JPH11246111A - シート剥離装置およびシート剥離方法 - Google Patents

シート剥離装置およびシート剥離方法

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JPH11246111A
JPH11246111A JP5051498A JP5051498A JPH11246111A JP H11246111 A JPH11246111 A JP H11246111A JP 5051498 A JP5051498 A JP 5051498A JP 5051498 A JP5051498 A JP 5051498A JP H11246111 A JPH11246111 A JP H11246111A
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JP
Japan
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sheet
suction
roller
transfer sheet
substrate
Prior art date
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Pending
Application number
JP5051498A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Takiguchi
口 勇 治 滝
Hidetoshi Okamoto
本 秀 俊 岡
Satoshi Eguchi
口 智 江
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板からシートを吸着ローラにより確実に剥
離することができるとともに、吸着ローラに巻込むこと
なく吸着ローラから分離する。 【解決手段】 カード基板21と転写シート22とから
なる積層体20を吸着テーブル11により吸着保持し、
吸着ローラ12の吸着部12aにより転写シート22の
始端部22aを吸着する。この状態で吸着ローラ12を
回転させ、ニップローラ13によって転写シート22を
ニップする。吸着ローラ12の吸着部12aを停止状態
とし、吸着ローラ12を回転させると、カード基板21
から転写シート22が剥離し、吸着ローラ12の前方へ
送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプラスチック製カー
ド基板等の基板から、転写シート等のシートを剥離する
ためのシート剥離装置およびシート剥離方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりプラスチック製カード基板に転
写シートを積層して積層体を形成し、この積層体を熱プ
レスすることによりカード基板上に転写を行い、その後
カード基板から転写シートを剥離することによりカード
を製造する方法が知られている。
【0003】この場合、カード基板から転写シートを剥
離する作業は人手に頼っているのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにカードを
製造する際、カード基板に転写シートにより転写した
後、人手によって転写シートを剥離している。
【0005】しかしながら人手により転写シートを剥離
する場合、剥離する速度を一定に保つことがむずかし
く、カード基板上に剥離ムラが生じ不良品となることが
ある。また転写シートを剥離するきっかけを作るため金
属製ヘラを用いているが、このヘラによってカード基板
上に傷つけ不良品となることがある。
【0006】さらに転写シートの剥離により静電気が生
じるため作業員への作業環境が非常に悪い。
【0007】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、人手を用いることなく、容易かつ確実に基
板よりシートを剥離することができるシート剥離装置お
よびシート剥離方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は基板と、基板上
に設けられたシートとからなる積層体を吸着保持する吸
着テーブルと、積層体のシート上に回転可能に設けられ
た吸着ローラと、吸着ローラ上に配置されるとともに、
シートを吸着ローラとの間でニップするニップローラ
と、を備えたことを特徴とするシート剥離装置、および
基板と、基板上に設けられたシートとからなる積層体か
らシートを剥離するシート剥離方法において、シートを
上方に向けて積層体を吸着テーブル上に載置して吸着保
持する工程と、吸着ローラの吸着部を作動状態としてシ
ートの端部を吸着部により吸着する工程と、吸着ローラ
をシート上で回転させながら基板上からシートを剥離す
る工程と、剥離したシートを吸着ローラ上に設けられた
ニップローラによりニップするとともに吸着ローラの吸
着部を停止状態とする工程と、を備えたことを特徴とす
るシート剥離方法である。
【0009】本発明によれば、積層体を吸着テーブル上
に載置して吸着保持し、シートの端部を作動状態となっ
た吸着ローラの吸着部により吸着する。吸着ローラをシ
ート上で回転させることにより、基板上からシートを剥
離する。次に剥離したシートをニップローラによりニッ
