JPH11245480A - 熱転写型プリンタ - Google Patents

熱転写型プリンタ

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JPH11245480A
JPH11245480A JP6617298A JP6617298A JPH11245480A JP H11245480 A JPH11245480 A JP H11245480A JP 6617298 A JP6617298 A JP 6617298A JP 6617298 A JP6617298 A JP 6617298A JP H11245480 A JPH11245480 A JP H11245480A
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JP
Japan
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recording
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JP6617298A
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Hideki Kadoma
秀喜 門間
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱転写型プリンタに電力を供給するバッテリ
ーを筐体内に着脱自在に収納する際、バッテリー収納部
をスペース効率良く設定する。 【解決手段】 本発明に係る熱転写型プリンタ10にお
いて、記録紙6を積層して収納した記録紙収納部11g
の上方に設けた印刷時記録紙ガイド部11gは、印刷
時に記録紙収納部11g側に搬送中の記録紙6を、外装
筐体11の底面11dに対して略1.5°程度傾斜させ
た記録紙載置台21に載置した最上層の記録紙の上方に
略沿うように斜め下方に向かって案内しているので、こ
の印刷時記録紙ガイド部11gより上方で且つ記録紙
6の給紙側と反対側にバッテリー収納収納部11hをス
ペース効率良く設けることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱転写型プリンタ
に電力を供給するバッテリーを筐体内に着脱自在に収納
する際、バッテリー収納部をスペース効率良く設定して
構成した熱転写型プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、印刷分野において、高解像度、多
階調でかつ取り扱い容易なプリンタとして、熱転写型プ
リンタが多く採用されている。
【0003】この種の熱転写型プリンタは、ビデオカメ
ラとかディジタルスチルカメラなどで撮影した画像を複
数のインクを塗布したインク紙を用いて記録紙上に直ち
にカラー画像として印刷できることから盛んに使用され
ており、この際、小型で携帯性の良い熱転写型プリンタ
が開発されている。
【0004】そして、携帯性を備えた熱転写型プリンタ
の一例として、特開昭63−128963号公報に、カ
セット内に用紙とインクリボンとバッテリーを備えた画
像形成装置が開示されている。
【0005】図9は従来の画像形成装置を説明するため
の側面図である。図9に示した従来の画像形成装置11
0は、特開昭63−128963号公報に開示されてい
るものであり、ここでは簡略に説明する。
【0006】図9に示した従来の画像形成装置110は
携帯可能に小型に構成されており、この装置110の基
台となる画像形成装置本体111の上面に原稿台112
が形成されている。また、原稿台112は開閉自在な原
稿カバー113によって上方から被覆されている。ま
た、原稿台112の下面には、光源114,レンズ11
5,CCDアレイ116を備えた読取部117が矢印A
またはB方向に水平移動自在に設けられている。
【0007】また、画像形成装置本体111の内部下方
には、載置板118上にカセット100が載置されてい
