JPH11243574A - 移動体通信端末 - Google Patents

移動体通信端末

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JPH11243574A
JPH11243574A JP31812798A JP31812798A JPH11243574A JP H11243574 A JPH11243574 A JP H11243574A JP 31812798 A JP31812798 A JP 31812798A JP 31812798 A JP31812798 A JP 31812798A JP H11243574 A JPH11243574 A JP H11243574A
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communication terminal
mobile communication
electric field
monitoring
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Hiroshi Otaka
広嗣 大高
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 現在受信している基地局の受信レベルに関わ
らず、受信電界強度の高い最適な基地局を選択可能と
し、通信時における通話品質の向上を期待できる移動体
通信端末を提供すること。 【解決手段】 電源投入後、モニタリングを行い最適基
地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信端末は、
受信可能な基地局の中で最も受信電界レベルの高い最適
基地局の選択を行う基地局選択キー21を備え、この基
地局選択キー21が操作されると、待ち受け処理中であ
っても新たにモニタリングを行い、最適基地局の選択処
理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動体通信端末、よ
り具体的にはPHS(Personal Handy-Phone System) 端
末に有利に適用され、最適な基地局を選択することが可
能な移動体通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話や自動車電話等のいわゆる移動
体通信システムにおいては、移動体通信端末が移動中に
あっても通信が可能であるという大きな特徴があり、近
年、急速に普及している。周知のように移動体通信シス
テムでは、移動中でも通信を可能にするため、規則的に
配置された公衆基地局の中から良好な通信を行える基地
局を適宜選択している。このような基地局の選択処理
は、無線通信の場合、電波の伝搬が周囲の状況によって
影響を受け、電波の伝搬状態が接続状態に大きな影響を
与えるため、回線品質の確保のために極めて重要であ
る。そこで、移動体通信端末は、待ち受け時にいくつか
の公衆基地局からの着信制御チャネルのバースト信号を
定期的にモニタリングし、その中から最も強い受信電界
強度の基地局に対して待ち受け動作を行うようにプログ
ラムされている。
【0003】具体的には、移動体通信端末は待ち受け時
に複数、例えば10個程度の基地局からのバースト信号
を順番にモニタし、基地局の識別番号であるIDと受信
電界強度とを一対でそれぞれ格納する。そして、移動体
通信端末は、これら格納した受信電界強度の中から最も
高い受信電界強度の基地局のIDを取り出して選択す
る。以後、このIDの基地局を通信端末が待ち受けを行
う基地局として、これより報知されるすべての情報を受
信し、待ち受け処理を行う。このように、一端、基地局
が選択されると、この基地局との受信電界強度が所定の
値を下回った場合か、または電源が再投入されるまでこ
の基地局を待ち受け処理を行う基地局とする。
【0004】一方、1つの基地局内のゾーンは待ち受け
ゾーン(保持レベル)からなり、通話が行えるゾーンで
あり、実際の通話を行う時には受信電界強度の高い基地
局が選択されていることが好ましい。これに対して、1
つの基地局外のゾーンはハンドオーバーゾーンであり、
通信条件が最も悪いゾーンであり、移動体通信端末がこ
のゾーンに入った場合、他の基地局から送信される制御
信号のみが受信可能となる。
【0005】図6は従来技術におけるPHS携帯電話機
の基地局選択の様子を示した説明図である。図6におい
て、点線の丸で囲まれたエリアAa,Ba,Caはそれ
ぞれ、基地局A,B,Cの待ち受けゾーンエリアを示し
ている。PHS携帯電話機50は、地点(1)で電源を
投入すると、ここでは基地局Aが最も受信電界強度が高
いため、モニタリングの結果、基地局Aを選択し、待ち
受け処理に入る。
【0006】PHS携帯電話機50が地点(1)から地
