JPH11248532A - 赤外線検出装置 - Google Patents
赤外線検出装置Info
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- JPH11248532A JPH11248532A JP4648898A JP4648898A JPH11248532A JP H11248532 A JPH11248532 A JP H11248532A JP 4648898 A JP4648898 A JP 4648898A JP 4648898 A JP4648898 A JP 4648898A JP H11248532 A JPH11248532 A JP H11248532A
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- popcorn noise
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- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポップコーンノイズが発生したとしても誤動
作出力をしない赤外線検出装置を提供する。 【解決手段】 焦電素子1と、焦電素子1からの出力を
増幅する第1の電圧増幅部3aと、第1の電圧増幅部3
aの出力が予め定められた検知レベルを超えた場合に検
知信号を出力する検知部と、第1の電圧増幅部3aより
高い周波数を選択して焦電素子1からの出力を増幅する
第2の電圧増幅部3bと、第2の電圧増幅部3bの出力
が予め定めたレベルを超えた場合にポップコーンノイズ
が発生したと判断しポップコーンノイズ検出信号を出力
するポップコーンノイズ検知部5と、ポップコーンノイ
ズ検出信号が出力されると検知信号に対して信号制御を
行う出力制御回路10とを有する。
作出力をしない赤外線検出装置を提供する。 【解決手段】 焦電素子1と、焦電素子1からの出力を
増幅する第1の電圧増幅部3aと、第1の電圧増幅部3
aの出力が予め定められた検知レベルを超えた場合に検
知信号を出力する検知部と、第1の電圧増幅部3aより
高い周波数を選択して焦電素子1からの出力を増幅する
第2の電圧増幅部3bと、第2の電圧増幅部3bの出力
が予め定めたレベルを超えた場合にポップコーンノイズ
が発生したと判断しポップコーンノイズ検出信号を出力
するポップコーンノイズ検知部5と、ポップコーンノイ
ズ検出信号が出力されると検知信号に対して信号制御を
行う出力制御回路10とを有する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体から輻射され
る赤外線エネルギーを検出し、人体の存在や移動の検知
を行う赤外線検出装置に関するものである。
る赤外線エネルギーを検出し、人体の存在や移動の検知
を行う赤外線検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、従来の赤外線検出装置のブロ
ック図である。赤外線の検出部としては、焦電素子1が
広く利用されており、レンズ系等を用いて検知エリア内
からの赤外線を焦電素子1に集め、焦電素子1からは集
められた赤外線量の変化に応じた電流が出力される。焦
電素子1から出力された電流は、I/V変換回路2にお
いて電圧に変換された後、更に電圧増幅部3で増幅され
る。検知部4は、電圧増幅部3で増幅された出力レベル
が予め定めた検知レベルを超えたときに検知エリア内に
人体が存在・移動するとして検知信号を出力する。
ック図である。赤外線の検出部としては、焦電素子1が
広く利用されており、レンズ系等を用いて検知エリア内
からの赤外線を焦電素子1に集め、焦電素子1からは集
められた赤外線量の変化に応じた電流が出力される。焦
電素子1から出力された電流は、I/V変換回路2にお
いて電圧に変換された後、更に電圧増幅部3で増幅され
る。検知部4は、電圧増幅部3で増幅された出力レベル
が予め定めた検知レベルを超えたときに検知エリア内に
人体が存在・移動するとして検知信号を出力する。
【0003】赤外線検出装置における周波数特性は、人
体の動きに合わせて設定されており、大凡1Hzを中心
とするバンドパスフィルタが付加されている。これによ
り、人体に対する感度を上げることが可能になるととも
に、人体の移動に関係しないと思われる帯域の信号によ
り誤動作が生じることを防止することができるようにな
っている。
体の動きに合わせて設定されており、大凡1Hzを中心
とするバンドパスフィルタが付加されている。これによ
り、人体に対する感度を上げることが可能になるととも
に、人体の移動に関係しないと思われる帯域の信号によ
り誤動作が生じることを防止することができるようにな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、検出部に用
いられている焦電素子1からポップコーンノイズと呼ば
れる単発性のノイズ出力が生じることがある。ポップコ
ーンノイズは、焦電素子1を構成する焦電体基板や支持
台、接着剤、回路基板等の熱膨張率の違いにより、焦電
体基板や電極といった素子材料の欠陥部やダイシング等
により生じるピッチング部、マイクロクラック部等に圧
縮・引っ張りのストレスが集中し、不要な電荷が発生す
るために起こると考えられている。
いられている焦電素子1からポップコーンノイズと呼ば
れる単発性のノイズ出力が生じることがある。ポップコ
ーンノイズは、焦電素子1を構成する焦電体基板や支持
台、接着剤、回路基板等の熱膨張率の違いにより、焦電
体基板や電極といった素子材料の欠陥部やダイシング等
により生じるピッチング部、マイクロクラック部等に圧
縮・引っ張りのストレスが集中し、不要な電荷が発生す
るために起こると考えられている。
【0005】そこで、従来は、このような単発性のノイ
ズ出力であるポップコーンノイズに対して、支持台や回
路基板、導電性接着剤等の材料の最適化を図ることや、
