JPH11243298A - 部品搭載装置及び部品搭載方法 - Google Patents

部品搭載装置及び部品搭載方法

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JPH11243298A
JPH11243298A JP10042116A JP4211698A JPH11243298A JP H11243298 A JPH11243298 A JP H11243298A JP 10042116 A JP10042116 A JP 10042116A JP 4211698 A JP4211698 A JP 4211698A JP H11243298 A JPH11243298 A JP H11243298A
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component
head
mounting
heads
head unit
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JP10042116A
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Shuichi Ito
秀一 伊藤
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Yamagata Casio Co Ltd
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Yamagata Casio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、少量多品種生産に対応し、確実、
かつ、高速に部品を基板に搭載し得る部品搭載装置を提
供する。 【解決手段】 ヘッドに取り付ける吸着ノズル及びへッ
ドに取り付けるスタンプノズルを交換するツールチェン
ジャーと、接着媒体をスタンプノズルに供給する接着溶
剤・フラックス供給装置と、前記部品の種類に応じたノ
ズルユニットの搭載動作情報を記憶する部品マスタ52
と、この部品マスタ52に記憶した搭載動作情報を基
に、前記吸着ノズル及びスタンプノズルの交換動作、基
板への部品搭載動作及び基板への接着媒体塗布動作を各
々実行させる制御部50とを有するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部品搭載装置及び
部品搭載方法に関し、より詳しくは、電子部品等の部品
を基板に搭載する際に半田等の接着溶剤、ペースト若し
くはフラックス等の接着媒体の塗布を行う部品搭載装置
及び部品搭載方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体部品の高密度化による小型
化への技術革新にはめざましいものがあるが、その一方
では、それらを有効利用する為の部品実装技術が立ち遅
れている。その最大の課題となっているのが、実装基板
と部品とのボンディング技術であると言っても良い。
【0003】従来において、QFP(Quad Fla
t Package)部品等の実装方法として最も一般
化しているものは、予め実装基板の部品搭載位置に、ク
リーム半田等の接着溶剤を塗布(印刷)し、その後、部
品実装装置にかける方法である。
【0004】しかし、この実装方法は、ピッチ幅(部品
の電極であるリード線の接点となるパッド間)が0.3
mmピッチが限界とされ、ピッチ幅がそれより下回るも
のについて接着溶剤を塗布することが不可能とされてい
る。
【0005】また、実装基板への搭載用の部品を順次供
給するディスペンサー方式では、いわゆる1005部品
(1.0×0.5(mm)角部品)までが適用可能な範
囲とされ、また接着溶剤にも制限があり、部品搭載工程
の高速化が望めなかった。
【0006】さらに、従来においても、チップマウンタ
ー等でクリーム半田やUVボンド等の接着溶剤を塗布ピ
ンといわれる部材に転写し、塗布ピンを使用して実装基
板へ接着溶剤を塗布するようにしたピンスタンプ法が提
案されている。
【0007】しかし、このピンスタンプ法は、元々少量
多品種向けに開発されたものだけにその精度は先に述べ
た印刷式と変わらないものの、部品の電極リード数分の
スタンプ工程が必要があった。
【0008】昨今、電極リードのピッチ幅が0.2mm
程度のQFP部品が登場し、実装技術の困難さが増して
いる。また、それに代わるように部品裏面に半田ボール
を持つBGA(Ball Grid Array)部品
や、電極リードのピッチ幅が1.0mmを下回るマイク
ロBGA部品等の高密度部品の登場により、部品実装技
術分野は新たなる局面を迎えている。
【0009】上述したBGA部品は、裏面の電極部分に
半田バンプと呼ばれるボール状の半田を接着している部
品であるが、製品製造時に半田バンプを接着する工程で
フラックス成分が飛び、また、半田バンプ表面が酸化膜
を作るため塗れ性が悪く、QFP部品と同じようにクリ
ーム半田等のフラックス溶剤を塗布する必要のあること
は広く知られている。
【0010】ところが、各種パッケージの内部機構に要
するメタルマスク(シリコンウェハーチップ)に、0.
