JPH11249528A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH11249528A
JPH11249528A JP10052109A JP5210998A JPH11249528A JP H11249528 A JPH11249528 A JP H11249528A JP 10052109 A JP10052109 A JP 10052109A JP 5210998 A JP5210998 A JP 5210998A JP H11249528 A JPH11249528 A JP H11249528A
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JP
Japan
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cam
charging
image forming
forming apparatus
engagement
Prior art date
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JP10052109A
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Osamu Sato
佐藤  修
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加圧アームの一部がケースの開口内に入り込
んた状態にあるときに各部の動作が停止しても、ケース
をカートリッジ状態で取り出せるようにする。 【解決手段】 図示の帯電動作時に各部が停止したとき
はケース6を図で手前側に引き出すと、開口6aの縁部
が加圧アーム41の一部41aに当接してそれを図で手
前側に移動させる。それにより、加圧アーム41の端部
下面41bのカム44との係合位置が、それまでの第1
のカム部44aとの係合から第2のカム部44bとの係
合に変わる。したがって、加圧アーム41,42がアー
ム保持軸43を中心にして揺動し、その一部41a,4
2aが開口6aから外に退避するため、ケース6をプロ
セスカートリッジの状態で画像形成装置本体から引き出
すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ケース内に感光
体を収納し画像形成装置本体に対して着脱可能なプロセ
スカートリッジと、感光体に帯電部材が接触した状態で
その感光体を帯電する帯電手段とを備えた画像形成装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このように感光体に帯電部材を接
触させた状態でその感光体を帯電する帯電手段(接触帯
電装置)を備えた画像形成装置としては、例えば特開平
2−39169号公報に記載されているものがある。こ
の画像形成装置の接触帯電装置は、帯電部材を感光体に
圧接させたり、非圧接状態にしたりする圧接解除手段を
備えている。このように、帯電部材を感光体に圧接させ
る位置と、それを離間させる非圧接位置とに移動させる
機構としては種々のものがあるが、その1つを図12を
参照して説明する。
【0003】図12に示す画像形成装置は、ケース81
内に感光体82と接触帯電装置83とを収納してプロセ
スカートリッジとし、そのプロセスカートリッジの状態
でケース81を矢示A方向にスライドさせることによ
り、それを画像形成装置本体から取り外すことができる
ようにしている。この画像形成装置は、ケース81を感
光体82及び接触帯電装置83と共に画像形成装置本体
に挿着すると図示の位置となり、アーム保持軸84に固
定されて矢示B方向に揺動可能な一対の加圧アーム85
A,85Bのそれぞれ一端部85a,85bが、ケース
81に形成されている開口81a内にそれぞれ進入可能
な位置になる。
【0004】接触帯電装置83は、帯電ローラケース8
6内に帯電部材である帯電ローラ89を回転自在に保持
すると共に、その帯電ローラ89を感光体82に対して
接近・離間する矢示C方向にも移動可能に保持してい
る。その帯電ローラケース86の内面には、帯電ローラ
89の表面に摺接してその表面をクリーニングするクリ
ーニングパッド88が設けられている。
【0005】また、この接触帯電装置83は、加圧アー
ム85A側に電磁クラッチ90により図示しない駆動源
からの回転力が伝達されて回転するカム87を設けてお
り、そのカム87のカム面が加圧アーム85Aの他端部
85cの下面に接している。その加圧アーム85Aは、
図示しないバネにより常にカム87に接する方向に回動
付勢されているので、カム87を回転させると加圧アー
ム85A、及びその加圧アーム85Aとアーム保持軸8
4を介して一体の加圧アーム85Bが、アーム保持軸8
4を支点として揺動する。
【0006】その加圧アーム85Aと85Bが図12で
時計回り方向に揺動すると、その一端部85a,85b
がケース81に形成されている開口81a内にそれぞれ
進入し、それらが接触帯電装置83の帯電ローラケース
86を押し下げるため帯電ローラ89が感光体82に接
触する。逆に、加圧アーム85Aと85Bが図12で反
時計回り方向に揺動すると、その一端部85a,85b
はケース81の開口81aから外にそれぞれ退避し、帯
電ローラケース86が押し上げスプリング91,91の
付勢力により持ち上げられるため、帯電ローラ89が感
光体82から離間する。
【0007】なお、上述した帯電ローラ89が感光体8
2に接触する位置は、クリーニングパッド88が帯電ロ
ーラ89の表面に接触しない帯電位置と、帯電ローラ8
