JPH11242638A - データ処理システム - Google Patents

データ処理システム

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Publication number
JPH11242638A
JPH11242638A JP10042324A JP4232498A JPH11242638A JP H11242638 A JPH11242638 A JP H11242638A JP 10042324 A JP10042324 A JP 10042324A JP 4232498 A JP4232498 A JP 4232498A JP H11242638 A JPH11242638 A JP H11242638A
Authority
JP
Japan
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data
cpu
circuit
unit
parity
Prior art date
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Application number
JP10042324A
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English (en)
Inventor
Yuji Ito
祐二 伊藤
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Ando Electric Co Ltd
Original Assignee
Ando Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11242638A publication Critical patent/JPH11242638A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パラレルバスに接続される制御ユ
ニットと制御対象ユニット間で行われる各種データ送受
信の異常検出を迅速かつ確実にし、データ送受信の異常
発生に伴う各ユニットにおける誤動作を回避可能に構成
されたデータ処理システムを提供することを目的とす
る。 【解決手段】 CPU2では、検出回路4から入力され
る割込信号の“1”から“0”への状態変化によりデー
タ送信に異常が発生したか否かが判断されるので、変化
がない場合はデータ送信が正常であると判定されてデー
タ通信処理が継続され、変化があった場合はデータ送信
に異常が発生したと判断されて、制御対象ユニット10
のIO15に接続される制御機器に対して当該送信デー
タが出力されず破棄されるように、IO制御回路14に
対するWR信号の出力が停止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、それぞれ異なる処
理機能を有する複数の機能ユニットが1つのパラレルバ
スに接続され、これらの機能ユニット間のデータの送受
信の制御を別の制御ユニットに搭載されたCPUにより
行うデータ処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、それぞれが異なるデータ処理機能
を有する複数のユニットが1つのバックボード上に実装
され、これらのユニット間のデータの送受信をユニット
間のバスの簡略化により共通のパラレルバスで接続され
たデータ処理システムがある。このようなデータ処理シ
ステムでは、例えば、これらのユニットとは別のユニッ
トに搭載されているCPUによりユニット間におけるデ
ータ送受信を制御するものがある。
【0003】このような構成のデータ処理システムにお
けるデータ送受信制御では、データ送受信の誤りを原因
とする障害発生を迅速に検出して誤動作を防止する必要
があり、このためユニット間でデータ送受信状態を相互
監視するデータ通信制御方式が利用されている。このデ
ータ通信制御方式を適用したデータ処理システムの具体
例を図5に示して説明する。
【0004】図5に示すデータ処理システムでは、別ユ
ニットに搭載されたCPU21からデータバス26を介
して接続されたユニットにデータを送出する際には、演
算回路22により、そのデータにパリティ演算した結果
を示すパリティビットを付加して送出する。そして、デ
ータを受信したユニットでは、CPU21から送出され
