JPH11250574A

JPH11250574A - 光ディスク装置

Info

Publication number: JPH11250574A
Application number: JP4602498A
Authority: JP
Inventors: Makoto Miyahara; 真宮原
Original assignee: NEC Corp
Current assignee: NEC Corp
Priority date: 1998-02-26
Filing date: 1998-02-26
Publication date: 1999-09-17

Abstract

(57)【要約】【課題】記録する画像の圧縮率を可変とする光ディス
ク装置では、正しい画像を再生するためには圧縮率情報
を得るための特別の手順を採らなければならない等の問
題があった。【解決手段】画像を記録する場合には、入力画像は、
画像圧縮回路１によってマイクロコンピュータ７により
指定された圧縮率で圧縮され、記録系信号処理回路２に
送られる。記録系信号処理回路２は、圧縮画像データに
圧縮率情報を重畳する処理、記録信号に変換する処理を
行う。記録信号は光ヘッド及び周辺回路３で記録する為
の適当な信号処理が行われた後光ディスク４に記録され
る。再生時には光ヘッド及び周辺回路３によって記録さ
れた信号の読取りが行われ、再生系信号処理回路５によ
って再生信号を圧縮画像データに変換する処理、圧縮率
情報の読出し処理が行われる。マイクロコンピュータ７
は画像伸長回路６に圧縮率を指示する。画像伸長回路６
は指示された圧縮率に従い画像の伸長処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク装置に
関し、特に、記録する画像の圧縮率を可変とした光ディ
スク装置において再生時に圧縮率を指定する手段を設け
なくても自動的に圧縮率を認識して伸長する光ディスク
装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】光ディスクに記憶する画像データの圧縮
技術に関する第１の従来例として特開平２−２６２７６
６号公報に開示された技術があげられる。

【０００３】上記第１の従来例は、画像データを所定の
データ圧縮アルゴリズムにより圧縮符号化する画像デー
タ圧縮方法において、複数のデータ圧縮アルゴリズムを
用意し、画像毎にそれぞれの画像の性質に基づいて上記
複数のデータ圧縮アルゴリズムの中から所定のデータ圧
縮アルゴリズムを選定し、各画像の画像データをそれぞ
れについて選定された上記所定のデータ圧縮アルゴリズ
ムで圧縮符号化することを特徴とする画像データ圧縮方
法である。

【０００４】第１の従来例によれば、各画像を１つのデ
ータ圧縮アルゴリズムで一律的に圧縮処理するのではな
く、各画像毎にその性質に応じて必要な画質を維持しつ
つその範囲内でより圧縮率の高いアルゴリズムを選定し
て圧縮処理を行うことができるので、必要な画質を維持
しつつトータルとしてより高い圧縮率の達成を図ること
が可能となる。

【０００５】また第２の従来例としてあげられる特開平
８−３１５５５０号公報には、データの内容に応じてデ
ータ圧縮率が大きく変化する符号化方式等により画像デ
ータを記録する際に、予め予測される記録媒体等の数に
応じて記録領域を確保した後、データを記録し、記録結
果に基づいてこの領域に管理用データを記録するデータ
記録装置が開示されている。記録データを再生する際に
は、再生手段は、前記記録媒体の先頭領域に記録された
管理用データに基づいて、前記符号化データが記録され
た複数の記録媒体または前記符号化データが記録された
前記記録媒体の複数の情報記録面をアクセスして前記符
号化データを再生することを特徴としている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
従来例１、２においては、記録する画像の圧縮率が可変
である光ディスク装置では、再生画像を正しく伸長する
ために、再生時にオペレータが圧縮率を指定したり、デ
ィスクやディスクケースに機械的なマークをつけたり、
あるいはディスク上に圧縮率情報を書き込むための専用
の領域を用意する等、圧縮率を指定する手段を設ける必
要があった。

【０００７】本発明は従来の上記実情に鑑み、従来の技
術に内在する上記課題を解決するためになされたもので
あり、従って本発明の目的は、記録する画像の圧縮率が
可変である光ディスク装置において、再生時に圧縮率を
指定する手段を設けなくても、自動的に圧縮率を認識し
て伸長することを可能とした新規な光ディスク装置を提
供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る光ディスク装置は、記録する画像の圧
縮率を可変とした光ディスク装置であって、圧縮画像デ
ータの記録時に圧縮画像データに圧縮率情報を重畳して
光ディスクに該圧縮画像データと一緒に記録する記録手
段と、光ディスクから該光ディスクに記録された圧縮画
像データの再生時に前記光ディスクに記録された圧縮率
情報を読み出し該圧縮率情報に基づいて画像データを再
生する再生手段とを具備して構成される。

