JP2005146398A - めっき方法及びめっき装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 薄膜化されたシード層に対しても優れた面内均一性を有し、しかも、微細化されたダマシン構造に対する優れた埋込み性を有するめっき膜を成膜できるようにする。
【解決手段】 基板の表面の少なくとも一部に形成された導電体層とアノード536との間に電気的抵抗体534を配置し、導電体層とアノード536との間の導電体層側に25〜75g/Lの銅イオンと0.4モル/L以上の有機酸または無機酸を含有するめっき液550を、アノード536側にめっき液550と同じ組成、または0〜75g/Lの銅イオンと0.6モル/L以下の有機酸または無機酸を含有するアノード液538をそれぞれ導入して、導電体層とアノード536との間をめっき液550とアノード液538で満たし、導電体層とアノード536との間に電圧を印加して該導電体層の表面にめっきを行う。
【選択図】 図4

Description

本発明は、めっき方法及びめっき装置に係り、特に半導体ウエ−ハ等の基板に形成された微細配線パターンに銅等の金属(配線材料)を埋込んで配線を形成するのに使用されるめっき方法及びめっき装置に関する。
最近、半導体装置の銅配線形成プロセスとして、半導体ウエ−ハの表面に積層した絶縁膜(層間絶縁膜)の内部に回路形状の配線溝(トレンチ)や微孔(ビアホール)等の配線用の微細凹部を形成し、銅めっきによりこれらを銅(配線材料)で埋め、残りの部分の余剰な銅層(めっき膜)をCMP等の手段により除去して回路を形成する、いわゆるダマシンプロセスが行われている。この絶縁膜として、誘電率の小さいLow−k材を使用することが検討されている。例えば、ロジックデバイスにおけるLow−k/銅ダマシン配線は、高集積・高性能の多層配線を実現するための重要な技術である。
この種の配線形成プロセスにあっては、銅めっきに対する要求が厳しく、65nm世代以降には、更に微細化されたダマシン構造に対する優れた埋込み性や、300mmウエーハに対する優れためっき膜厚の面内均一性、或いはめっき後のめっき膜表面に生じる段差の一層の低減が求められている。しかも65nm世代以降では、バリア層及びシード層が格段に薄膜化することが予想されるため、これらの要求事項の達成には一層の困難を伴うとされている。
従来のカップ式めっき装置においては、シード層が薄膜化するとシード層自体の電気抵抗が増大する。このため、薄膜化したシード層を有するウエーハ等の表面にめっき膜を成膜すると、ウエ−ハのエッジから中心にかけてめっき膜の膜厚が徐々に薄くなり、めっき膜厚の面内均一性が失われる。この対策としては、遮蔽版と呼ばれる電場調整部品や分割アノード等を用い、電場を均一に制御する方法が考えられている。しかし、めっき液の種類やシード層の膜厚に応じて、部品やレシピを変える場合もあり、多様なサンプルに対応する場合には、運用が複雑化すると考えられる。
他の対策として、シード層自体の電気抵抗がめっき膜厚の面内均一性に及ぼす影響を支配しないくらいに、アノードと導電体層(ウエーハ)との間の電気抵抗を大きくすることが考えられる。このため、この考えに基づいて、めっき液中の硫酸濃度を、例えば20g/L以下に低下させて、めっき液自体の抵抗を大きくする方法(例えば、特許文献1等参照)や、電極間に特殊な抵抗体を挿入し、電極間の電気抵抗を増大させる方法(例えば、非特許文献1等参照)等が提案されている。
USP6,350,366 M.Tsujimura et al., Novel Compact ECD Tool for ULSI CuMetallization", Proc. ISSM, 2000, pp.106-109
しかしながら、例えば、めっき液の硫酸濃度を低下させてめっき膜厚の面内均一性を向上させると、めっき液の硫酸濃度の低下に伴ってめっき膜のボトムアップ性が低下し、このために、微細配線パターンへの埋込み性の劣化が懸念される。特に、配線幅あるいはビアホールの径が0.1μm以下の領域では、その影響が顕著になって、めっき膜をトレンチ等の内部に確実に埋設できないことがあるという問題が生じる。このように、優れた面内均一性と優れた埋込み性とを両立させためっき膜を成膜することが困難であることは、他の従来例にあっても同様であった。
本発明は、上記事情に鑑みて為されたもので、薄膜化されたシード層に対しても優れた面内均一性を有し、しかも、微細化されたダマシン構造に対する優れた埋込み性を有するめっき膜を成膜できるようにしためっき方法及びめっき装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基板の表面の少なくとも一部に形成された導電体層とアノードとの間に電気的抵抗体を配置し、前記導電体層とアノードとの間の導電体層側に25〜75g/Lの銅イオンと0.4モル/L以上の有機酸または無機酸を含有するめっき液を、前記アノード側に前記めっき液と同じ組成、または0〜75g/Lの銅イオンと0.6モル/L以下の有機酸または無機酸を含有するアノード液をそれぞれ導入して、前記導電体層と前記アノードとの間を前記めっき液と前記アノード液からなるめっき浴で満たし、前記導電体層とアノードとの間に電圧を印加して該導電体層の表面にめっきを行うことを特徴とするめっき方法である。
このように、導電体層に接してめっきに実際に使用されるめっき浴として、酸類が高濃度のめっき液を使用してめっきを行うことで、めっき膜の埋込み性を向上させ、同時に、基板とアノードとの間に電気的抵抗体を挿入し、更にアノードに接するがめっきに実際に使用されないめっき浴として、酸類が低濃度のアノード液を使用してめっきを行うことで、めっき浴全体として電気伝導度を下げてめっき膜厚の面内均一性を向上させ、これによって、めっき膜の膜厚の面内均一性の向上と埋込み性の向上とを両立させためっきを行うことができる。
めっき液中の酸類の濃度は、埋込み性を考慮すると、一般的には0.4モル/L以上であり、0.4〜1.0モル/Lであることが好ましく、0.4〜0.8モル/Lであることが更に好ましい。また、アノード液中の酸類の濃度は、めっき膜厚の面内均一性を考慮すると、一般的には0.6モル/L以下であり、0.1〜0.6モル/Lであることが好ましく、0.1〜0.2モル/Lであることが更に好ましい。
請求項2に記載の発明は、前記アノード液の電気伝導度を測定し、前記アノード液に、少なくとも純水、有機酸または無機酸のいずれかを添加して、めっき開始時における前記アノード液の電気伝導度を200mS/cm以下の一定値に保つことを特徴とする請求項1記載のめっき方法である。
アノード液の電気伝導度を1〜10S/mの幅で管理することが好ましく、通常のめっき時における電気伝導度の半分以下の、3S/m以下に管理することが更に好ましい。
請求項3に記載の発明は、前記めっき液及び前記アノード液として、硫酸、アルカンスルホン酸またはアルカノールスルホン酸を含む溶液を用いることを特徴とする請求項1または2記載のめっき方法である。
請求項4に記載の発明は、前記めっき液及び前記アノード液の銅イオン源として、硫酸銅、酸化銅、塩化銅、炭酸銅、ピロリン酸銅、アルカンスルホン酸銅、アルカノールスルホン酸銅及び有機酸銅から選ばれる少なくとも1種の銅化合物を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき方法である。
請求項5に記載の発明は、前記めっき液及び前記アノード液として、硫酸と硫酸銅を含み、58g/L以下の銅イオンを含有する溶液をそれぞれ用いることを特徴とする請求項1または2記載のめっき方法である。
このように、めっき液とアノード液からなるめっき浴の組合せとして、高濃度硫酸浴と低濃度硫酸浴の組合せを用いることが好ましい。
請求項6に記載の発明は、前記アノード液を管理するために、導電率を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のめっき方法である。
請求項7に記載の発明は、前記めっき液と前記カソード液とを、イオン交換体を介して互いに分離することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のめっき方法である。
これにより、イオン交換体として、例えば、一価の陽イオン(H)のみを選択的に透過させることができるものを使用することで、めっき液とアノード液からなるめっき浴の通電を維持しつつ、めっき液とカソード液とが互いに混合してしまうことを防止して、めっき液とカソード液を個別に管理することができる。
