JPH11245534A - スクリーン塗布方法 - Google Patents
スクリーン塗布方法Info
- Publication number
- JPH11245534A JPH11245534A JP6617498A JP6617498A JPH11245534A JP H11245534 A JPH11245534 A JP H11245534A JP 6617498 A JP6617498 A JP 6617498A JP 6617498 A JP6617498 A JP 6617498A JP H11245534 A JPH11245534 A JP H11245534A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pattern
- coating
- screen plate
- screen
- coating liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Screen Printers (AREA)
- Printing Methods (AREA)
- Printing Plates And Materials Therefor (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 スクリーン塗工法で被塗布支持体上に均一な
厚さの塗膜を形成する。 【解決手段】 スクリーン版上の塗布液をスキージでか
くことにより被塗布支持体に該塗布液を塗布する方法に
おいて、スクリーン版上に形成された塗布パターンの輪
郭部に微細パターンを施して塗布を行なう。
厚さの塗膜を形成する。 【解決手段】 スクリーン版上の塗布液をスキージでか
くことにより被塗布支持体に該塗布液を塗布する方法に
おいて、スクリーン版上に形成された塗布パターンの輪
郭部に微細パターンを施して塗布を行なう。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明はスクリーン印刷方式
による塗布方法に関する。
による塗布方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】スクリーン印刷方法による塗布方法（以
下、スクリーン塗布方法ともいう）では、塗布したい形
状の塗布パターン開口部を有するスクリーン版に供給さ
れた塗布液を、スクリーン版に押し付けたスキージでか
くことにより、スクリーン版を通して被塗布支持体に付
着させ、所望のパターンを形成している。
下、スクリーン塗布方法ともいう）では、塗布したい形
状の塗布パターン開口部を有するスクリーン版に供給さ
れた塗布液を、スクリーン版に押し付けたスキージでか
くことにより、スクリーン版を通して被塗布支持体に付
着させ、所望のパターンを形成している。
【０００３】ところが、このスクリーン塗布方法におい
ては、インクリボン、電池等の製造（塗工分野）で塗布
液を例えば短形パターンに塗布する場合、スクリーン版
上に形成される塗布パターンを直線的にマスキングする
と、被塗布支持体上に得られるパターンの輪郭部の膜厚
が厚くなる傾向がある。特に乾燥後のドライ膜厚が３μ
ｍを越えるような厚膜塗工ではその傾向がより顕著にな
る。さらに、多層塗工する場合には、スクリーン塗工さ
れた膜の表面に凹凸ができやすく塗膜の均一塗工を難し
くしている。
ては、インクリボン、電池等の製造（塗工分野）で塗布
液を例えば短形パターンに塗布する場合、スクリーン版
上に形成される塗布パターンを直線的にマスキングする
と、被塗布支持体上に得られるパターンの輪郭部の膜厚
が厚くなる傾向がある。特に乾燥後のドライ膜厚が３μ
ｍを越えるような厚膜塗工ではその傾向がより顕著にな
る。さらに、多層塗工する場合には、スクリーン塗工さ
れた膜の表面に凹凸ができやすく塗膜の均一塗工を難し
くしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来に
おいては図４にみれらるように、スクリーン塗布された
膜の輪郭部が盛り上がり、その膜の均一性を損なうばか
りでなく、その上にさらに塗布される膜の均一性にも悪
影響を与えている。従って、本発明の目的は従来技術の
不具合を改善し、塗膜品質を向上させるスクリーン塗布
方法を提供することである。
おいては図４にみれらるように、スクリーン塗布された
膜の輪郭部が盛り上がり、その膜の均一性を損なうばか
りでなく、その上にさらに塗布される膜の均一性にも悪
影響を与えている。従って、本発明の目的は従来技術の
不具合を改善し、塗膜品質を向上させるスクリーン塗布
方法を提供することである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、第一
