JPH11248308A - 自動製氷機の運転方法 - Google Patents
自動製氷機の運転方法Info
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- JPH11248308A JPH11248308A JP6938698A JP6938698A JPH11248308A JP H11248308 A JPH11248308 A JP H11248308A JP 6938698 A JP6938698 A JP 6938698A JP 6938698 A JP6938698 A JP 6938698A JP H11248308 A JPH11248308 A JP H11248308A
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- Japan
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- ice making
- ice
- deicing
- water
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- Production, Working, Storing, Or Distribution Of Ice (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 製氷運転の運転初期における冷凍能力を向上
すると共に、ランニングコストを低減する。 【解決手段】 複数の製氷部からなる第1製氷部群と、
複数の製氷部からなる第2製氷部群とを区分する。第1
製氷部群および第2製氷部群では、製氷運転と除氷運転
とが交互に行なわれて板氷が製造される。第1製氷部群
での除氷運転が終了したときに、第2製氷部群での除氷
運転を開始させる。これにより、両製氷部群での製氷運
転の開始タイミングが異なり、冷凍機における製氷運転
初期の負荷のピークが分割される。
すると共に、ランニングコストを低減する。 【解決手段】 複数の製氷部からなる第1製氷部群と、
複数の製氷部からなる第2製氷部群とを区分する。第1
製氷部群および第2製氷部群では、製氷運転と除氷運転
とが交互に行なわれて板氷が製造される。第1製氷部群
での除氷運転が終了したときに、第2製氷部群での除氷
運転を開始させる。これにより、両製氷部群での製氷運
転の開始タイミングが異なり、冷凍機における製氷運転
初期の負荷のピークが分割される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の製氷部で
の製氷運転を1基の冷凍機で行なう自動製氷機の運転方
法に関するものである。
の製氷運転を1基の冷凍機で行なう自動製氷機の運転方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所定間隔離間して対向配置した垂直な一
対の製氷板の対向面に、冷凍機を構成する蒸発管を密着
固定して構成した複数の製氷部を備える自動製氷機で
は、製氷運転において蒸発管に循環供給される冷媒によ
り冷却される前記製氷板の製氷面(表面)に製氷水を散布
供給して所要厚みの板氷が生成されると、除氷運転に移
行して得られた板氷と製氷面との氷結を融解して該板氷
を離脱するよう構成されている。
対の製氷板の対向面に、冷凍機を構成する蒸発管を密着
固定して構成した複数の製氷部を備える自動製氷機で
は、製氷運転において蒸発管に循環供給される冷媒によ
り冷却される前記製氷板の製氷面(表面)に製氷水を散布
供給して所要厚みの板氷が生成されると、除氷運転に移
行して得られた板氷と製氷面との氷結を融解して該板氷
を離脱するよう構成されている。
【0003】前記自動製氷機の運転方法としては、次の
2つの方式がある。製氷運転が終了したときに冷凍機
の運転を停止し、除氷運転に移行して製氷部に除氷水を
供給したり、あるいは製氷部に配設したヒータ等により
板氷を離脱させ、除氷運転の終了により冷凍機の運転を
再開して製氷運転を行なうサイクルが繰返される方式。
製氷運転が終了しても冷凍機の運転を継続したまま除
氷運転に移行し、冷凍機を構成する圧縮機からのホット
ガスを蒸発管に供給して板氷を離脱させ、除氷運転の終
了により製氷運転に移行するサイクルが繰返される方
式。
2つの方式がある。製氷運転が終了したときに冷凍機
の運転を停止し、除氷運転に移行して製氷部に除氷水を
供給したり、あるいは製氷部に配設したヒータ等により
板氷を離脱させ、除氷運転の終了により冷凍機の運転を
再開して製氷運転を行なうサイクルが繰返される方式。
製氷運転が終了しても冷凍機の運転を継続したまま除
氷運転に移行し、冷凍機を構成する圧縮機からのホット
ガスを蒸発管に供給して板氷を離脱させ、除氷運転の終
了により製氷運転に移行するサイクルが繰返される方
式。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の方式では、起
動の際に最大の電流が流れる冷凍機を、製氷・除氷運転
の1サイクル毎に起動と停止とを繰返しているため、ラ
ンニングコストが嵩む欠点がある。また前記の方式で
は、除氷運転においてホットガスの供給時に圧縮機に液
バックし、該圧縮機での負荷が大きくなり、これによっ
て冷凍能力を低下させる欠点ある。なお、1基の冷凍機