たデータをIO25で受信するとともに、演算回路24
により受信データを再びパリティ演算して、その演算結
果をCPU21に返送する。
【0005】CPU21は、返送されたパリティ演算結
果を受信すると、そのパリティ演算結果と先に送出した
パリティ演算結果とを比較回路23で比較し、その比較
結果に応じてデータ送受信の正否を判定する判定信号を
出力させている。このパリティ演算による判定により、
CPUでは、データの送受信の異常を迅速に検出し、受
信したデータに対しては破棄するような適切な処理を行
うことができる。
【0006】また、上記のようなユニット同士が1対1
で接続された他のデータ処理システムとしては、通信装
置を利用したデータ処理システムもあるが、年々、通信
装置を利用したデータ処理システムは多機能・高集積化
が要求されており、そのデータ処理システムで動作させ
るユニットの数は、1対1から1対nと増える傾向にあ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複数の
ユニットがパラレルバスに接続され、ユニット間でデー
タが送受信される際に、上記パリティ演算によりデータ
受信の正否を判定させることは、その送受信データがど
のユニットに対するのものなのかを判定することが不可
能であるため、1対nでのユニット接続におけるデータ
送受信の監視には不向きである。
【0008】すなわち、上記データ処理システムにおけ
るデータ送受信の異常検出処理は、CPU21が搭載さ
れたユニットと、制御対象となるユニットとが、1対1
のパラレルバスで接続されている構成のものについては
有効となるが、複数のユニットがパラレルバスに接続さ
れてデータの送受信を行っているデータ処理システムの
場合は、データのパリティ演算だけではデータの送受信
の正否の判断は不十分であり、別のユニットから送信さ
れるデータにより、更に誤動作を発生させる恐れがあっ
た。
【0009】さらに、上記従来のユニット間のデータ送
受信の正否を、別ユニットに搭載されたCPUによるパ
リティ演算により監視する方式では、そのCPUがユニ
ット間で送受信される全ての各データを監視しているた
め、そのデータの送受信の処理能力は、CPUにおける
ソフトウェアの処理、あるいはCPUの処理性能に左右
されてしまうため、データ送受信の対象となるユニット
本来のデータ伝送能力を発揮できないという問題も発生
していた。
【0010】本発明は、上記問題に鑑みてなされたもの
であり、パラレルバスに接続される制御ユニットと制御
対象ユニット間で行われる各種データ送受信の異常検出
を迅速かつ確実にし、データ送受信の異常発生に伴う各
ユニットにおける誤動作を回避可能に構成されたデータ
処理システムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
複数の制御対象ユニットと少なくとも1つの制御ユニッ
トとが共通バスに接続され、該制御ユニットはCPUを
備え、該CPUは、その共通バスを使用して各制御対象
ユニット相互間における各種データの送受信を制御する
データ処理システムにおいて、前記制御ユニット及び前
記各制御対象ユニットは、前記CPUにより前記共通バ
スを介して該各ユニット間で送受信される前記各種デー
タをパリティ演算する演算回路をそれぞれ備え、前記制
御ユニットは、自己の演算回路で演算されたパリティ演
算結果と、前記各制御対象ユニット内の演算回路で演算
されたパリティ演算結果と、が一致か不一致かを検出
し、この検出結果を前記CPUに出力する検出回路と、
を更に備え、前記CPUは、前記検出回路から入力され
る検出結果が不一致である場合に、前記制御対象ユニッ
トに対するデータの送受信に異常が発生したことを認識
することを特徴としている。
【0012】したがって、制御ユニット内のCPUで
は、ソフト処理により制御対象ユニットとの間のデータ
送受信に異常が発生したことを検出する場合よりも速
く、ハード構成により制御対象ユニットとの間のデータ
送受信に発生する異常を直ちに検出することができ、C
PUはデータ送受信の異常に直ちに対応することが可能
となり、データ処理システムの信頼性を向上させること
ができる。また、CPUの処理速度に左右されることな
く制御対象ユニット間では、本来のデータ伝送能力さ発
揮せることが可能となる。
【0013】この場合、上記目的は、例えば、請求項2
