JPH11243343A - 可変長符号化方法、可変長復号化方法、及び可変長符号記録媒体 - Google Patents

可変長符号化方法、可変長復号化方法、及び可変長符号記録媒体

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JPH11243343A
JPH11243343A JP6047298A JP6047298A JPH11243343A JP H11243343 A JPH11243343 A JP H11243343A JP 6047298 A JP6047298 A JP 6047298A JP 6047298 A JP6047298 A JP 6047298A JP H11243343 A JPH11243343 A JP H11243343A
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Japan
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JP6047298A
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English (en)
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Kenji Sugiyama
賢二 杉山
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像を効率的に伝送、蓄積、表示するため
に、画像情報をより少ない符号量でディジタル信号にす
る高能率符号化による可変長符号化方法に係り、特に0
等の所定値の発生頻度が高い離散信号を、その所定値の
連続数(ランレングス)を用いて符号化する方法を提供
する。 【解決手段】 所定値の発生頻度が高い離散信号を、所
定区分でまとめて1次元配列にして、前記所定値の連続
数を示す可変長符号と、前記所定値ではないレベルを示
す可変長符号によって符号列を形成する可変長符号化方
法において、前記所定区分の初期値が前記所定値の場合
は、前記所定値の連続数を示す可変長符号(5,6)か
ら符号化を始め、前記所定区分の初期値が前記所定値で
はない場合は、前記所定値ではないレベルを示す可変長
符号(9)から符号化を始め、前記符号列の初期符号が
所定値の連続数を示す可変長符号であるか、あるいは、
前記レベルを示す可変長符号であるかを識別する識別符
号(3)を前記符号列毎に付加するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】画像を効率的に伝送、蓄積、
表示するために、画像情報をより少ない符号量でディジ
タル信号にする高能率符号化による可変長符号化方法に
係り、特に0などの所定値の発生頻度が高い離散信号
を、その所定値の連続数(ランレングス)を用いて符号
化するものに関する。
【0002】
【従来の技術】<可変長符号化方法>画像高能率符号化
では、各種発生情報を可変長符号化するのが一般的にな
っている。例えばDCT(離散コサイン変換)係数は、
ジグザグスキャンで1次元配列に変換された後、0値に
ついては連続数(0ランレングス)として、他の非0値
はレベルがそのまま可変長符号化される。可変長符号の
表はハフマン符号などで、各値の発生頻度に合わせて構
成される。さらにMPEGなどでは0ランレングスとレ
ベルの両方が一体化された2次元可変長符号を用いる。
【0003】<可変長符号化方法の従来例>図6は可変
長符号化処理方法の従来例を示したものである。固定長
符号入力端子1より入来する固定長符号の離散信号は、
所定値が高頻度となっているものである。具体的には量
子化されたDCT係数などで、この場合は0の発生頻度
が極めて高く、0がその所定値である。固定長符号入力
端子1よりの離散信号は、配列変換器2により、所定区
分(ブロック)毎に1次元配列の信号列に変換される。
8×8DCTの係数の場合は、DCTの処理単位がその
まま可変長符号化の処理ブロックとなり、64個または
DC成分を除く63個のAC係数値が集団で扱われる。
配列の変換はジグザグスキャンなどで、配列変換器2に
より配列変換された信号は、0ランカウンタ5とレベル
符号表9とに与えられる。
【0004】0ランカウンタ5は、0値が幾つ連続する
か計数するもので、0でない値が入来した場合に0の連