点(2)に移動中、D1 地点からD2 地点間は基地局A
の通信エリアAaと基地局Bの通信エリアBaがオーバ
ラップするが、D2 地点を通過するまでは電話機50は
基地局Aを選択する。そして、D2 地点を通過すると再
度モニタリングを行い、基地局Bを選択して待ち受け処
理に入る。
【0007】同様に、PHS携帯電話機50が地点
(2)から地点(3)に移動すると、D3 地点からD4
地点間は基地局Bの通信エリアBaと基地局Cの通信エ
リアCaがオーバラップするが、D4 地点を通過するま
では電話機50は基地局Bを選択する。そして、D4
点を通過すると再度モニタリングを行い、基地局Cを選
択して待ち受け処理に入る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来技術
におけるPHS携帯電話機50では、一旦基地局が選択
されて待ち受け状態にあると、選択した基地局の通信エ
リアから外れない限り、基地局の選択を行わなかった。
したがって、携帯電話機50の移動により、受信電界強
度の高い基地局が変わっても、通信エリアがオーバラッ
プしている場所ではその基地局が選択されないため、必
ずしも最適な通話品質により通話が行われるとは限らな
いという問題があった。
【0009】本発明はこのような従来技術の課題を解決
し、現在受信している基地局の受信レベルに関わらず、
受信電界強度の高い最適な基地局を選択可能とし、通信
時における通話品質の向上を期待できる移動体通信端末
を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電源投入後、モニタリングを行い最適基
地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信端末は、
受信可能な基地局の中で最も受信電界レベルの高い最適
基地局の選択を行う基地局選択キーを有する。そして、
基地局選択キーが操作されると、待ち受け処理中であっ
ても新たにモニタリングを行い、最適基地局の選択処理
を行う。
【0011】また、本発明によれば、電源投入後、モニ
タリングを行い最適基地局を選択して待ち受け処理を行
う移動体通信端末の基地局選択方法は、発信時に受信電
界レベルが予め設定した値より低いか否かを検出し、低
い場合にはモニタリングを行って受信可能基地局の中で
最も受信電界レベルの高い基地局を選択し、この選択し
た基地局に対して発信処理を行う。
【0012】また、本発明によれば、モニタリングを行
い最適基地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信
端末の基地局選択方法において、この移動体通信端末は
データ端末とデータ通信を行う機能を備えている。そし
て、移動体通信端末がデータ端末とデータ通信を開始す
ることを示すデータ通信開始信号をデータ端末より受信
すると、モニタリングを行って受信可能基地局の中で最
も受信電界レベルの高い基地局を選択する。
【0013】また、本発明によれば、モニタリングを行
い最適基地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信
端末の基地局選択方法において、移動体通信端末が充電
を行う充電器に装着されると、モニタリングを行って受
信可能基地局の中で最も受信電界レベルの高い基地局を
選択する。
【0014】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる移動体通信端末の実施の形態を詳細に説明する。図
1は本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話機1
0に適用したときの第1の実施の形態を示す機能ブロッ
ク図である。アンテナ12は、待ち受けゾーンに該当す
る公衆基地局(図示せず)とデータのやりとりを行うた
めに、電波の輻射あるいは受信を行う。このアンテナ1
2にはRF部14が接続されている。
【0015】RF部14は、アンテナ12で受信した信
号を増幅および周波数変換してベースバンド部16に復
調用信号を出力するRF受信回路と、ベースバンド部1
6からの音声変調信号を増幅および周波数変換してアン
テナ12に出力する送信回路とにより構成されている。
ベースバンド部16はCPU18およびコーデック28
に接続され、このCPU18の制御により音声信号や発
信者番号を含むアンテナ12から受信したRF信号の復
調を行う。ベースバンド部16はまた、電源がオン状態
の待ち受け時にRF受信回路に受信した公衆基地局の識
別番号であるIDやその受信電界強度をCPU18に通
知する。
【0016】コーデック28は、デジタル信号をアナロ
グ信号に、またアナログ信号をデジタル信号に変換する
変換器である。すなわち、コーデック28は、CPU1
8の制御により、ベースバンド部16やCPU18から
