JPH11250210A - Icカード - Google Patents
IcカードInfo
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- JPH11250210A JPH11250210A JP10052092A JP5209298A JPH11250210A JP H11250210 A JPH11250210 A JP H11250210A JP 10052092 A JP10052092 A JP 10052092A JP 5209298 A JP5209298 A JP 5209298A JP H11250210 A JPH11250210 A JP H11250210A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- card
- circuit
- signal
- modulation
- power
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】外部から給電し、AM変調により信号の伝送を
行う非接触式ICカードでは、AM変調信号に歪みが生
じたり、電源が不安定になる場合がある。 【解決手段】コイルの両端に対して第2の整流回路31
2を設け、この出力の負荷をAM変調回路325で切り
換えることにより、結果としてコイルにAM変調信号を
印加し、リーダライタ装置に所望のデータを伝送する。
具体的には、CPU40より入出力バッファ322を介
して入力された送信用データは、送信データラッチ32
3にラッチされた後、変調パルス生成部324により1
ビットずつ取り出されて、変調パルス生成部324によ
りそのデータ値に基づいてAM変調回路325の負荷を
切り換える信号が生成される。これにより、AM変調回
路325の負荷が切り換えられ、第2の整流回路312
を介してコイル10に対して変調信号が印加され、その
データがリーダライタ装置に伝送される。
行う非接触式ICカードでは、AM変調信号に歪みが生
じたり、電源が不安定になる場合がある。 【解決手段】コイルの両端に対して第2の整流回路31
2を設け、この出力の負荷をAM変調回路325で切り
換えることにより、結果としてコイルにAM変調信号を
印加し、リーダライタ装置に所望のデータを伝送する。
具体的には、CPU40より入出力バッファ322を介
して入力された送信用データは、送信データラッチ32
3にラッチされた後、変調パルス生成部324により1
ビットずつ取り出されて、変調パルス生成部324によ
りそのデータ値に基づいてAM変調回路325の負荷を
切り換える信号が生成される。これにより、AM変調回
路325の負荷が切り換えられ、第2の整流回路312
を介してコイル10に対して変調信号が印加され、その
データがリーダライタ装置に伝送される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リーダライタ装置
より供給される送信電力を受電コイルにより受電し、か
つ、この受電コイルの信号を振幅(AM)変調すること
により、データをリーダライタ装置に伝送する非接触式
のICカードに関し、特に、安定して電源が得られるよ
うにしたICカードに関する。
より供給される送信電力を受電コイルにより受電し、か
つ、この受電コイルの信号を振幅(AM)変調すること
により、データをリーダライタ装置に伝送する非接触式
のICカードに関し、特に、安定して電源が得られるよ
うにしたICカードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気カードの用途の拡大はめざま
しく、クレジットカード、キャッシュカード、各種のプ
リペイドカードなど種々の分野で磁気カードが用いられ
ている。しかしながら、最近では、このようなカードに
対して高い機能性、セキュリティが求められており、そ
れに適したカード媒体としてICカードが普及しつつあ
る。ICカードには、外部端子付きの接触式のICカー
ドと、外部端子を有しない非接触式のICカードがある
が、非接触式のICカードは、端子がないため、水、
油、汚れ、埃、静電気、振動などに強く高い信頼性を確
保することができ、また機械的接点がないためにシステ
ム側のメンテンナンスが容易になるという利点があり、
今後の広く利用される可能性が高い。
しく、クレジットカード、キャッシュカード、各種のプ
リペイドカードなど種々の分野で磁気カードが用いられ
ている。しかしながら、最近では、このようなカードに
対して高い機能性、セキュリティが求められており、そ
れに適したカード媒体としてICカードが普及しつつあ
る。ICカードには、外部端子付きの接触式のICカー
