JPH1124436A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1124436A JPH1124436A JP18901897A JP18901897A JPH1124436A JP H1124436 A JPH1124436 A JP H1124436A JP 18901897 A JP18901897 A JP 18901897A JP 18901897 A JP18901897 A JP 18901897A JP H1124436 A JPH1124436 A JP H1124436A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft member
- intermediate transfer
- transfer drum
- film
- peripheral surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Discharging, Photosensitive Material Shape In Electrophotography (AREA)
- Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 装置の大型化を防止できる画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 回転付勢手段(回動レバー22,引張コ
イルスプリング24)により軸部材20を回転するよう
付勢することにより、一端部4aが部材収納部17の一
対の立上り面16aの一方に貼着された転写フィルム4
の他端部4bが、軸部材20の平面部20aに貼着され
て軸部材20と共に回転することにより、転写フィルム
4の他端部4bを中間転写ドラム1の接線方向に引張っ
て、中間転写ドラム1の最表層部にズレやシワが発生す
ることなく転写フィルム4を貼着させて円筒周面を形成
することができるので、従来のように円周方向に伸びる
スプリングが不要となって、中間転写ドラム1の径が小
さくなって装置が大型化することを防止できる。
供する。 【解決手段】 回転付勢手段(回動レバー22,引張コ
イルスプリング24)により軸部材20を回転するよう
付勢することにより、一端部4aが部材収納部17の一
対の立上り面16aの一方に貼着された転写フィルム4
の他端部4bが、軸部材20の平面部20aに貼着され
て軸部材20と共に回転することにより、転写フィルム
4の他端部4bを中間転写ドラム1の接線方向に引張っ
て、中間転写ドラム1の最表層部にズレやシワが発生す
ることなく転写フィルム4を貼着させて円筒周面を形成
することができるので、従来のように円周方向に伸びる
スプリングが不要となって、中間転写ドラム1の径が小
さくなって装置が大型化することを防止できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば複写機やプ
リンターのような画像形成装置に関し、特にその画像形
成装置に用いられる中間転写ドラムや感光体ドラムに関
するものである。
リンターのような画像形成装置に関し、特にその画像形
成装置に用いられる中間転写ドラムや感光体ドラムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機やプリンター、とりわけカ
ラー複写機やカラープリンターのような画像形成装置に
おいては、例えば、感光体上に形成された1次トナー画
像を中間転写体上に1次転写し、この中間転写体上に1
次転写することにより形成された2次トナー画像を、転
写紙等の転写シート材に2次転写する中間転写方式を用
いたものがあり、上記中間転写体には各種のタイプのも
のが提案され、実施されている。
ラー複写機やカラープリンターのような画像形成装置に
おいては、例えば、感光体上に形成された1次トナー画
像を中間転写体上に1次転写し、この中間転写体上に1
次転写することにより形成された2次トナー画像を、転
写紙等の転写シート材に2次転写する中間転写方式を用
いたものがあり、上記中間転写体には各種のタイプのも
のが提案され、実施されている。
【0003】中間転写体は従来、エンドレス状(継ぎ目
のない)で導電性のある転写ベルトを用いる方式と、円
筒状の転写ドラムを用いる方式との、大きく分けて2つ
の方式がある。以下に従来の中間転写体の主なものを示
し、それらについて簡単に説明する。
のない)で導電性のある転写ベルトを用いる方式と、円
筒状の転写ドラムを用いる方式との、大きく分けて2つ
