JPH11246666A - 室温硬化性シリコーンゴム組成物 - Google Patents

室温硬化性シリコーンゴム組成物

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JPH11246666A
JPH11246666A JP10062079A JP6207998A JPH11246666A JP H11246666 A JPH11246666 A JP H11246666A JP 10062079 A JP10062079 A JP 10062079A JP 6207998 A JP6207998 A JP 6207998A JP H11246666 A JPH11246666 A JP H11246666A
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JP
Japan
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group
silicone rubber
room temperature
rubber composition
hydrocarbon group
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JP10062079A
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English (en)
Inventor
Koji Nakanishi
康二 中西
Seiji Hori
誠司 堀
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DuPont Toray Specialty Materials KK
Original Assignee
Dow Corning Toray Silicone Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 硬化後のシリコーンゴム表面への塗料塗布
性、塗料接着性に優れた室温硬化性シリコーンゴム組成
物を提供する。 【解決手段】 一般式I:-R1-N(R2)-OC-R3(式中、R1
二価炭化水素基であり、R2は一価炭化水素基であり、R3
は一価飽和炭化水素基もしくは脂肪族不飽和結合を含む
一価炭化水素基である。)で表される有機基を分子鎖末
端に有するアミド基含有ジオルガノポリシロキサンを
0.01〜50重量%含有することを特徴とする、室温
硬化性シリコーンゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は室温硬化性シリコー
ンゴム組成物に関する。詳しくは、室温にて硬化後、シ
リコーンゴム表面への塗料塗布性、塗料接着性に優れ、
かつ、シリコーンゴム表面およびそれに接触している基
材周辺部に汚れが発生することのないという特徴を有す
る室温硬化性シリコーンゴム組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】室温にて硬化してゴム状弾性体となるシ
リコーンゴム組成物は、シ−リング材,電気絶縁材料,
接着剤,型取り材など幅広い用途に使用されている。例
えば、分子鎖末端がシラノ−ル基で封鎖されたオルガノ
ポリシロキサンと、ケイ素原子結合加水分解性基を有す
る架橋剤とからなる組成物が知られている(特開昭48
−15962号公報および特開昭49−2853号公報
参照)。しかし、これらの組成物は塗料塗布性に劣り、
硬化後、形成されたシリコーンゴム表面に塗料を塗布す
ることが困難であるという欠点があった。またシリコー
ンゴム表面およびそれに接触している基材が徐々に汚染
されるという欠点もあった。この塗料塗布性を改善する
ために、アミノ基含有アルコールを配合した室温硬化性
シリコーンゴム組成物が提案されている(特開昭58−
215453号公報参照)。しかし、この組成物はある
程度良好な塗料塗布性を示すが、塗料との接着性が不十
分であり、またシリコーンゴム表面およびそれに接触し
ている基材の汚れの発生を防ぐことはできなかった。こ