焦電素子1自体の構造を変えることでポップコーンノイ
ズの発生を低減しようとしてきた。しかし、これらの方
法を用いたとしても完全にポップコーンノイズの発生を
防止することはできず、上述の構成の赤外線検出装置で
は、ポップコーンノイズに伴う誤動作が発生してしまう
という問題点を有していた。
ズ出力であるポップコーンノイズに対して、支持台や回
路基板、導電性接着剤等の材料の最適化を図ることや、
焦電素子1自体の構造を変えることでポップコーンノイ
ズの発生を低減しようとしてきた。しかし、これらの方
法を用いたとしても完全にポップコーンノイズの発生を
防止することはできず、上述の構成の赤外線検出装置で
は、ポップコーンノイズに伴う誤動作が発生してしまう
という問題点を有していた。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みて成された
ものであり、その目的とするところは、ポップコーンノ
イズが発生したとしても誤動作出力をしない赤外線検出
装置を提供することにある。
ものであり、その目的とするところは、ポップコーンノ
イズが発生したとしても誤動作出力をしない赤外線検出
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
焦電素子と、焦電素子からの出力を増幅する第1の電圧
増幅部と、第1の電圧増幅部の出力が予め定められた検
知レベルを超えた場合に検知信号を出力する検知部と、
第1の電圧増幅部より高い周波数を選択して焦電素子か
らの出力を増幅する第2の電圧増幅部と、第2の電圧増
幅部の出力が予め定めたレベルを超えた場合にポップコ
ーンノイズが発生したと判断しポップコーンノイズ検出
信号を出力するポップコーンノイズ検知部と、ポップコ
ーンノイズ検出信号が出力されると検知信号に対して信
号制御を行う出力制御回路とを有することを特徴とする
ものである。
焦電素子と、焦電素子からの出力を増幅する第1の電圧
増幅部と、第1の電圧増幅部の出力が予め定められた検
知レベルを超えた場合に検知信号を出力する検知部と、
第1の電圧増幅部より高い周波数を選択して焦電素子か
らの出力を増幅する第2の電圧増幅部と、第2の電圧増
幅部の出力が予め定めたレベルを超えた場合にポップコ
ーンノイズが発生したと判断しポップコーンノイズ検出
信号を出力するポップコーンノイズ検知部と、ポップコ
ーンノイズ検出信号が出力されると検知信号に対して信
号制御を行う出力制御回路とを有することを特徴とする
ものである。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の赤
外線検出装置において、出力制御回路が、ポップコーン
ノイズ検出信号の入力から、予め定めた時間が経過する
まで信号制御を行うようにしたことを特徴とするもので
ある。
外線検出装置において、出力制御回路が、ポップコーン
ノイズ検出信号の入力から、予め定めた時間が経過する
まで信号制御を行うようにしたことを特徴とするもので
ある。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の赤
外線検出装置において、出力制御回路が、ポップコーン
ノイズ検出信号の入力から、第1の電圧増幅部の出力が
予め定めたレベルを予め定めた時間にわたって超えなく
なるまで信号制御を行うようにしたことを特徴とするも
のである。
外線検出装置において、出力制御回路が、ポップコーン
ノイズ検出信号の入力から、第1の電圧増幅部の出力が
予め定めたレベルを予め定めた時間にわたって超えなく
なるまで信号制御を行うようにしたことを特徴とするも
のである。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
検知信号の出力を禁止する信号制御を行うようにしたこ
とを特徴とするものである。
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
検知信号の出力を禁止する信号制御を行うようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項5記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部の増幅率を減衰する信号制御を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部の増幅率を減衰する信号制御を行うよ
うにしたことを特徴とするものである。
【0012】請求項6記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部に信号が入力されるのを禁止する信号
制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部に信号が入力されるのを禁止する信号
制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0013】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部に入力される信号の利得を低下する信
号制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
項3記載の赤外線検出装置において、出力制御回路が、
第1の電圧増幅部に入力される信号の利得を低下する信
号制御を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る赤外線検出装
置の第1の実施の形態を図1及び図2に基づいて、第2
の実施の形態を図3及び図4に基づいて、第3の実施の
形態を図5乃至図7に基づいて、第4の実施の形態を図
8及び図9に基づいて詳細に説明する。
置の第1の実施の形態を図1及び図2に基づいて、第2
の実施の形態を図3及び図4に基づいて、第3の実施の
形態を図5乃至図7に基づいて、第4の実施の形態を図