を用いて複数の製氷部での製氷運転を行なう場合、前記
およびの何れの方式においても、製氷運転の開始時
に負荷が集中し(図6の二点鎖線参照)、運転初期におけ
る冷凍能力が低下する難点も指摘される。
動の際に最大の電流が流れる冷凍機を、製氷・除氷運転
の1サイクル毎に起動と停止とを繰返しているため、ラ
ンニングコストが嵩む欠点がある。また前記の方式で
は、除氷運転においてホットガスの供給時に圧縮機に液
バックし、該圧縮機での負荷が大きくなり、これによっ
て冷凍能力を低下させる欠点ある。なお、1基の冷凍機
を用いて複数の製氷部での製氷運転を行なう場合、前記
およびの何れの方式においても、製氷運転の開始時
に負荷が集中し(図6の二点鎖線参照)、運転初期におけ
る冷凍能力が低下する難点も指摘される。
【0005】
【発明の目的】この発明は、前述した従来の技術に係る
自動製氷機の運転方法に内在している前記欠点に鑑み、
これを好適に解決するべく提案されたものであって、製
氷運転の運転初期における冷凍能力を向上すると共に、
ランニングコストを低減し得る自動製氷機の運転方法を
提供することを目的とする。
自動製氷機の運転方法に内在している前記欠点に鑑み、
これを好適に解決するべく提案されたものであって、製
氷運転の運転初期における冷凍能力を向上すると共に、
ランニングコストを低減し得る自動製氷機の運転方法を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製
氷機の運転方法は、複数の製氷部を備え、冷媒の供給に
より冷却される各製氷部に製氷水を供給して氷を生成す
る製氷運転と、得られた氷を該製氷部から離脱させる除
氷運転とを交互に行なう自動製氷機において、前記複数
の製氷部を、全ての製氷部での製氷運転を行なう1基の
冷凍機からの冷媒供給系が異なる複数の製氷部群に区分
し、前記冷凍機の運転を継続した状態で、各製氷部群へ
の冷媒の供給・停止を制御することで各製氷部群におけ
る製氷運転の開始タイミングを異ならせるようにしたこ
とを特徴とする。
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係る自動製
氷機の運転方法は、複数の製氷部を備え、冷媒の供給に
より冷却される各製氷部に製氷水を供給して氷を生成す
る製氷運転と、得られた氷を該製氷部から離脱させる除
氷運転とを交互に行なう自動製氷機において、前記複数
の製氷部を、全ての製氷部での製氷運転を行なう1基の
冷凍機からの冷媒供給系が異なる複数の製氷部群に区分
し、前記冷凍機の運転を継続した状態で、各製氷部群へ
の冷媒の供給・停止を制御することで各製氷部群におけ
る製氷運転の開始タイミングを異ならせるようにしたこ
とを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る自動製氷機の
運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下説明する。図1は、実施例に係る自動製
氷機の概略構成を示すものであって、後述する冷凍機1
0を構成する蒸発管12A,12Bを一対の製氷板14,
14で挟持して構成され、製氷運転と除氷運転とが交互
に行なわれて板氷を順次製造する複数の製氷部16A,
16Bが、筐体18の内部上方に並列に配置されてい
る。これら製氷部16A,16Bは、製氷運転の開始タ
イミングが異なるよう設定された第1製氷部群20Aと
第2製氷部群20Bとに区分されている。なお、実施例
では4基の第1製氷部16Aから第1製氷部群20Aが
構成され、4基の第2製氷部16Bから第2製氷部群2
0Bが構成される。また製氷部群20A,20Bの直下
には、除氷運転により各製氷部16A,16Bから離脱
して落下する板氷を小片状に破砕するクラッシャー22
が配置され、得られた小片状の氷塊を下方の貯氷庫24
に貯留するようになっている。
運転方法につき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参
照しながら以下説明する。図1は、実施例に係る自動製
氷機の概略構成を示すものであって、後述する冷凍機1
0を構成する蒸発管12A,12Bを一対の製氷板14,
14で挟持して構成され、製氷運転と除氷運転とが交互
に行なわれて板氷を順次製造する複数の製氷部16A,
16Bが、筐体18の内部上方に並列に配置されてい
る。これら製氷部16A,16Bは、製氷運転の開始タ
イミングが異なるよう設定された第1製氷部群20Aと
第2製氷部群20Bとに区分されている。なお、実施例
では4基の第1製氷部16Aから第1製氷部群20Aが
構成され、4基の第2製氷部16Bから第2製氷部群2
0Bが構成される。また製氷部群20A,20Bの直下
には、除氷運転により各製氷部16A,16Bから離脱
して落下する板氷を小片状に破砕するクラッシャー22
が配置され、得られた小片状の氷塊を下方の貯氷庫24
に貯留するようになっている。
【0008】前記筐体18内に配設された第1製氷水タ
ンク26Aから第1循環ポンプ28Aを介して導出した
第1製氷水供給管30Aは、図2に示す如く、前記各第
1製氷部16Aの上方に設けた第1製氷水散布器32A
に接続している。そして製氷運転時に、第1製氷水タン
ク26Aから圧送された製氷水は、第1製氷水供給管3
0Aに穿設した多数の散水孔(図示せず)を介して、製氷