の汚れ防止性(防汚性)を向上させるために、乾性油を
配合した室温硬化性シリコーンゴム組成物が提案されて
いる(特開昭62−1750号公報および特開昭62−
7763号公報参照)。これらは優れた防汚性を示した
が、保存中に乾性油が分離したり、シリコーンゴム表面
が変色したりするという欠点があった。
【0003】一方、このような乾性油の分離を防ぐ方法
も種々提案されている。例えば、特開平6−22032
5号公報では、乾性油脂肪酸から得られる分子鎖側鎖に
アミド基を有するジオルガノポリシロキサンを主剤とす
る室温硬化性シリコーンゴム組成物が提案されている。
この組成物はシリコーンゴム表面の防汚性を示した。し
かし、分子鎖側鎖にアミド基を有するジオルガノポリシ
ロキサンを合成することは非常に難しく、コスト的に不
利であった。また、特開平6−329912号公報で
は、乾性油脂肪酸変性オルガノポリシロキサンを添加配
合した室温硬化性シリコーンゴム組成物が提案されてい
る。この乾性油脂肪酸変性オルガノポリシロキサンの合
成は比較的容易であり、ベ−スポリマ−との相容性が改
善され前述の乾性油分離のような問題は解決できた。し
かし、防汚性については今一つ不十分であり、現在市販
されている非シリコ−ン系有機系シ−リング剤と比べる
と防汚性に劣り用途によっては満足できるものではなか
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは上記問題
点を解消するために鋭意検討した結果、分子鎖末端にア
ミド基を有する特定のジオルガノポリシロキサンを室温
硬化性シリコーンゴム組成物に含有させれば上記問題点
は一挙に解消されることを見出し本発明に到達した。即
ち、本発明の目的は、塗料塗布性、塗料接着性に優れ、
かつ防汚性に優れた室温硬化性シリコーンゴム組成物を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、一般式I:-R1
-N(R2)-OC-R3(式中、R1は二価炭化水素基、R2は一価炭
化水素基、R3は一価飽和炭化水素基もしくは脂肪族不飽
和結合を含む一価炭化水素基を表わす。)で表される有
機基が分子鎖末端ケイ素原子に結合したアミド基含有ジ
オルガノポリシロキサンを0.01〜50重量%含有す
る室温硬化性シリコーンゴム組成物に関する。
【0006】これを説明するに、一般式I:-R1-N(R2)-O
C-R3(式中、R1は二価炭化水素基であり、R2は一価炭化
水素基であり、R3は一価飽和炭化水素基もしくは脂肪族
不飽和結合を含む一価炭化水素基である。)で表される
有機基は、上式中、R1は、メチレン基、エチレン基、プ
ロピレン基、ブチレン基等のアルキレン基で例示される
二価炭化水素基であり、R2はメチル基、エチル基、プロ
ピル基等のアルキル基、3、3、3−トリフルオロプロ
ピル基、3−クロロプロピル基等のハロゲンアルキル
基、フェニル基、ナフチル基等のアリ−ル基、ビニル
基、アリル基等のアルケニル基等で例示される一価炭化
水素基である。このようなR2は、その内、40モル%以
上がメチル基であることが好ましく、60モル%以上が
メチル基であることがより好ましい。R3は一価飽和炭化
水素基もしくは脂肪族不飽和結合を含む一価炭化水素基
であり、炭素原子数が5〜20の範囲内にある一価飽和
炭化水素基もしくは脂肪族不飽和結合を含む一価炭化水
素基が好ましい。このような一価飽和炭化水素基もしく
は脂肪族不飽和結合を含む一価炭化水素基は、式:R3-C
OOHもしくはR3COClで示される飽和カルボン酸もしくは
不飽和カルボンまたはそれらのカルボン酸クロライドを
アミノ基含有オルガノポリシロキサンと縮合反応させる
ことで、このジオルガノポリシロキサンに導入される。
ここで、飽和カルボン酸としては、プロピオン酸、ラウ
リン酸、ステアリン酸が例示される。より具体的な不飽
和カルボン酸としては、大豆油脂肪酸、亜麻仁油脂肪
酸、ト−ル油脂肪酸、脱水ひまし油脂肪酸、桐油脂肪酸
等の乾性油脂肪酸が例示される。これら乾性油脂肪酸の
成分は、オレイン酸、リノレン酸、リノレニン酸、エレ
オステアリン酸、リカニン酸等の混合物であり、これら
