JPH11246103A - 用紙後処理装置 - Google Patents

用紙後処理装置

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JPH11246103A
JPH11246103A JP5061198A JP5061198A JPH11246103A JP H11246103 A JPH11246103 A JP H11246103A JP 5061198 A JP5061198 A JP 5061198A JP 5061198 A JP5061198 A JP 5061198A JP H11246103 A JPH11246103 A JP H11246103A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端部綴じと,中綴じとを,選択的に行うこと
ができる後処理装置における処理を合理的に行う事. 【解決手段】 中綴じ処理と端部綴じ処理とを両処理に
共通の用紙搬送経路内に設けると共に,中綴じ処理され
た用紙と端部処理された用紙とをそれぞれ別個の排出部
から排出するようにして綴じ処理の合理化を図ったも
の.

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,プリンタ,複写
機,印刷機等の用紙処理装置で処理された用紙に後処理
としての綴じ処理を施す用紙後処理装置に係り,特に,
平綴じやコーナー綴じなどの所謂端部綴じと,厚めの冊
子を作るために綴じられた用紙に折り曲げ処理を施す中
綴じとを選択的に行いうる用紙後処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来,複数の用紙をステープルを用いて
綴じ合わせる手法の代表例として,端部綴じと中綴じが
ある。前者は用紙を折り曲げる事無く重ね合わせた複数
の用紙の端部をステープルで綴じ合わせる。第6図(1)
のように用紙Pの端部中央を振り分けとして2個のステ
ープルS1を打ち込む場合を,平綴じ,(2) のように
角部にステープルS2を打ち込む場合が,コーナー綴じ
である。後者の中綴じは,第6図(3)のように重ね合
わせた用紙の中心線上に2個のステープルS3を打ち込
み,上記中心線に沿って折り曲げる場合である。中綴じ
ではこの折り曲げ処理を行うために,用紙先端が揃わな
くなるので,製本に先立って2点鎖線L1に沿って用紙
を断裁する。また,中綴じの方法としては,用紙を先に
折り曲げてからステープル処理を施す場合と,ステープ
ル処理を施した後,折り曲げる場合(簡易型中綴じとい
う)とがある。前者は完全な折り目が形成される事か
ら,印刷機や,製本機において従来より多用されてい
る。後者は,折り目が多少不完全であるが,比較的簡易
な装置で達成可能である事から,近年,複写機,プリン
タ等の画像形成装置の後処理装置に用いられるようにな
ってきている。本発明の場合も,後者の簡易型中綴じの
場合を扱う。図3から図5は上記のような従来の簡易中
綴じ装置の構成を示す模式図である。
【0003】図3に示す例では,印刷機,複写機,プリ
ンタ等の画像形成装置本体1から出た用紙は,整列部2
aにおいて複数枚重ねられ整列される。整列された用紙
は,ステープラを具備する綴じ部3aで端部綴じ或いは
中綴じによるステープル処理される。その後,用紙は,
折り曲げ部4aに送られる。折り曲げ部4aには,その
下方に1対の折り曲げローラ5aがあり,中綴じを行う
場合には,用紙の中心線が上記折り曲げローラ5aに差
し掛かった時,押し型6aが用紙の中心線に向かって下
降し,用紙を上記中心線に沿って折り曲げつつ折り曲げ
ローラ5aに差し込む。折り曲げローラ5aは,回転し
て用紙を搬送する事で用紙に折り癖を付けながら用紙を
下方へ送り出す。また,端部綴じを行う場合には,用紙
を折り曲げる必要が無いので,押し型を作用させる事な
く押し型6aと折り曲げローラ5aとの間を通過させ
る。中綴じ用の用紙搬送経路と端部綴じ用の用紙搬送経
路は,その後断裁機7aで合流しており,綴じ処理され
た用紙は,断裁後(端部綴じは断裁されない)排出部8
aに排出される。この場合,実質的に整列処理した位置
とほぼ同じ位置で綴じ処理を行うものも,公知である。
図4に示した例では,画像形成装置1bから折り曲げ部
4bの構成については図3の場合と同様であるが,その