9が感光体82に接触してクリーニングパッド88も帯
電ローラ89の表面に接触するクリーニング位置とがあ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな機構により帯電ローラ89を感光体82に圧接させ
たり、その感光体82から離間させたりするものでは、
その帯電ローラ89や感光体82をケース81内に収め
たプロセスカートリッジを画像形成装置本体の所定の位
置に挿着した状態で帯電動作を行なったり、帯電ローラ
89をクリーニングパッド88でクリーニングしたり、
さらには帯電ローラ89を感光体82から離間させたり
する通常の動作では問題が生じることはないが、上述し
た帯電位置あるいはクリーニング位置にあるときに何ら
かの障害が生じて各部の動作が停止してしまったり、電
源が遮断されてしまったときに問題が生じた。
【0009】すなわち、上述した帯電位置あるいはクリ
ーニング位置では、加圧アーム85A,85Bは、その
一端部85a,85bがケース81の開口81a内にそ
れぞれ進入した状態にあるため、その状態で各部の動作
が停止したり、電源が遮断されてしまったりするとカム
87はその位置のまま回転をしないので、その状態が継
続されるようになる。
【0010】したがって、その各部の動作の停止や電源
遮断の原因がプロセスカートリッジ内における過負荷で
あったときには、そのプロセスカートリッジを画像形成
装置本体から引き出してその原因を取り除きたいが、ケ
ース81の開口81a内には加圧アーム85A,85B
のそれぞれ一端部85a,85bが入り込んでいるた
め、それが邪魔をしてできないということがあった。
【0011】この場合、従来は一般的にはサービスマン
が各部の動作の停止や電源遮断の原因を調べた上で電源
を再投入し、それによってカム87を回転させて加圧ア
ーム85A,85Bをその一端部85a,85bが開口
81aから外に出るように揺動させて非圧接位置に戻す
ようにするが、このような操作は専門の技術を持ったサ
ービスマンが行なうのが普通であるため、ユーザサイド
では対処できないということがあった。
【0012】この発明は、上記の問題点に鑑みてなされ
たものであり、加圧アーム等の帯電移動部材の一部がプ
ロセスカートリッジのケースに形成されている開口内に
入り込んだ状態にあるときに何らかの障害により各部の
動作が停止してしまったり、電源が遮断されてしまった
りしても、そのプロセスカートリッジを装置本体から容
易に取り出すことができるようにすることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、少なくともケース内に感光体を収納し画
像形成装置本体に対してスライドさせることにより着脱
可能なプロセスカートリッジと、感光体に帯電部材が接
触した状態でその感光体を帯電する帯電手段と、画像形
成装置本体に移動可能に保持されてカムにより移動され
ることにより帯電部材の位置を変える帯電移動部材とを
備え、プロセスカートリッジを画像形成装置本体に挿着
した状態で帯電移動部材が、その一部がケースに形成さ
れた開口内に入り込んで帯電部材を感光体に接触させる
接触位置と、上記一部が上記開口の外に退避して帯電部
材が感光体から離間する非接触位置とに移動可能になる
画像形成装置において、上記カムに帯電移動部材を通常
の使用状態で上記接触位置と非接触位置とに移動させる
第1のカム部と、帯電移動部材を上記非接触位置に常に
移動させる第2のカム部とを形成し、帯電移動部材の上
記カムに対する係合を第1のカム部との係合から第2の
カム部との係合へ変えるカム係合位置切換手段を設けた
ものである。
【0014】また、上記カム係合位置切換手段は、上記
開口が形成された上記ケースと、その開口内に一部が進
入可能な帯電移動部材とからなり、上記開口内に帯電移
動部材の一部が進入した状態にあるときにプロセスカー
トリッジを画像形成装置本体に対して取り出す方向にス
ライドさせたときに帯電移動部材の上記一部が上記ケー
スにより移動され帯電移動部材の上記カムに対する係合
が第1のカム部との係合から第2のカム部との係合に切
り換わるようにするとよい。
【0015】あるいは、上記カム係合位置切換手段を、
画像形成装置本体に対して開放可能に取り付けられた外
装部材と、帯電移動部材を上記外装部材に接近させる方
向に付勢する付勢部材とで構成し、その外装部材が閉じ
られた状態では上記付勢部材がその付勢力に抗して移動
されて帯電移動部材が上記外装部材から離れる方向に移
動し、上記外装部材を開放した状態では帯電移動部材が
上記付勢部材の付勢力により上記外装部材に接近する方
向に移動されてカムの第2のカム部に係合するようにし
てもよい。
【0016】さらに、上記画像形成装置において、上記
カムに第2のカム部に係合している帯電移動部材をその
カムの回転時に第1のカム部に移動させるガイドを突設
し、帯電移動部材に上記ガイドと係合する係合溝を形成
するようにしてもよい。また、上記カムの第2のカム部
の帯電移動部材と接する面に粘弾性材料で形成された部
材を設けるようにすると効果的である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1はこの発明の一実施形態例
である画像形成装置の作像部付近を示す概略構成図であ
る。この画像形成装置は、作像部がカートリッジ状に形
成されており、それを図示しない画像形成装置本体に対
して図1で手前方向と奥方向にスライドさせることによ
り着脱可能にしている。
【0018】そのプロセスカートリッジは、ケース6内
に感光体1と、その感光体1の表面に接触した状態でそ