の成分を分離して用いても、また、前述の飽和脂肪酸と
混合して用いてもよい。ケイ素原子に結合したアミド基
含有有機基以外の有機基としては、上記R1と同様な一価
炭化水素基が例示される。
【0007】このようなアミド基含有ジオルガノポリシ
ロキサンとしては次に示す一般式で示されるポリマーが
ある。
【化1】
【化2】 (上式中、R1、R2、R3は前述の通りであり、nは1〜
1,000の整数であり、好ましくは1〜100の整数
である。)
【0008】このようなアミド基含有ジオルガノポリシ
ロキサンの具体例としては、次のようなポリマーが例示
される。
【化3】
【化4】
【化5】
【化6】 このようなアミド基含有ジオルガノポリシロキサンは、
例えば米国特許第3146250号公報に記載される方
法で得られた末端二級アミノ変性オルガノポリシロキサ
ンとカルボン酸とを縮合反応することによって得られ
る。この方法において、アミド化反応が進行し難い場合
は、対応するカルボン酸クロライドを使用して合成でき
る。
【0009】本発明の室温硬化性シリコーンゴム組成物
が防汚性を示す理由は明かではないが、室温硬化性シリ
コーンゴム組成物に配合されたアミド基含有オルガノポ
リシロキサンが、硬化後選択的にシリコーンゴム表面に
ブリ−ドアウトして、シリコーンゴム表面に集中したア
ミド基がシリコーンゴム表面を親水性にして防汚性が得
られたと考えられる。
【0010】本発明の室温硬化性シリコーンゴム組成物
は、上記のような一般式で表されるアミド基含有ジオル
ガノポリシロキサンを0.01〜50重量%含有するも
のであるが、このアミド基含有ジオルガノポリシロキサ
ンを含有させる室温硬化性オルガノポリシロキサンの種
類等については、特に限定されず従来公知の室温硬化性
シリコーンゴム組成物が使用可能である。
【0011】本発明の室温硬化性シリコーンゴム組成物
の代表例としては次のような組成物が例示される。即
ち、(A)シラノール基もしくはケイ素原子結合加水分解
基を有するオルガノポリシロキサと(B)ケイ素原子結
合加水分解性基を有する架橋剤を主剤とするものであ
り、場合により、縮合反応触媒を含有するするものであ
ることを特徴とする、室温硬化性シリコーンゴム組成物
である。
【0012】この組成物について説明するに、(A)成分
のオルガノポリシロキサンは本発明組成物の主成分であ
り、その分子鎖末端にシラノ−ル基またはケイ素原子結
合加水分解性基を有する。ケイ素原子結合加水分解性基
としては、例えば、アセトキシ基、オクタノイルオキシ
基、ベンゾイルオキシ基などのアシロキシ基;ジメチル
ケトオキシム基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチ
ルケトオキシム基などのケトオキシム基;メトキシ基、
エトキシ基、プロポキシ基などのアルコキシ基;イソプ
ロペニルオキシ基、1−エチル−2−メチルビニルオキ
シ基などのアルケニルオキシ基;ジメチルアミノ基、ジ
エチルアミノ基、ブチルアミノ基、シクロヘキシルアミ
ノ基などのアミノ基;ジメチルアミノキシ基などのアミ
ノキシ基;N−メチルアセトアミド基、N−エチルアセ
トアミド基、N−メチルベンズアミド基などのアミド基
が例示される。ただし、本成分の分子鎖末端はシラノー
ル基であることが好ましい。また、このジオルガノポリ
シロキサンの主骨格は直鎖状であるが、その一部分が分
岐状であってもよい。シラノール基およびケイ素原子結
合加水分解性基以外のケイ素原子結合有機基の種類とし
ては特に制限はなく、メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基などのアルキル基;シクロペンチル基、シ
クロヘキシル基などのシクロアルキル基;ビニル基、ア
リル基などのアルケニル基;フェニル基、トリル基、ナ
フチル基などのアリ−ル基;2−フェニルエチル基など
のアラルキル基;またはこれらの有機基の水素原子の一
部もしくは全部がハロゲン原子で置換された基が例示さ
れる。これらの中でも製造のし易さ、原料コストが低い
等の観点から、ケイ素原子結合有機基の70モル%以上
がメチル基であることが好ましい。
【0013】(A)成分の25℃における粘度は100〜
