JP2004083932A - 電解処理装置 - Google Patents

電解処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2004083932A
JP2004083932A JP2002242726A JP2002242726A JP2004083932A JP 2004083932 A JP2004083932 A JP 2004083932A JP 2002242726 A JP2002242726 A JP 2002242726A JP 2002242726 A JP2002242726 A JP 2002242726A JP 2004083932 A JP2004083932 A JP 2004083932A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
plating
electrolytic
substrate holder
electric field
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002242726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004083932A5 (ja
Inventor
Koji Mishima
三島 浩二
Hiroyuki Kanda
神田 裕之
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP2002242726A priority Critical patent/JP2004083932A/ja
Publication of JP2004083932A publication Critical patent/JP2004083932A/ja
Publication of JP2004083932A5 publication Critical patent/JP2004083932A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Weting (AREA)
  • Electroplating Methods And Accessories (AREA)

Abstract

【課題】基板サイズが拡大し、また給電層の膜厚が薄くなっても、基板の全面に面内均一性を高めたより均一な電解処理を行えるようにする。
【解決手段】基板ホルダ10で保持し給電用接点18に接触させて陽極または陰極の一方の電極となるようにした基板Wと、該基板Wに対峙する位置に配置した対極22との間に電解液Qを満たして基板Wの電解処理を行う電解処理装置において、基板ホルダ10で保持した基板Wと対極22との間に配置され、基板Wの有効面積とほぼ同じ大きさの有効領域を有する電場補正体32と、基板ホルダ10と対極22とを相対的に平行移動させる移動機構を有する。
【選択図】  図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板の表面にめっきやエッチング等の電解処理を施す電解処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電解処理、特に電解めっきは、金属膜の形成方法として広く利用されている。近年、例えば、銅の多層配線用の電解銅めっきや、バンプ形成用の電解金めっきなど、半導体産業などでもその有効性(安価、孔埋め特性など)が注目され利用されつつある。
【0003】
図16は、いわゆるフェイスダウン方式を採用して半導体ウエハ等の基板の表面に電解めっきを施すめっき装置の従来の一般的な構成を示す。このめっき装置は、上方に開口し内部にめっき液100を保持する円筒状のめっき槽102と、基板Wを着脱自在に下向きに保持して該基板Wをめっき槽102の上端開口部を塞ぐ位置に配置する基板ホルダ104とを有している。
【0004】
めっき槽102の内部には、めっき液100中に浸漬されてアノードとなる平板状の陽極板106が水平に配置されている。一方、基板Wの下面(被めっき面)には給電層Sが形成され、この給電層Sは、その周縁部に陰極電極との接点を有している。めっき槽102の底部中央には、上方に向けためっき液の噴流を形成するめっき液噴射管108が接続され、めっき槽102の上部外側には、めっき液受け110が配置されている。
【0005】
これにより、めっき槽102の上部に基板Wを基板ホルダ104で下向きに保持して配置し、めっき液100をめっき槽102の底部から上方に噴出させて、基板Wの下面(被めっき面)にめっき液100の噴流を当てつつ、陽極板(カソード)106と基板Wの給電層(アノード)Sの間にめっき電源112から所定の電圧を印加することで、基板Wの下面にめっき膜を形成するようにしている。この時、めっき槽102をオーバフローしためっき液100は、めっき液受け110から回収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、LSI用のウエハや液晶は、年々大面積となり、また微細配線化に伴って、基板の表面に形成されるシード層(給電層)の膜厚も徐々に薄くなる傾向にあり、これに伴って、基板の表面に形成されるめっき膜の膜厚のバラツキが問題となってきている。つまり、電解めっきによって基板の表面に形成されるめっき膜は、基板と陽極電極との間に形成される電場に影響され、基板の全面に均一な膜厚のめっき膜を形成するためには、基板の全面に亘る電場の均一性が求められる。しかし、基板に予め形成した給電層の周縁部に電極との接点を設けて基板に陰極電位を与えているため、基板の面積が大きく、しかも給電層の膜厚が薄くなると、特に基板の中央部と周辺部における電場のバラツキが大きくなって、基板の全面に亘って電場を均一にすることが困難となり、めっき膜の膜厚のバラツキに繋がってしまう。
【0007】
以上のように、基板の周辺部に接点を設け、基板表面の給電層を用いて電解めっきを行う工程においては、基板のサイズが大きく、かつ給電層の膜厚が薄くなると、めっき膜厚が基板の面内で大きく異なってしまうという問題が発生し、被処理基板面内での膜厚及びプロセスの均一化が重要な半導体工業においては、特にこの問題が大きな制約となっている。
【0008】
なお、基板が陽極になる電解エッチングにおいても、電流方向が反対となるだけで同様の問題が生じる。例えば、大口径ウエハの製造プロセスでは、一般にウエハの中央部のエッチング速度が周縁部に比して遅くなる。
【0009】