続数を確定し、その情報を符号選択器51と0ラン符号
表6とに与える。0ラン符号表6は、0の連続数に対応
する可変長符号をスイッチ52に出力する。スイッチ5
2は、ブロックの始まりでは必ず0ラン符号表6の方に
接続され、可変長符号がスイッチ52を介して可変長符
号出力端子より出力される。符号選択器51は、0ラン
符号出力後にスイッチ52をレベル符号表9の側に接続
させる。
【0005】レベル符号表9は、入来する0以外の値に
対応する可変長符号を出力する。0ランとレベルは同一
符号が重複して使われるので、どちらの符号か識別され
る必要があり、0ランの符号とレベルの符号は必ず交互
になるようにする。従って、非0値が連続する場合で
も、レベルの符号は連続させず、その間に0値の連続数
が0であることを示す0ラン符号を入れる。すなわち、
レベル側に接続されたスイッチ52は一つの可変長符号
化を出力したら、必ず0ラン側に戻される。0ラン及び
レベルの符号表は夫々の値の統計的発生頻度に合わせ
て、予め設定される。なお、0値は0ランの符号で示さ
れるので、レベルの符号表には0値がない。前記構成に
より0ランとレベルは必ず組になっており、DCT係数
の場合はその相関も高い。そこで、0ランとレベルを別
々に可変長符号にするのではなく、一体化した符号表を
用いることで、より情報の発生が集約され、平均符号長
を短く出来る。
【0006】<可変長復号化方法の従来例>図7は図6
の可変長符号化方法で形成された符号列を復号する可変
長復号化処理方法の従来例を示したものである。可変長
符号入力端子21より入来した符号列はスイッチ62を
介して、0ラン符号表25またはレベル符号表30に与
えられる。スイッチ62は符号選択器61に従って動か
され、ブロックの最初は必ず0ラン符号表25の側に接
続される。そして、0ランの符号とレベルの符号とは交
互になっているので、どちらかが一つの可変長符号を復
号したら、次は他方となる。0ラン符号表25は、図6
の0ラン符号表6と同じ表であるが、入力と出力の関係
が逆であり、可変長符号に対して0値の連続数を出力す
る。一つの値が得られたなら、その値を符号選択器61
と連続0発生器26とに与える。
【0007】レベル符号表30は、図6のレベル表9の
逆処理であり、入来する可変長符号に対応する値を出力
する。一つの値が得られたなら、その値を符号選択器6
1とスイッチ27とに与える。符号選択器61は、スイ
ッチ62とスイッチ27を制御する。スイッチ62は、
0ラン符号表25またはレベル符号表30の側で、値が
確定する毎に交互に切替えられる。スイッチ27も同様
に切替えられるが、連続0ラン発生器26から0値が出
力されている間は連続0発生器26の側に接続される。
0値はスイッチ27を介して配列変換器28に与えられ
る。得られた固定長符号は、配列逆変換器28でブロッ
ク毎に図6の配列変換器2の逆変換が行われる。逆変換
された離散信号は固定長符号出力端子29より出力され
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の0ランと非0値
による可変長符号化方法を、動きベクトルの近接差分を
ブロックで統合した情報などに適用すると、かなり0頻
度が高い情報なので一般的には適合するが、ブロックの
最初の値だけは差分でないので非0の可能性が高い。こ
の場合、最初に0ランレングスを適用するとそこだけ符
号長と発生確率が適合しない。本発明は以上の点に着目
してなされたもので、0など所定値の連続数と非所定値
で符号化し、区分(ブロック)の最初をそのいずれで符
号化するかが選択され、符号列がいずれの種類の符号で
始まるかの識別符号を有するようにして、動きベクトル
情報等を効率よく符号化する可変長符号化方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定値の発生
頻度が高い離散信号を、所定区分(ブロック)でまとめ
て1次元配列にして、前記所定値の連続数を示す可変長
符号と、前記所定値ではないレベルを示す可変長符号に
よって符号列を形成する可変長符号化方法において、前
記所定区分の初期値が前記所定値の場合は、前記所定値
の連続数を示す可変長符号から符号化を始め、前記所定
区分の初期値が前記所定値ではない場合は、前記レベル
を示す可変長符号から符号化を始め、前記符号列の初期
符号が所定値の連続数を示す可変長符号であるか、ある