8及び図9に基づいて詳細に説明する。
【0015】[第1の実施の形態]図1は本発明の第1
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、タイマー回路6及び出力禁止回路7を有する
出力制御回路10とから構成される。
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、タイマー回路6及び出力禁止回路7を有する
出力制御回路10とから構成される。
【0016】焦電素子1は、検知エリア内から輻射され
る赤外線量の変化に応じた電流を出力する。
る赤外線量の変化に応じた電流を出力する。
【0017】I/V変換回路2は、焦電素子1から出力
された検出電流を電圧に変換するものである。電圧に変
換された信号は分岐され、一方は第1の電圧増幅部3a
に入力され、他方は第2の電圧増幅部3bに入力され
る。
された検出電流を電圧に変換するものである。電圧に変
換された信号は分岐され、一方は第1の電圧増幅部3a
に入力され、他方は第2の電圧増幅部3bに入力され
る。
【0018】第1の電圧増幅部3aは、I/V変換回路
2から入力された信号を増幅して検知部4に入力する。
なお、第1の電圧増幅部3aは、人体の移動のスピード
に応じた1Hz付近の成分を通過させる帯域通過フィル
タの特性を有している。
2から入力された信号を増幅して検知部4に入力する。
なお、第1の電圧増幅部3aは、人体の移動のスピード
に応じた1Hz付近の成分を通過させる帯域通過フィル
タの特性を有している。
【0019】検知部4は、第1の電圧増幅部3aから出
力された信号と予め設定された所定値とをコンパレータ
にて比較し、第1の電圧増幅部3aから入力された信号
が所定値以上の振幅を有している場合、出力禁止回路7
に対して検知信号を出力する。
力された信号と予め設定された所定値とをコンパレータ
にて比較し、第1の電圧増幅部3aから入力された信号
が所定値以上の振幅を有している場合、出力禁止回路7
に対して検知信号を出力する。
【0020】第2の電圧増幅部3bは、第1の電圧増幅
部3aより高い周波数を選択してI/V変換回路2の出
力を増幅する。焦電素子1において人体等の移動による
出力と比較してポップコーンノイズは、はるかに立ち上
がりが早い。そこで、第2の電圧増幅部3bは、数十H
z以上の成分を通過させる高帯域通過フィルタの特性を
有している。これによりポップコーンノイズを人体の移
動による出力と区別できる。ただし、必要以上に高い周
波数を有する信号を通過させると、S/N比が悪化し、
ポップコーンノイズが雑音に埋もれることになる。そこ
で、本実施の形態では、数十Hzから数百Hzの成分を
通過させる帯域通過フィルタの特性を第2の電圧増幅部
3bに与えている。
部3aより高い周波数を選択してI/V変換回路2の出
力を増幅する。焦電素子1において人体等の移動による
出力と比較してポップコーンノイズは、はるかに立ち上
がりが早い。そこで、第2の電圧増幅部3bは、数十H
z以上の成分を通過させる高帯域通過フィルタの特性を
有している。これによりポップコーンノイズを人体の移
動による出力と区別できる。ただし、必要以上に高い周
波数を有する信号を通過させると、S/N比が悪化し、
ポップコーンノイズが雑音に埋もれることになる。そこ
で、本実施の形態では、数十Hzから数百Hzの成分を
通過させる帯域通過フィルタの特性を第2の電圧増幅部
3bに与えている。
【0021】ポップコーンノイズ検知部5は、第2の電
圧増幅部3bの出力が予め定めた所定値以上の振幅を有
している場合、タイマー回路6に対してポップコーンノ
イズ検出信号を出力する。
圧増幅部3bの出力が予め定めた所定値以上の振幅を有
している場合、タイマー回路6に対してポップコーンノ
イズ検出信号を出力する。
【0022】タイマー回路6は、ポップコーンノイズ検
出信号が入力されると、予め定めた時間にわたって出力
禁止回路7に対して出力禁止信号を出力する。ポップコ
ーンノイズは、発生するとすぐに減衰し、持続性がな
い。実際にポップコーンノイズを計測すると、出力のピ
ークレベルは様々であるものの、そのパルス幅は数ms
以下であることが分かった。そこで、出力禁止信号を出
力する時間は数秒程度でよい。
出信号が入力されると、予め定めた時間にわたって出力
禁止回路7に対して出力禁止信号を出力する。ポップコ
ーンノイズは、発生するとすぐに減衰し、持続性がな
い。実際にポップコーンノイズを計測すると、出力のピ
ークレベルは様々であるものの、そのパルス幅は数ms
以下であることが分かった。そこで、出力禁止信号を出
力する時間は数秒程度でよい。
【0023】出力禁止回路7は、タイマー回路6から出
力禁止信号が入力されていない限り、検知部4から検知
信号が入力されるとその信号をそのまま外部に出力する
ものである。ただし、タイマー回路6から出力禁止信号
が出力されている間は、検知部4から検知信号が出力さ
れていたとしても、外部への信号の出力を禁止し、検知
信号を外部に出力しない。
力禁止信号が入力されていない限り、検知部4から検知
信号が入力されるとその信号をそのまま外部に出力する
ものである。ただし、タイマー回路6から出力禁止信号
が出力されている間は、検知部4から検知信号が出力さ
れていたとしても、外部への信号の出力を禁止し、検知
信号を外部に出力しない。
【0024】次に、本実施の形態の赤外線検出装置の動
作について図2に基づき説明する。図2(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)は第1の電圧増幅部
3aの出力を表し、同図(e)は検知部4の出力を表
し、同図(f)はタイマー回路6の出力を表すものであ
る。
作について図2に基づき説明する。図2(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)は第1の電圧増幅部
3aの出力を表し、同図(e)は検知部4の出力を表