板14の氷結温度にまで冷却されている製氷面に散布流
下させ、該製氷面に所要厚みの板氷を生成するようにな
っている。また各第1製氷部16Aの直下には、第1集
水樋34Aが配設され、製氷運転に際し製氷板14の各
製氷面に供給された製氷水は、該集水樋34Aを介して
第1製氷水タンク26Aに回収貯留されるよう構成して
ある。
ンク26Aから第1循環ポンプ28Aを介して導出した
第1製氷水供給管30Aは、図2に示す如く、前記各第
1製氷部16Aの上方に設けた第1製氷水散布器32A
に接続している。そして製氷運転時に、第1製氷水タン
ク26Aから圧送された製氷水は、第1製氷水供給管3
0Aに穿設した多数の散水孔(図示せず)を介して、製氷
板14の氷結温度にまで冷却されている製氷面に散布流
下させ、該製氷面に所要厚みの板氷を生成するようにな
っている。また各第1製氷部16Aの直下には、第1集
水樋34Aが配設され、製氷運転に際し製氷板14の各
製氷面に供給された製氷水は、該集水樋34Aを介して
第1製氷水タンク26Aに回収貯留されるよう構成して
ある。
【0009】前記第2製氷部16Bに関しても、第1製
氷部16Aと同様な製氷水供給系が設けられている。す
なわち、前記第1製氷水タンク26Aとは別の第2製氷
水タンク26Bから第2循環ポンプ28Bを介して導出
した第2製氷水供給管30Bが、各第2製氷部16Bの
上方に設けた第2製氷水散布器32Bに接続している。
そして製氷運転時に、第2製氷水タンク26Bから圧送
された製氷水は、第2製氷水供給管30Bに穿設した多
数の散水孔(図示せず)を介して、製氷板14の氷結温度
にまで冷却されている製氷面に散布流下させ、該製氷面
に所要厚みの板氷を生成するようになっている。また各
第2製氷部16Bの直下には、第2集水樋34Bが配設
され、製氷運転に際し製氷板14の各製氷面に供給され
た製氷水は、該集水樋34Bを介して第2製氷水タンク
26Bに回収貯留されるよう構成してある。
氷部16Aと同様な製氷水供給系が設けられている。す
なわち、前記第1製氷水タンク26Aとは別の第2製氷
水タンク26Bから第2循環ポンプ28Bを介して導出
した第2製氷水供給管30Bが、各第2製氷部16Bの
上方に設けた第2製氷水散布器32Bに接続している。
そして製氷運転時に、第2製氷水タンク26Bから圧送
された製氷水は、第2製氷水供給管30Bに穿設した多
数の散水孔(図示せず)を介して、製氷板14の氷結温度
にまで冷却されている製氷面に散布流下させ、該製氷面
に所要厚みの板氷を生成するようになっている。また各
第2製氷部16Bの直下には、第2集水樋34Bが配設
され、製氷運転に際し製氷板14の各製氷面に供給され
た製氷水は、該集水樋34Bを介して第2製氷水タンク
26Bに回収貯留されるよう構成してある。
【0010】図示の製氷機には、前述した製氷水供給系
とは別に、除氷水供給系が設けられている。すなわち、
筐体18内に配設した除氷水タンク36から第1給水ポ
ンプ38Aを介して導出した第1除氷水供給管40A
は、各第1製氷部16Aにおける製氷板14,14の対
向部における上部に設けた第1除氷水散布器42Aに接
続している。また除氷水タンク36から第2給水ポンプ
38Bを介して導出した第2除氷水供給管40Bは、各
第2製氷部16Bにおける製氷板14,14の対向部に
おける上部に設けた第2除氷水散布器42Bに接続して
いる。そして除氷運転時に、除氷水タンク36から圧送
された除氷水は、第1除氷水散布器42Aおよび第2除
氷水散布器42Bに穿設した多数の散水孔(図示せず)を
介して対応する製氷板14の各裏側に散布供給されて流
下し、製氷板14と板氷との氷結面を融解する。製氷板
14の裏側を流下した除氷水は、製氷水と同様に前記第
1集水樋34Aまたは第2集水樋34Bを介して対応す
る第1製氷水タンク26Aまたは第2製氷水タンク26
Bに回収され、これが次回の製氷水として使用される。
とは別に、除氷水供給系が設けられている。すなわち、
筐体18内に配設した除氷水タンク36から第1給水ポ
ンプ38Aを介して導出した第1除氷水供給管40A
は、各第1製氷部16Aにおける製氷板14,14の対
向部における上部に設けた第1除氷水散布器42Aに接
続している。また除氷水タンク36から第2給水ポンプ
38Bを介して導出した第2除氷水供給管40Bは、各
第2製氷部16Bにおける製氷板14,14の対向部に
おける上部に設けた第2除氷水散布器42Bに接続して
いる。そして除氷運転時に、除氷水タンク36から圧送
された除氷水は、第1除氷水散布器42Aおよび第2除
氷水散布器42Bに穿設した多数の散水孔(図示せず)を
介して対応する製氷板14の各裏側に散布供給されて流
下し、製氷板14と板氷との氷結面を融解する。製氷板
14の裏側を流下した除氷水は、製氷水と同様に前記第
1集水樋34Aまたは第2集水樋34Bを介して対応す
る第1製氷水タンク26Aまたは第2製氷水タンク26
Bに回収され、これが次回の製氷水として使用される。
【0011】前記第1製氷水タンク26Aには、製氷運
転が進行して第1製氷部群20Aに板氷が生成されるこ
とにより製氷水の水位が所定レベルまで低下したときに
製氷完了を検知するフロートスイッチ等の製氷完了検知
センサ44が配設されている(図4参照)。そして、前記
第1給水ポンプ38Aは、製氷完了検知センサ44の製
氷完了検知と同時に始動して第1製氷部16Aに除氷水