ドと、外部端子を有しない非接触式のICカードがある
が、非接触式のICカードは、端子がないため、水、
油、汚れ、埃、静電気、振動などに強く高い信頼性を確
保することができ、また機械的接点がないためにシステ
ム側のメンテンナンスが容易になるという利点があり、
今後の広く利用される可能性が高い。
【0003】その非接触式のICカードは、さらに、密
着・近接型ICカード(以後、コンタクトレスICカー
ドと言う場合もある。)と、遠隔型ICカード(リモー
トICカードと言う場合もある。)とに分類することが
できる。この中で、コンタクトレスICカードは、0〜
数cmの比較的短い距離でシステムと交信を行うタイプ
のICカードであるが、電磁結合などにより比較的大き
な電力を供給することができるため、電池を搭載しない
無電池の状態でCPUを搭載可能であり、種々の用途に
用いることができる。
着・近接型ICカード(以後、コンタクトレスICカー
ドと言う場合もある。)と、遠隔型ICカード(リモー
トICカードと言う場合もある。)とに分類することが
できる。この中で、コンタクトレスICカードは、0〜
数cmの比較的短い距離でシステムと交信を行うタイプ
のICカードであるが、電磁結合などにより比較的大き
な電力を供給することができるため、電池を搭載しない
無電池の状態でCPUを搭載可能であり、種々の用途に
用いることができる。
【0004】ところで、このような非接触式のICカー
ドにおいて、信号の伝送を行うための主な方法の1つに
AM変調を用いる方法がある。そして、この非接触式の
ICカードに適用されるAM変調回路としては、たとえ
ば次のような2つの方法が知られている。第1の方法
は、受電コイルの両端の交流入力信号に対して、直接そ
の負荷抵抗を切り換えて、AM変調を行う方法である。
また第2の方法は、受電コイルの両端の交流入力信号を
整流回路により直流信号に変換し、この直流信号をダイ
オードなどの整流素子を介してレギュレータ回路に入力
して動作電源を得る電源回路に対して、その整流回路の
出力に並列に負荷抵抗の切り換え回路を設け、AM変調
を行う方法である。
ドにおいて、信号の伝送を行うための主な方法の1つに
AM変調を用いる方法がある。そして、この非接触式の
ICカードに適用されるAM変調回路としては、たとえ
ば次のような2つの方法が知られている。第1の方法
は、受電コイルの両端の交流入力信号に対して、直接そ
の負荷抵抗を切り換えて、AM変調を行う方法である。
また第2の方法は、受電コイルの両端の交流入力信号を
整流回路により直流信号に変換し、この直流信号をダイ
オードなどの整流素子を介してレギュレータ回路に入力
して動作電源を得る電源回路に対して、その整流回路の
出力に並列に負荷抵抗の切り換え回路を設け、AM変調
を行う方法である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たいずれの場合においても、適切にAM変調を行い信号
を適切に伝送することができない場合があるという問題
がある。まず、前述した第1の方法においては、ICカ
ード自身で行うAM変調により、受電した電力信号のレ
ギュレータへの入力が変動し、安定した電源が得られな
いという問題がある。また、レギュレータの入力部に接
続される充電用(電源平滑用)コンデンサに蓄積された
電荷が、整流回路に逆流(放電)することにより、受電
コイルの両端に現れるAM変調信号にトランジットな歪
み(遅延)が生じ、所定のAM変調が行えなくなるとい
う問題もある。また、前述した第2の方法においては、
整流回路の直流出力をさらに整流素子を介してレギュレ
ータに入力するため、レギュレータへの入力は整流回路
の出力レベルに比べてさらに低下しており、この低下し
た出力をレギュレータ回路に入力した場合には、受電ア
ンテナで受信した電力が少ないと所定の動作電源が得ら
れなくなるという問題が生じる。
たいずれの場合においても、適切にAM変調を行い信号
を適切に伝送することができない場合があるという問題
がある。まず、前述した第1の方法においては、ICカ
ード自身で行うAM変調により、受電した電力信号のレ
ギュレータへの入力が変動し、安定した電源が得られな
いという問題がある。また、レギュレータの入力部に接
続される充電用(電源平滑用)コンデンサに蓄積された
電荷が、整流回路に逆流(放電)することにより、受電
コイルの両端に現れるAM変調信号にトランジットな歪
み(遅延)が生じ、所定のAM変調が行えなくなるとい
う問題もある。また、前述した第2の方法においては、
整流回路の直流出力をさらに整流素子を介してレギュレ
ータに入力するため、レギュレータへの入力は整流回路
の出力レベルに比べてさらに低下しており、この低下し
