JPH11248373A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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Publication number
JPH11248373A
JPH11248373A JP6606398A JP6606398A JPH11248373A JP H11248373 A JPH11248373 A JP H11248373A JP 6606398 A JP6606398 A JP 6606398A JP 6606398 A JP6606398 A JP 6606398A JP H11248373 A JPH11248373 A JP H11248373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
exchange unit
valve
units
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP6606398A
Other languages
English (en)
Inventor
Sukenobu Arai
佐悦 荒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11248373A publication Critical patent/JPH11248373A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱交換装置を停止させることなく防汚処理可
能にする。 【解決手段】 3個の熱交換ユニット10,20,30
と、該各熱交換ユニットの流通側10A,20A,30
Aに各々弁11,12,21,22,31,32を介し
て接続した第1流体系統配管40と、前記各熱交換ユニ
ットの流通側10B,20B,30Bに各々弁13,1
4,23,24,33,34を介して接続した第2流体
系統配管50と、前記各熱交換ユニットの流通側10
B,20B,30Bに各々弁15,16,25,26,
35,36を介して接続した洗浄系統配管60とを具備
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防汚対策を施した
熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、火力発電所等においては、蒸気
を水に戻す復水器として、冷却水に海水、河川水、水道
水等を使用する熱交換装置が使用されている。ところ
が、このような熱交換装置を長期にわたって使用する
と、スライム(水あか状の物質)が熱交換用パイプ内面
に付着してくるために、熱交換の効率が低下すると共
に、最悪のときはそのパイプが閉塞してしまう。
【0003】そこで従来では、その熱交換装置を適宜分
解して清掃したり、或いは、塩素等の各種の洗浄薬剤を
注入して洗浄を行っているが、このような薬剤を使用す
ることは環境に悪影響を与えることから、最近ではオゾ
ンを注入する方法が採用されつつある。このオゾンを使
用すれば、分解されやすく酸素と酸化物が生成されるだ
けであるので、環境悪化の問題は生じない。
【0004】ところが、このオゾンを注入する方法は、
連続的に前記した冷却水内にオゾンを注入する方法であ
り、多量のオゾンを注入しなければ効果が少なく、また
熱交換用パイプの直前に注入するとしても入口配管で消
費されて内部まで十分には洗浄できず、さらに1度でも
スライムが付着すると多量にオゾンを注入しても効果が
少ない、等のためオゾンの生成のためのランニングコス
トが非常に高くなっていた。
【0005】そこで、連続的にオゾンを注入するのでは
なく、熱交換用パイプの流体を一時的に抜いて空にし、
そこにオゾン水又はオゾンガスを封入して洗浄し防汚処
理する方法が試験され、これによればオゾン量が少なく
て済み、防汚効果も高いことが確認されている。また、
連続注入の場合には、過剰注入するとオゾンが外界に放
出されて環境への影響が予想されるため安全対策の観点
からオゾン分解装置を設置しなければならないが、間欠
注入となるので、オゾン分解装置は無くてもよいか、若
しくは小さくても良い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この方法は、
防汚処理をするために、冷却水を一旦抜く必要があるの
で、熱交換系統を一時的にせよ停止させなければならな
いという問題があった。
【0007】本発明は以上のような点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、熱交換系統を停止させること
なく防汚処理を行うことが可能となった熱交換装置を提
供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、第1の発明は、n(2以上の整数)個の熱交換ユニ
ットと、該各熱交換ユニットの第1流体流通側に各々弁
を介して接続した第1流体系統配管と、前記各熱交換ユ
ニットの第2流体流通側に各々弁を介して接続した第2
流体系統配管と、前記各熱交換ユニットの第2流体流通
側に各々弁を介して接続した洗浄系統配管とを具備する
よう構成した。第2の発明は、第1の発明において、前
記各熱交換ユニットが同一の熱交換容量をもち、n−1
個の熱交換ユニットの合計熱交換容量が、使用する系統
の要求する熱交換容量を満足するよう構成した。第3の
発明は、第1又は第2の発明において、前記洗浄系統配
管を、前記各熱交換ユニットの第1流体流通側にも各々
弁を介して接続して構成した。
【0009】
【発明の実施の形態】[第1の実施の形態]図1は本発
明の第1の実施の形態の熱交換装置の概略構成を示す図
である。10,20,30は第1,第2,第3の熱交換
ユニットであり、3重化した場合を示す。ここでは、使
用する系統に要求される熱交容量に対して、熱交換ユニ
ット10,20,30が各々50%で、合計で150%
の容量を持たせる。
【0010】40は復水させる対象としての蒸気等の第
1流体を流通させる第1流体系統配管であり、41はそ
の流入口、42は流出口である。この配管40には、熱
交換ユニット10の一方の流通側10Aの流入口、流出
口に自動弁11,12が、熱交換ユニット20の一方の
流通側20Aの流入口、流出口に自動弁21,22が、
熱交換ユニット30の一方の流通側30Aの流入口、流
出口に自動弁31,32が、各々設けられている。
【0011】50は冷却用水としての海水、河川水等の
第2流体を流通させる第2流体系統配管であり、51は
その流入口、52は流出口である。この配管50には、
熱交換ユニット10の他方の流通側10Bの流入口、流
出口に自動弁13,14が、熱交換ユニット20の他方