を供給すると共に、該センサ44の製氷完了検知と同時
にカウントを開始するタイマがカウントアップした時点
で停止されるよう設定してある。また第2給水ポンプ3
8Bは、前記タイマがカウントアップした時点で始動し
て、第2製氷部16Bに除氷水を供給すると共に、第1
給水ポンプ38Aの運転時間と同一時間後に停止される
ようになっている。なお、タイマに設定される時間t
は、前記製氷部16Aへ供給される除氷水の量が、板氷
の除氷を確実に行ない、かつ次回の製氷運転に使用され
る製氷水より多くなる値に設定される。
転が進行して第1製氷部群20Aに板氷が生成されるこ
とにより製氷水の水位が所定レベルまで低下したときに
製氷完了を検知するフロートスイッチ等の製氷完了検知
センサ44が配設されている(図4参照)。そして、前記
第1給水ポンプ38Aは、製氷完了検知センサ44の製
氷完了検知と同時に始動して第1製氷部16Aに除氷水
を供給すると共に、該センサ44の製氷完了検知と同時
にカウントを開始するタイマがカウントアップした時点
で停止されるよう設定してある。また第2給水ポンプ3
8Bは、前記タイマがカウントアップした時点で始動し
て、第2製氷部16Bに除氷水を供給すると共に、第1
給水ポンプ38Aの運転時間と同一時間後に停止される
ようになっている。なお、タイマに設定される時間t
は、前記製氷部16Aへ供給される除氷水の量が、板氷
の除氷を確実に行ない、かつ次回の製氷運転に使用され
る製氷水より多くなる値に設定される。
【0012】図3は、自動製氷機の冷凍機10を示す概
略図であって、該冷凍機10は、基本的に圧縮機CM、
凝縮器46、電磁弁48A,48B、膨張弁50A,50
Bおよび膨張弁50A,50Bから分岐導出した第1蒸
発管12Aおよび第2蒸発管12Bとから構成されてい
る。すなわち、圧縮器CMの吐出側から導出した吐出管
52は、凝縮器46の入口側に接続され、この凝縮器4
6から導出した第1冷媒供給管54Aは、第1電磁弁4
8Aを介して各第1製氷部群20Aに対応する第1膨張
弁50Aに至っている。各第1膨張弁50Aにおいて分
岐させられた複数本(実施例では4本)の第1蒸発管12
Aは、夫々対応する第1製氷部16Aにおける一対の製
氷板14,14間に蛇行状態で密着挟持されている。ま
た凝縮器46から導出した第2冷媒供給管54Bは、第
2電磁弁48Bを介して各第2製氷部群20Bに対応す
る第2膨張弁50Bに至っている。そして、各第2膨張
弁50Bにおいて分岐させられた複数本(実施例では4
本)の第2蒸発管12Bは、夫々対応する第2製氷部1
6Bにおける一対の製氷板14,14間に蛇行状態で密
着挟持されている。また、第1製氷部16Aおよび第2
製氷部16Bに配設された前記複数本の第1蒸発管12
Aおよび第2蒸発管12Bは、その出口側において全て
一本の吸入管56に集約的に接続され、この吸入管56
は前記圧縮器CMに帰還接続されている。なお図中の符
号FMは、凝縮器46用のファンモータを示す。
略図であって、該冷凍機10は、基本的に圧縮機CM、
凝縮器46、電磁弁48A,48B、膨張弁50A,50
Bおよび膨張弁50A,50Bから分岐導出した第1蒸
発管12Aおよび第2蒸発管12Bとから構成されてい
る。すなわち、圧縮器CMの吐出側から導出した吐出管
52は、凝縮器46の入口側に接続され、この凝縮器4
6から導出した第1冷媒供給管54Aは、第1電磁弁4
8Aを介して各第1製氷部群20Aに対応する第1膨張
弁50Aに至っている。各第1膨張弁50Aにおいて分
岐させられた複数本(実施例では4本)の第1蒸発管12
Aは、夫々対応する第1製氷部16Aにおける一対の製
氷板14,14間に蛇行状態で密着挟持されている。ま
た凝縮器46から導出した第2冷媒供給管54Bは、第
2電磁弁48Bを介して各第2製氷部群20Bに対応す
る第2膨張弁50Bに至っている。そして、各第2膨張
弁50Bにおいて分岐させられた複数本(実施例では4
本)の第2蒸発管12Bは、夫々対応する第2製氷部1
6Bにおける一対の製氷板14,14間に蛇行状態で密
着挟持されている。また、第1製氷部16Aおよび第2
製氷部16Bに配設された前記複数本の第1蒸発管12
Aおよび第2蒸発管12Bは、その出口側において全て
一本の吸入管56に集約的に接続され、この吸入管56
は前記圧縮器CMに帰還接続されている。なお図中の符
号FMは、凝縮器46用のファンモータを示す。
【0013】前記第1電磁弁48Aは、前記製氷完了検
知センサ44が製氷完了を検知した時点で閉成されると
共に、前記タイマがカウントアップした時点で開放され
る。また第2電磁弁48Bは、タイマがカウントアップ
した時点で閉成されると共に、前記第2給水ポンプ38
Bの停止と同時に開放される。これにより、第1製氷部
群20Aと第2製氷部群20Bとの除氷運転、すなわち
製氷運転の開始タイミングを異ならせるようになってい
る(図5参照)。なお、実施例では第1製氷部群20Aの
製氷運転の開始タイミングが、第2製氷部群20Bの製
氷運転の開始タイミングより早くなるよう設定されてい
る。
知センサ44が製氷完了を検知した時点で閉成されると
共に、前記タイマがカウントアップした時点で開放され
る。また第2電磁弁48Bは、タイマがカウントアップ
した時点で閉成されると共に、前記第2給水ポンプ38
Bの停止と同時に開放される。これにより、第1製氷部