の感光体1を帯電する帯電手段を構成する帯電ローラ2
と、現像装置3と、クリーニング装置4と、そのクリー
ニング装置4で回収した残留トナーを現像装置3へ送り
込むリサイクル搬送部5等を配設し、それらをカートリ
ッジ状態で画像形成装置本体から図1で手前側にスライ
ドさせることにより一体で取り外せるようにしている。
このプロセスカートリッジは、画像形成装置本体の所定
の位置に挿着した状態で、感光体1が図示しない駆動源
によって矢示E方向に回転可能になる。
【0019】また、この画像形成装置は、アーム保持軸
43を画像形成装置本体に、図2に示す矢示B方向に揺
動可能に保持すると共に、矢示G方向にもスライド可能
に保持し、そのアーム保持軸43に一対の加圧アーム4
1,42をそれぞれ固定している。そして、そのアーム
保持軸43の加圧アーム42側の端部に復帰スプリング
50を介装し、その復帰スプリング50の付勢力により
アーム保持軸43を一対の加圧アーム41,42と共に
矢示Aと反対の方向に付勢している。
【0020】その奥側の加圧アーム41は、その後端部
に図1に示すように加圧スプリング52の一端が取り付
けられており、その加圧スプリング52の他端が装置の
固定部に固定されている。したがって、加圧アーム41
の端部下面41bは、加圧スプリング52の付勢力によ
り常にカム44に接している。そして、その加圧アーム
41が、カム44の回転によりアーム保持軸43を中心
にして先端側が押し下げられるように揺動されると、そ
れによって帯電ローラケース16が押圧されて帯電ロー
ラ2の感光体1に対する接近・離間方向の位置が変わ
る。すなわち、この実施の形態では、この加圧アーム4
1が帯電移動部材として機能する。
【0021】この画像形成装置は、上述したプロセスカ
ートリッジを画像形成装置本体の所定の位置に挿着する
と、一対の加圧アーム41,42が、その先端側の一部
41a,42aがケース6に形成された開口6a内に入
り込んで帯電ローラ2を感光体1に接触させる図1に実
線で示した接触位置(詳しい説明は後述するが帯電位置
とクリーニング位置に対応する2つの位置がある)と、
その一部41a,42aが開口6aの外に退避して帯電
ローラ2が感光体1から離間する仮想線で示す非接触位
置とに移動できるようになる。
【0022】カム44には、奥側の加圧アーム41を通
常の使用状態で上述した接触位置と非接触位置とに移動
させるための第1のカム部44aと、加圧アーム41を
非接触位置に常に移動させる第2のカム部44bとが形
成されている。その第1のカム部44aは、カム面(外
周)が軸45に対して偏心した形状をしているが、第2
のカム部44bは軸45に対して真円形状のカム面に形
成されていて、その第2のカム部44bの軸45の中心
からカム面(外周面)までの半径が、第1のカム部44
aの軸45の中心からカム面までの半径の最小部と同じ
に形成されている。
【0023】また、その第1のカム部44aの奥側に
は、一定の高さでフランジ部44c(図3に明示)が形
成されている。このカム44は、そのフランジ部44c
に、図2で説明した復帰スプリング50によりアーム保
持軸43と共に矢示Aと反対の方向に付勢される加圧ア
ーム41の側縁を当接させ、その移動を規制している。
また、アーム保持軸43の図2で右方側の先端は、図示
しない装置の側板に当接することによっても、その位置
が規制されている。なお、このカム44は、電磁クラッ
チ51により120゜ずつ図1で反時計回り方向に回転
されるが、その詳しい説明については後述する。
【0024】この画像形成装置は、加圧アーム41のカ
ム44に対する係合を第1のカム部44aとの係合から
第2のカム部44bとの係合へ変えるカム係合位置切換
手段を設けている。そのカム係合位置切換手段として
は、この実施の形態では、図2に示すように開口6aが
形成されたケース6と、その開口6a内に一部41aが
進入可能な加圧アーム41とが機能する。
【0025】すなわち、この画像形成装置は、ケース6
の開口6a内に一対の加圧アーム41,42の一部41
a,42aがそれぞれ進入した状態にあるときに、プロ
セスカートリッジを画像形成装置本体に対して取り出す
方向(図2で矢示A方向)にスライドさせたときに加圧
アーム41の一部41aがケース6に形成されている開
口6aの縁部6bに当接されることにより矢示A方向に
移動され、その加圧アーム41の図1に示す端部下面4
1bのカム44に対する係合が第1のカム部44aとの
係合から第2のカム部44bとの係合に切り換わるよう
にしている。
【0026】この画像形成装置は、画像形成動作が開始
されると、感光体1の表面が図示しない除電ランプによ
り除電され、その表面電位が基準電位(例えば0〜−1
50V)に平均化される。次に、図1に示したように感
光体1の表面に接触状態にある帯電ローラ2に高電圧を
印加して感光体1を帯電する。そして、その帯電された
電位面に露光部から光を照射して画像となる潜像部分を
形成する。
【0027】その潜像部分が、感光体1が矢示E方向に
回転することによって現像装置3の現像スリーブ13の
位置まで移動すると、その潜像部分に現像スリーブ13
の表面に保持されているトナーが付着される。したがっ
て、その潜像部分が現像されてトナー像(可視像)とな
る。
【0028】一方、給紙部(図示せず)から転写紙が給
紙され、その転写紙の先端と感光体1上のトナー像の先
端とが転写ローラ8の位置で一致するように図示しない
レジストローラ対によってタイミング調整されて、感光
体1上のトナー像が転写ローラ8によって転写紙に転写
