JPH11244240A - 眼科装置及び眼科装置における検眼情報の保存方法 - Google Patents

眼科装置及び眼科装置における検眼情報の保存方法

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JPH11244240A
JPH11244240A JP10064060A JP6406098A JPH11244240A JP H11244240 A JPH11244240 A JP H11244240A JP 10064060 A JP10064060 A JP 10064060A JP 6406098 A JP6406098 A JP 6406098A JP H11244240 A JPH11244240 A JP H11244240A
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    • A61B3/10Objective types, i.e. instruments for examining the eyes independent of the patients' perceptions or reactions
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる装置で得られた生データや、キャリブ
レーションをやり直した前後の生データであっても、同
じように解析結果の精度を保証する。 【解決手段】 被検眼の情報を検出する検出手段とその
検出結果に基づいて被検眼の特性を求める演算手段を持
つ眼科装置において、前記検出手段の検出結果を較正す
る較正手段と、複数の較正情報を記憶する較正情報記憶
手段と、前記検出手段により得られた検出情報をその検
出時の較正情報と関連付けて記憶する検出情報記憶手段
と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被検眼の特性等を
求める眼科装置及び眼科装置における検眼情報の保存方
法に関する。
【0002】
【従来技術】被検眼の特性を求める眼科装置には、角膜
形状解析装置や前眼部断面の画像から水晶体又は角膜の
混濁度、前眼部の各部の形状を解析する前眼部断面解析
装置がある。
【0003】例えば、角膜形状解析装置としては、プラ
チドリング指標を被検眼角膜に投影し、これを撮像カメ
ラにより撮像し、得られた画像データに基づいて角膜の
広い範囲にわたる曲率の分布を求めるものが知られてい
る。曲率の分布はトポグラフィとして視覚化される。
【0004】角膜曲率を求める際には、事前に既知の曲
率を持つ複数の基準ボールを撮像したときの画像データ
を使用して各ボールの値との関係を補正した較正データ
を予め求め、この較正データに基づいて絶対値化した解
析結果を演算する。このときの較正データはその装置固
有のものであり、同一モデルの装置であっても装置には
個体差があるため共用はできない。上記の角膜形状解析
装置で言えば、装置の個体差としては、プラチドリング
やその取り付け位置、撮像カメラに至るまでの撮像光学
系のバラツキやズレ等がある。較正データは解析結果に
装置固有の差が生じないようにするために使用され、通
常、装置内のメモリに較正データファイルとして記憶さ
れている。
【0005】もちろん、較正データは装置固有のもので
あっても、得られた解析結果を保存しておき、別の装置
によってトポグラフィを再表示すればその表示内容に差
は生じない。
【0006】一方、撮像カメラにより得られた生画像デ
ータをそのまま保存しておき、この保存した生画像デー
タを呼び出して解析結果を得ることができる再解析機能
を備えたもの装置も知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように較正データを使用する装置では、次のような問題
があった。絶対値化された解析結果のみを保存しておく
ものは、新しい解析方法には対応できない。経過観察を
行うために長期に亘って定期的に解析結果を得て、その
変化の状態を調べる場合に、途中から新しい解析方法を
取り入れようとしても、過去に遡って新しい解析方法を
用いることはできない。
【0008】生画像データを保存する機能を持つ装置
は、生画像データを呼び出すことより新しい解析方法へ
の対応の可能性を持つ。しかし、これは同一装置を使用
することが前提であり、誤って別の装置で得られた生画
像データを解析してしまうと、較正データが異なるた
め、解析結果の信頼度は乏しくなる。また、同一装置で
あっても装置のキャリブレーションをし直して較正デー
タを変更すると、キャリブレーション前後で得た生画像
