JPH11246059A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下段のシート給送装置の上に、画像形成装置
本体や上段のシート給送装置を載置する場合、上段の画
像形成装置本体やシート給送装置の種類に応じて下段の
シート給送装置の表示を切り換えるようにすること。 【解決手段】 画像形成装置本体２１又は他のシート給
送装置１が上部に接続されるシート給送装置１であっ
て、上部に接続される装置の種類に応じて表示が自動的
に切り換わる表示部（７ａ，７ｂ）を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、シートを給送する
シート給送装置、及び該シート給送装置により給送され
るシートに画像を形成するプリンタ、ファクシミリ、複
写機等の画像形成装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像形成装置の一例を図６に示
す。この画像形成装置はレーザービームプリンタの例で
あり、画像形成装置本体２１の下に、シート給送装置と
してのオプションフィーダ１が装着されている。

【０００３】オプションフィーダ１には着脱自在に装着
される給紙カセット５と、給紙カセットに収納されてい
るシートＰを一枚ずつ分離して送り出すための給紙ロー
ラ及び分離パットからなるシート給送手段と、分離され
たシートＰを装置本体２１側のレジストローラ対に送る
ための搬送ローラ対とが設けられている。

【０００４】オプションフィーダ１には位置決め用ボス
６が設けられており、装置本体２１をオプションフィー
ダ１に対して真上から下ろし、装置本体側の穴２１ｂと
嵌合させ、オプションフィーダと装置本体は正規の位置
に装着される。

【０００５】オプションフィーダ１には現在の状態を示
すための表示が外装部に刻印１８されている。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシート給送装置では次のような問題があった。

【０００７】シート給送装置としてのオプションフィー
ダ上側に設置される画像形成装置本体あるいはシート給
送装置などの数種類の装置に対して、オプションフィー
ダの表示は変化なく予め刻印された表示のみユーザーに
示されていた。このような表示では、画像形成装置やオ
プションフィーダが今どのような状態であるのか分から
ず、混乱を招くおそれがあった。

【０００８】また、同機種のオプションフィーダを複数
重ねたとき同じ表示の物が同じく複数表示され、それぞ
れの状態が分からなく、取り扱いの不便性を招くおそれ
がある。

【０００９】本発明は、以上の問題解決し、オプション
フィーダ上側に設置される各種の装置ごとにそれぞれ個
別な表示を可能としたシート給送装置及び画像形成装置
を提供することを目的とする。

【００１０】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る手段は、画像形成装置本体又は他のシ
ート給送装置が上部に接続されるシート給送装置であっ
て、上部に接続される装置の種類に応じて表示が自動的
に切り換わる表示部を有することを特徴とする。

【００１１】

【発明の実施の形態】（第１の実施形態）先ず、本発明
に係る画像形成装置の１実施形態について、図９を参照
して説明する。画像形成装置本体２１内には、シート給
送装置としてのフィーダ１０１が設けられており、該フ
ィーダは、中板１０２に積載されたシートＰの最上のも
のをピックアップして給送する給送ローラ１０３、該ロ
ーラに対向しシートを１枚ずつ分離するための分離パッ
ドを有する。給送ローラにより給送されるシートＰは、
次いで搬送ローラ対１０４により停止中のレジストロー
ラへ搬送される。

【００１２】一方、プロセスカートリッジ１０６中の像
担持体である感光ドラム１０７は、画像情報により変調
された光学ユニット１０８からのレーザビーム照射によ
り、電子写真方式により静電潜像が形成される。該潜像
は、現像剤であるトナーを現像ローラにより感光ドラム
へ搬送付着させることにより、現像されてトナー像化さ
れる。

【００１３】レジストローラ対１０５は、感光ドラム１
０７上の形成画像位置とシートの先端部位置との整合を
取るタイミングで、感光ドラムに転写手段であるローラ
１１０が対向する転写部へ給紙する。シートＰは、転写
部において、転写ローラ１１０により感光ドラム上のト
ナー像が転写され、定着手段１１１に搬送されそこでト
ナー像がシートに加熱定着される。定着後のシートは適
宜段数の排紙ローラ対１１２により排紙トレイ１１３に
排紙される。