の方式がある。以下に従来の中間転写体の主なものを示
し、それらについて簡単に説明する。
【0004】図7は、エンドレス状で導電性のある転写
ベルトを用いる方式の画像形成装置を示す図である。同
図に示す画像形成装置は、中間転写体としてのエンドレ
ス状で導電性のある転写ベルト50を、複数の(3つ
の)バックアップローラ53間に掛け渡して張設した構
成を有するものである。
ベルトを用いる方式の画像形成装置を示す図である。同
図に示す画像形成装置は、中間転写体としてのエンドレ
ス状で導電性のある転写ベルト50を、複数の(3つ
の)バックアップローラ53間に掛け渡して張設した構
成を有するものである。
【0005】なお図7において、符号54は感光体、5
6は転写紙、58は定着装置を示すものである。このよ
うなエンドレス状の転写ベルト50を用いた画像形成装
置は、装置を小型化できる等の利点を有しているが、転
写ベルト50がズレたりシワが寄ったりし易く、そのた
めに転写画像が乱れる可能性が大きかったり、或いはズ
レやシワを発生しないようにするために組立が非常に困
難であるという問題がある。
6は転写紙、58は定着装置を示すものである。このよ
うなエンドレス状の転写ベルト50を用いた画像形成装
置は、装置を小型化できる等の利点を有しているが、転
写ベルト50がズレたりシワが寄ったりし易く、そのた
めに転写画像が乱れる可能性が大きかったり、或いはズ
レやシワを発生しないようにするために組立が非常に困
難であるという問題がある。
【0006】図8は、中間転写体として円筒状の転写ド
ラムを用いる方式を示す図である。同図に示すように、
中間転写体としての転写ドラム60は、アルミニウムや
ゴム等を用いて形成されるそのドラム基体61の上に、
円筒周面を形成する転写フィルム62を貼着し、その転
写フィルム62の両端部62a,62a間に引張コイル
スプリング64を設けて、転写フィルム62に張力を付
与してそのズレやシワの発生を防止すると共に、転写フ
ィルム62の寸法のバラツキや温度変化による寸法変化
を吸収できるようになっている。
ラムを用いる方式を示す図である。同図に示すように、
中間転写体としての転写ドラム60は、アルミニウムや
ゴム等を用いて形成されるそのドラム基体61の上に、
円筒周面を形成する転写フィルム62を貼着し、その転
写フィルム62の両端部62a,62a間に引張コイル
スプリング64を設けて、転写フィルム62に張力を付
与してそのズレやシワの発生を防止すると共に、転写フ
ィルム62の寸法のバラツキや温度変化による寸法変化
を吸収できるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
8に示すような従来の転写ドラム60においては、円周
方向に伸びる引張コイルスプリング64を円周の一部に
設けることにより、その径が大きくなることが避けられ
ず、このため装置の大型化を招いてしまうという問題が
ある。
8に示すような従来の転写ドラム60においては、円周
方向に伸びる引張コイルスプリング64を円周の一部に
設けることにより、その径が大きくなることが避けられ
ず、このため装置の大型化を招いてしまうという問題が
ある。
【0008】この問題を解決するために、図9に示すよ
うに、転写フィルム62の両端部62a,62aの一方
を、転写ドラム66の円周方向の一部に形成された凹部
67の一方の(図中左側の)立上り面67aに貼着する
と共に、転写フィルム62の他方の端部62aを押圧ス
プリング68により、凹部67の底面67bに押圧する
ように構成することが考えられ、このようにすれば、転
写ドラム66の円周長さを小さく、すなわち径を小さく
することができるので、装置の大型化を防止することが
できる。
うに、転写フィルム62の両端部62a,62aの一方
を、転写ドラム66の円周方向の一部に形成された凹部
67の一方の(図中左側の)立上り面67aに貼着する
と共に、転写フィルム62の他方の端部62aを押圧ス
プリング68により、凹部67の底面67bに押圧する
ように構成することが考えられ、このようにすれば、転
写ドラム66の円周長さを小さく、すなわち径を小さく
することができるので、装置の大型化を防止することが
できる。
【0009】しかしながら、上記図9に示す転写ドラム
66においては、転写フィルム62の、押圧スプリング
68により押圧力を加えられる側の端部62aは、転写
ドラム66のコーナー部66aにより略直角に折り曲げ
られるので、転写フィルム62の円周方向に張力を発生
させようとして、押圧スプリング68により転写ドラム