後の用紙搬送経路が下方へ折り曲げられており,断裁部
7b及び排出部8bが下方に位置する分だけ装置全体の
小型化が図られている。次に図5の例では,画像形成装
置1cから出た用紙は,その直後に端部綴じ用経路と中
綴じ用経路に別れて搬送される。そのために端部綴じ用
の専用経路(整列・綴じ部3c−1,排出部8c−1)
と,中綴じ用の専用経路(整列・綴じ部3c−2,折り
曲げ部4c,断裁部7c,排出部8c−2)とを具備す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の内,図
3及び図4に示した例では,綴じ処理の終わった用紙
が,端部綴じの場合も,中綴じの場合も,すべて1つの
排出部に排出される。しかし,図7(1)に示した端部
綴じされた用紙に都合がよいように排出方向に上昇する
通常の排出部8iに中綴じされた用紙を排出すると,中
綴じされた用紙は折り曲げにより嵩高になっているの
で,多数の用紙を排出すると用紙が倒れるなどの不都合
があり,中綴じ,端部綴じの両方の用紙を1つの排出部
に排出するには無理がある。この点,図5に示した例で
は,中綴じ用排出部8dと,端部綴じ用排出部8cが別
個に設けられているので,上記のような不都合は生じな
いが,一方で,端部綴じ用の用紙経路と,中綴じ用の用
紙経路が完全に別個に設けられているため,装置全体が
大型化する不都合がある。特に,整列部及び綴じ部は,
端部綴じと中綴じとで共用できるにもかかわらず,それ
ぞれ独立に整列部,綴じ部を具備しており,無駄な構成
となっている。本発明は上記したような課題をすべて一
挙に解決しうる用紙後処理装置の提供を目的として創案
されたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は,重ねられ整列された複数の用紙に対して中
綴じ処理及び端部綴じ処理を選択的に行う用紙後処理装
置において,上記中綴じ処理と端部綴じ処理とを両処理
に共通の用紙搬送経路内で行うと共に,中綴じ処理され
た用紙と端部綴じ処理された用紙とを別個の排出部から
排出するようにした事を特徴とする用紙後処理装置とし
て構成されている。上記別個に設けられた排出部は,例
えば,上段と下段に設けられる事により,合理的な配置
が得られる。また,2個の排出部の内,中綴じ側の排出
部を,用紙排出方向に下降する傾斜を持つように構成す
る事で,嵩高な中綴じされた用紙を倒れなく排出部に排
出できる。共通の綴じ部で端部綴じ或いは中綴じされた
用紙の搬送方向としては,端部綴じ及び中綴じの綴じ方
に応じた方向性を与える事が望ましい。例えば,端部綴
じされた用紙については上方へ,中綴じされた用紙につ
いては下方へ搬送して,端部綴じされた用紙は上方の排
出部へ,中綴じされた用紙は,下方の排出部へそれぞれ
排出することができる。綴じ処理を行う前の用紙の整列
と,綴じ処理を,実質的に同じ位置で行なわせることで
スペースの省略が図りうる。ここにおいて,実質的に同
じ位置とは,整列処理を行った位置で,用紙を停止させ
た状態でステープラを移動させてステープル処理を行う
場合と,用紙を若干移動させてステープル処理を行う場
合の両方を含むものである。前者の場合,少ないステー
プラで複数の用紙の大きさに対応させることができる。
また,少ないステープラで端部綴じと,中綴じの切替に
対応させることができる。また後者の場合には,逆にス
テープラを固定して,用紙を移動させる事で,複数のス
テープラを設ける必要が無くなる。また,用紙後処理装
置全体としては,共通の用紙供給部から順次供給された
複数の用紙を整列させて重ね合わせる整列部と,整列さ
れた用紙に中綴じ処理及び端部綴じ処理を共通の用紙搬
送経路内で選択的に行う綴じ処理部と,中綴じされた用
紙を搬送する第1の搬送経路と,上記第1の搬送経路中
で中綴じされた用紙に折り曲げ処理を与える折り曲げ部
と,記折り曲げ部で折り曲げ処理された用紙を排出する
第1の排出部と,端部綴じされた用紙を搬送する上記第
1の搬送経路とは別の第2の搬送経路と,上記第2の搬
送経路からの用紙を排出する上記第1の排出部とは別の
第2の排出部とを具備してなるように構成する事ができ
る。
【0006】
【作用】請求項1に記載された発明では,中綴じ処理と
端部綴じ処理とが両処理に共通の用紙搬送経路内で行わ
れた後,中綴じ処理された用紙と端部綴じ処理された用
紙とが別個の排出部から排出される。本発明の構成によ