データを再解析する場合には、やはり解析結果の精度に
問題がある。
【0009】本発明は、上記従来技術に鑑み、異なる装
置で得られた生データ(本明細書では生データとは文字
どおりの生データであってもよいが、一部画像処理を施
したものでもよい)や、キャリブレーションをやり直し
た前後の生データであっても、同じように解析結果の精
度を保証できる眼科装置及びそのデータの記憶方法を提
供することを技術課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とす
る。
【0011】(1) 被検眼の情報を検出する検出手段
とその検出結果に基づいて被検眼の特性を求める演算手
段を持つ眼科装置において、前記検出手段の検出結果を
較正する較正手段と、複数の較正情報を記憶する較正情
報記憶手段と、前記検出手段により得られた検出情報を
その検出時の較正情報と関連付けて記憶する検出情報記
憶手段と、とを備えることを特徴とする。
【0012】(2) (1)の眼科装置は、さらに前記
較正情報に識別名を付与する識別名付与手段を備え、前
記検出情報記憶手段は検出情報を較正情報の識別名とと
もに記憶することを特徴とする。
【0013】(3) (1)の眼科装置において、前記
検出情報およびこれに関連付けられた較正情報を対にし
て外部装置との間で送受信する送受信手段を備えること
を特徴とする。
【0014】(4) (1)の眼科装置において、前記
検出情報記憶手段及び前記較正情報記憶手段は、情報送
信手段を介して送信される情報を記憶する外部記憶装置
を持つことを特徴とする。
【0015】(5) (1)の眼科装置において、前記
検出手段は被検眼に形成された測定指標を撮像する撮像
手段を持ち、前記検出情報とは前記撮像手段により撮像
された画像情報であることを特徴とする。
【0016】(6) (1)の眼科装置において、前記
検出手段は被検眼角膜に向けて測定用の指標パターンを
投影する指標投影手段と、被検眼角膜に投影された指標
パターン像を撮像する撮像手段を持つことを特徴とす
る。
【0017】(7) 被検眼の情報を検出する検出手段
とその検出結果に基づいて被検眼の特性を求める演算手
段を持つ眼科装置において、前記検出手段の検出結果を
較正する較正手段と、較正情報を記憶する較正情報記憶
手段と、前記検出手段により得られた検出情報をその検
出時の較正情報と関連付けて記憶する検出情報記憶手段
と、新たな解析プログラムを入力する解析プログラム入
力手段とを備え、前記演算手段は該解析プログラムによ
り前記検出情報及び較正情報を使用して被検眼の特性を
求めることを特徴とする。
【0018】(8) 被検眼の情報を検出し、該検出情
報に基づいて被検眼の特性を求める眼科装置における検
眼情報の保存方法であって、検出された検出情報を較正
するための較正情報を得る段階と、複数の較正情報を記
憶する段階と、検出された検眼情報をその検出時の較正
情報と関連付けて記憶する段階と、を備えることを特徴
とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一形態を図面に基
づいて説明する。図1は本発明の一形態である角膜形状
解析装置の本体を側面から見たときの図であり、図2は
装置が持つ測定光学系と制御系の概略構成を示す図であ
る。
【0020】図1において、装置本体1は、固定基台2
と、固定基台2に対して前後左右に摺動可能な摺動台3
と、摺動台3に対して上下に移動可能な測定ユニット4
と、摺動台3及び測定ユニット4を移動するためのジョ
イスティック5と、固定基台2に固設された顔支持ユニ
ット6と、測定ユニット4の検者側に設けられたカラー
表示可能な液晶型のディスプレイ7と、を備える。
【0021】図2において、10は測定ユニット4に配
置される角膜形状を測定するための測定光学系を示し、
多数の円環状のリングパターンが形成されている円錐形
状のプラチド板12、プラチド板12のリングパターン
をほぼ均一に照明する照明光源13、被検眼角膜に投影
されたリングパターン像を撮影するための撮影レンズ1
4及びCCDカメラ15を備える。撮影レンズ14及び
CCDカメラ15は前眼部を観察する観察光学系を兼ね
る。また、測定ユニット4には図示されていない固視光
学系やアライメント光学系が設けられている、本発明と
関係が薄いのでその説明は省略している。
【0022】CCDカメラ15により撮像された画像
は、ビデオキャプチャ21に取り込まれる。ビデオキャ
プチャ21はバス23を介して演算制御部20と接続さ
れており、演算制御部20は装置全体の制御、CCDカ
メラ15により撮像された画像に対する解析処理等を行
う。また、バス23には、キャラクタや図形等を生成す