プするとともに、吸着ローラの吸着部を停止状態とす
る。このようにして、吸着ローラを回転させることによ
り、剥離したシートを吸着ローラの前方へ向って送り出
すことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図8は、本発明に
よるシート剥離装置およびシート剥離方法を示す図であ
る。
【0011】まず図3および図4により、シート剥離装
置およびシート剥離方法によって剥離される積層体につ
いて説明する。図3および図4に示すように、積層体2
0は例えばプラスチック製カード基板21と、このカー
ト基板21上に積層して設けられカード基板21に対し
て転写を行う転写シート22とからなっている。この積
層体20において、カード基板21から転写シート22
を剥離する場合、剥離のきっかけをつかむため、カード
基板21より転写シート22の形状がわずかに大きくな
って剥離開始部24を設けることが好ましい(図3参
照)。この他に、カード基板21上に設けた転写シート
22に切欠25を形成しておくと、この切欠25に吸着
装置18を配置することにより転写シート22の切欠2
5近傍を上方に持上げ、カード基板21と転写シート2
2との間に空気を入れることができ、このようにして剥
離のきっかけを容易につかむことができる。
【0012】ここで図4(a)は積層体20を示す斜視
図であり、図4(b)は図4(a)のB1 部分拡大図で
ある。
【0013】次に図1および図2によりシート剥離装置
について説明する。図1および図2に示すように、シー
ト剥離装置10は積層体20のカード基板21を吸着保
持する吸着テーブル11と、吸着テーブル11に吸着さ
れた積層体20の転写シート21上を回転する吸着ロー
ラ12とを備えている。
【0014】このうち吸着ローラ12は転写シート22
を吸着する吸着部12aを有し、この吸着部12aは吸
着ローラ12の円周上に1列もしくは複数列設けられ、
各列の吸着部12aは各々作動状態および停止状態のい
ずれかに切換可能となっている。また吸着ローラ12は
保持体15により回転自在に保持されており、この保持
体15は吸着ローラ12を転写シート22に対して押付
けるとともに、移動機構17により矢印L方向へ移動す
るようになっている。このような保持体15の移動に伴
って、吸着ローラ12が吸着テーブル11に対して相対
的に移動する。
【0015】また図2に示すように、吸着テーブル11
はわずかに傾斜して固定されており、吸着テーブル11
の下流側には、積層体20のカード基板21から剥離さ
れた転写シート21を回収する回収ボックス16が配設
されている。
【0016】また吸着ローラ12の上方には、吸着ロー
ラ12に対して離接可能な一対、もしくは複数のニップ
ローラ13が設けられ、このニップローラ13は保持体
15によって保持され吸着ローラ12とともに移動する
ようになっている。
【0017】次にこのような構成からなる本実施の形態
について図5および図6により説明する。まず、図5
(a)に示すように、カード基板21と転写シート22
とからなる積層体20を転写シート22が上方を向くよ
う吸着テーブル11(図1参照)上に載置し、この積層
体20を吸着テーブル11により吸着保持する。
【0018】この場合、積層体20の転写シート22の
始端部22aには、剥離開始部24(図3)または切欠
25(図4)が設けられ、転写シート22の剥離のきっ
かけを容易に把むことができるようになっている。
【0019】次に転写シート22の剥離開始部24また
は切欠25に対して吸着ローラ12の吸着部12aが押
付けられ、吸着部12aは作動状態となって転写シート
22の始端部22aを吸着する。このとき、ニップロー
ラ13は吸着ローラ12から離れている。
【0020】次に図5(b)に示すように、吸着ローラ
12を保持する保持体15が移動機構17によって矢印
L方向へ移動するとともに吸着ローラ12を転写シート
22に対して押付ける。この場合、吸着ローラ12は保
持体15に回転可能に保持されているので、転写シート
22上を回転し、この吸着ローラ12の回転に伴ってカ
ード基板21から転写シート22が剥離されていく。
【0021】次に図5(c)に示すように転写シート2
2の始端部22aが吸着ローラ12の上方にくると、ニ
ップローラ13が降下して吸着ローラ12との間で転写
シート22をニップする。同時に吸着ローラ12の吸着
部12aは、吸着作用が停止する停止状態をとる。
【0022】次に図5(d)に示すように、この状態で
吸着ローラ12が転写シート22の終端部22bへ向っ
て回転し、転写シート22をカード基板21から徐々に
剥離していく。
【0023】次に図6(a)(b)に示すように、転写
シート22がカード基板21から剥離されていくと、剥
離された転写シート22は吸着ローラ12より前方へ送
られ、回収ボックス16内に回収される。
【0024】このように本発明の実施の形態によれば、
容易かつ簡単にカード基板21から転写シート22を剥
離することができるとともに、この転写シート22を吸
着ローラ12の前方に位置する回収ボックス16内に確
実に回収することができる。
【0025】なお、本発明の実施の形態において、吸着
ローラ12は保持板15に回転可能に保持されているの
で、自らは回転駆動力を持つことはない。このため図7