1,000,000センチポイズの範囲であり、好ましく
は1,000〜100,000センチポイズの範囲であ
る。これは、100センチポイズ未満であると硬化後の
シリコーンゴムの強度が低くなりすぎ、また1,000,
000センチポイズを越えると粘度が高くなりすぎて作
業性が低下するためである。
【0014】(B)成分のケイ素原子結合加水分解性基を
有する架橋剤は、(A)成分と縮合反応することによって
本発明組成物を硬化させる成分である。この(B)成分と
しては、室温硬化性シリコーンゴム組成物の架橋剤とし
て従来公知のものが使用できるが、1分子中にケイ素原
子結合加水分解性基またはシラノール基を少なくとも2
個有する有機ケイ素化合物が好ましい。その分子構造は
シランまたはシロキサンのいずれでもよく、シロキサン
の場合には直鎖状、分岐状または環状のいずれでもよ
い。ここで、ケイ素原子に結合する加水分解性基として
は、例えば、アセトキシ基、オクタノイルオキシ基、ベ
ンゾイルオキシ基などのアシロキシ基;ジメチルケトオ
キシム基、メチルエチルケトオキシム基、ジエチルケト
オキシム基などのケトオキシム基;メトキシ基、エトキ
シ基、プロポキシ基などのアルコキシ基;イソプロペニ
ルオキシ基、1−エチル−2−メチルビニルオキシ基な
どのアルケニルオキシ基;ジメチルアミノ基、ジエチル
アミノ基、ブチルアミノ基、シクロヘキシルアミノ基な
どのアミノ基;ジメチルアミノキシ基などのアミノキシ
基;N−メチルアセトアミド基、N−エチルアセトアミ
ド基、N−メチルベンズアミド基などのアミド基が例示
される。また、ケイ素原子結合加水分解性基およびシラ
ノール基以外のケイ素原子に結合する有機基としては、
メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基などのアル
キル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基などのシ
クロアルキル基;ビニル基、アリル基などのアルケニル
基;フェニル基、トリル基、ナフチル基などのアリ−ル
基;2−フェニルエチル基などのアラルキル基;または
これらの有機基の水素原子の一部もしくは全部がハロゲ
ン原子で置換された基が例示される。
【0015】(B)成分の具体例としては、メチルトリメ
トキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリ
メトキシシラン、メチルフェニルジメトキシシラン、
3,3,3−トリフルオロプロピルトリメトキシシラン、
メチルトリアセトキシシラン、ビニルトリアセトキシシ
ラン、フェニルトリプロピオノキシシラン、エチルトリ
ス(N,N−ジエチルアミノ)シラン、ビニルトリス
(N−メチル、N−シクロヘキシルアミノ)シラン、ジ
メチルビス(N、N−ジブチルアミノ)シラン、メチル
トリス(N−メチルアセトアミド)シラン、メチルビニ
ルビス(N−エチルアセトアミド)シラン、ビニルトリ
ス(N−エチルアセトアミド)シラン、メチルトリス
(N、N−ジエチルアミノキシ)シラン、フェニルトリ
ス(N、N−ジエチルアミノキシ)シラン、メチルトリ
ス(メチルエチルケトオキシム)シラン、ビニルトリス
(メチルエチルケトオキシム)シラン、3、3、3−ト
リフルオロプロピルトリス(メチルエチルケトオキシ
ム)シラン、メチルトリス(イソプロペノキシ)シラ
ン、ビニルトリス(イソプロペノキシ)シラン、エチル
ポリシリケ−ト、n−プロピルオルソシリケ−ト、ジメ
チルテトラアセトキシジシロキサン、ペンタメチルトリ
ス(N,N−ジエチルアミノキシ)シクロテトラシロキ
サン、ヘキサメチルビス(N、N−ジエチルアミノキ
シ)シクロテトラシロキサンが挙げられる。(B)成分の
配合量は(A)成分100重量部に対して0.1〜40重
量部の範囲であり、好ましくは1〜20重量部の範囲で
ある。
【0016】この組成物は上記(A)成分〜(C)成分からな
るものであるが、これらの成分に加えて、(A)成分の硬
化を促進するために、必要に応じて硬化促進触媒を含有
させてもよい。このような触媒としては、ジブチル錫ジ