入力したデジタル音声信号をアナログ信号に変換してス
ピーカ(SP)26に出力するとともに、マイク(MI
C)24より入力したアナログ音声信号をデジタル音声
信号に変換してベースバンド部16に出力する。コーデ
ック28はまた、DTMFレシーバ30に接続され、ベ
ースバンド部16から入力したデジタル信号をアナログ
信号に変換してDTMFレシーバ30に出力する。DT
MFレシーバ30は、コーデック28から入力した信号
がDTMF信号の場合に、その内容をCPU18に出力
する。
【0017】CPU18は、移動体通信端末の全体の制
御を行う制御部であり、その内部にプログラム等が書き
込まれた不揮発性メモリであるROM18aと、RAM
18bとが内蔵されている。RAM18bには、待ち受
け時の基地局として選択された基地局の情報などを含む
種々の情報が一時的に格納される。CPU18には、電
話番号等や基地局の受信電界強度を表示する表示部20
と、電話番号や文字等を入力する入力キーや電源キー、
発呼処理を行う発呼キー等の各種キーにより構成された
キー入力部22とが接続されている。
【0018】また、CPU18には基地局選択キー21
が接続されている。この基地局選択キー21が操作され
ると、待ち受け時であってもCPU18は新たにモニタ
リングを行い、受信可能な基地局の中で最も受信電界レ
ベルの高い基地局を選択する。そして、選択した基地局
を新たに待ち受け時の基地局としてRAM18bに記憶
する。図1では基地局選択キー21を単独キーとして示
しているが、このような単独キーではなく、例えば発呼
または応答を行うフックスイッチ等を用いてもよい。フ
ックスイッチを用いる場合には、例えばこのスイッチを
2度連続して押す操作により、基地局の選択を行うよう
に設定する。
【0019】図2は図1に示したPHS携帯電話機10
の第1の実施の形態の動作を示したフローチャートであ
る。以下、図1および図2を用いて第1の実施の形態に
おける動作を説明する。図1に示したPHS携帯電話機
10に電源が投入されると(S102)、PHS携帯電
話機10は在圈無線ゾーンの基地局を選択するため以下
の処理を行う。
【0020】PHS携帯電話機10は、通信可能な10
個程度の公衆基地局を順次モニタリングし(S10
4)、モニタできた基地局のIDとその受信電界強度と
を取得する。このステップS104の処理を基地局検索
時間満了まで行い(S106)、これにより得られたモ
ニタ結果である基地局のIDとその受信電界強度とを一
対でそれぞれCPU18内のRAM18bに記憶する
(S108)。なお、ステップS106で異常が検出さ
れた場合には、再度モニタリングを行うため(S12
2)、ステップS104に戻る。
【0021】モニタリングした結果がRAM18bに記
憶されると、モニタできた基地局数および電界強度など
の判定を行う(S110)。判定した結果、もしモニタ
できた基地局が無い場合や電界強度等が閾値に達してい
ない場合には圏外処理を行う(S124)。この圏外処
理が電源投入時におけるモニタリング処理であれば、圏
外タイマ時間が満了になった後(S126)、再びステ
ップS104に戻りモニタリングを行う。また、後述す
る基地局選択キー21によるモニタリング処理であれ
ば、ステップS124の圏外処理が行われると、表示部
20に圏外であることを表示した後に再びステップS1
04に戻りモニタリングを行う。一方、ステップS11
0でモニタできた基地局ありの判定が行われた場合、こ
の基地局数が適正か否かの判断を行う(S112)。
【0022】第1の実施の形態では10個程度の基地局
をモニタするようにしている。したがって、モニタする
数が10個を越えた場合、基地局を選択するための制御
データの変更を行う(S130)。ステップS112に
おいて、基地局数が適正であった場合、その中から最良
の基地局を選択し(S114)、選択した基地局をRA
M18bに待ち受け処理を行う基地局として記憶する
(S116)。ステップS116の待ち受け処理を行っ
ているときに、基地局選択キー21が操作されると(S
117)、ステップS104に戻り、再度上記の待ち受
け処理を実行して、受信可能基地局の中で最も受信電界
レベルの高い基地局を選択する。
【0023】ステップS116の待ち受け処理を行って
いるときに発着信が有ると(S118)、ステップS1
16の待ち受け処理で選択された基地局により通信チャ
ネルの確立処理を行い、通話を開始する(S128)。
また、ステップS117で基地局選択キー21が操作さ
れた後であれば、これにより選択された基地局により通
信チャネルの確立処理が行われ、通話が開始される。一
方、ステップS118で発着信が無い状態で、この基地
局の受信電界強度が閾値以下になると(S120)、ス
テップS104に戻り新たに待ち受け処理を行う基地局
の選択処理を再度実行する。