た出力をレギュレータ回路に入力した場合には、受電ア
ンテナで受信した電力が少ないと所定の動作電源が得ら
れなくなるという問題が生じる。
【0006】したがって、本発明の目的は、非接触式に
より電力が供給され、さらにAM変調により信号の伝送
を行うICカードにおいて、AM変調と安定した電源の
獲得とを同時に安定して適切に行えるような、信頼性の
高いICカードを提供することにある。
より電力が供給され、さらにAM変調により信号の伝送
を行うICカードにおいて、AM変調と安定した電源の
獲得とを同時に安定して適切に行えるような、信頼性の
高いICカードを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、非接触ICカード内の、受電コイルの両端の入力信
号を整流素子により整流し、その出力に対してロードス
イッチング方式により負荷抵抗を切り換えることによ
り、AM変調を行うようにした。
に、非接触ICカード内の、受電コイルの両端の入力信
号を整流素子により整流し、その出力に対してロードス
イッチング方式により負荷抵抗を切り換えることによ
り、AM変調を行うようにした。
【0008】したがって、本発明のICカードは、外部
からの電源供給により動作する非接触型のICカードで
あって、供給される電力の受け取りおよび信号の送受信
を行う受電コイルと、前記受電コイルの両端の入力信号
を整流する第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出
力を負荷抵抗切り換えにより振幅(AM)変調する振幅
変調回路とを有する。好適には、本発明のICカード
は、前記受電コイルで受け取った交流電力を直流電力に
変換する第2の整流回路と、前記第2の整流回路におい
て整流された直流電力を所定の電圧に安定化するレギュ
レータとをさらに有する。さらに好適には、前記第1の
整流回路と、前記振幅変調回路と、前記第2の整流回路
と、前記レギュレータは、集積回路上に構成されて前記
ICカードに収容される。
からの電源供給により動作する非接触型のICカードで
あって、供給される電力の受け取りおよび信号の送受信
を行う受電コイルと、前記受電コイルの両端の入力信号
を整流する第1の整流回路と、前記第1の整流回路の出
力を負荷抵抗切り換えにより振幅(AM)変調する振幅
変調回路とを有する。好適には、本発明のICカード
は、前記受電コイルで受け取った交流電力を直流電力に
変換する第2の整流回路と、前記第2の整流回路におい
て整流された直流電力を所定の電圧に安定化するレギュ
レータとをさらに有する。さらに好適には、前記第1の
整流回路と、前記振幅変調回路と、前記第2の整流回路
と、前記レギュレータは、集積回路上に構成されて前記
ICカードに収容される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の一実施の形態について図
1および図2を参照して説明する。本実施の形態におい
ては、本発明に係わる変調回路を有し、電磁誘導方式に
より外部結合装置(リーダライタ)より電力を供給され
て動作するコンタクトレスICカードを例示して本発明
を説明する。図1は、そのICカード1の構成を示すブ
ロック図である。ICカード1は、コイル10、コンデ
ンサー20、インターフェイスLSI30およびCPU
40を有する。なお、このICカードは、厚さ0.76
mmの非常に薄いカードである。
1および図2を参照して説明する。本実施の形態におい
ては、本発明に係わる変調回路を有し、電磁誘導方式に
より外部結合装置(リーダライタ)より電力を供給され
て動作するコンタクトレスICカードを例示して本発明
を説明する。図1は、そのICカード1の構成を示すブ
ロック図である。ICカード1は、コイル10、コンデ
ンサー20、インターフェイスLSI30およびCPU
40を有する。なお、このICカードは、厚さ0.76
mmの非常に薄いカードである。
【0010】まず、このICカード1の主な構成部につ
いて説明する。コイル10は、リーダライタの端末側コ
イル90と対向して電力および信号の送受信を行う。こ
のコイル10は、端末側コイル90とは数mm程度の距
離で交信を行うように設定されている。したがって、I
Cカード1は、リーダライタに対して至近距離に配置さ
れて使用される。また信号の伝送は、AM変調された信
号を介して行われる。
いて説明する。コイル10は、リーダライタの端末側コ
イル90と対向して電力および信号の送受信を行う。こ
のコイル10は、端末側コイル90とは数mm程度の距
離で交信を行うように設定されている。したがって、I
Cカード1は、リーダライタに対して至近距離に配置さ