アセテ−ト、ジブチル錫ジオクテ−ト、ジブチル錫ジラ
ウレ−ト、コバルトナフトエ−ト、錫オクトエ−ト、鉄
オクトエ−ト、マンガンオクトエ−トなどの有機カルボ
ン酸の金属塩;テトラブチルチタネ−ト、テトライソプ
ロピルチタネ−ト、ビス(アセチルアセトニル)−ジイ
ソプロピルチタネ−ト、テトラブチルジルコネ−トなど
の金属アルコラ−ト;グアニジンなどのアミン化合物が
例示される。本成分の配合量は(A)成分100重量部
に対して、通常0.01〜5重量部の範囲内で使用され
る。
【0017】この組成物は上記(A)成分〜(C)成分からな
るものであるが、これらの成分に加えて、室温硬化性シ
リコーンゴム組成物に添加配合されることが公知の各種
無機質充填剤あるいは添加剤を添加配合することは本発
明の目的を損なわない限り差し支えない。このような無
機質補強性充填剤としては、例えば、煙霧状シリカ、疎
水化処理された煙霧状シリカ、疎水化処理された沈降法
シリカ、カ−ボンブラック等の補強性フィラ−、微粉砕
石英、けいそう土、炭酸カルシウム等の弱補強性フィラ
−が例示される。また、ベンガラ、二酸化チタン、亜鉛
華、群青、鉄黒、カ−ボンブラック等の着色顔料、流動
性コントロ−ル剤、防かび剤、有機溶剤、界面活性剤、
接着付与剤、難燃化剤などが例示される。
【0018】この組成物は、上記(A)成分、(B)成分およ
び(C)成分およびこれらの成分に加えて、必要に応じて
その他の成分を加えて、湿気遮断下、混合装置中で均一
に混合することにより容易に製造することができる。
尚、混合中あるいは混合後に脱泡することが好ましい。
混合手段としては室温硬化性シリコーンゴム組成物の混
合装置として知られている公知もしくは周知の混合装置
が使用可能である。
【0019】本発明組成物は室温にて硬化する。そして
硬化後形成されたシリコーンゴム表面には各種塗料を容
易に塗布することがでる。そして形成された塗膜は容易
に剥がれることはない。またシリコーンゴム表面および
それに接触している基材およびその周辺部に対する汚れ
の発生がない。さらに本発明組成物は保存中に(C)成分
の分離が起こることがなく、シリコーンゴムの表面の変
色も認められない。そのため、シ−リング材打設後に塗
料を塗布する必要のある建築物外壁回り目地のシ−リン
グ材や、シリコーンゴム表面およびそれに接触している
基材周辺部の防汚性を要求されるシ−リング材として好
適に使用される。
【0020】
【実施例】次に参考例、実施例および比較例を掲げて本
発明を説明する。尚、実施例および比較例中、粘度は2
5℃における測定値である。また、実施例で使用した塗
料Aはアクリルエマルジョン樹脂塗料であり、塗料Bは
アルキッド樹脂塗料である。また塗料塗布性テスト、塗
料接着性テスト、物理特性の測定および防汚性評価テス
トは以下の方法に従って実施した。 ○塗料塗布性テスト 室温硬化性シリコーンゴム組成物を室温にて硬化させて
厚さ2.5mmのシリコーンゴムシ−トを作成した。そし
てそのゴムシート表面の5cm2の部分に塗料をハケで1
度塗布し、塗料のはじかれ具合を肉眼にて観察した。塗
料が全面積にわたって均一に塗布できた場合は○とし、
全面積の50〜90%塗布できた場合は△とし、全面積
の4%以下しか塗布できなかった場合は×とした。 ○塗料接着性テスト 塗布性テストを行った後、塗膜が十分硬化していること
を確認した。次いで、塗膜上に18mm幅のセロテ−プを
張り付け、それを引きはがすことによって塗膜の剥離状
況をみた。塗膜とゴムシ−トが良好に接着していた場合
は○とし、ほとんど抵抗なく剥がれた場合は×とし、そ
の中間の場合は△とした。 ○物理特性の測定 室温硬化性シリコーンゴム組成物を型枠に入れ、20
℃、湿度55mlの条件下にて7日間放置して硬化させ
て、厚さ2mmのゴムシ−トを作成した。このゴムシート
の物理特性(硬さ、引張り強さ、伸び)をJIS K6
301に従って測定した。尚、硬さはJIS A型の硬
度計を使用した。 ○防汚性評価方法 室温硬化性シリコーンゴム組成物を、白色セラミックス
ボード2枚をつき合わせた幅20mm、深さ10mmの目地
に充填し、室温にて1週間硬化させてテストパネルを作