るビデオインタフェイス24、データを一時記憶するメ
モリ25、ハードディスク26、FDD(フロッピディ
スクドライブ)27、キーボード29及びマウス30と
接続されるシリアルI/O28、プリンタ32と接続さ
れるパラレルI/O31、各種スイッチを持つ操作スイ
ッチ群34、通信ポート33、等が接続されている。通
信ポート33には外部記憶装置や、外部のコンピュータ
40に接続され、データの送受信が行えるようになって
いる。また、電話回線等を使用することにより遠隔地と
のデータの送受信も可能である。
【0023】以上のような構成を持つ装置の動作を説明
する。まず、この装置における較正(キャリブレーショ
ン)について説明する。キャリブレーションは既知の曲
率を持つ複数の基準ボールにプラチド板12のリングパ
ターンを投影し、この像を撮像したときの画像情報と各
ボールの曲率値とにより較正データを求める。まず、キ
ーボード29及びマウス30を使用して、ハードディス
ク26に記憶されている較正用のプログラムを呼び出
す。また、較正用基準ボールの内の1つを、被検眼の代
わりに顔支持ユニット6の所定の測定位置に固定治具を
使用して配置し、測定光学系10をアライメントする。
アライメントは、ディスプレイ7に表示されるプラチド
リングパターン像、アライメント光束により形成される
アライメント指標像を観察しながら、指標像がアライメ
ントマークと所定の関係にするように、ジョイスティッ
ク5等を操作して摺動台3、測定ユニット4を移動す
る。
【0024】アライメントができたら操作スイッチ群3
4の撮影スイッチを押して、撮影画像を得る。CCDカ
メラ15により撮像されたプラチドリングパターン像は
ビデオキャプチャ21に取り込まれてディスプレイ7に
表示される。表示されたイメージを確認して問題なけれ
ば、画面に表示される「Accept」キーをマウス30でク
リックして次の較正用基準ボールの撮影に移る。ビデオ
キャプチャ21に取り込まれた画像データはメモリ25
(あるいはハードディスク26)に転送記憶される。
【0025】同様に、残りの較正用基準ボールの撮影を
行う。各ボールの画像データが得られると、演算制御部
20は画像データのリングパターン像と各ボールの曲率
値との関係を計算して、このときの装置固有の較正デー
タを求める。すなわち、リングパターン像により各リン
グのエッジを検出し、各リングのエッジ位置に基づいて
所定角度(例えば1度毎)の経線毎にリング中心位置か
ら各リングまでの距離を算出する。これを各ボール毎に
行ったもの(細かくは各ボール間の曲率に対する距離は
補間して求める)を較正データとする。求められた較正
データはハードディスク26に記憶される。
【0026】このようなキャリブレーションは、装置を
移動したときや光学系の照明光源13等を交換したと
き、プラチド板12を外して取付け直したとき等に行
い、これにより光学系のバラツキやずれ等を補正して正
確な解析結果を算出できるようにする。また、キャリブ
レーションはある期間毎や装置を起動する毎に定期的に
行うことも好ましい。キャリブレーションを行う都度求
められた較正データは、較正データファイルとしてキャ
リブレーションを実行した日付、時刻等により管理され
てハードディスク26に記憶される。
【0027】次に、被検眼の測定と測定データの保存に
ついて説明する。被検者の顔を顔支持ユニット6で固定
した後、アライメントを行う。ディスプレイ7には前眼
部像とともに、照明光源13に照明されて被検眼角膜に
投影されたプラチド板12のリングパターン像、アライ
メント指標像、アライメントマーク等が表示されるの
で、基準ボールのときと同様にこれらを観察しながら被
検眼に対して装置を移動し、アライメントを行う。アラ
イメントが完了したら、撮影スイッチを押してプラチド
リングパターンが投影された前眼部像を撮影する。ディ
スプレイ7に表示された撮影像を確認して問題なけれ
ば、画面上の「Accept」キーをマウスでクリックする。
ビデオキャプチャ21に取り込まれた生画像データはメ
モリ25(あるいはハードディスク27)に記憶され
る。
【0028】撮影像が得られた後、ディスプレイ7の画
面上に表示された解析スタートのキーをクリックする
と、ハードディスク26に記憶され解析プログラムが呼
び出され、これに従って角膜形状の解析が実行される。
演算制御部20は撮影された生画像データを取り出し、
基準ボールによる較正データの算出のときと同様に、1
度毎の経線毎にリング中心位置からエッジ処理された各
リングまでの距離を算出する。その後、このデータと較
正データとを比較することに基づいて各位置での角膜曲