請求項8に記載の発明は、基板を保持する基板ステージと、前記基板ステージで保持した基板の被めっき面の周縁部に当接して該周縁部を水密的にシールするシール材と、該基板と接触して通電させるカソード電極とを備えたカソード部と、前記カソード部の上方に上下動自在に配置され、アノードと保水性を有する電気的抵抗体とを上下に備えた電極ヘッドと、前記電気的抵抗体と前記基板ステージで保持した基板の被めっき面との間にめっき液を導入するめっき液導入手段と、前記アノードと前記電気的抵抗体との間にアノード液を導入するアノード液導入手段と、前記カソード電極と前記アノードとの間にめっき電圧を印加する電源とを有することを特徴とするめっき装置である。
請求項9に記載の発明は、電気的抵抗体と前記アノードまたは前記基板ステージで保持した基板との間に隔壁を配置したことを特徴とする請求項8記載のめっき装置である。
請求項10に記載の発明は、前記隔壁は、イオン交換体からなることを特徴とする請求項9記載のめっき装置である。
請求項11に記載の発明は、前記電気抵抗体の一部または全部にイオン交換体としての機能を付加したことを特徴とする請求項8記載のめっき装置である。
本発明によれば、導電体層に接してめっきに実際に使用されるめっき浴として、例えば高濃度硫酸浴からなるめっき液を使用してめっきを行うことによって、めっき膜の埋込み性を向上させ、同時に、アノードに接するがめっきに実際に使用されないめっき浴として、例えば低濃度硫酸浴からなるアノード液を使用してめっきを行うことで、めっき浴全体として電気伝導度を下げて、めっき膜厚の面内均一性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。この実施の形態は、半導体ウエ−ハ等の基板の表面に設けた配線用の微細凹部に、配線材料としての銅をめっきより埋込んで銅層からなる配線を形成するようにしためっき装置に適用した例を示している。その他の用途のめっき装置に使用してもことは勿論である。
図1を参照して、半導体装置における銅配線形成例を説明する。図1(a)に示すように、半導体素子を形成した半導体基材1上の導電層1aの上に、例えばSiOからなる酸化膜やLow−k材膜等の絶縁膜(層間絶縁膜)2を堆積し、この絶縁膜2の内部に、例えばリソグラフィ・エッチング技術により、配線用の微細凹部としての微孔(ビアホール)3と配線溝(トレンチ)4を形成し、その上にTaN等からなるバリア層5、更にその上に電解めっきの給電層としてのシード層6をスパッタリング等により形成する。
そして、図1(b)に示すように、基板Wの表面に銅めっきを施すことで、基板Wの微孔3及び配線溝4内に銅を充填させるとともに、絶縁膜2上に銅層7を堆積させる。その後、化学機械的研磨(CMP)などにより、絶縁膜2上のバリア層5,シード層6及び銅層7を除去して、微孔3及び配線溝4内に充填させた銅層7の表面と絶縁膜2の表面とをほぼ同一平面にする。これにより、図1(c)に示すように、絶縁膜2の内部にシード層6と銅層7からなる配線(銅配線)8を形成する。
次に、図1(d)に示すように、基板Wの表面に無電解めっきを施し、配線8の表面に、Co合金やNi合金等からなる保護膜9を選択的に形成し、これによって、配線8の表面を保護膜9で覆って保護する。
図2は、本発明の実施の形態におけるめっき装置を備えた基板処理装置の平面図を示す。図2に示すように、この基板処理装置は、例えばスミフボックス等の内部に多数の半導体ウエ−ハ等の基板を収納した搬送ボックス10を着脱自在な矩形状の装置フレーム12を備えている。この装置フレーム12の内部には、ロード・アンロードステーション14と、このロード・アンロードステーション14との間で基板を授受する走行自在な搬送ロボット16が備えられている。そして、搬送ロボット16を挟んで該搬送ロボット16の両側には、一対のめっき装置18が配置され、更に、搬送ロボット16を挟んで一方の側には、洗浄・乾燥装置20、ベベルエッチング・裏面洗浄装置22及び膜厚測定器24が直列に配置され、他方の側には、熱処理(アニール)装置26、前処理装置28、無電解めっき装置30及び研磨装置32が直列に配置されている。
ここで、装置フレーム12には遮光処理が施され、これによって、この装置フレーム12内での以下の各工程を遮光状態で、つまり、配線に照明光等の光が当たることなく行えるようになっている。このように、配線に光を当たることを防止することで、例えば銅からなる配線に光が当たって光電位差が生じ、この光電位差によって配線が腐食してしまうことを防止することができる。
図3は、めっき装置18の平面図を示す。図3に示すように、このめっき装置18には、めっき処理及びその付帯処理を行うめっき処理部500が備えられ、このめっき処理部500に隣接して、アイドリングステージ502が配置されている。また、回転軸504を中心に揺動する揺動アーム506の先端に保持されてめっき処理部500とアイドリングステージ502との間を移動する電極ヘッド508を有する電極アーム部510が備えられている。更に、めっき処理部500の側方に位置して、プレコート・回収アーム512と、純水やイオン水等の薬液、更には気体等を基板に向けて噴射する固定ノズル514が配置されている。この実施の形態にあっては、3個の固定ノズル514が備えられ、その内の1個を純水の供給用に用いている。
図4は、電極ヘッド508をめっき処理部500の直上方に移動させ、更に下降させてめっきを行っている状態を示す。電極ヘッド508は、揺動アーム506の先端に支持されている。一方、めっき処理部500には、電極ヘッド508の下方に位置して、表面(被めっき面)を上向きにして基板Wを保持する上下動自在な基板ステージ516と、この基板ステージ516の上方に位置して、基板ステージ516の周縁部を囲繞するように配置されたカソード部518が備えられている。なお、この例では、電極ヘッド508として、その径が基板ステージ516の径より僅かに小さい径を有するものを使用し、電極ヘッド508と基板ステージ516との相対位置を変化させることなく、基板ステージ516で保持した基板Wの表面(被めっき面)のほぼ全面に亘ってめっきを行えるようにした例を示している。基板ステージ516は、その上面に基板Wを載置して吸着保持するようにようになっている。
なお、図示しないが、基板ステージ516には、基板ステージ516の温度を一定に制御する加熱装置(ヒータ)が内蔵されている。また、基板ステージ516は、図示しないエアシリンダ(図示せず)によって上下動し、図示しない回転モータ及びベルトを介して、任意の加速度及び速度でカソード部518と一体に回転するように構成されている。そして、基板ステージ516が上昇した時に、基板ステージ516で保持された基板Wの周縁部に下記のカソード部518のシール材526とカソード電極524が当接するようになっている。
揺動アーム506は、図示しないサーボモータからなる上下動モータとボールねじを介して上下動し、図示しない旋回モータを介して、旋回(揺動)するようになっている。これらのモータの代わりに空気圧アクチュエータを使用してもよいことは勿論である。
前記カソード部518は、この例では6分割されたカソード電極524と、このカソード電極524の上方を覆うように取付けた環状のシール材526とを有しており、このカソード電極524とシール材526は、リング状のホルダ528の内周面に固着されている。シール材526は、その内周縁部が内方に向け下方に傾斜し、かつ徐々に薄肉となって、内周端部が下方に垂下するように構成されている。
これにより、基板ステージ516が上昇した時に、この基板ステージ516で保持した基板Wの周縁部にカソード電極524が押付けられて通電し、同時にシール材526の内周端部が基板Wの周縁部上面に圧接し、ここを水密的にシールして、基板Wの上面(被めっき面)に供給されためっき液が基板Wの端部から染み出すのを防止するとともに、めっき液がカソード電極524を汚染することを防止するようになっている。
なお、この例において、カソード部518は、上下動不能で基板ステージ516と一体に回転するようになっているが、上下動自在で、下降した時にシール材526が基板Wの被めっき面に圧接するように構成してもよい。
電極ヘッド508は、下方に開口した有底円筒状のハウジング530を有しており、このハウジング530は、揺動アーム506の自由端に取付けられている。ハウジング530の下端開口部は、ここに取付けた電気的抵抗体534で閉塞されている。つまり、ハウジング530の内周面には凹溝530aが設けられ、電気的抵抗体534の上部に設けたフランジ部534aを該凹溝530内に嵌入することで、電気的抵抗体534が該電気的抵抗体534の下部を下方に突出させた状態でハウジング530に固定されている。これにより、ハウジング530の内部に、円板状のアノード536を配置するとともに、該アノード536を浸漬させるアノード液538を導入し保持するアノード液室540が区画形成されている。
