス装置側の主導で行われるCBRリフレッシ
ュモードにおいても適応リフレッシュ方式によるリフレ
ッシュ動作を行い、メモリアレイの比較的良好な情報保
持特性を有するメモリセルが結合されるワード線に関す
るリフレッシュ動作を選択的に禁止することができると
いう効果が得られる。 (2)上記(1)項により、CBRリフレッシュモード
を有し、かつ適応リフレッシュ方式をとるダイナミック
型RAM等の使い勝手を高めることができるという効果
が得られる。 (3)上記(1)項により、ダイナミック型RAM等の
CBRリフレッシュモード時の消費電力を低減できると
いう効果が得られる。
【0063】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、この発明は、上記実
施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例え
ば、図1において、ダイナミック型RAMのメモリアレ
イMARYは、その直接周辺回路を含めて任意数のメモ
リマットに分割できる。また、ダイナミック型RAM
は、×4ビット又は×16ビット等、任意のビット構成
をとることができるし、アドレスマルチプレクスをとる
ことを必須条件ともしない。さらに、ダイナミック型R
AMは、任意のブロック構成をとりうるし、起動制御信
号やアドレス信号及び内部制御信号等の組み合わせなら
びに電源電圧の極性等も、種々の実施形態をとりうる。
【0064】図2において、リフレッシュ制御回路RF
Cのブロック構成は、本実施例による制約を受けない
し、関連する内部制御信号及び内部信号等の有効レベル
も、その論理条件が変わらない限り任意に設定できる。
図3〜図6において、リフレッシュイネーブル回路RE
NG,カテゴリーメモリ駆動回路PD,カテゴリーメモ
リPROMならびに分周回路FDの具体的構成及び各内
部信号の有効レベルならびにMOSFETの導電型等
は、種々の実施形態をとりうる。図7において、ダイナ
ミック型RAMは、セルフリフレッシュモード又はCB
Rリフレッシュモードが開始される当初、まず全ワード
線に関するリフレッシュ動作を行うようにしてもよい。
また、各内部制御信号及び内部信号の絶対的なレベル及
びタイミング関係ならびにその有効レベル等は、種々の
実施形態をとりうる。
【0065】以上の説明では、主として本発明者によっ
てなされた発明をその背景となった利用分野であるダイ
ナミック型RAMに適用した場合について説明したが、
それに限定されるものではなく、例えば、ダイナミック
型RAMを基本とするシンクロナスDRAM等の各種メ
モリ集積回路装置やこのようなメモリ集積回路装置を搭
載する論理集積回路装置等にも適用できる。この発明
は、少なくともCBRリフレッシュモードを有しかつ適
応リフレッシュ方式をとる半導体記憶装置ならびにこれ
を含む装置又はシステムに広く適用できる。
【0066】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記の通りである。すなわち、セルフリフレッシュモード
及びCBRリフレッシュモードを有し、メモリアレイの
各ワード線に結合されたメモリセルの情報保持時間を最
も短いものを基準に量子化し保持時間データとして記憶
するカテゴリーメモリを具備し、かつ、セルフリフレッ
シュモードによるリフレッシュ動作を最もリーク量の多
いメモリセルの情報保持時間より短い周期で繰り返し、
カテゴリーメモリから対応して読み出される保持時間デ
ータに応じて各ワード線に関するリフレッシュ動作を選
択的に禁止する適応リフレッシュ方式をとるダイナミッ
ク型RAM等において、アクセス装置側の主導で行われ
るCBRリフレッシュモードにおいても適応リフレッシ
ュ方式によるリフレッシュ動作を行うことで、CBRリ
フレッシュモードを有し、かつ適応リフレッシュ方式を
とるダイナミック型RAM等の使い勝手を高めることが
できるとともに、そのCBRリフレッシュモード時の消
費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたダイナミック型RAMの
一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1のダイナミック型RAMに含まれるリフレ
ッシュ制御回路の一実施例を示すブロック図である。
【図3】図2のリフレッシュ制御回路に含まれるリフレ
ッシュイネーブル回路の一実施例を示す回路図である。
【図4】図2のリフレッシュ制御回路に含まれるカテゴ
リーメモリ駆動回路の一実施例を示す回路図である。
【図5】図2のリフレッシュ制御回路に含まれるカテゴ
リーメモリの一実施例を示す回路図である。
【図6】図2のリフレッシュ制御回路に含まれる分周回
路の一実施例を示す回路図である。
【図7】図2のリフレッシュ制御回路RFCのCBRリ
フレッシュモード時の一実施例を示す信号波形図であ
る。
【符号の説明】
MARY……メモリアレイ、XD……Xアドレスデコー
ダ、XB……Xアドレスバッファ、RFC……リフレッ
シュ制御回路、SA……センスアンプ、YD……Yアド
レスデコーダ、YB……Yアドレスバッファ、IO……
データ入出力回路、TG……タイミング発生回路。D0
〜D7……入力又は出力データあるいはその入出力端
子、RASB……ロウアドレスストローブ信号又はその
入力端子、CASB……カラムアドレスストローブ信号
又はその入力端子、WEB……ライトイネーブル信号又
はその入力端子、A0〜Ai……アドレス信号又はその
入力端子。RADC……アドレスカウンタ、PD……カ
テゴリーメモリ駆動回路、PROM……カテゴリーメモ
リ、FD……分周回路、RENG……リフレッシュイネ
ーブル回路、TIMR……リフレッシュタイマー回路。
