JPH11245413A - 液体噴射記録装置およびその製造方法 - Google Patents

液体噴射記録装置およびその製造方法

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JPH11245413A
JPH11245413A JP4710898A JP4710898A JPH11245413A JP H11245413 A JPH11245413 A JP H11245413A JP 4710898 A JP4710898 A JP 4710898A JP 4710898 A JP4710898 A JP 4710898A JP H11245413 A JPH11245413 A JP H11245413A
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liquid
substrate
etching
flow path
recording apparatus
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JP4710898A
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Michiaki Murata
道昭 村田
Naibe Reegan
レーガンナイベ
Yutaka Mori
豊 森
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体流路基板と駆動素子基板の接着面の剥が
れを防止し、機械的強度を向上させた液体噴射記録装
置、および、そのような液体噴射記録装置を、制御性よ
くしかも低コストで製造する製造方法を提供する。 【解決手段】 液体流路基板1に形成する液体供給口1
3、共通液室5、個別流路3を、それぞれ別の湿式異方
性エッチングで形成する。そのため、液体供給口13を
共通液室5の一部のみに形成して液体流路基板1の機械
的強度を高めることができる。また、液体供給口13を
矩形状に形成でき、クラックなどの発生を防止できる。
さらに、共通液室5を溝状に形成することで、高さ(エ
ッチング深さ)や広さなどを任意に設計でき、吐出特性
を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出するた
めの吐出口およびこれに対応する個別液体流路と、個別
液体流路に直接あるいは間接的に連通し、個別流路の配
設方向に延在する共通液室と、共通液室に液体を供給す
るための液体供給口が設けられ、液体供給口から共通液
室を介して個別液体流路に液体を供給するヘッドチップ
を有する液体噴射記録装置およびその製造方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、液体噴射記録装置に用いられ
る記録方式として、代表的なものに、圧電材料により圧
力室を機械的に変形させ、生じた圧力で液体を液体吐出
口から噴射させる圧電方式や、液体流路に配されたヒー
タに通電して発熱させ、液体を気化させて、その圧力に
より液体を液体吐出口から噴射させるサーマル方式など
の液体噴射記録装置が知られている。
【0003】図10は、従来の液体噴射記録装置の一例
におけるヘッドチップおよび液体供給口部材近傍の斜視
図、図11は、同じくA−A’断面図である。図中、1
は液体流路基板、2はノズル、3は個別流路、4は発熱
体、5は共通液室、6はヒートシンク、7は配線基板、
8はボンディングワイヤ、9は封止剤、10は駆動素子
基板、11は液体供給部材、12は液体流路管、13は
液体供給口である。図10,図11ではサーマル型の液
体噴射記録装置を示している。
【0004】ヘッドチップは液体流路基板1と駆動素子
基板10とを貼り合わせて構成されている。液体流路基
板1には複数の個別流路3が形成されており、個別流路
3は外部に開口してノズル2が形成されている。また、
液体流路基板1には共通液室5も形成されており、複数
の個別流路3は内部で共通液室5と液的に連通してい
る。共通液室5には、液体を供給するための液体供給口
13が設けられている。
【0005】駆動素子基板10には、液体流路基板1に
形成された複数の個別流路3に対応して、それぞれの個
別流路3の途中に配置されるように、発熱体4が設けら
れている。この発熱体4は液体を吐出させるための駆動
素子であり、発熱体4の発熱によって個別流路3内に気
泡が発生し、発生した気泡の圧力によって液滴をノズル
