JPH11247237A - 建設機械の走行警報装置 - Google Patents

建設機械の走行警報装置

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JPH11247237A
JPH11247237A JP5029498A JP5029498A JPH11247237A JP H11247237 A JPH11247237 A JP H11247237A JP 5029498 A JP5029498 A JP 5029498A JP 5029498 A JP5029498 A JP 5029498A JP H11247237 A JPH11247237 A JP H11247237A
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pressure
switch
pressure switch
oil
alarm
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JP5029498A
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Naoki Kashima
直樹 鹿島
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Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 極低温時にも温暖時にもうまく作動する警報
装置を提供することを課題としている。 【解決手段】 走行警報装置において、油圧検出箇所に
配置された低圧で作動する第1圧力スイッチと高圧で作
動する第2圧力スイッチと及びサーモスイッチからなる
走行発進検知器と、該走行発進検知器の出力信号に基づ
いて警報信号を発生するコントローラと、該警報信号に
より警報を発する警報機とを具備し、走行発進検知器は
高温時においては第1圧力スイッチのオンオフ信号によ
り、低温時においては第2圧力スイッチのオンオフ信号
により走行発進信号を検出するように構成したことを特
徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は建設機械の走行発
進に関する警報装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】建設機械や走行車両の発進時、特に後退
発進時に警報を鳴らしたり警報灯を点灯させたりして、
注意を喚起する方式が従来から採用されている。また、
建設機械においては、走行用モータの切換制御弁の油圧
の上昇等を検出して発進時期を判断するものが従来から
行われている。以下に、公開特許公報第平8−8044
9号に開示されている従来例を図4を参照して説明す
る。
【0003】図4において、左右の走行モータ11L、
11Rは油圧ポンプ12、13の出力油路に接続された
切換制御弁15L、15Rの出力側油路に接続されてい
る。走行モータ11L、11Rの後進回転時には、作動
油圧は切換制御弁15L(又は15R)、作動圧油路a
(又はb)、油圧モータ11L(又は11R)、切換制
御弁15L(又は15R)を経て油タンクに流れる。作
動圧油路a,bに絞り18、19を介して圧力スイッチ
18、19が接続されている。圧力スイッチ18、19
には電源20が接続されている。
【0004】圧力スイッチ18、19の出力信号は配線
によりコントローラ22に入力され、コントローラ22
の出力は警報装置25に接続されている。警報装置25
はフラッシャユニット26L、26Rに警報灯28L、
28Rが電気配線で接続されているものから構成されて
いる。さらに、警報灯28L、28Rには左後退灯30
と右後退灯31から構成されている。
【0005】従って、上記装置は以下のように機能す
る。即ち、走行レバー21L、21Rを後進方向に操作
すると、走行モータ11L、11Rが後進回転し、作動
圧油路a,bの油圧が上昇し、圧力スイッチ18、19
が切換作動する。コントローラ22は圧力スイッチ1
8、19からの信号に基づいて後退信号か、左折又は右
折後退信号かを判断し、フラッシャユニット25に指令
信号を出力し、警報灯28L又は28R又は双方が点灯
する。
【0006】また、上記した従来装置の他に、リモコン
弁のパイロット二次圧導回路に圧力スイッチを設けたも
のが従来技術として知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来装置の作
動油圧(又はパイロット油圧)を圧力スイッチで検出す
る方式は極低温時にはうまく作動しないという課題があ
った。すなわち、極低温時では油の粘性が高くなるた
め、作動油圧は上昇したが、作動油流量が未だ十分に流
