JPH11244099A - 着座具 - Google Patents
着座具Info
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- JPH11244099A JPH11244099A JP10064753A JP6475398A JPH11244099A JP H11244099 A JPH11244099 A JP H11244099A JP 10064753 A JP10064753 A JP 10064753A JP 6475398 A JP6475398 A JP 6475398A JP H11244099 A JPH11244099 A JP H11244099A
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- Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
Abstract
に、前重心の座り姿勢で腰かける構成とすることによ
り、交感神経の正常な働きを促すようにした着座具を提
供する。 【解決手段】椅子10の座面に設置される着座具1であ
って、座板2の下面に設けられた支点部材4によって該
座板2が回動自在に支持されると共に、座板2の片側自
由端の下面に設けられた弾性部材6によって該座板2が
支点部材4を中心に上方向へ弾性的に支持されて成り、
座板2に腰かけた着座者が弾性部材6の弾性力に抗して
座板2の片側自由端を押圧する前姿勢で腰掛けるように
した。
Description
に設置することにより、前重心の姿勢で腰掛けることが
できるようにした着座具に関するものである。
二つの神経をあわせたものであり、人間の正常な生活サ
イクルにおいては、昼間の活動期に交感神経を働かせる
ことにより身体の諸機能を活発にし、また夜間の休息期
に副交感神経を働かせることにより身体の諸機能を回復
させるという半サイクル毎の交互活動を行っている。そ
して、これらの交感神経と副交感神経のバランスが良好
であるところに自律神経の健全な働きが維持される。
るような現代社会においては、交感神経の活動時間が長
くなるため、交感神経と副交感神経のバランスが崩れて
しまい、交感神経が過緊張の状態となって強いストレス
(交感神経過緊張)を引き起こし、このようなことが原
因で自律神経失調症の患者が急増しているのが実情であ
る。
経の働きは、身体の姿勢に大きく影響を受けることが知
られている。即ち、走るときのような前重心の姿勢は交
感神経が上位支配となるが、横になって寝るときのよう
な後ろ重心の姿勢は副交感神経が上位支配となる。
おいては、デスクワークが主体となっているが、このデ
スクワークを行なう際、椅子に腰掛けるという姿勢は、
背もたれに寄りかかるような後ろ重心の姿勢をとること
も、机の側に前傾姿勢となるような前重心の姿勢をとる
ことも可能である。
には、重心を後ろへ移動することにより、副交感神経上
位支配の姿勢をとり、活動するときには、重心を前方へ
移動することにより、交感神経上位支配の姿勢をとるこ
とで、交感神経と副交感神経を健全に働かせることが可
能である。
子は、背もたれを備え、安楽に腰かけられる構造のもの
が多く、背中を背もたれに当てた後ろ重心の姿勢になり
がちである。
と、図6に示すように、一般的には、背部を曲げ、腹部
を圧迫した前屈みの姿勢となり、前傾した頭部を首と肩
の筋肉で支えるため、肩こりの原因となる。また、この
ような姿勢で長時間のデスクワークを持続する場合、肉
体的或は精神的な疲労が重なると、身体的には副交感神
経の働きを要求するにもかかわらず、デスクワークの内
容自体は交感神経の働きを要求するため、交感神経を強
制的に緊張させる必要が生じる。このようなことによっ
て引き起こされる交感神経と副交感神経のアンバランス
が、ストレス(交感神経過緊張)を増長させる原因とな
る。
防止するには、デスクワークの際に、交感神経を無理な
く正常に働かせるように、前重心の姿勢をとらせるのが
好ましい。
に示す椅子20が案出されている。この椅子20は、背
筋を伸ばした状態で学習等を行わせるようにしたもの
で、その構成は、脛骨前縁を支えるパッド21と、骨盤
を多少前傾に保つように設定した腰掛け部分22とを有
している。
を保つには、まず脛骨前縁でパッド21を押すことが必
要である。このように脛骨前縁でパッド21を押すに
は、膝関節伸展の作用を持つ大腿部四頭筋を緊張させる
ことが必要となる。
広筋・外側広筋・中間広筋の三つの筋と、骨盤から起始
する大腿直筋の四つの筋から構成されている。大腿直筋
の作用は、骨盤の下前腸骨棘と脛骨粗面の距離を短縮さ
せることである。脛骨前縁でパッド21を押すとき、パ
ッド21が動くものであれば骨盤の位置は固定されたま
まである。