本発明は上記事情に鑑みて為されたもので、基板サイズが拡大し、また給電層の膜厚が薄くなっても、基板の全面に面内均一性を高めたより均一な電解処理を行えるようにした電解処理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、基板ホルダで保持し給電用接点に接触させて陽極または陰極の一方の電極となるようにした基板と、該基板に対峙する位置に配置した対極との間に電解液を満たして基板の電解処理を行う電解処理装置において、前記基板ホルダで保持した基板と前記対極との間に配置され、基板の有効面積とほぼ同じ大きさの有効領域を有する電場補正体と、前記基板ホルダと前記対極とを相対的に平行移動させる移動機構を有することを特徴とする電解処理装置である。
【0011】
このように、電場補正体による電場補正効果が基板の有効面積のほぼ全面、すなわち基板の有効面積と同一乃至多少広いか狭い面積に作用するように電場補正体の有効領域を設定し、しかも、基板ホルダで保持した基板と対極とを相対的に平行移動させることで、基板の全面に亘って電場をより均一にして、電解処理による基板の面内均一性を高めながら、基板の周縁部までを均一に電解処理することができる。
【0012】
請求項2に記載の発明は、前記電場補正体は、非導電性材料からなる中空円筒体、連続気孔構造を有するポーラス材料からなる構造体、非導電性材料に通孔をあけた遮蔽板、またはこれらの組合せからなることを特徴とする請求項1記載の電解処理装置である。
非導電性材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン、ポリ塩化ビニル、テフロン(登録商標)などの汎用プラスチックが挙げられる。また、連続気孔構造を有するポーラス材料としては、例えば、ポーラスセラミックス、ポリプロピレン等の焼結体などが挙げられる。
【0013】
請求項3に記載の発明は、前記給電用接点は、該基板ホルダで保持した基板のベベル部乃至端面で該基板と接触するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電解処理装置である。これにより、基板がその表面周縁部で給電用接点と接触することをなくし、基板の表面周縁部を均一に電解処理することができる。
【0014】
請求項4に記載の発明は、前記基板ホルダで保持した基板のベベル部乃至端面に圧接しシールして前記給電用接点を電解液から隔離するシール材を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電解処理装置である。これにより、シール材が基板の表面周縁部で基板の被処理面から突出することをなくし、基板の表面周縁部を均一に電解処理することができる。
【0015】
請求項5に記載の発明は、前記基板ホルダは、該基板ホルダで保持した基板のそりを矯正するそり矯正機構を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解処理装置である。これにより、例えばクランプ方式を採用して基板を基板ホルダで保持する時に、基板がそってしまうことを防止して、給電用接点やシール材等を基板のベベル部乃至端面に安定して接触させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4は、電解めっき装置に適用した本発明の実施の形態の電解処理装置を示す。この電解めっき装置(電解処理装置)は、給電層(シード層)Sを形成した表面(被処理面)を上向き(フェイスアップ)にして、半導体ウエハ等の基板Wを保持する上下動及び回転自在な基板ホルダ10を有している。この基板ホルダ10は、この例では、静電チャックによって基板Wを保持するようになっているが、真空チャックやクランプ等、任意の保持手段を使用してよいことは勿論である。
【0017】
この基板ホルダ10の上方に位置して、該基板ホルダ10で保持した基板Wの周囲を囲繞するリング状の堰部材12が配置され、この堰部材12の下面に、図3に示す、中空円板状のシール材保持体14が内方に突出して連接され、このシール材保持体14の内周面に、例えば絶縁ゴムからなるリング状のシール材16が取付けられている。更に、このシール材16の下方に位置して、複数の給電用接点18が配置されている。
【0018】
これによって、基板Wを保持した基板ホルダ10を上昇させ、この基板Wの外周端部にシール材16を圧接させてシールすることで、堰部材12で囲まれ、シール材保持体14、シール材16及び基板Wの表面を底面としためっき槽20が形成され、更に、このシール材16でシールされてめっき液Qと隔離された領域で、給電用接点18が基板ホルダ10で保持された基板Wの給電層Sと接触するようになっている。
【0019】
ここで、シール材16は、例えば、バイトンなどのフッ化ゴム、シリコンまたはカロレッツなど弾性を有する材料で構成され、基板ホルダ10で保持した基板Wのベベル部乃至端面で該基板Wと圧接してここをシールするように構成されている。また、給電用接点18は、例えばベリリウム銅、ステンレスまたはチタンの上に白金などの貴金属をコーティングしたばね性を有する材料で構成され、一定の荷重で基板Wへ押付けることで、基板ホルダ10で保持した基板Wのベベル部乃至端面で該基板Wと接触して給電層Sに給電するように構成されている。
【0020】
このように、シール材16及び給電用接点18が基板ホルダ10で保持した基板Wのベベル部乃至端面で該基板Wと接触乃至圧接するようにすることで、このシール材16及び給電用接点18が基板Wの表面周縁部を均一にめっき処理(電解処理)する際の妨げとなることを防止することができる。
【0021】
基板ホルダ10の上方に位置して、下方に開口し、陰極となる基板Wとの対極となる陽極板22を内部に収容した有底円筒状の対極保持具24が配置されている。この対極保持具24は、上下動、揺動及び前後動自在な対極アーム26の自由端に回転自在に支承され、更に、モータ28に直結されて、該モータ28の駆動に伴って回転するように構成されている。陽極板(対極)22は、例えば燐を0.004重量パーセント含む銅から構成され、基板Wの有効面積とほぼ同じ面積を有する大きさに設定されて、基板ホルダ10で保持した基板Wと対峙する位置に配置される。
【0022】
対極保持具24の開口端部には、この例では、図4に示すように、連続した気孔30aを有するポーラス材料30からなる円板状の電場補正体32が、陽極板22と所定間隔離間して取付けられている。つまり、このポーラス材料30は、その内部に多数の複雑に入り組んだ気孔30aを有しており、この気孔30a内にめっき液Qを保持することで、めっき液Qの流路長さ(めっき液Qがポーラス材料30の内部を通過する経路)を実質的に拡大して、基板Wと陽極板22との間の電場が、基板Wの面内において、より均一となるように電場を補正することができる。
なお、この例では、陽極板22と電場補正体32とを所定間隔、例えば2mm程度離間させて対極保持具24で保持した例を示しているが、陽極板22と電場補正体32とを互いに接触させるようにしてもよい。
【0023】