に、スクリーン版上の塗布液をスキージでかくことによ
り被塗布支持体に該塗布液を塗布する方法において、該
スクリーン版上に形成された塗布パターンの輪郭部に微
細パターンを施すことを特徴とするスクリーン塗布方法
が提供される。
に、スクリーン版上の塗布液をスキージでかくことによ
り被塗布支持体に該塗布液を塗布する方法において、該
スクリーン版上に形成された塗布パターンの輪郭部に微
細パターンを施すことを特徴とするスクリーン塗布方法
が提供される。
【０００６】第二に、上記第一の方法において、微細パ
ターンの形状をパターンの端部に向かうにつれてスクリ
ーン版から押し出される塗布液量が段階的に少なくなる
ようにしたことを特徴とするスクリーン塗布方法が提供
される。第三に、上記第一又は第二の方法において、塗
布パターン輪郭部の厚膜化する範囲をＬとしたとき、微
細パターンを施す範囲を塗布パターンの端部から１／２
Ｌ〜Ｌとすることを特徴とするスクリーン塗布方法が提
供される。
ターンの形状をパターンの端部に向かうにつれてスクリ
ーン版から押し出される塗布液量が段階的に少なくなる
ようにしたことを特徴とするスクリーン塗布方法が提供
される。第三に、上記第一又は第二の方法において、塗
布パターン輪郭部の厚膜化する範囲をＬとしたとき、微
細パターンを施す範囲を塗布パターンの端部から１／２
Ｌ〜Ｌとすることを特徴とするスクリーン塗布方法が提
供される。
【０００７】本発明でいう「微細パターン形状を塗布パ
ターンの端部に向かうにつれてスクリーン版から押し出
される塗布液量が段階的に少なくなるようにした」と
は、塗布パターンの端部に進むにつれて塗布パターンの
単位面積当りの孔部が少なくなることを意味する。本発
明のスクリーン塗布方法によれば、スクリーン塗布され
た膜の輪郭部が厚膜にならず、従って、塗布パターン全
体が均一した膜厚で形成される。
ターンの端部に向かうにつれてスクリーン版から押し出
される塗布液量が段階的に少なくなるようにした」と
は、塗布パターンの端部に進むにつれて塗布パターンの
単位面積当りの孔部が少なくなることを意味する。本発
明のスクリーン塗布方法によれば、スクリーン塗布され
た膜の輪郭部が厚膜にならず、従って、塗布パターン全
体が均一した膜厚で形成される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下本発明をさらに詳細に説明す
る。図１はスクリーン版上に形成された塗布パターンの
一例、図２（Ａ）は塗布パターンの輪郭部に微細パター
ンを施した一例の図、図２（Ｂ）は塗布パターンの輪郭
部を段階的に変化させた一例の図である。図３は本発明
により得られる被塗布支持体上の塗膜の厚さは全体が均
一であることを表わしている。これに対して、図４は従
来技術により得られる被塗布支持体上のべた塗膜の厚さ
の状態を表わした図である。
る。図１はスクリーン版上に形成された塗布パターンの
一例、図２（Ａ）は塗布パターンの輪郭部に微細パター
ンを施した一例の図、図２（Ｂ）は塗布パターンの輪郭
部を段階的に変化させた一例の図である。図３は本発明
により得られる被塗布支持体上の塗膜の厚さは全体が均
一であることを表わしている。これに対して、図４は従
来技術により得られる被塗布支持体上のべた塗膜の厚さ
の状態を表わした図である。
【０００９】微細パターンの形状は図２にあげたものに
限られず、本発明の趣旨に沿うものであれば、どのよう
な形状でもよい。例えば、図２（Ａ）のコ字状の代り
に、山形、波形などであっても、図２（Ｂ）の円形の代
りに三角形、四角形などであってもよい。また、塗布パ
ターン輪郭部の微細パターンを施す範囲は、塗布パター
ン端部から１／２Ｌ〜Ｌの範囲（好ましくは塗布パター
ン端部から２／３Ｌまでの範囲）にするのがよい。こう
することによって、端部における塗布液量が良好にコン
トロールされて、塗膜の厚くなるのが制御できる。
限られず、本発明の趣旨に沿うものであれば、どのよう
な形状でもよい。例えば、図２（Ａ）のコ字状の代り
に、山形、波形などであっても、図２（Ｂ）の円形の代
りに三角形、四角形などであってもよい。また、塗布パ
ターン輪郭部の微細パターンを施す範囲は、塗布パター
ン端部から１／２Ｌ〜Ｌの範囲（好ましくは塗布パター
ン端部から２／３Ｌまでの範囲）にするのがよい。こう
することによって、端部における塗布液量が良好にコン
トロールされて、塗膜の厚くなるのが制御できる。
【００１０】
【実施例】次に実施例をあげて本発明を具体的に説明す
る。
る。
【００１１】実施例１ 塗布装置：平版スクリーン印刷機 スクリーン版厚さ：６０μｍ スクリーン版メッシュサイズ：２５０メッシュ スキージ：ウレタン製 塗布パターン：２５ｍｍ×２００ｍｍのべた短形パター
