JP2838983B2 - 情報再生装置及び情報記録再生装置 - Google Patents

情報再生装置及び情報記録再生装置

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JP2838983B2
JP2838983B2 JP7115560A JP11556095A JP2838983B2 JP 2838983 B2 JP2838983 B2 JP 2838983B2 JP 7115560 A JP7115560 A JP 7115560A JP 11556095 A JP11556095 A JP 11556095A JP 2838983 B2 JP2838983 B2 JP 2838983B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報再生装置及び情報記
録再生装置に係り、特に複数種類の方式のテレビジョン
信号やコードデータなどの周波数帯域やデータ容量の異
なる複数の信号のいずれかを記録媒体に記録し、これを
再生する情報再生装置及び情報記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より円盤状記録媒体(ディスク)に
映像信号を記録し再生する記録再生装置(ビデオディス
クレコーダ)は、映像信号がアナログ信号であるかディ
ジタル信号であるかを問わず、又、NTSC方式、PA
L方式、高品位テレビジョン信号方式などのテレビジョ
ン方式さらにはコードデータ等の信号種類などを問わ
ず、それぞれ専用のビデオディスクレコーダが主体であ
って、ディスク上に記録される信号のフォーマットは独
自であり、それぞれの信号を処理するアルゴリズムやサ
ーボ技術も信号別に独自に開発している。
【0003】また、複数種類の信号に対応させ得たビデ
オディスクレコーダもあるが、その装置の構成は各種標
準テレビジョン方式(すなわち、NTSC方式、PAL
方式、SECAM方式など)やコードデータなどの信号
別の回路や機構を単に組み合わせたものであり、電源等
の若干の共通部分を除いて部品数の低減は進まず、新規
に共用機を開発するときの投資額も莫大であった。
【0004】このような技術的背景の下で、1台でNT
SC方式テレビジョン信号と高品位テレビジョン信号の
両方を再生又は記録再生できる記録再生装置(光ディス
ク装置)が提案されている(特開平4−184761号
公報)。この従来装置では、2種類のディジタルビデオ
信号の帯域圧縮比に応じてディスク回転数あるいは線速
度を切り換えることで、1台で複数種類のテレビジョン
信号の再生あるいは記録再生を可能としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記の従来
の情報記録再生装置では、2種類のテレビジョン信号の
帯域圧縮比に応じてサーボ系を制御してディスク線速度
等を変化させるものであるため、テレビジョン信号の種
類に応じて信号フォーマットやサーボ制御が変化し、複
数種類のテレビジョン信号に容易に対応することができ
ない。
【0006】また、従来の記録再生装置では、NTSC
方式テレビジョン信号と高品位テレビジョン信号のよう
な周波数帯域が大幅に異なる2種類の信号を対象とした
ものであり、NTSC方式とPAL方式のような類似性
の高い2種類のテレビジョン信号を対象とするとディス
クの回転制御が困難である。
【0007】 本発明は以上の点に鑑みなされたもの
で、複数の異なる種類の情報信号に対して容易に対応し
て記録媒体に記録し、これを再生し得る情報再生装置及
び情報記録再生装置を提供することを目的とする。
【0008】 また、本発明の他の目的は、複数の異な
る種類の情報信号に対して、信号フォーマットやサーボ
制御系を変更する必要がない情報再生装置及び情報記録
再生装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の情報再生装置は、それぞれ走査線数及びフ
ィールド周波数の一方又は両方が異なる複数種類の方式
のテレビジョン信号のうち予め定めた一の方式のテレビ