66の半径方向の押圧力を転写フィルム62の端部62
aに加えると、コーナー部66aにより転写フィルム6
2の円周方向の張力は減殺されてしまうため、前記張力
を発生させようとして前記押圧力を増大させると、コー
ナー部66aにおける転写フィルム62に無理な力がか
かって破損してしまうおそれがある。
66においては、転写フィルム62の、押圧スプリング
68により押圧力を加えられる側の端部62aは、転写
ドラム66のコーナー部66aにより略直角に折り曲げ
られるので、転写フィルム62の円周方向に張力を発生
させようとして、押圧スプリング68により転写ドラム
66の半径方向の押圧力を転写フィルム62の端部62
aに加えると、コーナー部66aにより転写フィルム6
2の円周方向の張力は減殺されてしまうため、前記張力
を発生させようとして前記押圧力を増大させると、コー
ナー部66aにおける転写フィルム62に無理な力がか
かって破損してしまうおそれがある。
【0010】そこで本発明は、上記問題点に鑑みて、装
置の大型化を防止できると共に、中間転写ドラムの円筒
周面を形成するフィルム部材の局部的破損を防止できる
画像形成装置を提供することを課題とするものである。
置の大型化を防止できると共に、中間転写ドラムの円筒
周面を形成するフィルム部材の局部的破損を防止できる
画像形成装置を提供することを課題とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、露光による静電潜像を現像されて1次トナ
ー画像を形成する感光体と、前記感光体から前記1次ト
ナー画像を1次転写されることにより2次トナー画像を
形成する円筒周面を有し、この2次トナー画像を転写シ
ート材に2次転写する中間転写ドラムとを備えた画像形
成装置において、前記中間転写ドラムが、最表層部に貼
着されて前記円筒周面を形成するフィルム部材と、前記
円筒周面の円周方向の一部に円筒周面より凹んで形成さ
れて2つの立上り面を有し軸方向に延在する部材収納部
と、前記部材収納部に収納されて回転自在に両端部が支
持される軸部材と、前記軸部材の両端部に連結されて軸
部材を回転させるように付勢する回転付勢手段とを有
し、前記フィルム部材の円周方向の一端部を前記部材収
納部の立上り面の一方に貼着し、他端部を前記軸部材に
貼着して、前記軸部材が回転することにより、前記フィ
ルム部材の他端部を中間転写ドラムの接線方向に引張る
ようにしたことを特徴とするものである。
に本発明は、露光による静電潜像を現像されて1次トナ
ー画像を形成する感光体と、前記感光体から前記1次ト
ナー画像を1次転写されることにより2次トナー画像を
形成する円筒周面を有し、この2次トナー画像を転写シ
ート材に2次転写する中間転写ドラムとを備えた画像形
成装置において、前記中間転写ドラムが、最表層部に貼
着されて前記円筒周面を形成するフィルム部材と、前記
円筒周面の円周方向の一部に円筒周面より凹んで形成さ
れて2つの立上り面を有し軸方向に延在する部材収納部
と、前記部材収納部に収納されて回転自在に両端部が支
持される軸部材と、前記軸部材の両端部に連結されて軸
部材を回転させるように付勢する回転付勢手段とを有
し、前記フィルム部材の円周方向の一端部を前記部材収
納部の立上り面の一方に貼着し、他端部を前記軸部材に
貼着して、前記軸部材が回転することにより、前記フィ
ルム部材の他端部を中間転写ドラムの接線方向に引張る
ようにしたことを特徴とするものである。
【0012】このような構成の画像形成装置によれば、
回転付勢手段により部材収納部に収納された軸部材を回
転付勢することにより、一端部が部材収納部の一対の立
上り面の一方に貼着されたフィルム部材の他端部が、軸
部材に貼着されて軸部材と共に回転することにより、フ
ィルム部材を中間転写ドラムの接線方向に引張って、中
間転写ドラムの最表層部に貼着させて円筒周面を形成す
ることができると共に、そのフィルム部材にズレやシワ
が発生するのを確実に防止することができる。
回転付勢手段により部材収納部に収納された軸部材を回
転付勢することにより、一端部が部材収納部の一対の立
上り面の一方に貼着されたフィルム部材の他端部が、軸
部材に貼着されて軸部材と共に回転することにより、フ
ィルム部材を中間転写ドラムの接線方向に引張って、中
間転写ドラムの最表層部に貼着させて円筒周面を形成す
ることができると共に、そのフィルム部材にズレやシワ
が発生するのを確実に防止することができる。
【0013】このため、従来の転写ドラム60(図8参
照)のように円周方向に伸びる引張コイルスプリング6