成した。このテストパネルの目地を上にして70度の傾
きで屋外に放置し、硬化後のゴム表面および目地周辺の
セラミックスボード上の汚れの発生状況を3カ月にわた
って調べた。そしてその防汚性を次の3段階に評価し
た。汚れの発生が認められなかった場合は○とし、わず
かに汚れの発生が認められた場合は△とし、著しい汚れ
の発生が認められた場合は×とした。
【0021】
【合成例1】両末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポ
リジメチルシロキサンの合成 前駆体となる両末端N-メチルアミノブチル基封鎖ポリ
ジメチルシロキサンは米国特許第3146250号に記
述された下記の窒素原子含有環状シランと両末端シラノ
ール基封鎖ジメチルシロキサンとの反応によって得た。
即ち、窒素気流下、200mlフラスコに両末端シラノー
ル基封鎖ジメチルシロキサン60g(平均重合度14)と
トルエン30mlを加え共沸脱水した。室温まで冷却後,
下記の窒素原子含有環状シラン14gを加え30分間室
温下で撹拌した。
【化7】 さらに共沸脱水条件で1時間撹拌した。この段階でフラ
スコ内で両末端N−メチルアミノブチル基封鎖ポリジメ
チルシロキサンが合成されていた。60℃まで冷却し、
脱水ヒマシ油脂肪酸30gを加えて共沸脱水条件下で4
時間撹拌した。水の留出が止まり反応が終了したのを確
認した。溶媒などを減圧留去し黄色透明液体101gを
得た。この液体を分析したところ、赤外分光分析(I
R)結果から、1655cm-1にアミド基の特性吸収が観
察された。さらに、13C-核磁気共鳴(NMR)分析結果
からこの透明液体は下記化学構造を有する両末端脱水ヒ
マシ油脂肪酸アミド基封鎖ポリジメチルシロキサンであ
ることが判明した。
【化8】
【0022】
【合成例2】片末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポ
リジメチルシロキサンの合成 前駆体となる片末端N−メチルアミノブチル基封鎖ポリ
ジメチルシロキサンは、合成例1と同様に米国特許第3
146250号公報に記述された窒素原子含有環状シラ
ンを用いて合成した。即ち、窒素気流下、300mlフラ
スコに下記のヘキサメチルシロキサンの非平衡重合反応
で得られる片末端シラノール基封鎖ジメチルシロキサン
(平均重合度25)120gとトルエン40mlを加え共
沸脱水した。
【化9】 室温まで冷却後,下記の窒素原子含有環状シラン8gを
加えて30分室温で撹拌した。
【化10】 さらに、共沸脱水条件で1時間撹拌した。この段階で、
フラスコ内で片末端N−メチルアミノブチル基封鎖ポリ
ジメチルシロキサンが合成されていた。60℃まで冷却
し、脱水ヒマシ油脂肪酸17gを加え、共沸脱水条件で
4時間撹拌した。水の留出が止まり、反応が終了したの
を確認した。溶媒等の低沸点物を減圧留去して黄色透明
液体ポリマー143gを得た。IR分析(1655cm-1にアミ
ドの吸収)および13C-NMRの分析結果から下記化学構造
を有する片末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポリジ
メチルシロキサンであった。
【化11】
【0023】
【合成例3】両末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポ
リジメチルシロキサンの合成 窒素気流下、200mlフラスコに両末端アミノプロピル
基封鎖ジメチルシロキサン(平均重合度16)80gと
トルエン30mlを加えて共沸脱水した。室温まで冷却
後,脱水ヒマシ油脂肪酸33gを加え、共沸脱水条件で
4時間撹拌した。水の留出が止まり反応が終了したのを
確認した。溶媒などの低沸点物を減圧留去し黄色透明液
体109gを得た。IR分析によるアミド基の吸収(1655c
m-1)および13C-NMRによる分析結果から、この液体は下
記化学構造を有する両末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基
封鎖ポリジメチルシロキサンであることが判明した。
【化12】
【0024】