ジョン信号をディジタル信号に変換して得られた第1の
ディジタル情報信号、若しくは一の方式のテレビジョン
信号以外の他の種類の方式の一又は二以上の第2のテレ
ビジョン信号をディジタル信号に変換後、フレーム又は
フィールド等の予め定めた期間毎に第1のディジタル情
報信号とほぼ同一の予め定めたデータ量となるように圧
縮して得られた第2のディジタル情報信号、又は予め定
めた期間毎に相当するビット数に区切られたテレビジョ
ン信号以外のデータ等のコード信号が記録されたディス
クから既記録信号の再生信号を得る再生手段と、複数種
類の方式のテレビジョン信号のうち最も高いフィールド
/フレーム周波数を有するテレビジョン信号に同期した
回転数又はこれよりも高い一定回転数でディスクを回転
制御するサーボ制御手段と、再生手段からの再生信号の
同期信号とディスクの回転数との差に応じて再生信号の
書き込みと読み出しを制御される再生用メモリとを有
し、再生用メモリから読み出された再生信号から元のア
ナログテレビジョン信号又はコード信号を再生するよう
に構成したものである。
【0010】
【0011】また、本発明の情報記録再生装置は、それ
ぞれ走査線数及びフィールド周波数の一方又は両方が異
なる複数種類の方式のテレビジョン信号のうち予め定め
た一の方式のテレビジョン信号をディジタル信号に変換
して得られた第1のディジタル情報信号が入力されるセ
レクタと、一の方式のテレビジョン信号以外の他の種類
の方式の一又は二以上の第2のテレビジョン信号をディ
ジタル信号に変換して得られた第2のディジタル情報信
号をフレーム又はフィールド等の予め定めた期間毎に第
1のディジタル情報信号とほぼ同一の予め定めたデータ
量となるように圧縮してセレクタに入力する圧縮回路
と、テレビジョン信号以外のデータ等のコード信号を予
め定めた期間毎に相当するビット数に区切るフォーマッ
ト変換を行ってセレクタに入力するフォーマット変換回
路と、セレクタにより選択されて取り出された一の信号
を、その同期信号とディスクの回転数との差に応じて書
き込みと読み出しを制御される記録用メモリと、記録用
メモリから読み出された信号をディスクに記録する記録
手段と、記録時は記録用メモリから読み出された信号の
フィールド/フレーム期間に同期してディスクを回転制
御し、再生時は複数種類の方式のテレビジョン信号のう
ち最も高いフィールド/フレーム周波数を有するテレビ
ジョン信号に同期した回転数又はこれよりも高い一定回
転数でディスクを回転制御するサーボ制御手段と、ディ
スクから既記録信号の再生信号を得る再生手段と、再生
手段からの再生信号の同期信号とディスクの回転数との
差に応じて再生信号の書き込みと読み出しを制御される
再生用メモリとを有し、再生用メモリから読み出された
再生信号から元のアナログテレビジョン信号又はコード
信号を再生するように構成したものである。
【0012】
【作用】本発明では、それぞれ走査線数及びフィールド
周波数の一方又は両方が異なる複数種類の方式のテレビ
ジョン信号のうち予め定めた一の方式のテレビジョン信
号、一の方式のテレビジョン信号以外の他の種類の方式
の一又は二以上の第2のテレビジョン信号及びコード信
号をそれぞれ、フレーム又はフィールド等の予め定めた
期間毎に、一の方式のテレビジョン信号をディジタル信
号に変換して得た第1のディジタル情報信号とほぼ同一
の予め定めたデータ量となるように圧縮あるいはフォー
マット変換してから記録媒体に記録し、これを再生して
伸張あるいはフォーマット変換して元の信号形態に戻す
ようにしたため、記録媒体に記録される信号のフォーマ
ットを複数種類の方式のテレビジョン信号やコード信号
を予め定めたフォーマットに共通化できる。
【0013】
【実施例】次に、本発明の実施例について説明する。図
1は本発明になる情報再生装置及び情報記録再生装置の
一実施例の基本構成を示す概略図である。同図におい
て、記録媒体の一例としての光ディスク1は書き込み及
び読み出し可能な光ディスクで、モータ2によって回転
駆動される。モータ2はサーボ系3により速度制御され