る。この載置板118は回転軸119により軸支されて
いる。また、載置板118の下面にはコイルスプリング
120の一端が取り付けられており、このコイルスプリ
ング120によって載置板118が後述の給紙ローラ1
21側に向かって下方に傾斜するように取り付けられて
いる。
【0008】また、カセット100の内部は仕切板10
1によって上下2段に分割されている。そして、仕切板
101の上側に昇華性染料を担持したインクリボン10
2が収納され、且つ、仕切板101の下側に用紙103
が収納され、更に、用紙103の下方にバッテリー10
4が収納されている。このバッテリー104には、カセ
ット100内に収納した用紙103の全てに画像を形成
するに必要な電力が蓄積されている。
【0009】また、画像形成装置本体111の一方の側
面には開口部111aが設けられている。
【0010】また、画像形成装置本体111の内部に
は、給紙ローラ121,テンションローラ122,サー
マルヘッド123,プラテンローラ124が設けられて
いる。そして、給紙ローラ121で給紙された用紙10
3と、インクリボン102とを重ね合わせてサーマルヘ
ッド123とプラテンローラ124との間に搬送して、
読取部117で読み取った画像を印刷する際に、サーマ
ルヘッド123でインクリボン102を加熱すること
で、用紙103の表面に昇華性染料が転写される構造に
なっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の画像形成装置110では、カセット100内に収納
した用紙103の下方にバッテリー104が収納されて
いるので、携帯可能に小型に構成されているものの、こ
のバッテリー104はカセット100内に収納した用紙
103の全てに画像を形成するに必要な電力が蓄積され
ているにすぎない。 従って、カセット100を交換す
る度にバッテリー104も交換しなければならず、画像
形成装置110のランニングコストが高くついてしま
う。また、バッテリー104の容量は、上記したように
用紙103の全てに画像を形成するに必要な蓄積量であ
れば良いので、バッテリー104は薄板状に形成されて
いるものであるが、バッテリー104の容量を大きくし
たい場合にはバッテリー104の設置スペースに問題が
残ってしまう。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、熱転写型プリンタに電力を供給
するバッテリーを着脱自在に収納した筐体と、前記筐体
内の下方で複数枚の記録紙を積層して収納した記録紙収
納部と、前記記録紙収納部に積層した前記記録紙を給紙
する回転可能な給紙ローラと、前記給紙ローラで給紙し
た前記記録紙を常時挟持し、且つ、非印刷時に前記記録
紙を前記筐体に形成した記録紙排紙口側に搬送する一
方、印刷時に前記記録紙を前記記録紙排紙口側と逆方向
の前記記録紙収納部側に搬送するために、モータと連結
して正逆転するキャプスタンローラとこれに圧接して従
動回転するピンチローラと、複数のインク色を塗布した
インク紙を供給リールと巻取リールとに巻回させた状態
で印刷時に前記インク紙を前記記録紙から剥離しながら
前記巻取リール側に巻き取るインク紙巻取手段と、印刷
時に前記インク紙の各インク色に応じた画像情報を供給
され、各インク色に応じた前記画像情報を前記インク紙
を介して前記記録紙に転写させるサーマルヘッドと、印
刷時に前記サーマルヘッドとの間で前記インク紙と前記
記録紙とを重ね合わせた状態で搬送するプラテンローラ
とを備えた熱転写型プリンタにおいて、前記記録紙収納
部に積層した前記記録紙を載置し、且つ、積層した前記
記録紙の給紙側の端部を前記キャプスタンローラと前記
ピンチローラとの設置高さに合わせて前記筐体の底面に
対して高い位置に設定する一方、前記記録紙の給紙側と
反対側の端部を前記筐体の底面に対して低い位置に設定
するように前記筐体の底面に対して傾斜させた記録紙載
置台と、前記記録紙収納部の上方に設けられ、且つ、印
刷時に前記記録紙収納部側に搬送中の前記記録紙を前記