れないため走行アラームだけは点灯するが、まだ走行し
ていない場合が生じたりする。また、逆に極低温に合わ
せて圧力スイッチを設定しておくと温暖時や走行微速時
には走行を開始しているにもかかわらず、警報灯が点灯
しないという事態が生じ課題であった。さらに、極低温
時では走行レバーを戻しても回路内に圧油が残り、警報
が鳴り続けるという課題もあった。
【0008】この発明は、上述のような背景の下になさ
れたもので、極低温時にも温暖時にもうまく作動する警
報装置を提供することを課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は以下の手段を採用している。即ち、請求項1
記載の装置は、建設機械の車両の前進又は後退の走行発
進時に作動油又はパイロット油の油圧を検出して警報を
発する走行警報装置において、該油圧の検出箇所に配置
された低圧で作動する第1圧力スイッチと高圧で作動す
る第2圧力スイッチと及び高温と低温を識別するための
サーモスイッチからなる走行発進検知器と、該走行発進
検知器の出力信号に基づいて警報信号を発生するコント
ローラと、該警報信号により警報を発する警報機とを具
備し、前記走行発進検知器は高温時においては第1圧力
スイッチのオンオフ信号により、低温時においては第2
圧力スイッチのオンオフ信号により走行発進信号を検出
するように構成したことを特徴としている。
【0010】請求項2に記載の装置は、請求項1に記載
の装置において、前記走行発進検知器は、前記第1圧力
スイッチ、第2圧力スイッチ及びサーモスイッチを常開
スイッチで構成し、該第1圧力スイッチと該第2圧力ス
イッチを並列に接続すると共に、該サーモスイッチを該
第1圧力スイッチに直列に接続したことを特徴としてい
る。
【0011】請求項3に記載の装置は、請求項1に記載
の装置において、前記走行発進検知器は、前記第1圧力
スイッチ、第2圧力スイッチ及びサーモスイッチを常閉
スイッチで構成し、該第1圧力スイッチと該第2圧力ス
イッチを直列に接続すると共に、該サーモスイッチを該
第1圧力スイッチに並列に接続したことを特徴としてい
る。
【0012】請求項4に記載の装置は、請求項1〜3に
記載の装置において、前記油圧の検出箇所は、左右の走
行モータの前後油路に分岐油路を設け、該分岐油路の他
端を第1及び第2シャトル弁の入力側を接続し、該第1
及び第2シャトル弁の出力側油路を第3シャトル弁の入
力側に接続し、第3シャトル弁の出力側油路に該検出箇
所を設けたことを特徴としている。
【0013】請求項5に記載の装置は、請求項1〜4に
記載の装置において、前記油圧の検出箇所は、左右の走
行モータのリモコン弁の両側出力油路に分岐油路を設
け、該分岐油路の他端を第1及び第2シャトル弁の入力
側に接続し、該第1及び第2のシャトル弁の出力側を第
3のシャトル弁の入力側に接続し、第3シャトル弁の出
力側油路に該検出箇所を設けたことを特徴としている。
【0014】請求項6に記載の装置は、請求項1〜5に
記載の装置において、前記第1圧力スイッチ、第2圧力
スイッチ及びサーモスイッチを1つのケースに容れたこ
とをを特徴としている。
【0015】
【発明の実施形態】以下、図面を参照してこの発明の実
施形態について説明する。 <実施形態1>図1は本発明の実施形態1の構成概略図
である。なお、従来技術で説明したものと同一の構成要
素については同じ参照番号を付して詳細な説明は省略す
る。図1において、切換制御弁15L、15Rの出力側
油路に走行モータ11L、11Rが各々接続されてい
る。走行モータ11L、11Rの前後の油路から分岐油
路51a,51b、52a、52bを設け、これらの分
岐油路51a〜52bの他端側を各々第1シャトル弁5
3及び第2シャトル弁54の入力側に接続し、第1シャ
トル弁53及び第2シャトル弁54の出力側油路55
a、55bを第3シャトル弁56の入力側に接続し、第
3シャトル弁56の出力側油路57は走行発進検知器5
8の入力側ポートに接続する。
【0016】走行発進検知器58の出力側ポートは絞り
59を介して油タンクTに接続されている。走行発進検
知器58は、第1圧力スイッチ60、第2圧力スイッチ
61及びサーモスイッチ62から構成されている。第1
圧力スイッチ60は低圧でオン作動する常開スイッチ
で、第1設定圧(略30〜40kg/cm2)以下では
オフ(開)となり該設定圧以上でオン(閉)になる。第
2圧力スイッチ61は高圧でオン作動する常開スイッチ
で第2設定圧(略40〜50kg/cm2)以下ではオ
フ(開)となり該設定圧以上でオン(閉)になる。又サ
ーモスイッチ62は所定の設定温度(摂氏−10〜+1
0度)以下ではオフ(開)で、それ以上になるとオン
(閉)になる。なお、上記の数値は使用される油圧回路
により異なり、単に目安を与えるに過ぎないもので本発