る。サーボ系3は、切換信号によって切り換えた入力信
号A、B及び同期入力信号Eのうちのいずれか一の信号
に対応した速度制御をモータ2に対して行ったり、一定
回転数で回転制御する。
【0014】入力信号A及びBはいずれも記録されるテ
レビジョン信号であるが、入力信号Aはコンポジット信
号、入力信号Bはコンポーネント信号である。上記のコ
ンポジット信号及びコンポーネント信号は、例えば走査
線数525本、フィールド周波数60Hz(以下、これ
を525/60と記す)のNTSC方式信号、走査線数
625本、フィールド周波数50Hz(以下、625/
50と記す)のPAL方式信号あるいはSECAM方式
信号、あるいは走査線数1125本、フィールド周波数
60Hz(以下、1125/60と記す)の高品位テレ
ビジョン(HDTV)信号などのいずれかである。
【0015】入力信号(コンポジット信号)Aはセレク
タ5の端子5aに入力され、入力信号(コンポーネント
信号)Bは圧縮回路6により1フィールド/フレーム当
たりのデータ量(ビット数)が入力信号Aとほぼ同じに
なるように帯域圧縮されてセレクタ5の端子5bに入力
される。また、信号Cは例えばテレビジョン信号以外の
記録内容、再生方法に関する制御情報や文字情報等のデ
ータ等のコード信号であり、記録時にはフォーマット変
換回路7に供給されて1フィールド/フレーム当たりの
データ量(ビット数)が入力信号Aとほぼ同じになるま
で蓄積された後セレクタ5の端子5cに入力される。
【0016】従って、セレクタ5の端子5a、5b及び
5cのいずれにも、1フィールド/フレーム当たりほぼ
同一のデータ量の信号が入力され、セレクタ5は切換信
号に応じてこれらの入力信号のうちの一の信号を選択し
て記録用メモリ4に入力する。なお、端子5aに入力さ
れる入力信号Aはディジタル信号の形態に変換されてい
る。記録用メモリ4から読み出された信号は、図示しな
い所定の記録手段を介して光ディスク1に記録される。
【0017】光ディスク1に記録されている信号を再生
する場合は、前記入力信号Aの記録信号(A系統の信
号)か前記入力信号Bの記録信号(B系統の信号)かに
よって光ディスク1の回転速度を切り換えて読み出し制
御を行う。光ディスク1には上記のように入力信号A、
B及びCのいずれか一の信号が1フィールド/フレーム
当たりほぼ同じデータ量で記録されており、再生時には
図示しない所定の再生手段により再生された信号が再生
用メモリ8に蓄積される。
【0018】再生用メモリ8より取り出される再生信号
がA系統の信号であるときにはそのまま所定の信号処理
を行い、B系統の信号であるときには記録時に圧縮回路
6で圧縮する前の元のデータ量に戻すために伸張回路9
で伸張動作した信号を選択して所定の処理を行い、更に
C系統の信号であるときにはフォーマット変換回路7に
より所定のデータフォーマットに従った信号形態に変換
して外部へ出力される。
【0019】光ディスク1の回転数は映像信号に同期さ
せる方が考え方は単純であるが、各種の信号を取り扱う
場合は、回転数に伴い記録波長等の条件設定が複雑、か
つ、厳しい条件となるので、回転数を一定回転のままと
した方が安価で信頼性の高い装置が得られる。このた
め、記録や再生を1フィールド/フレーム毎に間欠的に
行い、外部入出力信号との間に生じるミクロの周波数差
成分を記録用メモリ4や再生用メモリ8によって吸収す
る方法も本構成は含んでいる。
【0020】 次に、上記の基本構成を有する本発明の
一実施例について図2と共に詳細に説明する。図2は本
発明になる情報再生装置及び情報記録再生装置の一実施
例のブロック図を示す。同図中、図1と同一構成部分に
は同一符号を付してある。
【0021】図2において、光ディスク20は前記光デ
ィスク1に相当し、モータ21(図1のモータ2に相
当)により回転制御され、光学ヘッド30により情報信
号の記録再生が行われる。また、ここでは、コンポジッ
ト入力信号AをNTSC方式テレビジョン信号、コンポ
ーネント信号BをPAL方式、SECAM方式あるいは
HDTV方式のテレビジョン信号、コード入出力信号C