2から吐出して記録を行なう。また駆動素子基板10に
は、発熱体4を駆動するための電気信号を供給するため
の電極が形成され、さらには駆動回路なども形成される
ことがある。さらに、駆動素子基板10上に形成する樹
脂層をエッチングし、図11に示すように個別流路3と
共通液室5を連通させるための流路(バイパスピット)
が形成されることもある。
【0006】液体流路基板1および駆動素子基板10
は、例えばシリコン等で構成することができる。液体流
路基板1に形成されている個別流路3、共通液室5など
は、例えば湿式の異方性エッチングによって形成するこ
とができる。共通液室5は、この異方性エッチングによ
り液体流路基板1を貫通する貫通孔として形成され、そ
の一方の開口が液体の流入口である液体供給口13とな
る。異方性エッチングでは、所定の角度を有してエッチ
ングされるので、個別流路3は三角形状に形成され、共
通液室5は液体供給口13から内部に向けて広がるよう
な形状に形成される。
【0007】液体供給部材11は、図示しない液体タン
クから供給される液体を共通液室5へ供給するための液
体流路管12を有している。液体供給部材11は、液体
流路管12の開口が共通液室5の液体供給口13と連通
するように、液体流路基板1と接着されている。
【0008】また、駆動素子基板10はヒートシンク6
に熱伝導性のよい接着剤などで接着されており、発熱体
4において発生する熱をヒートシンク6へ逃がす。ま
た、ヒートシンク6には配線基板7も配設されており、
プリンタ本体から供給される電力や信号をボンディング
ワイヤ8を介してヘッドチップに伝えると共に、ヘッド
チップに設けられている各種のセンサの信号等をプリン
タ本体へ伝える。さらに、ボンディングワイヤ8の保護
と、ヘッドチップと液体供給部材11の固着の補強のた
めに、ヘッドチップのノズル2を有する面の反対面と、
液体供給部材11とヒートシンク6で囲まれる空間に、
封止剤9が注入されている。
【0009】このようにして作成された液体噴射記録装
置には、図示しない液体タンクから液体が供給される。
液体タンクから供給される液体は、液体供給部材11の
液体流路管12から共通液室5に供給され、各個別流路
3へと供給される。各ノズル2は大気に解放されている
ので、そのままでは液体がノズル2から溢れ出す。その
ため、液体の流路の内部では液体タンク内の液体含浸部
材や負圧発生機構によって、常に0mmH2 O〜−20
0mmH2 Oの負圧状態に保たれている。
【0010】次に、上述の液体噴射記録装置の製造工程
の一例について説明する。図12は、従来の液体噴射記
録装置における液体流路基板の製造工程の一例を示す工
程図である。図中、21はSiO2 膜、22はSiN膜
である。図12(A)に示す液体流路基板1となるSi
基板に対して、図12(B)において熱酸化によりSi
2 膜21を形成し、図12(C)においてノズルを含
む個別流路3となる部分および共通液室5となる部分を
ホトリソグラフィー法とドライエッチング法を用いてパ
ターニングする。用いるSi基板の結晶方位は<100
>面である。
【0011】続いて図12(D)に示すように、減圧C
VD法によりSiN膜22を形成し、図12(E)に示
すように共通液室5となる部分をホトリソグラフィー法
とドライエッチング法を用いてパターニングする。
【0012】続いてこのSiN膜22をエッチングマス
クとしてSi基板に対してKOH水溶液によるエッチン
グを実施する。このエッチングは、図12(F)に示す
ようにSi基板を貫通するまで行ない、貫通孔は共通液
室5となり、その開口は液体供給口13となる。
【0013】続いて図12(G)に示すようにSiN膜
22を燐酸溶液により選択的にエッチング除去し、今度
はSiO2 膜21をエッチングマスクとしてSi基板に
対してKOH水溶液によるエッチングを実施し、図12
(H)に示すように個別流路3となる溝を形成する。こ
のとき、多少、共通液室5の部分もエッチングされる。
最後にSiO2 膜32をフッ酸溶液により選択的にエッ
チング除去し、図12(I)に示すように液体流路基板
1となるSi基板の加工を完了する。
【0014】図13は、従来の液体噴射記録装置におけ
る液体流路基板1の一例を示す平面図である。図12に
示したような製造過程を経て、液体流路基板1には、図
13に示すように多数の個別流路3となる溝や共通液室
5および液体供給口13となる貫通孔が形成されてい
る。上述のような製造過程を経て作製された共通液室5
の液体供給口13は、図10や図13(B)に示すよう