【合成例4】脱水ヒマシ油脂肪酸クロライドの合成 窒素気流下,撹拌器,滴下ロート,温度計を備えた四つ
口フラスコに,脱水ヒマシ油脂肪酸クロライド50gと
トルエン50mlとピリジン20mlを入れて撹拌した。滴
下ロートからトリメチルクロロシラン29mlを滴下し,
1.5時間撹拌した。生成した沈殿物をガラスフィルタ
ーで濾過した。濾液から溶媒を減圧留去して目的とした
脱水ヒマシ油脂肪酸シリルエステル57gを得た。窒素
気流下,撹拌器,滴下ロート,温度計を備えた四つ口フ
ラスコに,上記のようにして得られた脱水ヒマシ油脂肪
酸シリルエステル56gを入れ撹拌した。これに,塩化
チオニル18.8gを滴下ロ−トを用いて室温で滴下し
た。1時間撹拌した後,反応液から副生成物を減圧留去
して脱水ひまし油脂肪酸クロライド54gを得た。
【0025】
【合成例5】両末端脱水ヒマシ油脂肪酸エステル基封鎖
ポリジメチルシロキサンの合成 窒素気流下、200mlフラスコに下記式で示される両末
端3−ヒドロキシプロピル基封鎖ジメチルシロキサン
(平均重合度16)60gとトルエン30mlを加えて共
沸脱水した。
【化13】 室温まで冷却後,トリエチルアミン11gと下記の合成
例5で得られる脱水ヒマシ油脂肪酸クロライド27gを
加えて2時間撹拌した。水を加えて発生した塩を洗浄し
た。有機相を集め、低沸点物を留去し透明液体83gを
得た。IR分析によるエステル基の吸収(1740cm-1)およ
13C-NMRの分析結果からこの液体は下記化学構造を有
する両末端脱水ヒマシ油脂肪酸エステル基封鎖ポリジメ
チルシロキサンであることが判明した。
【化14】
【0026】
【実施例1】粘度20,000センチポイズの両末端シ
ラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン100g、脂肪
酸で表面処理されたBET比表面積18m2/gのコロ
イド質炭酸カルシウム100g、合成例1で得られた両
末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポリジメチルシロ
キサン4g、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシ
ム)シラン20gを無水条件下で混合して室温硬化性組
成物を調製した。この組成物を室温にて硬化させて、厚
さ2.5mmのシリコーンゴムシートを作成した。そし
て、このシリコーンゴムシートの表面に塗料Aおよび塗
料Bをそれぞれ塗布して、塗料塗布性および塗料接着性
を測定した。また、上記室温硬化性シリコーンゴム組成
物を型枠に入れ、20℃、湿度55%の条件下にて7日
間放置して硬化させて、厚さ2mmのシリコーンゴムシ
ートを作成した。このシリコーンゴムシートの物理特性
を測定した。さらに、上記室温硬化性シリコーンゴム組
成物を、白色セラミックスボードを2枚つき合わせた幅
20mm、深さ10mmの目地に充填し、室温にて1週
間硬化させてテストパネルを作成した。このテストパネ
ルの防汚性を評価し、これらの結果を表1に示した。
【0027】
【実施例2】粘度20、000センチポイズの両末端が
シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン100g、脂
肪酸で表面処理されたBET比表面積18m2/gのコ
ロイド質炭酸カルシウム100g、合成例2で得られた
片末端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポリジメチルシ
ロキサン10g、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン20gを無水条件下で混合して室温硬化性
オルガノ組成物を調製した。この組成物について、塗料
塗布性、塗料接着性、物理特性および防汚性を実施例1
と同様に測定し、これらの結果を表1に示した。
【0028】
【比較例1】粘度20,000センチポイズの両末端シ
ラノール基で封鎖されたジメチルポリシロキサン100
g、表面を脂肪酸で処理したコロイド質炭酸カルシウム
(平均BET値18m2/g)100g、合成例3で得ら
れた両端脱水ヒマシ油脂肪酸アミド基封鎖ポリジメチル