4を設けなくとも、フィルム部材にズレやシワが発生す
るのを防止することができるので、中間転写ドラムの径
大きくなって装置が大型化することを防止することがで
きる。
照)のように円周方向に伸びる引張コイルスプリング6
4を設けなくとも、フィルム部材にズレやシワが発生す
るのを防止することができるので、中間転写ドラムの径
大きくなって装置が大型化することを防止することがで
きる。
【0014】また、フィルム部材の他端部は、軸部材の
回転によりその円弧面に巻き付けられて中間転写ドラム
の円筒周面の接線方向に引張られるため、フィルム部材
には従来の転写ドラム66(図9参照)のように、ドラ
ム基体61のコーナー部66a等により無理な力がかか
ることはないので、中間転写ドラムのフィルム部材が局
部的に破損することを防止することができる。
回転によりその円弧面に巻き付けられて中間転写ドラム
の円筒周面の接線方向に引張られるため、フィルム部材
には従来の転写ドラム66(図9参照)のように、ドラ
ム基体61のコーナー部66a等により無理な力がかか
ることはないので、中間転写ドラムのフィルム部材が局
部的に破損することを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図6
は、本発明による画像形成装置の第1の実施の形態に係
るカラー画像形成装置及び中間転写ドラムを示す図であ
る。
て、図面に基づいて具体的に説明する。図1ないし図6
は、本発明による画像形成装置の第1の実施の形態に係
るカラー画像形成装置及び中間転写ドラムを示す図であ
る。
【0016】図1はカラー画像形成装置の要部を示す図
である。同図において、2つの感光体6a,6bのう
ち、図中左方の感光体6aは例えば、マゼンタ(赤)と
ブラック(黒)により形成されたカラー画像(1次トナ
ー画像)を、中間転写ドラム1の表面上に多重転写(1
次転写)し、図中右方の感光体6bは例えば、イエロー
(黄)とシアン(青)により形成されたカラー画像(1
次トナー画像)を、中間転写ドラム1の表面上に多重転
写(1次転写)することにより、中間転写ドラム1の円
筒周面上に2次トナー画像を形成するようになってい
る。
である。同図において、2つの感光体6a,6bのう
ち、図中左方の感光体6aは例えば、マゼンタ(赤)と
ブラック(黒)により形成されたカラー画像(1次トナ
ー画像)を、中間転写ドラム1の表面上に多重転写(1
次転写)し、図中右方の感光体6bは例えば、イエロー
(黄)とシアン(青)により形成されたカラー画像(1
次トナー画像)を、中間転写ドラム1の表面上に多重転
写(1次転写)することにより、中間転写ドラム1の円
筒周面上に2次トナー画像を形成するようになってい
る。
【0017】上記2つの感光体6a,6bから表面にカ
ラー画像を多重転写して、2次トナー画像が形成された
中間転写ドラム1は、転写ローラー7との間に挾まれて
送られる転写紙(転写シート材)10に、その多重のカ
ラー画像(2次トナー画像)を2次転写するようになっ
ている。カラー画像を2次転写された転写紙10は転写
ローラー7を通過した後、分離装置8により帯電を消去
されて中間転写ドラム1から分離し、搬送装置12によ
り図外左方の定着装置に送られる。
ラー画像を多重転写して、2次トナー画像が形成された
中間転写ドラム1は、転写ローラー7との間に挾まれて
送られる転写紙(転写シート材)10に、その多重のカ
ラー画像(2次トナー画像)を2次転写するようになっ
ている。カラー画像を2次転写された転写紙10は転写
ローラー7を通過した後、分離装置8により帯電を消去
されて中間転写ドラム1から分離し、搬送装置12によ
り図外左方の定着装置に送られる。
【0018】中間転写ドラム1の構造は、1番内径側に
アルミニウム製の導電性シリンダー2を有しており、そ
の導電性シリンダー2の外側には導電性を有するスポン
ジ状の導電性弾性体3が貼着されて設けられていて、導
電性弾性体3の円周方向の両端部は係止部材16の外側
に当接して固定されている。
アルミニウム製の導電性シリンダー2を有しており、そ
の導電性シリンダー2の外側には導電性を有するスポン
ジ状の導電性弾性体3が貼着されて設けられていて、導
電性弾性体3の円周方向の両端部は係止部材16の外側
に当接して固定されている。
【0019】導電性弾性体3の外側には、シート状で非
伸縮性の転写フィルム4(フィルム部材)が貼着されて
設けられており、転写フィルム4の円周方向の両端部の
一方は、係止部材16の内側に折り曲げられて係止され
ており、他方は後述するように軸部材に巻き付けられ