し、同図(f)はタイマー回路6の出力を表すものであ
る。
【0025】I/V変換回路2において出力された信号
(図2(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。第1の電圧増幅部3a
から出力された信号(図2(d)参照)が予め定めた所
定値を超える場合、検知エリア内に人体が存在・移動す
ると検知部4において判断されるため、検知部4から検
知信号(図2(e)参照)が出力される。
(図2(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。第1の電圧増幅部3a
から出力された信号(図2(d)参照)が予め定めた所
定値を超える場合、検知エリア内に人体が存在・移動す
ると検知部4において判断されるため、検知部4から検
知信号(図2(e)参照)が出力される。
【0026】一方、ポップコーンノイズ検知部5では、
第2の電圧増幅部3bから出力された信号(図2(b)
参照)が予め定めた所定値を超えたところで、焦電素子
1からポップコーンノイズが出力されたとしてタイマー
回路6に対してポップコーンノイズ検出信号(図2
(c)参照)を出力する。タイマー回路6では、ポップ
コーンノイズ検知部5からポップコーンノイズ検出信号
が入力されると、数秒間にわたって出力禁止信号(図2
(f)参照)を出力禁止回路7へ出力する。出力禁止回
路7は、出力禁止信号が出力されている間(以下、出力
禁止時間と記載)は、検知部4から出力される検知信号
が出力禁止回路7を通って外部へ出力されることを禁止
する。すなわち、出力禁止時間が経過するまでは、赤外
線検出装置から検知信号が出力されず、ポップコーンノ
イズによる誤動作を生じることはない。なお、第1の電
圧増幅部3aからの信号の立ち上がりに比べて、第2の
電圧増幅部3bからの信号の立ち上がりが早いので、出
力禁止信号が出力される前にポップコーンノイズによる
誤報が出力されることはない。
第2の電圧増幅部3bから出力された信号(図2(b)
参照)が予め定めた所定値を超えたところで、焦電素子
1からポップコーンノイズが出力されたとしてタイマー
回路6に対してポップコーンノイズ検出信号(図2
(c)参照)を出力する。タイマー回路6では、ポップ
コーンノイズ検知部5からポップコーンノイズ検出信号
が入力されると、数秒間にわたって出力禁止信号(図2
(f)参照)を出力禁止回路7へ出力する。出力禁止回
路7は、出力禁止信号が出力されている間(以下、出力
禁止時間と記載)は、検知部4から出力される検知信号
が出力禁止回路7を通って外部へ出力されることを禁止
する。すなわち、出力禁止時間が経過するまでは、赤外
線検出装置から検知信号が出力されず、ポップコーンノ
イズによる誤動作を生じることはない。なお、第1の電
圧増幅部3aからの信号の立ち上がりに比べて、第2の
電圧増幅部3bからの信号の立ち上がりが早いので、出
力禁止信号が出力される前にポップコーンノイズによる
誤報が出力されることはない。
【0027】[第2の実施の形態]図3は本発明の第2
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、出力禁止回路7及び出力レベル検出回路8を
有する出力制御回路10とから構成される。なお、本実
施の形態の赤外線検出装置の基本構成は図1に示す実施
の形態と共通であり、共通する部分については同一の番
号を付してその詳細な説明を省略する。
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、出力禁止回路7及び出力レベル検出回路8を
有する出力制御回路10とから構成される。なお、本実
施の形態の赤外線検出装置の基本構成は図1に示す実施
の形態と共通であり、共通する部分については同一の番
号を付してその詳細な説明を省略する。
【0028】出力レベル検出回路8は、第1の電圧増幅
部3aから信号が入力されると、検知部4と同様に、第
1の電圧増幅部3aから入力された信号レベルと予め定
めた所定値とをコンパレータにて比較し、入力された信
号レベルの方が高いのであれば高レベル検出信号を出力
する。なお、検知部4及び出力レベル検出回路8におい
て比較に用いられる予め定めた所定値は必ずしも同じで
ある必要はなく、所望の検知感度を得るために任意に設
定することができる。
部3aから信号が入力されると、検知部4と同様に、第
1の電圧増幅部3aから入力された信号レベルと予め定
めた所定値とをコンパレータにて比較し、入力された信
号レベルの方が高いのであれば高レベル検出信号を出力
する。なお、検知部4及び出力レベル検出回路8におい
て比較に用いられる予め定めた所定値は必ずしも同じで
ある必要はなく、所望の検知感度を得るために任意に設
定することができる。
【0029】ポップコーンノイズの出力レベルが大きい
場合は、出力レベル検出回路8において予め定めた所定
値よりも第1の電圧増幅部3aから入力された信号レベ
ルが一旦低くなったとしても、検知部4において再び検
知信号が出力される場合がある(後述する図4(d)及
び同図(e)参照)。このため、出力レベル検出回路8
は、高レベル検出信号を一旦出力すると、第1の電圧増
幅部3aから入力される信号レベルが予め定めた所定値
よりも予め定めた時間にわたって連続して下回るまで高
レベル検出信号を出力し続けるようになっている。従っ
て、第1の電圧増幅部3aから入力された信号レベルが
予め定めた所定値より低くなったとしても、高レベル検
出信号の出力が直ちに停止されないようになっている。
場合は、出力レベル検出回路8において予め定めた所定
値よりも第1の電圧増幅部3aから入力された信号レベ
ルが一旦低くなったとしても、検知部4において再び検
知信号が出力される場合がある(後述する図4(d)及
び同図(e)参照)。このため、出力レベル検出回路8
は、高レベル検出信号を一旦出力すると、第1の電圧増