2mmピッチ幅で同じく半田バンプを裏面に持つフリッ
プチップ部品は、更にフラックスの含有量が乏しく、B
GA部品のように一括接続(塗布剤印刷でリフロー)が
難しい為、個別接続によって対応しているもののフラッ
クス溶剤を塗布する技術が未だ確立されていないのが現
状である。
【0011】最近では、フリップチップ部品対応とし
て、フラックス等を直接、部品の裏面に塗布したり、又
は、部品の裏面へ霧状のフラックス等を吹き付けたり、
さらには部品をフラックス等の液溜めに漬けたりして、
実装基板へ搭載する方法も提案されているが、そのフラ
ックス等の粘性又はそれ以外の接着媒体を使用する場合
にはその粘度によっては実装基板への搭載時の部品認識
に悪影響を与え、また、繰り返しフラックス等を塗布す
る場合の精度が悪いなど物理的な不具合が生じていた。
【0012】また、部品認識後での裏面塗布の場合で
も、塗布する際にフリップチップ部品のズレを発生させ
るケースもあり、結局、フリップチップ部品毎に認識可
能な接着媒体の特性を選択する他なく、フリップチップ
部品等の少量多品種生産技術の確立と高速化という点で
は課題を残していた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した従
来の課題を解決するためなされたものであり、少量多品
種生産に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載
し得る部品搭載装置と、接着媒体の粘性に関わらず接着
媒体塗布後直ちに部品の基板への搭載を可能とする部品
搭載方法とを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッドに着
脱可能な一以上の部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬
送手段とにより基板上に部品接着用の接着媒体の塗布及
び部品の保持を含む搭載動作を各々実行する部品搭載装
置であって、前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段
を交換する部品吸着手段交換手段と、前記へッドに取り
付ける前記接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手
段交換手段と、前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に
供給する接着媒体供給手段と、前記部品の種類に応じた
ヘッドユニットの搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶
手段と、前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報
を基に、前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の
交換動作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御
手段とを有することを特徴とするものである。この発明
によれば、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭
載動作情報を搭載情報記憶手段に記憶し、制御手段によ
り前期搭載動作情報を基に、前記部品の種類に対応した
前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動
作、基板への部品搭載動作を各々実行させるものである
から、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速に部
品を基板に搭載することが可能となる。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の部
品搭載装置において、ヘッドユニットに複数のヘッドを
備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付
けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱
可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘ
ッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対
して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ず
れ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ
補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地
点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその
上に部品を搭載することを特徴とするものである。この
発明によれば、接着媒体塗布用の一以上のスタンプヘッ
ド及び複数のヘッドを取り付けた一以上の部品吸着ヘッ
ドを用いた構成で、少量多品種生産に対応し、確実、か
つ、高速に部品を基板に搭載することが可能となる。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項2記載の部
品搭載装置において、部品搭載作業空間を基板に対して
相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1
組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を
複数群備えたことを特徴とするものである。この発明に
よれば、前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘッド
ユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備え
た構成で、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高速
に部品を基板に搭載することが可能となる。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1記載の部
品搭載装置において、第1のヘッドユニットに複数のヘ
ッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを
取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニッ
トに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能なスタ
ンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘッドとを備
え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品