ここで、ポーラス材料30からなる電場補正体32は、この電場補正体32の電場補正効果が基板Wの有効面積の全面に作用するように、基板Wの有効面積と同じ大きさに設定されている。このように、電場補正体32の電場補正効果が基板Wの有効面積の全面に作用するように電場補正体32の有効領域を設定し、しかも、対極保持具24で保持した陽極板22を、基板ホルダ10で保持した基板Wに対して相対的に平行移動させることで、基板Wの全面に亘って電場をより均一にして、電解処理による基板Wの面内均一性を高めながら、基板Wの周縁部までを均一にめっき膜付け(電解処理)することができる。
このように、電場補正体32は、この電場補正体32の電場補正効果が基板Wの有効面積の全面に作用するように、基板Wの有効面積と同じ大きさに設定することが好ましいが、電場補正効果が基板Wの有効面積のほぼ全面、すなわち有効面積と同一乃至多少広いか狭い面積に作用するように、基板Wの有効面積より多少広いか狭い大きさに設定しても、ほぼ同様な効果を得ることができる。
【0024】
連続気孔構造を有するポーラス材料としては、例えば、ポーラスセラミックス、ポリプロピレン等の焼結体などが挙げられる。しかし、これらに限定されないことは勿論である。
【0025】
次に、この電解めっき装置によるめっき処理を説明する。
先ず、基板ホルダ10を下降させた状態で基板Wを保持し、この基板Wを保持した基板ホルダ10を上昇させ、この基板Wのベベル部乃至端面にシール材16を圧接させてここをシールしてめっき槽20を形成し、同時に給電用接点18を基板Wのベベル部乃至端面に接触させる。この状態で、基板ホルダ10の直上方に位置する対極保持具24を、基板ホルダ10で保持した基板Wの上面と電場補正体32の下面との距離が、例えば1.5mm程度となるように下降させる。
【0026】
この状態で、陽極板22と基板Wとの間にめっき液Qを導入する。つまり陽極板22と電場補正体32との間の空間をめっき液Qで満たし、電場補正体32の内部にめっき液Qを保持させ、更にめっき槽20内にもめっき液Qを供給する。このめっき液Qの導入方法としては、例えば、陽極板22に設けた貫通孔を介して電場補正体32の裏側(上部)に加圧しためっき液Qを導入するなどの方法が採られる。
【0027】
次に、基板Wの給電層(カソード)Sと陽極板(アノード)22との間にめっき電源から所定のめっき電圧を印加する。同時に、基板ホルダ10を介して基板Wを回転させるとともに、モータ28を介して対極保持具24を回転させ、更に対極アーム26を揺動及び前後動させて、対極保持具24で保持した陽極板22を、基板Wに対して、縦及び横方向に平行移動させ、これによって、基板Wの上面にめっき膜を形成する。
【0028】
めっき終了後、基板ホルダ10の回転、対極保持具24の回転及び移動を停止し、めっき電圧の印加を解く。そして、めっき槽20内に残っためっき液Qを吸引等により除去した後、基板ホルダ10を下降させ、めっき後の基板Wに洗浄及びリンス等の必要な処理を施した後、基板Wを次工程に搬出する。
【0029】
図5は、基板ホルダのそれぞれ異なる他の例を示す。つまり、図5(a)は、真空吸着により基板Wを保持するようにした基板ホルダ10aを示している。この基板ホルダ10aは、吸引板40で区画された吸引室42を有しており、この吸引室42は、真空源から延び、ドレンを有する気水分離器44を途中に介装した真空配管46に接続されている。そして、真空配管46を通して吸引室42内を真空引きすることで、多数の貫通孔を介して吸引板40の上面に基板Wを吸着保持するようになっている。更に、この例では、水洗ノズルから供給された洗浄水を吸引室42内に導入して、吸引室42の内部を洗浄する洗浄水配管48が備えられている。
【0030】
図5(b)は、クランプ方式を採用して基板Wを保持するようにした基板ホルダ10bを示す。この基板ホルダ10bは、中空円板状の基板保持台50と、保持リング52を有し、この保持リング52の円周方向に沿った所定箇所に開閉自在に設けた複数のクランプ54を介して基板Wを着脱自在に保持するようになっている。ここで、基板保持台50は、十分な面積を有して基板Wのそりを防止する機能を有するようになっている。つまり、クランプ54を介して基板Wを保持した時、このクランプ54によって基板Wに力が作用しても、基板保持台50を介して基板Wが常に水平な状態を維持するようになっている。このように、基板Wにそりが発生することを防止することで、給電用接点やシール材等を基板Wのベベル部乃至端面に安定して接触させることができる。
【0031】
図6は、シール材及び給電用接点のそれぞれ異なる他の例を示す。つまり、図6(a)に示す例では、絶縁Oリングによってシール材16aを構成し、更に給電用接点18aとして、コイルばね60を介して内方に付勢させたものを使用している。このように、コイルばね60を介して内方に付勢させた給電用接点18aを使用することで、給電用接点18aを一定の押し付け力で基板Wの端面に確実に接触させることができる。
【0032】
図6(b)に示す例では、例えばチタン製の心材62の周囲を絶縁ゴム64で被覆してシール材16bを構成している。このように構成することで、シール材16bの基板Wへの押圧力を制御することができる。図6(c)に示す例では、加圧することで導通する導電ゴムで給電用接点18cを構成し、シール材保持体14cの内周面に給電用接点18cとシール材16cを取付け、更にシール材保持体14cの内部を挿通させた導通ケーブル66に給電用接点18cを接続させている。
【0033】
図7は、電場補正体のそれぞれ異なる例を示す。つまり、図7(a)に示す例では、非導電性材料からなる中空円筒体70で電場補正体32aを構成している。この電場補正体32aは、中空円筒体70の内部の電場がより均一となるように電場を補正するようにしたもので、電場補正効果が基板Wの有効面積のほぼ全面に作用するように、中空円筒体70の内径は基板Wの外径とほぼ等しく設定されている。この非導電性材料としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレン、ポリ塩化ビニル、テフロン(登録商標)などの汎用プラスチックが挙げられる。
【0034】
図7(b)に示す例では、前述と同様な非導電性材料からなる中空円筒体70と、この中空円筒体70の内部に該中空円筒体70を仕切るように配置した、連続気孔構造を有するポーラス材料からなる円板状体72で電場補正体32bを構成している。更に、図7(c)に示す例では、前述と同様な非導電性材料からなる中空円筒体70と、この中空円筒体70の内部に該中空円筒体70を仕切るように配置した、同じく非導電性材料からなり、多数の通孔74aを有する遮蔽板74で電場補正体32cを構成している。
【0035】
このように、非導電性材料からなる中空円筒体、連続気孔構造を有するポーラス材料、非導電性材料からなり多数の通孔を有する遮蔽板の任意の組合せで電場補正体を構成し、所望の電場補正効果を得るようにすることができる。
【0036】