れて使用される。また信号の伝送は、AM変調された信
号を介して行われる。
【0011】インターフェイスLSI30は、コイル1
0により受信した電力および信号より、CPU40に入
力する電力やデータ信号を生成する回路であり、Bi−
CMOSプロセスによる集積回路として構成されてい
る。
0により受信した電力および信号より、CPU40に入
力する電力やデータ信号を生成する回路であり、Bi−
CMOSプロセスによる集積回路として構成されてい
る。
【0012】このインターフェイスLSI30の構成に
ついて図2を参照して詳細に説明する。図2は、インタ
ーフェイスLSI30の構成を示すブロック図である。
インターフェイスLSI30は、第1の整流回路311
(311a,311b)、第2の整流回路312、レギ
ュレータ313、AM復調回路315、キャリア検出部
316、出力バッファ317、パルス検出部318、カ
ウンタ319、出力バッファ320、受信データデコー
ド部321、入出力バッファ322、送信データラッチ
323、変調パルス生成部324およびAM変調回路3
25を有する。
ついて図2を参照して詳細に説明する。図2は、インタ
ーフェイスLSI30の構成を示すブロック図である。
インターフェイスLSI30は、第1の整流回路311
(311a,311b)、第2の整流回路312、レギ
ュレータ313、AM復調回路315、キャリア検出部
316、出力バッファ317、パルス検出部318、カ
ウンタ319、出力バッファ320、受信データデコー
ド部321、入出力バッファ322、送信データラッチ
323、変調パルス生成部324およびAM変調回路3
25を有する。
【0013】第1の整流回路311は、コイル10で発
生された交流起電力を整流して直流電力に変換する整流
ブリッジ回路である。第2の整流回路312は、コイル
10の両端の電力を整流してその出力をAM変調回路3
25に対して印加する回路であるが、実際には、AM変
調回路325で選択された負荷に基づいて、コイル10
に対してAM変調回路325でAM変調された信号を印
加する回路である。レギュレータ313は、第1の整流
回路311で生成された直流電力より、所定電圧の安定
した直流電圧を生成する回路である。本実施の形態にお
いては、レギュレータ313は、+5Vの直流電圧を生
成する。
生された交流起電力を整流して直流電力に変換する整流
ブリッジ回路である。第2の整流回路312は、コイル
10の両端の電力を整流してその出力をAM変調回路3
25に対して印加する回路であるが、実際には、AM変
調回路325で選択された負荷に基づいて、コイル10
に対してAM変調回路325でAM変調された信号を印
加する回路である。レギュレータ313は、第1の整流
回路311で生成された直流電力より、所定電圧の安定
した直流電圧を生成する回路である。本実施の形態にお
いては、レギュレータ313は、+5Vの直流電圧を生
成する。
【0014】AM復調回路315は、ローパスフィルタ
とコンパレータにより構成され、コイル10により得ら
れた信号より信号成分を抽出して復調し、受信データの
信号としてパルス検出部318および受信データデコー
ド部321に出力する。キャリア検出部316は、コイ
ル10より得られた信号に基づいてキャリア再生を行
い、クロック信号を生成してカウンタ317およびカウ
ンタ319に出力する。出力バッファ317は、キャリ
ア検出部316で生成されたクロック信号を、インター
フェイスLSI30より出力してCPU40にするため
のバッファである。
とコンパレータにより構成され、コイル10により得ら
れた信号より信号成分を抽出して復調し、受信データの
信号としてパルス検出部318および受信データデコー
ド部321に出力する。キャリア検出部316は、コイ
ル10より得られた信号に基づいてキャリア再生を行
い、クロック信号を生成してカウンタ317およびカウ
ンタ319に出力する。出力バッファ317は、キャリ
ア検出部316で生成されたクロック信号を、インター
フェイスLSI30より出力してCPU40にするため
のバッファである。
【0015】パルス検出部318は、ICカード1とリ
ーダライタ装置との伝送シーケンスや、ICカード1の
スタートシーケンスなどの基準タイミングを生成するた
めに、AM復調回路315で復調された信号より所定の
基準パルスを検出しカウンタ319に出力する回路であ
る。カウンタ319は、パルス検出部318で検出され
たパルスを参照しながら、キャリア検出部316で生成
されたクロックをカウントし、ICカード1とリーダラ
イタ装置との間のデータ伝送などのシーケンスを管理す
る。具体的には、たとえばリセット信号を生成して出力