を小型コンピュータ用周辺装置インタフェース(SCS
I)方式の信号で、例えば上記の入力信号A及びBの再
生順序や記録内容を示す制御情報であるものとする。
【0022】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、記録時の動作について説明するに、入力信号Aで
あるNTSC方式コンポジット信号は、輝度信号と搬送
色信号とが帯域共用多重化された信号であり、A/Dコ
ンバータ22に供給されて第1のサンプリングクロック
に基づいてディジタル信号に変換された後セレクタ26
(図1のセレクタ5に相当)に入力される。
【0023】また、入力信号Bであるコンポーネント信
号は、輝度信号と2種類の色差信号とからなる時系列合
成信号で、A/Dコンバータ23に供給されて第2のサ
ンプリングクロックに基づいてディジタル信号に変換さ
れた後、圧縮回路24(図1の圧縮回路6に相当)に供
給される。圧縮回路24はいわゆるフィールド間あるい
はフレーム間固定長方式と称されるデータ圧縮方式に基
づき、コンポーネント入力信号Bの1フィールド/フレ
ーム間のデータ量(ビット数)がA/Dコンバータ22
の出力コンポジット信号Aとほぼ同一となるように圧縮
してセレクタ26に入力する。
【0024】また、コード入力信号Cは記録時にはSC
SIインタフェース25(図1のフォーマット変換回路
7に相当)により、フォーマットを変更して1フィール
ド/フレーム間のデータ量(ビット数)となった時点で
セレクタ26へ入力される。セレクタ26は、A/Dコ
ンバータ22、圧縮回路24及びSCSIインタフェー
ス25の各出力ディジタル信号のうちのいずれか一のデ
ィジタル信号を切換信号に応じて選択して記録用メモリ
27(図1の記録用メモリ4に相当)に供給して書き込
む。
【0025】記録用メモリ27はサーボ回転と映像同期
信号に差が生じている場合は、この差分に対応してディ
ジタル信号を読み出す頻度が調整される。訂正コード付
加回路28は記録用メモリ27から読み出されたディジ
タル信号に、再生時の符号誤りを検出するための訂正コ
ードを付加する。符号化回路29は訂正コード付加回路
28からのディジタル信号を所定方式のディジタル変調
を行って符号化し、その出力符号化信号を光学ヘッド3
0に供給して光ディスク20に記録させる。
【0026】光ディスク20は追記型あるいは書き込み
読み出し可能型光ディスクであり、光学ヘッド30より
の光強度変調光ビームによりディジタル情報に応じて断
続するマーク列として記録される。
【0027】また、記録時の光ディスク20の回転数あ
るいは線速度は、モータ21のサーボ系3によって制御
される。サーボ系3はセレクタ40、フレーム検出回路
41、サーボ回路42及びモータ駆動回路43からな
る。コンポジット入力信号A、コンポーネント入力信号
B及び基準同期信号Eがセレクタ40に供給されて、こ
こで切換信号に基づいて、記録信号に応じた一の信号が
選択されてフレーム検出回路41に供給され、フィール
ド/フレームパルスが検出される。
【0028】サーボ回路42はフレーム検出回路41よ
りのフィールド/フレームパルスに位相同期した信号、
あるいは一定周期の信号を生成してこれをモータ駆動回
路43を通してモータ21に供給し、これを回転駆動制
御することで光ディスク20を記録信号の同期信号等に
同期回転させる。また、光学ヘッド30は、制御インタ
フェース信号Dがシステム制御インタフェース31及び
ポジショナ駆動回路32を通して供給され、光ディスク
20の半径方向へ一定速度で移送される。
【0029】次に、再生時の動作について説明する。再
生時には、光ディスク20から同期信号が必ずしも再生
されるとは限らないので、基準同期信号Eがセレクタ4
0により選択されてフレーム検出回路41、サーボ回路
42及びモータ駆動回路43を通してモータ21に供給
される。
【0030】回転する光ディスク20に記録されている
信号は、ポジショナ駆動回路30からの信号により移送
制御される光学ヘッド30から光ディスク20に強度一
定の光ビームが照射され、この光ビームが記録マークに