いは、前記レベルを示す可変長符号であるかを識別する
識別符号を前記符号列に付加する可変長符号化方法であ
る。また、前記の可変長符号化方法において、夫々の可
変長符号が、発生頻度の高い値は各値毎に設定された可
変長符号であり、前記発生頻度の低い値はレンジを表す
符号とレンジ内の各値を示す固定長符号により構成され
る可変長符号化方法である。
【0010】また、所定値の発生頻度が高い離散信号
が、所定区分でまとめて1次元配列され、所定値の連続
数を示す可変長符号と、前記所定値ではないレベルを示
す可変長符号によって形成された可変長符号化方法によ
る符号列を復号する可変長復号化方法において、前記符
号列の初期符号が所定値の連続数を示す可変長符号であ
るか、あるいは、前記レベルを示す可変長符号であるか
を識別する識別符号を前記符号列より復号し、前記識別
符号に従って、前記識別符号以外の符号列の初期符号を
所定値の連続数を示す可変長符号として復号するか、前
記レベルを示す可変長符号として復号するかを切り替え
る可変長復号化方法である。また、前記の可変長復号化
方法において、これらで夫々の可変長符号が、発生頻度
の高い値は各値毎に設定された可変長符号であり、発生
頻度の低い値はレンジを表す符号とレンジ内の各値を示
す固定長符号により構成される可変長符号化復号化方法
である。
【0011】さらに、所定値の発生頻度が高い離散信号
を、所定区分でまとめて1次元配列にして、前記所定値
の連続数を示す可変長符号と、前記所定値ではないレベ
ルを示す可変長符号とによって形成された符号列を記録
した可変長符号記録媒体において、前記所定区分の初期
値が前記所定値の場合は、前記所定値の連続数を示す可
変長符号から符号が始まり、前記所定区分の初期値が前
記所定値ではない場合は、前記レベルを示す可変長符号
から符号が始まり、前記符号列の初期符号が所定値の連
続数を示す可変長符号であるか、あるいは、前記レベル
を示す可変長符号であるかを識別する識別符号が前記所
定区分の符号列毎に記録された可変長符号記録媒体であ
る。
【0012】( 作 用 )本発明では、0など所定値
の発生頻度が高い離散信号を符号化する際に、所定値の
連続数と前記所定値ではない値(非所定値)で符号化
し、区分(ブロック)の最初をそのいずれで符号化する
かが選択され、符号列がいずれの符号で始まるかの識別
符号を有する。これにより、動きベクトルの近接差分を
ブロックで統合して符号化するような場合、ブロックの
最初の値は差分でないので非所定値の可能性が高いが、
最初の値が非所定値の場合、所定値の連続数の符号表は
使われないので、不必要な符号が発生しない。また、所
定値の連続数の符号表は、最初の値以外の統計で作られ
るので、より所定値の頻度が高くなり、平均符号長が短
くなる。
【0013】
【発明の実施の形態】<可変長符号化方法の実施例>本
発明の実施例可変長符号化方法の一実施例について以下
に説明する。図1は、その構成を示したもので、図6の
従来例と同一構成要素には同一付番を記してある。図1
には、図6と比較して初期値符号表3が追加されてい
る。また、符号選択器4、スイッチ7の動作は図6と異
なる。実施例において、0ランとレベルで符号化する点
は従来例と同じである。従来例と異なるのは、区分(ブ
ロック)の最初の処理で、従来例ではブロックの始まり
は必ず0ラン符号が使われるが、本発明では最初の値が
0の場合は0ランで始まり、非0の場合はレベルで始ま
り、さらにどちらで始まるかの識別符号を有する点であ
る。固定長符号入力端子1より入来する離散信号の固定
長符号は、所定値が高頻度となっているものである。具
体的には2次元的区分(ブロック)で統合された動きベ
クトル(MV)差分値などである。この場合、0の発生
頻度が極めて高く、0が所定値であるが、ブロックの最
初の値は差分とならないので非0の可能性が他よりかな
り高い。
【0014】離散信号は、配列変換器2でブロック毎に
1次元配列の信号列に変換される。ここでは、8×8の
MV差分が統合され、64個のMV差分値がブロックで
扱われる。配列の変換はDCTの場合と異なり、図3の
ようなもので、結果的に図4のような1次元配列の離散
信号となる。この信号はDCTの場合と異なり、非0値
が初めの方に集中しない。配列変換された信号は初期値
符号表3と0ランカウンタ5とレベル符号表9に与えら
れる。初期値符号表3は、ブロックの最初の値が0か非
0かを判断し、結果を符号としてスイッチ7に与える。