明の範囲がこれによって限定されるものではない。
【0017】第1圧力スイッチ60及び第2圧力スイッ
チ61は電源63に保護抵抗64を介して並列に接続さ
れており、第2圧力スイッチ61の反対端は直接アース
に接続され、第1圧力スイッチ60の反対端はサーモス
イッチ62に直列に接続され、サーモスイッチ62の他
端がアースに接続されている。また、走行発進検知器5
8の出力信号として保護抵抗64の一側端67の電圧が
コントローラ65の入力側に接続されている。コントロ
ーラ65の出力側にはブザー等の警報機66が接続され
ている。コントローラ65は高電圧(電源電圧)から低
電圧(ゼロ電圧)に変化したときに警報信号を発生し、
所定時間経過後は警報信号を止める。
【0018】実施形態1は以上の様な構成であるので以
下のように機能する。即ち、走行操作レバー21L又は
21Rを操作して前進する場合、後退する場合或いは旋
回する場合には走行切換弁15Lまたは15R或いは双
方が切り換わり、作動油が走行モータ11L或いは11
Rに流れる。従って、作動油圧の上昇は第1シャトル弁
53、第2シャトル弁54を介して第3シャトル弁56
に伝わり、それら等の油圧の中で一番高い油圧が油路5
7を介して走行発進検知器58内に流入し、検知器58
内の油圧を上昇させると共に絞り59を介して外部に流
出する。この絞り59を設けて流入油を流出させたこと
により圧力変化と同時に温度変化も容易に検出される。
【0019】走行発進検知器58内の内部油圧が上昇し
て第1設定圧以上になると第1圧力スイッチ60がオン
になり、更に上昇して第2設定圧力以上になると第1圧
力スイッチ60及び第2圧力スイッチ61の両方がオン
になる。しかし、油温が設定温度以下の場合はサーモス
イッチ62はオフになっているので、第1圧力スイッチ
60がオンに切換わっても出力端67には検知されな
い。また、油温が設定温度以上の場合はサーモスイッチ
62はオン状態であり、内部油圧が上昇して第1設定圧
以上になると第1圧力スイッチ60がオンに切り換わ
り、出力端67はゼロ電圧となり、更に内部油圧が上昇
して第2スイッチ61がオンになっても出力端67のゼ
ロ電圧は変化しない。従って、走行発進検知器58は低
温の場合は第2圧力スイッチ61の変化を検知し、高温
の場合は第1圧力スイッチ60の変化を検知する。即
ち、油温度が高温の場合は低い油圧(第1設定圧)で走
行発進を検知し、低温の場合は高い油圧(第2設定圧)
で走行発進を検知する。
【0020】コントローラ65は出力端67の電圧変化
を検知して、電源電圧からゼロ電圧に変化したときに走
行操作が行われたものと判断し、走行警報信号を警報機
66に出力する。警報機66はこれに従ってブザーを鳴
らす。即ち、極低温の場合は走行モータ11L、11R
に作動油が流入する入力側(前進発進と後退発進では入
力側と出力側が反対になる)に第1設定圧の作動油が流
れてもブザーは鳴らない。第2設定圧の作動油が流れて
初めてブザーが鳴る。一方、極低温では作動油の粘度が
高くなり、より高い作動油が流入するまでは走行モータ
は回転せず、車両の発進動作が起こらない。従って、第
1設定圧、第2設定圧及び設定温度をうまく調節してお
くと走行モータの回転始動時とブザーを鳴らす時期とを
一致させることができる。また、所定時間経過後はブザ
ーは鳴り止む。
【0021】実施形態1は以上の構成、機能を有してい
るので以下の作用効果が得られる。即ち、上記の構成か
ら分かるように、本装置を使用すると油温度の高温、低
温に関係なく発進時に警報を鳴らすという警報装置本来
の目的を達成できるという効果が得られる。走行発進検
知器58を従来の油圧スイッチと取り替えるか、又は圧
力スイッチとサーモスイッチを追加する程度の簡単な工
事で変更できるので、安いコストで誤動作の少ない警報
装置の装着が可能になるという効果が得られる。また、
走行発進検知器58はケースに収めて部品化し、電気配
線だけ外側に設ければコンパクトになり、かつ取付工事
が容易になるという効果が得られる。
【0022】なお、実施形態1では走行モータ11L、
11Rの前後の油圧の最大油圧の変化とその温度変化を
検出し、前進及び後退発進も同時に検知するようにして
いるが、本発明はこれに限るものではなく前進発進は無
視して後退発進のみを検出するように構成してもよい。
また、その逆でもよい。さらに、走行発進検知器58に
流出口を設け、絞り59を介して走行発進検知器内の圧
油を流出させて油の温度変化も同時に検知して信号検知
の正確度を高めているが、油の温度は別個に、例えば油
タンクの中にサーモスイッチ62を設けて油温度を検出
し、走行発進検知器58は出口をなくして油圧の変化の
みを検知するようにしてもよい。なお、油温度を高温と
低温に区別しているが、これは気温を差しているもので
はなく、油の粘性が大きく変化する点を基準にして定め
