JPH11243074A - 洗浄処理方法及び洗浄処理装置 - Google Patents

洗浄処理方法及び洗浄処理装置

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JPH11243074A
JPH11243074A JP11647098A JP11647098A JPH11243074A JP H11243074 A JPH11243074 A JP H11243074A JP 11647098 A JP11647098 A JP 11647098A JP 11647098 A JP11647098 A JP 11647098A JP H11243074 A JPH11243074 A JP H11243074A
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JP
Japan
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cleaning
cleaning liquid
opening
flow rate
control means
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Pending
Application number
JP11647098A
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English (en)
Inventor
Naoki Shindo
尚樹 新藤
Shigenori Kitahara
重徳 北原
Naohiko Hamamura
直彦 濱村
Koukichi Koujiyou
幸吉 広城
Hironobu Momotake
宏展 百武
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Tokyo Electron Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 洗浄液の流量を安定させると共に、洗浄液の
濃度を一定にして、洗浄性能の向上を図れるようにする
こと。 【解決手段】 半導体ウエハWを収容する処理槽30
と、処理槽30内に洗浄液を供給する洗浄液供給ノズル
32と、洗浄液供給ノズル32に洗浄液供給管33を介
して接続される純水供給源31と、洗浄液供給管33に
開閉バルブV3を介して接続される薬液供給源35と、
を具備し、洗浄液供給管33の純水供給源31側に、流
量(圧力)コントローラ36を介設し、流量(圧力)コ
ントローラ36の流出側に、流量調整開閉バルブV21を
介設すると共に、この開閉バルブV1と流量(圧力)コ
ントローラ36との間に、開閉バルブV5を介してダミ
ーフロー用の排出管41を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば半導体ウ
エハやLCD用ガラス基板等の被処理体を薬液や純水等
の洗浄液に浸漬して洗浄する洗浄処理方法及び洗浄処理
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体製造装置の製造工程にお
いては、半導体ウエハやLCD用ガラス等の被処理体
(以下にウエハ等という)を例えばアンモニア水(NH
4OH)やフッ化水素酸(HF)等の薬液やリンス液
(例えば純水やオゾン水)等の洗浄液が貯留された洗浄
槽に順次浸漬して洗浄を行う洗浄処理方法が広く採用さ
れている。
【0003】従来のこの種の洗浄処理装置として、同一
の処理槽内にリンス液(例えば純水,オゾン水)や、リ
ンス液に薬液(例えばHF)を混入した希釈液{例えば
希釈フッ化水素酸(DHF)}を順次貯留して、これら
リンス液、希釈液にウエハ等を浸漬して洗浄処理する、
いわゆるワンパス方式の装置が知られている。この洗浄
処理装置によれば、リンス液中に所定量の薬液を混入し
た希釈液(例えばDHF)を処理槽内に貯留し、この希
釈液(DHF)中にウエハ等を浸漬して、ウエハ表面に
付着したパーティクルの除去や化学的,物理的に吸着し
たNi,Cr等の重金属あるいは自然酸化膜等を除去す
ることができる。その後、処理槽内に供給されるリンス
液中にウエハを浸漬して、ウエハ表面に付着する薬液を
除去することができる。
【0004】この種の洗浄処理において、洗浄液の薬液
濃度を一定に調整することが洗浄性能を高める上で好ま
しい。また、望ましくは洗浄液の温度を一定に維持する
ことで、洗浄精度を高めることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の洗浄処理においては、処理槽内に洗浄液例えば
HFを混入して希釈液として供給されるリンス液(例え
ば純水)を供給する初期状態において、リンス液の流量
が不安定となるため、薬液濃度のバランスが崩れた状態
であった。したがって、薬液濃度の不安定な状態でウエ
ハ等の洗浄処理が行われるため、例えば純水の流量が少
ないにもかかわらず薬液(例えばHF)が所定量供給さ
れると、濃度の高い洗浄液(DHF)が処理槽内に供給
されてしまい、そのため洗浄処理が不均一なものとな
り、洗浄性能が低下するという問題があった。
【0006】また、洗浄液の供給開始時には、上述した
ようにリンス液の流量が不安定となるため、温度調整の
初期安定性も悪くなり、洗浄精度が低下するという問題
もあった。
【0007】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、洗浄液の供給開始時の流量を安定させることによ
り、薬液濃度を一定にし、また洗浄液の温度を一定にし
て、洗浄性能の向上及び洗浄精度の向上を図れるように
した洗浄処理方法及び洗浄処理装置を提供することを目
的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の洗浄処理方法は、処理槽内に供給さ
れる洗浄液に被処理体を接触させて洗浄処理する洗浄処
理方法において、 上記被処理体の処理を開始する前
に、上記供給される洗浄液が所定流量に達するまで洗浄
液を流出し、洗浄液が所定流量に達した時点で、上記洗
浄液を上記処理槽内に供給するようにした、ことを特徴
とする。
【0009】また、請求項2記載の洗浄処理方法は、処
理槽内に供給される洗浄液に被処理体を接触させて洗浄
処理する洗浄処理方法において、 上記被処理体の処理
を開始する前に、上記供給される洗浄液が所定流量及び
所定温度に達するまで洗浄液を流出及び温度調整し、洗
浄液が所定流量及び所定温度に達した時点で、上記洗浄
液を上記処理槽内に供給するようにした、ことを特徴と
する。
【0010】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の洗浄処理方法において、上記洗浄液が、リン
ス処理に供されるリンス液に薬液を混入した希釈液であ
り、被処理体の処理を開始する前に流出される洗浄液
を、上記薬液の混入前のリンス液とした、ことを特徴と
する。この場合、上記リンス液として、例えば純水,オ
ゾン水又はイオン水のいずれかを使用することができる
(請求項4)。
【0011】上記請求項1ないし3のいずれかに記載の
洗浄処理方法において、上記洗浄液が所定流量に達する
まで、洗浄液の処理槽への供給系と別系統の配管系に洗
浄液を流出してもよく(請求項5)、あるいは、上記洗
浄液が所定流量に達するまで、処理槽を介して洗浄液を
流出してもよい(請求項6)。
【0012】請求項7記載の洗浄処理装置は、被処理体
を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を供給する
供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接続される
第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段を介して
接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する洗浄処理
装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源
側に、流量制御手段を介設し、この流量制御手段の流出
側に、開閉手段を介設すると共に、この開閉手段と流量
制御手段との間に、開閉手段を介して排出管を接続して
なる、ことを特徴とする。
【0013】また、請求項8記載の洗浄処理装置は、被
処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を供
給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接続
される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段を
介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する洗
浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液
供給源側に、流量制御手段と温度制御手段を介設すると
共に、流量制御手段の流出側に開閉手段を介設してな
る、ことを特徴とする。
【0014】また、請求項9記載の洗浄処理装置は、被
処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を供
給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接続
される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段を
介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する洗
浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液
供給源側に、流量制御手段と温度制御手段を介設し、
上記流量制御手段及び温度制御手段の流出側に、開閉手
段を介設すると共に、この開閉手段と、上記流量制御手
段及び温度制御手段との間に、開閉手段を介して排出管
を接続してなる、ことを特徴とする。
【0015】また、請求項10記載の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を
供給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接
続される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段
を介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する
洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄
液供給源側に、流量制御手段とオゾン水生成手段を介設
すると共に、流量制御手段の流出側に開閉手段を介設し
てなる、ことを特徴とする。
【0016】また、請求項11記載の洗浄処理装置は、