り,端部綴じの場合と,中綴じの場合とで整列部及び綴
じ部が共有化され,スペースの無駄が無くなる。また,
端部綴じされた用紙と,中綴じされた用紙がそれぞれそ
の綴じ形態に適した別個の排出部から排出され,中綴じ
された用紙が排出部で倒れるといった不都合が解消され
る。また,請求項6に記載された発明では,共通の用紙
供給部から順次供給された複数の用紙は,整列部におい
て用紙の位置が整列される。整列された用紙には,必要
に応じて中綴じ処理又は,端部綴じ処理が共通の用紙搬
送経路内で選択的に行われる。このうち,中綴じされた
用紙は,折り曲げ部を具備する第1の搬送経路に送ら
れ,折り曲げ処理が与えられる。上記折り曲げ部で折り
曲げ処理された用紙は,第1の排出部から排出される。
端部綴じされた用紙は,上記第1の搬送経路とは別の第
2の搬送経路を経て,上記第1の排出部とは別の第2の
排出部から排出される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下,添付図面を参照して本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は,本発明を
具体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定す
る性格のものではない。ここに,図1は本発明の実施の
形態に係る用紙後処理装置の一例を示す正断面図,図2
は,その概略構成を示す模式図である。本実施の形態に
係る用紙後処理装置では,図1に示すように,後処理装
置10は,図示の右側側面において図外の画像形成装置
と連結される。従って,後処理装置10の右側面には,
画像形成装置より排出される画像形成済みの用紙を受け
入れる給紙口11が設けられている。又,上記給紙口1
1に連結された搬送路12には,用紙を上向きに搬送す
る搬送路13と下向きに搬送する搬送路14が連結され
ている。上記搬送路12と搬送路13及び14の分岐部
には,用紙の搬送方向を切り替える切り換え爪15が揺
動可能に設けられている。上記上側の搬送路13は,そ
の出口において排出部16に連結され,上記出口には排
出ローラ17が設けられている。37は,上記排出部1
6に接続された排紙トレイで,排出方向に向けて上方向
に傾斜している。
【0008】上記下側の搬送路14には,用紙搬送方向
上流側から下流側に向けて順に3個の切り換え爪18
a,18b,18cが配列されている。各切り換え爪1
8a,18b,18cは,それぞれ実線位置と,1点鎖
線位置との間で揺動され,各切り換え爪18a,18
b,18cの部分を通過する用紙の搬送方向を切り換え
る。各切り換え爪による切り換え部分及び切り換え爪1
8cの揺動中心部には回転する事によりその摩擦力で用
紙を搬送すると共に,後述するように用紙の端部を移動
させて後から搬送されてくる用紙と先の用紙との干渉を
防止するブラシローラ19a,19b,19c,19d
が回転可能に取り付けられている。20a,20b,2
0c,20dは,上記ブラシローラと共に回転して用紙
を送り出す補助ローラである。上記下側の搬送路は,更
に上記ブラシローラ19a(或いは19b,19c,1
9d)と上記補助ローラ20a(或いは20b,20
c,20d)との間で搬送を行う内側搬送路14aと,
上記補助ローラ20a,20b,20c,20dの外側
に形成される外側搬送路14bに分岐され,その分岐部
には,両搬送路14a,14bを切り換える切り換え爪
21が揺動可能に設けられている。
【0009】上記ブラシローラ19a,19b,19
c,19dを挟んで補助ローラ20a,20b,20
c,20dとは反対側には,これらのブラシローラ列と
平行に中間トレイ22が設けられている。該中間トレイ
22は,図1の紙面に垂直の方向に分離されており,そ
の分離部(上下方向)に沿って無端ベルト23が張られ
ている。無端ベルト23は,ベルトローラ24a,24
b間に張られており,矢印X方向に走行することにより
該無端ベルト23表面に固定された用紙受け26にて,
上記中間トレイ22上に供給され,端部綴じされた用紙
を,上方向(矢印X方向)に向けて搬送する。無端ベル
ト23の上方には,用紙を排出部33に案内するガイド
部材34及び排出ローラ35が設けられている。排出部
33には,端部綴じされた用紙束を受けやすいように,
排出方向に向けて上向きに傾斜する排出トレイ38が連