ると、膝を伸展させるためのモーメントは骨盤を前傾さ
せるように作用する。また、前傾にされた脊柱を起こす
ために脊柱起立筋が働く。これにより、脊柱が直立位に
なる。
次弯曲(後弯)のみを作り出し、生理的な姿勢に必要な
2次弯曲(前弯)は脊柱起立筋群の筋力によって作り出
される。この下肢と体幹との二分された動作の強要は筋
疲労を容易に招き、腰部の筋・筋膜性腰痛、椎間関節性
腰痛を起こすことが予想されるという問題を有してい
る。
たもので、交感神経を上位支配とすべきデスクワーク時
に、前重心の座り姿勢で腰かける構成とすることによ
り、交感神経の正常な働きを促すようにした着座具を提
供することを目的とするものである。
めに、本発明の着座具は、椅子の座面に設置される着座
具であって、座板の下面に設けられた支点部材によって
該座板が回動自在に支持されると共に、前記座板の片側
自由端の下面に設けられた弾性部材によって該座板が前
記支点部材を中心に上方向へ弾性的に支持されて成り、
前記座板に腰かけた着座者が前記弾性部材の弾性力に抗
して前記座板の片側自由端を押圧する前重心の姿勢で腰
掛けるようにされたものである。
定箇所で支持する支持板が設けられた構成とするのがよ
い。
り、前記支点部材は前記座板の重心よりも片側寄りに設
けられ、前記弾性部材は前記支点部材を境とする長手側
の自由端に設けられた構成としてもよい。
方の座板において該座板の重心よりも前方側に前記支点
部材が設けられ、他方の座板において該座板の後方側に
前記支点部材が設けられ、双方の座板において各支点部
材を境とする長手側の自由端に前記弾性部材が設けられ
た構成としてもよい。
よって回動自在に固定された構成とするのが好ましい。
設された構成としてもよい。
た自由端側の上方に厚さ補充材が設けられた構成として
もよい。
性部材と前記支持板とが袋状のカバーに収容された構成
とするのが好ましい。
面を参照しながら説明する。
椅子10の座面に設置した状況を示す図である。
角形状の板部材から成る座板2と、この座板2と略同面
積に形成された支持板3とを有する。支持板3の所定箇
所には支点部材4が固設され、該支点部材4の頂部に座
板2が載置されると共に、座板2は支点部材4に蝶番5
で回動自在に固定され、座板2の片側自由端の下面には
弾性部材6が設けられている。
ように断面三角形状に形成され、座板2の全幅にわたる
長さを有する。この支点部材4が座板2の重心よりも片
側寄り(図3においては座板2の中心よりも上方側)の
幅方向に設けられた状態で支持板3に固定されると共
に、この支点部材4によって座板2の全幅が支持される
ことにより、該座板2が着座者の荷重に耐えるようにさ
れている。
2の重心よりも片側寄りとされているのは、着座者がそ
の大腿下部で座板2の自由端(支点部材4を中心にして
座板2が自由に回動できる端部)の長手側を押圧する際
のモーメントを確保するためである。従って、その機能
を満足する範囲で支点部材4の取付け位置を調整するこ
とが可能である。
面三角形に形成されているが、これ以外の形状にしても
よく、支持板3に対する安定した固定状態を確保し、座
板2を回動自在に支持する頂部を有するものであれば、
そのほかの形状でもよい。
定するのに蝶番5を使用しているが、本発明はこれに限
定されることなく、他のヒンジ手段を用いてもよい。
端(図2においては支点部材4の前方側)における座板
2の下面には4個のスプリングによる弾性部材6、6…
が略等間隔で固設され、夫々の弾性部材6、6…の下端
が支持板3に固定されることにより位置決めされてい
る。なお、弾性部材6の個数はこの4個に限定されるわ
けではなく、座板2の弾性部材6側自由端を押圧する大
腿部の押圧力との関係から設定すればよい。
板2の下面に設けられた支点部材4によって該座板2が
回動自在に支持されると共に、座板2の片側自由端の下
面に設けられた弾性部材6によって座板2が支点部材4
を中心に上方向へ弾性的に支持されている。そして、座
板2に腰かけた着座者は弾性部材6の弾性力に抗して座
板2の片側自由端を押圧する前重心の姿勢で腰かけるこ
ととなる。
面にクッション材7を付設するのが好ましい。クッショ
ン材7は座板2に腰かけた着座者の座り心地を良くする
ためのものである。
のクッション材7の上面には厚さ補充材8、8を設ける
のがよい。この厚さ補充材8は、やや硬質の弾性を有す
る合成樹脂製部材から成り、厚さを有する半円形に形成
され、2個の厚さ補充材8の直径側が座板2の前縁に合
わせてクッション材7の上面に並列された状態で固定さ
れている。これらの厚さ補充材8は、座板2に腰かけた
着座者の両足の太腿下部の膝関節付近に生じる隙間を補
充するもので、着座者が太腿下部で座板2の自由端側を
押圧しやすいように設けられたものである。