に、大きな矩形形状の開口となる。
【0015】一方、別のSi基板には、発熱体4や、発
熱体に電気的に接続する電極、それらの保護層などを成
膜し、駆動素子基板10を形成する。そして、上述のよ
うにして形成された液体流路基板1と接着し、ヘッドチ
ップとなる。
【0016】液体流路基板1や駆動素子基板10は、多
数個をそれぞれ1枚のウェハ上に形成することができ
る。多数の液体流路基板1が形成されたSiウェハと、
多数の駆動素子基板10が形成されたSiウェハとを接
合した後に例えばダイシングによって個別のヘッドチッ
プに分離される。このとき、個別流路3となる溝の途中
でダイシングによる切断を行ない、切断面に個別流路3
が開放されるように加工する。この個別流路3の開放端
がノズル2となる。
【0017】図14は、従来の液体噴射記録装置の組立
工程の一例およびその問題点の説明図である。図14
(A)において、上述のようにして形成されたヘッドチ
ップを、ヒートシンク6上に熱伝導性のよい接着剤等で
接着する。このとき用いる接着剤としては、熱硬化性の
ものが用いられるので、接着剤を加熱硬化させる。硬化
後は加熱をやめ、室温に戻すが、この時ヘッドチップを
構成するシリコンと、ヒートシンク6を構成する例えば
アルミニウムとの熱膨張率の違いから、図14(B)に
示すようにヒートシンク6の方がヘッドチップよりも収
縮し、図示したように撓む。
【0018】その後、液体供給部材11を接着する。こ
の場合も、接着剤として熱硬化性のものを用い、加熱硬
化させる。硬化後に室温へ戻すが、液体供給部材11を
構成する樹脂、例えばポリエーテルイミド(PEI)等
は、シリコンやアルミニウムよりも熱膨張率が大きいた
め、図14(C)に示すように撓むことになる。この撓
みによって、例えば図14(D)に示すように、特に共
通液室5の液体供給口13の長辺は内側に湾曲するよう
に変形する。この変形と上述のヒートシンク6による逆
の撓みなどによって、図14(E)に示すように液体流
路基板1と駆動素子基板10との接着面が剥がれてしま
うという問題があった。
【0019】この問題を解決するために、共通液室5の
多くの部分において液体流路基板1を貫通せず、溝上に
形成することにより液体流路基板1と駆動素子基板10
の接着面積を大きくし、接着強度を向上させるという方
法が考案されている。例えば特願平8−296953号
に開示した構成のものがある。図15は、従来のヘッド
チップの別の例を示す斜視図および液体流路基板の平面
図、図16は、同じくA−A’断面図およびB−B’断
面図である。この例では、図12に示す製造工程におい
て図12(E)でSiN膜22の共通液室5となる部分
をホトリソグラフィー法とドライエッチング法を用いて
パターニングする際に、略T字状にパターニングするこ
とによって、図15に示すような略台形状の液体供給口
13を形成することができる。またこのとき作製される
共通液室5は、この略台形状の液体供給口13の部分以
外では、図16(A)に示すように個別流路の配列方向
に延在する溝状に形成される。
【0020】このような構成では、図10に示すように
共通液室5のほとんどの部分で貫通する構成に比べ、液
体供給口13の面積が小さくなる。そのため、接着剤を
加熱硬化させることにより液体供給部材11をヘッドチ
ップに接着し、その後加熱をやめても、液体供給口13
による液体流路基板1の撓みは非常に小さく、液体流路
基板1と駆動素子基板10の接着面がはがれることはな
い。
【0021】しかし、このような液体流路基板1の作製
にあたっては、図12(F)における異方性エッチング
(貫通孔開口)時のサイドエッチングを積極的に利用し
ており、共通液室5の液体供給口13付近での幅/深さ
および形状の自由度や液体供給口13の形状の制御性が
悪いという問題がある。また、エッチングマスクとなる
SiN膜22の下部をエッチングが進むため、SiN膜
22がはがれて製造歩留まりが低下するなどの問題もあ
る。さらには、液体供給口13の形状が略台形のため、
その鋭角部を始点にクラックが入り、製造歩留まりを低
下させるといった問題もある。
【0022】図17は、従来のヘッドチップのさらに別
の例を示す斜視図および液体流路基板の平面図、図18
は、同じく断面図である。図18(A)〜(C)は、そ
れぞれ、図17におけるC−C’断面図、A−A’断面
図およびB−B’断面図である。15は梁状部である。
この構成も上述の出願に開示されているものであり、共