される。その転写紙は、図示しない定着部のローラ間へ
搬送され、そこで熱と圧力によりトナーが紙面に融着さ
れて、それが機外の排紙トレイ等に排出される。
【0029】そして、その画像転写後に感光体1上に残
った残留トナーは、クリーニング装置4のクリーニング
ブレード10により掻き落とされ、感光体1の表面はほ
とんどトナーが付着していない状態となり、再び次の作
像工程へ移る。また、クリーニング装置4によって回収
された残留トナーは、トナー搬送コイル11によってリ
サイクル搬送部5へ搬送されて、そこでリサイクルベル
ト12により現像装置3の現像剤撹拌部へ搬送されて回
収され、トナーがリサイクルされる。以上が、この画像
形成装置の基本的な動作である。
【0030】帯電装置は、図4に示すように帯電ローラ
2と、それを支持する軸受14,15と、その軸受1
4,15を加圧する前後の加圧スプリング18,18
と、クリーニングパッド25と、帯電ローラケース16
とで一体のユニット状に形成されている。帯電ローラ2
は、金属製の芯金2aの外周に導電性ゴム(例えばエピ
クロルヒドリンゴム)2bを装着したものであり、その
導電性ゴム2bの表面を感光体1の表面に接触させた状
態で芯金2aに高電圧を印加することによって、感光体
1の表面を一様に帯電する。
【0031】その帯電ローラ2の芯金2aの両端部は、
軸受14,15によって回転自在に保持されており、そ
の各軸受14,15には図1に示すように左右の両面に
それぞれ縦長の突起14a,14a及び15a,15a
が形成されていて、その各突起がそれに対応させて帯電
ローラケース16にそれぞれ形成されている縦長の各ガ
イド溝16aにスライド可能に嵌入して、上下方向に移
動可能になっている。
【0032】その軸受14(軸受15側も同じ)と帯電
ローラケース16の内面16cとの間には、加圧スプリ
ング18を介装し、その付勢力によって軸受14を介し
て帯電ローラ2を、感光体1へ所定の加圧力で押し付け
可能にしている。
【0033】帯電ローラケース16の内面16cには、
帯電ローラ2の表面をクリーニングするクリーニングパ
ッド25が、例えば両面テープ等の接着剤で貼り付けら
れている。したがって、帯電ローラ2は、帯電動作時に
は感光体1に接触し続けるため、その感光体1の表面に
付着している微小なトナーによって表面が汚れて帯電ム
ラを引き起こしやすいが、その表面にクリーニングパッ
ド25を圧接させることでその表面をクリーニングして
トナーを取り除くことができるので、帯電ローラ2が汚
れた場合に生じる帯電ムラを防止できる。
【0034】また、図4に示すように帯電ローラケース
16の内面16cの長手方向の両端部と、ケース6の前
後の面にそれぞれ形成したバネ受け6c,6cとの間に
押し上げスプリング26,26をそれぞれ介装し、その
各付勢力によって帯電ローラケース16を同図で上方へ
付勢している。
【0035】次に、帯電ローラ2を感光体1に対して接
離させる機構について詳しく説明する。一般的に画像形
成動作を停止した状態で、帯電ローラの導電性ゴムの部
分が感光体の同一個所に長時間接触していると、そのゴ
ム材の中に含まれている軟化剤(可塑剤)が外部にしみ
出てそれが感光体の接触面を汚してしまい、それが原因
で異常画像が発生しやすい。そのため、このように帯電
ローラと感光体とが停止した状態で長時間放置される時
には、帯電ローラを感光体から離間させる必要がある。
【0036】そこで、この画像形成装置では、画像形成
動作を停止している待機時には図5に示すように、押し
上げスプリング26により帯電ローラケース16を感光
体1から離れる方向へ押し上げて、帯電ローラ2を感光
体1から離間させるようにしている。そして、画像形成
動作が開始されると、図1に示したように、帯電ローラ
2をその離間状態から感光体1の表面へ接触させ、その
状態で帯電動作を行なう。そして、所定の画像形成が終
了すると、図6に示すようにクリーニングパッド25を
帯電ローラ2の表面へ圧接させてその表面をクリーニン
グし、そのクリーニング後に帯電ローラ2を感光体1か
ら離間させる。
【0037】以下、このように帯電ローラ2を感光体1
に対して接離させる機構について説明する。図2で説明
した加圧アーム41と42は、同図に示したようにアー
ム保持軸43に間隔を置いて揺動方向が同一の位相で固
定されており、そのアーム保持軸43は両端部が画像形
成装置の図示しない前後の側板に軸受等を介して揺動可
能に支持されていると共に、その軸線に沿ってスライド
可能に支持されている。したがって、そのアーム保持軸
43を同図で時計回り方向又は反時計回り方向に揺動さ
せると、加圧アーム41,42が同時に同方向に同量揺
動する。
【0038】加圧アーム41は、図1で説明したよう
に、帯電ローラケース16と接する側と反対側の端部下
面41bがカム44に常時接している。したがって、そ
のカム44を回転させると、図6に示したようにそのカ
ム44の加圧アーム41に接する位置からそのカム44
を一体に支持する軸45の中心迄の距離Lcが変化する
ことによって、その距離Lcに応じて加圧アーム41が
アーム保持軸43と共に矢示B方向に揺動し、そのアー
ム保持軸43に固定されている図2で説明した加圧アー
ム42も、加圧アーム41と同一方向に同量だけ揺動す
る。したがって、その1対の加圧アーム41,42の揺
動によって、帯電ローラケース16が上下動する。
【0039】カム44は、1回の作動で120°回転す
る図7に示す電磁クラッチ48の回転軸61に直結され
ている。その電磁クラッチ48は、磁力を利用して12
0°ずつ回転する公知のクラッチである。