との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行
い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行
い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより
基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1の
ヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載
することを特徴とするものである。この発明によれば、
前記一以上の吸着ヘッド、一以上のスタンプヘッドを使
用し、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部
品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を
行い、前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドによ
り基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1
のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭
載するものであるから、少量多品種生産に対応し、高精
度、かつ、高速動作で部品を基板に搭載することが可能
となる。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の部
品搭載装置において、前記第1、第2のヘッドユニット
で1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット
群を複数群備えたことを特徴とするものである。この発
明によれば、請求項4記載の発明に係る部品搭載装置に
おける前記第1、第2のヘッドユニットで1組のヘッド
ユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群備え
たものであるから、少量多品種生産に対応し、かつ、よ
り大量の部品を高速に基板に搭載することが可能とな
る。
【0019】請求項6記載の発明は、ヘッドユニットに
複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以上の
部品吸着手段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基
板上に部品接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含
む搭載動作を各々実行する部品搭載方法であって、前記
ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部品吸
着手段交換手段と、前記へッドに取り付ける前記接着媒
体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段と、前
記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒体
供給手段と、前記部品の種類に応じたヘッドユニットの
搭載動作情報を記憶する搭載情報記憶手段と、前記搭載
情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、前記部品
吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板へ
の部品搭載動作を各々実行させる制御手段とを有するこ
とを特徴とするものである。この発明によれば、前記部
品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報を搭載
情報記憶手段に記憶し、前記制御手段により前期搭載動
作情報を基に、前記制御手段により前記部品吸着手段及
び前記接着媒体搬送手段の交換動作、基板への部品搭載
動作を各々実行させるものであるから、少量多品種生産
に対応し、確実、かつ、高速に部品を基板に搭載するこ
とが可能な部品搭載方法を実現することができる。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項6記載の部
品搭載方法において、ヘッドユニットに複数のヘッドを
備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付
けた一以上の吸着ヘッドと、前記ヘッドユニットに着脱
可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のスタンプヘ
ッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対
して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ず
れ補正を行い、スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ
補正を行い、前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地
点に接着媒体を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその
上に部品を搭載することを特徴とするものである。この
発明によれば、請求項2記載の部品搭載装置の構成を使
用して、少量多品種生産に対応し、高精度、かつ、高速
な部品搭載搭載方法を実現できる。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の部
品搭載方法において、部品搭載作業空間を基板に対して
相対的に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1
組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を
複数群備えたことを特徴とするものである。この発明に
よれば、請求項3記載の部品搭載装置の構成を使用し
て、少量多品種生産に対応し、より大量の部品搭載を行
うことが可能な部品搭載搭載方法を実現できる。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項6記載の部
品搭載方法において、第1のヘッドユニットに複数のヘ
ッドを備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを
取り付けた一以上の吸着ヘッドと、第2のヘッドユニッ
トに複数のヘッドを備え、このヘッドに着脱可能な一以
上のスタンプノズルヘッドを取り付けた一以上のスタン
プヘッドとを備え、部品認識が終了した前記吸着ヘッド
に対して、部品との位置ずれ補正及び搭載着地点との位
置ずれ補正を行い、前記第2のヘッドユニットのスタン
プヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体を塗布した