【0024】図3は、第1の実施の形態によるPHS携
帯電話機10を用いたときの基地局の選択の様子を示す
説明図である。図3において、点線の丸で囲まれたエリ
アAa,Ba,Caはそれぞれ、基地局A,B,Cの待
ち受けゾーンエリアを示している。PHS携帯電話機1
0は、地点(1)で電源を投入すると、ここでは基地局
Aが最も受信電界強度が高いため、モニタリングの結
果、基地局Aを選択し、待ち受け処理に入る。
【0025】PHS携帯電話機10が地点(1)から地
点(2)に移動中、D1 地点からD2 地点間は基地局A
の通信エリアAaと基地局Bの通信エリアBaがオーバ
ラップする。従来技術ではこのエリアでは基地局Aが待
ち受け処理を行う基地局として選択されるが、本実施の
形態ではこのエリアで基地局選択キー21(図1参照)
が操作されると、基地局AまたはBのうち受信電界強度
の高い方の基地局が適宜選択される。したがって、従来
技術と比較してより安定した良好な通話を行うことがで
きる。PHS携帯電話機10がD2 地点を通過する時
に、基地局Aが選択されている場合には、従来技術と同
様に再度モニタリングを行い、受信電界強度の最も高い
基地局Bを選択して待ち受け処理に入る。
【0026】次に、PHS携帯電話機10が地点(2)
から地点(3)に移動すると、D3地点からD4 地点間
は基地局Bの通信エリアBaと基地局Cの通信エリアC
aがオーバラップする。したがって、このエリアにおい
て前述と同様に基地局選択キー21が操作されると、基
地局BまたはCのうち受信電界強度の高い方の基地局が
選択される。そして、D4 地点を通過する時に、基地局
Bが選択されている場合には、再度モニタリングを行
い、この地点での受信電界強度が最も高い基地局Cを選
択して待ち受け処理に入る。
【0027】このように上記実施の形態によれば、PH
S携帯電話機10が待ち受け中、基地局選択キー21を
操作することにより、現在受信している基地局の受信電
界レベルに関係なく、この電話機10がその場所で受信
可能な基地局の中で最も受信電界レベルの高い基地局を
選択して待ち受け動作を行う。したがって、PHS携帯
電話機10は、基地局選択キー21を操作するだけで、
最も安定した通話を行える基地局を選択することが可能
となる。
【0028】また、基地局選択キー21を操作し、再度
モニタリング処理して、新たな基地局が選択されたとき
は、先に設定された待ち受け基地局の受信電界強度との
レベル変化を表示部20に表示してもよいし、最適待ち
受け基地局である旨の表示を表示部20に表示すること
で、使用者にとって適切に通話品質を向上させたことを
報知できる。
【0029】図4および図5は、本発明による移動体通
信端末をPHS携帯電話機に適用した第2の実施の形態
を示す動作フローが示されている。これら図に示した実
施の形態では、図1に示したような基地局選択キー21
を用いること無く、発呼時に受信電界強度が所定のレベ
ルより低く不安定な場合に、自動的に基地局のモニタリ
ング処理を行い、安定した受信電界強度の基地局を自動
的に選択する。
【0030】なお、図4と図5の丸で囲まれたAおよび
Bはそれぞれ接続され、全体で一連の動作フローとな
る。また、図4および図5において、図2と同じ参照符
号のステップは同一の処理となるため、重複する説明は
ここでは省略する。また、第2の実施の形態では図1の
基地局選択キー21を除いた構成となり、それ以外の各
構成要素は同じであるので、機能ブロック図を用いた説
明はここでは省略する。
【0031】電源投入後、ステップS116の待ち受け
処理のときに発信操作が行われると(S140)、受信
電界レベルが予め設定された設定値より低いかどうかを
検出する(S144)。この設定値はステップS120
に示されている閾値よりも高い値に設定される。具体的
には、例えばPHS携帯電話機の表示部に表示されるア
ンテナマークの隣の受信電界強度を示すバーが1本と0
本との間の値に設定される。
【0032】ステップS144において、受信電界レベ
ルが予め設定した設定値よりも低い場合、受信可能基地
局をモニタリングし、その中で最も受信電界レベルの高
い基地局を選択する(S146)。そして、ステップS
146の再待ち受け処理にて選択された基地局により、
通信チャネルの確立処理を行い通話を開始する(S14
8)。具体的には、ステップS144ではステップS1
04〜S116に示した、待ち受け基地局を選択するま
での処理を行う。そして、この処理により選択された最
も受信電界レベルの高い基地局により制御チャネルの確
立処理を行い、発信操作を行う。
【0033】図7は本発明による移動体通信端末をPH
S携帯電話機に適用した第3の実施の形態を示す機能ブ
ロック図である。この実施の形態におけるPHS携帯電
話機50はパーソナルコンピュータ等のデータ端末(図
示せず)とデータ通信を行う機能を備え、データ端末か