図8は、電解めっき装置に適用した本発明の他の実施の形態の電解処理装置を示す。この電解めっき装置(電解処理装置)は、給電層(シード層)Sを形成した表面(被処理面)を下向き(フェイスダウン)にして、半導体ウエハ等の基板Wを保持する基板ホルダ80を有している。この基板ホルダ80は、この例では、静電チャックによって基板Wを保持するようになっているが、真空チャックやクランプ等、任意の保持手段を使用してよい。そして、図示しないが、この基板ホルダ80で基板Wを保持すると、前述とほぼ同様に、シール材が基板Wのベベル部乃至端面に圧接してここをシールし、このシール材でめっき液Qと隔離された領域で給電用接点82が基板Wのベベル部乃至端面に接触するようになっている。
【0037】
この基板ホルダ80は、上下動、揺動及び前後動自在な基板アーム84の自由端に回転自在に支承され、更に、モータ86に直結されて、該モータ86の駆動に伴って回転するように構成されている。
【0038】
この基板ホルダ80の下方に位置して、めっき液Qを保持する上方に開口したカップ状のめっき槽88が備えられ、このめっき槽88の底部に陽極板22が設置されている。更に、このめっき槽88の陽極板22の上方には、前述の図7(a)に示す、非導電性材料からなる中空円筒体70で構成された電場補正体32aが配置されている。電場補正体32aの外周面とめっき槽88の内周面との間には、仕切り板90が配置されて、めっき槽88が上下に仕切られ、更に電場補正体32aの内部には、パンチプレート92が配置されている。これによって、下方から供給されるめっき液Qは、電場補正体32aの内部のみを流れて上方に達し、めっき槽88の上部からオーバフローするようになっている。
なお、めっき槽88の仕切り板90を挟んだ位置には、仕切り板90で仕切られた上方の室内のめっき液Qを排出するための連通管94が設けられている。
【0039】
この電解めっき装置によれば、基板ホルダ80を上昇させた状態で基板Wを基板ホルダ80で保持し、一方、めっき槽88にあっては、この内部に下方からめっき液Qを導入してオーバフローさせておく。この状態で、モータ86を介して基板ホルダ80を回転させながら下降させて基板Wをめっき槽88内のめっき液Qに接液させる。そして、基板Wの給電層(カソード)Sと陽極板(アノード)22との間にめっき電源から所定のめっき電圧を印加し、同時に、基板アーム84を揺動及び前後動させて、基板Wを陽極板22に対して縦及び横方向に平行移動させ、これによって、基板Wの上面にめっき膜を形成する。
【0040】
めっき終了後、めっき電圧の印加を解き、基板アーム84の揺動及び前後動を停止させて、基板ホルダ80を上昇させ、基板ホルダ80の回転を停止させる。そして、めっき後の基板Wに洗浄及びリンス等の必要な処理を施した後、基板Wを次工程に搬出する。
【0041】
なお、上記各例では、基板Wと陽極板(対極)22とを相対的に平行移動させる手段として、揺動及び前後動自在なアームを使用しているが、基板W及び/または陽極板(対極)22を相手方に対して偏心させた状態で回転させるようにしてもよい。
【0042】
前述の電解めっき装置を備えた基板処理装置の平面配置図を図9に示す。この基板処理装置は、ロード・アンロード部510、各一対の洗浄・乾燥処理部512、第1基板ステージ514、ベベルエッチ・薬液洗浄部516及び第2基板ステージ518、基板Wを180゜反転させる機能を有する水洗部520及び4基のめっき処理部(電解めっき装置)522を有している。更に、ロード・アンロード部510、洗浄・乾燥処理部512及び第1基板ステージ514の間で基板Wの受渡しを行う第1搬送装置524と、第1基板ステージ514、ベベルエッチ・薬液洗浄部516及び第2基板ステージ518の間で基板Wの受渡しを行う第2搬送装置526、第2基板ステージ518、水洗部520及びめっき処理部522の間で基板Wの受渡しを行う第3搬送装置528が備えられている。
【0043】
基板処理装置の内部は、仕切り壁523によってめっき空間530と清浄空間540に仕切られ、これらの各めっき空間530と清浄空間540は、それぞれ独自に給排気できるようになっている。そして、仕切り壁523には、開閉自在なシャッタ(図示せず)が設けられている。また、清浄空間540の圧力は、大気圧より低く、かつめっき空間530の圧力より高くしてあり、これにより、清浄空間540内の空気がめっき装置の外部に流出することがなく、かつめっき空間530内の空気が清浄空間540内に流入することがないようになっている。
【0044】
図10は、基板処理装置内の気流の流れを示す。清浄空間540においては、配管543より新鮮な外部空気が取込まれ、この外部空気は、ファンにより高性能フィルタ544を通して清浄空間540内に押込まれ、天井545aよりダウンフローのクリーンエアとして洗浄・乾燥処理部512及びベベルエッチ・薬液洗浄部516の周囲に供給される。供給されたクリーンエアの大部分は、床545bから循環配管552を通して天井545a側に戻され、再び高性能フィルタ544を通してファンにより清浄空間540内に押込まれて清浄空間540内を循環する。一部の気流は、洗浄・乾燥処理部512及びベベルエッチ・薬液処理部516内から配管546により外部に排気される。これにより、清浄空間540内は、大気圧より低い圧力に設定される。
【0045】
水洗部520及び電解めっき装置522が存在するめっき空間530は、清浄空間ではない(汚染ゾーン)とはいいながらも、基板表面にパーティクルが付着することは許されない。このため、配管547から取込まれ高性能フィルタ548を通して天井549a側からファンによりめっき空間530内に押込まれたダウンフローのクリーンエアを流すことにより、基板Wにパーティクルが付着することを防止している。しかしながら、ダウンフローを形成するクリーンエアの全流量を外部からの給排気に依存すると、膨大な給排気量が必要となる。このため、めっき空間530内を清浄空間540より低い圧力に保つ程度に配管553より外部排気を行い、ダウンフローの大部分の気流を床549bから延びる循環配管550を通した循環気流でまかなうようにしている。
【0046】
これにより、循環配管550から天井549a側に戻ったエアは、再びファンにより押込まれ高性能フィルタ548を通ってめっき空間530内にクリーンエアとして供給されて循環する。ここで、水洗部520、めっき処理部522、搬送装置528及びめっき液調整タンク551からの薬液ミストや気体を含むエアは、前記配管553を通して外部に排出されて、めっき空間530内は、清浄空間540より低い圧力に設定される。
従って、シャッタ(図示せず)を開放すると、これらのエリア間の空気の流れは、ロード・アンロード部510、清浄空間540及びめっき空間530の順に流れる。また、排気は、ダクト553及び546を通して、外部に排気される。
【0047】