応じて強度が変調された反射光、あるいは偏光面が回転
された反射光とされた後光学ヘッド30により受光され
て光電変換され、更に所定の信号処理が施されて再生信
号に変換されてイコライザ33に供給される。
【0031】イコライザ33によりイコライズ処理され
た再生信号は、復号回路34により復号された後、誤り
訂正回路35により記録再生時に生じたエラーが前記訂
正コードを用いて誤り訂正されて正しいデータとされて
再生用メモリ36(図1の再生用メモリ8に相当)に書
き込まれる。
【0032】再生用メモリ36はサーボ回転と映像同期
信号に差が生じている場合はこの差分に対応してディジ
タル信号を読み出す頻度を調整する。すなわち、図示は
省略したが、モータ21の回転速度が公知の手段により
検出され、その検出回転速度とサーボ回路42で得られ
る回転制御信号との誤差成分に応じて、図示しない再生
用メモリ36の書き込み/読み出し制御信号発生回路の
出力信号周波数を制御する。
【0033】再生用メモリ36から読み出された再生デ
ィジタル信号は、光ディスク20に記録されている信号
がコンポジット信号である時には、D/Aコンバータ3
7によりアナログ信号に変換されたコンポジット信号が
選択されて出力され、コンポーネント信号が記録されて
いる場合は伸張回路38(図1の伸張回路9に相当)に
より伸張され、更にD/Aコンバータ39によりアナロ
グ信号に変換されたコンポーネント信号が選択されて出
力される。更に、光ディスク20に記録されている信号
がコード信号であるときには、SCSIインタフェース
25によりSCSI方式に従ってフォーマット変換され
た再生コード信号が選択出力される。
【0034】このように本実施例によれば、ある1種類
の信号(A系統信号)に対して走査線数及びフィールド
周波数の少なくとも一方が異なる他の種類の所望の信号
(B系統信号あるいはC系統信号)の記録再生が可能で
ある。上述のように、A系統信号がNTSC方式コンポ
ジット信号とすると、訂正コード付加回路28、符号化
回路29、イコライザ33、復号回路34及び誤り訂正
回路35をNTSC方式コンポジット信号用に構成する
ことができる。
【0035】そして、B系統信号であるコンポーネント
信号は、圧縮回路24により訂正コード付加回路28の
アルゴリズムに適したようにデータ量及びフォーマット
が調整され、同様にC系統信号のコード信号はSCSI
インタフェース25により訂正コード付加回路28のア
ルゴリズムに適したデータ量に至るまでデータを蓄積し
ておけばよい。
【0036】例えば、B系統の信号をPAL方式の62
5/50コンポーネント信号とすると、その1フレーム
のデータ量を、圧縮回路24によりA系統信号のNTS
C方式コンポジット信号のA/D変換ディジタル信号の
データ量とほぼ同一となるように圧縮しておくことによ
り、訂正コード付加回路28から誤り訂正回路35まで
の構成は一切変更する必要がない。そのときのサーボ系
ではフレーム検出回路41によりフレームパルスが検出
されるから、NTSC方式からPAL方式に切り換わる
とフレームパルスは30Hzから25Hzに変更され、
それに従ってモータ21の回転速度も変化する。
【0037】また、モータ21の回転数を30Hzに同
期した状態で変えないこともでき、その場合は625/
50信号記録再生時には、記録用メモリ27と再生用メ
モリ36によって、内部書き込みと読み出しは6回に1
回休止させて、外部への出力はフレーム当たり25Hz
毎に行うことができる。すなわち、入力される信号のフ
レーム周波数は25Hzであり、これをフレーム周波数
30Hzで読み出すためには、記録用メモリ27は6回
に1回の割合で読み出し動作を休止する。また、再生時
にはフレーム周波数30Hzで読み出された再生信号を
フレーム周波数25Hzで再生するために、再生用メモ
リ36は6回に1回の割合で書き込み動作を休止する。
【0038】この場合は、記録波長も回転数も変更しな
いので、イコライザ33や光学ヘッド30によるリード
/ライト動作にも全く変更はなくなり、更に高い共通性
が得られる。これらの動作は、取り扱う信号の種類に関