請求項10記載の洗浄処理装置において、上記開閉手段
と、上記流量制御手段及びオゾン水生成手段との間に、
開閉手段を介設して排出管を接続してなる、ことを特徴
とする。
【0017】また、請求項12記載の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を
供給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接
続される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段
を介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する
洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄
液供給源側に、流量制御手段と温度制御手段及びオゾン
水生成手段を介設し、上記流量制御手段、温度制御手段
及びオゾン水生成手段の流出側に、開閉手段を介設する
と共に、この開閉手段と、上記流量制御手段、温度制御
手段及びオゾン水生成手段との間に、開閉手段を介して
排出管を接続してなる、ことを特徴とする。
【0018】この場合、上記供給管における第1の洗浄
液供給源と開閉手段との間に、補助開閉手段を介設する
補助供給管を介して上記第1の洗浄液と同質の洗浄液の
補助洗浄液供給源を接続するようにしてもよい(請求項
13)。この場合、好ましくは、上記補助供給管の上記
補助洗浄液供給源側に、温度制御手段を介設する方がよ
い(請求項14)。
【0019】また、請求項15記載の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を
供給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接
続される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段
を介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する
洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄
液供給源側に、流量制御手段を介設し、 上記供給管に
おける上記流量制御手段の流出側の適宜箇所にイオン水
生成手段を介設してなる、ことを特徴とする。
【0020】また、請求項16記載の洗浄処理装置は、
請求項15記載の洗浄処理装置において、上記流量制御
手段の流出側に、開閉手段を介設すると共に、この開閉
手段と流量制御手段との間に、開閉手段を介して排出管
を接続してなる、ことを特徴とする。
【0021】また、請求項17記載の洗浄処理装置は、
被処理体を収容する処理槽と、上記処理槽内に洗浄液を
供給する供給手段と、上記供給手段に供給管を介して接
続される第1の洗浄液供給源と、上記供給管に開閉手段
を介して接続される第2の洗浄液供給源と、を具備する
洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄
液供給源側に、流量制御手段と温度制御手段を介設する
と共に、流量制御手段の流出側に開閉手段を介設し、
上記供給管における上記流量制御手段の流出側の適宜箇
所に、イオン水生成手段を介設してなる、ことを特徴と
する。
【0022】また、請求項18記載の洗浄処理装置は、
請求項17記載の洗浄処理装置において、上記開閉手段
と、上記流量制御手段及び温度制御手段との間に、開閉
手段を介して排出管を接続してなる、ことを特徴とす
る。
【0023】上記請求項7ないし18のいずれかに記載
の洗浄処理装置において、上記流量制御手段の流出側に
介設される開閉手段を、流量調整可能に形成する方が好
ましい(請求項19)。また、上記請求項8,9,1
2,13,14又は17記載の洗浄処理装置において、
上記供給管における温度制御手段の流出側に、温度検出
手段を配設し、この温度検出手段からの検出信号に基づ
いて温度制御手段を制御動作させる方が好ましい(請求
項20)。
【0024】請求項1,3〜7,10,11,15,1
6又は19記載の発明によれば、被処理体の処理を開始
する前に、洗浄液が所定流量に達するまで洗浄液を流出
し、洗浄液が所定流量に達した時点で、被処理体を洗浄
液に接触させることにより、洗浄液(例えばリンス液と
薬液を混合した希釈液)の濃度を一定にすることができ
る。したがって、洗浄性能を安定させると共に、洗浄性
能の向上を図ることができる。
【0025】また、請求項2,8,9,12,13,1
4,17,18又は20記載の発明によれば、被処理体
の処理を開始する前に、洗浄液が所定流量及び所定温度
に達するまで洗浄液を流出及び温度調整し、洗浄液が所
定流量及び所定温度に達した時点で、被処理体を洗浄液
に接触させることにより、洗浄液(例えばリンス液と薬
液を混合した希釈液)の濃度を一定にすることができる
と共に、この洗浄液の温度調整の初期安定化が図れる。
したがって、洗浄性能を安定させると共に、洗浄性能の
向上及び洗浄精度の向上を図ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図面に基づいて詳細に説明する。この実施形態では半導
体ウエハの洗浄処理システムに適用した場合について説
明する。
【0027】図1はこの発明に係る洗浄処理装置を適用
した洗浄処理システムの一例を示す概略平面図である。
【0028】上記洗浄処理システムは、被処理体である
半導体ウエハW(以下にウエハという)を水平状態に収
納する容器例えばキャリア1を搬入、搬出するための搬
入・搬出部2と、ウエハWを薬液、洗浄液等の液処理す
ると共に乾燥処理する処理部3と、搬入・搬出部2と処
理部3との間に位置してウエハWの受渡し、位置調整及
び姿勢変換等を行うインターフェース部4とで主に構成
されている。
【0029】上記搬入・搬出部2は、洗浄処理システム
の一側端部に併設して設けられる搬入部5と搬出部6と
で構成されている。また、搬入部5は、上部搬送機構7
からキャリア1を受け取る受取り部5aと、この受取り
部5aから水平に搬送されるキャリア1を載置する受渡
し部5bとからなり、受渡し部5bには、キャリア1を
上部位置とインターフェース部4の搬入口(図示せず)
との間で搬送するキャリアリフタ7が配設されている。
また、搬出部6には、キャリア1をインターフェース部
4の搬出口(図示せず)と上部との間で搬送するキャリ
アリフタ7が配設され、これらキャリアリフタ7によっ
て搬入部5間又は搬出部6間でのキャリア1の搬送を行
うことができると共に、空のキャリア1をインターフェ
ース部4の上方に設けられたキャリア待機部(図示せ
ず)への受け渡し及びキャリア待機部からの受け取りを
行うことができるように構成されている。
【0030】上記インターフェース部4は、区画壁4c
によって区画される搬入・搬出部2に隣接する第1の室
4aと、処理部3に隣接する第2の室4bとで構成され
ている。そして、第1の室4a内には、搬入部5(具体
的には受渡し部5b)のキャリア1から複数枚のウエハ
Wを取り出して搬送する水平方向(X,Y方向),垂直
方向(Z方向)及び回転(θ方向)可能なウエハ取出し
アーム8と、ウエハWに設けられたノッチを揃えるノッ
チアライナー9と、ウエハ取出しアーム8によって取り
出された複数枚のウエハWの間隔を調整する間隔調整機
構(図示せず)を具備すると共に、水平状態のウエハW
を垂直状態に変換する第1の姿勢変換装置10が配設さ
れている。
【0031】また、第2の室4b内には、処理済みの複
数枚例えば50枚のウエハWを処理部3から垂直状態の
まま搬送する後述するウエハ搬送手段例えばウエハ搬送
チャック20から受け取ったウエハWを垂直状態から水
平状態に変換する第2の姿勢変換装置13と、この第2
の姿勢変換装置11によって水平状態に変換された複数
枚のウエハWを受け取ってウエハ受取り部12に搬送さ
れた空のキャリア1内に収納する水平方向,垂直方向及
び回転(θ方向)可能なウエハ収納アーム13が配設さ
れている。
【0032】一方、上記処理部3には、ウエハWに付着
するパーティクルや有機物汚染を除去する第1の処理ユ
ニット14と、ウエハWに付着する金属汚染を除去する
第2の処理ユニット15と、ウエハWに付着する酸化膜
を除去する第3の処理ユニット16及びチャック洗浄ユ
ニット17が直線状に配列されている。なお、第3の処
理ユニット16の上方には乾燥処理ユニット18が配設
されている。なおこの場合、第3の処理ユニット16に
この発明に係る洗浄処理装置が適用されている。また、
これら各ユニット14〜17と対向する位置から上記イ
ンターフェース部4に延在して設けられた搬送路19
に、X,Y方向(水平方向)、Z方向(垂直方向)及び
回転(θ)可能なウエハ搬送手段例えばウエハ搬送チャ
ック20が配設されている。
【0033】次に、この発明に係る洗浄処理装置につい
て説明する。 ◎第1実施形態 図2はこの発明に係る洗浄処理装置の第1実施形態を示
す概略断面図である。上記洗浄処理装置16は、薬液例
えばフッ化水素酸(HF)の希釈液(DHF)やリンス
液例えば純水の洗浄液を貯留すると共に洗浄液中に被処
理体例えば半導体ウエハW(以下にウエハという)を浸
漬してその表面を洗浄する処理槽30と、この処理槽3
0内に配設されて処理槽30内に洗浄液を供給する洗浄
液供給手段例えば洗浄液供給ノズル32と、この洗浄液
供給ノズル32と第1の洗浄液供給源例えば純水供給源
31とを接続する洗浄液供給管33と、この洗浄液供給
管33に接続される薬液供給管34を介して洗浄液供給
ノズル32に接続される第2の洗浄液供給源例えば薬液
(HF)供給源35と、洗浄液供給管33における純水
供給源側に介設される流量制御手段例えば流量(圧力)
コントローラ36とを具備してなる。また、洗浄液供給
管33における流量(圧力)コントローラ36の流出側
には流量調整可能な開閉手段例えば流量調整開閉バルブ
V1が介設され、処理槽30の底部に設けられた排出口
37に接続する排液管38には開閉手段例えば開閉バル
ブV2が介設され、また、薬液供給管34には開閉手段
例えば開閉バルブV3が介設されている。
【0034】この場合、処理槽30は、洗浄液を貯留す
る内槽30aと、この内槽30aの開口部の外方縁部を
覆う外槽30bとで構成されており、外槽30bの底部
に設けられた排出口39に開閉バルブV4を介設したド
レン管40が接続されている。なお、処理槽30内には
昇降可能なウエハボート21が配設されている。このウ
エハボート21は、上記ウエハ搬送チャック20から受
け取った複数枚例えば50枚のウエハWを処理槽30内
に搬送し、処理後のウエハWを上方へ搬送して再びウエ
ハ搬送チャック20に受け渡すように構成されている。
また、処理槽30の上部外側には、処理槽30の内槽3
0a内の純水の比抵抗を測定する比抵抗計22が、バル
ブ22aを介設した導出管22bを介して内槽30aに
接続されている。なお、この比抵抗計22は、処理槽3
0内に薬液(例えばDHF)が供給されている場合に