電気的抵抗体534は、例えば、アルミナ,SiC,ムライト,ジルコニア,チタニア,コージライト等の多孔質セラミックスまたはポリプロピレンやポリエチレンの焼結体等の硬質多孔質体、あるいはこれらの複合体、更には織布や不織布で構成される。例えば、アルミナ系セラミックスにあっては、ポア径30〜200μm、SiCにあっては、ポア径30μm以下、気孔率20〜95%、厚み1〜20mm、好ましくは5〜20mm、更に好ましくは8〜15mm程度のものが使用される。この例では、例えば気孔率30%、平均ポア径100μmでアルミナ製の多孔質セラミックス板から構成されている。そして、この内部にアノード液538を含有させることで、つまり多孔質セラミックス板自体は絶縁体であるが、この内部にアノード液538を複雑に入り込ませ、厚さ方向にかなり長い経路を辿らせることで、アノード液538の電気伝導率より小さい電気伝導率を有するように構成されている。
このように電気的抵抗体534をアノード液室540内に配し、この電気的抵抗体534によって大きな抵抗を発生させることで、導電体層としてのシード層6(図1参照)の抵抗の影響を無視できる程度となし、基板Wの表面の電気抵抗による電流密度の面内差を小さくして、めっき膜の面内均一性を向上させることができる。
ハウジング530には、基板ステージ516で保持し上昇させて外周部をシール材526でシールした基板Wと、電極ヘッド508を下降させた時の電気的抵抗体534との間に位置して、周囲をシール材526で包囲された空間にめっき液550を導入するめっき液導入管552が設けられている。これにより、基板Wと電気的抵抗体534との間に位置して、周囲をシール材526で包囲された空間は、このめっき液導入管552から導入されためっき液550で満たされるようになっている。
ここで、この例では、めっき液導入管552から基板Wと電気的抵抗体534との間に、25〜75g/Lの銅イオンと0.4モル/L以上の有機酸または無機酸を含有するめっき液550が導入される。このめっき液550中の酸類の濃度は、めっきによって形成されるめっき膜の埋込み性を考慮すると、一般的には0.4モル/L以上であり、0.4〜1.0モル/Lであることが好ましく、0.4〜0.8モル/Lであることが更に好ましい。このめっき液550には、硫酸、アルカンスルホン酸またはアルカノールスルホン酸が含まれており、また、銅イオン源として、硫酸銅、酸化銅、塩化銅、炭酸銅、ピロリン酸銅、アルカンスルホン酸銅、アルカノールスルホン酸銅及び有機酸銅から選ばれる少なくとも1種の銅化合物が使用される。
一方、アノード液室540内には、前記めっき液550と同じ組成、または0〜75g/Lの銅イオンと0.6モル/L以下の有機酸または無機酸を含有するアノード液538が導入される。このアノード液538中の酸類の濃度は、めっきによって形成されるめっき膜の膜厚の面内均一性を考慮すると、一般的には0.6モル/L以下であり、0.1〜0.6モル/Lであることが好ましく、0.1〜0.2モル/Lであることが更に好ましい。このアノード液538には、前述のめっき液550と同様に、硫酸、アルカンスルホン酸またはアルカノールスルホン酸が含まれており、また、銅イオン源として、硫酸銅、酸化銅、塩化銅、炭酸銅、ピロリン酸銅、アルカンスルホン酸銅、アルカノールスルホン酸銅及び有機酸銅から選ばれる少なくとも1種の銅化合物が使用される。
そして、アノード液538の電気伝導度を測定し、アノード液538に、少なくとも純水、有機酸または無機酸のいずれかを添加して、めっき開始時におけるアノード液538の電気伝導度を200mS/cm以下の一定値に保つことができるようになっている。この時、アノード液538の電気伝導度を1〜10S/mの幅で管理することが好ましく、通常のめっき時における電気伝導度の半分以下の、3S/m以下に管理することが更に好ましい。
なお、めっき液550及びアノード液538の組合せとして、硫酸と硫酸銅を含み、58g/L以下の銅イオンを含有する硫酸銅浴であって、めっき液550として高濃度硫酸銅浴をアノード液538として低濃度硫酸銅浴を使用することが好ましい。
これにより、下記のように、基板Wを保持した基板ステージ516をめっき位置まで上昇させ、更に電極ヘッド508をめっき位置まで下降させた時、基板Wと電気的抵抗体534の間にめっき液550を導入し、この基板Wと電気的抵抗体534の間にめっき液550を満たすことで、このめっき液550と、アノード液室540内に導入されて保持され、更に電気的抵抗体534の内部にも保持されたアノード液538とが互いに接液して、このアノード液538とめっき液40がめっき浴としての役割を果たすようになっている。
このように、導電体層としてのシード層6(図1参照)に接してめっきに実際に使用されるめっき浴として、酸類が高濃度のめっき液550を使用してめっきを行うことで、めっき膜の埋込み性を向上させ、同時に、基板Wとアノード536との間に電気的抵抗体534を挿入し、更にアノード536に接するがめっきに実際に使用されないめっき浴として、酸類が低濃度のアノード液538を使用してめっきを行うことで、めっき浴全体として電気伝導度を下げてめっき膜厚の面内均一性を向上させることができる。これによって、めっき膜の膜厚の面内均一性の向上と埋込み性の向上とを両立させためっきを行うことができる。
ハウジング530には、アノード液室540内のアノード液538を吸引するアノード液吸引管554が取付けられており、アノード536の内部には、多数の細孔が設けられている。これにより、アノード液538は、電気的抵抗体534をアノード液538に浸漬させてアノード液室540を気密的に封止した状態で、アノード液吸引管554を介してアノード液室540内のアノード液538を吸引することで、電気的抵抗体534からアノード液室540に向けて吸い上げられ、電気的抵抗体534及びアノード液室540の内部に保持される。
なお、アノード液室540の内部は、化学反応により発生するガスも含み、このため、圧力が変化することがある。このため、アノード液室540内の圧力は、プロセス中のフィードバック制御によりある設定値にコントロールされるようになっている。
ここで、アノード536は、例えば、銅めっきを行う場合にあっては、スライムの生成を抑制するため、含有量が0.03〜0.05%のリンを含む銅(含リン銅)で構成されているが、白金、チタン等の不溶解性金属あるいは金属上に白金等をめっきした不溶解性電極であってもよく、交換等が不要なことから、不溶解性金属あるいは不溶解性電極であることが好ましい。更に、めっき液の流通のしやすさ等から、網状であってもよい。
カソード電極524はめっき電源556の陰極に、アノード536はめっき電源556の陽極にそれぞれ電気的に接続される。
次に、このめっき装置でめっきを行う時の操作について説明する。
先ず、基板ステージ516の上面に基板Wを吸着保持した状態で、基板ステージ516を上昇させて、基板Wの周縁部をカソード電極524に接触させて通電可能な状態となし、更に上昇させて、基板Wの周縁部上面にシール材526を圧接させ、基板Wの周縁部を水密的にシールする。一方、電極ヘッド508にあっては、アイドリングステージ502において、前述のようにして、電気的抵抗体534及びアノード液室540の内部にアノード液538を保持する。この時、アノード液538の電気伝導度を測定し、必要に応じて、アノード液538に純水や有機酸等を添加して、めっき開始時におけるアノード液538の電気伝導度を200mS/cm以下の一定値に保つようにする。そして、この電極ヘッド508を所定の位置に位置させる。つまり、揺動アーム506を一旦上昇させ、更に旋回させることで、電極ヘッド508を基板ステージ516の直上方位置に位置させ、しかる後、下降させて所定の位置(プロセス位置)に達した時、例えば基板ステージ516で保持した基板Wと電極ヘッド508の電気的抵抗体534との隙間が、0.1〜3mmに達した時に停止させる。
この状態で、基板Wと電気的抵抗体534との間に、めっき液導入管552からめっき液550を導入し、基板Wと電気的抵抗体534との間をめっき液550で満たす。これによって、この基板Wと電気的抵抗体534との間を満たしためっき液550と、電気的抵抗体534及びアノード液室540の内部に保持したアノード液538を接液させて、めっき液550とアノード液538がめっき浴としての役割を果たすようにする。
そして、必要に応じて、基板ステージ516を低速度で回転させながら、カソード電極524をめっき電源556の陰極に、アノード536をめっき電源556の陽極にそれぞれ接続し、これによって、基板Wの被めっき面にめっきを施す。そして、所定時間めっきを継続した後、カソード電極524及びアノード536のめっき電源556との接続を解き、揺動アーム506を上昇させ、更に旋回させて電極ヘッド508を元の位置(アイドリング位置)に戻す。