幅部3aから入力される信号レベルが予め定めた所定値
よりも予め定めた時間にわたって連続して下回るまで高
レベル検出信号を出力し続けるようになっている。従っ
て、第1の電圧増幅部3aから入力された信号レベルが
予め定めた所定値より低くなったとしても、高レベル検
出信号の出力が直ちに停止されないようになっている。
【0030】出力禁止回路7は、タイマー回路6から出
力禁止信号が入力されていない限り、検知部4から検知
信号が入力されるとその信号をそのまま外部に出力する
ものである。ただし、ポップコーンノイズ検知部5にお
いてポップコーンノイズ検出信号が出力されてから出力
レベル検出回路8において高レベル検出信号が停止され
るまでは、検知部4から検知信号が出力されていたとし
ても、外部への信号の出力を禁止し、検知信号を外部に
出力しない。
力禁止信号が入力されていない限り、検知部4から検知
信号が入力されるとその信号をそのまま外部に出力する
ものである。ただし、ポップコーンノイズ検知部5にお
いてポップコーンノイズ検出信号が出力されてから出力
レベル検出回路8において高レベル検出信号が停止され
るまでは、検知部4から検知信号が出力されていたとし
ても、外部への信号の出力を禁止し、検知信号を外部に
出力しない。
【0031】次に、本実施の形態の赤外線検出装置の動
作について図4に基づき説明する。図4(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)は第1の電圧増幅部
3aの出力を表し、同図(e)は検知部4の出力を表
し、同図(f)は出力レベル検出回路8の出力を表すも
のである。
作について図4に基づき説明する。図4(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)は第1の電圧増幅部
3aの出力を表し、同図(e)は検知部4の出力を表
し、同図(f)は出力レベル検出回路8の出力を表すも
のである。
【0032】I/V変換回路2において出力された信号
(図4(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。第1の電圧増幅部3a
から出力された信号(図4(d)参照)が予め定めた所
定値を超える場合、検知エリア内に人体が存在・移動す
ると検知部4において判断されるため、検知部4から検
知信号(図4(e)参照)が出力される。
(図4(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。第1の電圧増幅部3a
から出力された信号(図4(d)参照)が予め定めた所
定値を超える場合、検知エリア内に人体が存在・移動す
ると検知部4において判断されるため、検知部4から検
知信号(図4(e)参照)が出力される。
【0033】一方、ポップコーンノイズ検知部5では、
第2の電圧増幅部3bから出力された信号(図4(b)
参照)が予め定めた所定値を超えたところで、焦電素子
1からポップコーンノイズが出力されたとして出力禁止
回路7に対してポップコーンノイズ検出信号(図4
(c)参照)を出力する。また、出力レベル検出回路8
では、第1の電圧増幅部3aから出力された信号(図4
(d)参照)が予め定めた所定値を超えたところで、出
力禁止回路7に対して高レベル検出信号(図4(f)参
照)を出力する。出力禁止回路7は、ポップコーンノイ
ズ検知部5から信号を受信すると同時に検知部4からの
検知信号を外部に出力するのを禁止し、続いて出力レベ
ル検出回路8の信号出力が終了するまで禁止状態を持続
するように働く。すなわち、ポップコーンノイズ検知部
5から信号が出力されてから出力レベル検出回路8から
信号が出力されなくなるまでが出力禁止時間となる。従
って、ポップコーンノイズ検出信号が出力されている時
は、必ず高レベル検出信号が出力されるようにし、各コ
ンパレータの基準値を適正に調整することが重要であ
る。
第2の電圧増幅部3bから出力された信号(図4(b)
参照)が予め定めた所定値を超えたところで、焦電素子
1からポップコーンノイズが出力されたとして出力禁止
回路7に対してポップコーンノイズ検出信号(図4
(c)参照)を出力する。また、出力レベル検出回路8
では、第1の電圧増幅部3aから出力された信号(図4
(d)参照)が予め定めた所定値を超えたところで、出
力禁止回路7に対して高レベル検出信号(図4(f)参
照)を出力する。出力禁止回路7は、ポップコーンノイ
ズ検知部5から信号を受信すると同時に検知部4からの
検知信号を外部に出力するのを禁止し、続いて出力レベ
ル検出回路8の信号出力が終了するまで禁止状態を持続
するように働く。すなわち、ポップコーンノイズ検知部
5から信号が出力されてから出力レベル検出回路8から
信号が出力されなくなるまでが出力禁止時間となる。従
って、ポップコーンノイズ検出信号が出力されている時
は、必ず高レベル検出信号が出力されるようにし、各コ
ンパレータの基準値を適正に調整することが重要であ
る。
【0034】[第3の実施の形態]図5は本発明の第3
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、出力制御回路10に相当するタイマー回路6
とから構成される。なお、本実施の形態の赤外線検出装
置の基本構成は図1に示す実施の形態と共通であり、共
通する部分については同一の番号を付してその詳細な説
明を省略する。
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、出力制御回路10に相当するタイマー回路6
とから構成される。なお、本実施の形態の赤外線検出装
置の基本構成は図1に示す実施の形態と共通であり、共
通する部分については同一の番号を付してその詳細な説
明を省略する。
【0035】次に、本実施の形態の赤外線検出装置の動
作について図6に基づき説明する。図6(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)はタイマー回路6の