結されている。尚,排出トレイ38は,上下に張られた
無端ベルト39に固定されており,図示せぬガイド機構
に案内されつつ,上記無端ベルト39により,排出され
る用紙量に応じて上下方向に移動される。25は中間ト
レイ22の両端に(正面から見て左右に)1対設けられ
たカーソルで,紙面に垂直の方向に往復動することによ
り,中間トレイ22上に供給された用紙を用紙の搬送方
向に直角の方向に整列させる。上記用紙受け26は待機
状態(用紙の供給を待つ状態)において,実線で示され
た位置にあり,中間トレイ22内に供給された用紙の下
端が当接して,用紙を上下方向に整列させる働きをな
す。
【0010】また,中間トレイ22の下端部には,該中
間トレイ22に供給され,上記用紙受け26上にセット
された用紙を挟み込む事により保持すると共に,回転す
る事により下方に搬送する搬送ローラ対27(27a,
27b)が設けられている。該搬送ローラ対27を構成
する一方のローラ27aは,上記待機状態において実線
で示す開位置にあり,所定枚数の用紙が供給された後に
一点鎖線位置まで閉じて用紙束を把持する。更に,中間
トレイ22の下端部の上記搬送ローラ対27とは干渉し
ない位置には,供給された用紙を挟んでその上下に分離
された上ステープラ28a及び下ステープラ28bより
なるステープラ28が設けられている。この実施例では
ステープラ28の用紙搬送方向の位置は固定されてお
り,用紙側が上記搬送ローラ対27により移動してステ
ープルを打ち込む位置が調整される。中間トレイ22の
下方に設けられた一連の用紙ガイド39a,39bの中
間には,上記搬送ローラ対27で運ばれてきて位置決め
された用紙束(既に中綴じ位置にステープル打ちされて
いる)の中心線に沿って折り曲げる押し型29が矢印Y
方向に往復動可能に設けられている。2対の折り曲げロ
ーラ30は,上記押し具29に対向する位置に設けら
れ,回転することにより押し具29で押し込まれた用紙
を折り曲げると共に,続く断裁部31に用紙を搬送す
る。折り曲げローラを2対使用する目的は,よりシャー
プな折り目を形成するためである。断裁部31は,中綴
じされた用紙束の端部を切断するカッター31a,31
b,断裁時に用紙をプレスする用紙圧着手段41,断裁
前後の用紙を搬送する搬送ローラ33,断裁クズを蓄積
するクズバコ38及び断裁された用紙を排出部32に搬
送する搬送ローラ36を具備する。37は,排出された
用紙を受ける排出トレイであり,中綴じされた用紙を多
く受けうるように,搬送方向に向けて下方向に傾斜して
いる。
【0011】次に後処理装置10内における用紙の動き
によって,後処理装置10の構成を更に説明する。〔ス
テープル処理を行わない場合〕この場合には,切り換え
爪15が図示の一点鎖線位置の切り換えられており,供
給口11から供給された用紙は,上側の搬送路13を通
って排出ローラ17に至り,排出部16から排出トレイ
37上に排出される。 〔ステープル処理を行う場合〕この場合には,端部綴じ
及び中綴じのいずれの場合も,上記切り替え爪15は,
実線で示す上側の位置に切り換えられると共に,その下
の切り替え爪21が図示の実線位置に切り換えられる。
これにより供給口11から搬入された用紙は切り換え爪
15と21との間を通って,内側搬送路14aに向か
う。この時,切り換え爪18a〜18bは,搬送される
用紙のサイズに応じて切り換えられている。この例では
4種類のサイズの用紙を切り分けて処理しうる。例えば
処理しうる最も大きいサイズの用紙が搬送されてきた場
合には,切り換え爪18aが一点鎖線位置に切り換えら
れており,用紙は内側搬送路14aから,上記切り換え
爪18aとブラシローラ19aとの間を通って中間トレ
イ22上に供給される。
【0012】2番目に大きいサイズの用紙が供給された
場合には,切り換え爪18aは一点鎖線位置に切り換え
られる一方,切り換え爪18bが実線位置に切り換えら
れている事により,用紙は切り換え爪18aでは内側搬
送路14a内を通り,切り換え爪18bにおいて方向を
変えて中間トレイ22上に供給される。同様に,その次
に小さいサイズの用紙の場合には,切り換え爪18a,
18bは実線位置にあり,切り換え爪18cが一点鎖線
位置に切り換えられている事により用紙は切り換え爪1
8cに沿って進行方向を変え,中間トレイ22に供給さ
れる。更に,最も小さいサイズの用紙の場合には,すべ