バッファ317に出力したり、受信データデコード部3
21、送信データラッチ323、変調パルス生成部32
4などの各動作タイミングを制御する。
ーダライタ装置との伝送シーケンスや、ICカード1の
スタートシーケンスなどの基準タイミングを生成するた
めに、AM復調回路315で復調された信号より所定の
基準パルスを検出しカウンタ319に出力する回路であ
る。カウンタ319は、パルス検出部318で検出され
たパルスを参照しながら、キャリア検出部316で生成
されたクロックをカウントし、ICカード1とリーダラ
イタ装置との間のデータ伝送などのシーケンスを管理す
る。具体的には、たとえばリセット信号を生成して出力
バッファ317に出力したり、受信データデコード部3
21、送信データラッチ323、変調パルス生成部32
4などの各動作タイミングを制御する。
【0016】出力バッファ320は、カウンタ319で
生成されたリセット信号をインターフェイスLSI30
より出力してCPU40にするためのバッファである。
受信データデコード部321は、カウンタ319より入
力される信号に基づいて、AM復調回路315で復調さ
れた信号をデコードし、入出力バッファ322に出力す
る。入出力バッファ322は、インターフェイスLSI
30とCPU40との間の双方向データバスでデータを
入出力するためのバッファであり、受信データデコード
部321でデコードされたデータ、および、CPU40
から入力されたデータが一時的に記憶される。
生成されたリセット信号をインターフェイスLSI30
より出力してCPU40にするためのバッファである。
受信データデコード部321は、カウンタ319より入
力される信号に基づいて、AM復調回路315で復調さ
れた信号をデコードし、入出力バッファ322に出力す
る。入出力バッファ322は、インターフェイスLSI
30とCPU40との間の双方向データバスでデータを
入出力するためのバッファであり、受信データデコード
部321でデコードされたデータ、および、CPU40
から入力されたデータが一時的に記憶される。
【0017】送信データラッチ323は、入出力バッフ
ァ322を介してCPU40より入力されたデータを記
憶する。変調パルス生成部324は、送信データラッチ
323にラッチされている送信データを順次1ビットず
つ読出し、その読み出したデータに対応する変調信号を
生成するようにAM変調回路325に対して負荷抵抗の
切り換え信号を出力する。AM変調回路325は、変調
パルス生成部324より入力される切り換え信号に基づ
いて負荷が切り換えられ、それにより、第2の整流回路
312を介して、コイル10にAM変調された信号を印
加し、データをリーダライタ装置に伝送させる。
ァ322を介してCPU40より入力されたデータを記
憶する。変調パルス生成部324は、送信データラッチ
323にラッチされている送信データを順次1ビットず
つ読出し、その読み出したデータに対応する変調信号を
生成するようにAM変調回路325に対して負荷抵抗の
切り換え信号を出力する。AM変調回路325は、変調
パルス生成部324より入力される切り換え信号に基づ
いて負荷が切り換えられ、それにより、第2の整流回路
312を介して、コイル10にAM変調された信号を印
加し、データをリーダライタ装置に伝送させる。
【0018】なお、このようなインターフェイスLSI
30を介して、ICカード1とリーダライタ装置とは、
4.9152MHzの周波数で交信を行い、最大で7
6.8Kbpsのデータ伝送を行う。
30を介して、ICカード1とリーダライタ装置とは、
4.9152MHzの周波数で交信を行い、最大で7
6.8Kbpsのデータ伝送を行う。
【0019】CPU40は、記憶された処理プログラム
にしたがって、リーダライタ装置と通信を行いながら任
意の処理を行うことができる8Kバイトのメモリ内蔵の
1チップマイコンである。具体的には、CPU40にお
いては、たとえば、暗号化処理や数値演算、検索、デー
タの記憶などの処理が行われる。
にしたがって、リーダライタ装置と通信を行いながら任
意の処理を行うことができる8Kバイトのメモリ内蔵の
1チップマイコンである。具体的には、CPU40にお
いては、たとえば、暗号化処理や数値演算、検索、デー
タの記憶などの処理が行われる。
【0020】次に、ICカード1の動作について説明す
る。まず、たとえば、ICカード1の所持者が、所定の
リ−ダライタにこのICカード1をかざすと、リーダラ
イタの端末側コイル90より電磁波により電力が供給さ
れる。ICカード1においては、その電磁波をコイル1
0で受信し、インターフェイスLSI30の第1の整流
回路311で整流し、レギュレータ313で+5Vの直
流電圧を生成してインターフェイスLSI30の各部お