【００１４】画像形成装置本体２１の下部には、オプシ
ョンフィーダ１が配設されており、該オプションフィー
ダは、中板１３０上に積載されたシートを給送する給送
ローラ１３１、該ローラに対向する分離パッド（図示せ
ず）、搬送ローラ対１３２を有し、該搬送ローラ対１３
２によりシートはレジストローラ対に搬送され、前記同
様にして画像が形成される。

【００１５】次に、オプションフィーダ１の１実施形態
について、図１を基に説明する。オプションフィーダ１
はシャーシ板金２、右カバー３、左カバー４を具備し、
シート積載手段としての給紙カセット５を収納自在とし
たフィーダハウジング又はフィーダ本体を有する。ハウ
ジングの一部、例えば左カバー４には、装置本体２１と
の位置決め用のボス６が設けられている。

【００１６】また、ハウジングの給紙カセット装着口の
両側のフロント部には、本発明に係る表示部が設けられ
ている。即ち、ハウジングの一部に、表示板７が現出表
示される窓部２０が開設されている。表示部は本体装着
時、装置本体下面によって作動部材としての棒状体８を
下方に押し下げることにより表示の切り換えを行なう。

【００１７】ここで表示部の詳細を図２に基づき説明す
る。表示板７は、その裏面が表示基台１１に水平の回転
支持部１０により枢支されたアーム部材７ｃよって保持
され、回転支持部１０を中心に回転可能である。棒状体
８は付勢手段であるバネ９により上部方向に常に付勢さ
れており、アーム部材７ｃ及び表示板７は、係合部１２
を介して棒状体８により上方向へ付勢されている。

【００１８】シート給送装置であるオプションフィーダ
１の上に画像形成装置本体を載置し、装置本体の下部に
より作動部材である棒状体８が下方に押し下げられる
と、棒状体８による支持が失われ、アーム部材７ｃ及び
表示板７は自重によって下方向に回転し、表示７ｂから
７ａに切り換り、ある機種の装置本体がオプションフィ
ーダ上に載置されたことが表示されることになる。

【００１９】上記の場合、上段の装置本体の下面は平滑
とされていて、下段のオプションフィーダの棒状体８を
押し下げて表示を変えるが、図３に示すように、他の機
種の装置本体の下面の状態を変え、例えば逃げ穴部１３
を設け、この装置本体をオプションフィーダ上に載置す
ると、棒状体８は装置本体によって押し下げられること
がなく、そのままの位置に留まっているため、棒状体８
に当接している表示板７も初期状態を保ち表示７ａ・７
ｂの切り換えは行なわれない。

【００２０】（第２の実施形態）本発明が適用されたオ
プションフィーダの一例を図４、図５を基に説明する。
本実施形態は、オプションフィーダ１が２段重合された
例を示し、上段のオプションフィーダは、その上段の画
像形成装置本体の平滑な下面により作動部材８がおしさ
げられて、表示７ａが現出し、下段のオプションフィー
ダは、その上段のオプションフィーダの下面の逃げ穴１
３により作動部材が作動せず、その表示は切り換えられ
ず、７ｂが表示される。

【００２１】（第３の実施形態）本発明が適用されたオ
プションフィーダの第３の実施形態を図７を基に説明す
る。

【００２２】表示板７は表示基台１１によって保持さ
れ、アーム部は垂直の回転支持部１０を中心に回転可能
である。表示板７は作動部材８及びバネ９によって左方
向に常に付勢されている。作動部材８が下方に押し下げ
られた時、表示板７はテーパ又はカム形状の係合部１２
によってアーム部が回転されることにより右方向に回転
し、表示７ａ・７ｂが切り換る。

【００２３】（第４の実施形態）本発明が適用されたオ
プションフィーダの第４の実施形態を図８を基に説明す
る。

【００２４】表示板７は表示基台１１によって保持さ
れ、表示板裏面の水平軸は回転支持部１０を中心に回転
可能である。表示板７は作動部材８及びバネ９によって
初期状態に常に付勢されている。作動部材８が下方に押
し下げられた時、表示板７はピニオン・ラックの係合部
１２によって回転し、表示７ａ・７ｂが切り換る。

【００２５】なお、上記各実施形態では、表示は７ａ、
７ｂの２個としたが、３個以上にすることができ、それ
に応じて上段に載置される画像形成装置本体又はオプシ
ョンフィーダ下面の形態を２段階以上変化させればよ
い。

【００２６】

【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、上部に接続される装置の種類に応じて表示が自動
的に切り換わる表示部を有するため、容易に接続されて
いる装置の状態や種類が目視により分かることができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る第１の実施形態のシート給送装置
の斜視図