ての切り換え爪18a乃至18cが実線位置に切り換え
られており,用紙は,最も下のブラシローラ19dと補
助ローラ20dとの間を通って中間トレイ22に供給さ
れる。中間トレイ22に供給された用紙は,その下端が
図示の実線で示す所定位置にある用紙受け26に当接し
て停止する。従って,すべての用紙の中間トレイ内にお
ける上下方向の整列はこの用紙受け26に用紙が載置さ
れることにより行なわれる。又,搬送方向に直角の方向
の整列はカーソル25が紙面に直角の方向に往復移動す
る事によりカーソル25が用紙の位置決めを行う事によ
り達成される。
【0013】A.端部綴じの場合 前記した平綴じやコーナー綴じを含む端部綴じの場合,
上記のように搬送方向及びそれに直角の方向の整列が行
なわれた位置で上下ステープラ28a,28bが閉じて
ステープル打ちが行なわれる。ステープル処理が完了す
ると,無端ベルト23が矢印Xで示す方向に走行される
ことによって用紙受け26が上昇し,ステープル処理さ
れた用紙を上方向へ押し上げる。押し上げられた用紙
は,その先端がガイド部材34に案内され,更に回転す
る排出ローラ35に把持され,排紙トレイ38に排出さ
れる。 B.中綴じの場合 中綴じを行う場合には,上記した整列状態にある用紙束
に搬送ローラ27aが押し当てられ,固定される。この
状態で無端ベルト23が矢印Xとは反対方向に走行し,
用紙受け26が一点鎖線で示す位置(26a)に待避す
る。続いて上下の搬送ローラ27a,27bの回転によ
って用紙が下方向へ送られる。送られた用紙は,用紙ガ
イド39a,39bの中を進むが,用紙の中心線がステ
ープラ28の綴じ位置に来た時,搬送ローラ対27の回
転が停止し,その位置でステープルの打ち込みが行なわ
れる。ステープル処理が完了すると,搬送ローラ対27
a,27bが再度回転を開始し,用紙を更に下方へ送
る。搬送ローラ対27は,上記ステープルの打ち込まれ
た用紙中心線が前記押し型29の位置に来た時停止す
る。こうして搬送ローラ対27により用紙が固定された
状態で押し型29が進出し,用紙を折り曲げつつ回転し
つつある折り曲げローラ30に差し込む。この時,搬送
ローラ対27は,押し型29が用紙に押し当てられ,用
紙を把持した時点で把持を解放する。折り曲げローラ3
0によって折り癖の付けられた用紙は,折り曲げローラ
対30,30の回転によって送り出され,搬送ローラ3
3により断裁位置に搬送,停止させられる。断裁部31
では,用紙圧着手段41により上下から用紙を挟み込み
つつその端部を切断するカッター31a,31bが設け
られており,用紙の端縁を断裁して,用紙束の端縁の見
栄えを向上させる。断裁クズはクズバコ38に収納され
る。断裁の完了した用紙は,搬送ローラ33により排出
ローラ36に受け渡され,排紙ローラ36により排出部
32から排紙トレイ37に排出される。排出トレイ37
は,中綴じ処理された嵩高の用紙束を沢山載置できるよ
うに,搬送方向に下降する傾斜面になっている。
【0014】図2は上記実施形態に記載した後処理装置
10を図3から図5の従来装置と比較できるように模式
的に描いたものである。この図からも分かるように,こ
の装置の特徴は,上記中綴じ処理と端部綴じ処理とを両
処理に共通の用紙搬送経路である中間トレイ22内で行
う点及び,中綴じ処理された用紙と端部綴じ処理された
用紙とをそれぞれ別個の排出部8d−1(33に相
当),8d−2(32に相当)から排出するようにした
点である。また,端部綴じされた用紙が,綴じ処理位置
から上昇方向に搬送された後,排出部33に排出され,
中綴じされた用紙が,綴じ処理位置から下降方向に搬送
された後,排出部32に排出される点も特徴点である。
【0015】
【実施例】上記実施の形態では,搬送ローラ27によっ
て用紙の中綴じ位置を調整するようにしているが,例え
ば,用紙受け26による移動距離を長くして,用紙受け
の停止位置の調整で中綴じ位置を調整するようにしても
よい。また,上記実施の形態では,上下ステープラ28
a,28bを固定して,用紙位置を調整する事で端部綴
じ位置と中綴じ位置を用紙サイズに合わせて調整するよ
うにしているが,上下一対の上記ステープラ28a,2
8bを移動させてステープル位置を調整してもよい。押
し型29が,用紙を折り曲げローラ30に差し込む時に
は,搬送ローラ対27による用紙の保持を解放しなけれ