係なく、NTSC、PAL、SECAM、HDTVの各
方式のいずれの組み合わせでも可能である。
【0039】更に、サーボ回路42がディスク回転数や
線速度を1/N(Nは自然数)に設定できる機能を有す
る場合は、記録再生時のビットレートを増減できるため
に、非圧縮と圧縮、あるいは圧縮率を変化させること
で、高品位記録と低品位記録を容易に切り換えることが
できる。また、コード信号の再生信号に基づき再生方法
を制御することもできる。
【0040】なお、上記の実施例では、記録及び再生機
能を1台の装置で実現するように説明したが、記録機能
のみあるいは再生機能のみを有する装置(ビデオディス
クレコーダ)であってもよい。また、入出力信号系は
A,B及びCの3系統に限定されるものではなく、単一
系統あるいは4系統でもよい。更に、光学ヘッド30は
必要に応じて複数個用いることもでき、記録系統や再生
系統を複数具備して複数の記録や再生を同時に実行でき
るマルチアクセスであってもよい。
【0041】更にまた、サーボ系は上記の実施例では回
転数一定の等角速度(CAV)方式で説明したが、等線
速度(CLV)方式や光ディスクの記録面を複数に分割
した各領域毎に記録密度が下がらないように回転数を設
定したMCAV方式などにも同様に適用できる。更に、
上記の実施例では記録媒体は光ディスクとして説明した
が、磁気ディスクなどの他の記録媒体でも本発明を適用
できる。また、コード信号の代わりに、MPEGにより
カラー動画像蓄積用符号化方式のディジタル信号、ある
いはJPEGによるカラー静止画符号化方式のディジタ
ル信号を記録再生することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
走査線数及びフィールド周波数の一方又は両方が異なる
複数種類の方式のテレビジョン信号やコード信号をそれ
ぞれフレーム又はフィールド等の予め定めた期間毎に、
一の方式のテレビジョン信号をディジタル信号に変換し
て得た第1のディジタル情報信号とほぼ同一の予め定め
たデータ量となるように圧縮あるいはフォーマット変換
してから記録媒体に記録し、これを再生して伸張あるい
はフォーマット変換して元の信号形態に戻すことによ
り、記録媒体に記録される信号のフォーマットを複数種
類の方式のテレビジョン信号やコード信号を予め定めた
フォーマットに共通化したため、複数種類のテレビジョ
ン信号やコード信号を共通のフォーマットで容易に記録
媒体に記録し再生することができる。
【0043】従って、本発明によれば、例えばNTSC
方式の既存機器に他の方式のテレビジョン信号を対応さ
せることが容易となり、既存製品の機能拡張及び新製品
への開発投資を抑制し、部品共通化によるコスト低減が
可能となる。
【0044】また、本発明によれば、サーボ制御手段
が、記録時は記録用メモリから読み出された信号のフィ
ールド/フレーム期間に同期してディスクを回転制御
し、再生時は複数種類の方式のテレビジョン信号のうち
最も高いフィールド/フレーム周波数を有するテレビジ
ョン信号に同期した回転数又はこれよりも高い一定回転
数でディスクを回転制御する記録再生時の周波数帯域や
データ容量の異なる複数の種類の信号に対してもサーボ
制御手段を変更する必要がないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の基本構成を示す概略図であ
る。
【図2】本発明の一実施例のブロック図である。
【符号の説明】
1、20 光ディスク 2、21 モータ 3 サーボ系 4、27 記録用メモリ 5、26、40 セレクタ 6、24 圧縮回路 7 フォーマット変換回路 8、36 再生用メモリ 9、38 伸張回路 22、23 A/Dコンバータ 25 SCSIインタフェース 28 訂正コード付加回路 29 符号化回路 30 光学ヘッド 34 復号回路 35 誤り訂正回路 37、39 D/Aコンバータ 41 フレーム検出回路 42 サーボ回路 43 モータ駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ走査線数及びフィールド周波数