なお、前述の例では、電解めっき装置に適用した例を示しているが、電解エッチング装置に適用することもできる。このように、電解エッチング装置に適用する場合を、図8を参照して説明する。つまり、電解エッチング装置に適用する場合には、図8における、上方に開口しためっき槽88を、内部にエッチング液を保持するエッチング槽として使用し、基板ホルダ80で保持した基板Wの表面の被エッチング面がアノードとなり、図8における陽極板22がカソードとなるようにする。その他は、電解めっき装置の場合と同様である。
【0048】
これにより、基板Wを基板ホルダ80で下向きに保持して基板Wの下面(被エッチング面)をエッチング槽(図8におけるめっき槽88に相当)内に保持したエッチング液(同じく、めっき液Q)に接触させた状態で、基板Wを基板ホルダ80と一体に回転させ、同時に、カソード(同じく、陽極板22)と基板Wの被めっき面(同じく、給電層S)の間に基板Wの被めっき面をアノードとした所定の電圧を印加して、カソードと基板Wの被エッチング面の間にめっき電流を流すことで、基板Wに形成されためっき膜等の被エッチング面を電解エッチングする。
【0049】
次に、前述のようにして構成した電解めっき装置(電解処理装置)と電解エッチング装置(電解処理装置)を備えた配線形成装置の平面配置図を図11に示す。この配線形成装置は、各一対のロード・アンロード部210、洗浄・乾燥処理部212、仮置き部214、めっき処理部(電解めっき装置)216、水洗部218及びエッチング処理部(電解エッチング装置)220を有し、更にロード・アンロード部210、洗浄・乾燥処理部212及び仮置き部214との間で基板Wの受渡しを行う第1搬送機構222と、仮置き部214、めっき処理部216、水洗部218及びエッチング処理部220との間で基板Wの受渡しを行う第2搬送機構224が備えられている。
【0050】
この配線形成装置における配線形成処理を、図12及び図13を更に参照して説明する。先ず、表面にシード層を形成した基板Wをロード・アンロード部210から第1搬送機構222で1枚ずつ取出し、仮置き部214を経由してめっき処理部216に搬入する(ステップ1)。
【0051】
次に、このめっき処理部216でめっき処理を行って、図13に示すように、基板Wの表面に銅層7を形成する(ステップ2)。この時、大穴の存在に伴う銅層7の凹み7aの軽減を第一優先に考え、めっき液として、レベリング性の優れたもの、例えば硫酸銅の濃度が高く、硫酸の濃度が低いレベリング性の優れた組成、例えば、硫酸銅100〜300g/l、硫酸10〜100g/lの組成を有し、レベリング性を向上させる添加剤、例えばポリアルキレンイミン、4級アンモニウム塩、カチオン染料などを含有したものを使用する。ここで、レベリング性とは、穴中のボトムアップ成長に優れた性質を意味する。
【0052】
このように、レベリング性の優れためっき液を使用して基板Wの表面にめっきを施すことで、図13に示すように、大穴内でのボトムアップ成長が促進され、平坦部における銅層7の膜厚tより、大穴部における銅層7の膜厚tの方が厚くなる。これによって、薄いめっき膜厚tで大穴を埋めることが可能になる。
【0053】
そして、必要に応じて、このめっき処理後の基板Wを水洗部218に搬送して水洗し、しかる後、水洗後の基板Wをエッチング処理部220に搬送する(ステップ3)。
【0054】
次に、このエッチング処理部220で基板Wの表面(被めっき面)に電解エッチング処理を施して、基板Wの表面に形成された銅層7のエッチングを行う(ステップ4)。この時、エッチング液として、エッチング促進剤として機能する添加剤、例えばピロリン酸、エチレンジアミン、アミノカルボン酸、EDTA、DTPA、イミノ二酢酸、TETA、NTAなどやエッチング抑制剤として機能する添加剤、例えば4級アンモニウム塩、ポリマーなどの銅の錯体化合物、有機錯体またはその誘導体、或いはチオ尿素またはその誘導体などのような銅腐蝕電位を卑にする添加剤を含有したものを使用する。なお、ベース浴としては、硫酸、塩酸、硫酸過水、フッ酸過水などの酸や、アンモニア過水などのアルカリを使用してもよいが、それらに限定されるものではない。
【0055】
これにより、銅層7の盛り上がり部を選択的にエッチングして、銅層7の平坦性を向上させることができる。これによって、その後のCMP加工において、CMPレートを上げることなく、従って、ディッシングの発生を防止しつつ短時間で行うことができる。
【0056】
次に、必要に応じて、このエッチング処理後の基板Wを水洗部218に搬送して水洗し、しかる後、水洗後の基板Wを洗浄・乾燥処理部212に搬送する(ステップ5)。そして、この洗浄・乾燥処理部212で基板Wの洗浄・乾燥処理を行い(ステップ6)、しかる後、この基板Wを第1搬送機構222でロード・アンロード部210のカセットに戻す(ステップ7)。
【0057】
なお、めっき処理とエッチング処理を数回繰返して、1回のめっき処理毎に銅膜の盛り上がり部の選択的なエッチングを行うことで、銅膜の平坦度を更に向上させることができる。また、この例では、めっき処理とエッチング処理を1つの配線形成装置内で連続的に行うようにしているが、それぞれ独立した装置で個別に行うようにしても良い。
【0058】
また、電解めっき装置及び電解エッチング装置として、同一の構成で、異なる電解液を使用するとともに、基板Wと電極板(陽極板またはカソード)との間に印加する電圧の極性が異なるようにしたものを使用しているが、例えば電解めっき装置として使用し、基板Wと陽極板22との間に印加する電圧を極性を変えることで、つまり、基板Wがアノードとなり、陽極板22がカソードとなるように制御して、電解めっき装置が電解エッチング装置を兼用するようにしても良い。
【0059】
次に、前述の電解めっき装置を使用した半導体装置の製造装置の全体構成を図14に示す。この装置は、全体が長方形をなす床上のスペースの一端側に第1の研磨ユニット324aと第2の研磨ユニット324bが左右に対向して配置され、他端側にそれぞれ半導体ウエハ等の基板Wを収納する基板カセット326a,326bを載置する一対のロード・アンロード部が配置されている。そして、研磨ユニット324a,324bとロード・アンロード部を結ぶ線上に2台の搬送ロボット328a,328bが配置されている。更に、搬送ラインに沿った一方側には、銅埋め込み用の第1のめっきユニット(電解めっき装置)330、反転機を備えた銅膜厚検査ユニット332及び反転機を備えためっき前処理ユニット334が配置され、他方側には、リンス・乾燥装置336、保護膜形成用の第2のめっきユニット(無電解めっき装置)338及びロールスポンジを備えた洗浄ユニット339が配置されている。研磨ユニット324a,324bの搬送ライン側には、基板Wを研磨ユニット324a,324bとの間で授受する上下動自在なプッシャ342が設けられている。
【0060】