出力を表し、同図(e)は第1の電圧増幅部3aの出力
を表すものである。
作について図6に基づき説明する。図6(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)はタイマー回路6の
出力を表し、同図(e)は第1の電圧増幅部3aの出力
を表すものである。
【0036】I/V変換回路2において出力された信号
(図6(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。ポップコーンノイズ検
知部5は、第2の電圧増幅部3bから出力された信号
(図6(b)参照)が予め定めた所定値を超えたところ
で、焦電素子1からポップコーンノイズが出力されたと
してタイマー回路6に対してポップコーンノイズ検出信
号(図6(c)参照)を出力する。タイマー回路6で
は、ポップコーンノイズ検知部5からポップコーンノイ
ズ検出信号が入力されると、数秒間にわたって出力禁止
信号(図6(d)参照)を出力する。
(図6(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。ポップコーンノイズ検
知部5は、第2の電圧増幅部3bから出力された信号
(図6(b)参照)が予め定めた所定値を超えたところ
で、焦電素子1からポップコーンノイズが出力されたと
してタイマー回路6に対してポップコーンノイズ検出信
号(図6(c)参照)を出力する。タイマー回路6で
は、ポップコーンノイズ検知部5からポップコーンノイ
ズ検出信号が入力されると、数秒間にわたって出力禁止
信号(図6(d)参照)を出力する。
【0037】第1の電圧増幅部3aでは、タイマー回路
6から出力禁止信号が出力されている間、検知部4から
検知信号が出力されない程度に第1の電圧増幅部3aの
増幅率を十分に低下する。これにより、ポップコーンノ
イズが発生していると思われる期間は、第1の電圧増幅
部3aから出力された信号(図6(e)参照)が検知部
4に入力されたとしても予め定めた所定値を超えないた
め、検知信号が外部に出力されることはない。
6から出力禁止信号が出力されている間、検知部4から
検知信号が出力されない程度に第1の電圧増幅部3aの
増幅率を十分に低下する。これにより、ポップコーンノ
イズが発生していると思われる期間は、第1の電圧増幅
部3aから出力された信号(図6(e)参照)が検知部
4に入力されたとしても予め定めた所定値を超えないた
め、検知信号が外部に出力されることはない。
【0038】なお、図7に示すようにI/V変換回路2
と第1の電圧増幅部3aとの間にスイッチ回路9を設
け、タイマー回路6から出力禁止信号が出力されている
間は、第1の電圧増幅部3aにI/V変換回路2からの
信号を入力しないようにしてもよい。
と第1の電圧増幅部3aとの間にスイッチ回路9を設
け、タイマー回路6から出力禁止信号が出力されている
間は、第1の電圧増幅部3aにI/V変換回路2からの
信号を入力しないようにしてもよい。
【0039】[第4の実施の形態]図8は本発明の第4
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、タイマー回路6及びスイッチ回路9を有する
出力制御回路10とから構成される。なお、本実施の形
態の赤外線検出装置の基本構成は図1に示す実施の形態
と共通であり、共通する部分については同一の番号を付
してその詳細な説明を省略する。
の実施の形態に係る赤外線検出装置のブロック図であ
る。本実施の形態の赤外線検出装置は、焦電素子1と、
I/V変換回路2と、第1の電圧増幅部3aと、第2の
電圧増幅部3bと、検知部4と、ポップコーンノイズ検
知部5と、タイマー回路6及びスイッチ回路9を有する
出力制御回路10とから構成される。なお、本実施の形
態の赤外線検出装置の基本構成は図1に示す実施の形態
と共通であり、共通する部分については同一の番号を付
してその詳細な説明を省略する。
【0040】スイッチ回路9は、タイマー回路6から出
力禁止信号が出力されている間、I/V変換回路2の変
換インピーダンスを下げ、第1の電圧増幅部3aに入力
されるポップコーンノイズにより生じた信号の信号レベ
ルを下げている。これにより、第1の電圧増幅部3aの
出力が検知部4において所定値を超えないため、ポップ
コーンノイズによる誤作動を防止することが可能とな
る。
力禁止信号が出力されている間、I/V変換回路2の変
換インピーダンスを下げ、第1の電圧増幅部3aに入力
されるポップコーンノイズにより生じた信号の信号レベ
ルを下げている。これにより、第1の電圧増幅部3aの
出力が検知部4において所定値を超えないため、ポップ
コーンノイズによる誤作動を防止することが可能とな
る。
【0041】次に、本実施の形態の赤外線検出装置の動
作について図9に基づき説明する。図9(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)はタイマー回路6の
出力を表し、同図(e)は第1の電圧増幅部3aの出力
を表すものである。
作について図9に基づき説明する。図9(a)はI/V
変換回路2の出力を表し、同図(b)は第2の電圧増幅
部3bの出力を表し、同図(c)はポップコーンノイズ
検知部5の出力を表し、同図(d)はタイマー回路6の
出力を表し、同図(e)は第1の電圧増幅部3aの出力
を表すものである。
【0042】I/V変換回路2において出力された信号
(図9(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。ポップコーンノイズ検
知部5では、第2の電圧増幅部3bから出力された信号
(図9(b)参照)が予め定めた所定値を超えたところ
で、焦電素子1からポップコーンノイズが出力されたと
してタイマー回路6に対してポップコーンノイズ検出信
号(図9(c)参照)を出力する。タイマー回路6は、
ポップコーンノイズ検知部5からポップコーンノイズ検