に記載する発明のように、請求項1記載のデータ処理シ
ステムにおいて、前記検出回路は、前記各制御対象ユニ
ット内の演算回路で演算された各種データのパリティ演
算結果を示す信号が入力される信号ライン上に、この信
号ラインの電位を固定する抵抗器を接続し、前記データ
送受信中に前記共通バスに接続された前記制御対象ユニ
ットが外されて前記信号ラインが開放された場合、前記
抵抗器により当該信号ラインの電位を固定し、自己の前
記演算回路によるパリティ演算結果との検出結果を強制
的に不一致にさせて、前記CPUに異常を検出させるこ
とが有効である。
【0014】したがって、制御ユニット内のCPUで
は、ソフト処理により制御対象ユニットが抜かれたこと
を検出する場合よりも速く、ハード構成により制御対象
ユニットが抜かれたことの異常を直ちに検出することが
でき、受信データの誤検出を回避することができる。そ
の結果、データ処理システムの信頼性を向上させること
ができる。
【0015】また、請求項3に記載する発明のように、
請求項1あるいは2記載のデータ処理システムにおい
て、前記共通バスは、少なくともアドレスバスを含んで
構成され、前記制御ユニット内のCPUは、このアドレ
スバスを介して前記各制御対象ユニットに対してアドレ
スデータを送出し、当該制御ユニット内の前記演算回路
は、当該CPUからアドレスバスを介して送出されるア
ドレスデータをパリティ演算し、前記制御対象ユニット
は、自己の前記演算回路により前記CPUからアドレス
バスを介して送出されるアドレスデータをパリティ演算
し、前記制御ユニット内の演算回路により演算されたパ
リティ演算結果と、自己の演算回路で演算されたパリテ
ィ演算結果と、が一致か不一致かを検出し、不一致を検
出した場合に、当該アドレスデータを破棄するデコーダ
回路を更に備えることが有効である。
【0016】したがって、アドレスバスを介してユニッ
ト間で送受信されるアドレスデータのパリティ演算結果
の検出結果を強制的に不一致とさせて、制御ユニットの
CPUにアドレスデータ送受信の異常を認識させること
ができるとともに、制御対象ユニット内部のデコーダ回
路でアドレスデータを破棄させることができ、制御対象
ユニットにおける誤動作を回避することができる。その
結果、データ処理システムの信頼性を更に向上させるこ
とができる。
【0017】さらに、請求項4に記載する発明のよう
に、請求項1、2あるいは3記載のデータ処理システム
において、前記共通バスは、少なくともデータバスを含
んで構成され、前記制御対象ユニット内のCPUは、こ
のデータバスを介して前記各制御対象ユニットに対して
前記各種データを送受信し、当該制御ユニット内の前記
演算回路は、当該CPUによりデータバスを介して送受
信される各種データをパリティ演算し、前記制御対象ユ
ニットは、自己の前記演算回路により前記CPUからデ
ータバスを介して送受信される各種データをパリティ演
算し、前記制御ユニット内の演算回路により演算された
パリティ演算結果と、自己の演算回路で演算されたパリ
ティ演算結果と、が一致か不一致かを検出し、不一致を
検出した場合に、当該データを破棄するIO制御回路を
更に備えることが有効である。
【0018】したがって、データバスを介してユニット
間で送受信される各種データのパリティ演算結果の検出
結果を強制的に不一致とさせて、制御ユニットのCPU
にデータ送受信の異常を認識させることができるととも
に、制御対象ユニット内部のIO制御回路で受信データ
を破棄させることができ、制御対象ユニットにおける誤
動作を回避することができる。その結果、データ処理シ
ステムの信頼性を更に向上させることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態を詳細に説明する。図1〜図4は、本発明を適用
したデータ処理システムの一実施の形態を示す図であ
る。まず、構成を説明する。図1は、本実施の形態にお
けるデータ処理システムの全体の要部回路構成を示すブ
ロック図である。図2は、図1において、制御ユニット
1内のCPU2、演算回路3及び検出回路4と、制御対
象ユニット10内の演算回路12との対応関係に注目し
た場合の要部回路構成を示すブロック図である。図3
は、図1において、制御ユニット1内のCPU2及び演
算回路3と、制御対象ユニット10内の演算回路12及
びデコーダ回路13との対応関係に注目した場合の要部