は、バルブ22aが閉じられるようになっている。
【0035】次に、上記のように構成される洗浄処理装
置16による洗浄処理の手順について図3を参照して説
明する。まず、待機状態として、流量調整開閉バルブV
1を半開状態にして純水供給源31から純水を処理槽3
0内に供給(例えば5リットル/分)しておく。そし
て、ウエハWの洗浄開始直前に、流量調整開閉バルブV
1を全開状態にして、純水供給源31から純水を処理槽
30内に供給(ダミーフロー)し、純水の流量がウエハ
Wを処理する時の流量(例えば20リットル/分)に達
した時点で、ウエハ搬送チャック20から複数枚例えば
50枚のウエハWを受け取ったウエハボート21が下降
して、ウエハWを処理槽30内に貯留された純水内に浸
漬する。なおこの場合、予めウエハWを処理槽30内に
貯留された純水中に浸漬させておいてもよい。これと同
時に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所
定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを
洗浄液供給管33内に供給して、希釈液(DHF)を洗
浄液供給ノズル32から処理槽30内に供給することに
より、処理槽30内の混合液は所定の濃度となるので、
ウエハWは安定した状態で薬液処理されて、ウエハW表
面に付着するパーティクルが除去されると共に、酸化膜
が除去される。なお、内槽30aからオーバーフローし
た洗浄液は排出口39及びドレン管40を介して排出さ
れる。
【0036】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、純水供給源31から純
水のみを処理槽30内に供給して希釈液を純水に置換す
ることにより、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)
を除去(リンス処理)して洗浄処理を終了する。その
後、流量調整開閉バルブV1を閉じると共に、ウエハボ
ート21を上昇させてウエハWを処理槽30から搬出
し、開閉バルブV2を開放して内槽30a内の洗浄液を
排出するか、あるいは開閉バルブV2を閉じたままにし
て内槽30a内に洗浄液を貯留しておく。
【0037】◎第2実施形態 図4はこの発明に係る洗浄処理装置の第2実施形態を示
す概略断面図である。第2実施形態は、洗浄液供給管3
3における純水供給源31側に、流量(圧力)コントロ
ーラ36を介設し、この流量(圧力)コントローラ36
の流出側に流量調整開閉バルブV1を介設すると共に、
この流量調整開閉バルブV1と流量(圧力)コントロー
ラ36との間に、開閉バルブV5を介してダミーフロー
用の排出管41を接続した場合である。
【0038】なお、第2実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0039】次に、第2実施形態の洗浄処理装置を用い
た洗浄処理の手順の一例について、図5を参照して説明
する。まず、待機状態として、流量調整開閉バルブV1
を半開状態にして純水供給源31から純水を処理槽30
内に供給(例えば5リットル/分)しておく。そして、
ウエハWの洗浄開始直前に、開閉バルブV2を開放して
処理槽30内の純水を排出した後、流量調整開閉バルブ
V1を全開状態にして、純水供給源31から純水を処理
槽30内に供給する一方、開閉バルブV5を開放して洗
浄液供給管33中を流れる純水の一部を排出管41から
排出(ダミーフロー)する。そして、純水の流量がウエ
ハWを処理する時の流量(例えば20リットル/分)に
達して安定した時点で、開閉バルブV5を閉止すると共
に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所定
量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを洗
浄液供給管33内に供給して、希釈液(DHF)を洗浄
液供給ノズル32から処理槽30内に供給する。
【0040】このようにして処理槽30の内槽30a内
が純水と薬液の混合液で満たされた後、ウエハ搬送チャ
ック20から複数枚例えば50枚のウエハWを受け取っ
たウエハボート21が下降して、ウエハWを処理槽30
内に貯留された希釈液(DHF)内に浸漬する。なおこ
の場合、予めウエハWを処理槽30内に貯留された純水
中に浸漬させておいてもよい。この時、処理槽30内の
希釈液(DHF)は所定の濃度となるので、ウエハWは
安定した状態で薬液処理されて、ウエハW表面に付着す
るパーティクルが除去されると共に、酸化膜が除去され
る。なお、内槽30aからオーバーフローした洗浄液は
排出口39及びドレン管40を介して排出される。
【0041】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、純水供給源31から純
水のみを処理槽30内に供給して希釈液を純水に置換す
ることにより、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)
を除去(リンス処理)して洗浄処理を終了する。その
後、流量調整開閉バルブV1を閉じると共に、ウエハボ
ート21を上昇させてウエハWを処理槽30から搬出
し、開閉バルブV2を開放して内槽30a内の洗浄液を
排出するか、あるいは開閉バルブV2を閉じたままにし
て内槽30a内に洗浄液を貯留しておく。
【0042】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、待機状態でない場合
から処理を開始するときは、ダミーフロー時に開閉バル
ブV5のみを開放して、その他のバルブV1,V2,V3は
閉じておけばよい。すなわち、処理開始直前に開閉弁V
5のみを開放して洗浄液供給源31から流れる純水をダ
ミーフロー用の排出管41から排出して、純水の流量が
ウエハWを処理する時の流量(例えば20リットル/
分)に達した時点で、開閉バルブV5を閉止し、それと
同時に、流量調整開閉バルブV1及び開閉バルブV3を開
放して、所定流量(例えば20リットル/分)の純水を
処理槽30内に供給すると共に、薬液供給源35から所
定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを
洗浄液供給管33内に供給した後、上記と同様にウエハ
Wの洗浄処理を行うようにしてもよい。
【0043】◎第3実施形態 図6はこの発明に係る洗浄処理装置の第3実施形態を示
す概略断面図である。第3実施形態は、薬液濃度の安定
化に加えて洗浄液の温度を安定化させるようにした場合
である。すなわち、洗浄液供給管33の純水供給源31
側に介設される流量(圧力)コントローラ36の流出側
に温度制御手段例えばランプヒータ42を介設すると共
に、ランプヒータ42の流出側に温度検出手段例えば温
度センサ43を介設し、この温度センサ43にて検出さ
れた検出信号を、制御手段例えば中央演算処理装置44
(CPU)に予め記憶された情報と比較演算処理して、
その出力信号をランプヒータ42に伝達することによ
り、ランプヒータ42を制御動作させて、洗浄液供給管
33中を流れる洗浄液の温度を所定温度例えば25℃に
設定し得るようにした場合である。
【0044】なお、第3実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0045】第3実施形態の洗浄処理装置を用いて洗浄
処理する場合は、上記第1実施形態と同様に、ウエハW
の洗浄処理開始前に純水をダミーフローして、純水の流
量ががウエハWを処理する時の流量(例えば20リット
ル/分)に達した時点で、開閉弁V3を開放して薬液
(HF)を供給して、上述のように洗浄処理を行う他
に、純水及び希釈液(DHF)の温度を所定温度例えば
25℃に温度調整した安定した状態でウエハWの薬液及
びリンス処理を行うことができる。したがって、洗浄性
能の向上が図れると共に、洗浄精度の向上が図れる。
【0046】なおこの場合、ランプヒータ42を、この
ランプヒータ42の流出側に介設された温度センサ43
からの検出信号に基づいてCPU44を介して制御動作
させるので、処理槽30内に配設された温度センサに基
づいて制御動作させるものに比べて、検出部と制御部と
のギャップが少ないため、温度調整を迅速に行うことが
できる。なお、処理槽30内に温度センサを設けてもよ
い。
【0047】なお、第3実施形態において、ウエハWを
洗浄処理する方法として、上記ダミーフローを行った
後、以下の2通りの洗浄処理を行うことができる。すな
わち、まず、ウエハWを投入する直前に、開閉バルブ
V2を開放して処理槽30の洗浄液を排出し、処理槽3
0内を空にする。その後、上記温度制御手段例えばラン
プヒータ42によって温度調整された洗浄液(DHF又
は純水)を、処理槽30の内槽30a内に供給して内槽
30a内に洗浄液(DHF又は純水)を満たす。そし
て、内槽30a内に満たされた洗浄液(DHF又は純
水)にウエハWを浸漬して洗浄処理を施す。また、処
理槽30の内槽30a内の純水又はDHFを予め温度調
整しておき、ウエハWの投入直前に、上記温度制御手段
例えばランプヒータ42によって温度調整された純水又
はDHFを供給する。そして、温度調整された純水又は
DHFで満たされた内槽30a内にウエハWを浸漬して
洗浄処理を施す。
【0048】◎第4実施形態 図7はこの発明に係る洗浄処理装置の第4実施形態を示
す概略断面図である。第4実施形態は、上記第2実施形
態で示した洗浄処理装置に、薬液濃度の安定化に加えて
洗浄液の温度を安定化させるようにした場合である。す
なわち、洗浄液供給管33の純水供給源31側に、流量
(圧力)コントローラ36と温度制御手段例えばランプ
ヒータ42を介設し、これら流量(圧力)コントローラ
36及びランプヒータ42の流出側に、流量調整開閉バ
ルブV1を介設すると共に、この開閉バルブV1と、流量
(圧力)コントローラ36及びランプヒータ42との間
に、開閉バルブV5を介してダミーフロー用の排出管4
1を接続した場合である。この場合、ランプヒータ42
の流出側に温度検出手段例えば温度センサ43が介設さ
れており、この温度センサ43にて検出された検出信号
を、制御手段例えばCPU44に予め記憶された情報と
比較演算処理して、その出力信号をランプヒータ42に
伝達することにより、ランプヒータ42を制御動作させ
て、洗浄液供給管33中を流れる洗浄液の温度を所定温
度例えば25℃に設定し得るように構成されている。な
お、第4実施形態において、その他の部分は上記第1実
施形態ないし第3実施形態と同じであるので、同一部分
には、同一符号を付して、その説明は省略する。
【0049】第4実施形態の洗浄処理装置を用いて洗浄
処理する場合は、上記第2実施形態と同様に、ウエハW
の洗浄開始直前に、開閉バルブV5を開放して洗浄液供
給管33中を流れる純水の一部を排出管41から排出
(ダミーフロー)し、純水の流量がウエハWを処理する
時の流量(例えば20リットル/分)に達して安定した
時点で、開閉バルブV5を閉止すると共に、開閉バルブ
V3を開放して薬液供給源35から所定量(例えば0.