ン 被塗布支持体：ポリエステルフィルム（厚さ２５μｍ） インキ：固形分３０ｗｔ％（アルコール溶剤系インキ） 乾燥後ドライ膜厚：約５μｍ 上記条件で塗布パターン輪郭部に図２（Ａ）の微細パタ
ーン（ａ＝２ｍｍ、ｂ＝０．５ｍｍ、ｃ＝０．５ｍｍ）
を塗布した。その結果、パターン中心部の膜厚が４．９
μｍに対してパターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚
は５．１μｍであった。
ン 被塗布支持体：ポリエステルフィルム（厚さ２５μｍ） インキ：固形分３０ｗｔ％（アルコール溶剤系インキ） 乾燥後ドライ膜厚：約５μｍ 上記条件で塗布パターン輪郭部に図２（Ａ）の微細パタ
ーン（ａ＝２ｍｍ、ｂ＝０．５ｍｍ、ｃ＝０．５ｍｍ）
を塗布した。その結果、パターン中心部の膜厚が４．９
μｍに対してパターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚
は５．１μｍであった。
【００１２】実施例２ 微細パターンを図２（Ｂ）のパターン（各円形の直径は
ｐ＝２ｍｍ、ｑ＝０．５ｍｍ、ｒ＝０．３ｍｍ、ｓ＝
０．２ｍｍである）とした以外は実施例１と同じ条件で
塗布した。その結果、パターン中心部の膜厚が４．９μ
ｍに対して、パターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚
は５．０μｍであった。
ｐ＝２ｍｍ、ｑ＝０．５ｍｍ、ｒ＝０．３ｍｍ、ｓ＝
０．２ｍｍである）とした以外は実施例１と同じ条件で
塗布した。その結果、パターン中心部の膜厚が４．９μ
ｍに対して、パターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚
は５．０μｍであった。
【００１３】実施例３ 微細パターンの範囲をｂ＝０．３ｍｍ、ｃ＝０．３ｍｍ
としたこと以外は実施例１と同じ条件で塗布した。その
結果、パターン中心部の膜厚が４．９μｍに対して、パ
ターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚は５．５μｍで
あった。
としたこと以外は実施例１と同じ条件で塗布した。その
結果、パターン中心部の膜厚が４．９μｍに対して、パ
ターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚は５．５μｍで
あった。
【００１４】比較例１ 微細パターンを施さないこと以外は実施例１と同じ条件
で塗布した。その結果、塗布パターン端部から１ｍｍの
範囲が圧膜化し、パターン中心部の膜厚が４．９μｍに
対してパターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚は６．
４μｍであった。
で塗布した。その結果、塗布パターン端部から１ｍｍの
範囲が圧膜化し、パターン中心部の膜厚が４．９μｍに
対してパターン端部から０．５ｍｍの位置の膜厚は６．
４μｍであった。
【００１５】
【発明の効果】本発明によれば、スクリーン版上に形成
された塗布パターンの輪郭部に微細パターンを施するこ
とによって、被塗布支持体に塗布されたパターン輪郭部
の膜厚が厚くなるのを抑制し、均一な塗膜を得ることが
出来る。また、ロータリースクリーン印刷用の円筒形ス
クリーン版においても同様に効果が得られる。この効果
は塗布パターンが短形の場合に特に顕著である。
された塗布パターンの輪郭部に微細パターンを施するこ
とによって、被塗布支持体に塗布されたパターン輪郭部
の膜厚が厚くなるのを抑制し、均一な塗膜を得ることが
出来る。また、ロータリースクリーン印刷用の円筒形ス
クリーン版においても同様に効果が得られる。この効果
は塗布パターンが短形の場合に特に顕著である。
【図１】塗布パターンの一例である。
【図２】図２（Ａ）および（Ｂ）は本発明の塗布パター
ンの輪郭部に設けられた微細パターンの二例である。
ンの輪郭部に設けられた微細パターンの二例である。
【図３】本発明により被塗布支持体上に形成されたべた
塗膜の図である。
塗膜の図である。
【図４】従来技術により被塗布支持体上に形成されたべ
た塗膜の図である。
た塗膜の図である。
１ スクリーン版 ２ 塗布パターン ３ マスク ４ 微細パターン ５ 段階的パターン ６ 塗膜 ７ 被塗布支持体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊藤 嘉彦 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内 (72)発明者 清水 智仁 東京都大田区中馬込１丁目３番６号 株式 会社リコー内
