JPH11248011A - 高温用仕切弁 - Google Patents

高温用仕切弁

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JPH11248011A
JPH11248011A JP4608498A JP4608498A JPH11248011A JP H11248011 A JPH11248011 A JP H11248011A JP 4608498 A JP4608498 A JP 4608498A JP 4608498 A JP4608498 A JP 4608498A JP H11248011 A JPH11248011 A JP H11248011A
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JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
cylinder
short pipe
valve
inner cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP4608498A
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English (en)
Inventor
Tomoki Babe
朋樹 馬部
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 弁箱に伝わる熱量を抑制するとともに、弁箱
における温度を均一化して熱応力を低減できる高温用仕
切弁を提供する。 【解決手段】 外筒33の両端部に内短管34を内嵌し
て配置するとともに、各内短管34の一端部を対応する
外筒33の端部に固定保持し、各内短管34と内筒9の
間にリング状のバネ11を配置し、各バネ11の外周部
11bを対応する内短管34の他端部に固定し、バネ1
1の内周部11aを内筒9の外周部に固定し、内短管3
4と相対向する内筒9の間および外筒33と相対向する
内筒9の間に第1、第2断熱材18、19を介装した構
成により、内短管34を介して外筒33の両端部に熱を
伝導することで、外筒33の中央部と両端部間における
温度勾配を小さくして、外筒33に生じる熱応力を低減
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高温ガス等の高温
流体が流れる配管に使用される高温用仕切弁に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の高温用仕切弁としては、
例えば特開平9−4732号公報に示すものがある。図
3および図4に示すように、従来の高温用仕切弁におい
ては、弁箱1の内部に配置した弁体2を、弁体収納空間
3を挿通する弁棒4に連結するとともに、弁棒4を、駆
動軸5を介して駆動装置6に連結しており、駆動装置6
の駆動により、弁体2を弁座7に圧接する閉弁位置と弁
体収納空間3に収納する開弁位置との間で開閉移動す
る。
【0003】弁箱1は、外筒8と、外筒8の内部に遊嵌
して弁箱流路を成す内筒9とで構成している。外筒8は
両端部の外周にフランジ8aを有し、中央部の外側に弁
体収納空間3を形成する弁体収納部8bを有している。
また、外筒8は両端部の内周に円板状の端部壁10を有
しており、この端部壁10は外筒8の内周面から内筒9
の外周面へ向かって張り出している。内筒9は外周に円
板状をなす一対の中間部壁9aを有しており、両中間部
壁9aは弁体2を介して対称の位置に存在し、外筒8の
内周面に向かって張り出している。
【0004】外筒8と内筒9との間には、端部壁10と
中間部壁9aとの間に位置して、リング状をなす一対の
バネ11を嵌入している。各バネ11の内周部11a
は、内筒9の外周に全周にわたって形成した第1取付部
9bに固定し、円環状の第1パッキン12により第1取
付部9bとの間を全周にわたってシールしている。各バ
ネ11の外周部11bは、外筒8の内周に全周にわたっ
て形成した第2取付部8cに固定し、円環状の第2パッ
キン13により第2取付部8cとの間を全周にわたって
シールしている。
【0005】第1パッキン12は、熱伝導率の低いもの
で、例えば黒鉛系(グラファイト等)のパッキンを使用
しており、第2パッキン13は、熱伝導率の高いもの
で、例えば金属系等のパッキンを使用している。バネ1
1の内周部11aは複数の皿子ねじ14により第1取付
部9bに固定し、バネ11の外周部11bは複数の皿子
ねじ15により第2取付部8cに固定している。
【0006】外筒8と内筒9との間には、外筒8の端部
内周面と内筒9の端部外周面と端部壁10とバネ11と
に囲まれた第1断熱材収納空間16を全周にわたり形成
し、外筒8の中央部内周面と内筒9の中央部外周面と中
間部壁9aとバネ11とに囲まれた第2断熱材収納空間
17を全周にわたり形成している。これら第1断熱材収
納空間16と第2断熱材収納空間17とに、それぞれ第
1断熱材(グラスウール)18と第2断熱材(グラスウ
ール)19とを収納している。
【0007】上記した従来の構成においては、高温流体
の熱により、内筒9と外筒8との間に径方向および軸心
方向において生じる熱膨張差を、バネ11の撓みにより
吸収している。また、熱伝導率が低い第1パッキン12
により、内筒9の熱がバネ11に伝わることを抑制し、
一方で熱伝導率が高い第2パッキン13により、バネ1
1の熱が外筒8に伝わることを促進して、バネ11の温
度の上昇を抑制している。さらに、第1断熱材18と第
2断熱材19とにより、内筒9の外周面から放射する熱
が外筒8に伝わることを抑制し、外筒8の温度の上昇を
抑制している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の構成に
よると、第1断熱材18と第2断熱材19とで、外筒8
における温度上昇の抑制を図る一方で、内筒9の熱がバ
ネ11を経由して外筒8の第2取付部8cへ局所的に流
れるので、この第2取付部8cの付近における外筒8の
温度が端部側に比べて局所的に高温となり、外筒8に熱
応力が生じる問題があった。
【0009】本発明は、弁箱に伝わる熱量を抑制すると
ともに、弁箱における温度を均一化して熱応力を低減で
きる高温用仕切弁を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明の高温用仕切弁は、弁箱内に流路を横切
る方向に出退する弁体を配置し、弁箱をなす外筒の内部
に遊嵌して内筒を配置し、弁体に対向する内筒の開口縁
に弁座を設けた仕切弁において、外筒の両端部に内短管