図5は、本発明の他の実施の形態のめっき装置を要部を示す。この例の図4に示す例と異なる点は、電気的抵抗体534の露出表面(下面)に、例えば、一価の陽イオン(H)のみを選択的に透過させることができるイオン交換体560を取付け、更に、アノード液室540内にアノード液538を導入するアノード液導入管562をハウジング530に取付け、これによって、このアノード液導入管562からアノード液室562内にアノード液538を導入し、アノード液吸込管554からアノード液室562内のアノード液538を排出するようにしている点である。
この例によれば、電気的抵抗体534の露出表面に、例えば、一価の陽イオン(H)のみを選択的に透過させることができるイオン交換体560を取付けることで、前述のように、基板Wと電気的抵抗体534との間に、めっき液導入管552からめっき液550を導入し、基板Wと電気的抵抗体534との間をめっき液550で満たした時、このめっき液550とアノード液室562内のアノード液538との間の通電を維持しつつ、めっき液550とカソード液538とを互いに分離することができる。これによって、めっき液550とカソード液538が互いに混合してしまうことを防止して、めっき液550とカソード液538を個別に管理することができる。
なお、この例では、電気的抵抗体534の露出表面にイオン交換体560を取付けるようにした例を示しているが、電気抵抗体の一部または全部にイオン交換体としての機能を付加するようにしてもよい。
図6及び図7は、基板を洗浄(リンス)し乾燥させるようにした洗浄・乾燥装置20の一例を示す。つまり、この洗浄・乾燥装置20は、まず化学洗浄及び純水洗浄(リンス)を行い、その後、スピンドル回転により洗浄後の基板Wを完全乾燥させるようにした装置であり、基板Wのエッジ部を把持するクランプ機構420を備えた基板ステージ422と、このクランプ機構420の開閉を行う基板着脱用昇降プレート424とを備えている。
基板ステージ422は、スピンドル回転用モータ(図示せず)の駆動に伴って高速回転するスピンドル426の上端に連結されている。また、クランプ機構420で把持した基板Wの周囲には、処理液の飛散を防止する洗浄カップ428が配置されており、この洗浄カップ428は図示しないシリンダの作動に伴って上下動するようになっている。
また、洗浄・乾燥装置20は、クランプ機構420で把持した基板Wの表面に処理液を供給する薬液用ノズル430と、基板Wの裏面に純水を供給する複数の純水用ノズル432と、クランプ機構420で把持した基板Wの上方に配置された回転可能なペンシル型洗浄スポンジ434とを備えている。この洗浄スポンジ434は、水平方向に揺動可能な旋回アーム436の自由端に取付けられている。なお、洗浄・乾燥装置20の上部には、装置内にクリーンエアを導入するためのクリーンエア導入口438が設けられている。
このような構成の洗浄・乾燥装置20においては、基板Wをクランプ機構420で把持して回転させ、旋回アーム436を旋回させながら、薬液用ノズル430から処理液を洗浄スポンジ434に向けて供給しつつ、基板Wの表面に洗浄スポンジ434を擦り付けることで、基板Wの表面の洗浄を行うようになっている。そして、純水用ノズル432から基板Wの裏面に純水が供給され、この純水用ノズル432から噴射される純水で基板Wの裏面も同時に洗浄(リンス)される。このようにして洗浄された基板Wは、スピンドル426を高速回転させることでスピン乾燥させられる。
図8にベベルエッチング・裏面洗浄装置22の一例を示す。このベベルエッチング・裏面洗浄装置22は、基板のエッジ(ベベル)部に付着した銅層7(図1参照)のエッチングと裏面洗浄を同時に行い、しかも、基板表面に設けた回路形成部における銅の自然酸化膜の成長を抑えるようにしたもので、有底円筒状の防水カバー920の内部に位置して基板Wをフェースアップでその周縁部の円周方向に沿った複数箇所でスピンチャック921により水平に保持して高速回転させる基板ステージ922と、この基板ステージ922で保持された基板Wの表面側のほぼ中央部上方に配置されたセンタノズル924と、基板Wの周縁部の上方に配置されたエッジノズル926とを備えている。センタノズル924及びエッジノズル926は、それぞれ下向きで配置されている。また基板Wの裏面側のほぼ中央部の下方に位置して、バックノズル928が上向きで配置されている。前記エッジノズル926は、基板Wの直径方向及び高さ方向を移動自在に構成されている。
このエッジノズル926の移動幅Lは、基板の外周端面から中心部方向に任意の位置決めが可能になっていて、基板Wの大きさや使用目的等に合わせて、設定値の入力を行う。通常、2mmから5mmの範囲でエッジカット幅Cを設定し、裏面から表面への液の回り込み量が問題にならない回転数以上であれば、その設定されたカット幅C内の銅層等を除去することができる。
次に、このベベルエッチング・裏面洗浄装置22による洗浄方法について説明する。まず、スピンチャック921を介して基板を基板ステージ922で水平に保持した状態で、基板Wを基板ステージ922と一体に水平回転させる。この状態で、センタノズル924から基板Wの表面側の中央部に酸溶液を供給する。この酸溶液としては非酸化性の酸であればよく、例えばフッ酸、塩酸、硫酸、クエン酸、蓚酸等を用いる。一方、エッジノズル926から基板Wの周縁部に酸化剤溶液を連続的または間欠的に供給する。この酸化剤溶液としては、オゾン水、過酸化水素水、硝酸水、次亜塩素酸ナトリウム水等のいずれかを用いるか、またはそれらの組合せを用いる。
これにより、基板Wの周縁部のエッジカット幅Cの領域では上面及び端面に成膜された銅層等は酸化剤溶液で急速に酸化され、同時にセンタノズル924から供給されて基板の表面全面に拡がる酸溶液によってエッチングされ溶解除去される。このように、基板周縁部で酸溶液と酸化剤溶液を混合させることで、予めそれらの混合水をノズルから供給するのに比べて急峻なエッチングプロフィールを得ることができる。このときそれらの濃度により銅のエッチングレートが決定される。また、基板の表面の回路形成部に銅の自然酸化膜が形成されていた場合、この自然酸化物は基板の回転に伴って基板の表面全面に亘って広がる酸溶液で直ちに除去されて成長することはない。なお、センタノズル924からの酸溶液の供給を停止した後、エッジノズル926からの酸化剤溶液の供給を停止することで、表面に露出しているシリコンを酸化して、銅の付着を抑制することができる。
一方、バックノズル928から基板の裏面中央部に酸化剤溶液とシリコン酸化膜エッチング剤とを同時または交互に供給する。これにより基板Wの裏面側に金属状で付着している銅等を基板のシリコンごと酸化剤溶液で酸化しシリコン酸化膜エッチング剤でエッチングして除去することができる。なおこの酸化剤溶液としては表面に供給する酸化剤溶液と同じものにする方が薬品の種類を少なくする上で好ましい。またシリコン酸化膜エッチング剤としては、フッ酸を用いることができ、基板の表面側の酸溶液もフッ酸を用いると薬品の種類を少なくすることができる。これにより、酸化剤供給を先に停止すれば疎水面が得られ、エッチング剤溶液を先に停止すれば飽水面(親水面)が得られて、その後のプロセスの要求に応じた裏面に調整することもできる。
このように酸溶液すなわちエッチング液を基板に供給して、基板Wの表面に残留する金属イオンを除去した後、更に純水を供給して、純水置換を行ってエッチング液を除去し、その後、スピン乾燥を行う。このようにして基板表面の周縁部のエッジカット幅C内の銅層の除去と裏面の銅汚染除去を同時に行って、この処理を、例えば80秒以内に完了させることができる。なお、エッジのエッジカット幅を任意(2mm〜5mm)に設定することが可能であるが、エッチングに要する時間はカット幅に依存しない。
図9及び図10は、熱処理(アニール)装置26を示す。この熱処理装置26は、基板Wを出し入れするゲート1000を有するチャンバ1002の内部に位置して、基板Wを、例えば400℃に加熱するホットプレート1004と、例えば冷却水を流して基板Wを冷却するクールプレート1006が上下に配置されている。また、クールプレート1006の内部を貫通して上下方向に延び、上端に基板Wを載置保持する複数の昇降ピン1008が昇降自在に配置されている。更に、アニール時に基板Wとホットプレート1004との間に酸化防止用のガスを導入するガス導入管1010と、該ガス導入管1010から導入され、基板Wとホットプレート1004との間を流れたガスを排気するガス排気管1012がホットプレート1004を挟んで互いに対峙する位置に配置されている。
ガス導入管1010は、内部にフィルタ1014aを有するNガス導入路1016内を流れるNガスと、内部にフィルタ1014bを有するHガス導入路1018内を流れるHガスとを混合器1020で混合し、この混合器1020で混合したガスが流れる混合ガス導入路1022に接続されている。