る。以上のことは実施形態2及び3においても同様であ
る。
【0023】<実施形態 2>図2は本発明の実施形態
2の構成概略図である。実施形態2は実施形態1の走行
発進検知器58を変更したものである。変更部分を詳細
に説明し、実施形態1で説明したものと同一の構成要素
については同じ参照番号を付して詳細な説明は省略す
る。図2において、走行モータ11L、11Rの油圧を
求める油圧回路は実施形態1と同じである。走行発進検
知器70が実施形態1の場合と異なり、第1圧力スイッ
チ71、第2圧力スイッチ72は常閉スイッチで、それ
ぞれ第1設定圧、第2設定圧以下ではオン(閉)になっ
ており、設定圧以上になるとオフ(開)になる。また、
サーモスイッチ73は設定温度以下ではオンで設定温度
以上になるとオフになる。
【0024】第1圧力スイッチ71と第2圧力スイッチ
72は電源63に直列に接続されており、第1圧力スイ
ッチ71と並列にサーモスイッチ73が挿入されてい
る。また、第2圧力スイッチ72の入力側の点67から
出力信号がとられ、コントローラ65の入力端に接続さ
れている。他の構成については実施形態1と同じであ
る。なお、圧力スイッチ71、72の設定圧は実施形態
1の設定圧と同じでよい。
【0025】実施形態2は上記構成により以下のように
機能する。即ち、走行操作レバー21L,21Rを前進
又は後退発進の操作をすると実施形態1の場合と同じよ
うにして走行発進検知器70内の油圧が上昇し、走行検
知器70内に流入するとその圧油の温度がサーモスイッ
チ73に作用する。検知器70内の油圧が上昇して第1
設定圧以上になると第1圧力スイッチはオフとなる。さ
らに上昇して第2設定圧以上になると第1圧力スイッチ
71はオフのままで、第2圧力スイッチがオフになる。
【0026】従って、油温度が設定温度以下の場合はサ
ーモスイッチ73はオンであり、油圧が上昇して第1設
定圧になっても出力電圧はゼロ電圧のままで変化せず、
第2設定圧以上になり、第1圧力スイッチ71と第2圧
力スイッチ72の両方がオフになると出力電圧は電源電
圧と等しくなる。また、油温度が設定温度以上の場合は
サーモスイッチ73はオフであり、油圧が上昇して第1
設定圧以上になると第1圧力スイッチがオフとなり、出
力電圧はゼロ電圧から電源電圧に変化する。さらに油圧
が上昇して第2設定圧以上になると第2圧力スイッチ7
2はオフに変化するが、出力電圧は電源電圧のままで変
化しない。
【0027】コントローラ65は出力電圧がゼロから電
源電圧へ変化したときに発進操作が行われたものと判断
してブザー66を鳴らす。以上述べたように実施形態2
は実施形態1と構成は異なるが、機能は同じであり効果
も同じである。
【0028】<実施形態 3>図3は本発明の実施形態
3の構成概略図である。実施形態3は走行モータのリモ
コン弁のパイロット油圧から発進を検出している。な
お、変更部分を詳細に説明し、実施形態1、2で説明し
たものと同一の構成要素については同じ参照番号を付し
て詳細な説明は省略する。図3において、走行モータ1
1L、11Rの切換制御弁15L、15Rはパイロット
油圧によって制御される。リモコン弁80Lの出力油路
82a、82bは切換制御弁15Lのパイロットポート
に接続されており、リモコン弁80Rの出力油路85
a、85bは切換制御弁15Rのパイロットポートに接
続されている。
【0029】出力油路82a、82bから油路83a、
83bが分岐され、反対側端はシャトル弁84の入力側
にそれぞれ接続されている。同様に、出力油路85a、
85bから油路86a、86bが分岐され、反対側端は
シャトル弁87の入力側にそれぞれ接続されている。シ
ャトル弁84、87の出力油路88a、88bはシャト
ル弁89の入力側に接続され、シャトル弁89の出力油
路は走行発進検知器90の入力ポートに接続されてい
る。
【0030】走行発進検知器90は、第1圧力スイッチ
91、第2圧力スイッチ92及びサーモスイッチ93か
ら構成されている。第1圧力スイッチ91は低圧でオン
作動する常開スイッチで、第1設定圧(略8〜15kg
/cm2)以下ではオフとなり該設定圧以上でオンにな
る。第2圧力スイッチ92は高圧でオン作動する常開ス
イッチで第2設定圧(略15〜25kg/cm2)以下
ではオフとなり該設定圧以上でオンになる。又サーモス
イッチ62は所定の設定温度(摂氏−10〜+10度)
以下ではオフで、それ以上になるとオンになる。なお、
上記の数値は使用される油圧回路により異なり、単に目
安を与えるに過ぎないもので本発明の範囲がこれによっ
て限定されるものではない。
【0031】走行発進検知器90は実施形態1の走行発
進検知器58と構成が同一であり、設定圧、設定温度が
異なるに過ぎない。従って、その作用は実施形態1の場
合と同様であり、詳細な説明は省略する。実施形態3は