回路構成を示すブロック図である。図4は、図1におい
て、制御ユニット1内のCPU2及び演算回路3と、制
御対象ユニット10内の演算回路12、IO制御回路1
4及びIO15との対応関係に注目した場合の要部回路
構成を示すブロック図である。
【0020】図1において、データ処理システムは、制
御ユニット1と制御対象ユニット10とから構成されて
おり、制御ユニット1は、CPU2、演算回路3及び検
出回路4により構成され、制御対象ユニット10は、バ
ッファ11、演算回路12、デコーダ回路13、IO制
御回路14及びIO15により構成されている。なお、
制御ユニット1内のCPU2及び演算回路3と、制御対
象ユニット10内の演算回路12及びIO15は、共通
のパラレルバスであるCPUバス30により接続されて
おり、このCPUバス30は、後述するアドレスバス3
1(図3参照)と、データバス32(図4参照)により
構成されている。
【0021】また、図1において、制御対象ユニット1
0内のバッファ11とIO15とを接続するCPUバス
30上には、抵抗器16aが挿入されており、この抵抗
器16a内には、制御ユニット1が接続されず、CPU
バス30が開放状態となった場合に、CPUバス30を
構成するアドレスバス31及びデータバス32の各ライ
ンの各電位を「1(“Hi”)」に固定するため、その
バスライン数分のプルアップ抵抗が内蔵されている。
【0022】また、制御ユニット1のCPU2と、制御
対象ユニット10のバッファ11との間は、CPU2か
ら出力される制御信号(図2参照)を伝達する制御ライ
ン40aが接続され、制御対象ユニット10内の制御ラ
イン40a上には、抵抗器16bが接続されている。こ
の抵抗器16bは、制御ユニット1が接続されず、制御
ライン40aが開放状態となった場合に、その制御ライ
ン40aの電位を「1(“Hi”)」に固定するための
プルアップ抵抗で構成されている。
【0023】また、制御ユニット1の演算回路3と、制
御対象ユニット10のIO制御回路14との間は、CP
U2から出力される送信データのパリティ演算結果を出
力する信号ライン40dが接続され、制御対象ユニット
10内の信号ライン40d上には、抵抗器16cが接続
されている。この抵抗器16cは、制御対象ユニット1
0が接続されず、信号ライン40dが開放状態となった
場合に、その信号ライン40dの電位を「1(“H
i”)」に固定するためのプルアップ抵抗で構成されて
いる。
【0024】さらに、制御ユニット1の検出回路4と制
御対象ユニット10の演算回路12との間は、演算回路
12から出力されるパリティ演算結果を伝達する信号ラ
イン40bが接続され、制御ユニット1内の信号ライン
40b上には、抵抗器5aが接続されている。この抵抗
器5aは、制御対象ユニット10が接続されず、信号ラ
イン40bが開放状態となった場合に、その信号ライン
40bの電位を「1(“Hi”)」に固定するためのプ
ルアップ抵抗で構成されている。
【0025】また、制御ユニット1の検出回路4と制御
対象ユニット10内のコモン端子との間は、制御対象ユ
ニット10が接続された状態で「0(“Lo”)」とす
るユニット実装信号を伝達する信号ライン40cが接続
され、制御ユニット1内の信号ライン40c上には、抵
抗器5bが接続されている。この抵抗器5bは、制御対
象ユニット10が接続されず、信号ライン40cが開放
状態となった場合に、その信号ライン40cの電位を
「1(“Hi”)」に固定するためのプルアップ抵抗で
構成されている。
【0026】さらに、制御ユニット1のCPU2と自己
の演算回路3及び制御対象ユニット10の演算回路12
との間には、CPU2から出力されるラッチ信号を伝達
する信号ライン50aが接続され、制御ユニット1のC
PU2と制御対象ユニット10のIO制御回路14との
間には、CPU2から出力されるWR(書き込み)信号
を伝達する信号ライン50bが接続されている。
【0027】CPU(Central Processing Unit )2
は、図外の図示しないROM(Read Only Memory)等に
格納された各種処理プログラムに基づくデータ通信制御
プログラムにより、制御対象ユニット10との間で各種
データのデータ通信処理を実行するため、制御ライン4
0aを介して制御対象ユニット10に所定の制御信号を
出力して、制御対象ユニット10のバッファ11の動作
を制御し、また、そのデータ通信の制御状態に応じてC