後、前記第1のヘッドユニットの吸着ヘッドによりその
上に部品を搭載することを特徴とするものである。この
発明によれば、前記請求項4記載の部品搭載装置の構成
を使用して、少量多品種生産に対応し、高精度、かつ、
高速動作で部品を基板に搭載することが可能な部品搭載
搭載方法を実現できる。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
部品搭載方法において、前記第1、第2のヘッドユニッ
トで1組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニッ
ト群を複数群備えたことを特徴とするものである。この
発明によれば、前記請求項5記載の部品搭載装置の構成
を使用して、少量多品種生産に対応し、確実、かつ、高
速な部品搭載搭載方法を実現できる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態の部
品搭載装置について詳細に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本実施の形態の
部品搭載装置の全体構成を示すものである。この部品搭
載装置は、装置本体100に、部品搭載用の実装基板3
0を搬送する平行配置の搬送レール101を備えてい
る。装置本体100には、ヘッドユニット21及びヘッ
ドユニット22からなる2個のヘッドユニットを搭載し
ている。ヘッドユニット21及びヘッドユニット22
は、各々互いに直交するX軸、Y軸方向に配置した2個
の平行配置のX方向レール102、103、Y方向レー
ル104、105に取り付けられ、各々X方向、Y方向
に移動可能となっている。
【0026】また、装置本体100には、前記搬送レー
ル101の両側に、詳細は後述する2個のツールチェン
ジャー本体31が配置されている。また、この2個のツ
ールチェンジャー本体31の外側に各々部品供給部35
を配置している。
【0027】図2(a)、(b)は、本実施の形態の部
品搭載装置において、部品1に対して、接着溶剤、フラ
ックス等の接着媒体の塗布を行う場合の概略のヘッド構
成を示している。
【0028】図2(a)、(b)に示す部品搭載装置の
ヘッドユニット21及びヘッドユニット22のヘッド構
成は、部品実装空間における移動方向を、互いに直交す
るX軸、Y軸、Z軸方向とし、Z軸方向の回りに回転す
る方向をθ軸方向と定義するとき、X軸、Y軸方向に移
動可能な図示しない光源及び拡散板83を備えたヘッド
A,Bを備えたヘッドユニット21及びヘッドユニット
22からなる構成で、ヘッドユニット21におけるヘッ
ドAには部品吸着手段としてのスタンプノズル81を、
ヘッドBには吸着ノズル82を装着した構成を示してい
る。
【0029】また、ヘッドユニット22のヘッドAには
吸着ノズル82を、ヘッドBにも吸着ノズル82を装着
した構成を示している。
【0030】前記各ヘッドA、ヘッドBは、各々Z、θ
軸方向に例えば5ミクロン単位で可動可能となってい
る。
【0031】また、前記ヘッドユニット21及びヘッド
ユニット22の各々のヘッドA及びヘッドBに対して
は、ヘッドユニット21及びヘッドユニット22の下方
に、図2に示すように、接着媒体供給手段としての接着
溶剤・フラックス供給装置10を配置して、フラックス
等の接着媒体16をスタンプノズル81又は部品1に塗
布するように構成している。
【0032】この接着溶剤・フラックス供給装置10
は、図3に詳しく示すように、装置本体11に、有底で
かつ平坦な上面蓋部12aの一部に楕円状の液溜め12
を設けた容器9を支持軸13を回転中心として矢印B方
向に回転配置し、容器9内に接着溶剤やフラックス液等
の接着媒体16を貯溜するとともに、上面蓋部12a上
に接着媒体16を溢出させるようになっている。装置本
体11には、容器9をこの装置本体11に収納したり、
取り出したりするための蓋15を設けている。
【0033】そして、部品1等に対する一定の塗布量を
確保するために、上面蓋部12a上で塗布量調整用の水
平棒14を固定してこの水平棒14に取り付けられた塗
布量調整部材14aを上面蓋部12a側に臨ませ、図3
に示すP点で接着媒体16の液面と部品1又はスタンプ
ノズル81の塗布面とが接面する毎に円形状の容器9を
支持軸13を回転中心として図3に示す矢印B方向に回
転させるようになっている。
【0034】また、前記水平棒14を上下(Z方向)に
微調整することで、塗布量調整部材14aのZ方向の位
置を変え、10ミクロン単位で接着媒体16の塗布量の
調整を可能としている。
【0035】また、図4に示すように、前記ヘッドユニ
ット21又はヘッドユニット22等に吸着ノズル、スタ
ンプノズル等のツールを自在に装着、脱着可能なツール
チェンジャー(自動ノズル交換装置)を備えた部品搭載
装置においては、ツールチェンジャー本体31内に常時
十数種類の後述するスタンプノズル81a等を収納し搭
載動作の選択により自動的に指定されたスタンプノズル
81a等をこのスタンプノズル81a、吸着ノズル82
等に備えたバネ材を利用して前記ヘッドA又はヘッドB
に装着し、搭載動作終了後及び停止時においては、その
装着位置で開閉可能なシャッター32の図4に示す矢印
方向のスライド動作により前記スタンプノズル81a等
をヘッドA又はヘッドBから離脱させ、ツールチェンジ
ャー本体31内に戻して、次の装着に備えるようにして
いる。尚、図4は、スタンプノズル81、吸着ノズル8
2に共用のツールチェンジャー本体31を示すものであ
る。
【0036】このようにして、ツールチェンジャー本体
31内には、図5に示すように、例えば4種類の形状の
異なるスタンプノズル81a乃至81dを収納し、後述
するモード3の動作時には、部品1の仕様に合わせたス
タンプノズル81a乃至81dのうちのいずれかを、自
動的に前記ヘッドA又はヘッドBに装着することを可能
としている。
【0037】また、前記接着溶剤・フラックス供給装置
10からの接着媒体16の転写時には、部品1に対して
非常に精密なレベルの塗布量が必要なことから、前記部
品1のリード部やスタンプノズル81にどの程度接着媒
体16を塗布するかが重要となる。
【0038】そこで、前記吸着ノズル82やスタンプノ
ズル81が液面に対して適切な位置で接面するための転
写アジャスト(吸着ノズル82や、スタンプノズル81
を5ミクロン単位で液面に近づけ、適切に接面する高さ
を装置に覚え込ませること)を行い、後述する部品マス
タ52に格納した部品1の位置の情報や部品1のリード
部の位置の情報を参照することで、各種の部品1に対し
て微量でも常に適切な接着媒体16の塗布量を確保する
ことを可能としている。
【0039】図6は、本実施の形態の部品搭載装置の制
御系を示すものである。
【0040】即ち、この部品搭載装置の全体の制御を行
う制御部50に対して、装置本体100に配置され、図
1にも示す実装基板30の基板位置の位置ずれを認識す
る基板位置認識部51(例えば基板位置認識カメラ、レ
ーザセンサ等)、実装すべき各部品1の位置の情報や各
部品1のリード部の位置の情報を各部品1毎に予め記憶