記録紙載置台に載置した最上層の前記記録紙の上方に略
沿うように斜め下方に向かって案内する印刷時記録紙ガ
イド部と、前記印刷時記録紙ガイド部より上方で且つ前
記記録紙の給紙側と反対側に設けられ、前記バッテリー
を着脱自在に収納するバッテリー収納収納部とを具備し
たことを特徴とする熱転写型プリンタである。
【0013】また、上記発明の熱転写型プリンタにおい
て、前記筐体は、前記印刷時記録紙ガイド部より上方で
且つ前記巻取リール側に前記バッテリー収納収納部を設
ける一方、前記供給リール側に前記記録紙排紙口を設け
たことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わる熱転写型プ
リンタの一実施例を図1乃至図8を参照して詳細に説明
する。
【0015】図1は本発明に係る熱転写型プリンタに適
用されるインク紙カートリッジを示した斜視図、図2
(A)〜(F)は図1に示したインク紙カートリッジに
収納したインク紙を説明するための図である。
【0016】まず、図1に示した如く、本発明に係る熱
転写型プリンタに適用されるインク紙カートリッジ1
は、外装部品となるカートリッジ2内に、熱溶融性イン
クを用いたインク紙3が供給リール4と巻取リール5と
に巻回して収納されている。このインク紙カートリッジ
1は、後述するように記録紙6(図4〜図6)の名刺サ
イズに合わせ、且つ、後述するように薄い基板の一端に
取り付けた棒状ガラス部材に沿って複数の発熱体を有す
る端面型のサーマルヘッド36(図5〜図6)がカート
リッジ2に形成した供給側インク紙ガイド2aと巻取側
インク紙ガイド2bとの間の開口部2c内に進入できる
ようなっている。そして、インク紙カートリッジ1は、
矢印N方向を先頭にして後述する熱転写型プリンタ10
(図3)の外装筐体11の後面11bに形成したインク
紙カートリッジ挿脱口11bから交換可能に装着され
ている。
【0017】ここで、カートリッジ2内に収納したイン
ク紙3について、図2(A)〜(F)を用いて説明す
る。
【0018】上記インク紙3は、ポリエステル薄膜材な
どで形成されたベースフィルム面上の長手方向に複数の
熱溶融性インクを順次繰り返して塗布して作成したもの
である。尚、インク紙3に熱溶融性インクを用いている
ため、この熱溶融性インクに対応して転写性能の良い多
孔性の記録紙6(図4〜図6)を採用している。
【0019】上記インク紙3は、図2(A)に示したよ
うにイエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C)の
3色のインクを順次繰り返して塗布したものとか、図2
(B)に示したように後述する記録紙6(図4〜図6)
として普通紙を用いた際に印刷前の普通紙にアンダーコ
ートをするために上記複数のインク(Y,M,C)の前
に透明なアンダーコート用インク(U.C)を加えて作
成したものとか、図2(C)に示したように印刷後の記
録紙6に保護用としてオーバコートをするために上記複
数のインク(Y,M,C)の後に透明なオーバコート用
インク(O.C)を加えて作成したものとか、更に、上
記図2(A)〜(C)の組み合わせにブラック(BK)
のインクを加えて図2(D)〜(F)に示したように作
成したものとかが用いられている。
【0020】また、インク紙3の各インク色の頭出し位
置を検出するために、例えば、図2(A)に示したよう
に、各インク色の先頭部位にインク色検出マークM
が設けられており、これと同様に図2(B)〜図2
(F)の場合にもインク色検出マークが設けられている
が、図示を省略する。
【0021】次に、本発明に係る熱転写型プリンタ10
の構成について、図3乃至図6を用いて説明する。
【0022】図3は本発明に係る熱転写型プリンタの外
観を示した斜視図、図4は本発明に係る熱転写型プリン
タを底面側から見た斜視図であり、(A)は記録紙用ド
アが閉じた状態を示し、(B)は記録紙用ドアが開いた
状態を示した図、図5(A),(B)は本発明に係る熱
転写型プリンタを底面側から見て示した底面図,側断面