FCR1〜FCR6……ヒューズ回路。PARY……メ
モリアレイ、W0〜Wm……ワード線、B0〜Bn……
ビット線、MC……メモリセル、CD……カラムデコー
ダ、RD……ロウデコーダ。P1〜P3……Pチャンネ
ルMOSFET、N1〜N4……NチャンネルMOSF
ET、F1〜F2……ヒューズ、V1〜VM……CMO
Sインバータ、NA1〜NAH……ナンド(NAND)
ゲート、OG1〜OG2……オア(OR)ゲート、AG
1……アンド(AND)ゲート、DL1〜DL3……遅
延回路、DLP3……パルス発生回路、FF1〜FF3
……フリップフロップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鈴木 幸英 東京都国分寺市東恋ケ窪三丁目1番地1 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリン グ株式会社内 (72)発明者 岩井 秀俊 東京都青梅市新町六丁目16番地の3 株式 会社日立製作所デバイス開発センタ内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 起動制御信号が第1の組み合わせで有効
    レベルとされることで選択的に指定され、かかる指定が
    行われるごとに内蔵アドレスカウンタを歩進させ、その
    出力信号に従ってワード線を順次選択的に選択状態とし
    て行われる第1のリフレッシュモードを有し、かつ、 上記第1のリフレッシュモードにおいて、各ワード線に
    結合されるメモリセルの情報保持時間に応じてそのリフ
    レッシュ動作を選択的に飛ばして実行する適応リフレッ
    シュ方式をとることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記半導体記憶装置は、 起動制御信号が第2の組み合わせで有効レベルとされる
    ことで選択的に指定され、所定の周期で上記アドレスカ
    ウンタを自律的に歩進させ、その出力信号に従ってワー
    ド線を順次選択的に選択状態として行われる第2のリフ
    レッシュモードを有し、かつ、かかる第2のリフレッシ
    ュモードにおいても上記適応リフレッシュ方式をとるも
    のであることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2において、 上記半導体記憶装置は、各ワード線に結合されるメモリ
    セルの情報保持時間を最も短いものを基準に量子化して
    記憶するカテゴリーメモリを具備し、 上記第1及び第2のリフレッシュモードにおけるリフレ
    ッシュ動作は、上記最も短い情報保持時間より短い周期
    で繰り返されるものであって、 上記内蔵アドレスカウンタにより指定される各ワード線
    に関するリフレッシュ動作は、上記カテゴリーメモリか
    ら対応して読み出される記憶内容に応じて選択的に禁止
    されるものであることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項1,請求項2又は請求項3におい
    て、 上記半導体記憶装置は、 上記第1又は第2のリフレッシュモードが開始されたの
    を受けてリフレッシュ開始パルスを選択的に生成するリ
    フレッシュイネーブル回路と、 上記第1のリフレッシュモードが指定されるごとに第1
    のリフレッシュ制御信号を生成するタイミング発生回路
    と、 上記第2のリフレッシュモードにおいて上記所定の周期
    で第2のリフレッシュ制御信号を生成するリフレッシュ
    タイマー回路と、 上記第1又は第2のリフレッシュ制御信号に従って上記
    カテゴリーメモリに対する駆動信号を選択的に生成する
    カテゴリーメモリ駆動回路と、 上記リフレッシュ開始パルスに従って選択的にリセット
    され、上記内蔵アドレスカウンタのキャリー信号に従っ
    て歩進される分周回路と、 上記分周回路の計数値と上記カテゴリーメモリから読み
    出される記憶内容に従ってリフレッシュ禁止信号を選択
    的に生成する論理回路とを含むリフレッシュ制御回路を
    具備するものであることを特徴とする半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項1,請求項2,請求項3又は請求
    項4において、 上記半導体記憶装置は、ダイナミック型RAMであっ
    て、 上記第1のリフレッシュモードは、CBRリフレッシュ
    モードであり、 上記第2のリフレッシュモードは、セルフリフレッシュ
    モードであることを特徴とする半導体記憶装置。
JP10066157A 1998-03-02 1998-03-02 半導体記憶装置 Withdrawn JPH11250652A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004093089A1 (ja) * 2003-04-15 2006-07-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Maschines Corporation ダイナミック型半導体記憶装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2004093089A1 (ja) * 2003-04-15 2006-07-06 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Maschines Corporation ダイナミック型半導体記憶装置
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