している記憶手段である部品マスタ52、ヘッドユニッ
ト21をX、Y方向に駆動するヘッドユニット駆動部6
0、ヘッドユニット22をX、Y方向に駆動するヘッド
ユニット駆動部70、ヘッドAをZ、θ方向に駆動する
ヘッドA駆動部61、ヘッドAをZ、θ方向に駆動する
ヘッドB駆動部62、ヘッドAをZ、θ方向に駆動する
ヘッドA駆動部71、ヘッドBをZ、θ方向に駆動する
ヘッドB駆動部72、前記ヘッドA側に設けられ部品位
置の位置ずれを認識する部品位置認識部(部品位置認識
カメラ)53A、前記ヘッドユニット側に設けられ前記
ヘッドA又はヘッドBにおける部品位置の位置ずれを認
識する部品位置認識部(部品位置認識カメラ、レーザセ
ンサ等)53B、基板位置の位置ずれ及び部品位置の位
置ずれの補正演算を行う補正演算部54を各々接続し、
前記制御部50によりこれらの動作制御を行うようにな
っている。
【0041】尚、前記基板位置認識カメラ、部品位置認
識カメラの詳細についてここでは省略する。
【0042】次に、上述した構成を有する部品搭載装置
を使用した溶剤塗布方法及び部品搭載方法を図7及び図
8乃至10を参照して説明する。
【0043】図2に示すヘッドユニット21のヘッド構
成は、詳細は後述するモード3のフラックス塗布方法を
実行するためのものであり、また、ヘッドユニット22
のヘッド構成はやはり詳細は後述するモード1又はモー
ド2のフラックス塗布方法である。
【0044】この部品搭載装置の動作が開始すると、図
8に示すように、基板位置認識部51により部品1を搭
載すべき実装基板30の位置が認識され(ステップS
1)、次に、制御部50は前記部品マスタ52からの前
記部品1の情報の読み取り(ステップS2)により各モ
ード1乃至3のうちのいずれかのモードを選択する(ス
テップS3)。
【0045】この部品マスタ52の読み取りとは、実装
基板30へ搭載する部品1のX、Y、Z等の長さの情
報、部品実装する速度の情報等に加えて、部品1への最
適な接着媒体16の塗布方法を記述した部品マスタ52
のファイル中から当該部品1の情報を得ることを意味す
るものである。この結果、部品1へ塗布する半田等の接
着溶剤やフラックス等の接着媒体16の特性により、実
装基板30へ実装可能な部品1に関連する情報として最
適な塗布方法を各部品1毎に指定できる。
【0046】以下に、モード1乃至モード3の具体的処
理内容を各々説明する。ステップS3において選択され
るモード1は、接着溶剤やフラックス等からなる接着媒
体16の部品1の裏面への塗布の場合に、接着媒体16
の表面張力により影響を受け、部品認識を後回しにせざ
るを得ない場合に適用される。
【0047】このモード1においては、ヘッドユニット
22のヘッド構成として、図2の右欄に示すようにヘッ
ドA、Bとも吸着ノズル82を使用したものとする。即
ち、ヘッドA、Bに各々1部品づつ吸着でき、2ヘッド
あるため1度に2点打ちが可能となる。
【0048】このモード1において、まず、図9に示す
ように、ヘッドユニット駆動部70はヘッドユニット2
2を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動し
て、ヘッドA、Bに各々吸着ノズル82を装着し(ステ
ップS11)、次に、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆
動部72を動作させ、ヘッドA、Bにより各々部品1を
吸着する(ステップS12)。このとき、ヘッドA駆動
部71、ヘッドB駆動部72を介して、前記制御部50
はヘッドA、Bにおける部品1の吸着(ピックアップ)
の有無を前記部品位置認識部53A、53Bにより認識
する(ステップS13)。
【0049】部品1の吸着の有無の認識が必要である理
由は、吸着すべき部品1に対して何らかの理由で吸着動
作が失敗した場合、即ち、ピックエラーの場合(ステッ
プS14)、このモード1では部品認識処理が接着媒体
16の転写後のため部品1を吸着していると判断して転
写動作を行った時、部品ノズル(吸着ノズル)が塗布液
を吸ってしまうことを防ぐためである。これにより、部
品吸着に失敗しても接着媒体16の転写を回避してもう
1度部品1のピックを行うリトライ動作が可能である。
【0050】部品1のピックエラーでない場合には、ヘ
ッドユニット駆動部70、ヘッドA駆動部71、ヘッド
B駆動部72の動作で、ヘッドA、Bが吸着している各
部品1の各裏面に接着媒体16が塗布され(ステップS
15)、さらにヘッドA、Bにおける各部品1に対し該
当部品であるかが認識された後(ステップS16)、ヘ
ッドA、Bにおける各部品1のステップS16での認識
による位置補正が実行され(ステップS17)、次にヘ
ッドA、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果
に基づく実装基板30の基板補正による位置補正が行わ
れ(ステップS18)、この後ヘッドA、Bに吸着した
各部品1が前記実装基板30の所定の位置に対して正確
に搭載される(ステップS19)。
【0051】そして、次の工程でも同じ部品1を実装す
るか否かを制御部50が判断し(ステップS20)、同
じ部品1の実装であればステップS12に移行し、次の
工程において、異なる部品1の実装である場合には、図
8に示すステップS2に移行する。
【0052】図10に示すモード2は、モード1とは逆
に接着溶剤やフラックスの部品裏面塗布の場合に液の表
面張力の影響は受けないが部品裏面塗布の後の部品認識
処理に影響を受ける場合に適用される。
【0053】このモード2は、モード1と同様に1ヘッ
ドにつき1部品の搭載ができ、1軸で2ヘッドあれば1
度に2点打ちが可能であり、従来の接着溶剤・フラック
スの塗布付きの部品実装タクト率を非常に向上させるも
のである。
【0054】このモード2において、まず、ヘッドユニ
ット駆動部70はヘッドユニット22を前記ツールチェ
ンジャー本体31の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各
々吸着ノズル(部品ノズル)を装着し(ステップS2
1)、次に、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72
を動作させ、ヘッドA、Bにより各々部品1を吸着する
(ステップS22)。このとき、ヘッドA駆動部71、
ヘッドB駆動部72を介して制御部50はヘッドA、B
における部品1に対し該当部品であるかを認識する(ス
テップS23)。
【0055】何らかの理由でヘッドA、Bにおける部品
1の吸着が失敗した場合にはリトライ動作が行われ(ス
テップS24)、また、部品1のピックエラーでない場
合には、ヘッドユニット駆動部70、ヘッドA駆動部7
1、ヘッドB駆動部72の動作で、ヘッドA、Bが吸着
している各部品1の各裏面に接着媒体16が塗布され
(ステップS25)、ヘッドA、Bにおける各部品1の
ステップS23での認識による位置補正が実行され(ス
テップS26)、次にヘッドA、Bに対する前記基板位