て、張力が付加されて固定されている。この転写フィル
ム4の材料としては例えば、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK材),ポリカーボネート,フッ素樹脂等
の、高抵抗の材料を用いることができる。
伸縮性の転写フィルム4(フィルム部材)が貼着されて
設けられており、転写フィルム4の円周方向の両端部の
一方は、係止部材16の内側に折り曲げられて係止され
ており、他方は後述するように軸部材に巻き付けられ
て、張力が付加されて固定されている。この転写フィル
ム4の材料としては例えば、ポリエーテルエーテルケト
ン(PEEK材),ポリカーボネート,フッ素樹脂等
の、高抵抗の材料を用いることができる。
【0020】ところで、中間転写ドラム1の直径は、リ
ーガルサイズの紙の長さより少し長い位の円周長さとな
るよう定められ、例えば中間転写ドラム1の直径が11
8〜140mmφの範囲内のものが好適である。
ーガルサイズの紙の長さより少し長い位の円周長さとな
るよう定められ、例えば中間転写ドラム1の直径が11
8〜140mmφの範囲内のものが好適である。
【0021】次に、中間転写ドラム1の構造についてさ
らに詳しく説明する。図2は中間転写ドラム1の斜視
図、図3は中間転写ドラム1の分解斜視図である。同図
に示すように中間転写ドラム1は、円筒状に形成された
アルミニウム製の導電性シリンダー2と、この導電性シ
リンダー2の両端部に設けられてその両端部の開口を閉
止する一対の円形フランジ部材14と、導電性シリンダ
ー2の長さ方向に沿って設けられ、導電性弾性体3や転
写フィルム4の円周方向の両端部を係止する係止部材1
6と、一対の円形フランジ部材14の軸孔14aに挿通
して中間転写ドラム1を支持するシャフト部材18と、
導電性を有するスポンジ状の導電性弾性体3と、シート
状で非伸縮性の転写フィルム4とを有している。円形フ
ランジ部材14は、POM(ポリアセタール)のような
合成樹脂材料により形成されている。
らに詳しく説明する。図2は中間転写ドラム1の斜視
図、図3は中間転写ドラム1の分解斜視図である。同図
に示すように中間転写ドラム1は、円筒状に形成された
アルミニウム製の導電性シリンダー2と、この導電性シ
リンダー2の両端部に設けられてその両端部の開口を閉
止する一対の円形フランジ部材14と、導電性シリンダ
ー2の長さ方向に沿って設けられ、導電性弾性体3や転
写フィルム4の円周方向の両端部を係止する係止部材1
6と、一対の円形フランジ部材14の軸孔14aに挿通
して中間転写ドラム1を支持するシャフト部材18と、
導電性を有するスポンジ状の導電性弾性体3と、シート
状で非伸縮性の転写フィルム4とを有している。円形フ
ランジ部材14は、POM(ポリアセタール)のような
合成樹脂材料により形成されている。
【0022】係止部材16は、図4に示すように断面が
略U字型に形成され、両側の立上り部16aと、底部1
6bにより、それらの内側に、転写フィルム4の円筒周
面より凹んだ部材収納部17が画成されている。
略U字型に形成され、両側の立上り部16aと、底部1
6bにより、それらの内側に、転写フィルム4の円筒周
面より凹んだ部材収納部17が画成されている。
【0023】図4に示すように、部材収納部17内には
軸部材20が収納されており、この軸部材20の両端部
は図3に示すように、中間転写ドラム1の両端部の円形
フランジ部材14の支持孔14bに挿通されて、回転自
在に支持される。軸部材20は図4に示すように、その
断面における円形状の円周方向の一部を直線状にして形
成した平面部20aを有している。
軸部材20が収納されており、この軸部材20の両端部
は図3に示すように、中間転写ドラム1の両端部の円形
フランジ部材14の支持孔14bに挿通されて、回転自
在に支持される。軸部材20は図4に示すように、その
断面における円形状の円周方向の一部を直線状にして形
成した平面部20aを有している。
【0024】図3に示すように、軸部材20の両端部に
は回動レバー22が直角方向に延びるように連結され、
この回動レバー22は図2,図5に示すように、円形フ
ランジ部材14の外側に配置されるようになっている。
回動レバー22の軸部材20と反対側の先端部には引張
コイルスプリング(弾性引張手段)24の一端部が連結
されており、引張コイルスプリング24の他端部は、円
形フランジ部材14に設けられた係止ピン26に係止さ
れている。
は回動レバー22が直角方向に延びるように連結され、
この回動レバー22は図2,図5に示すように、円形フ