【0040】この電磁クラッチ48は、回転軸61にロ
ータ62がその回転軸61に対して相対回転不能で軸線
方向にのみ移動可能に取り付けられており、その回転軸
61の軸線方向にギヤ63が隣り合わせで回転可能に取
り付けられている。そのロータ62とギヤ63には互い
に対向する面に噛み合い可能な歯62aと63aがそれ
ぞれ形成されていて、それらが互いに噛み合った時にロ
ータ62がギヤ63によって回転軸61と共に回転され
るようになっている。
【0041】そのロータ62とギヤ63の間にはスプリ
ング64が介装されていて、通常はそのスプリング64
の付勢力によってギヤ63がロータ62から離れてお
り、ギヤ63のみが回転軸61に対して空転している。
また、ロータ62内にはヨーク65が設けられていて、
そのヨーク65にはロータ62の回転方向に120°間
隔で3個の孔65aが形成されており、その各孔65a
に対応してロータ62側には3個のピン66がそれぞれ
突設されている。
【0042】そして、そのピン66が、スプリング64
の付勢力により孔65a内に嵌入するようになってい
る。ロータ62は、コイル67が励磁されると移動する
アマチャ68によりギヤ63側に移動されるようになっ
ており、その移動時にピン66がヨーク65の孔65a
から抜けると共に、ロータ62の歯62aがギヤ63の
歯63aと噛み合って回転軸61と共に回転される。
【0043】そのコイル67の励磁が停止されると、ロ
ータ62はピン66の先端が孔65aと120°間隔で
隣り合う次の孔65aとの間のヨーク65の面にスプリ
ング64の付勢力によって押し付けられながら回転し、
120°回転した位置でピン66が次の孔65aに入り
込むことによって図7で下側に移動する。それによっ
て、ギヤ63の歯63aとロータ62の歯62aとの噛
み合いが解け、ロータ62の回転が停止する。
【0044】このような構成により、電磁クラッチ48
は120°ずつ回転軸61が回転する。したがって、カ
ム44は、この電磁クラッチ48により120°ずつ回
転されて、1回転する間に3つの位置に選択的に停止さ
れる。それによって、一対の加圧アーム41,42によ
って帯電ローラケース16を押し下げる位置を3段階に
選択することができる。
【0045】その3つの位置とは、具体的には図1に示
したようにクリーニングパッド25を帯電ローラ2の表
面から離間させると共に帯電ローラ2を感光体1に加圧
状態で接触させてその感光体1を帯電可能にする帯電位
置と、図6に示したように帯電ローラ2の表面にクリー
ニングパッド25を圧接させてその帯電ローラ2の表面
をクリーニング可能にするクリーニング位置と、図5に
示したように帯電ローラ2を感光体1及びクリーニング
パッド25から共に離間させる待機位置である。
【0046】なお、この待機位置は、帯電ローラ2の初
期状態となる。そして、上記の帯電位置とクリーニング
位置と待機位置とを選択することができるようにカム4
4の形状、すなわち図6に示した距離Lcを設定してい
る。また、カム44を120゜ずつ回転させる駆動手段
は、上述した電磁クラッチ48に限ることなしに、ステ
ッピングモータを使用してその回転軸を軸45に接続
し、その軸45を120゜ずつ回転させるステップ数ず
つステッピングモータを回転させるようにしてもよい。
【0047】ところで、このような画像形成装置の場合
には、図1に実線で示したように加圧アーム41,42
の一部41a,42aがケース6に形成された開口6a
内に入り込んで帯電ローラケース16を加圧し、それに
よって帯電ローラ2が感光体1に対して加圧状態にある
ときに、何らかの障害により電源が遮断されて各部の動
作が停止してしまったりすると、加圧アーム41,42
の一部41a,42aがケース6の開口6a内に入り込
んだ状態のままになってしまう。
【0048】このような状態で、ケース6を図1で手前
側にプロセスカートリッジの状態で引き出そうとする
と、図2に示した加圧アーム41の一部41aがケース
6の開口6aの縁部6bに当接するようになる。ここで
従来のものは、ケースの開口内に入り込んだ加圧アーム
の一部が邪魔になってそれ以上ケースを引き抜くことが
できなかった。
【0049】しかしながら、この実施の形態による画像
形成装置は、前述したように加圧アーム41を固定して
いるアーム保持軸43は、それが軸線に沿って移動自在
に装置に取り付けられているので、上記ケース6が引き
出されたときには開口6aの縁部6bが加圧アーム41
の一部41aに当接してそれを矢示A方向(装置の手前
側)に移動させる。それによって、図1に示した加圧ア
ーム41の端部下面41bのカム44との係合位置が、
それまでの第1のカム部44aとの係合から第2のカム
部44bとの係合へ変わる。
【0050】すると、カム44は前述したように、第1
のカム部44aはカム面(外周)が軸45に対して偏心
した形状をしているが、第2のカム部44bは軸45に
対して真円形状のカム面に形成されていて、その軸45
の中心からカム面までの半径が、第1のカム部44aの
軸45の中心からカム面までの半径の最小部と同じに形
成されているので、加圧アーム41は図5で説明した非
接触位置(帯電ローラ2は待機位置になる)に移動す
る。この結果、加圧アーム41の一部41aがケース6
の開口6aから外に退避するので、ケース6をプロセス
カートリッジの状態で、何ら問題なく画像形成装置本体
から引き出すことができる。
【0051】そして、そのプロセスカートリッジを、画
像形成装置本体に挿着後に電源を再投入すると、イニシ
ャライズ動作あるいはプリント動作によりカム44が回
転し、そのカムが図8に示す初期状態の位置まで回転す