通液室5を複数の貫通孔として形成したものである。図
12(F)の工程において複数の貫通孔を近接して形成
した後、図12(H)の工程において個別流路3を形成
する際に各貫通孔の隔壁部もエッチングし、各貫通孔を
連通させて共通液室5を形成している。このとき、貫通
孔の開口として形成された各液体供給口13の間には梁
状部15が残る。
【0023】この構成においても、図10に示すように
共通液室5のほとんどの部分で貫通孔が開口する構成に
比べ、液体供給口13が梁状部15によって補強され、
強度が増す。そのため、接着剤を加熱硬化させることに
より液体供給部材11をヘッドチップに接着し、その後
加熱をやめても、液体供給口13による液体流路基板1
の撓みは小さくなり、液体流路基板1と駆動素子基板1
0の接着面がはがれることはない。
【0024】しかし、図12(H)において各貫通孔を
連通させるエッチング工程では、サイドエッチングを用
いているので、梁状部15の寸法精度が悪い。また、各
貫通孔を流路抵抗が少なくなるように連通させるために
は、各貫通孔は近接して設けなければならないが、その
場合、梁状部15の幅を広く取れず、強度的に非常に弱
いものとなってしまう。そのため、この梁状部15のひ
びや割れによって歩留まりが低下するという問題もあっ
た。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した事
情に鑑みてなされたもので、液体流路基板1と駆動素子
基板10の接着面の剥がれを防止し、機械的強度を向上
させた液体噴射記録装置を提供するとともに、そのよう
な液体噴射記録装置を、制御性よくしかも低コスト(高
歩留まり)で製造する製造方法を提供することを目的と
するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、まず共通液室
となる部分の一部のみに、液体流路基板を貫通する貫通
孔を異方性エッチングによって形成する。このとき形成
される貫通孔の開口が、液体を内部に供給するための液
体供給口となる。形成された液体供給口の形状は矩形と
なる。次に、共通液室となる溝を異方性エッチングによ
って形成する。そして、最後に個別流路となる溝を異方
性エッチングによって形成する。
【0027】このように、液体供給口、共通液室、個別
流路を、それぞれ別の異方性エッチングで形成すること
によって、液体供給口は、例えば図10に示す従来の液
体供給口のように共通液室の大きさによらずに設計でき
るため、強度を考慮して小さく形成することができる。
また、形状は矩形となるため、クラックなどが入りにく
い。さらに、複数の液体供給口を形成する場合でも、間
隔は任意であり、強度を考慮して設計することができ
る。そのため、機械的強度を増すことができるので、接
着剤を加熱硬化させることにより液体供給部材11をヘ
ッドチップに接着し、その後加熱をやめても、液体供給
口による液体流路基板の撓みは非常に小さく、液体流路
基板と駆動素子基板の接着面がはがれることはなく、歩
留まりを向上させることができる。
【0028】また、共通液室は別工程において形成する
ため、流路抵抗などを考慮して任意の形状に形成するこ
とができ、高能率の液体噴射記録装置を構成することが
可能となる。
【0029】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の液体噴射記録装
置の実施の一形態におけるヘッドチップの一例を示す斜
視図、図2は、同じく液体流路基板の一例の平面図、図
3は、同じく液体流路基板の一例の断面図である。図3
(A)〜(C)は、それぞれ図1、図2におけるC−
C’断面図、A−A’断面図、B−B’断面図である。
図中の符号は図10、図11と同様である。液体供給口
13は、共通液室5の一部のみに設けられている。本発
明では、従来の例えば図10に示す構成のように、共通
液室5の全体を貫通孔として形成しないので、図10に
示す構成に比べてその開口面積は非常に小さくして機械
的強度を増すことができる。また、液体流路基板1と液
体供給部材11との接着面積を大きく取れるようにな
り、接着性を向上させることができる。これらによっ
て、ヘッドチップが製造された後に例えば液体供給部材
11を液体流路基板1に接着し、加熱硬化後に室温に戻
しても、図14(D)に示したような液体流路基板1の
撓みは非常に小さくなり、液体流路基板1と駆動素子基
板10の接着面がはがれることはない。さらに、液体供
給口13を正方形や長方形などの矩形状に形成できるた