PUバス30を介してアドレスデータと送信データを制
御対象ユニット10に出力するとともに、制御対象ユニ
ット10から入力される送信データを受信する。
【0028】また、CPU2は、検出回路4から割込信
号が入力されないとき、データ通信処理は正常であると
判断して、そのデータ通信処理を継続して実行し、検出
回路4から割込信号が入力されたとき、制御対象ユニッ
ト10に出力した送信データに異常が発生したと判断し
て、制御対象ユニット10のIO15に接続される制御
機器に対して当該送信データが出力されず破棄されるよ
うに、IO制御回路14に対するWR信号の出力を停止
する。
【0029】演算回路3は、図2に示すように、パリテ
ィジェネレータ(PG)3aとレジスタ3bから構成さ
れており、パリティジェネレータ3aは、CPUバス3
0を介してCPU2から入力される送信データ(アドレ
スデータとデータを含む)をパリティ演算し、そのパリ
ティ演算結果をレジスタ3bに出力し、レジスタ3b
は、パリティジェネレータ3aから入力されるパリティ
演算結果を、CPU2から入力されるラッチ信号のタイ
ミングでラッチし、所定期間ラッチした後で検出回路4
に出力する。
【0030】また、演算回路3は、図3に示すようにレ
ジスタ3bでラッチしたアドレスデータのパリティ演算
結果をデコーダ回路13にも出力し、図4に示すように
レジスタ3bでラッチした送信データのパリティ演算結
果をIO制御回路14にも出力する。
【0031】検出回路4は、図2に示すように、NOR
ゲート4aと比較器4bから構成されており、NORゲ
ート4aは、演算回路3から入力されるパリティ演算結
果と、制御対象ユニット10から入力されるユニット実
装信号とをNOR演算した演算結果を比較器4bに出力
し、比較器4bは、NORゲート4aから入力される演
算結果(A)と、制御対象ユニット10の演算回路12
から入力されるパリティ演算結果(B)と、を比較して
一致(A=B)するか否かを判別し、一致しない場合に
割込信号をCPU2に出力する。検出回路4は、例え
ば、比較結果が一致した場合は“1”を出力し、比較結
果が一致しなかった場合は“0”を出力するものとす
る。
【0032】制御対象ユニット10内のバッファ11
は、図3に示すように、アドレスバス31に対しては、
アドレスバス31を介してCPU2から入力されるアド
レスデータを制御対象ユニット10内に送出する一方向
のバッファとして機能し、また、図4に示すように、デ
ータバス32に対しては、データバス32を介してCP
U2から入力される送信データを制御対象ユニット10
内に送出するとともに、制御対象ユニット10内から入
力される送信データを制御ユニット1に送出する双方向
のバッファとして機能する。また、バッファ11は、制
御ユニット1が接続されず、その制御ユニット側に接続
された制御ライン40a上に接続された抵抗器16bに
より、制御ライン側の電位が「1(“Hi”)」に固定
されたとき、その内部の信号伝達経路を遮断するように
構成されている。
【0033】演算回路12は、図2に示すように、パリ
ティジェネレータ(PG)12aとレジスタ12bから
構成されており、パリティジェネレータ12aは、CP
Uバス30を介してCPU2から送信された受信データ
(アドレスデータとデータを含む)をパリティ演算し、
そのパリティ演算結果をレジスタ3bに出力し、レジス
タ3bは、パリティジェネレータ3aから入力されるパ
リティ演算結果を、CPU2から入力されるラッチ信号
のタイミングでラッチし、所定期間ラッチした後で検出
回路4に出力する。
【0034】また、演算回路12は、図3に示すように
レジスタ12bでラッチしたアドレスデータのパリティ
演算結果をデコーダ回路13に出力し、図4に示すよう
にレジスタ12bでラッチした受信データのパリティ演
算結果をIO制御回路14にも出力する。
【0035】デコーダ回路13は、図3に示すように、
比較器13aとデコーダ13bから構成されており、比
較器13aは、演算回路12から入力されるアドレスデ
ータのパリティ演算結果(A)と、制御ユニット1内の
演算回路3から入力されるアドレスデータのパリティ演
算結果(B)と、を比較して一致(A=B)するか否か
を判別し、一致した場合はイネーブル信号ENをデコー
ダ13bに出力し、一致しない場合はディスエーブル信
号DISをデコーダ13bに出力する。