ランジ部材14の外側に配置されるようになっている。
回動レバー22の軸部材20と反対側の先端部には引張
コイルスプリング(弾性引張手段)24の一端部が連結
されており、引張コイルスプリング24の他端部は、円
形フランジ部材14に設けられた係止ピン26に係止さ
れている。
【0025】引張コイルスプリング24は、中間転写ド
ラム1の図5中紙面裏側の端部の円形フランジ部材14
にも、図5と同じ方向に同じ角度だけ傾いて設けられて
いる。回動レバー22と引張コイルスプリング24は、
軸部材20を回転するよう付勢する回転付勢手段を構成
する。
ラム1の図5中紙面裏側の端部の円形フランジ部材14
にも、図5と同じ方向に同じ角度だけ傾いて設けられて
いる。回動レバー22と引張コイルスプリング24は、
軸部材20を回転するよう付勢する回転付勢手段を構成
する。
【0026】図4に示すように、転写フィルム4の円周
方向の一端部4aは、係止部材16の図中左側の立上り
部16aに接着剤により貼着されて固定されており、転
写フィルム4の円周方向の他端部4bは、軸部材20の
平面部20aに接着剤により貼着されて固定されてい
る。
方向の一端部4aは、係止部材16の図中左側の立上り
部16aに接着剤により貼着されて固定されており、転
写フィルム4の円周方向の他端部4bは、軸部材20の
平面部20aに接着剤により貼着されて固定されてい
る。
【0027】このため、図5に示すように、引張コイル
スプリング24の引張力により回動レバー22が図中反
時計回り方向に回転すると、図4に示すように軸部材2
0が矢印方向に回転して、軸部材20の平面部20aに
貼着された転写フィルム4の他端部4bも同方向に回転
する。
スプリング24の引張力により回動レバー22が図中反
時計回り方向に回転すると、図4に示すように軸部材2
0が矢印方向に回転して、軸部材20の平面部20aに
貼着された転写フィルム4の他端部4bも同方向に回転
する。
【0028】このことにより転写フィルム4は、軸部材
20の円弧部分に巻き付けられながら、中間転写ドラム
1の外径の接線方向に引っ張られ、このことにより図6
に示すように、転写フィルム4の円周方向に所定の引張
力Tを付与することができるため、転写フィルム4にズ
レやシワが発生するのを防止することができる。
20の円弧部分に巻き付けられながら、中間転写ドラム
1の外径の接線方向に引っ張られ、このことにより図6
に示すように、転写フィルム4の円周方向に所定の引張
力Tを付与することができるため、転写フィルム4にズ
レやシワが発生するのを防止することができる。
【0029】なお、前記実施の形態においては本発明
を、カラープリンター等に用いる中間転写ドラムに適用
した場合について説明したが、本発明は、モノクローム
方式ののプリンター等に用いる、露光と転写紙への転写
を1つの転写体で行う感光体ドラムに適用することもで
きる。
を、カラープリンター等に用いる中間転写ドラムに適用
した場合について説明したが、本発明は、モノクローム
方式ののプリンター等に用いる、露光と転写紙への転写
を1つの転写体で行う感光体ドラムに適用することもで
きる。
【0030】また前記実施の形態においては、軸部材2
0に形成した平面部20aに転写フィルム4の端部を接
着剤により貼着したが、軸部材20に平面部20aを形
成しないでその円筒周面に転写フィルム4を貼着した
り、或いは接着剤でなくビス等の機械的固定手段により
転写フィルム4を固定するようにしてもよい。
0に形成した平面部20aに転写フィルム4の端部を接
着剤により貼着したが、軸部材20に平面部20aを形
成しないでその円筒周面に転写フィルム4を貼着した
り、或いは接着剤でなくビス等の機械的固定手段により
転写フィルム4を固定するようにしてもよい。
【0031】また、前記実施の形態においては軸部材2
0を回転するよう付勢する回転付勢手段を、回動レバー
22と引張コイルスプリング24により構成したが、同
様の機能を発揮できるものであれば、回転付勢手段は他
のどのような構成を用いてもよい。
0を回転するよう付勢する回転付勢手段を、回動レバー
22と引張コイルスプリング24により構成したが、同
様の機能を発揮できるものであれば、回転付勢手段は他
のどのような構成を用いてもよい。
【0032】さらに、前記実施の形態においては弾性引
張手段として引張コイルスプリング24を用いたが、弾
性引張手段として他の型式のスプリングを用いてもよ
く、或いは機械的弾性体の代わりに、合成ゴム体等のよ
うな、他の材質的弾性体を用いてもよい。