ばならない。この時の用紙のズレを防止する手段とし
て,用紙を挟んで把持する用紙プレス手段40を押し型
29の近傍に設けることが望ましい。上の実施形態で
は,搬送ローラ対27を解放する事で用紙保持の解放機
能を達成している。別の方法としては,搬送ローラ対の
一方をフリー回転するローラとし,他方に通常のクラッ
チ或いは滑りクラッチを装着しておく事で,用紙の把持
を解放しなくても押し型29による用紙の移動を妨げな
い構造とする事ができる。また,上記実施形態では,端
部綴じされた用紙を綴じ位置から上方へ搬送し,中綴じ
された用紙を綴じ位置から下方へ送っているが,逆に,
端部綴じされた用紙を綴じ位置から下方へ搬送し,中綴
じされた用紙を綴じ位置から上方へ送ってもよい。この
場合には,上方の排紙トレイが搬送方向に下降するよう
に構成されるので,機台の高さを低くできる長所が期待
される。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように,本発明に係る後処
理装置では,嵩高となる中綴じ処理された用紙の排出部
と,端部綴じ用の排出部とは別個になるので,合理的で
無理のない構成とする事が可能である。また,整列部及
び綴じ部は,端部綴じと中綴じとで共用されており無駄
のない用紙搬送経路を達成可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る後処理装置の一例
を示す断面図。
【図2】 上記実施の形態を模式的に示す模式図。
【図3】 従来の後処理装置の一例を示す模式図。
【図4】 従来の後処理装置の一例を示す模式図。
【図5】 従来の後処理装置の一例を示す模式図。
【図6】 従来の用紙の綴じ方の一例を示す模式図。
【図7】 従来の用紙の排出状況を説明する側面図。
【符号の説明】
10…後処理装置 22…中間トレイ 25…カーソル 26…用紙受け 27(27a,27b)…ばね 28a,28b…ステープラ 29…押し型 30…折り曲げローラ 31…断裁部 32…排出部 33…排出部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ねられ整列された複数の用紙に対して
    中綴じ処理及び端部綴じ処理を選択的に行う用紙後処理
    装置において,上記中綴じ処理と端部綴じ処理とを両処
    理に共通の用紙搬送経路内で行うと共に,中綴じ処理さ
    れた用紙と端部綴じ処理された用紙とをそれぞれ別個の
    排出部から排出するようにした事を特徴とする用紙後処
    理装置。
  2. 【請求項2】 少なくとも上段及び下段の2個の排出部
    を具備する請求項1記載の用紙後処理装置。
  3. 【請求項3】 2個の排出部の内,中綴じ側の排出部が
    用紙排出方向に下降する傾斜を持つ排紙トレイを具備し
    てなる請求項1記載の用紙後処理装置。
  4. 【請求項4】 端部綴じされた用紙が,綴じ処理位置か
    ら上昇方向に搬送された後,排出部に排出され,中綴じ
    された用紙が,綴じ処理位置から下降方向に搬送された
    後,排出部に排出されてなる請求項1記載の用紙後処理
    装置。
  5. 【請求項5】 綴じ処理を行う前の用紙の整列と,綴じ
    処理が,実質的に同じ位置で行なわれてなる請求項1記
    載の用紙後処理装置。
  6. 【請求項6】 重ねられ整列された複数の用紙に対して
    中綴じ処理及び端部綴じ処理を選択的に行う用紙後処理
    装置において,共通の用紙供給部から順次供給された複
    数の用紙を整列させて重ね合わせる整列部と,整列され
    た用紙に中綴じ処理及び端部綴じ処理を共通の用紙搬送
    経路内で選択的に行う綴じ処理部と,中綴じされた用紙
    を搬送する第1の搬送経路と,上記第1の搬送経路中で
    中綴じされた用紙に折り曲げ処理を与える折り曲げ部
    と,上記折り曲げ部で折り曲げ処理された用紙を排出す
    る第1の排出部と,端部綴じされた用紙を搬送する上記
    第1の搬送経路とは別の第2の搬送経路と,上記第2の
    搬送経路からの用紙を排出する上記第1の排出部とは別
    の第2の排出部とを具備してなることを特徴とする用紙
    後処理装置。
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