率を得る(角膜曲率の算出については、本出願人による
特開平7−124113号公報を参照されたい)。解析
結果は、例えばトポグラフィとしてカラーマップ表示さ
れる。
【0029】このようにして得られた撮影像の生画像デ
ータ、解析結果を保存する場合は、マウス等の操作によ
り保存用画面をディスプレイ7に開き、画面に表示され
た保存を指示するSAVEキーをクリックする。メモリ25
に記憶されている生画像データは、このときの較正デー
タと対応付けられてハードディスク26に保存され、所
定領域の角膜曲率(強弱主経線曲率、軸度、角膜乱視度
数)、非球面指数、等々の解析結果は絶対値化されて保
存される。較正データと生画像データ(及び絶対値化さ
れた解析結果)は、全てをペアで記憶しておくことも可
能であるが、記憶容量の節約を考えれば、生画像データ
のファイルにどの較正データファイルを使用したかの識
別名を書き込んで対応付けるようにすれば良い。すなわ
ち、同一装置で多数の生画像データを取り込み、その間
に装置のキャリブレーションを数回行ったとすると、図
3のように、各生画像データファイルに較正データファ
イルの識別名を関連付ける。もちろん、その逆に較正デ
ータファイルに関連する各生画像データファイルの識別
名を付けておくこともできる。較正データファイル及び
生画像データの識別名には、例えば、キャリブレーショ
ン及び撮影時のタイムデータ(日付、時刻)等を利用す
ることができる。
【0030】また、生画像データ(及び解析結果)は、
FDD27によるフロッピディスクへの記憶保存、通信
ポート33を介して接続される外部記憶装置に記憶保存
できる。このときには、ハードディスク26から必要な
較正データファイルを呼び出して転送記憶する。
【0031】保存された生画像データの再解析をする場
合について説明する(図4のフローチャート参照)。過
去に保存された生画像データの再解析を行うときは、生
画像データが保存されている記憶媒体(ハードディス
ク、フロッピディスク、外部記憶装置)を選択した後、
被検者のID番号、撮影の日付データ等から再解析を行
う目的の生画像データを指定する(装置に記憶されてい
る検索プログラムを使用することができる)。演算制御
部20は指定された生画像データに対応する較正データ
を記憶媒体(選択された記憶媒体に対応する較正データ
が無い場合は、他の記憶媒体も調査する)から読み出
す。2つのデータファイルが読み出されば、これに基づ
いて所定の解析を行い、その解析結果をディスプレイ7
に表示する。
【0032】このように常に生画像データに対応する較
正データを呼び出して解析を行うことにより、角膜形状
解析装置のキャリブレーションをし直した場合でも、生
画像データを得たときの較正データを反映させた正確な
解析結果を得ることができる。また、解析プログラムが
変更された場合(例えば、生画像データに対してより精
度の高いエッジ処理の方法が変更された場合や、より進
んだ解析処理プログラムが開発された場合等)には、こ
れを過去に撮影された生画像データに対しても適用でき
るし、将来に亘ってその可能性を持たせることができ
る。
【0033】また、解析プログラムを持つ外部のコンピ
ュータ40等の解析装置に転送するときは、生画像デー
タと較正データのファイルを共にペアで転送出力させ
る。これにより、生画像データを得た装置でなくても、
他の解析装置により同じように解析結果を算出すること
ができる。その逆に、他の角膜形状解析装置で得られた
ものに対しても正確な解析を行うことができる。
【0034】さらには、他の解析装置を使用することに
より、次のような利用を図ることができる。例えば、一
般眼科医に設置された解析装置側では簡単な解析項目や
内容による解析結果までとし、より高度な(専門的な)
解析項目や内容については、専門の病院にてその解析プ
ログラムを持つ解析装置で行う。すなわち、生画像デー
タと較正データのファイルを転送することで(フロッピ
ディスクであっても良いし、電話回線を介したデータの
転送であっても良い)、専門の病院でより高度で精密な
解析結果を算出する。これにより、一般眼科医では専門
家からより詳しい診断をあおぐことができる。
【0035】また、こうすることにより、一般眼科医に
設置される解析装置側には、必要とする解析までのシス
テム内容に限定して装置のコストを抑えることができ、
高価である高度な解析プログラムは専門の病院にのみ設
置すれば良い。装置の製造メーカは解析プログラムを別
けることにより、トータルのコストを抑えることがで
き、使用者側も目的に合った解析装置を揃えれば良いの
で経済的である。
【0036】以上、角膜形状解析装置を例にとって説明
したが、前眼部断面解析装置の場合には次のように適用