1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供給管33
内に供給して、希釈液(DHF)を洗浄液供給ノズル3
2から処理槽30内に供給する他に、純水及び希釈液
(DHF)の温度を所定温度例えば25℃に温度調整し
た安定した状態でウエハWの薬液及びリンス処理を行う
ことができる。したがって、洗浄性能の向上が図れると
共に、洗浄精度の向上が図れる。
【0050】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、待機状態でない場合
から処理を開始するときは、ダミーフロー時に開閉バル
ブV5のみを開放して、その他のバルブV1,V2,V3は
閉じておけばよい。すなわち、処理開始直前に開閉弁V
5のみを開放して洗浄液供給源31から流れる純水をダ
ミーフロー用の排出管41から排出して、純水の流量が
ウエハWを処理する時の流量(例えば20リットル/
分)に達した時点で、開閉バルブV5を閉止し、それと
同時に、流量調整開閉バルブV1及び開閉バルブV3を開
放して、所定流量(例えば20リットル/分)及び所定
温度例えば25℃の純水を処理槽30内に供給すると共
に、薬液供給源35から所定量(例えば0.1リットル
/分)の薬液例えばHFを洗浄液供給管33内に供給し
た後、上記と同様にウエハWの洗浄処理を行うようにし
てもよい。
【0051】◎第5実施形態 図8はこの発明に係る洗浄処理装置の第5実施形態を示
す概略断面図である。第5実施形態は、上記第1実施形
態における薬液処理時の希釈溶媒及びリンス処理時のリ
ンス液に使用される純水に代えてオゾン水を用いて、酸
化膜除去及び金属例えば銅等の付着抑制を行なうと共
に、有機汚染物除去及び保護膜の形成を行なうようにし
た場合である。
【0052】この場合、図2に示した上記第1実施形態
と同様に配管される純水供給管33(洗浄液供給管)に
おける純水供給源31側に、流量(圧力)コントローラ
36とオゾン生成手段例えばオゾン生成器50が介設さ
れており、この流量(圧力)コントローラ36及びオゾ
ン生成器50の流出側に流量調整開閉バルブV1が介設
されている。なおこの場合、オゾン水生成器50とし
て、例えば電気分解式のオゾン水生成器を使用すること
ができる。この電気分解式のオゾン水生成器によれば、
純水供給源31から流れる純水に直流電圧を印加するこ
とにより、純水を電気分解して発生したオゾンを電気分
解中の純水に溶解させてオゾン水を生成することができ
る。なお、オゾン水生成器50は必ずしも電気分解式の
ものである必要はなく、高濃度の気相のオゾンと純水と
を、曝気などの手段で気液接触させて純水中にオゾンを
溶解させてオゾン水を得る曝気式のオゾン水生成器を使
用することも可能である。
【0053】なお、第5実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。
【0054】次に、第5実施形態の洗浄処理装置16に
よる洗浄処理の手順について図8を参照して説明する。
まず、待機状態として、流量調整開閉バルブV1を半開
状態にして純水供給源31から流れる純水をオゾン水生
成器50によってオゾン水にして処理槽30内に供給
(例えば5リットル/分)しておく。そして、ウエハW
の洗浄開始直前に、流量調整開閉バルブV1を全開状態
にして、純水供給源31から流れる純水をオゾン水生成
器50によってオゾン水にして処理槽30内に供給(ダ
ミーフロー)し、オゾン水の流量がウエハWを処理する
時の流量(例えば20リットル/分)に達した時点で、
ウエハ搬送チャック20から複数枚例えば50枚のウエ
ハWを受け取ったウエハボート21が下降して、ウエハ
Wを処理槽30内に貯留されたオゾン水内に浸漬する。
なおこの場合、予めウエハWを処理槽30内に貯留され
たオゾン水中に浸漬させておいてもよい。これと同時
に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所定
量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを洗
浄液供給管33内に供給して、希釈液(HF+O3+H2
O)を洗浄液供給ノズル32から処理槽30内に供給す
ることにより、処理槽30内の混合液は所定の濃度とな
るので、ウエハWは安定した状態で薬液処理されて、ウ
エハW表面の酸化膜が除去されると共に、ウエハW表面
への金属例えば銅等の付着が抑制される。なお、内槽3
0aからオーバーフローした洗浄液は排出口39及びド
レン管40を介して排出される。
【0055】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、純水供給源31から供
給されてオゾン水生成器50にて生成されたオゾン水の
みを処理槽30内に供給して希釈液をオゾン水に置換す
ることにより、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)
を除去(リンス処理)すると共に、有機汚染物を除去
し、かつ保護膜を形成して洗浄処理を終了する。その
後、流量調整開閉バルブV1を閉じると共に、ウエハボ
ート21を上昇させてウエハWを処理槽30から搬出
し、開閉バルブV2を開放して内槽30a内の洗浄液を
排出するか、あるいは開閉バルブV2を閉じたままにし
て内槽30a内に洗浄液を貯留しておく。
【0056】◎第6実施形態 図9はこの発明に係る洗浄処理装置の第6実施形態を示
す概略断面図である。第6実施形態は、洗浄液供給管3
3における純水供給源31側に、流量(圧力)コントロ
ーラ36とオゾン水生成器50を介設し、この流量(圧
力)コントローラ36及びオゾン水生成器50の流出側
に流量調整開閉バルブV1を介設すると共に、この流量
調整開閉バルブV1とオゾン水生成器50との間に、開
閉バルブV5を介してダミーフロー用の排出管41を接
続した場合である。
【0057】なお、第6実施形態において、その他の部
分は上記第1実施形態ないし第5実施形態と同じである
ので、同一部分には同一符号を付して、その説明は省略
する。
【0058】次に、第6実施形態の洗浄処理装置を用い
た洗浄処理の手順の一例について、図9を参照して説明
する。まず、待機状態として、流量調整開閉バルブV1
を半開状態にして純水供給源31から流れる純水をオゾ
ン水生成器50によってオゾン水を生成し、そのオゾン
水を処理槽30内に供給(例えば5リットル/分)して
おく。そして、ウエハWの洗浄開始直前に、開閉バルブ
V2を開放して処理槽30内のオゾン水を排出した後、
流量調整開閉バルブV1を全開状態にして、オゾン水を
処理槽30内に供給する一方、開閉バルブV5を開放し
て洗浄液供給管33中を流れるオゾン水の一部を排出管
41から排出(ダミーフロー)する。そして、オゾン水
の流量がウエハWを処理する時の流量(例えば20リッ
トル/分)に達して安定した時点で、開閉バルブV5を
閉止すると共に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源
35から所定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例
えばHFを洗浄液供給管33内に供給して、希釈液(H
F+O3+H2O)を洗浄液供給ノズル32から処理槽3
0内に供給する。
【0059】このようにして処理槽30の内槽30a内
がオゾン水と薬液の混合液で満たされた後、ウエハ搬送
チャック20から複数枚例えば50枚のウエハWを受け
取ったウエハボート21が下降して、ウエハWを処理槽
30内に貯留された希釈液(HF+O3+H2O)内に浸
漬する。なおこの場合、予めウエハWを処理槽30内に
貯留されたオゾン水中に浸漬させておいてもよい。この
時、処理槽30内の希釈液(HF+O3+H2O)は所定
の濃度となるので、ウエハWは安定した状態で薬液処理
されて、ウエハW表面の酸化膜が除去されると共に、ウ
エハW表面への金属例えば銅等の付着が抑制される。な
お、内槽30aからオーバーフローした洗浄液は排出口
39及びドレン管40を介して排出される。
【0060】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、オゾン水のみを処理槽
30内に供給して希釈液をオゾン水に置換することによ
り、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)を除去(リ
ンス処理)すると共に、有機汚染物を除去し、かつ保護
膜を形成して洗浄処理を終了する。その後、流量調整開
閉バルブV1を閉じると共に、ウエハボート21を上昇
させてウエハWを処理槽30から搬出し、開閉バルブV
2を開放して内槽30a内の洗浄液を排出するか、ある
いは開閉バルブV2を閉じたままにして内槽30a内に
洗浄液を貯留しておく。
【0061】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、待機状態でない場合
から処理を開始するときは、ダミーフロー時に開閉バル
ブV5のみを開放して、その他のバルブV1,V2,V3は
閉じておけばよい。すなわち、処理開始直前に開閉弁V
5のみを開放してオゾン水をダミーフロー用の排出管4
1から排出して、オゾン水の流量がウエハWを処理する
時の流量(例えば20リットル/分)に達した時点で、
開閉バルブV5を閉止し、それと同時に、流量調整開閉
バルブV1及び開閉バルブV3を開放して、所定流量(例
えば20リットル/分)のオゾン水を処理槽30内に供
給すると共に、薬液供給源35から所定量(例えば0.