    の一方又は両方が異なる複数種類の方式のテレビジョン
    信号のうち予め定めた一の方式のテレビジョン信号をデ
    ィジタル信号に変換して得られた第1のディジタル情報
    信号、若しくは前記一の方式のテレビジョン信号以外の
    他の種類の方式の一又は二以上の第2のテレビジョン信
    号をディジタル信号に変換後、フレーム又はフィールド
    等の予め定めた期間毎に前記第1のディジタル情報信号
    とほぼ同一の予め定めたデータ量となるように圧縮して
    得られた第2のディジタル情報信号、又は前記予め定め
    た期間毎に相当するビット数に区切られた前記テレビジ
    ョン信号以外のデータ等のコード信号が記録されたディ
    スクから既記録信号の再生信号を得る再生手段と、 前記複数種類の方式のテレビジョン信号のうち最も高い
    フィールド/フレーム周波数を有するテレビジョン信号
    に同期した回転数又はこれよりも高い一定回転数で前記
    ディスクを回転制御するサーボ制御手段と、 前記再生手段からの再生信号の同期信号と前記ディスク
    の回転数との差に応じて前記再生信号の書き込みと読み
    出しを制御される再生用メモリとを有し、前記再生用メ
    モリから読み出された再生信号から元のアナログテレビ
    ジョン信号又はコード信号を再生することを特徴とする
    情報再生装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ走査線数及びフィールド周波数
    の一方又は両方が異なる複数種類の方式のテレビジョン
    信号のうち予め定めた一の方式のテレビジョン信号をデ
    ィジタル信号に変換して得られた第1のディジタル情報
    信号が入力されるセレクタと、 前記一の方式のテレビジョン信号以外の他の種類の方式
    の一又は二以上の第2のテレビジョン信号をディジタル
    信号に変換して得られた第2のディジタル情報信号をフ
    レーム又はフィールド等の予め定めた期間毎に前記第1
    のディジタル情報信号とほぼ同一の予め定めたデータ量
    となるように圧縮して前記セレクタに入力する圧縮回路
    と、 前記テレビジョン信号以外のデータ等のコード信号を前
    記予め定めた期間毎に相当するビット数に区切るフォー
    マット変換を行って前記セレクタに入力するフォーマッ
    ト変換回路と、 前記セレクタにより選択されて取り出された一の信号
    を、その同期信号とディスクの回転数との差に応じて書
    き込みと読み出しを制御される記録用メモリと、 前記記録用メモリから読み出された信号をディスクに記
    録する記録手段と、 記録時は前記記録用メモリから読み出された信号のフィ
    ールド/フレーム期間に同期して前記ディスクを回転制
    御し、再生時は前記複数種類の方式のテレビジョン信号
    のうち最も高いフィールド/フレーム周波数を有するテ
    レビジョン信号に同期した回転数又はこれよりも高い一
    定回転数で前記ディスクを回転制御するサーボ制御手段
    と、 ディスクから既記録信号の再生信号を得る再生手段と、 前記再生手段からの再生信号の同期信号と前記ディスク
    の回転数との差に応じて前記再生信号の書き込みと読み
    出しを制御される再生用メモリとを有し、前記再生用メ
    モリから読み出された再生信号から元のアナログテレビ
    ジョン信号又はコード信号を再生することを特徴とする
    情報記録再生装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のディジタル情報信号はコンポ
    ジット信号のディジタル信号であり、前記第2のディジ
    タル情報信号はコンポーネント信号のディジタル信号で
    あることを特徴とする請求項記載の情報記録再生装
    置。
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