群20Aと第2製氷部群20Bとの除氷運転、すなわち
製氷運転の開始タイミングを異ならせるようになってい
る(図5参照)。なお、実施例では第1製氷部群20Aの
製氷運転の開始タイミングが、第2製氷部群20Bの製
氷運転の開始タイミングより早くなるよう設定されてい
る。
【0014】
【実施例の作用】次に、実施例に係る自動製氷機で実施
される運転方法につき、図5のタイミングチャートを参
照して説明する。図示しない電源を投入して自動製氷機
の運転を開始すると、先ず第1製氷群20Aでの除氷運
転が開始される。すなわち、前記第1製氷水タンク26
Aには製氷水は貯留されていないので、前記製氷完了検
知センサ44は製氷完了の検知状態となっており、第1
給水ポンプ38Aが始動されて各第1製氷部16Aへの
除氷水の供給が開始される。第1製氷部16Aを流下し
た除氷水は、前記第1集水樋34Aを介して第1製氷水
タンク26A中に落下する。また、前記タイマがカウン
トを開始する。なお、このときには冷凍機10の運転は
開始されていない。
される運転方法につき、図5のタイミングチャートを参
照して説明する。図示しない電源を投入して自動製氷機
の運転を開始すると、先ず第1製氷群20Aでの除氷運
転が開始される。すなわち、前記第1製氷水タンク26
Aには製氷水は貯留されていないので、前記製氷完了検
知センサ44は製氷完了の検知状態となっており、第1
給水ポンプ38Aが始動されて各第1製氷部16Aへの
除氷水の供給が開始される。第1製氷部16Aを流下し
た除氷水は、前記第1集水樋34Aを介して第1製氷水
タンク26A中に落下する。また、前記タイマがカウン
トを開始する。なお、このときには冷凍機10の運転は
開始されていない。
【0015】前記タイマがカウントアップすると、前記
第1給水ポンプ38Aが停止すると共に、冷凍機10の
運転が開始される。また前記第1電磁弁48Aが開放
し、第1製氷部群20Aでの製氷運転の開始により圧縮
機CMからの冷媒は、吐出管52,凝縮器46,第1電磁
弁48A,第1膨張弁50Aを経て夫々の第1製氷部1
6Aに配設した第1蒸発管12Aに分配供給され、第1
製氷部16Aを構成する両製氷板14,14を氷点下に
まで冷却する。同時に第1循環ポンプ28Aが始動し、
第1製氷水タンク26A中の製氷水を第1製氷水供給管
30Aから第1製氷水散布器32Aを経て、各製氷板1
4の製氷面に流下供給させる。
第1給水ポンプ38Aが停止すると共に、冷凍機10の
運転が開始される。また前記第1電磁弁48Aが開放
し、第1製氷部群20Aでの製氷運転の開始により圧縮
機CMからの冷媒は、吐出管52,凝縮器46,第1電磁
弁48A,第1膨張弁50Aを経て夫々の第1製氷部1
6Aに配設した第1蒸発管12Aに分配供給され、第1
製氷部16Aを構成する両製氷板14,14を氷点下に
まで冷却する。同時に第1循環ポンプ28Aが始動し、
第1製氷水タンク26A中の製氷水を第1製氷水供給管
30Aから第1製氷水散布器32Aを経て、各製氷板1
4の製氷面に流下供給させる。
【0016】また、前記タイマがカウントアップした時
点で、第2製氷部群20bの除氷運転が開始される。す
なわち、前記第2給水ポンプ38Bが始動されて、各第
2製氷部16Bへの除氷水の供給が開始される。なお、
このときには前記第2電磁弁48Aは閉成しているの
で、第2製氷部群20Bへの冷媒の供給は行なわれな
い。第2製氷部16Bを流下した除氷水は、前記第2集
水樋34Bを介して第2製氷水タンク26B中に落下す
る。そして、前記第1給水ポンプ38Aと同じ運転時間
tが経過した時点で、前記第2給水ポンプ38Bが停止
すると共に、前記第2電磁弁48Bが開放し、第2製氷
部群20Bでの製氷運転の開始により圧縮機CMからの
冷媒は、吐出管52,凝縮器46,第2電磁弁48B,第
2膨張弁50Bを経て夫々の第2製氷部16Bに配設し
た第2蒸発管12Bに分配供給され、第2製氷部16B
を構成する両製氷板14,14を氷点下にまで冷却す
る。
点で、第2製氷部群20bの除氷運転が開始される。す
なわち、前記第2給水ポンプ38Bが始動されて、各第
2製氷部16Bへの除氷水の供給が開始される。なお、
このときには前記第2電磁弁48Aは閉成しているの
で、第2製氷部群20Bへの冷媒の供給は行なわれな
い。第2製氷部16Bを流下した除氷水は、前記第2集
水樋34Bを介して第2製氷水タンク26B中に落下す
る。そして、前記第1給水ポンプ38Aと同じ運転時間
tが経過した時点で、前記第2給水ポンプ38Bが停止
すると共に、前記第2電磁弁48Bが開放し、第2製氷
部群20Bでの製氷運転の開始により圧縮機CMからの
冷媒は、吐出管52,凝縮器46,第2電磁弁48B,第
2膨張弁50Bを経て夫々の第2製氷部16Bに配設し
た第2蒸発管12Bに分配供給され、第2製氷部16B
を構成する両製氷板14,14を氷点下にまで冷却す
る。
【0017】前記第1製氷部群20Aでの製氷運転の進
行により各製氷面に所要厚みの板氷が生成されること
で、図4に示す如く、前記第1製氷水タンク26Aの水
位が低下して、前記製氷完了検知センサ44が製氷完了
を検知すると、除氷運転に移行する。すなわち、前記第
1電磁弁48Aを閉成して第1製氷部群20Aへの冷媒
の供給を停止すると共に、前記第1給水ポンプ38Aが
始動されて、各第1製氷部16Aへの除氷水の供給が開