ら受信したデータをこのPHS携帯電話機50により送
信したり、網を介して受信したデータをデータ端末に送
信することができる。このような機能を実現するため、
PHS携帯電話機50は、ベースバンド部16とCPU
18に接続されるとともに、データ端末と接続可能なイ
ンタフェースを備えたデータ通信コネクタ19を備えて
いる。
【0034】データ通信コネクタ19の端子には、PH
S携帯電話機50を経由して送受信されるデータ信号
と、携帯電話機50の発着呼制御を行う信号、およびデ
ータ通信開始時にデータ端末から携帯電話機50へ起動
を通知するデータ通信開始信号が入力される。データ通
信コネクタ19の端子に入力されたデータ信号はベース
バンド部16に送られ、同様にこの端子に入力された発
着呼制御を行う信号およびデータ通信開始信号はCPU
18に送られる。
【0035】PHS携帯電話機50を用いてデータ通信
を行う場合、通信を開始するのに先立ってデータ端末か
ら携帯電話機50側へデータ通信開始信号を送出する。
このデータ通信開始信号をCPU18が受信すると、C
PU18は基地局選択キー21が押下されたのと同様の
処理、すなわち、モニタリングを行って最適な基地局を
選択する。
【0036】このように、第3の実施の形態によれば、
データ通信を開始する時にモニタリングを行って最適な
基地局の選択処理を行うので、実際に通信を開始する際
にはエラーの少ない最適なデータ通信が可能となる。な
お、第3の実施の形態の処理フローは、図2に示したス
テップS117の「基地局選択キー押下」の代わりに
「データ通信開始信号を受信」とすれば、他の動作は図
2を用いて説明した動作と同じになるので、重複する説
明はここでは省略する。
【0037】図8は本発明における移動体通信端末をP
HS携帯電話機に適用した第4の実施の形態を示す機能
ブロック図である。この実施の形態によるPHS携帯電
話機60は、充電器に装着されたことをCPU18に通
知する充電検出部23を備えている。この充電検出部2
3は、一端がCPU18に接続されるととも、他端が充
電端子およびバッテリの陽極に接続されている。
【0038】充電検出部23は、PHS携帯電話機60
が充電器に装着されると、充電端子に印加される電圧に
より充電状態であることを検出し、CPU18に通知す
る。CPU18がこの通知を検出するとPHS携帯電話
機60は最適な基地局を選択するモニタリングを行う。
【0039】PHS携帯電話機の充電を例えば自宅や会
社等で行う場合、通常、着信があった場合に応答できる
ように、携帯電話機の電源を切らずに待ち受け動作をさ
せていることが多い。携帯電話機が充電器に装着されて
いる状態では移動することが無いので、携帯電話機は充
電器に装着される前に捕捉した基地局を待ち受け基地局
として選択している。このため、従来技術では充電器の
設置場所に他の電界強度の強い基地局が存在していても
その最適な基地局が選択されるということが無かった。
【0040】このようなことを考慮し、第4の実施の形
態では、携帯電話機60を充電器に装着した時点でモニ
タリングを行い、最適な基地局を選択する。したがっ
て、充電中に着信があった場合でも、常に最適な通話品
質で通話を行うことができる。なお、第4の実施の形態
の場合も、図2に示したステップS117の「基地局選
択キー押下」の代わりに「充電器に装着」とすれば、他
の動作は図2を用いて説明した動作と同じになるので、
重複する説明はここでは省略する。
【0041】以上、本発明を第1の実施の形態から第4
の実施の形態を例に説明したが、これら実施の形態を適
宜組み合わせて1台の移動体通信端末の機能として組み
込んでも良い。また、これら実施の形態では本発明をP
HS携帯電話機に適用したが、本発明は特にPHS携帯
電話機に限定されるものでは無く、例えばPHS携帯情
報端末(PDA)等にも適用可能である。さらに、PH
S以外の携帯電話機または携帯情報端末にも適用可能で
ある。
【0042】
【発明の効果】このように本発明によれば、移動体通信
端末は、現在受信している基地局の受信レベルに関わら
ず、受信電界強度の高い最適な基地局を選択可能とな
る。このため、従来技術と比較してより適切な基地局の
選択が可能となり、より安定した通話を行うことが期待
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話
機に適用した第1の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図2】図1に示した実施の形態における動作を示すフ
ローチャート。
【図3】本実施の形態による基地局の選択の様子を示す
説明図。
【図4】本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話