リモコン弁のパイロット油圧に変化を検出して発進操作
を判断しており、実施形態1に比べて間接的な検出であ
り、正確度が少し劣るかも知れない。しかし、油圧の低
いパイロット油圧を利用してのでコストが安くつくとい
う利点がある。実施形態3においても発進操作の検出に
おいても従来装置に比べて油温度に左右されない正しい
検出が可能になるという効果が得られる。なお、実施形
態3では走行発進検知器90に実施形態1と同じ構成の
ものを使用しているが、実施形態21と同じ構成のもの
を使用してもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、請求項1〜5に記載の発明は大幅な変更を必要
としないのでコストが安く、かつ寒冷地においても温暖
地においても正しく動作する警報装置を提供できるとい
う効果がある。請求項6に記載の発明は、さらに装置が
コンパクトであるため、取付が容易であるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1の構成を示す。
【図2】 本発明の実施形態2の構成を示す。
【図3】 本発明の実施形態2の構成を示す。
【図4】 従来技術の警報装置を示す。
【符号の説明】
11L、11R 走行モータ 58、70、90 走行発進検知器 60、71、91 第1圧力スイッチ 61、72、92 第2圧力スイッチ 62、73、93 サーモスイッチ 65 コントローラ 66 ブザー(警報機) 80L、80R 走行用リモコン弁

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械の車両の前進又は後退の走行発
    進時に作動油又はパイロット油の油圧を検出して警報を
    発する走行警報装置において、該油圧の検出箇所に配置
    された低圧で作動する第1圧力スイッチと高圧で作動す
    る第2圧力スイッチと及び高温と低温を識別するための
    サーモスイッチからなる走行発進検知器と、該走行発進
    検知器の出力信号に基づいて警報信号を発生するコント
    ローラと、該警報信号により警報を発する警報機とを具
    備し、前記走行発進検知器は高温時においては第1圧力
    スイッチのオンオフ信号により、低温時においては第2
    圧力スイッチのオンオフ信号により走行発進信号を検出
    するように構成したことを特徴とする建設機械の走行警
    報装置。
  2. 【請求項2】 前記走行発進検知器は、前記第1圧力ス
    イッチ、第2圧力スイッチ及びサーモスイッチを常開ス
    イッチで構成し、該第1圧力スイッチと該第2圧力スイ
    ッチを並列に接続すると共に、該サーモスイッチを該第
    1圧力スイッチに直列に接続したことを特徴とする請求
    項1に記載の建設機械の走行警報装置。
  3. 【請求項3】 前記走行発進検知器は、前記第1圧力ス
    イッチ、第2圧力スイッチ及びサーモスイッチを常閉ス
    イッチで構成し、該第1圧力スイッチと該第2圧力スイ
    ッチを直列に接続すると共に、該サーモスイッチを該第
    1圧力スイッチに並列に接続したことを特徴とする請求
    項1に記載の建設機械の走行警報装置。
  4. 【請求項4】 前記油圧の検出箇所は、左右の走行モー
    タの前後油路に分岐油路を設け、該分岐油路の他端を第
    1及び第2シャトル弁の入力側を接続し、該第1及び第
    2シャトル弁の出力側油路を第3シャトル弁の入力側に
    接続し、第3シャトル弁の出力側油路に該検出箇所を設
    けたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1に記載の
    建設機械の走行警報装置。
  5. 【請求項5】 前記油圧の検出箇所は、左右の走行モー
    タのリモコン弁の両側出力油路に分岐油路を設け、該分
    岐油路の他端を第1及び第2シャトル弁の入力側に接続
    し、該第1及び第2のシャトル弁の出力側を第3のシャ
    トル弁の入力側に接続し、第3シャトル弁の出力側油路
    に該検出箇所を設けたことを特徴とする請求項1〜3の
    何れか1に記載の建設機械の走行警報装置。
  6. 【請求項6】 前記第1圧力スイッチ、第2圧力スイッ
    チ及びサーモスイッチを1つのケースに容れたことを特
    徴とする請求項1〜5の何れか1に記載の建設機械の走
    行警報装置。
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JP (1) JPH11247237A (ja)

Cited By (1)

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