これにより、ゲート1000を通じてチャンバ1002の内部に搬入した基板Wを昇降ピン1008で保持し、昇降ピン1008を該昇降ピン1008で保持した基板Wとホットプレート1004との距離が、例えば0.1〜1.0mm程度となるまで上昇させる。この状態で、ホットプレート1004を介して基板Wを、例えば400℃となるように加熱し、同時にガス導入管1010から酸化防止用のガスを導入して基板Wとホットプレート1004との間を流してガス排気管1012から排気する。これによって、酸化を防止しつつ基板Wをアニールし、このアニールを、例えば数十秒〜60秒程度継続してアニールを終了する。基板の加熱温度は100〜600℃が選択される。
アニール終了後、昇降ピン1008を該昇降ピン1008で保持した基板Wとクールプレート1006との距離が、例えば0〜0.5mm程度となるまで下降させる。この状態で、クールプレート1006内に冷却水を導入することで、基板Wの温度が100℃以下となるまで、例えば10〜60秒程度、基板を冷却し、この冷却終了後の基板を次工程に搬送する。
なお、この例では、酸化防止用のガスとして、Nガスと数%のHガスを混合した混合ガスを流すようにしているが、Nガスのみを流すようにしてもよい。
図11乃至図17は、基板の無電解めっきの前処理を行う前処理装置28を示す。この前処理装置28は、フレーム50の上部に取付けた固定枠52と、この固定枠52に対して相対的に上下動する移動枠54を備えており、この移動枠54に、下方に開口した有底円筒状のハウジング部56と基板ホルダ58とを有する処理ヘッド60が懸架支持されている。つまり、移動枠54には、ヘッド回転用サーボモータ62が取付けられ、このサーボモータ62の下方に延びる出力軸(中空軸)64の下端に処理ヘッド60のハウジング部56が連結されている。
この出力軸64の内部には、図14に示すように、スプライン66を介して該出力軸64と一体に回転する鉛直軸68が挿着され、この鉛直軸68の下端に、ボールジョイント70を介して処理ヘッド60の基板ホルダ58が連結されている。この基板ホルダ58は、ハウジング部56の内部に位置している。また鉛直軸68の上端は、軸受72及びブラケットを介して、移動枠54に固定した固定リング昇降用シリンダ74に連結されている。これにより、この昇降用シリンダ74の作動に伴って、鉛直軸68が出力軸64とは独立に上下動するようになっている。
また、固定枠52には、上下方向に延びて移動枠54の昇降の案内となるリニアガイド76が取付けられ、ヘッド昇降用シリンダ(図示せず)の作動に伴って、移動枠54がリニアガイド76を案内として昇降するようになっている。
処理ヘッド60のハウジング部56の周壁には、この内部に基板Wを挿入する基板挿入窓56aが設けられている。また、処理ヘッド60のハウジング部56の下部には、図16及び図17に示すように、例えばPEEK製のメインフレーム80と、例えばポリエチレン製のガイドフレーム82との間に周縁部を挟持されてシールリング84aが配置されている。このシールリング84aは、基板Wの下面の周縁部に当接し、ここをシールするためのものである。
一方、基板ホルダ58の下面周縁部には、基板固定リング86が固着され、この基板ホルダ58の基板固定リング86の内部に配置したスプリング88の弾性力を介して、円柱状のプッシャ90が基板固定リング86の下面から下方に突出するようになっている。更に、基板ホルダ58の上面とハウジング部56の上壁部との間には、内部を気密的にシールする、例えばテフロン(登録商標)製で屈曲自在な円筒状の蛇腹板92が配置されている。
これにより、基板ホルダ58を上昇させた状態で、基板Wを基板挿入窓56aからハウジング部56の内部に挿入する。すると、この基板Wは、ガイドフレーム82の内周面に設けたテーパ面82aに案内され、位置決めされてシールリング84aの上面の所定の位置に載置される。この状態で、基板ホルダ58を下降させ、この基板固定リング86のプッシャ90を基板Wの上面に接触させる。そして、基板ホルダ58を更に下降させることで、基板Wをスプリング88の弾性力で下方に押圧し、これによって基板Wの表面(下面)の周縁部にシールリング84aで圧接させて、ここをシールしつつ、基板Wをハウジング部56と基板ホルダ58との間で挟持して保持するようになっている。
なお、このように、基板Wを基板ホルダ58で保持した状態で、ヘッド回転用サーボモータ62を駆動すると、この出力軸64と該出力軸64の内部に挿着した鉛直軸68がスプライン66を介して一体に回転し、これによって、ハウジング部56と基板ホルダ58も一体に回転する。
処理ヘッド60の下方に位置して、該処理ヘッド60の外径よりもやや大きい内径を有する上方に開口した、外槽100aと内槽100bを有する処理槽100が備えられている。処理槽100の外周部には、蓋体102に取付けた一対の脚部104が回転自在に支承されている。更に、脚部104には、クランク106が一体に連結され、このクランク106の自由端は、蓋体移動用シリンダ108のロッド110に回転自在に連結されている。これにより、蓋体移動用シリンダ108の作動に伴って、蓋体102は、処理槽100の上端開口部を覆う処理位置と、側方の待避位置との間を移動するように構成されている。この蓋体102の表面(上面)には、下記のように、例えば還元力を有する電解イオン水を外方(上方)に向けて噴射する多数の噴射ノズル112aを有するノズル板112が備えられている。
更に、図17に示すように、処理槽100の内槽100bの内部には、薬液タンク120から薬液ポンプ122の駆動に伴って供給された薬液を上方に向けて噴射する複数の噴射ノズル124aを有するノズル板124が、該噴射ノズル124aが内槽100bの横断面の全面に亘ってより均等に分布した状態で配置されている。この内槽100bの底面には、薬液(排液)を外部に排出する排水管126が接続されている。この排水管126の途中には、三方弁128が介装され、この三方弁128の一つの出口ポートに接続された戻り管130を介して、必要に応じて、この薬液(排液)を薬液タンク120に戻して再利用できるようになっている。更に、この例では、蓋体102の表面(上面)に設けられたノズル板112は、例えば純水等のリンス液を供給するリンス液供給源132に接続されている。また、外槽100aの底面にも、排水管127が接続されている。
これにより、基板を保持した処理ヘッド60を下降させて、処理槽100の上端開口部を処理ヘッド60で塞ぐように覆い、この状態で、処理槽100の内槽100bの内部に配置したノズル板124の噴射ノズル124aから薬液を基板Wに向けて噴射することで、基板Wの下面(処理面)の全面に亘って薬液を均一に噴射し、しかも薬液の外部への飛散を防止しつつ薬液を排水管126から外部に排出できる。更に、処理ヘッド60を上昇させ、処理槽100の上端開口部を蓋体102で閉塞した状態で、処理ヘッド60で保持した基板Wに向けて、蓋体102の上面に配置したノズル板112の噴射ノズル112aからリンス液を噴射することで、基板表面に残った薬液のリンス処理(洗浄処理)を行い、しかもこのリンス液は外槽100aと内槽100bの間を通って、排水管127を介して排出されるので、内槽100bの内部に流入することが防止され、リンス液が薬液に混ざらないようになっている。
この前処理装置28によれば、図11に示すように、処理ヘッド60を上昇させた状態で、この内部に基板Wを挿入して保持し、しかる後、図12に示すように、処理ヘッド60を下降させて処理槽100の上端開口部を覆う位置に位置させる。そして、処理ヘッド60を回転させて、処理ヘッド60で保持した基板Wを回転させながら、処理槽100の内部に配置したノズル板124の噴射ノズル124aから薬液を基板Wに向けて噴射することで、基板Wの全面に亘って薬液を均一に噴射する。また、処理ヘッド60を上昇させて所定位置で停止させ、図13に示すように、待避位置にあった蓋体102を処理槽100の上端開口部を覆う位置まで移動させる。そして、この状態で、処理ヘッド60で保持して回転させた基板Wに向けて、蓋体102の上面に配置したノズル板112の噴射ノズル112aからリンス液を噴射する。これにより、基板Wの薬液による処理と、リンス液によるリンス処理とを、2つの液体が混ざらないようにしながら行うことができる。
なお、処理ヘッド60の下降位置を調整して、この処理ヘッド60で保持した基板Wとノズル板124との距離を調整することで、ノズル板124の噴射ノズル124aから噴射された薬液が基板Wに当たる領域や噴射圧を任意に調整することができる。ここで、薬液等の前処理液を循環させて使用すると、処理に伴って有効成分が減少するとともに、基板に付着することによる前処理液(薬液)の持ち出しがあるので、前処理液の組成を分析し、不足分を添加するための前処理液管理ユニット(図示せず)を併置することが好ましい。具体的には、清浄化に使われる薬液は、酸乃至アルカリが主体であるので、例えばpHを測定し、所定の値との差から減少分を補給するとともに、薬液貯槽に設けた液面計により減少量を補給することができる。また、触媒液については、たとえば酸性のパラジウム溶液の場合には、pHにより酸の量を、また滴定法ないし比濁法によりパラジウムの量を測定し、同様にして減少量を補給することができる。