できる。撮像した画像周辺には、断面撮像光学系のレン
ズ系による歪が生じる。較正データとして正確なグリッ
ドチャートを予め撮像しておけば、画像周辺に像歪みが
あっても、撮影画像に対して補正計算を施すことで、断
面撮影の各部の正確な寸法を得ることができる。キャリ
ブレーションを行ったとき毎の較正データを記憶してお
き、これを撮影した断面画像とペアにして(関連させ
て)保存すれば、過去に撮影した画像や異なる装置で撮
影した画像であっても、常に正しい結果が得られる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
異なる装置で得られた生データや、キャリブレーション
をやり直した前後の生データに対しても、解析結果の正
確性、信頼性を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一形態である角膜形状解析装置の本体
を側面から見たときの図である。
【図2】本発明の形態の装置が持つ測定光学系と制御系
の概略構成を示す図である。
【図3】生画像データファイルと較正データファイルと
を識別名を付けて管理する方法を説明する図である。
【図4】生画像データの再解析をする場合のフローチャ
ートを示す図である。
【符号の説明】
10 測定光学系 15 CCDカメラ 20 演算制御部 21 ビデオキャプチャ 25 メモリ 26 ハードディスク 27 FDD 33 通信ポート 40 コンピュータ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の情報を検出する検出手段とその
    検出結果に基づいて被検眼の特性を求める演算手段を持
    つ眼科装置において、前記検出手段の検出結果を較正す
    る較正手段と、複数の較正情報を記憶する較正情報記憶
    手段と、前記検出手段により得られた検出情報をその検
    出時の較正情報と関連付けて記憶する検出情報記憶手段
    と、とを備えることを特徴とする眼科装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の眼科装置は、さらに前記較正
    情報に識別名を付与する識別名付与手段を備え、前記検
    出情報記憶手段は検出情報を較正情報の識別名とともに
    記憶することを特徴とする眼科装置。
  3. 【請求項3】 請求項1の眼科装置において、前記検出
    情報およびこれに関連付けられた較正情報を対にして外
    部装置との間で送受信する送受信手段を備えることを特
    徴とする眼科装置。
  4. 【請求項4】 請求項1の眼科装置において、前記検出
    情報記憶手段及び前記較正情報記憶手段は、情報送信手
    段を介して送信される情報を記憶する外部記憶装置を持
    つことを特徴とする眼科装置。
  5. 【請求項5】 請求項1の眼科装置において、前記検出
    手段は被検眼に形成された測定指標を撮像する撮像手段
    を持ち、前記検出情報とは前記撮像手段により撮像され
    た画像情報であることを特徴とする眼科装置。
  6. 【請求項6】 請求項1の眼科装置において、前記検出
    手段は被検眼角膜に向けて測定用の指標パターンを投影
    する指標投影手段と、被検眼角膜に投影された指標パタ
    ーン像を撮像する撮像手段を持つことを特徴とする眼科
    装置。
  7. 【請求項7】 被検眼の情報を検出する検出手段とその
    検出結果に基づいて被検眼の特性を求める演算手段を持
    つ眼科装置において、前記検出手段の検出結果を較正す
    る較正手段と、較正情報を記憶する較正情報記憶手段
    と、前記検出手段により得られた検出情報をその検出時
    の較正情報と関連付けて記憶する検出情報記憶手段と、
    新たな解析プログラムを入力する解析プログラム入力手
    段とを備え、前記演算手段は該解析プログラムにより前
    記検出情報及び較正情報を使用して被検眼の特性を求め
    ることを特徴とする眼科装置。
  8. 【請求項8】 被検眼の情報を検出し、該検出情報に基
    づいて被検眼の特性を求める眼科装置における検眼情報
    の保存方法であって、検出された検出情報を較正するた
    めの較正情報を得る段階と、複数の較正情報を記憶する
    段階と、検出された検眼情報をその検出時の較正情報と
    関連付けて記憶する段階と、を備えることを特徴とする
    眼科装置における検眼情報の保存方法。
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