図、図6は本発明に係る熱転写型プリンタの構成を示し
た構成図である。
【0023】図3に示した如く、本発明に係る熱転写型
プリンタ10の外観形状は、直方体形状で縦横高さが1
30×94×36(mm)と小型に構成されており、且
つ、内部に電力供給用のバッテリーを備えて携帯性良く
構成されている。
【0024】上記熱転写型プリンタ10では、筐体を構
成する外装筐体11が箱状に形成されており、図示手前
の前面11aと対向した後面11b側にインク紙カート
リッジ1(図1)を挿脱するためのインク紙カートリッ
ジ挿脱口11bと、このインク紙カートリッジ挿脱口
11bを覆うべく開閉自在なインク紙用ドア12と、
後述のバッテリー70(図6)を挿脱するためのバッテ
リー挿脱口11bと、このバッテリー挿脱口11b
を覆う開閉自在なバッテリードア13とが形成されてい
る。
【0025】また、外装筐体11の天面11cには、熱
転写型プリンタ10を操作するための複数の操作ボタン
14と、印刷状態を表示するための液晶パネル15とが
取り付けられている。
【0026】また、外装筐体11の天面11cと対向す
る底面11dに開口した記録紙挿入口11dに記録紙
用ドア16がヒンジ17を介して開閉自在に取り付けら
ている。
【0027】また、筐体の一方の側面(図3で左側面)
11eに記録紙6を排紙するための記録紙排紙口11e
が開口されており、一方の側面11eと対向する他方
の側面(図3で右側面)11f側の内部にバッテリー7
0(図6)を収納するバッテリー収納部11h(図6)
が設けられている。
【0028】ここで、熱転写型プリンタ10内に記録紙
6を挿入する場合は、図4(A),(B)に示したよう
に、外装筐体11の底面11d側を上にして、ロック釦
18よる記録紙用ドア16へのロックを解除して記録紙
用ドア16を開くと、底面11dに開口した記録紙挿入
口11dと対向して外装筐体11の内部に記録紙6を
積層して収納する記録紙収納部11gが形成されてい
る。また、外装筐体11の記録紙収納部11gの上方に
は、記録紙6の給紙側に仕切り板30が設けられ、且
つ、記録紙6の給紙側と逆方向に後述する印刷時に記録
紙収納部11g側に搬送中の記録紙6を案内する印刷時
記録紙ガイド部11gが形成されている。従って、外
装筐体11の底面11d側で閉蓋した記録紙用ドア16
と、外装筐体11内の仕切り板30及び印刷時記録紙ガ
イド部11gとの間に名刺サイズの記録紙6を複数枚
積層して収納できる記録紙収納部11gが形成されたこ
とになる。
【0029】また、外装筐体11内の仕切り板30側に
は、半月状の給紙ローラ31が仕切り板30に形成した
孔30aに臨んで図5(B),図6に示した矢印方向に
回転可能に設けられている。この際、給紙ローラ31
は、図4(A)及び図5(A)に示したように、記録紙
6の巾方向の一方の端部側に片寄って設けられている。
【0030】更に、図4(B)及び図5(A),(B)
に示したように、給紙ローラ31より下流側で記録紙6
の給紙方向前方に、記録紙収納部11gに積層した記録
紙6を一枚づづ分離するためのスリットを形成したスリ
ット部材32が設けられている。上記スリット部材32
は給紙ローラ31側よりの記録紙6の一方の先端部近傍
に設けられているので、給紙ローラ31の記録紙6への
駆動力がこの給紙ローラ31と接近したスリット部材3
2に伝達できるので、給紙時に記録紙6を確実に一枚づ
づ分離することができる。
【0031】一方、開閉自在な記録紙用ドア16の裏面
には、給紙ローラ31と対向する位置に圧縮バネ19を
嵌め込んだ円筒状押圧部材20が記録紙用ドア16の裏
面に取り付けた記録紙載置台21を介して出没自在に取
り付けられている。そして、記録紙用ドア16を閉じる
と、記録紙用ドア16の裏面で圧縮バネ19の付勢力を
介して取り付けた円筒状押圧部材20が、記録紙載置台
21に積層した複数の記録紙6を仕切り板30を介して
給紙ローラ31側に押圧しているので、給紙ローラ31
が回転すると、記録紙載置台21に積層した最上層の記