め、例えば図15に示したような略台形状の液体供給口
13の鋭角部を始点として発生するクラックを防止する
ことができる。
【0030】共通液室5は、図2や図3(A)に示すよ
うに溝状に形成される。この溝状の共通液室5は、液体
供給口13の大きさや、個別流路3の形状および寸法精
度などに影響されないので、任意の幅および深さで形成
することができる。例えば上述の図15に示した構成で
は、液体供給口13の大きさはエッチング時間で決まっ
てしまうため、溝状に形成する共通液室5の深さも制約
されてしまう。また、図17に示した構成では、複数の
連通孔を連結させるエッチングは個別流路3を形成する
際に行なうが、エッチング時間をあまり長くすると個別
流路3の寸法精度が落ちるため、限られた時間内に各連
通孔を連通させるエッチングを行なう必要があった。本
発明ではこれらの制約はなく、任意の幅および深さで共
通液室5を形成することができるので、従来の構成に比
べ、共通液室5における流路抵抗が低くなるように設計
できる。これにより、液体供給口13近辺のノズル2と
液体供給口13から遠く離れたノズル2の記録特性の差
異を小さく抑えることができ、高性能の液体噴射記録装
置を製造することができる。
【0031】個別流路3は、液体供給口13や共通液室
5の形成とは独立して形成されるので、例えば図17に
示した構成のように他の部分の加工に影響されず、精度
よく形成することができる。そのため、安定した液体の
吐出特性を有する液体噴射記録装置を製造することがで
きる。
【0032】図4は、本発明の液体噴射記録装置の実施
の一形態におけるヘッドチップの別の例を示す斜視図、
図5は、同じく液体流路基板の別の例の平面図、図6
は、同じく液体流路基板の別の例の断面図である。図6
は、それぞれ図4、図5におけるC−C’断面図を示し
ており、A−A’断面、B−B’断面は図3(B)、
(C)と同様である。この例では、液体供給口13を複
数設けた例を示している。このように複数の液体供給口
13を設けた構成では、共通液室5に連通する個別流路
3の位置によらず、上述の例よりも液体の供給性能を均
一にすることができ、記録性能を向上させることができ
る。
【0033】この例においても、複数の液体供給口13
は、共通液室5の一部のみに設けられている。すなわ
ち、従来の例えば図17に示したような構成のように、
液体供給口13は共通液室5の大きさから決定されるも
のではなく、任意の大きさで共通液室5の任意の位置に
形成することが可能である。そのため、液体供給口13
の間隔も強度などを考慮して決定することができる。ま
た、共通液室5も上述の例と同様に任意の深さの溝状に
形成することができるので、液体供給口13の間の梁状
の部分の機械的強度を従来よりも十分に増すことができ
る。またこの梁状の部分における共通液室5の広さを十
分確保できるため、梁状部分で液体の流れが阻害される
ことはない。
【0034】なお、図4ないし図6では、液体供給口1
3を3つ設けた例を示しているが、本発明はこれに限ら
れるものではなく、2つあるいは4つ以上設けてももち
ろんよい。
【0035】次に、本発明の液体噴射記録装置の実施の
一形態における製造工程の一例について説明する。図7
は、図8は、図9は、本発明の液体噴射記録装置の実施
の一形態における液体流路基板の製造工程の一例を示す
工程図である。図中、31は第1のSiO2 膜、32は
第1のSiN膜、33は第2のSiO2 膜、34は第2
のSiN膜である。なお、ここでは図1、図2、図4、
図5におけるA−A’断面、B−B’断面についての工
程をそれぞれ図7と図9、図7と図8を用いて示してい
る。図7は両断面において共通である。また、この製造
工程は、上述の2つの例のいずれにも対応している。
【0036】図7(A)に示す液体流路基板1となるS
i基板に対して、図7(B)において熱酸化法により第
1のSiO2 膜31を形成する。図7(C)において、
第1のSiO2 膜31のノズル2を含む個別流路3とな
る部分および共通液室5、液体供給口13となる部分を
ホトリソグラフィー法とドライエッチング法を用いてパ
ターニングする。用いるSi基板の結晶方位は<100
>面である。
【0037】続いて図7(D)に示すように、減圧CV
D法により第1のSiN膜32を形成する。このとき形
成する第1のSiN膜32の厚さは、例えば300nm
程度とすることができる。この第1のSiN膜32に対
して、図7(E)において、共通液室5および液体供給