図18乃至図24に無電解めっき装置30を示す。この無電解めっき装置30は、図1(d)に示す保護膜9を形成するためのものであり、めっき槽200(図22及び図24参照)と、このめっき槽200の上方に配置されて基板Wを着脱自在に保持する基板ヘッド204を有している。
基板ヘッド204は、図18に詳細に示すように、ハウジング部230とヘッド部232とを有し、このヘッド部232は、吸着ヘッド234と該吸着ヘッド234の周囲を囲繞する基板受け236から主に構成されている。そして、ハウジング部230の内部には、基板回転用モータ238と基板受け駆動用シリンダ240が収納され、この基板回転用モータ238の出力軸(中空軸)242の上端はロータリジョイント244に、下端はヘッド部232の吸着ヘッド234にそれぞれ連結され、基板受け駆動用シリンダ240のロッドは、ヘッド部232の基板受け236に連結されている。更に、ハウジング部230の内部には、基板受け236の上昇を機械的に規制するストッパ246が設けられている。
ここで、吸着ヘッド234と基板受け236との間には、同様なスプライン構造が採用され、基板受け駆動用シリンダ240の作動に伴って基板受け236は吸着ヘッド234と相対的に上下動するが、基板回転用モータ238の駆動によって出力軸242が回転すると、この出力軸242の回転に伴って、吸着ヘッド234と基板受け236が一体に回転するように構成されている。
吸着ヘッド234の下面周縁部には、図19乃至図21に詳細に示すように、下面をシール面として基板Wを吸着保持する吸着リング250が押えリング251を介して取付けられ、この吸着リング250の下面に円周方向に連続させて設けた凹状部250aと吸着ヘッド234内を延びる真空ライン252とが吸着リング250に設けた連通孔250bを介して互いに連通するようになっている。これにより、凹状部250a内を真空引きすることで、基板Wを吸着保持するのであり、このように、小さな幅(径方向)で円周状に真空引きして基板Wを保持することで、真空による基板Wへの影響(たわみ等)を最小限に抑え、しかも吸着リング250をめっき液(処理液)中に浸すことで、基板Wの表面(下面)のみならず、エッジについても、全てめっき液に浸すことが可能となる。基板Wのリリースは、真空ライン252にNを供給して行う。
一方、基板受け236は、下方に開口した有底円筒状に形成され、その周壁には、基板Wを内部に挿入する基板挿入窓236aが設けられ、下端には、内方に突出する円板状の爪部254が設けられている。更に、この爪部254の上部には、基板Wの案内となるテーパ面256aを内周面に有する突起片256が備えられている。
これにより、図19に示すように、基板受け236を下降させた状態で、基板Wを基板挿入窓236aから基板受け236の内部に挿入する。すると、この基板Wは、突起片256のテーパ面256aに案内され、位置決めされて爪部254の上面の所定位置に載置保持される。この状態で、基板受け236を上昇させ、図20に示すように、この基板受け236の爪部254上に載置保持した基板Wの上面を吸着ヘッド234の吸着リング250に当接させる。次に、真空ライン252を通して吸着リング250の凹状部250aを真空引きすることで、基板Wの上面の周縁部を該吸着リング250の下面にシールしながら基板Wを吸着保持する。そして、めっき処理を行う際には、図21に示すように、基板受け236を数mm下降させ、基板Wを爪部254から離して、吸着リング250のみで吸着保持した状態となす。これにより、基板Wの表面(下面)の周縁部が、爪部254の存在によってめっきされなくなることを防止することができる。
図22は、めっき槽200の詳細を示す。このめっき槽200は、底部において、めっき液供給管308(図24参照)に接続され、周壁部にめっき液回収溝260が設けられている。めっき槽200の内部には、ここを上方に向かって流れるめっき液の流れを安定させる2枚の整流板262,264が配置され、更に底部には、めっき槽200の内部に導入されるめっき液の液温を測定する温度測定器266が設置されている。また、めっき槽200の周壁外周面のめっき槽200で保持しためっき液の液面よりやや上方に位置して、直径方向のやや斜め上方に向けてめっき槽200の内部に、pHが6〜7.5の中性液からなる停止液、例えば純水を噴射する噴射ノズル268が設置されている。これにより、めっき終了後、ヘッド部232で保持した基板Wをめっき液の液面よりやや上方まで引き上げて一旦停止させ、この状態で、基板Wに向けて噴射ノズル268から純水(停止液)を噴射して基板Wを直ちに冷却し、これによって、基板Wに残っためっき液によってめっきが進行してしまうことを防止することができる。
更に、めっき槽200の上端開口部には、アイドリング時等のめっき処理の行われていない時に、めっき槽200の上端開口部を閉じて該めっき槽200からのめっき液の無駄な蒸発を防止するめっき槽カバー270が開閉自在に設置されている。
このめっき槽200は、図24に示すように、底部において、めっき液貯槽302から延び、途中にめっき液供給ポンプ304と三方弁306とを介装しためっき液供給管308に接続されている。これにより、めっき処理中にあっては、めっき槽200の内部に、この底部からめっき液を供給し、溢れるめっき液をめっき液回収溝260からめっき液貯槽302へ回収することで、めっき液が循環できるようになっている。また、三方弁306の一つの出口ポートには、めっき液貯槽302に戻るめっき液戻り管312が接続されている。これにより、めっき待機時にあっても、めっき液を循環させることができるようになっており、これによって、めっき液循環系が構成されている。このように、めっき液循環系を介して、めっき液貯槽302内のめっき液を常時循環させることにより、単純にめっき液を貯めておく場合に比べてめっき液の濃度の低下率を減少させ、基板Wの処理可能数を増大させることができる。
特に、この例では、めっき液供給ポンプ304を制御することで、めっき待機時及びめっき処理時に循環するめっき液の流量を個別に設定できるようになっている。すなわち、めっき待機時のめっき液の循環流量は、例えば2〜20L/minで、めっき処理時のめっき液の循環流量は、例えば0〜10L/minに設定される。これにより、めっき待機時にめっき液の大きな循環流量を確保して、セル内のめっき浴の液温を一定に維持し、めっき処理時には、めっき液の循環流量を小さくして、より均一な膜厚の保護膜(めっき膜)を成膜することができる。
めっき槽200の底部付近に設けられた温度測定器266は、めっき槽200の内部に導入されるめっき液の液温を測定して、この測定結果を元に、下記のヒータ316及び流量計318を制御する。
つまり、この例では、別置きのヒータ316を使用して昇温させ流量計318を通過させた水を熱媒体に使用し、熱交換器320をめっき液貯槽302内のめっき液中に設置して該めっき液を間接的に加熱する加熱装置322と、めっき液貯槽302内のめっき液を循環させて攪拌する攪拌ポンプ324が備えられている。これは、めっきにあっては、めっき液を高温(約80℃程度)にして使用することがあり、これと対応するためであり、この方法によれば、インライン・ヒーティング方式に比べ、非常にデリケートなめっき液に不要物等が混入するのを防止することができる。
図23は、めっき槽200の側方に付設されている洗浄槽202の詳細を示す。この洗浄槽202の底部には、純水等のリンス液を上方に向けて噴射する複数の噴射ノズル280がノズル板282に取付けられて配置され、このノズル板282は、ノズル上下軸284の上端に連結されている。更に、このノズル上下軸284は、ノズル位置調整用ねじ287と該ねじ287と螺合するナット288との螺合位置を変えることで上下動し、これによって、噴射ノズル280と該噴射ノズル280の上方に配置される基板Wとの距離を最適に調整できるようになっている。
更に、洗浄槽202の周壁外周面の噴射ノズル280より上方に位置して、直径方向のやや斜め下方に向けて洗浄槽202の内部に純水等の洗浄液を噴射して、基板ヘッド204のヘッド部232の、少なくともめっき液に接液する部分に洗浄液を吹き付けるヘッド洗浄ノズル286が設置されている。