録紙6の給紙方向先端部がスリット部材32により一枚
だけ分離されて給紙方向に搬送される。
【0032】ここで、図5(B)及び図6に示したよう
に、記録紙用ドア16を閉じた時に、記録紙用ドア16
の裏面側で複数の記録紙6を積層して載置した記録紙載
置台21は、積層した記録紙6の給紙側の端部を後述す
るキャプスタンローラ34とピンチローラ35との設置
高さに合わせて外装筐体11の底面11dに対して高い
位置に設定する一方、記録紙6の給紙側と反対側の端部
を外装筐体11の底面11dに対して低い位置に設定す
るように外装筐体11の底面11dに対して略1.5°
程度傾斜させている。
【0033】一方、記録紙載置台21の傾斜に対応させ
て、記録紙収納部11gの上方に設けた印刷時記録紙ガ
イド部11gは、後述する印刷時に記録紙収納部11
g側に搬送中の記録紙6を記録紙載置台21に載置した
最上層の記録紙6の上方に略沿うように斜め下方に向か
って案内できるように形成されている。
【0034】また、図6に拡大して示したように、スリ
ット部材32より下流側には記録紙6の印刷開始位置を
決めるために記録紙6の印刷方向先端部を検出する印刷
方向先端部検出センサ33が設けられ、更に、この印刷
方向先端部検出センサ33より下流側に記録紙6を一定
の速度で左右方向(矢印X,X方向)に往復動させ
るためにパルスモータPMと連結して時計方向及び反時
計方向に正逆転自在に回転駆動するキャプスタンローラ
34と、このキャプスタンローラ34に常時圧接して記
録紙6をキャプスタンローラ34との間で常時挟持しな
がら従動するピンチローラ35とが設けられている。こ
の際、キャプスタンローラ34とピンチローラ35は、
後述するように、非印刷時に記録紙6を外装筐体11に
形成した記録紙排紙口11e側(矢印X方向)に搬
送する一方、印刷時に記録紙6を記録紙排紙口11e
側と逆方向の記録紙収納部11g側(矢印X方向)に
搬送している。
【0035】また、キャプスタンローラ34及びピンチ
ローラ35より下流側には、インク紙3のインク色側の
裏側に複数の発熱体をインク紙3及び記録紙6の巾方向
に備えた端面型のサーマルヘッド36が下方に向かって
略垂直に固定設置され、且つ、このサーマルヘッド36
に対してフリー回転可能なプラテンローラ37がカムホ
イール(図示せず)によって回動するアーム38を介し
て実線で示した退避位置と二点鎖線で示した接触位置と
の間を接離自在に設けられている。この際、プラテンロ
ーラ37を支持したアーム38の回動軸39に印刷時の
みプラテンローラ37をサーマルヘッド36側に押圧す
るためのネジリバネ40が設けられている。従って、印
刷時にはプラテンローラ37が記録紙6とインク紙3と
を重ね合わせてサーマルヘッド36側に押圧しながら回
転できる構造になっている。
【0036】また、サーマルヘッド36及びプラテンロ
ーラ37より下流で、且つ、インク紙カートリッジ1の
供給リール4側に、印刷方向後端部検出センサ41とイ
ンク紙カートリッジガイド42とが設けられている。こ
の印刷方向後端部検出センサ41は、記録紙6の印刷終
了位置を決めるために記録紙6の印刷方向後端部を検出
するものであり、記録紙6と対向して記録紙6の下方に
設けられている。また、インク紙カートリッジガイド4
2は、インク紙カートリッジ1の形状に合わせて設けら
れており、インク紙カートリッジ1の挿脱を案内してい
る。
【0037】そして、記録紙6の給紙から排紙までに至
る間の記録紙6の搬送路が略一直線となるように上記各
構成部材が設置され、一方、印刷時に記録紙収納部11
g側に搬送中の記録紙6は記録紙載置台21に載置した
最上層の記録紙6の上方に略沿うように斜め下方に向か
って搬送されている。
【0038】また、外装筐体11内で給紙ローラ31と
インク紙カートリッジ1の巻取リール5との間には、給
紙ローラ31と巻取リール5とを選択的に切り換えて駆
動する給紙ローラ駆動手段兼用インク紙巻取駆動手段6
0が設けられている。この給紙ローラ駆動手段兼用イン