出信号が入力されると、数秒間にわたってスイッチ回路
9に対して出力禁止信号(図9(d)参照)を出力す
る。
(図9(a)参照)は、第1の電圧増幅部3a及び第2
の電圧増幅部3bに入力される。ポップコーンノイズ検
知部5では、第2の電圧増幅部3bから出力された信号
(図9(b)参照)が予め定めた所定値を超えたところ
で、焦電素子1からポップコーンノイズが出力されたと
してタイマー回路6に対してポップコーンノイズ検出信
号(図9(c)参照)を出力する。タイマー回路6は、
ポップコーンノイズ検知部5からポップコーンノイズ検
出信号が入力されると、数秒間にわたってスイッチ回路
9に対して出力禁止信号(図9(d)参照)を出力す
る。
【0043】スイッチ回路9では、タイマー回路6から
出力禁止信号が出力されている間、I/V変換回路2の
変換インピーダンスを下げる。これにより、ポップコー
ンノイズが発生している間は、第1の電圧増幅部3aか
ら出力された信号(図9(e)参照)が検知部4に入力
されたとしても予め定めた所定値を超えないため、検知
信号が外部に出力されることはない。
出力禁止信号が出力されている間、I/V変換回路2の
変換インピーダンスを下げる。これにより、ポップコー
ンノイズが発生している間は、第1の電圧増幅部3aか
ら出力された信号(図9(e)参照)が検知部4に入力
されたとしても予め定めた所定値を超えないため、検知
信号が外部に出力されることはない。
【0044】本実施の形態では、ポップコーンノイズが
出力されている時間だけI/V変換回路2の利得を低下
させればよく、タイマー回路6から出力禁止信号を出力
している時間は非常に短い時間でよい。
出力されている時間だけI/V変換回路2の利得を低下
させればよく、タイマー回路6から出力禁止信号を出力
している時間は非常に短い時間でよい。
【0045】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至請求項7記
載の発明にあっては、ポップコーンノイズを検出して赤
外線検出装置から外部に対して人体が検知されたときに
出力する検知信号が制御されるので、ポップコーンノイ
ズが発生したとしても誤動作出力をしない信頼性の高い
赤外線検出装置を提供することができるという効果を奏
する。
載の発明にあっては、ポップコーンノイズを検出して赤
外線検出装置から外部に対して人体が検知されたときに
出力する検知信号が制御されるので、ポップコーンノイ
ズが発生したとしても誤動作出力をしない信頼性の高い
赤外線検出装置を提供することができるという効果を奏
する。
【0046】なお、請求項2の発明にあっては、ポップ
コーンノイズが発生すると、予め定めた時間が経過する
まで出力制御回路が信号制御を行うので、信号制御を行
う時間の設定によりポップコーンノイズにより生ずる誤
報を完全に防止することができるという効果を奏する。
コーンノイズが発生すると、予め定めた時間が経過する
まで出力制御回路が信号制御を行うので、信号制御を行
う時間の設定によりポップコーンノイズにより生ずる誤
報を完全に防止することができるという効果を奏する。
【0047】また、請求項3の発明にあっては、ポップ
コーンノイズの出力レベルに応じて出力制御回路が信号
制御を行う時間を決定することになるため、ポップコー
ンノイズの出力レベルが小さい場合は直ぐに信号制御状
態が解除され、失報が生じる可能性を小さくできるとい
う効果を奏する。同様に、請求項7記載の発明にあって
は、ポップコーンノイズが生じる極めて短い時間だけ第
1の電圧増幅部に入力される信号の利得を低下させるこ
とになるので、失報の生じる可能性を更に小さくできる
という効果を奏する。
コーンノイズの出力レベルに応じて出力制御回路が信号
制御を行う時間を決定することになるため、ポップコー
ンノイズの出力レベルが小さい場合は直ぐに信号制御状
態が解除され、失報が生じる可能性を小さくできるとい
う効果を奏する。同様に、請求項7記載の発明にあって
は、ポップコーンノイズが生じる極めて短い時間だけ第
1の電圧増幅部に入力される信号の利得を低下させるこ
とになるので、失報の生じる可能性を更に小さくできる
という効果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る赤外線検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係る赤外線検出装
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係る赤外線検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係る赤外線検出装
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態に係る赤外線検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る赤外線検出装
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
【図7】本発明の第3の実施の形態に係る他の赤外線検
出装置のブロック図である。
出装置のブロック図である。
【図8】本発明の第4の実施の形態に係る赤外線検出装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る赤外線検出装
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
置において各回路の出力と時間との関係を表すグラフで
ある。
【図10】従来の赤外線検出装置のブロック図である。
1 焦電素子 2 I/V変換回路 3a 第1の電圧増幅部 3b 第2の電圧増幅部 4 検知部 5 ポップコーンノイズ検知部 6 タイマー回路 7 出力禁止回路 8 出力レベル検出回路 9 スイッチ回路 10 出力制御回路