置認識部51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズ
レによる位置補正が行われ(ステップS27)、この後
ヘッドA、Bに吸着した各部品1が前記実装基板30の
所定の位置に対して正確に搭載される(ステップS2
8)。
【0056】そして、次の工程でも同じ部品1を実装す
るか否かを制御部50が判断し(ステップS29)、同
じ部品1の実装であれば、ステップS22に移行し、次
の工程において異なる部品1の実装である場合には、図
8に示すステップS2に移行する。
【0057】図11に示すモード3については、モード
1、2のように部品1の実装タクト率の向上にはつなが
らないものの、接着溶剤やフラックス等の接着媒体16
の粘性には全く影響を受けず、確実に部品実装を実行で
きるモードである。
【0058】この場合には、図2の左欄に示すヘッドユ
ニット21のように、片側のヘッドAにスタンプノズル
81を装着し、もう片側のヘッドBに吸着ノズル82を
装着することにより行うものである。
【0059】まず、ヘッドユニット駆動部60はヘッド
ユニット21を前記ツールチェンジャ本体31の位置に
駆動して、ヘッドAにスタンプノズル81を装着すると
ともに(ステップS31)、もう片側のヘッドBに吸着
ノズル82を装着する(ステップS32)。
【0060】次に、前記ヘッドB駆動部62を動作さ
せ、ヘッドBにより部品1を吸着する(ステップS3
3)。このとき、ヘッドB駆動部62を介して制御部5
0はヘッドBにおける部品1に対し、該当部品であるか
を認識する(ステップS34)。
【0061】何らかの理由でヘッドBにおける部品1の
吸着が失敗した場合にはリトライ動作が行われ(ステッ
プS35)、また、部品1のピックエラーでない場合に
は、ヘッドA駆動部61の動作で、ヘッドAにおけるス
タンプノズル81にフラックスが転写される(ステップ
S36)。
【0062】次に、ヘッドBにおける部品1のステップ
S34での認識による位置補正が実行され(ステップS
37)、次にヘッドA、Bに対する前記基板位置認識部
51の認識結果に基づく実装基板30の基板ズレによる
位置補正が行われ(ステップS38)、この後、ヘッド
Aに装着されたスタンプノズル81により前記実装基板
30の所定の位置に対して正確にフラックスが塗布され
る(ステップS39)。
【0063】次に、ヘッドBに吸着した部品1が実装基
板30のフラックスが塗布された位置に搭載される(ス
テップS40)。
【0064】そして、次の工程でも同じ部品1を実装す
るか否かを制御部50が判断し(ステップS41)、同
じ部品1の実装であれば、ステップS33に移行し、次
の工程において異なる部品1の実装である場合には、図
8に示すステップS2に移行する。
【0065】このモード3においては、部品認識時での
補正情報や実装基板30の位置ズレ情報等、実装位置へ
の補正情報を、従来のスタンプノズル81を使用した場
合は持たないが、本実施の形態のモード3においては、
実装位置への補正情報をスタンプノズル81を装着した
ヘッドA側にも持たせるようにしたことが大きな特徴で
ある。
【0066】即ち、従来のスタンプノズル81を使用す
る場合には、このスタンプノズル装着時、実装基板を搬
送するレールに対して垂直になるように装着するが、実
装基板の位置ズレまでを補正しきれなかった。しかし、
本実施の形態の場合、部品1を吸着するヘッドB(吸着
ヘッド)と同様に基板位置ズレ情報をスタンプノズル8
1を装着したヘッドA(スタンプヘッド)側に持たせる
(図11に示すステップS38)ことにより、図7に示
すように、X、Y方向及びθ方向のズレをヘッドAの着
地前に補正し、その後ヘッドAにより、接着媒体16を
実装基盤30に塗布することにより、実装基板30の正
確な実装位置にフラックス等が塗られ、部品1の裏面の
半田バンプ又はQFP部品の電極部に満遍なくフラック
ス等を塗布することと同じ効果を得ることができる。
【0067】(実施の形態2)図12(a)、(b)
は、実施の形態2を示すものであり、各々X、Y方向に
移動可能なヘッドA,Bを備えたヘッドユニット21及
びヘッドユニット22とからなる2軸構成で、ヘッドユ
ニット21のヘッドA及びヘッドBには各々スタンプノ
ズル81a、81bを装着し、ヘッドユニット22のヘ
ッドA及びヘッドBには各々吸着ノズル82を装着した
構成を示している。すなわち、粘性も表面張力も大きい
接着媒体16に対応するスタンプ方式の構造としてい
る。
【0068】前記各ヘッドユニット21、22の各々の
ヘッドA、ヘッドBは、Z、θ方向に5ミクロン単位で
可動可能となっている。
【0069】また、前記ヘッドユニット21の各ヘッド
A及びヘッドBに対してはヘッドユニット21の下方に
配置する既述したと同様な接着溶剤・フラックス供給装
置10により接着媒体16を塗布するように構成してい
る。
【0070】次に、上述した構成を有する部品搭載装置
を使用した溶剤塗布方法及び部品搭載方法を図13を参
照して説明する。
【0071】この部品搭載装置の動作が開始すると、図
6に示すように、基板位置認識部51により部品1を搭
載すべき実装基板30の位置が認識され(ステップS5
0)次に、ヘッドユニット駆動部60はヘッドユニット
21を前記ツールチェンジャー本体31の位置に駆動し
て、ヘッドA、Bに各々スタンプノズル81を装着する
(ステップS51)。また、ヘッドユニット駆動部70
はヘッドユニット22を前記ツールチェンジャー本体3
1の位置に駆動して、ヘッドA、Bに各々吸着ノズル8
2を装着する(ステップS61)。
【0072】次に、ヘッドA駆動部61、ヘッドB駆動
部62を動作させヘッドA、Bの各スタンプノズル81
a、81bにフラックスを転写する(ステップS5
2)。一方、ヘッドA駆動部71、ヘッドB駆動部72
の動作により、ヘッドユニット22のヘッドA、Bに各
々部品1を吸着する(ステップS62)。そして、ヘッ
ドA駆動部71、ヘッドB駆動部72を介して制御部5
0はヘッドA、Bにおける部品1に対し該当部品である
かを認識する(ステップS63)。
【0073】次に、ヘッドユニット21側では、ヘッド
A、Bに対する前記基板位置認識部51の認識結果に基
づく実装基板30の基板ズレによる位置補正が行われ
(ステップS53)、前記実装基板30の所定の位置に
対して正確にヘッドA、Bによるフラックスの塗布(ス
タンプ)が実行され(ステップS54)、さらに、ヘッ
ドユニット21側からヘッドユニット22へ塗布終了の
合図が送られる(ステップS55)。
【0074】一方、ヘッドユニット22側では、上述し
たステップS63における部品1の認識動作の後、部品
1のピックエラーか否かが判断され(ステップS6
4)、部品1のピックエラーで無い場合にはヘッドA、
Bにおける各部品1の認識補正による位置計算が実行さ
れ(ステップS65)、次に、ヘッドA、Bに対する前
記基板位置認識部51の認識結果に基づく実装基板30
の基板ズレによる位置補正が行われる(ステップS6
6)。また、部品1のピックエラーである場合には、ヘ
ッドユニット21は、ステップS55でヘッドユニット