ると、その位置では図3に示したように第1のカム部4
4aのカム面と第2のカム部44bのカム面は略同じ高
さに形成されているため、復帰スプリング50(図2)
の付勢力により仮想線で示した位置にあった加圧アーム
41が実線で示すように第1のカム部44aのカム面に
移動する。したがって、図8に示した電磁クラッチ48
を120°ずつ回転させれば、前述した帯電位置と、ク
リーニング位置と、待機位置のいずれかを任意に選択す
ることができる。
【0052】図9は異なる構成によりカム係合位置を切
り換えるようにした画像形成装置の実施の形態を示す図
2と同様な斜視図であり、図2と対応する部分には同一
の符号を付してある。この画像形成装置は、カム係合位
置切換手段を、図示しない画像形成装置本体に対して矢
示J方向に開放可能に取り付けられた外装部材である前
カバー57と、加圧アーム41をアーム保持軸43を介
して前カバー57に接近させる矢示A方向に付勢する付
勢部材である復帰スプリング50とで構成している。そ
して、その復帰スプリング50は、この画像形成装置で
はアーム保持軸43の加圧アーム41側の端部に設けて
おり、その復帰スプリング50の付勢力により一対の加
圧アーム41,42とアーム保持軸43を共に矢示A方
向に付勢している。
【0053】この画像形成装置は、前カバー57が閉じ
られた状態では、その前カバー57の内面によりアーム
保持軸43の加圧アーム42側の端面43aが矢示Aと
反対の方向に押されることにより、復帰スプリング50
がその付勢力に抗して圧縮されて一対の加圧アーム4
1,42がアーム保持軸43と共に前カバー57から離
れる矢示Aと反対方向に移動する。また、その前カバー
57を開放した状態では、加圧アーム41,42がアー
ム保持軸43と共に復帰スプリング50の付勢力により
前カバー57に接近する矢示A方向に移動されて、加圧
アーム41がカム44の第2のカム部44b(図3参
照)に係合するようになる。
【0054】そして、この画像形成装置では、一対の加
圧アーム41,42がアーム保持軸43と共に矢示G方
向に移動自在に保持されている点は図1乃至図8で説明
した画像形成装置と同様であるが、その他にカム44も
それを取り付けている取付軸55に対して矢示G方向に
移動可能に支持されている。
【0055】なお、そのカム44は、取付軸55に対し
て回転方向には相対回転しないように規制されている。
そして、そのカム44は、取付軸55に介装されている
カム復帰スプリング56により矢示A方向に常に付勢さ
れて、その位置が第1のカム部44aに加圧アーム41
が接する位置(前カバー57を閉じた状態のとき)に規
制されている。
【0056】アーム保持軸43の図9で左方側の端面4
3aは、前カバー57が閉じられた状態にあるときはそ
の前カバー57の内面に当接し、それによってアーム保
持軸43は一対の加圧アーム41,42と共に装置の奥
側に移動されているので、奥側の加圧アーム41はカム
44の第1のカム部44a(図3参照)に当接した状態
になっている。
【0057】この画像形成装置では、帯電装置が図1で
説明した帯電位置にあるとき、あるいは図6で説明した
クリーニング位置にあるときに何らかの理由により各部
の動作が停止してしまったり、電源が遮断されてしまっ
たときには、図9に示した前カバー57を開く。する
と、アーム保持軸43が復帰スプリング50の付勢力に
より、一対の加圧アーム41,42と共に矢示A方向に
移動する。
【0058】それによって、加圧アーム41のカム44
に対する係合が、それまでの図3で説明した第1のカム
部44aとの係合から第2のカム部44bとの係合に切
り換わる。したがって、加圧アーム41は図5に示した
ように先端側の一部41aがケース6の開口6aの外に
退避する非接触位置(待避状態)に移動する。
【0059】その後、前カバー57を閉じると、アーム
保持軸43が復帰スプリング50の付勢力に抗して押し
戻されるため、そのアーム保持軸43が一対の加圧アー
ム41,42と共に矢示Aと反対方向に移動される。そ
の際、帯電装置が前述した帯電位置あるいはクリーニン
グ位置にあるときには、図1あるいは図6から明らかな
ように、加圧アーム41の端部下面41bはカム44の
第1のカム部44aと第2のカム部44bの高さが同じ
になる位置以外のカム面に接している。
【0060】そのため、加圧アーム41が、図9の矢示
Aと反対方向に移動された際には、その加圧アーム41
は端部下面41bが第2のカム部44bに接した状態
で、奥側の側縁が第1のカム部44aの第2のカム部4
4b側の側面に当接しながら移動する。そして、その移
動は、カム復帰スプリング56が圧縮しながらカム44
が取付軸55に沿って矢示Aと反対方向に移動しながら
行なわれる。
【0061】ケース6をプロセスカートリッジの状態で
画像形成装置本体の所定の位置まで挿着した後、イニシ
ャライズ動作あるいはプリント動作が行なわれるとカム
44が回転し、そのカム44が初期状態位置(図8に示
した位置)まで回転したときに、第1のカム部44aの
カム面と第2のカム部44bのカム面の高さが同じにな
るためカム44がカム復帰スプリング56の付勢力によ
り図9で矢示A方向に移動され、加圧アーム41は端部
下面41bが第1のカム部44aに接するようになる。
なお、加圧アーム41の後端部にインターロックスイッ
チを配置し、一般に背面に位置する電源部からの配回し
を簡単にすることも可能である。
【0062】図10はカムのカム面にガイドを突設する
ようにした実施の形態を示す斜視図である。この実施の
形態では、カム44′に第2のカム部44bに係合して