1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供給管33
内に供給した後、上記と同様にウエハWの洗浄処理を行
うようにしてもよい。
【0062】◎第7実施形態 図10はこの発明に係る洗浄処理装置の第7実施形態を
示す概略断面図である。第7実施形態は、上記第2実施
形態及び第4実施形態で示した洗浄処理装置に、オゾン
水を用いた薬液濃度の安定化に加えて洗浄液の温度を安
定化させるようにした場合である。すなわち、洗浄液供
給管33の純水供給源31側に、流量(圧力)コントロ
ーラ36、ランプヒータ42(温度制御手段)及びオゾ
ン水生成器50を介設し、これら流量(圧力)コントロ
ーラ36、ランプヒータ42及びオゾン水生成器50の
流出側に、流量調整開閉バルブV1を介設すると共に、
この開閉バルブV1と、流量(圧力)コントローラ3
6、ランプヒータ42及びオゾン水生成器50との間
に、開閉バルブV5を介してダミーフロー用の排出管4
1を接続した場合である。この場合、ランプヒータ42
の流出側に温度検出手段例えば温度センサ43が介設さ
れており、この温度センサ43にて検出された検出信号
を、制御手段例えばCPU44に予め記憶された情報と
比較演算処理して、その出力信号をランプヒータ42に
伝達することにより、ランプヒータ42を制御動作させ
て、洗浄液供給管33中を流れる洗浄液の温度を所定温
度例えば25℃に設定し得るように構成されている。な
お、第7実施形態において、その他の部分は上記第1実
施形態ないし第6実施形態と同じであるので、同一部分
には、同一符号を付して、その説明は省略する。
【0063】第7実施形態の洗浄処理装置を用いて洗浄
処理する場合は、上記第2実施形態及び第4実施形態と
同様に、ウエハWの洗浄開始直前に、開閉バルブV5を
開放して洗浄液供給管33中を流れるオゾン水の一部を
排出管41から排出(ダミーフロー)し、オゾン水の流
量がウエハWを処理する時の流量(例えば20リットル
/分)に達して安定した時点で、開閉バルブV5を閉止
すると共に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源35
から所定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えば
HFを洗浄液供給管33内に供給して、希釈液(HF+
O3+H2O)を洗浄液供給ノズル32から処理槽30内
に供給する他に、オゾン水及び希釈液(HF+O3+H2
O)の温度を所定温度例えば25℃に温度調整した安定
した状態でウエハWの薬液及びリンス処理を行うことが
できる。したがって、洗浄性能の向上が図れると共に、
洗浄精度の向上が図れる。
【0064】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、上記第4実施形態と
同様に、待機状態でない場合から処理を開始するとき
は、ダミーフロー時に開閉バルブV5のみを開放して、
その他のバルブV1,V2,V3は閉じておけばよい。す
なわち、処理開始直前に開閉弁V5のみを開放してオゾ
ン水をダミーフロー用の排出管41から排出して、純水
の流量がウエハWを処理する時の流量(例えば20リッ
トル/分)に達した時点で、開閉バルブV5を閉止し、
それと同時に、流量調整開閉バルブV1及び開閉バルブ
V3を開放して、所定流量(例えば20リットル/分)
及び所定温度例えば25℃のオゾン水を処理槽30内に
供給すると共に、薬液供給源35から所定量(例えば
0.1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供給管
33内に供給した後、上記と同様にウエハWの洗浄処理
を行うようにしてもよい。
【0065】なお、上記第7実施形態では、上記第4実
施形態にオゾン水生成器50を組み込んだ形態の場合、
すなわちダミー用排出管41を設けた場合について説明
したが、ダミー用排出管41を設けない上記第3実施形
態に適用することも可能である。
【0066】◎第8実施形態 図11はこの発明に係る洗浄処理装置の第8実施形態を
示す概略断面図である。第8実施形態は、オゾン水を用
いた薬液処理と、リンス処理を純水とオゾン水にて行な
うようにした場合である。
【0067】この場合、上記第7実施形態と同様に、洗
浄液供給管33は、純水供給源31側に、流量(圧力)
コントローラ36、ランプヒータ42及びオゾン水生成
器50が介設され、これら流量(圧力)コントローラ3
6、ランプヒータ42及びオゾン水生成器50の流出側
に、流量調整用開閉バルブV1が介設されると共に、流
量調整用開閉バルブV1と、オゾン水生成器50との間
に、開閉バルブV5を介してダミーフロー用の排出管4
1が接続されている。更に、洗浄液供給管33における
流量調整開閉バルブV1とダミーフロー用排出管41と
の間に、補助洗浄液供給管33Aを介して補助洗浄液供
給源例えば補助純水供給源31Aが接続されている。こ
の補助洗浄液供給管33Aの補助純水供給源31A側に
は、温度制御手段であるランプヒータ42Aが介設さ
れ、ランプヒータ42Aの流出側には補助開閉手段例え
ば補助開閉バルブV6が介設されている。この場合、ラ
ンプヒータ42Aの流出側に温度検出手段例えば温度セ
ンサ43Aが介設されており、この温度センサ42Aに
て検出された検出信号を、制御手段例えばCPU44に
予め記憶された情報と比較演算処理して、その出力信号
をランプヒータ42Aに伝達することにより、ランプヒ
ータ42Aを制御動作させて、補助洗浄液供給管33A
中を流れる補助洗浄液例えば純水の温度を所定温度例え
ば25℃に設定し得るように構成されている。
【0068】なお、第8実施形態において、その他の部
分は、上記第1実施形態ないし第7実施形態と同じであ
るので、同一部分には同一符号を付して、その説明は省
略する。
【0069】次に、第8実施形態の洗浄処理装置を用い
て洗浄処理する場合の動作手順について図11を参照し
て説明する。まず、上記第7実施形態と同様に、ウエハ
Wの洗浄開始直前に、開閉バルブV5を開放して洗浄液
供給管33中を流れるオゾン水の一部を排出管41から
排出(ダミーフロー)し、オゾン水の流量がウエハWを
処理する時の流量(例えば20リットル/分)に達して
安定した時点で、開閉バルブV5を閉止すると共に、開
閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所定量(例
えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供
給管33内に供給して、希釈液(HF+O3+H2O)を
洗浄液供給ノズル32から処理槽30内に供給する他
に、オゾン水及び希釈液(HF+O3+H2O)の温度を
所定温度例えば25℃に温度調整した安定した状態でウ
エハWの薬液処理を行う。
【0070】上記のようにして希釈液(HF+O3+H2
O)による洗浄処理(薬液処理)を行なった後、流量
(圧力)コントローラ36を閉じると共に、補助開閉バ
ルブV6を開いて補助純水供給源31Aから純水を処理
槽30内に供給して希釈液を純水に置換してリンス処理
を行なう。リンス処理後、処理槽30内に純水を貯留し
て次の処理の待機状態にする。
【0071】上記のように、オゾン水を用いた希釈液に
よる洗浄処理(薬液処理)と純水によるリンス処理とを
行なうことにより、薬液処理時には、ウエハW表面の酸
化膜を除去すると共に、ウエハW表面への金属例えば銅
等の付着を抑制することができ、純水によるリンス処理
時には、薬液(希釈液)の除去及びパーティクルの除去
を行なうことができる。
【0072】なお、第8実施形態において、上記洗浄手
順の他に、以下に示すような4通りの洗浄手順で洗浄処
理を行なうことができる。
【0073】例えば、 待機状態において、処理槽30内に純水を貯留させて
おき、所定量の純水が貯留された時点でウエハWを投入
した後、純水と薬液例えばHFの希釈液によりウエハW
を洗浄処理し、その後オゾン水でリンス処理を行なう。
その後ウエハWを搬出し、リンス処理に供されたオゾン
水を排出後、純水を処理槽30内に貯留、もしくは純水
により置換して次の洗浄処理に待機させる。
【0074】待機状態において、処理槽30内にオゾ
ン水を貯留させておき、所定量のオゾン水が所定量に達
した時点で、処理槽30内にウエハWを投入してオゾン
水によるリンス処理を行なった後、処理槽30内のオゾ
ン水を純水に置換して純水によるリンス処理を行なう。
その後、処理槽30内に純水と薬液例えばHFの希釈液
を供給して洗浄処理を行ない、次に純水によるリンス処
理を行なう。その後ウエハWを搬出し、リンス処理に供
された純水を排出後、オゾン水を処理槽30内に貯留、
もしくはオゾン水により置換して次の洗浄処理に待機さ
せる。
【0075】待機状態において、処理槽30内にオゾ
ン水を貯留させておき、所定量のオゾン水が所定量に達
した時点で、処理槽30内にウエハWを投入してオゾン
水によるリンス処理を行なう。その後、処理槽30内に
オゾン水と薬液例えばHFの希釈液を供給して洗浄処理
を行ない、次に純水によるリンス処理を行なう。その後
ウエハWを搬出し、リンス処理に供された純水を排出
後、オゾン水を処理槽30内に貯留、もしくはオゾン水