この洗浄槽202にあっては、基板ヘッド204のヘッド部232で保持した基板Wを洗浄槽202内の所定の位置に配置し、噴射ノズル280から純水等の洗浄液(リンス液)を噴射して基板Wを洗浄(リンス)するのであり、この時、ヘッド洗浄ノズル286から純水等の洗浄液を同時に噴射して、基板ヘッド204のヘッド部232の、少なくともめっき液に接液する部分を該洗浄液で洗浄することで、めっき液に浸された部分に析出物が蓄積してしまうことを防止することができる。
この無電解めっき装置30にあっては、基板ヘッド204を上昇させた位置で、前述のようにして、基板ヘッド204のヘッド部232で基板Wを吸着保持し、めっき槽200のめっき液を循環させておく。
そして、めっき処理を行うときには、めっき槽200のめっき槽カバー270を開き、基板ヘッド204を回転させながら下降させ、ヘッド部232で保持した基板Wをめっき槽200内のめっき液に浸漬させる。
そして、基板Wを所定時間めっき液中に浸漬させた後、基板ヘッド204を上昇させて、基板Wをめっき槽200内のめっき液から引き上げ、必要に応じて、前述のように、基板Wに向けて噴射ノズル268から純水(停止液)を噴射して基板Wを直ちに冷却し、更に基板ヘッド204を上昇させて基板Wをめっき槽200の上方位置まで引き上げて、基板ヘッド204の回転を停止させる。
次に、基板ヘッド204のヘッド部232で基板Wを吸着保持したまま、基板ヘッド204を洗浄槽202の直上方位置に移動させる。そして、基板ヘッド204を回転させながら洗浄槽202内の所定の位置まで下降させ、噴射ノズル280から純水等の洗浄液(リンス液)を噴射して基板Wを洗浄(リンス)し、同時に、ヘッド洗浄ノズル286から純水等の洗浄液を噴射して、基板ヘッド204のヘッド部232の、少なくともめっき液に接液する部分を該洗浄液で洗浄する。
この基板Wの洗浄が終了した後、基板ヘッド204の回転を停止させ、基板ヘッド204を上昇させて基板Wを洗浄槽202の上方位置まで引き上げ、更に基板ヘッド204を搬送ロボット16との受渡し位置まで移動させ、この搬送ロボット16に基板Wを受渡して次工程に搬送する。
この無電解めっき装置30には、図24に示すように、無電解めっき装置30が保有するめっき液の液量を計測するとともに、例えば吸光光度法、滴定法、電気化学的測定などでめっき液の組成を分析し、めっき液中の不足する成分を補給するめっき液管理ユニット330が備えられている。そして、これらの分析結果を信号処理してめっき液中の不足する成分を、図示しない補給槽から定量ポンプなどを使ってめっき液貯槽302へ補給してめっき液の液量と組成を管理するようになっており、これによって、薄膜めっきを再現性良く実現できる。
このめっき液管理ユニット330は、無電解めっき装置30が保有するめっき液の溶存酸素を、例えば電気化学的方法等により測定する溶存酸素濃度計332を有しており、この溶存酸素濃度計332の指示により、例えば脱気、窒素吹き込みその他の方法でめっき液中の溶存酸素濃度を一定に管理することができるようになっている。このように、めっき液中の溶存酸素濃度を一定に管理することで、めっき反応を再現性良く実現することができる。
なお、めっき液を繰り返し利用すると、外部からの持ち込みやそれ自身の分解によってある特定成分が蓄積し、めっきの再現性や膜質の劣化につながることがある。このような特定成分を選択的に除去する機構を追加することにより、液寿命の延長と再現性の向上を図ることができる。
図25は、研磨装置(CMP装置)32の一例を示す。この研磨装置32は、上面に研磨布(研磨パッド)820を貼付して研磨面を構成する研磨テーブル822と、基板Wをその被研磨面を研磨テーブル822に向けて保持するトップリング824とを備えている。そして、研磨テーブル822とトップリング824とをそれぞれ自転させ、研磨テーブル822の上方に設置された砥液ノズル826より砥液を供給しつつ、トップリング824により基板Wを一定の圧力で研磨テーブル822の研磨布820に押圧することで、基板Wの表面を研磨するようになっている。なお、研磨パッドとして、予め砥粒を入れた固定砥粒方式を採用したものを使用してもよい。
このようなCMP装置を用いて研磨作業を継続すると研磨布820の研磨面の研磨力が低下するが、この研磨力を回復させるために、ドレッサー828を設け、このドレッサー828によって、研磨する基板Wの交換時などに研磨布820の目立て(ドレッシング)が行われている。このドレッシング処理においては、ドレッサー328のドレッシング面(ドレッシング部材)を研磨テーブル822の研磨布820に押圧しつつ、これらを自転させることで、研磨面に付着した砥液や切削屑を除去すると共に、研磨面の平坦化及び目立てが行なわれ、研磨面が再生される。また、研磨テーブル822に基板の表面の状態を監視するモニタを取付け、その場(In-situ)で研磨の終点(エンドポイント)を検出してもよく、またその場(In-situ)で基板の仕上がり状態を検査するモニタを取付けてもよい。
図26及び図27は、反転機を備えた膜厚測定器24を示す。同図に示すように、この膜厚測定器24は反転機339を備え、この反転機339は、反転アーム353,353を備えている。この反転アーム353,353は、基板Wの外周をその左右両側から挟み込んで保持し、これを180°回動することで反転させる機能を有する。そしてこの反転アーム353,353(反転ステージ)の直下に円形の取付け台355を設置し、取付け台355上に複数の膜厚センサSを設置する。取付け台355は駆動機構357によって上下動自在に構成されている。
そして基板Wの反転時には、取付け台355は、基板Wの下方の実線の位置に待機しており、反転の前又は後に点線で示す位置まで上昇して膜厚センサSを反転アーム353,353に把持した基板Wに接近させ、その膜厚を測定する。
この例によれば、搬送ロボットのアームなどの制約がないため、取付け台355上の任意の位置に膜厚センサSを設置できる。また、取付け台355は上下動自在な構成となっているので、測定時に基板Wとセンサ間の距離を調整することも可能である。また、検出目的に応じた複数の種類のセンサを取付けて、各々のセンサの測定毎に基板Wと各センサ間の距離を変更することも可能である。但し取付け台355が上下動するため、測定時間をやや要することになる。
ここで、膜厚センサSとして、例えば渦電流センサが使用される。渦電流センサは渦電流を発生させ、基板Wを導通して帰ってきた電流の周波数や損失を検出することにより膜厚を測定するものであり、非接触で用いられる。更に膜厚センサSとしては、光学的センサも好適である。光学的センサは、試料に光を照射し、反射する光の情報から膜厚を直接的に測定することができるものであり、金属膜だけでなく酸化膜などの絶縁膜の膜厚測定も可能である。膜厚センサSの設置位置は図示のものに限定されず、測定したい箇所に任意の個数を取付ける。
次に、このように構成された基板処理装置によって、図1(a)に示す、導電体層してのシード層6を形成した基板に銅配線を形成する一連の処理を、図28を更に参照して説明する。
先ず、表面にシード層6を形成した基板Wを搬送ボックス10から一枚ずつ取出し、ロード・アンロードステーション14に搬入する。そして、このロード・アンロードステーション14に搬入した基板Wを搬送ロボット16で膜厚測定器24に搬送し、この膜厚測定器24でイニシャル膜厚(シード層6の膜厚)を測定し、しかる後、必要に応じて、基板を反転させてめっき装置18に搬送し、このめっき装置18で、図1(b)に示すように、基板Wの表面に銅層7を堆積させて、銅の埋込みを行う。
そして、この銅層7を形成した基板を、搬送ロボット16で洗浄・乾燥装置20に搬送して、基板Wの純水による洗浄を行ってスピン乾燥させるか、またはめっき装置18にスピン乾燥機能が備えられている場合には、このめっき装置18で基板Wのスピン乾燥(液切り)を行って、この乾燥後の基板をベベルエッチング・裏面洗浄装置22に搬送する。
このベベルエッチング・裏面洗浄装置22では、基板Wのベベル(エッジ)部に付着した不要な銅をエッチング除去すると同時に、基板の裏面を純水等で洗浄し、しかる後、前述と同様に、搬送ロボット16で洗浄・乾燥装置20に搬送して、基板Wの純水による洗浄を行ってスピン乾燥させるか、またはベベルエッチング・裏面洗浄装置22にスピン乾燥機能が備えられている場合には、このベベルエッチング・裏面洗浄装置22で基板Wのスピン乾燥を行って、この乾燥後の基板を、搬送ロボット16で熱処理装置26に搬送する。
この熱処理装置26で基板Wの熱処理(アニール)を行う。そして、この熱処理後の基板Wを搬送ロボット16で膜厚測定器24に搬送し、ここで銅の膜厚を測定し、この測定結果と前述のイニシャル膜厚の測定結果との差から、銅層7(図1(b)参照)の膜厚を求め、この測定後の膜厚によって、例えば次に基板に対するめっき時間を調整し、また膜厚が不足する場合には、再度めっきによる銅の追加の成膜を行う。そして、この膜厚測定後の基板Wを、搬送ロボット16により研磨装置32に搬送する。