口13となる部分をホトリソグラフィー法とドライエッ
チング法を用いてパターニングする。
【0038】続いて図7(F)に示すように、減圧CV
D法により耐H3 PO4 エッチング保護膜となる第2の
SiO2 膜33を形成する。このとき形成する第2のS
iO2 膜33の厚さは、例えば500nm程度とするこ
とができる。この第2のSiO2 膜33に対して、図7
(G)において、ホトリソグラフィー法とドライエッチ
ング法を用いてパターニングする。この第2のSiO2
膜33は、第1のSiN膜32を覆う程度に形成する。
【0039】続いて図7(H)に示すように、減圧CV
D法により第2のSiN膜34を形成する。このとき形
成する第2のSiN膜34の厚さは、例えば300nm
程度とすることができる。この第2のSiN膜34に対
して、液体供給口13となる領域をホトリソグラフィー
法とドライエッチング法を用いてパターニングする。液
体供給口13を形成する部分においては、図8(A)に
示すように第2のSiN膜34が除去され、それ以外の
部分は図9(A)に示すように第2のSiN膜34が残
る。上述のように、液体供給口13は共通液室5の一部
分のみに形成できるので、共通液室5を形成する部分で
あっても液体供給口13以外の部分には図9(A)に示
すように第2のSiN膜34を残しておくことになる。
もちろん、図4、図5に示したように液体供給口13を
複数設ける構成では、この段階で各液体供給口13に対
応する部分について第2のSiN膜34を除去しておく
ことになる。
【0040】続いてこの第2のSiN膜34をエッチン
グマスクとしてSi基板に対してKOH水溶液によるエ
ッチングを実施する。このエッチングは、図8(B)に
示すようにSi基板を貫通するまで行ない、貫通孔の開
口は液体供給口13となる。なお、このエッチング工程
において形成された貫通孔の側壁は所定の角度を有した
斜面となるため、図8(A)に示す工程で第2のSiN
膜34をパターニングする際には、形成する液体供給口
13の寸法と、このエッチング工程によって形成される
側壁の角度などを考慮して第2のSiN膜34のパター
ンを設計しておく必要がある。このエッチング工程で
は、液体供給口13を設けない他の共通液室5の部分で
は、図9(B)に示すように第2のSiN膜34によっ
てマスクされているため、貫通エッチングは行なわれな
い。
【0041】続いて図8(C)、図9(C)に示すよう
に第2のSiN膜34を燐酸水溶液により選択的にエッ
チング除去する。このとき、耐H3 PO4 エッチング保
護膜となる第2のSiO2 膜33があるため、その下の
第1のSiN膜32は浸食されない。
【0042】次に図8(D)、図9(D)に示すよう
に、HF溶液で第2のSiO2 膜33を選択的にエッチ
ング除去する。続いて図8(E)、図9(E)におい
て、第1のSiN膜32をエッチングマスクとしてSi
基板に対してKOH水溶液による湿式異方性エッチング
を実施する。この湿式異方性エッチングでは、貫通させ
ずに所望の深さだけの加工を行なう。加工深さは例えば
400μm程度とすることができる。ただし、仕上がり
深さよりは浅く設定しておく。この加工によって溝状の
共通液室5が形成される。
【0043】続いて図8(F)、図9(F)において、
第1のSiN膜32を燐酸溶液により選択的にエッチン
グ除去する。続いて図8(G)、図9(G)において、
第1のSiO2 膜31をエッチングマスクとしてSi基
板に対してKOH水溶液による湿式異方性エッチングを
実施する。これによって個別流路3が形成される。この
とき共通液室5の部分も同様にエッチングされ、多少深
さが深くなって所定の仕上がり深さとなる。
【0044】最後に図8(H)、図9(H)において、
第1のSiO2 膜31をHF溶液により選択的にエッチ
ング除去して液体流路基板1となるSi基板の加工を完
了する。
【0045】この製造方法によれば、図8(B)、図9
(B)に示す液体供給口13を形成するための貫通エッ
チング工程、図8(E)、図9(E)に示す共通液室5
を形成するための湿式異方性エッチング工程、図8
(G)、図9(G)に示す個別流路3を形成するための
湿式異方性エッチング工程をそれぞれ行なっている。そ
のため、液体供給口13については、長方形や正方形な
どの矩形状に開口を形成することができるため、液体流
路基板1のクラックを抑制できる。また、共通液室5の
大きさによらず、所望の大きさの液体供給口13を形成
することができ、液体流路基板1の強度を増すことがで