22がスタンプ終了の合図を受けるまで待機状態とな
り、ヘッドユニット22の動作は、上述した通りステッ
プS62へ戻る。
【0075】次に、ヘッドユニット22側において、前
記ヘッドユニット21側からの塗布終了の合図が有るか
否か判断され(ステップS67)、ヘッドユニット21
側の塗布終了であれば、ヘッドユニット22のヘッド
A、Bに吸着した各部品1が、前記実装基板30におけ
るヘッドユニット21のヘッドA、Bによるフラックス
塗布位置へ正確に搭載される(ステップS68)。
【0076】そして、次の工程でも同じ部品1を実装す
るか否かを制御部1が判断し(ステップS69)、同じ
部品1の実装であれば、ステップS52及びステップS
62に移行して、ヘッドユニット21、ヘッドユニット
22の各ヘッドA、Bに対して上述した場合と同様な制
御が繰り返される。また、次の工程において異なる部品
1の実装である場合には動作終了となる。
【0077】図12に示す実施の形態2については、ス
タンプノズル81側と部品1側というように、ヘッドユ
ニット21、ヘッドユニット22毎に分かれて動作を行
うことが最大の特徴であり、これにより、図12に示す
ヘッドユニット21のヘッドAのみのスタンプ方式より
タクト率を向上させることができる。
【0078】また、本実施の形態2によれば、前述した
図11に示すモード3の場合と同等に実装基板30の位
置ズレ情報等、実装位置への部品、スタンプノズル両方
の補正情報を持ち、正確な実装位置にフラックス等を塗
布でき、部品1の裏面の電極部に満遍なくフラックスを
塗布することが可能となる。
【0079】尚、本実施の形態の前記基板位置認識部5
1、部品位置認識部53A、53B等は、CCDカメ
ラ、レーザラインセンサ、発光部、受光部を備えた反射
型の光センサ等を使用して構成できる。また、前記接着
溶剤・フラックス供給装置10におけるフラックス等の
供給は、自動供給処理、手動供給処理のいずれでも採用
可能である。さらに、本発明は、図1に示す構成のほ
か、種々の構成(例えばロータリー型)の部品搭載装置
に適用可能である。
【0080】
【発明の効果】本発明によれば、部品の種類に対応して
ヘッドに装置される吸着ノズル、スタンプノズル等の交
換動作、接着媒体の供給動作、ヘッドによる部品、接着
媒体の搭載動作を部品、接着媒体の種類に応じて自在に
設定して基板への部品搭載を行うものであるから、少量
多品種の生産の場合においても、高い生産効率を得るこ
とが可能な部品搭載装置を提供することができる。
【0081】また、本発明によれば、部品に粘性を問わ
ない接着媒体を塗布し、基板の搭載位置に正確に実装す
ることが可能となり、基板に対して塗布剤の印刷が不可
能であった従来の部品に対しても円滑に対処することが
でき、高密度実装の部品の搭載にも対応可能な部品搭載
方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である部品搭載装置の概略平面
図である。
【図2】本発明の実施例である部品搭載装置のヘッド構
成を示す斜視図である。
【図3】本発明の実施例である接着溶剤・フラックス供
給装置を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例であるツールチェンジャーを示
す斜視図である。
【図5】本発明の実施例に使用するスタンプノズルを底
面側から見た状態を示す斜視図である。
【図6】本発明の実施例である部品搭載装置の制御系を
示すブロック図である。
【図7】本発明の実施例である部品及び実装基板の位置
ズレ補正の状態を示す説明図である。
【図8】本発明の実施例である部品搭載装置の動作開始
からモード選択動作に至る間での処理を示すフローチャ
ートである。
【図9】本発明の実施の形態1のモード1の動作を示す
フローチャートである。
【図10】本発明の実施の形態1のモード2の動作を示
すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態1のモード3の動作を示
すフローチャートである。
【図12】本発明の実施の形態2の部品搭載装置のヘッ
ド構成を示す斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態2の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 部品 10 接着溶剤・フラックス供給装置 16 接着媒体 21 ヘッドユニット 22 ヘッドユニット 31 ツールチェンジャー本体 32 シャッター 50 制御部 51 基板位置認識部 52 部品マスタ 53A 部品位置認識部 53B 部品位置認識部 54 補正演算部 60 ヘッドユニット駆動部 70 ヘッドユニット駆動部 81 スタンプノズル 82 吸着ノズル 100 装置本体 A ヘッド B ヘッド

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、
    このヘッドに着脱可能な一以上の部品吸着手段と、一以
    上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品接着用の接
    着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作を各々実行
    する部品搭載装置であって、 前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部
    品吸着手段交換手段と、 前記へッドに取り付ける前記
    接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段
    と、 前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒
    体供給手段と、 前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報
    を記憶する搭載情報記憶手段と、 前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、
    前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動
    作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段
    と、 を有することを特徴とする部品搭載装置。
  2. 【請求項2】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、
    このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一
    以上の吸着ヘッドと、 前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り