を内嵌して配置するとともに、各内短管の一端部を対応
する外筒の端部に当接して固定保持し、各内短管と内筒
の間にリング状の弾性体を配置し、各弾性体の外周部を
対応する内短管の他端部に固定するとともに、弾性体の
内周部を内筒の外周部に固定し、内短管と相対向する内
筒の間および外筒と相対向する内筒の間に断熱材を介装
した構成とするものである。
【0011】上記した構成によると、断熱材が内筒の内
部を流れる流体の熱が外筒および内短管に伝わることを
防止する一方で、流体の熱は内筒の相対向する弁座間の
開口部を通して外筒に伝わるとともに、内筒からリング
状の弾性体を経由して内短管に伝わり、内短管を通して
外筒の端部に伝わる。
【0012】この状態において、外筒における温度勾配
は中央部が高く、両端部において低くなるが、内短管を
固定した外筒の両端部に内短管の熱が伝導することによ
り、外筒の中央部と両端部間における温度勾配が小さく
なり、熱応力が減少する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態にお
ける高温用仕切弁を図面に基づいて説明する。先に図3
および図4において説明したものと同様の作用を行う部
材については同一番号を付して説明を省略する。
【0014】図1および図2に示すように、高温用仕切
弁30は、弁箱31の内部に流体の流れを横切る方向に
出退する弁体2を配置しており、弁体2の基端部に弁棒
4を連結している。弁棒4は駆動軸5を介して駆動装置
6に連結しており、駆動装置6の駆動により弁体2を開
閉する。弁箱31は、弁体収納空間3を形成する弁体収
納部32を設けた外筒33と、外筒33の内部に遊嵌し
て弁箱流路を形成し、弁体2に対向する開口縁に弁座7
を設けた内筒9とからなり、配管に対する取合部をなす
外筒33の両端部にはそれぞれフランジ33aを設けて
いる。
【0015】外筒33の両端部には内短管34を内嵌し
て配置しており、内短管34は外筒33の両端から中央
部の弁体収納空間3の近傍に至る長さを有している。内
短管34は、外筒33の端部側に位置する一端部にフラ
ンジ34aを有し、外筒33の中央部側に位置する他端
部に内フランジ34bを有しており、フランジ34aを
ガスケット35を介して外筒33の開口端面にボルトで
固定している。この固定は溶接によっても可能である。
【0016】内短管34の他端部の内面には円板状の端
部壁10を設けており、短部壁10は内短管34の内周
面から内筒9の外周面に向かって張り出している。内短
管34の外周面には外筒33の内周面との間に適当な間
隙を形成する溝部34cを設けており、溝部34cには
断熱材シート36を挿入している。
【0017】各内短管34と内筒9との間には、それぞ
れリング状のバネ11を配置しており、バネ11は、内
周部11aを内筒9の外周面に設けた第1取付部9bに
第1パッキン12を介してネジ止めし、外周部11bを
内短管34の内フランジ34bに第2パッキン13を介
してネジ止めしている。また、内短管34と内筒9との
間には第1断熱材(グラスウール)18を介装し、内筒
9と外筒33の間には第2断熱材(グラスウール)19
を介装している。
【0018】以下に、上記した実施の形態における作用
を説明する。第1断熱材18と第2断熱材19は、内筒
9の内部を流れる高温流体の熱が外筒33および内短管
34に伝わることを防止する。一方、高温流体の熱は、
相対向する弁座7の間の開口部を通して外筒33の弁体
収納部32およびその付近に伝わるとともに、内筒9か
らバネ11を経由して内短管34に伝わり、内短管34
を通して外筒9の端部に伝わる。
【0019】この状態において、外筒33における温度
勾配は中央部が高く、両端部において低くなるが、内短
管34を固定した外筒33の両端部に内短管34の熱が
伝導することにより、外筒33の中央部と両端部間にお
ける温度勾配が小さくなり、外筒33に生じる熱応力を
低減することができる。
【0020】上記した実施の形態においては、内短管3
4の外周面と外筒33の内周面の間を断熱材シート36
で断熱しているが、内短管34の外周面おける適当な複
数箇所に外筒33の内周面に摺接する環状の伝熱部を設
け、内短管34の熱を流路方向に分散して伝熱すること
も可能である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、内
短管を介して外筒の両端部に熱を伝導することにより、
外筒の中央部と両端部間における温度勾配を小さくし
て、外筒に生じる熱応力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における高温用仕切弁の断
面図である。
【図2】図1における要部の詳細図である。
【図3】従来の高温用仕切弁の断面図である。
【図4】同高温用仕切弁の外筒と内筒との連結部の詳細
図である。
【符号の説明】
2 弁体 9 内筒 11 バネ 11a 内周部 11b 外周部 18 第1断熱材 19 第2断熱材 30 高温用仕切弁 31 弁箱 33 外筒 34 内短管 34a フランジ 34b 内フランジ 36 断熱材シート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁箱内に流路を横切る方向に出退する弁
    体を配置し、弁箱をなす外筒の内部に遊嵌して内筒を配
    置し、弁体に対向する内筒の開口縁に弁座を設けた仕切
    弁において、外筒の両端部に内短管を内嵌して配置する
    とともに、各内短管の一端部を対応する外筒の端部に当
    接して固定保持し、各内短管と内筒の間にリング状の弾
    性体を配置し、各弾性体の外周部を対応する内短管の他
    端部に固定するとともに、弾性体の内周部を内筒の外周
    部に固定し、内短管と相対向する内筒の間および外筒と
    相対向する内筒の間に断熱材を介装したことを特徴とす
    る高温用仕切弁。
JP4608498A 1998-02-27 1998-02-27 高温用仕切弁 Pending JPH11248011A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101084493B1 (ko) * 2008-03-12 2011-11-17 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 게이트 밸브 및 반도체 제조 장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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