この半導体製造装置による半導体装置の製造工程を、図15を更に参照して説明する。先ず、図15(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上に、例えばSiOからなる絶縁膜2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術によりコンタクトホール3と配線用の溝4を形成し、その上にTaもしくはTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてのシード層6をスパッタリング等により形成した基板Wを用意する。
【0061】
この表面にシード層6を形成した基板Wを基板カセット326a,326bから搬送ロボット328aで1枚ずつ取出し、第1のめっきユニット330に搬入する。そして、この第1のめっきユニット330で、図15(b)に示すように、基板Wの表面に銅層7を堆積させて、銅の埋め込みを行う。銅層7は、まず基板Wの表面の親水処理を行い、その後、銅めっきを行って形成する。この時、前述のように、このめっきユニット330を、極性を変えることで電解エッチング装置として使用して、銅膜7の表面にエッチングを施すようにしてもよい。銅層7の形成後、銅めっきユニット330でリンス若しくは洗浄を行う。時間に余裕があれば、乾燥してもよい。
【0062】
そして、この銅を埋め込んだ基板Wを銅膜厚検査ユニット332に搬送し、ここで銅層7の膜厚を測定し、必要に応じて、反転機で基板Wを反転させた後、搬送ロボット328bにより研磨ユニット324aまたは324bのプッシャ342上に移送する。
【0063】
研磨ユニット324aまたは324bでは、基板Wの被研磨面を研磨テーブルに押圧しつつ、砥液を供給して研磨を行う。そして、例えば、基板Wの仕上がりを検査するモニタで終点(エンドポイント)を検知した時に、研磨を終了し、この研磨を終了した基板Wを再度プッシャ342上に戻し、一旦純水スプレーで洗浄する。次に、搬送ロボット328bにより洗浄ユニット339に搬送して、例えばロールスポンジで基板Wを洗浄する。これにより、図15(c)に示すように、絶縁膜2の内部にシード層6と銅層7からなる配線8を形成する。
【0064】
次に、この基板Wをめっき前処理ユニット334に搬送し、ここで、例えばPd触媒の付与や、露出表面に酸化膜の除去等の前処理を行って、第2のめっきユニット338に搬送し、この第2のめっきユニット338で無電解めっき処理を施す。これによって、図15(c)に示すように、研磨後に露出した表面に、例えば無電解Co−W−Pめっきを施して、配線8の外部への露出表面に、Co−W−P合金膜からなる保護膜(めっき膜)9を選択的に形成して配線8を保護する。この保護膜9の膜厚は、0.1〜500nm、好ましくは、1〜200nm、更に好ましくは、10〜100nm程度である。
【0065】
無電解めっきが終了した後、基板Wを高速回転させてスピン乾燥し、しかる後、第2のめっきユニット338から取出す。次に、搬送ロボット328bにより基板Wを洗浄ユニット339に搬送して、例えばロールスポンジで基板Wを洗浄し、更に、搬送ロボット328aにより、基板Wをリンス・乾燥装置336に搬送する。そして、このリンス・乾燥装置336で基板Wをリンスし乾燥させた後、基板Wを元の基板カセット326a,326bの元の位置に戻す。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電場補正体による電場補正効果が基板の有効面積のほぼ全面に作用するように電場補正体の有効領域を設定し、しかも、基板ホルダで保持した基板と対極とを相対的に平行移動させることで、基板の全面に亘って電場をより均一にして、電解処理による基板の面内均一性を高めながら、基板の周縁部までを均一に電解処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電解めっき装置に適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】同じく、基板、シール材及び給電用接点の関係を示す要部拡大図である。
【図4】同じく、電場補正体を構成する連続気孔構造を有するポーラス材料の一部拡大断面図である。
【図5】基板ホルダのそれぞれ異なる例を示す縦断正面図である。
【図6】基板、シール材及び給電用接点の関係のそれぞれ異なる他の例を示す要部拡大図である。
【図7】電場補正体のそれぞれ異なる他の例を示す縦断正面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態の電解めっき装置に適用した電解処理装置の要部概要図である。
【図9】電解めっき装置を備えた基板処理装置の平面配置図である。
【図10】図9に示す基板処理装置の気流の流れを示す図である。
【図11】電解めっき装置及び電解エッチング装置を備えた配線形成装置の平面配置図である。
【図12】図11に示す配線形成装置における処理工程の流れを示す図である。
【図13】基板にめっき処理を施す際の過程を概念的に示す断面図である。
【図14】電解めっき装置を備えた配線形成装置の平面配置図である。
【図15】半導体装置における配線形成例を工程順に示す図である。
【図16】従来のめっき装置の概要図である。
【符号の説明】
10,10a,10b,80 基板ホルダ
12 堰部材
14,14c シール材保持体
16,16a,16b,16c シール材
18,18a,18c,82 給電用接点
20,88 めっき槽
22 陽極板(対極)
24 対極保持具
26 対極アーム
30 ポーラス材料
32,32a,32b,32c 電場補正体
44 気水分離器
46 真空配管
48 洗浄水配管
50 基板保持台
52 保持リング
54 クランプ
70 中空円筒体
72 円板状体
74 遮蔽板

Claims (5)

  1. 基板ホルダで保持し給電用接点に接触させて陽極または陰極の一方の電極となるようにした基板と、該基板に対峙する位置に配置した対極との間に電解液を満たして基板の電解処理を行う電解処理装置において、
    前記基板ホルダで保持した基板と前記対極との間に配置され、基板の有効面積とほぼ同じ大きさの有効領域を有する電場補正体と、
    前記基板ホルダと前記対極とを相対的に平行移動させる移動機構を有することを特徴とする電解処理装置。
  2. 前記電場補正体は、非導電性材料からなる中空円筒体、連続気孔構造を有するポーラス材料からなる構造体、非導電性材料に通孔をあけた遮蔽板、またはこれらの組合せからなることを特徴とする請求項1記載の電解処理装置。
  3. 前記給電用接点は、該基板ホルダで保持した基板のベベル部乃至端面で該基板と接触するように構成されていることを特徴とする請求項1または2記載の電解処理装置。