【0036】デコーダ13bは、アドレスバス31を介
してCPU2から受信したアドレスデータに基づいてチ
ップセレクト(CS)信号を外部の図示しない接続機器
に出力して、その接続機器を選択する機能を有し、比較
器13aからイネーブル信号ENが入力された場合は、
そのアドレスデータに基づくチップセレクト信号を有効
とし、比較器13aからディスエーブル信号DISが入
力された場合は、そのアドレスデータを破棄してチップ
セレクト信号を無効とする。
【0037】IO制御回路14は、図4に示すように、
比較器14aとORゲート14bから構成されており、
比較器14aは、演算回路12から入力される受信デー
タのパリティ演算結果(A)と、制御ユニット1内の演
算回路3から入力される送信データのパリティ演算結果
(B)と、を比較して一致(A=B)するか否かを判別
し、一致した場合は「0(“Lo”)」をORゲート1
4bに出力し、一致しない場合は「1(“Hi”)」を
ORゲート14bに出力して、ORゲート13bにCP
U2から入力されるWR信号のIO15への出力/停止
を制御する。
【0038】IO15は、データバス32を介してCP
U2から受信したデータを、IO15の外部に接続され
る図示しない制御対象機器に出力して、その制御対象機
器との間で各種データを授受する機能を有し、IO制御
回路14からWR信号が入力されている場合に、そのデ
ータの授受機能を有効とする。
【0039】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、図2の制御ユニット1内のCPU2、演算回路3及
び検出回路4と、制御対象ユニット10内の演算回路1
2との対応関係に注目した場合の要部回路構成を示すブ
ロック図に基づいて、制御ユニット1内の検出回路4に
おける動作について説明する。
【0040】図2において、CPU2から出力された制
御対象ユニット10に対する送信データは、CPUバス
30を介して自己の演算回路3にも入力され、演算回路
3内のパリティジェネレータ3aにより送信データのパ
リティ演算が行われ、そのパリティ演算結果がレジスタ
3bにラッチされる。また、制御対象ユニット10内で
は、CPU2から送信された受信データは、バッファ1
1及びCPUバス30を介して演算回路12に入力さ
れ、演算回路12内のパリティジェネレータ12aによ
り受信データのパリティ演算が行われ、そのパリティ演
算結果がレジスタ12bにラッチされる。
【0041】演算回路3内のレジスタ3bでラッチされ
た送信データのパリティ演算結果と、演算回路12内の
レジスタ12aでラッチされた受信データのパリティ演
算結果と、はCPU2から入力されるラッチ信号により
所定期間ラッチされた後、出力タイミングを図ってそれ
ぞれ検出回路4に出力される。
【0042】検出回路4では、制御対象ユニット10か
らNORゲート4aに入力されるユニット実装信号は
「0(“Lo”)」に固定されており、自己の演算回路
3からNORゲート4aに入力される送信データのパリ
ティ演算結果は、直ちに比較器4bに入力され、演算回
路12から入力される受信データのパリティ演算結果と
比較される。
【0043】送信データと受信データは、伝送過程に異
常がなければ同一のビット列であるため、送信データの
パリティ演算結果と受信データのパリティ演算結果はと
もに“0”または“1”となり、比較器4bの出力は
“1”となる。もし、伝送過程に異常が発生し、送信デ
ータのパリティ演算結果と受信データのパリティ演算結
果が異なる場合は、比較器4bの出力は“1”から
“0”に変化して割込信号がCPU2に出力される。
【0044】CPU2では、検出回路4から入力される
割込信号の“1”から“0”への状態変化によりデータ
送信に異常が発生したか否かが判断されるので、変化が
ない場合はデータ送信が正常であると判定されてデータ
通信処理が継続され、変化があった場合はデータ送信に
異常が発生したと判断されて、制御対象ユニット10の
IO15に接続される制御機器に対して当該送信データ
が出力されず破棄されるように、IO制御回路14に対
するWR信号の出力が停止される。
【0045】また、図2において、制御対象ユニット2
が接続されていない場合は、信号ライン40cは開放状
態となるがユニット実装信号は抵抗器5bにより「1
(“Hi”)」に固定されるため、システムの電源投入
時にこのユニット実装信号の状態をCPU2がチェック