【０００９】前記記録手段は、入力画像を圧縮する画像
圧縮回路と、該画像圧縮回路から出力される圧縮画像に
基づいて記録信号の生成及び圧縮率情報の付加処理を行
う記録系信号処理回路と、光ヘッド及び該光ヘッドの位
置制御を行う光ヘッド及び周辺回路と、前記各回路の制
御を行うマイクロコンピュータとを含む。

【００１０】前記圧縮率情報は、オペレータにより設定
されると共に前記マイクロコンピュータに保持され、前
記記録系信号処理回路が前記圧縮率情報の付加処理を行
う際に前記マイクロコンピュータから供給される。

【００１１】前記再生手段は、光ヘッド及び該光ヘッド
の位置制御、再生信号の等価回路等を含む光ヘッド及び
周辺回路と、光ヘツドから読み出される再生信号処理及
び圧縮率情報の読み出しを行う再生系信号処理回路と、
前記圧縮率情報に基づき再生された圧縮画像を伸長して
出力する画像伸長回路と、前記各回路を制御するマイク
ロコンピュータとを有する。

【００１２】前記マイクロコンピュータは、前記再生系
信号処理回路により光ディスクから読み出された前記圧
縮率情報を格納し、前記画像伸長回路が前記圧縮画像デ
ータを伸長出力する際に該画像伸長回路に該圧縮率情報
を供給する。

【００１３】前記記録系信号処理回路は、前記画像圧縮
回路により圧縮処理された画像信号を光ディスクに記録
するために誤り訂正符号の付加処理、キャリア信号で変
調する処理を行う記録画像信号変調回路と、前記マイク
ロコンピュータから転送される圧縮率情報コードに対し
て誤り訂正符号の付加処理、キャリア信号による変調処
理をする圧縮率情報コード変調回路と、該圧縮率情報コ
ード変調回路の出力と前記記録画像信号変調回路の出力
とを切り替えて前記光ヘッド及び周辺回路に出力するマ
ルチプレクサと、該マルチプレクサ及び前記各変調回路
にタイミング信号を供給するタイミング生成回路とを具
備する。

【００１４】前記タイミング生成回路は、光ディスク上
に実際に記録する際のデータのタイミング信号に対応す
る配置情報を保持しており、該配置情報は前記光ディス
クの回転と同期したタイミングで読み出され、前記光デ
ィスクの回転角によって画像信号を記録するか、あるい
は圧縮率情報を記録するかのタイミングが決定され、該
タイミングに応じて前記マルチプレクサの切替制御を実
行する。

【００１５】即ち、本発明は、要約すれば、圧縮画像デ
ータの一部として圧縮率情報を一緒に記録することによ
り、再生信号から自動的に圧縮率を認識することがで
き、同一ディスク内に異なる圧縮率の圧縮画像を混在さ
せることも可能となる。

【００１６】

【発明の実施の形態】次に、本発明をその好ましい一実
施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。

【００１７】図１は、本発明よる一実施の形態を示すブ
ロック構成図である。

【００１８】［実施の形態の構成］図１を参照するに、
本発明による一実施の形態は、入力画像を圧縮する画像
圧縮回路１、記録信号の生成や圧縮率情報の付加を行う
記録系信号処理回路２、光ヘッドや光ヘッドの位置制
御、再生信号の等価回路などを含む光ヘッド及び周辺回
路３、光ディスク４、再生信号処理や圧縮率情報の読み
出しを行う再生系信号処理回路５、圧縮画像を伸長して
出力する画像伸長回路６、装置全体の制御を行うマイク
ロコンピュータ７を含んでいる。

【００１９】［実施の形態の動作］画像を記録する場合
には、入力画像は、画像圧縮回路１によって、マイクロ
コンピュータ７によって指定された圧縮率で圧縮され、
記録系信号処理回路２に送られる。圧縮率は、あらかじ
めオペレータによって設定されており、マイクロコンピ
ュータ７に保持されている。記録系信号処理回路２は、
圧縮画像データに圧縮率情報を重畳する処理、記録信号
に変換する処理を行う。記録信号は、光ヘッド及び周辺
回路３で記録するための適当な信号処理が行われた後
に、光ディスク４に記録される。

【００２０】再生時には、光ヘッドおよび周辺回路３に
よって記録された信号の読み取りが行われ、再生系信号
処理回路５によって再生信号を圧縮画像データに変換す
る処理、圧縮率情報の読み出し処理が行われる。読み取
られた圧縮率情報はマイクロコンピュータ７に送られ
る。マイクロコンピュータ７は画像伸長回路６に圧縮率
を指示する。画像伸長回路６は指示された圧縮率にした
がい画像の伸長処理を行なう。