識別符号は最初の値が0のときは「0」、0以外のとき
は「1」となる。
【0015】0ランカウンタ5は、0値が幾つ連続する
か計数するもので、0でない値が入来した場合に0の連
続数を確定し、その情報を符号選択器4と0ラン符号表
6に与える。なお、最初に0ラン符号が使われる場合
は、最初の値は必ず0なので、最初の0は除いて計数す
る。0ラン符号表6は、0の連続数に対応する可変長符
号をスイッチ7に出力する。レベル符号表9は入来する
0以外の値に対応する可変長符号を出力する。0ラン及
びレベルの符号表は、つぎに示す表1のようなものであ
る。この表1で、sは極性を示し、+が「1」を、−が
「0」を夫々示している。
【0016】
【表1】
【0017】スイッチ7は、ブロックの始まりでは必ず
初期値符号表3に接続され、つぎは初期値が0なら0ラ
ン符号表6に、非0ならレベル符号表9に接続される。
0ランとレベルは同一符号が重複して使われるので、ど
ちらの符号か識別される必要があり、0ランの符号とレ
ベルの符号は以後必ず交互になるようにする。非0値が
連続する場合でも、レベル符号は連続させず、その間に
0値の連続数が0であることを示す0ラン符号を入れ
る。すなわち、レベル側に接続されたスイッチ7は、一
つの可変長符号化を出力したら、必ず0ラン側に戻され
る。図4の離散信号例と表1の可変長符号の場合につい
て説明する。初期値は5なので、非0であり、初期値の
識別符号は「1」となる。初期値が非0なので最初はレ
ベルとなり、+5は「011011」となる。続く0ラ
ンは、0が6個連続するので「10001」となる。以
降同様に符号化され、ブロックの最後は0なので、EO
Bまたは0が5個の0ラン符号とする。最後が非0の場
合はレベル符号で終了する。
【0018】<可変長符号表>上記の表1に示されるよ
うに、0ラン及びレベルの符号表は、夫々の値の統計的
発生頻度に合わせて、予め設定される。表1に示される
具体例は2次元化されたものではなく、別々のものであ
るが、各値毎に可変長符号を設定すると表が大きくな
り、装置実現上不利である。そこで、発生頻度が高い値
(具体的には7以下の値)は夫々の値毎に可変長符号を
設定するが、発生頻度の低い値(具体的には8以上の値
は)は個別に可変長符号を設定せずに、レンジを示す可
変長符号とレンジ内の各値を示す固定長符号とで構成さ
れるようにする。レンジは2個(nは整数)の値を束
ねたもので、固定長符号は表中「c…c」で示されるn
ビットの符号である。例えば0ランで、8〜15の8値
は、8〜15のレンジであることを示す「01」と、8
値の中のいずれかを示す3ビットの符号から構成され
る。
【0019】発生頻度が低い値は基本的に符号長が長い
ので、符号長が1ビットずれてもあまり問題とならな
い。一方、発生頻度の高い値は個別に可変長符号を設定
しないと、符号長が実際の発生確率に合わなくなり、平
均符号長が長くなってしまう。従来例は0ランとレベル
は必ず組になっており、一体化(2次元化)した符号表
を用いることが出来るが、本実施例では、最初が非0の
場合は0ラン符号がないので、同様に扱えない。そこ
で、最初がレベル符号の場合は、後の0ランと組み合わ
せる。すなわち、最初が0ランなら0ランとそれに続く
レベルで2次元化し、最初がレベルならレベルとそれに
続く0ランで2次元化する。MV差分の情報は0ランと
レベルの相関があまりないので、2次元化する必要性は
低い。
【0020】<可変長符号記録媒体>図1の方法で可変
長符号化した符号列を可変長符号記録媒体に記録する
と、記録されている符号列は所定値の発生頻度が高い離
散信号が、所定区分(ブロック)単位でまとめて1次元
配列にして、所定値である0の連続数(0ランレング
ス)を示す可変長符号と、非0値のレベルを示す可変長
符号とによって形成されている。符号列はブロック単位
で、初期値が0ランの可変長符号か、レベルの可変長符
号かを示す識別符号を有しており、その識別符号に合わ
せて初期値が0の場合は0ランの可変長符号から符号が
始まり、初期値が非0値の場合はレベルの可変長符号か
ら符号が始まるものとなる。前記識別符号は、符号列は
ブロック単位で、最初の値が0以外のときは「1」、最
初の値が0のときは「0」とする。
【0021】図5に本発明の可変長符号記録媒体の一実
施例の符号列を示す。符号列のnブロックが例えば図4
に示されるように、+5 000000 …で始まり、続く(n+1)