することにより適切なエラー処理を行うことが可能であ
る。しかし、データ通信処理の途中で接続先の制御対象
ユニット10がCPUバス30から抜かれた場合は、ユ
ニット実装信号が「1(“Hi”)」に固定されるとと
もに、受信データのパリティ演算結果が伝達される信号
ライン40b開放状態となるが、この信号ライン40b
に接続された抵抗器5aにより「1(“Hi”)」に固
定される。
【0046】このため、抵抗器5a、5bにより検出回
路4内のNORゲート4aに入力されるユニット実装信
号が「1(“Hi”)」に固定されることにより、NO
Rゲート4aの出力は強制的に「0(“Lo”)」に固
定した出力を比較器4bに入力させることができる。し
たがって、検出回路4内の比較器4bでは、入力Aが
「0(“Lo”)」、入力Bが「1(“Hi”)」に固
定されることにより、比較結果を異ならせて“1”から
“0”へ変化する割込信号をCPU2に出力させること
ができる。
【0047】この割込信号の発生により、CPU2で
は、ソフト処理により制御対象ボード10が抜かれたこ
とを検出する場合よりも速く、ハード構成により制御対
象ボード10が抜かれたことの異常を直ちに検出するこ
とができ、受信データの誤検出を回避することができ
る。
【0048】次いで、図3の制御ユニット1内のCPU
2及び演算回路3と、制御対象ユニット10内の演算回
路12及びデコーダ回路13との対応関係に注目した場
合の要部回路構成を示すブロック図に基づいて、制御対
象ユニット10内のデコーダ回路13における動作につ
いて説明する。
【0049】図3において、CPU2から出力された制
御対象ユニット10に対するアドレスデータは、アドレ
スバス31を介して自己の演算回路3にも入力され、演
算回路3内のパリティジェネレータ3aにより送信アド
レスデータのパリティ演算が行われ、そのパリティ演算
結果がレジスタ3bにラッチされる。また、制御対象ユ
ニット10内では、CPU2から送信された受信アドレ
スデータは、バッファ11及びアドレスバス31を介し
て演算回路12とデコーダ回路13に入力され、演算回
路12内のパリティジェネレータ12aにより受信アド
レスデータのパリティ演算が行われ、そのパリティ演算
結果がレジスタ12bにラッチされる。
【0050】演算回路3内のレジスタ3bでラッチされ
た送信アドレスデータのパリティ演算結果と、演算回路
12内のレジスタ12aでラッチされた受信アドレスデ
ータのパリティ演算結果と、はCPU2から入力される
ラッチ信号により所定期間ラッチされた後、出力タイミ
ングをはかってそれぞれデコーダ回路13に出力され
る。
【0051】デコーダ回路13では、自己の演算回路1
2から比較器13aに入力される受信アドレスデータの
パリティ演算結果(A)と、制御ユニット1内の演算回
路3から比較器13aに入力される送信アドレスデータ
のパリティ演算結果(B)と、が比較される。
【0052】送信アドレスデータと受信アドレスデータ
は、伝送過程に異常がなければ同一のビット列であるた
め、送信アドレスデータのパリティ演算結果と受信アド
レスデータのパリティ演算結果が、例えば、ともに
“0”あるいは“1”が偶数個で両者のパリティ演算結
果が“0”となったとき、あるいはともに“0”あるい
は“1”が奇数個で両者のパリティ演算結果が“1”と
なったとき、比較器13aでは比較結果が一致と判断さ
れて「0(“Lo”)」のイネーブル信号ENがデコー
ダ13bに出力される。
【0053】もし、伝送過程に異常が発生し、送信アド
レスデータのパリティ演算結果と受信アドレスデータの
パリティ演算結果が異なる場合は、例えば、両者のうち
一方のパリティ演算結果が“0”が偶数個で“0”とな
り、もう一方のパリティ演算結果が“0”が奇数個で
“1”となったとき、比較結果が不一致と判断されて
「1(“Hi”)」のディスエーブル信号DISがデコ
ーダ13bに出力される。
【0054】デコーダ13bでは、アドレスバス31を
介してCPU2から受信したアドレスデータに基づいて
チップセレクト(CS)信号を外部の図示しない接続機
器に出力するが、比較器13aからイネーブル信号EN
が入力された場合は、その受信アドレスデータに基づく
チップセレクト信号が出力されて接続機器が選択され、
比較器13aからディスエーブル信号DISが入力され
た場合は、その受信アドレスデータが破棄され、チップ