の流通側20Bの流入口、流出口に自動弁23,24
が、熱交換ユニット30の他方の流通側30Bの流入
口、流出口に自動弁33,34が、各々設けられてい
る。
【0012】60はオゾン水等の洗浄水やオゾンガス等
の洗浄ガスを流通させる洗浄系統配管であり、61はそ
の流入口、62は流出口である。この配管60には、熱
交換ユニット10の他方の流通側10Bの流入口、流出
口に自動弁15,16が、熱交換ユニット20の他方の
流通側20Bの流入口、流出口に自動弁25,26が、
熱交換ユニット30の他方の流通側30Bの流入口、流
出口に自動弁35,36が、各々設けられている。
【0013】さて、熱交換ユニット10の防汚処理を行
う場合には、熱交換ユニット20,30を動作させてお
くことができる。これにより、系統に必要な熱交換容量
の100%をその両熱交換ユニット20,30によって
負担させることができる。
【0014】このときは、自動弁11〜14,25,2
6,35,36を閉じ、他の自動弁を開く。これによ
り、全体は図2に示すような配管系統となり、洗浄系統
配管60の流入口61に供給された洗浄水や洗浄ガスが
第1熱交換ユニット10の流通側10B内を洗浄し流出
口62から排出される。この洗浄時は第2,第3熱交換
ユニット20,30は通常運転を続け、洗浄動作の影響
を受けることはない。
【0015】次に、第2熱交換ユニット20の防汚処理
を行う場合には、第1,第3の熱交換ユニット10,3
0を動作させておくことができる。このときは、自動弁
21〜24,15,16,35,36を閉じ、他の自動
弁を開く。
【0016】更に、第3熱交換ユニット30の防汚処理
を行う場合には、第1,第2の熱交換ユニット10,2
0を動作させておくことができる。このときは、自動弁
31〜34,15,16,25,26を閉じ、他の自動
弁を開く。
【0017】以上のように、各自動弁を切り替えること
により、熱交換動作を停止させることなく、任意の熱交
換ユニットの熱交換パイプを洗浄して防汚処理すること
ができる。この切り替えを順次行えば、全ての熱交換ユ
ニット10,20,30に対して順番に、しかも熱交換
動作を停止させることなく、防汚処理できる。
【0018】[第2の実施の形態]図3は第2の実施の
形態の熱交換装置の概略構成を示す図である。ここで
は、洗浄系統配管60を、熱交換ユニット10の流通側
10Aの流入口、流出口に対しても自動弁17,18が
介して、熱交換ユニット20の流通側20Aの流入口、
流出口に対しても自動弁27,28を介して、熱交換ユ
ニット30の流通側30Aに流入口、流出口に対しても
自動弁37,38を介して接続している。
【0019】これにより、熱交換ユニット10,20,
30の流通側10A,20A,30Aのみならず、流通
側10B,20B,30B側についても、洗浄水や洗浄
ガスにより洗浄して防汚処理を行うことができる。
【0020】[その他の実施の形態]なお、上記した説
明では、3個の熱交換ユニットを用意したが、少なくと
も2台用意すれば、連続運転しながら防汚処理を行うこ
とができる。このとき、各熱交換ユニットの熱交換容量
が同一の場合には、n−1個の合計熱交換容量が系統の
要求する熱交換容量を満足すればよい。また、自動弁は
手動弁に代えることもできる。
【0021】
【発明の効果】以上から本発明によれば、熱交換ユニッ
トを多重化してそのうちの選択した1個に対して防汚処
理を行うことができるので、全部の防汚処理を行うには
順次切り替えて行けば良く、このとき熱交換動作を停止
させる必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の熱交換装置の説
明図である。
【図2】 図1の熱交換装置の防汚処理の動作説明図で
ある。
【図3】 本発明の第2の実施の形態の熱交換装置の説
明図である。
【符号の説明】
10:第1熱交換ユニット、11〜18:自動弁 20:第2熱交換ユニット、21〜28:自動弁 30:第3熱交換ユニット、31〜38:自動弁 40:第1流体系統配管、41:流入口、42:流出口 50:第2流体系統配管、51:流入口、52:流出口 60:洗浄系統配管、61:流入口、62:流出口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】n(2以上の整数)個の熱交換ユニット
    と、該各熱交換ユニットの第1流体流通側に各々弁を介
    して接続した第1流体系統配管と、前記各熱交換ユニッ
    トの第2流体流通側に各々弁を介して接続した第2流体
    系統配管と、前記各熱交換ユニットの第2流体流通側に
    各々弁を介して接続した洗浄系統配管とを具備すること
    を特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】前記各熱交換ユニットが同一の熱交換容量
    をもち、n−1個の熱交換ユニットの合計熱交換容量
    が、使用する系統の要求する熱交換容量を満足するよう
    構成したことを特徴とする請求項1に記載の熱交換装
    置。
  3. 【請求項3】前記洗浄系統配管を、前記各熱交換ユニッ
    トの第1流体流通側にも各々弁を介して接続したことを
    特徴とする請求項1又は2に記載の熱交換装置。
JP6606398A 1998-03-03 1998-03-03 熱交換装置 Pending JPH11248373A (ja)

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JP6606398A JPH11248373A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 熱交換装置

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JP6606398A JPH11248373A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 熱交換装置

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JP6606398A Pending JPH11248373A (ja) 1998-03-03 1998-03-03 熱交換装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104390512A (zh) * 2014-09-28 2015-03-04 青岛大学 一种强化除垢型换热装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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