よびCPU40に供給する。これにより以後、ICカー
ド1とリーダライタ装置との信号の伝送が行われる。
る。まず、たとえば、ICカード1の所持者が、所定の
リ−ダライタにこのICカード1をかざすと、リーダラ
イタの端末側コイル90より電磁波により電力が供給さ
れる。ICカード1においては、その電磁波をコイル1
0で受信し、インターフェイスLSI30の第1の整流
回路311で整流し、レギュレータ313で+5Vの直
流電圧を生成してインターフェイスLSI30の各部お
よびCPU40に供給する。これにより以後、ICカー
ド1とリーダライタ装置との信号の伝送が行われる。
【0021】このような信号の伝送が開始されると、キ
ャリア検出部316はキャリア再生を行いクロック信号
を生成し、またAM復調回路315は受信した信号の復
調を行う。この復調した信号よりパルス検出部318が
基準パルスを検出し、カウンタ319に出力することに
より、カウンタ319ではこの基準パルスとクロック信
号に基づいて種々のシーケンスの制御を行う。たとえば
まず最初にリセット信号を生成し、出力バッファ320
を介してCPU40に出力する。また、リーダライタ装
置との間のデータの送信タイミイングおよび受信タイミ
ングを検出し、これに基づいて受信データデコード部3
21、送信データラッチ323、変調パルス生成部32
4などを制御する。
ャリア検出部316はキャリア再生を行いクロック信号
を生成し、またAM復調回路315は受信した信号の復
調を行う。この復調した信号よりパルス検出部318が
基準パルスを検出し、カウンタ319に出力することに
より、カウンタ319ではこの基準パルスとクロック信
号に基づいて種々のシーケンスの制御を行う。たとえば
まず最初にリセット信号を生成し、出力バッファ320
を介してCPU40に出力する。また、リーダライタ装
置との間のデータの送信タイミイングおよび受信タイミ
ングを検出し、これに基づいて受信データデコード部3
21、送信データラッチ323、変調パルス生成部32
4などを制御する。
【0022】このような動作状態で、AM復調回路31
5で復調された信号はそのデータ成分が受信データデコ
ード部321に蓄積されデコードされて、受信データと
して入出力バッファ322を介してCPU40に出力さ
れる。また、CPU40より入出力バッファ322を介
して入力された送信用データは、送信データラッチ32
3にラッチされた後、変調パルス生成部324により1
ビットずつ取り出されて、変調パルス生成部324によ
りそのデータ値に基づいてAM変調回路325の負荷を
切り換える信号が生成される。これにより、AM変調回
路325の負荷が切り換えられ、第2の整流回路312
を介してコイル10に対して変調信号が印加され、その
データがリーダライタ装置に伝送される。
5で復調された信号はそのデータ成分が受信データデコ
ード部321に蓄積されデコードされて、受信データと
して入出力バッファ322を介してCPU40に出力さ
れる。また、CPU40より入出力バッファ322を介
して入力された送信用データは、送信データラッチ32
3にラッチされた後、変調パルス生成部324により1
ビットずつ取り出されて、変調パルス生成部324によ
りそのデータ値に基づいてAM変調回路325の負荷を
切り換える信号が生成される。これにより、AM変調回
路325の負荷が切り換えられ、第2の整流回路312
を介してコイル10に対して変調信号が印加され、その
データがリーダライタ装置に伝送される。
【0023】このように、本実施の形態のICカード1
においては、コイル10の両端に対して第2の整流回路
312を設け、この出力の負荷をAM変調回路325で
切り換えることにより、結果としてコイル10にAM変
調信号を印加し、リーダライタ装置に所望のデータを伝
送している。したがって、レギュレータ313に入力さ
れる信号は、従来と同じく第1の整流回路311を介し
たのみの信号なので、その電圧が大きく低下することは
なく、適切に所定の電源を供給することができる。ま
た、AM変調した信号がレギュレータ313に入力され
ることを防ぐことができるので、電源が不安定になるこ
ともない。さらに、レギュレータの入力部のコンデンサ
に蓄積された電荷がAM変調に係わる整流回路に放電す
ることも防ぐことができるので、適切にAM変調が行え
る。
においては、コイル10の両端に対して第2の整流回路
312を設け、この出力の負荷をAM変調回路325で
切り換えることにより、結果としてコイル10にAM変
調信号を印加し、リーダライタ装置に所望のデータを伝
送している。したがって、レギュレータ313に入力さ
れる信号は、従来と同じく第1の整流回路311を介し