Claims (3)
- 【請求項１】 スクリーン版上の塗布液をスキージでか
くことにより被塗布支持体に該塗布液を塗布する方法に
おいて、該スクリーン版上に形成された塗布パターンの
輪郭部に微細パターンを施すことを特徴とするスクリー
ン塗布方法。 - 【請求項２】 微細パターンの形状を塗布パターンの端
部に向かうにつれてスクリーン版から押し出される塗布
液量が段階的に少なくなるようにしたことを特徴とする
請求項１記載のスクリーン塗布方法。 - 【請求項３】 塗布パターン輪郭部の厚膜化する範囲を
Ｌとしたとき、微細パターンを施す範囲を塗布パターン
の端部から１／２Ｌ〜Ｌとすることを特徴とする請求項
１又は２記載のスクリーン塗布方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6617498A JPH11245534A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | スクリーン塗布方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6617498A JPH11245534A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | スクリーン塗布方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245534A true JPH11245534A (ja) | 1999-09-14 |
Family
ID=13308225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6617498A Pending JPH11245534A (ja) | 1998-03-02 | 1998-03-02 | スクリーン塗布方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11245534A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007060742A1 (ja) | 2005-11-28 | 2007-05-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 印刷マスク並びに太陽電池セル、フラットパネルディスプレイおよびチップコンデンサ |
| JP2013107344A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Murata Mfg Co Ltd | スクリーン印刷版 |
| JP2015074134A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 三井化学株式会社 | スクリーン印刷版および光学部材の製造方法 |
-
1998
- 1998-03-02 JP JP6617498A patent/JPH11245534A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007060742A1 (ja) | 2005-11-28 | 2007-05-31 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 印刷マスク並びに太陽電池セル、フラットパネルディスプレイおよびチップコンデンサ |
| JPWO2007060742A1 (ja) * | 2005-11-28 | 2009-05-07 | 三菱電機株式会社 | 印刷マスクおよび太陽電池セル |
| US7906366B2 (en) | 2005-11-28 | 2011-03-15 | Mitsubishi Electric Corporation | Printing mask and solar cell |
| JP2013107344A (ja) * | 2011-11-22 | 2013-06-06 | Murata Mfg Co Ltd | スクリーン印刷版 |
| JP2015074134A (ja) * | 2013-10-08 | 2015-04-20 | 三井化学株式会社 | スクリーン印刷版および光学部材の製造方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD01 | Notification of change of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421 Effective date: 20050225 |