張手段として引張コイルスプリング24を用いたが、弾
性引張手段として他の型式のスプリングを用いてもよ
く、或いは機械的弾性体の代わりに、合成ゴム体等のよ
うな、他の材質的弾性体を用いてもよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回転付勢手段により部材収納部に収納された軸部材を回
転付勢することにより、一端部が部材収納部の一対の立
上り面の一方に貼着されたフィルム部材の他端部が、軸
部材に貼着されて軸部材と共に回転することにより、フ
ィルム部材を中間転写ドラムの接線方向に引張って、中
間転写ドラムの最表層部に貼着させて円筒周面を形成す
ることができると共に、そのフィルム部材にズレやシワ
が発生するのを確実に防止することができる。
回転付勢手段により部材収納部に収納された軸部材を回
転付勢することにより、一端部が部材収納部の一対の立
上り面の一方に貼着されたフィルム部材の他端部が、軸
部材に貼着されて軸部材と共に回転することにより、フ
ィルム部材を中間転写ドラムの接線方向に引張って、中
間転写ドラムの最表層部に貼着させて円筒周面を形成す
ることができると共に、そのフィルム部材にズレやシワ
が発生するのを確実に防止することができる。
【0034】このため、従来の転写ドラム60(図8参
照)のように円周方向に伸びる引張コイルスプリング6
4を設けなくとも、フィルム部材にズレやシワが発生す
るのを防止することができるので、中間転写ドラムの径
大きくなって装置が大型化することを防止することがで
きる。またこのため、装置のコストアップをも防止する
ことができる。
照)のように円周方向に伸びる引張コイルスプリング6
4を設けなくとも、フィルム部材にズレやシワが発生す
るのを防止することができるので、中間転写ドラムの径
大きくなって装置が大型化することを防止することがで
きる。またこのため、装置のコストアップをも防止する
ことができる。
【0035】さらに、フィルム部材の他端部は、軸部材
の回転によりその円弧面に巻き付けられて中間転写ドラ
ムの円筒周面の接線方向に引張られるため、フィルム部
材には従来の転写ドラム66(図9参照)のように、コ
ーナー部66a等により無理な力がかかることはないの
で、中間転写ドラムのフィルム部材が局部的に破損する
ことを防止することができる。
の回転によりその円弧面に巻き付けられて中間転写ドラ
ムの円筒周面の接線方向に引張られるため、フィルム部
材には従来の転写ドラム66(図9参照)のように、コ
ーナー部66a等により無理な力がかかることはないの
で、中間転写ドラムのフィルム部材が局部的に破損する
ことを防止することができる。
【図1】本発明による画像形成装置の第1の実施の形態
に係る中間転写ドラム1を用いたカラー画像形成装置を
示す概略構成図である。
に係る中間転写ドラム1を用いたカラー画像形成装置を
示す概略構成図である。
【図2】図1における中間転写ドラム1の斜視図であ
る。
る。
【図3】図2における中間転写ドラム1の分解斜視図で
ある。
ある。
【図4】図2における中間転写ドラム1のIV−IV線
断面図である。
断面図である。
【図5】図2における中間転写ドラム1のV矢視図であ
る。
る。
【図6】図2における中間転写ドラム1のVI−VI線
断面図である。
断面図である。
【図7】従来のエンドレス状の転写ベルト50を用いた
画像形成装置を示す概略構成図である。
画像形成装置を示す概略構成図である。
【図8】従来の転写ドラム60を示す概略構成図であ
る。
る。
【図9】図8に示す転写ドラム60から考えられる転写
ドラム66を示す概略構成図である。
ドラム66を示す概略構成図である。
1 中間転写ドラム 2 導電性シリンダー 3 導電性弾性体 4 転写フィルム 4a 一端部 4b 他端部 6a,6b 感光体 7 転写ローラー 8 分離装置 10 転写紙 12 搬送装置 14 円形フランジ部材 14a 軸孔 14b 支持孔 16 係止部材 16a 立上り部 16b 底部 17 部材収納部 18 シャフト部材 20 軸部材 20a 平面部 22 回動レバー 24 引張コイルスプリング 50 転写ベルト 53 バックアップローラ 54 感光体 56 転写紙 58 定着装置 60 転写ドラム 61 ドラム基体 62 転写フィルム 62a 端部 64 引張コイルスプリング 66 転写ドラム 67 凹部 67a 立上り面 67b 底面 68 押圧スプリング
Claims (4)
- 【請求項1】 露光による静電潜像を現像されて1次ト
ナー画像を形成する感光体と、 前記感光体から前記1次トナー画像を1次転写されるこ