の座板2と支点部材4と弾性部材6と支持板3とがクッ
ション材7と厚さ補充材8等を含めて袋状のカバー9に
収容され、上記の各部材が目隠しされると共に、外観上
の美観を確保するようにされている。
板2を有する着座具1の作用について説明する。
された着座具1の座板2に着座者が腰を下ろすと、図5
に示すような座り姿勢となる。図5において、着座者が
弾性部材6側の座板2の自由端を大腿下部で矢印に示す
方向に押圧すると、支点部材4を中心に座板2の弾性部
材6側自由端が弾性部材6の弾性力に抗して下方に押圧
され、座板2の後面上の着座者の骨盤が上昇する結果、
背筋を伸ばした状態で、前重心の座り姿勢となる。
と、座板2の弾性部材6側自由端を押すためには、股間
接伸筋群(大腿二頭筋長頭、半腱様筋、半膜様筋などの
ハムストリング筋)を収縮させることが行われる。この
ハムストリング筋は座骨結節に起始し、脛骨上部の内外
側に停止する筋である。
動せずに固定された状態にあると、この自由端を大腿下
部で押圧することによって、座骨結節が脛骨方向に牽引
され、骨盤が後傾する。
脛骨前縁を支えるパッド21を有する椅子10とは異な
り、下腿(足首、足部)を自由に動かせること、さらに
座板2が支点部材4を中心に回動し得ること、この弾性
部材6側の座板2の弾性部材6側自由端を弾性部材6の
弾性力に抗して大腿下部で押圧することにより骨盤が上
昇した前重心の座り姿勢を強制することが可能となり、
骨盤と脛骨の方向性は生理的なバランス点を保ち、前重
心の姿勢によって交感神経上位支配となる。
は、着座者の骨盤の前傾が強要されることがなく、脊柱
の生理的弯曲を保つために働く脊柱起立筋が通常の歩行
と同様に個々のバランスを保つだけの力を働かせば良い
ことになる。
必要不可欠なものであり、本実施例の着座具1は直立時
と同様な筋を働かせること、また座板2の回動性によっ
てバランス感を養うことができること等により、身体の
筋及び関節の深部知覚を活性化することができ、過った
姿勢を正常な姿勢に矯正することも可能である。
着座具1を椅子10の座面に設置する場合、その前後方
向は着座者の身体の如何による。
盤が後傾しているため、この着座具1を座板2の長手側
の自由端が前方となるように椅子10の座面に設置すれ
ば、この着座者の座り姿勢は、前重心となる。
は、その骨盤が前傾しているため、この着座具1を座板
2の長手側の自由端が後方となるように椅子10の座面
に設置すれば、この着座者の座り姿勢もまた前重心とな
る。
2が、図4に示すように左右二枚に分離されて成る着座
具の実施例について説明する。この左右二枚に分離され
た座板2a、2bは、一方の座板2a(図4の右側の座
板2a)において座板2の重心よりも前方側に支点部材
4が設けられ、他方の座板2b(図4の左側の座板2
b)において該座板2bの後方側に支点部材4が設けら
れ、双方の座板2a、2bにおいて各支点部材4を境と
する長手側の自由端に弾性部材6が設けられている。
板2a、2bは、左右の支点部材4と弾性部材6の取付
の前後位置が相互に異なるようにされている。
右の座板2a、2bの全面にわたって一枚の板部材で構
成されるのがよい。また、支点部材4が夫々の座板2
a、2bの全幅にわたって設けられたこと、夫々の座板
2a、2bが支点部材4に蝶番5によって回動自在に固
定されたこと、夫々の座板2a、2bの上面にクッショ
ン材7が設けられたこと等は、上記の実施例と同様にさ
れている。
の座板2a、2bと夫々の座板2a、2bの支点部材4
と弾性部材6と支持板3等がクッション材7と厚さ補充
材8とを含めて袋状のカバー9に収容される点も上記の
実施例と同様である。
8は、左右の座板2a、2bの夫々に一枚ずつ配して設
けるようにすればよい。
a、2bを有する着座具の作用について説明すると、こ
の着座具は膝を組んで椅子10に座る場合に効果を有す
る。
の骨盤が前傾と後傾を相互に有するため、本実施例のよ
うに左右の座板2a、2bの支点部材4と弾性部材6の
取付の前後位置が相互に異なる構成として、膝を組んで
椅子に座る者の座り姿勢を前重心とすることにより交感
神経上位支配の姿勢とするようにしている。
って、本実施例の着座具の左右の座板を反転して設置し
直すことにより対応することが可能である。
は、椅子の座席に設置するだけで手軽に使用することが
でき、またその設置方向を変えることにより、通常の姿
勢が前屈みの者に対しても、また通常の姿勢が後方にの
け反った者に対しても、その姿勢を前重心にして交感神
経上位支配の姿勢とすることが可能である。
左右の座板における支点部材と弾性部材の前後位置が相
互に異なるようにされた着座具を使用した場合は、膝を
組んだ姿勢を前重心にして、上記同様に交感神経上位支
配の姿勢とすることが可能である。
者の座り姿勢を前重心にして交感神経上位支配の姿勢と