始される。このとき、前記冷凍機10は運転を継続して
いるので、第2製氷部群20Bへは冷媒が供給されて製
氷運転が行なわれている。なお、前記第1製氷水タンク
26Aと第2製氷水タンク26Bとは分かれているの
で、第1製氷水タンク26Aに常温の除氷水が供給され
ることで、製氷運転中の第2製氷水タンク26Bに貯留
されている製氷水の温度が上昇することはない。
行により各製氷面に所要厚みの板氷が生成されること
で、図4に示す如く、前記第1製氷水タンク26Aの水
位が低下して、前記製氷完了検知センサ44が製氷完了
を検知すると、除氷運転に移行する。すなわち、前記第
1電磁弁48Aを閉成して第1製氷部群20Aへの冷媒
の供給を停止すると共に、前記第1給水ポンプ38Aが
始動されて、各第1製氷部16Aへの除氷水の供給が開
始される。このとき、前記冷凍機10は運転を継続して
いるので、第2製氷部群20Bへは冷媒が供給されて製
氷運転が行なわれている。なお、前記第1製氷水タンク
26Aと第2製氷水タンク26Bとは分かれているの
で、第1製氷水タンク26Aに常温の除氷水が供給され
ることで、製氷運転中の第2製氷水タンク26Bに貯留
されている製氷水の温度が上昇することはない。
【0018】前記製氷完了検知センサ44の製氷完了検
知と同時にカウントを開始するタイマがカウントアップ
した時点で、第1製氷部群20Aの除氷運転が終了して
製氷運転に移行する。また同時に第2製氷部群20Bで
は製氷運転が終了して除氷運転に移行し、前述した除氷
運転の終了後に製氷運転に移行する。そして以後は、前
記冷凍機10を連続運転した状態で、前述したサイクル
が繰返される。
知と同時にカウントを開始するタイマがカウントアップ
した時点で、第1製氷部群20Aの除氷運転が終了して
製氷運転に移行する。また同時に第2製氷部群20Bで
は製氷運転が終了して除氷運転に移行し、前述した除氷
運転の終了後に製氷運転に移行する。そして以後は、前
記冷凍機10を連続運転した状態で、前述したサイクル
が繰返される。
【0019】すなわち、前記第1製氷部群20Aと第2
製氷部群20Bとの製氷運転の開始タイミングを異なら
せることにより、図6の実線で示すように、製氷運転の
初期における冷凍機10の負荷のピークを2つに分割す
ることができる。これにより、全ての製氷部での製氷運
転を同時に行なう場合に比べ、負荷のピークを低く抑え
ることができ、製氷運転初期における冷凍能力の低下を
抑制し得る。また、冷凍機10の冷媒供給系に設けた電
磁弁48A,48Bの開閉制御を行なうと共に除氷水に
より板氷を離脱させるようにしたことで、冷凍機10を
連続運転したもとで製氷運転と除氷運転とを行なうこと
ができ、該冷凍機10の起動・停止の繰返しによるラン
ニングコストの高騰を防止し得る。更には、ホットガス
を用いないので、圧縮機CMへの液バックは発生せず、
冷凍能力を低下させることはない。
製氷部群20Bとの製氷運転の開始タイミングを異なら
せることにより、図6の実線で示すように、製氷運転の
初期における冷凍機10の負荷のピークを2つに分割す
ることができる。これにより、全ての製氷部での製氷運
転を同時に行なう場合に比べ、負荷のピークを低く抑え
ることができ、製氷運転初期における冷凍能力の低下を
抑制し得る。また、冷凍機10の冷媒供給系に設けた電
磁弁48A,48Bの開閉制御を行なうと共に除氷水に
より板氷を離脱させるようにしたことで、冷凍機10を
連続運転したもとで製氷運転と除氷運転とを行なうこと
ができ、該冷凍機10の起動・停止の繰返しによるラン
ニングコストの高騰を防止し得る。更には、ホットガス
を用いないので、圧縮機CMへの液バックは発生せず、
冷凍能力を低下させることはない。
【0020】
【別実施例】前記製氷水タンク26A,26Bに排出管
を介して排水ポンプ(何れも図示せず)を連通接続し、製
氷運転が終了した時点で、製氷水タンク26A,26B
中に残留する製氷水を排出する排水運転が行なわれ、そ
の後に除氷運転に移行するよう設定された自動製氷機に
おいては、図7に示す運転方法が採用される。すなわ
ち、前記製氷完了検知センサ44の製氷完了検知と同時
に、第1製氷部群20Aでは製氷運転を終了して排水運
転に移行させると共に、第1タイマのカウントを開始さ
せる。この第1タイマのカウントアップにより第1製氷
部群20Aでは排氷運転を終了して除氷運転に移行させ
ると共に、第2タイマのカウントを開始させる。そし
て、第2タイマのカウントアップにより、第1製氷部群
20Aでは除氷運転を終了して製氷運転に移行させると
共に、第2製氷部群20Bでは製氷運転を終了して排水
運転を開始させる。これによっても、第1製氷部群20
Aと第2製氷部群20Bとの製氷運転の開始タイミング
は異なり、製氷運転初期における冷凍能力の低下を防止
し得る。なお、第2製氷部群20Bにおける排水運転お
よび除氷運転は、前記第1および第2タイマと同様のタ
イマにより制御することで対応し得る。また、第1製氷
部群20Aの除氷運転の終了と、第2製氷部群20Bの
除氷運転または排水運転の開始とのタイミングを合わせ
る運転方法では、両製氷部群20A,20Bにおける製
氷運転および除氷運転の時間を同一に設定する必要はな
く、制御が簡単になる。
を介して排水ポンプ(何れも図示せず)を連通接続し、製
氷運転が終了した時点で、製氷水タンク26A,26B