により置換して次の洗浄処理に待機させる。
【0076】待機状態において、処理槽30内にオゾ
ン水を貯留させておき、所定量のオゾン水が所定量に達
した時点で、処理槽30内にウエハWを投入してオゾン
水によるリンス処理を行なった後、処理槽30内のオゾ
ン水を純水に置換して純水によるリンス処理を行なう。
その後、処理槽30内に純水と薬液例えばHFの希釈液
を供給して洗浄処理を行ない、次にオゾン水によるリン
ス処理を行なう。その後ウエハWを搬出し、リンス処理
に供されたオゾン水を処理槽30内に貯留して次の洗浄
処理に待機させる。
【0077】◎第9実施形態 図12はこの発明に係る洗浄処理装置の第9実施形態を
示す概略断面図である。第9実施形態は、上記第5実施
形態のオゾン水生成手段に代えてイオン水生成手段例え
ばイオン水生成器60を用いて、ウエハW表面に付着す
るパーティクルを除去すると共に、金属汚染物を除去し
得るようにした場合である。すなわち、図8に示した第
5実施形態における洗浄液供給管33に介設されるオゾ
ン水生成器50に代えてイオン水生成手段例えばイオン
水生成器60を介設した場合である。
【0078】この場合、上記イオン水生成器60は、例
えば図13に示すように、洗浄液供給管33に連通する
流入口61aと流出口61bを有する筐体61内の中心
部に、イオン交換樹脂62aを充填したイオン交換膜6
2を流入口61a側から流出口61b側に渡って配設
し、このイオン交換膜62に関して対向する位置に陽極
電解電極63と陰極電解電極64を配設した構造となっ
ている。このように構成されるイオン水生成器60内に
純水供給源31から純水が流入され、両電解電極63,
64間に直流電圧が印加されると、純水が電気分解され
て電解イオン水が得られる。このイオン水を薬液例えば
HFと混合して洗浄液(希釈液)として使用するか、あ
るいはリンス液に使用する。
【0079】なお、第9実施形態において、その他の部
分は上記第5実施形態と同じであるので、同一部分には
同一符号を付して、その説明は省略する。また、上記説
明では、イオン水生成器60が流量調整開閉バルブV1
の流入側に介設される場合について説明したが、イオン
水生成器60は、必ずしも流量調整開閉バルブV1の流
入側に介設する必要はなく、図12に二点鎖線で示すよ
うに、流量調整開閉バルブV1及び薬液供給管34の接
続部の流出側に介設するようにしてもよい。
【0080】次に、第9実施形態の洗浄処理装置16に
よる洗浄処理の手順について図12を参照して説明す
る。まず、待機状態として、流量調整開閉バルブV1を
半開状態にして純水供給源31から流れる純水をイオン
水生成器60によってイオン水にして処理槽30内に供
給(例えば5リットル/分)しておく。そして、ウエハ
Wの洗浄開始直前に、流量調整開閉バルブV1を全開状
態にして、純水供給源31から流れる純水をイオン水生
成器60によってイオン水にして処理槽30内に供給
(ダミーフロー)し、イオン水の流量がウエハWを処理
する時の流量(例えば20リットル/分)に達した時点
で、ウエハ搬送チャック20から複数枚例えば50枚の
ウエハWを受け取ったウエハボート21が下降して、ウ
エハWを処理槽30内に貯留されたイオン水内に浸漬す
る。なおこの場合、予めウエハWを処理槽30内に貯留
されたイオン水中に浸漬させておいてもよい。これと同
時に、開閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所
定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを
洗浄液供給管33内に供給して、HFとイオン水の希釈
液を洗浄液供給ノズル32から処理槽30内に供給する
ことにより、処理槽30内の混合液は所定の濃度となる
ので、ウエハWは安定した状態で薬液処理されて、ウエ
ハW表面に付着するパーティクルが除去されると共に、
金属汚染物が除去される。なお、内槽30aからオーバ
ーフローした洗浄液は排出口39及びドレン管40を介
して排出される。
【0081】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、純水供給源31から供
給されてイオン水生成器60にて生成されたイオン水の
みを処理槽30内に供給して希釈液をイオン水に置換す
ることにより、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)
を除去(リンス処理)すると共に、有機汚染物を除去し
て洗浄処理を終了する。その後、流量調整開閉バルブV
1を閉じると共に、ウエハボート21を上昇させてウエ
ハWを処理槽30から搬出し、開閉バルブV2を開放し
て内槽30a内の洗浄液を排出するか、あるいは開閉バ
ルブV2を閉じたままにして内槽30a内に洗浄液を貯
留しておく。
【0082】上記のように、イオン水を薬液例えばHF
と混合して洗浄液(希釈液)として使用すると共に、リ
ンス液に使用して、洗浄処理(薬液処理)及びリンス処
理を行なうことにより、ウエハW表面に付着するパーテ
ィクルを除去することができると共に、金属汚染物を除
去することができる。
【0083】◎第10実施形態 図14はこの発明に係る洗浄処理装置の第10実施形態
を示す概略断面図である。第10実施形態は、上記第6
実施形態のオゾン水生成手段に代えてイオン水生成手段
例えばイオン水生成器60を用いて、ウエハW表面に付
着するパーティクルを除去すると共に、金属汚染物を除
去し得るようにした場合である。すなわち、図9に示し
た第6実施形態における洗浄液供給管33に介設される
オゾン水生成器50に代えてイオン水生成手段例えばイ
オン水生成器60を介設した場合である。
【0084】なお、第10実施形態において、その他の
部分は上記第6実施形態と同じであるので、同一部分に
は同一符号を付して、その説明は省略する。また、上記
説明では、イオン水生成器60が流量調整開閉バルブV
1の流入側に介設される場合について説明したが、イオ
ン水生成器60は、必ずしも流量調整開閉バルブV1の
流入側に介設する必要はなく、図14に二点鎖線で示す
ように、流量調整開閉バルブV1及び薬液供給管34の
接続部の流出側に介設するようにしてもよい。
【0085】次に、第10実施形態の洗浄処理装置を用
いた洗浄処理の手順の一例について、図14を参照して
説明する。まず、待機状態として、流量調整開閉バルブ
V1を半開状態にして純水供給源31から流れる純水を
イオン水生成器60によってイオン水を生成し、そのイ
オン水を処理槽30内に供給(例えば5リットル/分)
しておく。そして、ウエハWの洗浄開始直前に、開閉バ
ルブV2を開放して処理槽30内のイオン水を排出した
後、流量調整開閉バルブV1を全開状態にして、イオン
水を処理槽30内に供給する一方、開閉バルブV5を開
放して洗浄液供給管33中を流れるイオン水の一部を排
出管41から排出(ダミーフロー)する。そして、イオ
ン水の流量がウエハWを処理する時の流量(例えば20
リットル/分)に達して安定した時点で、開閉バルブV
5を閉止すると共に、開閉バルブV3を開放して薬液供給
源35から所定量(例えば0.1リットル/分)の薬液
例えばHFを洗浄液供給管33内に供給して、HFとイ
オン水の希釈液を洗浄液供給ノズル32から処理槽30
内に供給する。
【0086】このようにして処理槽30の内槽30a内
がイオン水と薬液の混合液で満たされた後、ウエハ搬送
チャック20から複数枚例えば50枚のウエハWを受け
取ったウエハボート21が下降して、ウエハWを処理槽
30内に貯留された希釈液内に浸漬する。なおこの場
合、予めウエハWを処理槽30内に貯留されたイオン水
中に浸漬させておいてもよい。この時、処理槽30内の
希釈液は所定の濃度となるので、ウエハWは安定した状
態で薬液処理されて、ウエハW表面に付着するパーティ
クルが除去されると共に、金属汚染物が除去される。な
お、内槽30aからオーバーフローした洗浄液は排出口
39及びドレン管40を介して排出される。
【0087】このようにして所定時間薬液処理を行った
後、開閉バルブV3を閉止して、イオン水のみを処理槽
30内に供給して希釈液をイオン水に置換することによ
り、ウエハWの表面に付着した薬液(HF)を除去(リ
ンス処理)して洗浄処理を終了する。その後、流量調整
開閉バルブV1を閉じると共に、ウエハボート21を上
昇させてウエハWを処理槽30から搬出し、開閉バルブ
V2を開放して内槽30a内の洗浄液を排出するか、あ
るいは開閉バルブV2を閉じたままにして内槽30a内
に洗浄液を貯留しておく。
【0088】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、待機状態でない場合
から処理を開始するときは、ダミーフロー時に開閉バル
ブV5のみを開放して、その他のバルブV1,V2,V3は
閉じておけばよい。すなわち、処理開始直前に開閉弁V
5のみを開放してイオン水をダミーフロー用の排出管4
1から排出して、イオン水の流量がウエハWを処理する
時の流量(例えば20リットル/分)に達した時点で、
開閉バルブV5を閉止し、それと同時に、流量調整開閉
バルブV1及び開閉バルブV3を開放して、所定流量(例
えば20リットル/分)のイオン水を処理槽30内に供
給すると共に、薬液供給源35から所定量(例えば0.