ク紙巻取駆動手段60の詳細な図示を省略するものの、
モータの回転方向によって揺動する揺動ギアが各駆動手
段側のギヤ列に選択的に噛合することで駆動力の伝達を
切り換えるようになっている。
【0039】また、本発明に係る熱転写型プリンタ10
に電力を供給するバッテリー70を収納するバッテリー
収納部11hは、記録紙6を積層して収納した記録紙収
納部11gの上方に設けた印刷時記録紙ガイド部11g
より上方で且つ記録紙6の給紙側と反対側にスペース
効率良く設けられている。ここで、印刷時記録紙ガイド
部11gが後述する印刷時に図8に拡大して示しよう
に記録紙収納部11g側に搬送中の記録紙6を記録紙載
置台21に載置した最上層の記録紙6の上方に略沿うよ
うに斜め下方に向かって案内できるように形成されてい
るので、印刷時記録紙ガイド部11gより上方で且つ
記録紙6の給紙側と反対側に設けたバッテリー収納部1
1hを低く設定できる。この理由を説明すると、印刷時
記録紙ガイド部11gが仮にない場合には、記録紙収
納部11g側に搬送中の記録紙6が図8中の二点鎖線で
示したように給紙から排紙まで略一直線とした延長線上
を搬送されることになるので、バッテリー収納部11h
は二点鎖線で示した位置より上方に設けなければなら
ず、熱転写型プリンタ10の高さが高くなってしまい、
小型化を達成できないことになる。従って、これを避け
るために、記録紙6を載置した記録紙載置台21を外装
筐体11の底面11dに対して略1.5°程度傾斜させ
ると共に、記録紙載置台21の傾斜に略対応させて印刷
時記録紙ガイド部11gを形成して、この印刷時記録
紙ガイド部11gより上方で且つ記録紙6の給紙側と
反対側にバッテリー収納部11hを設けることにより、
熱転写型プリンタ10の高さを低くでき、熱転写型プリ
ンタ10の小型化を達成できた。
【0040】次に、上記構成による熱転写型プリンタ1
0により記録紙6上にカラー画像を印刷する動作につい
て、図6〜図8を併用して簡略に説明する。
【0041】図7(A)〜(E)は本発明に係る熱転写
型プリンタにおいて、記録紙6上にカラー画像を印刷す
る動作について説明するための図、図8は図7(D)に
示した印刷状態を拡大して示した図である。
【0042】まず、図7(A)に示した如く、熱転写型
プリンタ10が初期状態である時には、半月状の給紙ロ
ーラ31が最上層の記録紙6に接することなく、最上層
の記録紙6の上方で停止している。また、パルスモータ
(図示せず)と連結したキャプスタンローラ34は停止
しており、このキャプスタンローラ34に常時圧接して
いるピンチローラ35も当然停止している。また、供給
リール4と巻取リール5との間に掛け渡したインク紙3
も停止している。更に、軸39を回動中心として回動す
るアーム38にフリー回転可能に支持されたプラテンロ
ーラ37は、供給リール4と巻取リール5の間に固定設
置したサーマルヘッド36から退避している。
【0043】次に、図7(B)に示した如く、図示しな
いモータの回転方向によって給紙ローラ駆動手段側に切
り換わる給紙ローラ駆動手段兼用インク紙巻取駆動手段
60(図6)により給紙ローラ31が最上層の記録紙6
に圧接しながら矢印方向(反時計方向)に回転して、最
上層の記録紙6の給紙方向先端部のみがスリット部材3
2のスリットを通過できるので最上層の記録紙6が下方
の記録紙6に対して分離される。この後、給紙ローラ3
1で矢印X方向に搬送された記録紙6は、給紙ローラ
31の作動と略同時にパルスモータ(図示せず)によっ
て時計方向に回転を開始したキャプスタンローラ34と
これに従動するピンチローラ35の間に挟持される。こ
こでも、プラテンローラ37はサーマルヘッド36から
退避している。
【0044】次に、図7(C)に示した如く、記録紙6
がキャプスタンローラ34とピンチローラ35とにより
矢印X方向に完全に搬送可能となると、給紙ローラ3
1は最上層の記録紙6から離れて停止するものの、記録
紙6はキャプスタンローラ34とピンチローラ35とに
より矢印X方向に搬送を続け、記録紙6の給紙方向先