(a)(b)(c)に示すように、吸着ローラ12の吸
着部12aに吸着された転写シート22は、吸着部12
aによる法線方向の吸着力のみを受けることになる。従
って吸着ローラ12が転写シート22上でスリップして
も(図7(c))、転写シート22に接線方向の力が働
いて、転写シート22が吸着ローラ12から外れてしま
うことはない。なお、図7(a)(b)(c)におい
て、図7(b)は図7(a)のB2 部拡大図である。
【0026】一方、図8(a)(b)に示す比較例のよ
うに、吸着ローラ12が自ら回転駆動力を有して転写シ
ート22上を回転する場合、通常吸着ローラ12の水平
移動力は吸着力ローラ12下端と転写シート22との間
の摩擦力によって生じることになる。しかし、吸着ロー
ラ12が転写シート22上でスリップした場合、吸着ロ
ーラ12の水平移動力は転写シート22を巻き取る力に
よって生じる。つまり吸着部12aに接線方向の力が働
くことになり、転写シート22が吸着ローラ12から外
れ剥離不良の恐れが生じる。なお、図8(a)(b)
(c)において、図8(b)は図8(a)のB3 部拡大
図である。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、吸着ロー
ラの吸着部によってシートの端部を吸着して吸着ローラ
を回転させることにより、吸着ローラによって基板から
剥離されたシートを吸着ローラの前方へ送り出すことが
できる。このため基板からシートを確実に剥離すること
ができるとともに、剥離されたシートを吸着ローラに巻
込ませることなく吸着ローラの前方へ送り出すことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるシート剥離装置を示す斜視図。
【図2】本発明によるシート剥離装置を示す側面図。
【図3】本発明によるシート剥離装置によって剥離され
る積層体を示す斜視図。
【図4】本発明によるシート剥離装置によって剥離され
る積層体を示す斜視図。
【図5】本発明によるシート剥離方法の工程図。
【図6】本発明によるシート剥離方法の工程図。
【図7】本発明によるシート剥離装置においてシートに
加わる吸着力を示す図。
【図8】比較例によるシート剥離装置においてシートに
加わる吸着力と接線方向の力を示す図。
【符号の説明】
10 シート剥離装置 11 吸着テーブル 12 吸着ローラ 12a 吸着部 13 ニップローラ 15 保持体 17 移動機構 20 積層体 21 カード基板 22 転写シート

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板と、基板上に設けられたシートとから
    なる積層体を吸着保持する吸着テーブルと、 積層体のシート上に回転可能に設けられた吸着ローラ
    と、 吸着ローラ上に配置されるとともに、シートを吸着ロー
    ラとの間でニップするニップローラと、 を備えたことを特徴とするシート剥離装置。
  2. 【請求項2】吸着ローラを回転自在に保持するととも
    に、吸着ローラをシートに押付ける保持体を設け、 保持体および吸着テーブルのうち少なくとも一方に、吸
    着ローラを吸着テーブルに対して相対移動させる移動機
    構を設けたことを特徴とする請求項1記載のシート剥離
    装置。
  3. 【請求項3】ニップローラは吸着ローラに対して離接自
    在となっており、 吸着ローラは吸着作用を行う吸着部を有することを特徴
    とする請求項1記載のシート剥離装置。
  4. 【請求項4】吸着テーブルに隣接して、基板から剥離さ
    れたシートを回収する回収ボックスを設けたことを特徴
    とする請求項1記載のシート剥離装置。
  5. 【請求項5】基板と、基板上に設けられたシートとから
    なる積層体からシートを剥離するシート剥離方法におい
    て、 シートを上方に向けて積層体を吸着テーブル上に載置し
    て吸着保持する工程と、 吸着ローラの吸着部を作動状態としてシートの端部を吸
    着部により吸着する工程と、 吸着ローラをシート上で回転させながら基板上からシー
    トを剥離する工程と、 剥離したシートを吸着ローラ上に設けられたニップロー
    ラによりニップするとともに吸着ローラの吸着部を停止
    状態とする工程と、 を備えたことを特徴とするシート剥離方法。
JP5051498A 1998-03-03 1998-03-03 シート剥離装置およびシート剥離方法 Pending JPH11246111A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100425429B1 (ko) * 2001-05-02 2004-04-08 주식회사 엠앤엘 코팅 비닐 제거용 진공롤러 장치
JP2016036005A (ja) * 2013-12-03 2016-03-17 株式会社半導体エネルギー研究所 剥離装置、及び積層体の作製装置
KR20180058358A (ko) * 2016-11-24 2018-06-01 한국에너지기술연구원 태양광 모듈의 백시트 제거 장치 및 태양광 모듈의 백시트 제거 방법

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