とにより2次トナー画像を形成する円筒周面を有し、こ
の2次トナー画像を転写シート材に2次転写する中間転
写ドラムと、 を備えた画像形成装置において、 前記中間転写ドラムが、 最表層部に貼着されて前記円筒周面を形成するフィルム
部材と、 前記円筒周面の円周方向の一部に円筒周面より凹んで形
成されて2つの立上り面を有し軸方向に延在する部材収
納部と、 前記部材収納部に収納されて回転自在に両端部が支持さ
れる軸部材と、 前記軸部材の両端部に連結されて軸部材を回転させるよ
うに付勢する回転付勢手段とを有し、 前記フィルム部材の円周方向の一端部を前記部材収納部
の立上り面の一方に貼着し、他端部を前記軸部材に貼着
して、前記軸部材が回転することにより、前記フィルム
部材の他端部を中間転写ドラムの接線方向に引張るよう
にしたことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記軸部材の断面における円形状の円周
方向の一部を直線状にした平面部を形成したことを特徴
とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】 前記回転付勢手段が、 前記軸部材の両端部に各々の一端部が固定され他端部が
前記軸部材と直角方向に伸びる一対の回動レバーと、 前記回動レバーの他端部に一端部が連結され他端部が前
記中間転写ドラムの両端部に固定され、前記中間転写ド
ラムの半径方向に対して傾いて配置されて回動レバーの
他端部を回動させるよう付勢する弾性引張手段と、 を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。 - 【請求項4】 露光による静電潜像を現像されて形成さ
れたトナー画像を転写シート材に転写する感光体ドラム
が、 最表層部に貼着されて円筒周面を形成するフィルム部材
と、 前記円筒周面の円周方向の一部に円筒周面より凹んで形
成されて2つの立上り面を有し軸方向に延在する部材収
納部と、 前記部材収納部に収納されて回転自在に両端部が支持さ
れる軸部材と、 前記軸部材の両端部に連結されて軸部材を回転させるよ
うに付勢する回転付勢手段とを有し、 前記フィルム部材の円周方向の一端部を前記部材収納部
の立上り面の一方に貼着し、他端部を前記軸部材に貼着
して、前記軸部材が回転することにより、前記フィルム
部材の他端部を中間転写ドラムの接線方向に引張るよう
にしたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18901897A JP3457152B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18901897A JP3457152B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1124436A true JPH1124436A (ja) | 1999-01-29 |
JP3457152B2 JP3457152B2 (ja) | 2003-10-14 |
Family
ID=16233934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18901897A Expired - Fee Related JP3457152B2 (ja) | 1997-06-30 | 1997-06-30 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3457152B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100645433B1 (ko) * | 2004-12-08 | 2006-11-15 | 삼성전자주식회사 | 전사유닛 및 화상형성장치 |
-
1997
- 1997-06-30 JP JP18901897A patent/JP3457152B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100645433B1 (ko) * | 2004-12-08 | 2006-11-15 | 삼성전자주식회사 | 전사유닛 및 화상형성장치 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3457152B2 (ja) | 2003-10-14 |
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