【図２】本発明に係る第１の実施形態のシート給送装置
の表示部の詳細側面図

【図３】本発明に係る第１の実施形態のシート給送装置
の作動説明側面図

【図４】本発明に係る第２の実施形態のシート給送装置
の側面図

【図５】本発明に係る第２の実施形態のシート給送装置
の正面図

【図６】従来の画像形成装置及びシート給送装置の一例
を示す斜視図

【図７】本発明に係る第３の実施形態のシート給送装置
の詳細図

【図８】本発明の第４の実施形態のシート給送装置の表
示部の詳細図

【図９】本発明に係る１実施形態の画像形成装置の概略
図

【符号の説明】

１…オプションフィーダ ５…給紙カセット ６…ボス ７…表示板 ７ａ、７ｂ…表示 ７ｃ…アーム部 ８…作動部材 ９…バネ １０…回転支持部 １１…表示基台 １２…係合部 １３…逃げ穴部 １８…刻印 ２１…装置本体 １０２、１３０…中板 １０３、１３１…給送ローラ １０４、１３２…搬送ローラ １０７…感光ドラム １１０…転写ローラ １１１…定着手段

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像形成装置本体又は他のシート給送装
   置が上部に接続されるシート給送装置であって、上部に
   接続される装置の種類に応じて表示が自動的に切り換わ
   る表示部を有することを特徴とするシート給送装置。
2. 【請求項２】 請求項１において、前記シート給送装置
   はシート積載手段を収納可能なハウジングを有し、前記
   表示部は前記ハウジングに開設された窓部と、複数の異
   なる表示が付され、該表示の１つが選択的に移動して前
   記窓部から現出するように支持された表示部材と、該表
   示部材を移動するための作動部材を有することを特徴と
   するシート給送装置。
3. 【請求項３】 請求項２において、前記表示部材は、前
   記表示が付された表示板と、該表示板の裏面を支持し、
   前記水平軸の回りに回動自在のアーム部材とを有し、前
   記作動部材は、該ハウジング上面から上下動自在に突出
   されると共に付勢手段により上方付勢された棒状体で形
   成され、該棒状体の上下動に応じて、該表示板が移動し
   その表示の１つが前記窓部から選択的に現出することを
   特徴とするシート給送装置。
4. 【請求項４】 請求項２において、前記表示部材は、前
   記表示が付された表示板と、該表示板の裏面を支持し、
   垂直軸の回りに回動自在のアーム部材と、該アーム部材
   を付勢する付勢手段を有し、前記作動部材は、該ハウジ
   ング上面から上下動自在に突出された棒状体で形成さ
   れ、該棒状体の上下動に応じて、該表示板が移動しその
   表示の１つが前記窓部から選択的に現出することを特徴
   とするシート給送装置。
5. 【請求項５】 請求項２において、前記表示部材は、前
   記表示が付された表示板と、該表示板の裏面を支持し、
   水平軸の回りに回転自在の回転軸とを有し、前記作動部
   材は、該ハウジング上面から上下動自在に突出されると
   共に付勢手段により付勢された棒状体で形成され、該棒
   状体の上下動に応じて、該表示板が移動しその表示の１
   つが前記窓部から選択的に現出することを特徴とするシ
   ート給送装置。
6. 【請求項６】 請求項５において、前記棒状体と回転軸
   とのピニオン・ラックの係合により、該棒状体の上下動
   に応じて、前記表示板が回転移動して、前記窓部から現
   出する表示が変えられることを特徴とするシート給送装
   置。
7. 【請求項７】 請求項３乃至６のいずれか１項におい
   て、前記画像形成装置本体又は他のシート給送装置の下
   面の形態により前記棒状体が上下動することにより選択
   的に表示の１つが現出することを特徴とするシート給送
   装置。
8. 【請求項８】 請求項１において、前記シート積載手段
   からシートを給送するシート給送手段、シートを１枚ず
   つ分離する分離手段、及びシートを搬送する搬送手段を
   有することを特徴とするシート給送装置。
9. 【請求項９】 請求項１乃至８のいずれか１項に記載の
   シート給送装置と、該シート給送装置から送り出された
   シートに画像を形成する画像形成手段を有する画像形成
   装置本体と、を有することを特徴とする画像形成装置。