シロキサン4g、ビニルトリス(メチルエチルケトオキ
シム)シラン20gを実質上無水条件下で混合して室温
硬化性組成物を調製した。この組成物について、塗料塗
布性、塗料接着性、物理特性および防汚性を実施例1と
同様に測定し、これらの結果を表1に併記した。
【0029】
【比較例2】粘度20,000センチポイズの両末端シ
ラノー基封鎖ジメチルポリシロキサン100g、表面を
脂肪酸で処理したコロイド質炭酸カルシウム(平均BE
T値18m2/g)100g、合成例4で得られた両端脱
水ヒマシ油脂肪酸エステル基封鎖ポリジメチルシロキサ
ン4g、ビニルトリス(メチルエチルケトオキシム)シ
ラン20gを実質上無水条件下で混合して室温硬化性組
成物を調製した。この組成物について、塗料塗布性、塗
料接着性、物理特性および防汚性を実施例1と同様に測
定し、これらの結果を表1に併記した。
【0030】
【比較例3】粘度20,000センチポイズの分子鎖両
末端シラノール基封鎖ジメチルポリシロキサン100
g、表面を脂肪酸で処理したコロイド質炭酸カルシウム
(平均BET値18m2/g)100g、ビニルトリス
(メチルエチルケトオキシム)シラン20gを実質上無
水条件下で混合して室温硬化性組成物を調製した。この
組成物について、塗料塗布性、塗料接着性、物理特性お
よび防汚性を実施例1と同様に測定し、これらの結果を
表1に併記した。
【0031】
【比較例4】市販の非シリコ−ン系シ−リング材として
一成分形変成シーリング材(セメダイン株式会社製、商
品名 POSシールLM)の防汚性を実施例1と同様に
して調べた。それらの結果を表1に併記した。
【0032】
【比較例5】市販のシリコ−ン系シ−リング材(東レ・
ダウコーニング・シリコーン株式会社製 商品名SE7
92)の防汚性を実施例1と同様にして調べた。それら
の結果を表1に併記した。
【0033】
【表1】
【0034】
【発明の効果】本発明の室温硬化性シリコーンゴム組成
物は、一般式I:-R1-N(R2)-OC-R3(式中、R1は二価炭化
水素基であり、R2は一価炭化水素基であり、R3は一価飽
和炭化水素基もしくは脂肪族不飽和結合を含む一価炭化
水素基である。)で表される有機基を分子鎖末端に有す
るアミド基含有ジオルガノポリシロキサンを0.01〜
50重量%含有しているので、、硬化後のシリコーンゴ
ム表面への塗料塗布性、塗料接着性に優れ、かつシリコ
ーンゴム表面およびそれに接触している基材周辺部への
防汚性に優れるという特徴を有する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式I:-R1-N(R2)-OC-R3(式中、R1
    二価炭化水素基であり、R2は一価炭化水素基であり、R3
    は一価飽和炭化水素基もしくは脂肪族不飽和結合を含む
    一価炭化水素基である。)で表される有機基が分子鎖末
    端ケイ素原子に結合したアミド基含有ジオルガノポリシ
    ロキサンを0.01〜50重量%含有することを特徴と
    する、室温硬化性シリコーンゴム組成物。
  2. 【請求項2】 室温硬化性シリコーンゴム組成物が、
    (A)シラノール基もしくはケイ素原子結合加水分解基を
    有するオルガノポリシロキサンと(B)ケイ素原子結合加
    水分解性基とを有する架橋剤を主剤とするものであり、
    場合により、縮合反応触媒を含有するものであることを
    特徴とする、請求項1記載の室温硬化性シリコーンゴム
    組成物。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008524373A (ja) * 2004-12-16 2008-07-10 ダウ・コーニング・コーポレイション アミド置換シリコーンならびにこれの調製方法および使用方法
WO2021112383A1 (ko) * 2019-12-04 2021-06-10 포항공과대학교 산학협력단 지방산 아마이드를 함유한 중합체 및 이를 포함하는 조성물

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