  4. 前記基板ホルダで保持した基板のベベル部乃至端面に圧接しシールして前記給電用接点を電解液から隔離するシール材を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電解処理装置。
  5. 前記基板ホルダは、該基板ホルダで保持した基板のそりを矯正するそり矯正機構を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電解処理装置。
JP2002242726A 2002-08-22 2002-08-22 電解処理装置 Withdrawn JP2004083932A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002242726A JP2004083932A (ja) 2002-08-22 2002-08-22 電解処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002242726A JP2004083932A (ja) 2002-08-22 2002-08-22 電解処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004083932A true JP2004083932A (ja) 2004-03-18
JP2004083932A5 JP2004083932A5 (ja) 2005-08-25

Family

ID=32051681

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002242726A Withdrawn JP2004083932A (ja) 2002-08-22 2002-08-22 電解処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2004083932A (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121062A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ebara Corp めっき装置及びめっき方法
JP2013040404A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Novellus Systems Inc 半導体電気メッキ装置用のリップシールおよびコンタクト部
US9746427B2 (en) 2013-02-15 2017-08-29 Novellus Systems, Inc. Detection of plating on wafer holding apparatus
US9988734B2 (en) 2011-08-15 2018-06-05 Lam Research Corporation Lipseals and contact elements for semiconductor electroplating apparatuses
US10053793B2 (en) 2015-07-09 2018-08-21 Lam Research Corporation Integrated elastomeric lipseal and cup bottom for reducing wafer sticking
US10066311B2 (en) 2011-08-15 2018-09-04 Lam Research Corporation Multi-contact lipseals and associated electroplating methods
US10087545B2 (en) 2011-08-01 2018-10-02 Novellus Systems, Inc. Automated cleaning of wafer plating assembly
US10092933B2 (en) 2012-03-28 2018-10-09 Novellus Systems, Inc. Methods and apparatuses for cleaning electroplating substrate holders
US10211056B2 (en) 2014-04-25 2019-02-19 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device manufacturing method
US10416092B2 (en) 2013-02-15 2019-09-17 Lam Research Corporation Remote detection of plating on wafer holding apparatus
US10538855B2 (en) 2012-03-30 2020-01-21 Novellus Systems, Inc. Cleaning electroplating substrate holders using reverse current deplating
CN111349960A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 株式会社荏原制作所 用于将液体从基板保持件的密封件除去的方法
CN114308527A (zh) * 2021-11-09 2022-04-12 天芯互联科技有限公司 一种填胶装置及其填胶方法
KR20220164696A (ko) * 2021-06-04 2022-12-13 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 도금 장치

Cited By (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008121062A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Ebara Corp めっき装置及びめっき方法
US10087545B2 (en) 2011-08-01 2018-10-02 Novellus Systems, Inc. Automated cleaning of wafer plating assembly
US11512408B2 (en) 2011-08-15 2022-11-29 Novellus Systems, Inc. Lipseals and contact elements for semiconductor electroplating apparatuses
JP2013040404A (ja) * 2011-08-15 2013-02-28 Novellus Systems Inc 半導体電気メッキ装置用のリップシールおよびコンタクト部
US9988734B2 (en) 2011-08-15 2018-06-05 Lam Research Corporation Lipseals and contact elements for semiconductor electroplating apparatuses