中に残留する製氷水を排出する排水運転が行なわれ、そ
の後に除氷運転に移行するよう設定された自動製氷機に
おいては、図7に示す運転方法が採用される。すなわ
ち、前記製氷完了検知センサ44の製氷完了検知と同時
に、第1製氷部群20Aでは製氷運転を終了して排水運
転に移行させると共に、第1タイマのカウントを開始さ
せる。この第1タイマのカウントアップにより第1製氷
部群20Aでは排氷運転を終了して除氷運転に移行させ
ると共に、第2タイマのカウントを開始させる。そし
て、第2タイマのカウントアップにより、第1製氷部群
20Aでは除氷運転を終了して製氷運転に移行させると
共に、第2製氷部群20Bでは製氷運転を終了して排水
運転を開始させる。これによっても、第1製氷部群20
Aと第2製氷部群20Bとの製氷運転の開始タイミング
は異なり、製氷運転初期における冷凍能力の低下を防止
し得る。なお、第2製氷部群20Bにおける排水運転お
よび除氷運転は、前記第1および第2タイマと同様のタ
イマにより制御することで対応し得る。また、第1製氷
部群20Aの除氷運転の終了と、第2製氷部群20Bの
除氷運転または排水運転の開始とのタイミングを合わせ
る運転方法では、両製氷部群20A,20Bにおける製
氷運転および除氷運転の時間を同一に設定する必要はな
く、制御が簡単になる。
【0021】また前述した実施例のように、第1製氷部
群20Aの除氷運転が終了するタイミングと第2製氷部
群20Bの除氷運転が開始されるタイミングとを一致さ
せる必要はなく、図8に示す如く、第1製氷部群20A
の製氷運転中に、第2製氷部群20Bの除氷運転を開始
するよう制御してもよい。この場合は、前述したタイマ
の設定時間をtより長いt1に設定することにより対応
し得る。なお、図8に示す運転方法の場合は、両製氷部
群20A,20Bにおける製氷運転および除氷運転の時
間を同一に設定する必要がある。また、製氷運転と除氷
運転との間に排水運転が設定される場合も同様に行ない
得る。
群20Aの除氷運転が終了するタイミングと第2製氷部
群20Bの除氷運転が開始されるタイミングとを一致さ
せる必要はなく、図8に示す如く、第1製氷部群20A
の製氷運転中に、第2製氷部群20Bの除氷運転を開始
するよう制御してもよい。この場合は、前述したタイマ
の設定時間をtより長いt1に設定することにより対応
し得る。なお、図8に示す運転方法の場合は、両製氷部
群20A,20Bにおける製氷運転および除氷運転の時
間を同一に設定する必要がある。また、製氷運転と除氷
運転との間に排水運転が設定される場合も同様に行ない
得る。
【0022】
【変更例】前述した実施例の自動製氷機では、複数の製
氷部を2つの製氷部群に区分したが、製氷運転の開始タ
イミングが異なる3つ以上の群に区分して運転制御して
もよい。また、各製氷部群の夫々に製氷完了検知センサ
を設け、該センサによって各製氷部群の除氷運転の開始
タイミングを個別に設定することも可能である。
氷部を2つの製氷部群に区分したが、製氷運転の開始タ
イミングが異なる3つ以上の群に区分して運転制御して
もよい。また、各製氷部群の夫々に製氷完了検知センサ
を設け、該センサによって各製氷部群の除氷運転の開始
タイミングを個別に設定することも可能である。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
製氷機の運転方法によれば、複数の製氷部群の製氷運転
の開始タイミングを異ならせることにより、製氷運転の
初期における冷凍機の負荷のピークを複数に分割するこ
とができ、製氷運転初期における冷凍能力の低下を抑制
することができる。また、冷凍機を連続運転したもとで
製氷運転と除氷運転とを行なうので、該冷凍機の起動・
停止の繰返しによるランニングコストの高騰を防止し得
る。更には、ホットガスを用いることなく除氷水のみで
各製氷部での除氷を行なうので、冷凍機の冷凍能力を低
下させることもない。
製氷機の運転方法によれば、複数の製氷部群の製氷運転
の開始タイミングを異ならせることにより、製氷運転の
初期における冷凍機の負荷のピークを複数に分割するこ
とができ、製氷運転初期における冷凍能力の低下を抑制
することができる。また、冷凍機を連続運転したもとで
製氷運転と除氷運転とを行なうので、該冷凍機の起動・
停止の繰返しによるランニングコストの高騰を防止し得
る。更には、ホットガスを用いることなく除氷水のみで
各製氷部での除氷を行なうので、冷凍機の冷凍能力を低
下させることもない。
【図1】 本発明の運転方法を実施する実施例に係る自
動製氷機の概略構成図である。
動製氷機の概略構成図である。
【図2】 実施例に係る自動製氷機の製氷水および除氷
水の供給系を示す概略構成図である。
水の供給系を示す概略構成図である。
【図3】 実施例に係る自動製氷機の冷凍機を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図4】 実施例に係る自動製氷機の要部を示す概略構
成図である。
成図である。
【図5】 実施例に係る自動製氷機を運転したときのタ
イミングチャート図である。
イミングチャート図である。
【図6】 実施例に係る自動製氷機の製氷運転時におけ
る冷凍機の負荷の変化を示すグラフ図である。
る冷凍機の負荷の変化を示すグラフ図である。
【図7】 別の運転方法で自動製氷機を運転したときの
タイミングチャート図である。