1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供給管33
内に供給した後、上記と同様にウエハWの洗浄処理を行
うようにしてもよい。
【0089】◎第11実施形態 図15はこの発明に係る洗浄処理装置の第11実施形態
を示す概略断面図である。第11実施形態は、上記第7
実施形態のオゾン水生成手段に代えてイオン水生成手段
例えばイオン水生成器60を用いて、ウエハW表面に付
着するパーティクルを除去すると共に、金属汚染物を除
去し得るようにした場合である。
【0090】すなわち、洗浄液供給管33の純水供給源
31側に、流量(圧力)コントローラ36、ランプヒー
タ42(温度制御手段)及びイオン水生成器60を介設
し、これら流量(圧力)コントローラ36、ランプヒー
タ42及びイオン水生成器60の流出側に、流量調整開
閉バルブV1を介設すると共に、この開閉バルブV1と、
流量(圧力)コントローラ36、ランプヒータ42及び
イオン水生成器60との間に、開閉バルブV5を介して
ダミーフロー用の排出管41を接続した場合である。こ
の場合、ランプヒータ42の流出側に温度検出手段例え
ば温度センサ43が介設されており、この温度センサ4
3にて検出された検出信号を、制御手段例えばCPU4
4に予め記憶された情報と比較演算処理して、その出力
信号をランプヒータ42に伝達することにより、ランプ
ヒータ42を制御動作させて、洗浄液供給管33中を流
れる洗浄液の温度を所定温度例えば25℃に設定し得る
ように構成されている。
【0091】なお、第11実施形態において、その他の
部分は上記第7実施形態と同じであるので、同一部分に
は、同一符号を付して、その説明は省略する。また、上
記説明では、イオン水生成器60が流量調整開閉バルブ
V1の流入側に介設される場合について説明したが、イ
オン水生成器60は、必ずしも流量調整開閉バルブV1
の流入側に介設する必要はなく、図15に二点鎖線で示
すように、流量調整開閉バルブV1及び薬液供給管34
の接続部の流出側に介設するようにしてもよい。
【0092】第11実施形態の洗浄処理装置を用いて洗
浄処理する場合は、上記第7実施形態と同様に、ウエハ
Wの洗浄開始直前に、開閉バルブV5を開放して洗浄液
供給管33中を流れるイオン水の一部を排出管41から
排出(ダミーフロー)し、イオン水の流量がウエハWを
処理する時の流量(例えば20リットル/分)に達して
安定した時点で、開閉バルブV5を閉止すると共に、開
閉バルブV3を開放して薬液供給源35から所定量(例
えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを洗浄液供
給管33内に供給して、イオン水とHFの希釈液を洗浄
液供給ノズル32から処理槽30内に供給する他に、イ
オン水及び希釈液の温度を所定温度例えば25℃に温度
調整した安定した状態でウエハWの薬液及びリンス処理
を行うことができる。したがって、洗浄性能の向上が図
れると共に、洗浄精度の向上が図れる。
【0093】なお、上記説明では、待機状態から処理を
開始する場合について説明したが、上記第4実施形態及
び第7実施形態と同様に、待機状態でない場合から処理
を開始するときは、ダミーフロー時に開閉バルブV5の
みを開放して、その他のバルブV1,V2,V3は閉じて
おけばよい。すなわち、処理開始直前に開閉弁V5のみ
を開放してイオン水をダミーフロー用の排出管41から
排出して、純水の流量がウエハWを処理する時の流量
(例えば20リットル/分)に達した時点で、開閉バル
ブV5を閉止し、それと同時に、流量調整開閉バルブV1
及び開閉バルブV3を開放して、所定流量(例えば20
リットル/分)及び所定温度例えば25℃のイオン水を
処理槽30内に供給すると共に、薬液供給源35から所
定量(例えば0.1リットル/分)の薬液例えばHFを
洗浄液供給管33内に供給した後、上記と同様にウエハ
Wの洗浄処理を行うようにしてもよい。
【0094】なお、上記第7実施形態では、上記第4実
施形態にイオン水生成器60を組み込んだ形態の場合、
すなわちダミー用排出管41を設けた場合について説明
したが、ダミー用排出管41を設けない上記第3実施形
態に適用することも可能である。
【0095】◎その他の実施形態 上記実施形態では、この発明の洗浄処理装置が第3の処
理ユニット16に適用される場合について説明したが、
第1及び第2の処理ユニット14,15にも適用できる
ことは勿論である。なお、第1又は第2の処理ユニット
に適用した場合、薬液にAPM液(アンモニア、過酸化
水素及び水を適当な割合で混合した混合液)やHPM液
(HCl/H2O2/H2O混合液)が用いられる。これ
らAPM液あるいはHPM液を用いた場合には、上記洗
浄液供給管33に2系統の薬液供給ラインを接続する以
外は、上記実施形態と同じであるので、説明は省略す
る。
【0096】また、上記実施形態では、リンス液が純
水,オゾン水又はイオン水である場合について説明した
が、これらリンス液と同様に被処理体をリンス処理でき
るものであれば、これら純水,オゾン水又はイオン水以
外の液体を用いることも可能である。
【0097】また、上記実施形態では、この発明の洗浄
処理装置及び洗浄処理方法を半導体ウエハの洗浄処理シ
ステムに適用した場合について説明したが、半導体ウエ
ハ以外のLCD用ガラス基板等にも適用できることは勿
論である。
【0098】
【発明の効果】以上に説明したように、この発明によれ
ば、上記のように構成されているので、以下のような優
れた効果が得られる。
【0099】(1)請求項1,3〜7,10,11,1
5,16,19記載の発明によれば、被処理体の処理を
開始する前に、洗浄液が所定流量に達するまで洗浄液を
流出し、洗浄液が所定流量に達した時点で、洗浄液を処
理槽に供給することにより、洗浄液(例えばリンス液と
薬液を混合した希釈液)の濃度を一定にした状態で洗浄
処理することができる。したがって、洗浄性能を安定さ
せると共に、洗浄性能の向上を図ることができる。
【0100】(2)請求項2,8,9,12〜14,1
7,18,20記載の発明によれば、被処理体の処理を
開始する前に、洗浄液が所定流量及び所定温度に達する
まで洗浄液を流出及び温度調整し、洗浄液が所定流量及
び所定温度に達した時点で、洗浄液を処理槽に供給する
ことにより、洗浄液(例えばリンス液と薬液を混合した
希釈液)の濃度を一定にした状態で洗浄処理することが
できると共に、この洗浄液の温度調整の初期安定化が図
れる。したがって、上記(1)に加えて洗浄性能を安定
させると共に、洗浄性能の向上及び洗浄精度の向上を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る洗浄処理装置を適用した洗浄処
理システムの概略平面図である。
【図2】この発明に係る洗浄処理装置の第1実施形態を
示す概略断面図である。
【図3】第1実施形態の洗浄処理手順を示すタイムチャ
ートである。
【図4】この発明に係る洗浄処理装置の第2実施形態を
示す概略断面図である。
【図5】第2実施形態の洗浄処理手順を示すタイムチャ
ートである。
【図6】この発明に係る洗浄処理装置の第3実施形態を
示す概略断面図である。
【図7】この発明に係る洗浄処理装置の第4実施形態を
示す概略断面図である。
【図8】この発明に係る洗浄処理装置の第5実施形態を
示す概略断面図である。
【図9】この発明に係る洗浄処理装置の第6実施形態を
示す概略断面図である。
【図10】この発明に係る洗浄処理装置の第7実施形態
を示す概略断面図である。
【図11】この発明に係る洗浄処理装置の第8実施形態
を示す概略断面図である。
【図12】この発明に係る洗浄処理装置の第9実施形態
を示す概略断面図である。
【図13】第9実施形態におけるイオン水生成器を示す
概略断面図である。
【図14】この発明に係る洗浄処理装置の第10実施形
態を示す概略断面図である。
【図15】この発明に係る洗浄処理装置の第11実施形
態を示す概略断面図である。
【符号の説明】
W 半導体ウエハ(被処理体) 30 処理槽 31 純水供給源(第1の洗浄液供給源) 31A 補助純水供給源(補助洗浄液供給源) 32 洗浄液供給ノズル(洗浄液供給手段) 33 洗浄液供給管 33A 補助洗浄液供給管 34 薬液供給管 35 薬液供給源(第2の洗浄液供給源) 36 流量(圧力)コントローラ(流量制御手段) 37 排出口 38 排液管 41 ダミーフロー用排出管 42 ランプヒータ(温度制御手段) 42A ランプヒータ(温度制御手段) 43 温度センサ(温度検出手段) 43A 温度センサ(温度検出手段) 44 CPU(制御手段) 50 オゾン水生成器(オゾン水生成手段) 60 イオン水生成器(イオン水生成手段) V1 流量調整開閉バルブ V2,V3,V5 開閉バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 広城 幸吉 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エレ クトロン九州株式会社佐賀事業所内 (72)発明者 百武 宏展 佐賀県鳥栖市西新町1375番地41 東京エレ クトロン九州株式会社佐賀事業所内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に供給される洗浄液に被処理体
    を接触させて洗浄処理する洗浄処理方法において、 上記被処理体の処理を開始する前に、上記供給される洗
    浄液が所定流量に達するまで洗浄液を流出し、洗浄液が
    所定流量に達した時点で、上記洗浄液を上記処理槽内に
    供給するようにした、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  2. 【請求項2】 処理槽内に供給される洗浄液に被処理体
    を接触させて洗浄処理する洗浄処理方法において、 上記被処理体の処理を開始する前に、上記供給される洗
    浄液が所定流量及び所定温度に達するまで洗浄液を流出
    及び温度調整し、洗浄液が所定流量及び所定温度に達し
    た時点で、上記洗浄液を上記処理槽内に供給するように