たのみの信号なので、その電圧が大きく低下することは
なく、適切に所定の電源を供給することができる。ま
た、AM変調した信号がレギュレータ313に入力され
ることを防ぐことができるので、電源が不安定になるこ
ともない。さらに、レギュレータの入力部のコンデンサ
に蓄積された電荷がAM変調に係わる整流回路に放電す
ることも防ぐことができるので、適切にAM変調が行え
る。
【0024】また、このICカード1は、汎用的でプロ
グラマブルな1チップマイコンを内蔵しているので、任
意のアプリケーションを適用することができ、広範な用
途に用いることができる。また、厚さ0.76mmと非
常に薄いので、携帯性も高い。
グラマブルな1チップマイコンを内蔵しているので、任
意のアプリケーションを適用することができ、広範な用
途に用いることができる。また、厚さ0.76mmと非
常に薄いので、携帯性も高い。
【0025】なお、本発明は本実施の形態に限られるも
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、前述
したICカード1のインターフェイスLSI30の、本
発明に係わる第1の整流回路311、第2の整流回路3
12、AM変調回路325など以外の回路は、任意好適
に改変してよい。また、ICカード1は、前述したよう
にリーダライタに対して至近距離に配置して用いる必要
があるが、この配置の仕方は任意である。すなわち、I
Cカード1の保持者がICカード1をリーダライタに対
してかざして使用するようにしてもよいし、所定のホル
ダーなどのICカード1をセットして固定的に使用する
ようにしてもよい。
のではなく、種々の改変が可能である。たとえば、前述
したICカード1のインターフェイスLSI30の、本
発明に係わる第1の整流回路311、第2の整流回路3
12、AM変調回路325など以外の回路は、任意好適
に改変してよい。また、ICカード1は、前述したよう
にリーダライタに対して至近距離に配置して用いる必要
があるが、この配置の仕方は任意である。すなわち、I
Cカード1の保持者がICカード1をリーダライタに対
してかざして使用するようにしてもよいし、所定のホル
ダーなどのICカード1をセットして固定的に使用する
ようにしてもよい。
【0026】また、インターフェイスLSI30の製造
プロセスなども、Bi−CMOSに限られるものではな
い。任意のプロセスのLSIとして構成してよい。ま
た、さらに、インターフェイスLSI30は集積回路と
して構成せずとも、通常の回路として構成してもよい。
その他、整流回路301の実際の回路、レギュレータ回
路302の実際の回路、CPU40の構成のなども任意
でよく、また、ICカード1の用途なども本発明はなん
ら制限されるものではない。
プロセスなども、Bi−CMOSに限られるものではな
い。任意のプロセスのLSIとして構成してよい。ま
た、さらに、インターフェイスLSI30は集積回路と
して構成せずとも、通常の回路として構成してもよい。
その他、整流回路301の実際の回路、レギュレータ回
路302の実際の回路、CPU40の構成のなども任意
でよく、また、ICカード1の用途なども本発明はなん
ら制限されるものではない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
非接触式により電力が供給され、さらにAM変調により
信号の伝送を行うICカードにおいて、AM変調と安定
した電源の獲得とを同時に安定して適切に行えるよう
な、信頼性の高いICカードを提供することができる。
非接触式により電力が供給され、さらにAM変調により
信号の伝送を行うICカードにおいて、AM変調と安定
した電源の獲得とを同時に安定して適切に行えるよう
な、信頼性の高いICカードを提供することができる。
【図1】本発明の一実施の形態のICカードの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図2】図1に示したICカードのインターフェイスL
SIの主要な構成部を示すブロック図である。
SIの主要な構成部を示すブロック図である。
【符号の説明】 1…ICカード 10…コイル 20…コンデンサー 30…インターフェイスLSI 311…第1の整流回路 312…第2の整流回路 313…レギュレータ 315…AM復調回路 316…キャリア検出部 317…出力バッファ 318…パルス検出部 319…カウンタ 320…出力バッファ 321…受信データデコード部 322…入出力バッファ 323…送信データラッチ 324…変調パルス生成部 325…AM変調回路 40…CPU 90…端末側コイル
Claims (3)
- 【請求項1】外部からの電源供給により動作する非接触