【００２１】次に、本発明の動作フロー例について図
２、図３を参照しながら詳細に説明する。

【００２２】図２は本発明による記録動作例を示すフロ
ーチャートであり、図３は本発明による再生動作例を示
すフローチャートである。

【００２３】［記録動作］先ずステップＳ１において、
オペレータによって圧縮率がセットされ、マイクロコン
ピュータ７内に保持される。次にステップＳ２でオペレ
ータによって記録開始が指示される。

【００２４】続いてステップＳ３で画像圧縮回路１に圧
縮処理開始制御が行われる。

【００２５】次いでステップＳ４において、記録系信号
処理回路２に対し、マイクロコンピュータ７から保持さ
れている圧縮率が与えられ、記録信号処理開始制御が行
われる。

【００２６】次にステップＳ５において、光ヘッドおよ
び周辺回路３に記録開始の制御が行われる。

【００２７】次いでオペレータにより記録終了が指示さ
れる。

【００２８】最後に、画像圧縮回路１、記録系信号処理
回路２、光ヘッドおよび周辺回路３に記録終了制御が行
われる。

【００２９】［再生動作］ステップＳ１１において、オ
ペレータによって再生開始が指示される。

【００３０】次にステップＳ１２おいて、光ヘッドおよ
び周辺回路３に再生開始制御が行われる。

【００３１】続いてステップＳ１３で再生系信号処理回
路５に対し再生信号処理開始制御が行われる。

【００３２】次にステップＳ１４では、再生系信号処理
回路５より、再生信号から分離された圧縮率情報がマイ
クロコンピュータ７に入力される。

【００３３】ステップＳ１５でマイクロコンピュータ７
は、入力された圧縮率情報を画像伸長回路６に出力す
る。

【００３４】ステップＳ１６では、オペレータにより再
生終了の指示があるまで、上記ステップＳ１４、ステッ
プＳ１５の動作を繰り返す。ステップＳ１４、ステップ
Ｓ１５は例えば１フレーム単位で繰り返される。

【００３５】次いでステップＳ１７においてオペレータ
により再生終了が指示される。

【００３６】最後にステップＳ１８で光ヘッド及び周辺
回路３、再生系信号処理回路５、画像伸長回路６に再生
終了制御が行われる。

【００３７】次に本発明の主構成要素である記録系信号
処理回路２の具体例について図４を参照しながら具体的
に説明する。

【００３８】図４は記録系信号処理回路２の一具体例を
示すブロック構成図である。

【００３９】図４を参照するに、本発明に係る記録系信
号処理回路２は、画像圧縮回路１から出力される圧縮画
像データを変調する記録画像信号変調回路２１と、マイ
クロコンピュータ７から出力された圧縮率情報コードを
変調する圧縮率情報コード変調回路２２と、記録画像信
号変調回路２１の出力と圧縮率情報コード変調回路２２
の出力とを選択出力してヘッドおよび周辺回路３に供給
するマルチプレクサ２３と、記録画像信号変調回路２
１、圧縮率情報コード変調回路２２、マルチプレクサ２
３にタイミング信号を生成して供給するタイミング生成
回路２４とを含んで構成されている。

【００４０】次に、図４に示す如く構成された記録系信
号処理回路２の動作について説明するに、記録画像信号
変調回路２１は、画像圧縮回路１によって圧縮処理され
た画像信号を実際に光ディスクに記録するために、誤り
訂正符号の付加処理や、キャリア信号で変調をかける処
理を行う。マイクロコンピュータ７から送られてくる圧
縮率情報コードも同様に、圧縮率情報コード変調回路２
２によって、誤り訂正符号の付加処理、キャリア信号で
変調をかける処理が行われる。

【００４１】タイミング生成回路２４は光ディスク４上
に実際に記録を行う際のデータのタイミング信号に対応
する配置情報を保持している。この配置情報は光ディス
ク４の回転と同期したタイミングで読み出され、光ディ
スク４の回転角によって画像信号を記録するか、あるい
は圧縮率情報を記録するかが決定される。このタイミン
グ生成回路２４により記録画像信号変調回路２１、圧縮
率情報コード変調回路２２に対しては出力タイミングが
与えられ、マルチプレクサ２３に対しては切り替え制御
信号が出力される。

【００４２】また、この配置情報と同じ情報が再生系信
号処理回路５のタイミング生成回路（図示せず）にも保
持されており、再生信号から圧縮率情報と画像信号を分
離するのに使われる。すなわち、再生系信号処理回路５
は、図４に示された記録系信号処理回路２のブロック構
成の矢印を逆にして記録画像信号変調回路及び圧縮率情
報コード変調回路がそれぞれ再生画像信号復調回路及び
圧縮率情報コード復調回路に変更したものとなる。