この研磨装置32で、図1(c)に示すように、基板Wの表面に堆積した不要な銅層7及びシード層6を研磨除去して、基板Wの表面を平坦化する。この時、例えば、膜厚や基板の仕上がり具合をモニタで検査し、このモニタで終点(エンドポイント)を検知した時に、研磨を終了する。そして、この研磨後の基板Wを搬送ロボット16で洗浄・乾燥装置20に搬送し、この洗浄・乾燥装置20で基板表面を薬液で洗浄し、更に純水で洗浄(リンス)した後、高速回転させてスピン乾燥させる。そして、このスピン乾燥後の基板Wを搬送ロボット16で前処理装置28に搬送する。
この前処理装置28で、例えば基板表面へのPd触媒の付着や、基板の露出表面に付着した酸化膜の除去等の少なくとも一方のめっき前処理を行う。そして、このめっき前処理後の基板を、前述のように、搬送ロボット16で洗浄・乾燥装置20に搬送して、基板Wの純水による洗浄を行ってスピン乾燥させるか、または前処理装置28にスピン乾燥機能が備えられている場合には、この前処理装置28で基板Wのスピン乾燥(液切り)を行って、この乾燥後の基板を搬送ロボット16で無電解めっき装置30に搬送する。
この無電解めっき装置30で、図1(d)に示すように、露出した配線8の表面に、例えば無電解Co−W−Pめっきを施して、配線8の外部への露出表面に、Co−W−P合金膜からなる保護膜(めっき膜)9を選択的に形成して配線8を保護する。この保護膜9の膜厚は、0.1〜500nm、好ましくは、1〜200nm、更に好ましくは、10〜100nm程度である。この時、例えば、保護膜9の膜厚をモニタして、この膜厚が所定の値に達した時、つまり終点(エンドポイント)を検知した時に、無電解めっきを終了する。
そして、無電解めっきが終了した基板を、搬送ロボット16で洗浄・乾燥装置20に搬送し、この洗浄・乾燥装置20で基板表面を薬液で洗浄し、更に純水で洗浄(リンス)した後、高速回転させてスピン乾燥させる。そして、このスピン乾燥後の基板Wを搬送ロボット16でロード・アンロードステーション14を経由して搬送ボックス10内に戻す。
なお、この例は、配線材料として、銅を使用した例を示しているが、この銅の他に、銅合金、銀及び銀合金等を使用してもよい。
半導体装置における配線形成例を工程順に示す図である。 本発明の実施の形態のめっき装置を備えた基板処理装置の平面図である。 図2に示すめっき装置の平面図である。 図2に示すめっき装置でめっきを行っている時の状態の要部を示す概略断面図である。 本発明の他の実施の形態のめっき装置の要部を示す概略縦断面図である。 図2に示す洗浄・乾燥装置の一例を示す縦断正面図である。 同じく、平面図である。 図2に示すベベルエッチング・裏面洗浄装置の一例を示す概略図である。 図2に示す熱処理装置の一例を示す縦断正面図である。 同じく、平断面図である。 図2に示す前処理装置の基板受渡し時における正面図である。 同じく、薬液処理時における正面図である。 同じく、リンス時における正面図である。 同じく、基板受渡し時における処理ヘッドを示す断面図である。 同じく、図14のA部拡大図である。 同じく、基板固定時における図15相当図である。 同じく、系統図である。 図2に示す無電解めっき装置の基板受渡し時における基板ヘッドを示す断面図である。 同じく、図18のB部拡大図である。 同じく、基板固定時における基板ヘッドを示す図19相当図である。 同じく、めっき処理時における基板ヘッドを示す図19相当図である。 同じく、めっき槽カバーを閉じた時のめっき槽を示す一部切断の正面図である。 同じく、洗浄槽を示す断面図である。 同じく、系統図である。 図2に示す研磨装置の一例を示す概要図である。 図2に示す膜厚測定器における反転機付近の概略正面図である。 同じく、反転アーム部分の平面図である。 図2に示す基板処理装置における処理フロー図である。
符号の説明
3 微孔(微細凹部)
4 配線溝(微細凹部)
6 シード層(導電体層)
7 銅層
8 配線
9 保護膜
10 搬送ボックス
12 装置フレーム
14 ロード・アンロードステーション
16 搬送ロボット
18 めっき装置
20 洗浄・乾燥装置
22 ベベルエッチング・裏面洗浄装置
24 膜厚測定器
26 熱処理装置
28 前処理装置
30 無電解めっき装置
32 研磨装置
58 基板ホルダ
60 処理ヘッド
100 処理槽
102 蓋体
200 めっき槽
202 洗浄槽
204 基板ヘッド
230 ハウジング部
232 ヘッド部
234 吸着ヘッド
270 めっき槽カバー
320 熱交換器
322 加熱装置
422 基板ステージ
500 めっき処理部
502 アイドリングステージ
506 揺動アーム
508 電極ヘッド
510 電極アーム部
516 基板ステージ
518 カソード部
524 カソード電極
526 シール材
530 ハウジング
534 電気的抵抗体
536 アノード
538 アノード液
540 アノード液室
550 めっき液
552 めっき液導入管
554 アノード液吸引管
556 電源
560 イオン交換体
820 研磨布
822 研磨テーブル
824 トップリング
922 基板ステージ
924 センタノズル
926 エッジノズル
928 バックノズル
1002 チャンバ
1004 ホットプレート
1006 クールプレート

Claims (11)

  1. 基板の表面の少なくとも一部に形成された導電体層とアノードとの間に電気的抵抗体を配置し、
    前記導電体層とアノードとの間の導電体層側に25〜75g/Lの銅イオンと0.4モル/L以上の有機酸または無機酸を含有するめっき液を、前記アノード側に前記めっき液と同じ組成、または0〜75g/Lの銅イオンと0.6モル/L以下の有機酸または無機酸を含有するアノード液をそれぞれ導入して、前記導電体層と前記アノードとの間を前記めっき液と前記アノード液からなるめっき浴で満たし、
    前記導電体層とアノードとの間に電圧を印加して該導電体層の表面にめっきを行うことを特徴とするめっき方法。
  2. 前記アノード液の電気伝導度を測定し、前記アノード液に、少なくとも純水、有機酸または無機酸のいずれかを添加して、めっき開始時における前記アノード液の電気伝導度を200mS/cm以下の一定値に保つことを特徴とする請求項1記載のめっき方法。
  3. 前記めっき液及び前記アノード液として、硫酸、アルカンスルホン酸またはアルカノールスルホン酸を含む溶液を用いることを特徴とする請求項1または2記載のめっき方法。
  4. 前記めっき液及び前記アノード液の銅イオン源として、硫酸銅、酸化銅、塩化銅、炭酸銅、ピロリン酸銅、アルカンスルホン酸銅、アルカノールスルホン酸銅及び有機酸銅から選ばれる少なくとも1種の銅化合物を使用することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のめっき方法。
  5. 前記めっき液及び前記アノード液として、硫酸と硫酸銅を含み、58g/L以下の銅イオンを含有する溶液をそれぞれ用いることを特徴とする請求項1または2記載のめっき方法。
  6. 前記アノード液を管理するために、導電率を用いることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のめっき方法。
  7. 前記めっき液と前記カソード液とを、イオン交換体を介して互いに分離することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のめっき方法。
  8. 基板を保持する基板ステージと、
    前記基板ステージで保持した基板の被めっき面の周縁部に当接して該周縁部を水密的にシールするシール材と、該基板と接触して通電させるカソード電極とを備えたカソード部と、
    前記カソード部の上方に上下動自在に配置され、アノードと保水性を有する電気的抵抗体とを上下に備えた電極ヘッドと、
    前記電気的抵抗体と前記基板ステージで保持した基板の被めっき面との間にめっき液を導入するめっき液導入手段と、
    前記アノードと前記電気的抵抗体との間にアノード液を導入するアノード液導入手段と、
    前記カソード電極と前記アノードとの間にめっき電圧を印加する電源とを有することを特徴とするめっき装置。
  9. 電気的抵抗体と前記アノードまたは前記基板ステージで保持した基板との間に隔壁を配置したことを特徴とする請求項8記載のめっき装置。
  10. 前記隔壁は、イオン交換体からなることを特徴とする請求項9記載のめっき装置。
  11. 前記電気抵抗体の一部または全部にイオン交換体としての機能を付加したことを特徴とする請求項8記載のめっき装置。
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