することにより、デスクワークに必要な交感神経を無理
なく働かせることとができ、ストレスの解消や自律神経
失調症の防止に有益となる。
よる体調の不調、神経不調が問題となっている現代にお
いて画期的な効果を有するものであり、現在の学歴社会
ゆえにデスクワークが増えた子供のころから使用するこ
とにより、思春期の精神のアンバランスや苛立ち等によ
る犯罪等をも防止するという効果を期待し得るものであ
る。
況を示す図である。
ある。
成した概略を示す平面図である。
成した概略を示す平面図である。
図である。
図である。
かけた座り姿勢を示す図である。
支点部材、5…蝶番、6…弾性部材、7…クッション
材、8…厚さ補充材、9…カバー、10…椅子。
Claims (8)
- 【請求項1】椅子の座面に設置される着座具であって、
座板の下面に設けられた支点部材によって該座板が回動
自在に支持されると共に、前記座板の片側自由端の下面
に設けられた弾性部材によって該座板が前記支点部材を
中心に上方向へ弾性的に支持されて成り、前記座板に腰
かけた着座者が前記弾性部材の弾性力に抗して前記座板
の片側自由端を押圧する前重心の姿勢で腰掛けるように
されたことを特徴とする着座具。 - 【請求項2】前記支点部材と前記弾性部材とを所定箇所
で支持する支持板が設けられたことを特徴とする請求項
1記載の着座具。 - 【請求項3】前記座板は一枚の板部材から成り、前記支
点部材は前記座板の重心よりも片側寄りに設けられ、前
記弾性部材は前記支点部材を境とする長手側の自由端に
設けられたことを特徴とする請求項1記載の着座具。 - 【請求項4】前記座板が左右二枚に分離され、一方の座
板において該座板の重心よりも前方側に前記支点部材が
設けられ、他方の座板において該座板の後方側に前記支
点部材が設けられ、双方の座板において各支点部材を境
とする長手側の自由端に前記弾性部材が設けられたこと
を特徴とする請求項1記載の着座具。 - 【請求項5】前記座板に前記支点部材が蝶番によって回
動自在に固定されたことを特徴とする請求項1記載の着
座具。 - 【請求項6】前記座板の上面にクッション材が付設され
たことを特徴とする請求項1記載の着座具。 - 【請求項7】前記座板の前記弾性部材が設けられた自由
端側の上方に厚さ補充材が設けられたことを特徴とする
請求項1記載の着座具。 - 【請求項8】前記座板と前記支点部材と前記弾性部材と
前記支持板とが袋状のカバーに収容されたことを特徴と
する請求項1及び2記載の着座具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06475398A JP3654765B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 着座具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06475398A JP3654765B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 着座具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11244099A true JPH11244099A (ja) | 1999-09-14 |
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ID=13267261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06475398A Expired - Lifetime JP3654765B2 (ja) | 1998-02-27 | 1998-02-27 | 着座具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP3654765B2 (ja) |
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- 1998-02-27 JP JP06475398A patent/JP3654765B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2014042785A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Shinichi Makise | 腰痛改善器 |
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JP3654765B2 (ja) | 2005-06-02 |
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