Claims (7)
- 【請求項1】 焦電素子と、焦電素子からの出力を増幅
する第1の電圧増幅部と、第1の電圧増幅部の出力が予
め定められた検知レベルを超えた場合に検知信号を出力
する検知部と、第1の電圧増幅部より高い周波数を選択
して焦電素子からの出力を増幅する第2の電圧増幅部
と、第2の電圧増幅部の出力が予め定めたレベルを超え
た場合にポップコーンノイズが発生したと判断しポップ
コーンノイズ検出信号を出力するポップコーンノイズ検
知部と、ポップコーンノイズ検出信号が出力されると検
知信号に対して信号制御を行う出力制御回路とを有する
ことを特徴とする赤外線検出装置。 - 【請求項2】 出力制御回路が、ポップコーンノイズ検
出信号の入力から、予め定めた時間が経過するまで信号
制御を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載の
赤外線検出装置。 - 【請求項3】 出力制御回路が、ポップコーンノイズ検
出信号の入力から、第1の電圧増幅部の出力が予め定め
たレベルを予め定めた時間にわたって超えなくなるまで
信号制御を行うようにしたことを特徴とする請求項1記
載の赤外線検出装置。 - 【請求項4】 出力制御回路が、検知信号の出力を禁止
する信号制御を行うようにしたことを特徴とする請求項
1乃至請求項3記載の赤外線検出装置。 - 【請求項5】 出力制御回路が、第1の電圧増幅部の増
幅率を減衰する信号制御を行うようにしたことを特徴と
する請求項1乃至請求項3記載の赤外線検出装置。 - 【請求項6】 出力制御回路が、第1の電圧増幅部に信
号が入力されるのを禁止する信号制御を行うようにした
ことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の赤外線検
出装置。 - 【請求項7】 出力制御回路が、第1の電圧増幅部に入
力される信号の利得を低下する信号制御を行うようにし
たことを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の赤外線
検出装置。
Priority Applications (10)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4648898A JPH11248532A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 赤外線検出装置 |
DE69943177T DE69943177D1 (de) | 1998-02-27 | 1999-02-24 | Infrarot-Strahlungsdetektor |
EP99103529A EP0939311B1 (en) | 1998-02-27 | 1999-02-24 | Infrared-rays detector |
US09/257,509 US6313462B1 (en) | 1998-02-27 | 1999-02-25 | Infrared-rays detector |
SG1999001523A SG73625A1 (en) | 1998-02-27 | 1999-02-25 | Infrared-rays detector |
CNB2005100651681A CN100422701C (zh) | 1998-02-27 | 1999-02-26 | 红外线探测器 |
CNB2005100650903A CN100422700C (zh) | 1998-02-27 | 1999-02-26 | 红外线探测器 |
CNB991025733A CN1277108C (zh) | 1998-02-27 | 1999-02-26 | 红外线探测器 |
KR10-1999-0006619A KR100376724B1 (ko) | 1998-02-27 | 1999-02-27 | 적외선 검출기 |
HK00100059.8A HK1021023A1 (en) | 1998-02-27 | 2000-01-05 | Infrared-rays detector |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4648898A JPH11248532A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 赤外線検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11248532A true JPH11248532A (ja) | 1999-09-17 |
Family
ID=12748607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4648898A Pending JPH11248532A (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 赤外線検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11248532A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100422699C (zh) * | 2001-11-27 | 2008-10-01 | 松下电工株式会社 | 一种红外线检测电路以及红外线检测器 |
-
1998
- 1998-02-27 JP JP4648898A patent/JPH11248532A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100422699C (zh) * | 2001-11-27 | 2008-10-01 | 松下电工株式会社 | 一种红外线检测电路以及红外线检测器 |
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