    付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、 部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との
    位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、 スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、 前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体
    を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭
    載すること、 を特徴とする請求項1記載の部品搭載装置。
  3. 【請求項3】 部品搭載作業空間を基板に対して相対的
    に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘ
    ッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群
    備えたことを特徴とする請求項2記載の部品搭載装置。
  4. 【請求項4】 第1のヘッドユニットに複数のヘッドを
    備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付
    けた一以上の吸着ヘッドと、 第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッ
    ドに着脱可能なスタンプノズルを取り付けた一以上のス
    タンプヘッドとを備え、 部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との
    位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、 スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、 前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板
    の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッ
    ドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載する
    こと、 を特徴とする請求項1記載の部品搭載装置。
  5. 【請求項5】 前記第1、第2のヘッドユニットで1組
    のヘッドユニット群をなし、 前記ヘッドユニット群を複数群備えたこと、 を特徴とする請求項4記載の部品搭載装置。
  6. 【請求項6】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、
    このヘッドに着脱可能な一以上の接着可能な部品吸着手
    段と、一以上の接着媒体搬送手段とにより基板上に部品
    接着用の接着媒体の塗布及び部品の保持を含む搭載動作
    を各々実行する部品搭載方法であって、 前記ヘッドに取り付ける前記部品吸着手段を交換する部
    品吸着手段交換手段と、 前記へッドに取り付ける前記
    接着媒体搬送手段を交換する接着媒体搬送手段交換手段
    と、 前記接着媒体を前記接着媒体搬送手段に供給する接着媒
    体供給手段と、 前記部品の種類に応じたヘッドユニットの搭載動作情報
    を記憶する搭載情報記憶手段と、 前記搭載情報記憶手段に記憶した搭載動作情報を基に、
    前記部品吸着手段及び前記接着媒体搬送手段の交換動
    作、基板への部品搭載動作を各々実行させる制御手段
    と、 を有することを特徴とする部品搭載方法。
  7. 【請求項7】 ヘッドユニットに複数のヘッドを備え、
    このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付けた一
    以上の吸着ヘッドと、 前記ヘッドユニットに着脱可能なスタンプノズルを取り
    付けた一以上のスタンプヘッドとを備え、 部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との
    位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、 スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、 前記スタンプヘッドにより基板の搭載着地点に接着媒体
    を塗布した後、前記吸着ヘッドによりその上に部品を搭
    載すること、 を特徴とする請求項6記載の部品搭載方法。
  8. 【請求項8】 部品搭載作業空間を基板に対して相対的
    に移動可能な前記ヘッドユニットを2個設けて1組のヘ
    ッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を複数群
    備えたこと、 を特徴とする請求項7記載の部品搭載方法。
  9. 【請求項9】 第1のヘッドユニットに複数のヘッドを
    備え、このヘッドに着脱可能な部品吸着ノズルを取り付
    けた一以上の吸着ヘッドと、 第2のヘッドユニットに複数のヘッドを備え、このヘッ
    ドに着脱可能な一以上のスタンプノズルヘッドを取り付
    けた一以上のスタンプヘッドとを備え、 部品認識が終了した前記吸着ヘッドに対して、部品との
    位置ずれ補正及び搭載着地点との位置ずれ補正を行い、 スタンプヘッドと搭載着地点の位置ずれ補正を行い、 前記第2のヘッドユニットのスタンプヘッドにより基板
    の搭載着地点に接着媒体を塗布した後、前記第1のヘッ
    ドユニットの吸着ヘッドによりその上に部品を搭載する
    こと、 を特徴とする請求項6記載の部品搭載方法。
  10. 【請求項10】 前記第1、第2のヘッドユニットで1
    組のヘッドユニット群をなし、前記ヘッドユニット群を
    複数群備えたこと、 を特徴とする請求項9記載の部品搭載方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002164699A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Juki Corp 電子部品搭載装置
JP2011258821A (ja) * 2010-06-10 2011-12-22 Fuji Mach Mfg Co Ltd 電子回路組立方法および電子回路組立システム
JP2018133524A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社Fuji 作業機
WO2021201038A1 (ja) * 2020-03-30 2021-10-07 Tdk株式会社 スタンプツール保持装置、スタンプツール位置決め装置、マルチ要素移送装置および素子アレイの製造方法

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