US10066311B2 (en) 2011-08-15 2018-09-04 Lam Research Corporation Multi-contact lipseals and associated electroplating methods
US10435807B2 (en) 2011-08-15 2019-10-08 Novellus Systems, Inc. Lipseals and contact elements for semiconductor electroplating apparatuses
US10092933B2 (en) 2012-03-28 2018-10-09 Novellus Systems, Inc. Methods and apparatuses for cleaning electroplating substrate holders
US10538855B2 (en) 2012-03-30 2020-01-21 Novellus Systems, Inc. Cleaning electroplating substrate holders using reverse current deplating
US9746427B2 (en) 2013-02-15 2017-08-29 Novellus Systems, Inc. Detection of plating on wafer holding apparatus
US10416092B2 (en) 2013-02-15 2019-09-17 Lam Research Corporation Remote detection of plating on wafer holding apparatus
US10211056B2 (en) 2014-04-25 2019-02-19 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor device manufacturing method
US10053793B2 (en) 2015-07-09 2018-08-21 Lam Research Corporation Integrated elastomeric lipseal and cup bottom for reducing wafer sticking
US10982346B2 (en) 2015-07-09 2021-04-20 Lam Research Corporation Integrated elastomeric lipseal and cup bottom for reducing wafer sticking
CN111349960A (zh) * 2018-12-21 2020-06-30 株式会社荏原制作所 用于将液体从基板保持件的密封件除去的方法
KR20220164696A (ko) * 2021-06-04 2022-12-13 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 도금 장치
KR102518086B1 (ko) 2021-06-04 2023-04-06 가부시키가이샤 에바라 세이사꾸쇼 도금 장치
CN114308527A (zh) * 2021-11-09 2022-04-12 天芯互联科技有限公司 一种填胶装置及其填胶方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4434948B2 (ja) めっき装置及びめっき方法
JP5780935B2 (ja) 半導体ウェーハをメッキする装置及び方法
JP2005146398A (ja) めっき方法及びめっき装置
WO2001048274A1 (en) Apparatus for plating substrate, method for plating substrate, electrolytic processing method, and apparatus thereof
JP2004083932A (ja) 電解処理装置
JP2003268591A (ja) 電解処理方法及び電解処理装置
JP2014201835A (ja) 電気めっき方法
US7553400B2 (en) Plating apparatus and plating method
US20050023149A1 (en) Plating apparatus, plating method and substrate processing apparatus
US20120255864A1 (en) Electroplating method
KR20150138826A (ko) 저항성 기판들 상에서의 최적화된 전기 도금 성능을 위한 웨이퍼 에지의 금속화
JP2005133187A (ja) めっき装置及びめっき方法
KR20040012814A (ko) 무전해 도금방법 및 장치, 기판처리방법 및 장치
WO2018205404A1 (zh) 晶圆的电镀设备和电镀方法
JP4423359B2 (ja) めっき方法
JP2004218080A (ja) めっき方法
US7479213B2 (en) Plating method and plating apparatus
US20050109627A1 (en) Methods and chemistry for providing initial conformal electrochemical deposition of copper in sub-micron features
US20040055893A1 (en) Wafer backside electrical contact for electrochemical deposition and electrochemical mechanical polishing
JP4104465B2 (ja) 電解めっき装置
JP4509968B2 (ja) めっき装置
JP2007254882A (ja) 電解めっき装置及び電解めっき方法
JP2009155725A (ja) めっき装置及びめっき方法
JP2006225715A (ja) めっき装置及びめっき方法
JP4166131B2 (ja) めっき装置及びめっき方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Effective date: 20050208

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051201

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070713