タイミングチャート図である。
【図8】 更に別の運転方法で自動製氷機を運転したと
きのタイミングチャート図である。
きのタイミングチャート図である。
10 冷凍機,16A 第1製氷部,16B 第2製氷
部,20A 第1製氷部群,20B 第2製氷部群
部,20A 第1製氷部群,20B 第2製氷部群
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 阪野 良和 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザキ 電機株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 複数の製氷部(16A,16B)を備え、冷媒の
供給により冷却される各製氷部(16A,16B)に製氷水を供
給して氷を生成する製氷運転と、得られた氷を該製氷部
(16A,16B)から離脱させる除氷運転とを交互に行なう自
動製氷機において、 前記複数の製氷部(16A,16B)を、全ての製氷部(16A,16B)
での製氷運転を行なう1基の冷凍機(10)からの冷媒供給
系が異なる複数の製氷部群(20A,20B)に区分し、前記冷
凍機(10)の運転を継続した状態で、各製氷部群(20A,20
B)への冷媒の供給・停止を制御することで各製氷部群(2
0A,20B)における製氷運転の開始タイミングを異ならせ
るようにしたことを特徴とする自動製氷機の運転方法。 - 【請求項2】 前記除氷運転では、冷凍機(10)からの各
製氷部(16A,16B)への冷媒供給を停止した状態で、該製
氷部(16A,16B)に除氷水を供給して氷を離脱させる請求
項1記載の自動製氷機の運転方法。 - 【請求項3】 前記製氷運転の開始タイミングが早い製
氷部群(20A)の除氷運転が終了した時点で、次に製氷運
転の開始タイミングが設定されている製氷部群(20B)の
除氷運転を開始するよう制御する請求項1または2記載
の自動製氷機の運転方法。 - 【請求項4】 前記各製氷部群(20,20B)では、製氷運転
が終了すると残留する製氷水を排出する排水運転が行な
われ、その後に除氷運転に移行するよう設定され、前記
製氷運転の開始タイミングが早い製氷部群(20A)の除氷
運転が終了した時点で、次に製氷運転の開始タイミング
が設定されている製氷部群(20B)の排水運転を開始する
よう制御する請求項1または2記載の自動製氷機の運転
方法。 - 【請求項5】 前記製氷運転の開始タイミングが早い製
氷部群(20A)の製氷運転中に、次に製氷運転の開始タイ
ミングが設定されている製氷部群(20B)の除氷運転を開
始するよう制御する請求項1または2記載の自動製氷機
の運転方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6938698A JPH11248308A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 自動製氷機の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6938698A JPH11248308A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 自動製氷機の運転方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11248308A true JPH11248308A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13401111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6938698A Pending JPH11248308A (ja) | 1998-03-03 | 1998-03-03 | 自動製氷機の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11248308A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010085053A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 自動製氷機の異常検知方法 |
-
1998
- 1998-03-03 JP JP6938698A patent/JPH11248308A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010085053A (ja) * | 2008-10-01 | 2010-04-15 | Hoshizaki Electric Co Ltd | 自動製氷機の異常検知方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20041019 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20070529 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20070724 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20071106 |