ブロックが、0000 +3 …のように((n+1) ブロックは、
図4には示されていない。)始まる場合には、図5に示
したように、その記録符号列は、上記の表1の規則に対
応して、 1 011011 10001 … … 0 1010 1001 …
のように、記録符号列のブロック単位で、最初の値が
0以外のときは「1」、最初の値が0のときは「0」
が、ブロックの先頭に識別符号として記録される。な
お、上記の記録符号列は一字分スペースを設けて分りや
すく表示したが、これは実際の記録符号列の場合、設け
る必要はない。
【0022】<可変長復号化方法の実施例>図2は図1
の可変長符号化方法で形成された符号列を復号する可変
長復号化方法の一実施例を示したものである。図2には
従来の図7と比較して初期値符号表23が追加されてい
る。また、符号選択器24、スイッチ22の動作が図7
と異なる。本実施例において、0ランとレベルの符号を
復号する点は従来例と同じである。従来例と異なるのは
ブロックの最初の処理で、従来例ではブロックの始まり
は必ず0ラン符号が使われるが、本発明では付随する符
号に従って、最初の符号を0ランの可変長符号か、レベ
ルの可変長符号かが判断される。
【0023】可変長符号入力端子21より入来した符号
列はスイッチ22を介して、初期値符号表23、0ラン
符号表25またはレベル符号表30に与えられる。スイ
ッチ22は符号選択器24に従って動かされ、ブロック
の最初は必ず初期値符号表23側に接続される。そし
て、次からは、0ラン符号表25とレベル符号表30の
いずれかが交互に選択される。初期値符号表23は、図
1の初期値符号表3と同じ表で、入力と出力の関係が逆
であり、符号により選られる情報を符号選択器24に与
える。0ラン符号表25は、図1の0ラン符号表6と同
じ表で、入力と出力の関係が逆であり、可変長符号に対
して0値の連続数を出力する。一つの値が得られたな
ら、その値を符号選択器24と連続0発生器26に与え
る。連続0ラン発生器26は0値を連続数分だけ出力
し、スイッチ27に与える。なお、ブロックが0ラン符
号から始まる場合は、最初の0値が削除されているの
で、0値を一つ追加する。
【0024】レベル符号表30は、図1のレベル符号表
9と同じ表で、入力と出力の関係が逆であり、可変長符
号に対応するレベル値を出力する。一つの値が得られた
なら、その値を符号選択器24とスイッチ27に与え
る。符号選択器24は、スイッチ22とスイッチ27を
制御する。スイッチ22は、ブロックの最初は必ず初期
値符号表23が選択され、次は、初期値符号に従って、
0ラン符号表25またはレベル符号表側30のいずれか
が選択される。そして、各符号表で値が確定する度に0
ラン符号表25とレベル符号表側30が交互に切り替え
られる。
【0025】スイッチ27は、スイッチ22で初期値符
号表23が選択されている間は、待機状態となる。つぎ
からはスイッチ22と同様に切り替えられるが、連続0
ラン発生器26から0値が出力されている間は連続0発
生器26側に接続される。0値及びレベル(非0値)
は、スイッチ27を介して配列逆変換器28に与えられ
る。得られた固定長符号は、配列逆変換器28でブロッ
ク毎に図1の配列変換器2の逆変換が行われる。逆変換
された離散信号は固定長符号出力端子29より出力され
る。
【0026】
【発明の効果】本発明は、0など所定値の発生頻度が高
い離散信号を符号化する際に、所定値の連続数と非所定
値で符号化し、区分(ブロック)の最初をそのいずれで
符号化するかが選択され、符号列がいずれの符号で始ま
るかの識別符号を有するようにしたので、最初の値が非
所定値なら所定値の連続数の符号表は使われないので、
不必要な符号が発生しない。また、所定値の連続数の符
号表は、最初の値以外の統計で作られる。従って、ブロ
ックの初期値のみ所定値となる頻度が異なる離散信号を
符号化する際に、初期値のみ異なった扱いとなり、発生
確率により適合する可変長符号化となるので、平均符号
長を短く出来る。これにより符号列の転送レートを低く
出来、可変長符号記録媒体は記録容量が少なくて済む。
動きベクトル情報等を効率よく符号化出来る。
【0027】また、本発明では、可変長符号が、発生頻
度の高い値は各値毎に設定され、発生頻度の低い値はレ
ンジを表す符号とレンジ内の各値を示す固定長符号によ
り構成されるので、符号表の大きさも小さくて済み、装