端部と反対側となる記録紙6の印刷方向先端部が印刷方
向先端部検出センサ33で検出された時に、キャプスタ
ンローラ34の時計方向への回転が停止して、記録紙6
が外装筐体11に形成した記録紙排紙口11eから大
きく突出した状態で停止する。ここでも、プラテンロー
ラ37はサーマルヘッド36から退避しているので、記
録紙6の印刷は行われていない。
【0045】次に、図7(D)に示した如く、記録紙6
の印刷開始位置が検出されると、直ちにアーム38に軸
支されたプラテンローラ37が記録紙6とインク紙3と
を重ね合わせるようにサーマルヘッド36側に移動し
て、プラテンローラ37がネジリバネ40の付勢力によ
りサーマルヘッド36側に押圧される。これと略同時、
パルスモータ(図示せず)によってキャプスタンローラ
34が反時計方向に回転するのでキャプスタンローラ3
4とピンチローラ35の間に挟持されている記録紙が矢
印X方向に搬送されると共に、図示しないモータの回
転方向によってインク紙巻取駆動手段側に切り換わる給
紙ローラ駆動手段兼用インク紙巻取駆動手段60(図
6)により巻取リール5が矢印Y方向(反時計方向)に
回転するのでインク紙3が巻き取られる。ここで、イン
ク紙3を巻取リール5側に巻き取りながら1色目のイエ
ロー(Y)のインク色検出マークM{図2(A)}を
図示しないホトセンサで検出してイエロー(Y)の頭出
しを行い、サーマルヘッド36に1色目のイエロー
(Y)に対応した画像情報が供給されると、図8に拡大
して示したように、供給リール4から送り出されたイン
ク紙3はカートリッジ2に形成した供給側インク紙ガイ
ド2aに案内されてサーマルヘッド36に至り、この
後、インク紙3を巻き取りながらサーマルヘッド36で
記録紙6に1色目のイエロー(Y)の印刷開始する。こ
のイエロー(Y)の印刷中では、インク紙3の巻取張力
によりインク紙3がサーマルヘッド36を通過した時点
で記録紙6から強制的に剥離できるようにカートリッジ
2に巻取側インク紙ガイド2bが形成され、この巻取側
インク紙ガイド2bに案内されてインク紙3が巻取リー
ル5に巻き取られている。また、イエロー(Y)を印刷
された記録紙6は、図8に拡大してして示したように、
外装筐体11の底面11dに対して略1.5°程度傾斜
した記録紙載置台21に載置した最上層の記録紙6と、
この最上層の記録紙6に略沿うように記録紙収納部11
g側に搬送中の記録紙6を案内する印刷時記録紙ガイド
部11gとの間に一時的に収納される。
【0046】次に、図7(E)に示した如く、1色目の
イエロー(Y)の記録紙6の印刷方向後端部が印刷方向
後端部検出センサ41で検出されると1色目のイエロー
(Y)の印刷が終了するので、プラテンローラ37がサ
ーマルヘッド36から直ちに離れて退避すると共に、イ
ンク紙3及び記録紙6の搬送も停止する。この後は、図
7(C)で説明した動作に再び戻り、上記と同様に図7
(C)〜図7(E)の動作を繰り返して2色目のマゼン
タ(M),3色目のシアン(C)を印刷して、印刷が終
了した時点では記録紙6上にカラー画像が得られる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる熱転写型プ
リンタによると、とくに、記録紙収納部の上方に設けた
印刷時記録紙ガイド部は、印刷時に記録紙収納部側に搬
送中の記録紙を、外装筐体の底面に対して傾斜させた記
録紙載置台に載置した最上層の記録紙の上方に略沿うよ
うに斜め下方に向かって案内しているので、この印刷時
記録紙ガイド部より上方で且つ記録紙の給紙側と反対側
にバッテリー収納収納部をスペース効率良く設けること
ができ、これによりバッテリー収納収納部の高さを低く
押さえることができるので、熱転写型プリンタの小型化
達成に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱転写型プリンタに適用されるイ
ンク紙カートリッジを示した斜視図である。
【図2】(A)〜(F)は図1に示したインク紙カート