型のICカードであって、 供給される電力の受け取りおよび信号の送受信を行う受
電コイルと、 前記受電コイルの両端の入力信号を整流する第1の整流
回路と、 前記第1の整流回路の出力を負荷抵抗切り換えにより振
幅(AM)変調する振幅変調回路とを有するICカー
ド。 - 【請求項2】前記受電コイルで受け取った交流電力を直
流電力に変換する第2の整流回路と、 前記第2の整流回路において整流された直流電力を所定
の電圧に安定化するレギュレータとをさらに有する請求
項1記載のICカード。 - 【請求項3】前記第1の整流回路と、前記振幅変調回路
と、前記第2の整流回路と、前記レギュレータは、集積
回路上に構成されることを特徴とする請求項2記載のI
Cカード。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10052092A JPH11250210A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Icカード |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10052092A JPH11250210A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Icカード |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11250210A true JPH11250210A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12905205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10052092A Pending JPH11250210A (ja) | 1998-03-04 | 1998-03-04 | Icカード |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11250210A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006190042A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Brother Ind Ltd | 表示装置 |
JP2009130896A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-11 | Renesas Technology Corp | Idタグ |
JP2009153659A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Adachi Light Co Ltd | 遊技機 |
JP2010523030A (ja) * | 2007-03-27 | 2010-07-08 | ドラショー・ソシエテ・アノニム | 非接触給電・データ伝送用システム |
-
1998
- 1998-03-04 JP JP10052092A patent/JPH11250210A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006190042A (ja) * | 2005-01-05 | 2006-07-20 | Brother Ind Ltd | 表示装置 |
JP2010523030A (ja) * | 2007-03-27 | 2010-07-08 | ドラショー・ソシエテ・アノニム | 非接触給電・データ伝送用システム |
JP2009130896A (ja) * | 2007-11-28 | 2009-06-11 | Renesas Technology Corp | Idタグ |
US8319611B2 (en) | 2007-11-28 | 2012-11-27 | Renesas Electronics Corporation | Radio frequency indentification tag |
JP2009153659A (ja) * | 2007-12-26 | 2009-07-16 | Adachi Light Co Ltd | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060815 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061004 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070116 |