    した、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の洗浄処理方法にお
    いて、 上記洗浄液が、リンス処理に供されるリンス液に薬液を
    混入した希釈液であり、被処理体の処理を開始する前に
    流出される洗浄液を、上記薬液の混入前のリンス液とし
    た、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の洗浄処理方法において、 上記リンス液が、純水、オゾン水又はイオン水のいずれ
    かである、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし3のいずれかに記載の洗
    浄処理方法において、 上記洗浄液が所定流量に達するまで、洗浄液の処理槽へ
    の供給系と別系統の配管系に洗浄液を流出する、ことを
    特徴とする洗浄処理方法。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし3のいずれかに記載の洗
    浄処理方法において、 上記洗浄液が所定流量に達するまで、処理槽を介して洗
    浄液を流出する、ことを特徴とする洗浄処理方法。
  7. 【請求項7】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
    槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に供
    給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記供
    給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給源
    と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段を介設し、この流量制御手段の流出側に、開閉手段を
    介設すると共に、この開閉手段と流量制御手段との間
    に、開閉手段を介して排出管を接続してなる、ことを特
    徴とする洗浄処理装置。
  8. 【請求項8】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
    槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に供
    給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記供
    給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給源
    と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段と温度制御手段を介設すると共に、流量制御手段の流
    出側に開閉手段を介設してなる、ことを特徴とする洗浄
    処理装置。
  9. 【請求項9】 被処理体を収容する処理槽と、上記処理
    槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に供
    給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記供
    給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給源
    と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段と温度制御手段を介設し、 上記流量制御手段及び温度制御手段の流出側に、開閉手
    段を介設すると共に、この開閉手段と、上記流量制御手
    段及び温度制御手段との間に、開閉手段を介して排出管
    を接続してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  10. 【請求項10】 被処理体を収容する処理槽と、上記処
    理槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に
    供給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記
    供給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給
    源と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段とオゾン水生成手段を介設すると共に、流量制御手段
    の流出側に開閉手段を介設してなる、ことを特徴とする
    洗浄処理装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の洗浄処理装置におい
    て、 上記開閉手段と、上記流量制御手段及びオゾン水生成手
    段との間に、開閉手段を介設して排出管を接続してな
    る、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  12. 【請求項12】 被処理体を収容する処理槽と、上記処
    理槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に
    供給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記
    供給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給
    源と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段と温度制御手段及びオゾン水生成手段を介設し、 上記流量制御手段、温度制御手段及びオゾン水生成手段
    の流出側に、開閉手段を介設すると共に、この開閉手段
    と、上記流量制御手段、温度制御手段及びオゾン水生成
    手段との間に、開閉手段を介して排出管を接続してな
    る、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  13. 【請求項13】 請求項12記載の洗浄処理装置におい
    て、 上記供給管における第1の洗浄液供給源と開閉手段との
    間に、補助開閉手段を介設する補助供給管を介して上記
    第1の洗浄液と同質の洗浄液の補助洗浄液供給源を接続
    してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の洗浄処理装置におい
    て、 上記補助供給管の上記補助洗浄液供給源側に、温度制御
    手段を介設してなる、ことを特徴とする洗浄処理装置。
  15. 【請求項15】 被処理体を収容する処理槽と、上記処
    理槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に
    供給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記
    供給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給
    源と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段を介設し、 上記供給管における上記流量制御手段の流出側の適宜箇
    所にイオン水生成手段を介設してなる、ことを特徴とす
    る洗浄処理装置。
  16. 【請求項16】 請求項15記載の洗浄処理装置におい
    て、 上記流量制御手段の流出側に、開閉手段を介設すると共
    に、この開閉手段と流量制御手段との間に、開閉手段を
    介して排出管を接続してなる、ことを特徴とする洗浄処
    理装置。
  17. 【請求項17】 被処理体を収容する処理槽と、上記処
    理槽内に洗浄液を供給する供給手段と、上記供給手段に
    供給管を介して接続される第1の洗浄液供給源と、上記
    供給管に開閉手段を介して接続される第2の洗浄液供給
    源と、を具備する洗浄処理装置において、 上記供給管の上記第1の洗浄液供給源側に、流量制御手
    段と温度制御手段を介設すると共に、流量制御手段の流
    出側に開閉手段を介設し、 上記供給管における上記流量制御手段の流出側の適宜箇
    所に、イオン水生成手段を介設してなる、ことを特徴と
    する洗浄処理装置。
  18. 【請求項18】 請求項17記載の洗浄処理装置におい
    て、 上記開閉手段と、上記流量制御手段及び温度制御手段と
    の間に、開閉手段を介して排出管を接続してなる、こと
    を特徴とする洗浄処理装置。
  19. 【請求項19】 請求項7ないし18のいずれかに記載
    の洗浄処理装置において、 上記流量制御手段の流出側に介設される開閉手段を、流
    量調整可能に形成してなる、ことを特徴とする洗浄処理
    装置。
  20. 【請求項20】 請求項8,9,12,13,14又は
    17記載の洗浄処理装置において、 上記供給管における温度制御手段の流出側に、温度検出
    手段を配設し、この温度検出手段からの検出信号に基づ
    いて温度制御手段を制御動作させる、ことを特徴とする
    洗浄処理装置。
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JP (1) JPH11243074A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021022707A (ja) * 2019-07-30 2021-02-18 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、及び基板処理方法

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