いる加圧アーム41′をそのカム44の回転時に第1の
カム部44aに移動させるガイド60をカム面に突設
し、加圧アーム41′の端部下面41bにガイド60と
係合する係合溝41cを形成している。
【0063】そのガイド60は、第1のカム部44aと
第2のカム部44bとが合流する部分(カム面の高さが
同じになる部分)のカム面に、カム44′の回転方向に
対して斜めに突出させて形成する。このようにすれば、
第2のカム部44bに係合している加圧アーム41′
は、カム44′が回転すると係合溝41cがガイド60
に係合することによって強制的に端部下面41bが第1
のカム部44aの部分に接するように移動される。
【0064】それにより、図2に示した復帰スプリング
50あるいは図9に示したカム復帰スプリング56の付
勢力による衝撃を抑えることができると共に、加圧アー
ム41′(41)の第2のカム部44bから第1のカム
部44aへの移動不良を防止することができる。なお、
カム44′のようにフランジ部44cがある場合には、
そのフランジ部44cの一部を切り欠くか、図10に示
したように孔をあけるようにすれば、このカム44′を
上下分割型による成形で形成することができる。したが
って、安価で製造することができる。
【0065】図11はカムの異なる実施の形態を示す縦
断面図である。このカム94は、第2のカム部44b′
の加圧アーム41と接する面に粘弾性材料で形成された
粘弾性部材95を全周に亘って貼着している。このよう
にすれば、加圧アーム41が第1のカム部44aから第
2のカム部44b′のカム面に移動する際の衝撃を粘弾
性部材95により抑えることができる。
【0066】なお、粘弾性部材95は、加圧アーム41
が第1のカム部44aから第2のカム部44b′に移動
する際にその加圧アーム41から力を受けて変形するた
め、そこに加圧アーム41が接していないフリー状態
(初期状態)のときには、その変形分を見込んでδだけ
第1のカム部44aのカム面(図8のLcが最小になる
位置で)よりも突出させるように形成する。また、この
粘弾性部材95は、表面は低摩擦にする。このような構
成にした場合には、2色成形などによりカム94を一体
に成形できるが、第2のカム部44b′は必ずしも回転
しなくてもよいので、別部材で形成するようにしてもよ
い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、この発明による画
像形成装置によれば、次に記載する効果を奏する。請求
項1の画像形成装置によれば、帯電部材の位置を変える
帯電移動部材を移動させるカムに、通常動作のための第
1のカム部の他に、上記帯電移動部材をケースの開口の
外に退避させる第2のカム部を形成するようにしたの
で、その帯電移動部材の位置を機械的に第1のカム部に
接する位置から第2のカム部に接する位置に切り変える
ことにより、装置の電源のオン・オフ等に関係なくプロ
セスカートリッジを画像形成装置本体から容易に取り出
すことができるため、障害の原因除去や復帰動作が容易
になる。
【0068】請求項2の画像形成装置によれば、プロセ
スカートリッジを画像形成装置本体から取り出す操作を
行なえば、帯電移動部材のカムに対する係合位置が第1
のカム部と接する位置から第2のカム部と接する位置に
自動的に切り変わるので、プロセスカートリッジの取り
出し時に帯電部材の待避操作を意識することなしに、そ
の操作を行なうことができるため操作性が向上する。
【0069】請求項3の画像形成装置によれば、プロセ
スカートリッジのケースの一部を帯電移動部材に当接さ
せてそれを移動させるようなことをしないので、ケース
に高い強度を持たせる必要がなくなる。また、前カバー
等の開放可能な外装部材の開閉に連動する帯電移動部材
を利用してインターロック機構を兼ねることができ、電
源部からの配回しを簡単にすることができる。
【0070】請求項4の画像形成装置によれば、帯電移
動部材のカムの第2のカム部との係合から第1のカム部
との係合に切り変える動作をカムに形成したガイドで行
なうので、付勢部材の付勢力による帯電移動部材移動時
の衝撃を抑えて、その帯電移動部材の上記係合位置の切
り換えを確実に行なうことができる。また、請求項5の
画像形成装置によれば、カムの第2のカム部の帯電移動
部材と接する面に粘弾性材料で形成された部材を設けて
いるので、それにより帯電移動部材がカムの第1のカム
部から第2のカム部へ移動する際の衝撃を抑えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態例である画像形成装置の
作像部付近を示す概略構成図である。
【図2】同じくその画像形成装置の作像部付近を一部透
視状態にして示す斜視図である。
【図3】図1の画像形成装置に設けられているカムを示
す縦断面図である。
【図4】同じくその画像形成装置の作像部に設けられて
いる帯電装置を示す分解斜視図である。
【図5】図1の画像形成装置が画像形成動作を停止して
いる待機時における帯電装置付近を示す概略図である。
【図6】同じくその帯電装置の帯電ローラにクリーニン
グパッドが圧接したクリーニング状態を示す概略図であ
る。
【図7】同じくその帯電装置の帯電ローラの位置を変え
る際に駆動する電磁クラッチを断面状態にして示す構成
図である。
【図8】同じくその帯電装置の帯電ローラが感光体から
離間すると共にその帯電ローラからクリーニングパッド
が離間した初期状態を示す概略図である。
【図9】異なる構成によりカム係合位置を切り換えるよ
うにした画像形成装置の実施の形態を図2と同様な一部
透視状態にして示す斜視図である。