機に適用した第2の実施の形態を示すフローチャート。
【図5】本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話
機に適用した第2の実施の形態を示すフローチャート。
【図6】従来技術における基地局の選択の様子を示す説
明図。
【図7】本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話
機に適用した第3の実施の形態を示す機能ブロック図。
【図8】本発明による移動体通信端末をPHS携帯電話
機に適用した第4の実施の形態を示す機能ブロック図。
【符号の説明】
14 RF部 16 ベースバンド部 17 データ通信コネクタ 18 CPU 18a ROM 18b RAM 20 表示部 21 基地局選択キー 22 キー入力部 23 充電検出部 25 バッテリ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入後、モニタリングを行い最適基
    地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信端末にお
    いて、 受信可能な基地局の中で最も受信電界レベルの高い最適
    基地局の選択を行う基地局選択キーを有し、 前記基地局選択キーが操作されると、待ち受け処理中で
    あっても新たに前記モニタリングを行い、最適基地局の
    選択処理を行うことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
    て、この端末はPHS端末であることを特徴とする移動
    体通信端末。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動体通信端末におい
    て、前記基地局選択操作は発呼または応答を行うフック
    スイッチを2度押しすることを特徴とする移動体通信端
    末。
  4. 【請求項4】 電源投入後、モニタリングを行い最適基
    地局を選択して待ち受け処理を行う移動体通信端末の基
    地局選択方法において、 発信時に受信電界レベルが予め設定した値より低いか否
    かを検出し、 低い場合には前記モニタリングを行って受信可能基地局
    の中で最も受信電界レベルの高い基地局を選択し、 前記選択した基地局に対して発信処理を行うことを特徴
    とする移動体通信端末の基地局選択方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の基地局選択方法におい
    て、前記受信電界レベルとして予め設定する値は、前記
    待ち受け処理のときに選択した基地局の受信電界強度が
    閾値以下に低下し、再度モニタリングを開始するこの閾
    値よりも高い値であることを特徴とする移動体通信端末
    の基地局選択方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または3に記載の基地局選択方
    法において、この方法が適用される端末はPHS端末で
    あることを特徴とする移動体通信端末の基地局選択方
    法。
  7. 【請求項7】 モニタリングを行い最適基地局を選択し
    て待ち受け処理を行う移動体通信端末の基地局選択方法
    において、 前記移動体通信端末はデータ端末とデータ通信を行う機
    能を備え、 前記移動体通信端末が前記データ端末とデータ通信を開
    始することを示すデータ通信開始信号を前記データ端末
    より受信すると、 前記モニタリングを行って受信可能基地局の中で最も受
    信電界レベルの高い基地局を選択することを特徴とする
    移動体通信端末の基地局選択方法。
  8. 【請求項8】 モニタリングを行い最適基地局を選択し
    て待ち受け処理を行う移動体通信端末の基地局選択方法
    において、 前記移動体通信端末が充電を行う充電器に装着される
    と、 前記モニタリングを行って受信可能基地局の中で最も受
    信電界レベルの高い基地局を選択することを特徴とする
    移動体通信端末の基地局選択方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010028388A (ja) * 2008-07-17 2010-02-04 Casio Hitachi Mobile Communications Co Ltd 通信端末装置及び設置装置並びにプログラム
JP2013158032A (ja) * 2013-03-28 2013-08-15 Nec Casio Mobile Communications Ltd 設置装置及びプログラム

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