【００４３】

【発明の効果】本発明は以上の如く構成され、作用する
ものであり、本発明によれば、以下に示す効果が得られ
る。

【００４４】圧縮率が可変である光ディスク装置では、
再生画像を正しく伸長するために、記録された圧縮画像
の圧縮率情報が必要となる。本発明では、圧縮画像デー
タの一部として圧縮率情報を一緒に記録することによ
り、再生時に圧縮率を指定することなく、再生信号から
自動的に圧縮率を認識することができる。

【００４５】また、圧縮画像とその画像に対する圧縮率
情報が一対一に対応するので、同一ディスク内に異なる
圧縮率の圧縮画像を混在させることもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明による一実施の形態を示すブロック構成
図である。

【図２】本発明の記録動作の動作フロー例を示すフロー
チャートである。

【図３】本発明の再生動作の動作フロー例を示すフロー
チャートである。

【図４】本発明の主要部の一つである記録系信号処理回
路の一実施例を示すブロック構成図である。

【符号の説明】１…画像圧縮回路２…記録系信号処理回路３…光ヘッド及び周辺回路４…光ディスク５…再生系信号処理回路６…画像伸長回路７…マイクロコンピュータ２１…記録画像信号変調回路２２…圧縮率情報コード変調回路２３…マルチプレクサ２４…タイミング生成回路

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】記録する画像の圧縮率を可変とした光デ
ィスク装置であって、圧縮画像データの記録時に圧縮画
像データに圧縮率情報を重畳して光ディスクに該圧縮画
像データと一緒に記録する記録手段と、光ディスクから
該光ディスクに記録された圧縮画像データの再生時に前
記光ディスクに記録された圧縮率情報を読み出し該圧縮
率情報に基づいて画像データを再生する再生手段とを具
備することを特徴とした光ディスク装置。
【請求項２】前記記録手段は、入力画像を圧縮する画
像圧縮回路と、該画像圧縮回路から出力される圧縮画像
に基づいて記録信号の生成及び圧縮率情報の付加処理を
行う記録系信号処理回路と、光ヘッド及び該光ヘッドの
位置制御を行う光ヘッド及び周辺回路と、前記各回路の
制御を行うマイクロコンピュータとを含むことを更に特
徴とする請求項１に記載の光ディスク装置。
【請求項３】前記圧縮率情報は、オペレータにより設
定されると共に前記マイクロコンピュータに保護され、
前記記録系信号処理回路が前記圧縮率情報の付加処理を
行う際に前記マイクロコンピュータから供給されること
を更に特徴とする請求項２に記載の光ディスク装置。
【請求項４】前記再生手段は、光ヘッド及び該光ヘッ
ドの位置制御、再生信号の等価回路等を含む光ヘッド及
び周辺回路と、光ヘツドから読み出される再生信号の処
理及び圧縮率情報の読み出しを行う再生系信号処理回路
と、前記圧縮率情報に基づき再生された圧縮画像を伸長
して出力する画像伸長回路と、前記各回路を制御するマ
イクロコンピュータとを有することを更に特徴とする請
求項１または２のいずれか一項に記載の光ディスク装
置。
【請求項５】前記マイクロコンピュータは、前記再生
系信号処理回路により光ディスクから読み出された前記
圧縮率情報を格納し、前記画像伸長回路が前記圧縮画像
データを伸長出力する際に該画像伸長回路に該圧縮率情
報を供給することを更に特徴とする請求項４に記載の光
ディスク装置。
【請求項６】前記記録系信号処理回路は、前記画像圧
縮回路により圧縮処理された画像信号を光ディスクに記
録するために誤り訂正符号の付加処理、キャリア信号で
変調する処理を行う記録画像信号変調回路と、前記マイ
クロコンピュータから転送される圧縮率情報コードに対
して誤り訂正符号の付加処理、キャリア信号による変調
処理をする圧縮率情報コード変調回路と、該圧縮率情報
コード変調回路の出力と前記記録画像信号変調回路の出
力とを切り替えて前記光ヘッド及び周辺回路に出力する
マルチプレクサと、該マルチプレクサ及び前記各変調回
路にタイミング信号を供給するタイミング生成回路とを
具備することを更に特徴とした請求項２に記載の光ディ
スク装置。
【請求項７】前記タイミング生成回路は、光ディスク
上に実際に記録する際のデータのタイミング信号に対応
する配置情報を保持しており、該配置情報は前記光ディ
スクの回転と同期したタイミングで読み出され、前記光
ディスクの回転角によって画像信号を記録するか、ある
いは圧縮率情報を記録するかのタイミングが決定され、
該タイミングに応じて前記マルチプレクサの切替制御を
実行することを更に特徴とする請求項６に記載の光ディ
スク装置。