【図10】カムのカム面にガイドを突設するようにした
実施の形態を示す斜視図である。
【図11】カムの異なる実施の形態を示す縦断面図であ
る。
【図12】従来の帯電ローラを感光体に対して接離させ
る機構を備えた画像形成装置の作像部付近を一部透視状
態にして示す斜視図である。
【符号の説明】
1:感光体 2:帯電ローラ(帯電部材) 6:ケース 6a:開口 41,41′,42:加圧アーム(帯電移動部材) 41c:係合溝 44,44′,94:カム 44a:第1のカム部 44b,44b′:第2のカム部 50:復帰スプリング(付勢部材) 57:前カバー(外装部材) 60:ガイド 95:粘弾性部材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともケース内に感光体を収納し画
    像形成装置本体に対してスライドさせることにより着脱
    可能なプロセスカートリッジと、前記感光体に帯電部材
    が接触した状態でその感光体を帯電する帯電手段と、前
    記画像形成装置本体に移動可能に保持されてカムにより
    移動されることにより前記帯電部材の位置を変える帯電
    移動部材とを備え、前記プロセスカートリッジを前記画
    像形成装置本体に挿着した状態で前記帯電移動部材が、
    その一部が前記ケースに形成された開口内に入り込んで
    前記帯電部材を前記感光体に接触させる接触位置と、前
    記一部が前記開口の外に退避して前記帯電部材が前記感
    光体から離間する非接触位置とに移動可能になる画像形
    成装置において、 前記カムに前記帯電移動部材を通常の使用状態で前記接
    触位置と非接触位置とに移動させる第1のカム部と、前
    記帯電移動部材を前記非接触位置に常に移動させる第2
    のカム部とを形成し、前記帯電移動部材の前記カムに対
    する係合を前記第1のカム部との係合から前記第2のカ
    ム部との係合へ変えるカム係合位置切換手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記カム係合位置切換手段は、前記開口
    が形成された前記ケースと、該開口内に一部が進入可能
    な前記帯電移動部材とからなり、前記開口内に前記帯電
    移動部材の一部が進入した状態にあるときに前記プロセ
    スカートリッジを前記画像形成装置本体に対して取り出
    す方向にスライドさせたときに前記帯電移動部材の前記
    一部が前記ケースにより移動され該帯電移動部材の前記
    カムに対する係合が前記第1のカム部との係合から前記
    第2のカム部との係合に切り換わることを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記カム係合位置切換手段は、前記画像
    形成装置本体に対して開放可能に取り付けられた外装部
    材と、前記帯電移動部材を前記外装部材に接近させる方
    向に付勢する付勢部材とからなり、前記外装部材が閉じ
    られた状態では前記付勢部材がその付勢力に抗して移動
    されて前記帯電移動部材が前記外装部材から離れる方向
    に移動し、前記外装部材を開放した状態では前記帯電移
    動部材が前記付勢部材の付勢力により前記外装部材に接
    近する方向に移動されて前記カムの第2のカム部に係合
    することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記カムに前記第2のカム部に係合している前記帯電移
    動部材を該カムの回転時に前記第1のカム部に移動させ
    るガイドを突設し、前記帯電移動部材に前記ガイドと係
    合する係合溝を形成したことを特徴とする画像形成装
    置。
  5. 【請求項5】 前記カムの第2のカム部の前記帯電移動
    部材と接する面に粘弾性材料で形成された部材を設けた
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載
    の画像形成装置。
JP10052109A 1998-03-04 1998-03-04 画像形成装置 Pending JPH11249528A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007193207A (ja) * 2006-01-20 2007-08-02 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及び像担持体ユニット
JP2008026614A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Ricoh Co Ltd 帯電ローラ軸受部材、プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2019045747A (ja) * 2017-09-05 2019-03-22 シャープ株式会社 帯電ローラ軸受保持機構
JP2020154164A (ja) * 2019-03-20 2020-09-24 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
US11592782B2 (en) 2021-03-10 2023-02-28 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus

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