きる。さらに、従来法にように液体供給口13を形成す
るときの湿式異方性エッチング時におけるサイドエッチ
ングを利用しなくてもよいため、形状、寸法の精度が向
上する。
【0046】共通液室5においては、液体供給口13や
個別流路3とは独立に深さを調整することができる。ま
た、液体供給口13の大きさを大きくすることなく、共
通液室5の広さを広くすることが可能である。そのた
め、個別流路3への液体の供給性を考慮して共通液室5
の形状を形成することができる。
【0047】さらに個別流路3においても利点がある。
例えば図12に示したような従来の製造工程では、個別
流路3を形成するエッチング工程において共通液室5を
広くするためのエッチングも同時に行なっており、長時
間のエッチングによって個別流路3の形成精度が低下し
ていた。しかし本発明の製造工程では、個別流路3を形
成する湿式異方性エッチングを別途行なうので、精度よ
く個別流路3を形成することができる。
【0048】このようにして作製された液体流路基板1
は、別途作製された噴射素子基板10と接合し、図1な
いし図6に示したようなヘッドチップを製造することが
できる。なお、噴射素子基板10は従来と同様にして製
造することができる。ヘッドチップは、図10に示した
ようにヒートシンク6と熱伝導性のよい接着剤で接着さ
れた後、液体供給部材11が接着される。このとき、接
着剤を熱硬化後、室温に戻しても、従来のような液体流
路基板1と駆動素子基板10との接合部での剥離は発生
しなかった。
【0049】また、液体供給部材11を接着するために
は液体流路基板1の液体供給口13側の面に十分な接着
面積が必要となる。本発明によれば、液体供給口13の
開口面積を小さくすることができるため、十分な接着面
積を確保することができる。特に本発明では、ノズル2
から液体供給口13までの距離を十分確保できる。従来
の構成では液体供給口13と共通液室5が一体的に形成
していたために、ノズル2から液体供給口13までの距
離を決めると、共通液室5と個別流路3との連通位置も
決定され、個別流路3の流路長が決まってしまう。個別
流路3の流路長はなるべく短い方がエネルギー効率がよ
いが、逆に液体供給部材11の接着部分が確保するため
には、あまり流路長を短くできなかった。しかし本発明
では、液体供給口13、共通液室5、個別流路3をそれ
ぞれの工程で作製するため、ノズル2から液体供給口1
3までの距離を十分確保しつつ、共通液室5をノズル2
側に広げ、個別流路3の流路長を短くすることができ
る。そのため、効率の良い液体噴射記録装置を得ること
ができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、液体供給口、共通液室、個別流路を、それぞ
れ別の異方性エッチングで形成するので、液体供給口を
共通液室の一部にのみ貫通孔として形成し、機械的強度
を高めることができ、歩留まりを向上させることができ
る。また、共通液室となる溝を任意の高さ、広さで制御
性よく形成することができるため、高性能の液体噴射記
録装置を低コストで製造することができる。さらに、液
体供給口は矩形状に形成することができ、クラックなど
が入りにくく、歩留まりを向上させることができるな
ど、本発明によれば種々の効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おけるヘッドチップの一例を示す斜視図である。
【図2】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の一例の平面図である。
【図3】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の一例の断面図である。
【図4】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おけるヘッドチップの別の例を示す斜視図である。
【図5】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の別の例の平面図である。
【図6】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の別の例の断面図である。
【図7】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の製造工程の一例を示す工程図であ
る。
【図8】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の製造工程の一例を示すB−B’断