リッジに収納したインク紙を説明するための図である。
【図3】本発明に係る熱転写型プリンタの外観を示した
斜視図である。
【図4】本発明に係る熱転写型プリンタを底面側から見
た斜視図である。
【図5】(A),(B)は本発明に係る熱転写型プリン
タを底面側から見て示した底面図,側断面図である。
【図6】本発明に係る熱転写型プリンタの構成を示した
構成図である。
【図7】(A)〜(E)は本発明に係る熱転写型プリン
タにおいて、記録紙6上にカラー画像を印刷する動作に
ついて説明するための図である。
【図8】図7(D)に示した印刷状態を拡大して示した
図である。
【図9】従来の画像形成装置を説明するための側面図で
ある。
【符号の説明】
1…インク紙カートリッジ、3…インク紙、4…供給リ
ール、5…巻取リール、6…記録紙、10…熱転写型プ
リンタ、11…筐体(外装筐体)、11g…記録紙収納
部、11g…印刷時記録紙ガイド部、11h…バッテ
リー収納部、11e…記録紙排紙口、21…記録紙載
置台、31…給紙ローラ、34…キャプスタンローラ、
35…ピンチローラ、36…サーマルヘッド、37…プ
ラテンローラ、60…給紙ローラ駆動手段兼用インク紙
巻取駆動手段、70…バッテリー、PM…キャプスタン
ローラ用のパルスモータ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱転写型プリンタに電力を供給するバッテ
    リーを着脱自在に収納した筐体と、 前記筐体内の下方で複数枚の記録紙を積層して収納した
    記録紙収納部と、 前記記録紙収納部に積層した前記記録紙を給紙する回転
    可能な給紙ローラと、 前記給紙ローラで給紙した前記記録紙を常時挟持し、且
    つ、非印刷時に前記記録紙を前記筐体に形成した記録紙
    排紙口側に搬送する一方、印刷時に前記記録紙を前記記
    録紙排紙口側と逆方向の前記記録紙収納部側に搬送する
    ために、モータと連結して正逆転するキャプスタンロー
    ラとこれに圧接して従動回転するピンチローラと、 複数のインク色を塗布したインク紙を供給リールと巻取
    リールとに巻回させた状態で印刷時に前記インク紙を前
    記記録紙から剥離しながら前記巻取リール側に巻き取る
    インク紙巻取手段と、 印刷時に前記インク紙の各インク色に応じた画像情報を
    供給され、各インク色に応じた前記画像情報を前記イン
    ク紙を介して前記記録紙に転写させるサーマルヘッド
    と、 印刷時に前記サーマルヘッドとの間で前記インク紙と前
    記記録紙とを重ね合わせた状態で搬送するプラテンロー
    ラとを備えた熱転写型プリンタにおいて、 前記記録紙収納部に積層した前記記録紙を載置し、且
    つ、積層した前記記録紙の給紙側の端部を前記キャプス
    タンローラと前記ピンチローラとの設置高さに合わせて
    前記筐体の底面に対して高い位置に設定する一方、前記
    記録紙の給紙側と反対側の端部を前記筐体の底面に対し
    て低い位置に設定するように前記筐体の底面に対して傾
    斜させた記録紙載置台と、 前記記録紙収納部の上方に設けられ、且つ、印刷時に前
    記記録紙収納部側に搬送中の前記記録紙を前記記録紙載
    置台に載置した最上層の前記記録紙の上方に略沿うよう
    に斜め下方に向かって案内する印刷時記録紙ガイド部
    と、 前記印刷時記録紙ガイド部より上方で且つ前記記録紙の
    給紙側と反対側に設けられ、前記バッテリーを着脱自在
    に収納するバッテリー収納収納部とを具備したことを特
    徴とする熱転写型プリンタ。
  2. 【請求項2】前記筐体は、前記印刷時記録紙ガイド部よ
    り上方で且つ前記巻取リール側に前記バッテリー収納収
    納部を設ける一方、前記供給リール側に前記記録紙排紙
    口を設けたことを特徴とする請求項1記載の熱転写型プ
    リンタ。
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