置化上有利となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変長符号化方法の一実施例を示す図
である。
【図2】本発明の可変長復号化方法の一実施例を示す図
である。
【図3】本発明の配列変換方法を示す図である。
【図4】本発明の配列変換後の値を示す図である。
【図5】本発明の可変長符号記録媒体の一実施例の符号
列を示す図である。
【図6】従来の可変長符号化処理方法の一例を示す図で
ある。
【図7】従来の可変長復号化処理方法の一例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 固定長符号列入力端子 2 配列変換器 3、23 初期値符号表 4、24、51、61 符号選択器 5 0ランカウンタ 6、25 0ラン符号表 7、22、27、52、62 スイッチ 8 可変長符号出力端子 9、30 レベル符号表 21 可変長符号入力端子 26 連続0発生器 28 配列逆変換器 29 固定長符号出力端子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定値の発生頻度が高い離散信号を、所定
    区分でまとめて1次元配列にして、前記所定値の連続数
    を示す可変長符号と、前記所定値ではないレベルを示す
    可変長符号とによって符号列を形成する可変長符号化方
    法において、 前記所定区分の初期値が前記所定値の場合は、前記所定
    値の連続数を示す可変長符号から符号化を始め、前記所
    定区分の初期値が前記所定値ではない場合は、前記レベ
    ルを示す可変長符号から符号化を始め、前記符号列の初
    期符号が所定値の連続数を示す可変長符号であるか、あ
    るいは、前記レベルを示す可変長符号であるかを識別す
    る識別符号を前記所定区分の符号列毎に付加することを
    特徴とする可変長符号化方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の可変長符号化方法におい
    て、 夫々の可変長符号が、発生頻度の高い値は各値毎に設定
    された可変長符号であり、前記発生頻度の低い値はレン
    ジを表す符号とレンジ内の各値を示す固定長符号により
    構成されることを特徴とした可変長符号化方法。
  3. 【請求項3】所定値の発生頻度が高い離散信号が、所定
    区分でまとめて1次元配列され、所定値の連続数を示す
    可変長符号と、前記所定値ではないレベルを示す可変長
    符号とによって形成された可変長符号化方法による符号
    列を復号する可変長復号化方法において、 前記符号列の初期符号が所定値の連続数を示す可変長符
    号であるか、前記レベルを示す可変長符号であるかを識
    別する識別符号を前記符号列より復号し、前記識別符号
    に従って、前記識別符号以外の符号列の初期符号を所定
    値の連続数を示す可変長符号として復号するか、前記レ
    ベルを示す可変長符号として復号するかを切り替えるこ
    とを特徴とする可変長復号化方法。
  4. 【請求項4】請求項3に記載の可変長復号化方法におい
    て、 夫々の可変長符号が、発生頻度の高い値は各値毎に設定
    された可変長符号であり、前記発生頻度の低い値はレン
    ジを表す符号とレンジ内の各値を示す固定長符号により
    構成されることを特徴とした可変長復号化方法。
  5. 【請求項5】所定値の発生頻度が高い離散信号を、所定
    区分でまとめて1次元配列にして、前記所定値の連続数
    を示す可変長符号と、前記所定値ではないレベルを示す
    可変長符号とによって形成された符号列を記録した可変
    長符号記録媒体において、 前記所定区分の初期値が前記所定値の場合は、前記所定
    値の連続数を示す可変長符号から符号が始まり、前記所
    定区分の初期値が前記所定値ではない場合は、前記レベ
    ルを示す可変長符号から符号が始まり、前記符号列の初
    期符号が所定値の連続数を示す可変長符号であるか、あ
    るいは、前記レベルを示す可変長符号であるかを識別す
    る識別符号が前記所定区分の符号列毎に記録されている
    ことを特徴とする可変長符号記録媒体。
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