面における工程図(図7の続き)である。
【図9】 本発明の液体噴射記録装置の実施の一形態に
おける液体流路基板の製造工程の一例を示すA−A’断
面における工程図(図7の続き)である。
【図10】 従来の液体噴射記録装置の一例におけるヘ
ッドチップおよび液体供給口部材近傍の斜視図である。
【図11】 従来の液体噴射記録装置の一例におけるヘ
ッドチップおよび液体供給口部材近傍のA−A’断面図
である。
【図12】 従来の液体噴射記録装置における液体流路
基板の製造工程の一例を示す工程図である。
【図13】 従来の液体噴射記録装置における液体流路
基板1の一例を示す平面図である。
【図14】 従来の液体噴射記録装置の組立工程の一例
およびその問題点の説明図である。
【図15】 従来のヘッドチップの別の例を示す斜視図
および液体流路基板の平面図である。
【図16】 従来のヘッドチップの別の例を示すA−
A’断面図およびB−B’断面図である。
【図17】 従来のヘッドチップのさらに別の例を示す
斜視図および液体流路基板の平面図である。
【図18】 従来のヘッドチップのさらに別の例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…液体流路基板、2…ノズル、3…個別流路、4…発
熱体、5…共通液室、6…ヒートシンク、7…配線基
板、8…ボンディングワイヤ、9…封止剤、10…駆動
素子基板、11…液体供給部材、12…液体流路管、1
3…液体供給口、31…第1のSiO2 膜、32…第1
のSiN膜、33…第2のSiO2 膜、34…第2のS
iN膜。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の個別流路と、該個別流路に直接ま
    たは間接的に連通し前記個別流路の配設方向に延在する
    共通液室が形成された液体流路基板と、前記個別流路に
    対応して液体を吐出させるための複数の駆動素子が設け
    られた駆動素子基板とを接合してなるヘッドチップを有
    する液体噴射記録装置において、前記共通液室は略溝状
    に形成されており、該共通液室の一部に前記液体流路基
    板を貫通して液体を内部に供給するための液体供給口が
    1以上形成されており、該液体供給口の形状が矩形であ
    ることを特徴とする液体噴射記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の個別流路と、該個別流路に直接ま
    たは間接的に連通し前記個別流路の配設方向に延在する
    略溝状の共通液室と、該共通液室の一部に貫通孔として
    液体を内部に供給するための正方形あるいは長方形の液
    体供給口が1以上形成された液体流路基板を少なくとも
    有する液体噴射記録装置の製造方法において、Si基板
    の前面および背面に第1の耐エッチング性マスキング層
    を堆積させてパターニングし、さらに前記Si基板の前
    面および背面に第2の耐エッチング性マスキング層を堆
    積させてパターニングし、さらに前記Si基板の前面お
    よび背面に第3の耐エッチング性マスキング層を堆積さ
    せてパターニングし、さらに前記Si基板の前面および
    背面に第4の耐エッチング性マスキング層を堆積させて
    パターニングし、前記第4の耐エッチング性マスキング
    層をマスクとして用いて湿式異方性エッチング法により
    前記Si基板に前記液体供給口となる貫通孔を形成し、
    前記第4の耐エッチング性マスキング層を選択的にエッ
    チング除去し、前記第3の耐エッチング性マスキング層
    を選択的にエッチング除去し、前記第2の耐エッチング
    性マスキング層をマスクとして用いて湿式異方性エッチ
    ング法により前記Si基板に前記共通液室となる溝を形
    成し、前記第2の耐エッチング性マスキング層を選択的
    にエッチング除去し、前記第1の耐エッチング性マスキ
    ング層をマスクとして用いて湿式異方性エッチング法に
    より前記Si基板に前記個別流路となる溝を形成し、前
    記第1の耐エッチング性マスキング層を選択的にエッチ
    ング除去して前記液体流路基板を作製することを特徴と
    する液体噴射記録装置の製造方法。
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