セレクト信号は無効にされて、接続機器は選択されな
い。
【0055】また、図3において、制御ユニット1が接
続されていない場合は、送信アドレスデータのパリティ
演算結果が伝達される信号ライン40dが開放状態とな
るが、その信号ライン40dに接続された抵抗器16c
により「1(“Hi”)」に固定される。このとき図示
しない別の制御対象ユニットがCPUバス30を利用し
てデータの送受信を行っていたとしても、制御対象ユニ
ット10内のバッファ11の制御ユニット側に接続され
る制御ライン40aには抵抗器16bが接続されて、こ
の抵抗器16bにより「1(“Hi”)」に固定される
ため、バッファ11の信号伝達経路は遮断される。
【0056】このときバッファ11の制御対象ユニット
10内部側に接続されたアドレスバス31の電位は、挿
入された抵抗器16aにより「1(“Hi”)」に固定
されるため、演算回路12に入力されるアドレスデータ
のビット列が“1”で偶数個になるように設定すれば、
演算回路12内のアドレスデータのパリティ演算結果は
“0”となり、比較器13aに入力される受信アドレス
データのパリティ演算結果は“0”、送信アドレスデー
タのパリティ演算結果は“1”と異なることになる。
【0057】このため、比較器13aにおけるパリティ
演算結果の比較結果を強制的に不一致とさせて、ディス
エーブル信号DISをデコーダ13bに出力させて、デ
コーダ13b内でアドレスデータを破棄させることがで
き、デコーダ13bのディスエーブル状態を保持させる
ことができ、制御対象ユニット10における誤動作を回
避することができる。
【0058】次いで、図4の制御ユニット1内のCPU
2及び演算回路3と、制御対象ユニット10内の演算回
路12、IO制御回路14及びIO15との対応関係に
注目した場合の要部回路構成を示すブロック図に基づい
て、IO制御回路14及びIO15の動作について説明
する。
【0059】図4において、CPU2から出力された制
御対象ユニット10に対する送信データは、データバス
32を介して自己の演算回路3にも入力され、演算回路
3内のパリティジェネレータ3aにより送信データのパ
リティ演算が行われ、そのパリティ演算結果がレジスタ
3bにラッチされる。また、制御対象ユニット10内で
は、CPU2から送信された受信データは、バッファ1
1及びデータバス32を介して演算回路12に入力さ
れ、演算回路12内のパリティジェネレータ12aによ
り受信データのパリティ演算が行われ、そのパリティ演
算結果がレジスタ12bにラッチされる。
【0060】演算回路3内のレジスタ3bでラッチされ
た送信データのパリティ演算結果と、演算回路12内の
レジスタ12aでラッチされた受信データのパリティ演
算結果と、はCPU2から入力されるラッチ信号により
所定期間ラッチされた後、出力タイミングを図ってそれ
ぞれIO制御回路14に出力される。
【0061】IO制御回路14では、自己の演算回路1
2から比較器14aに入力される受信データのパリティ
演算結果(A)と、制御ユニット1内の演算回路3から
比較器14aに入力される送信データのパリティ演算結
果(B)と、が比較される。送信データと受信データ
は、伝送過程に異常がなければ同一のビット列であるた
め、送信データのパリティ演算結果と受信データのパリ
ティ演算結果はともに“0”または“1”となり、比較
器14aからORゲート14bへの出力は“0”とな
る。もし、伝送過程に異常が発生し、送信データのパリ
ティ演算結果と受信データのパリティ演算結果が異なる
場合は、比較器14aからORゲート14bへの出力は
“0”から“1”に変化する。
【0062】このため、ORゲート14bでは、比較器
14aから入力される比較結果の出力が“0”の場合
は、制御ユニット1内のCPU2から入力されるWR信
号がそのままIO15に出力され、比較器14aから入
力される比較結果の出力が“1”の場合は、そのIO1
5への出力は「1(“Hi”)」に固定される。
【0063】IO15では、データバス32を介してC
PU2から受信したデータが、IO15の外部に接続さ
れる図示しない制御対象機器に出力されて、その制御対
象機器との間で各種データを授受されるが、IO制御回
路14からWR信号が入力されている場合に、そのデー
タの授受機能が有効となる。しかし、異なった受信デー
タが受信された場合はWR信号がIO15に入力されな
いため、IO15内で誤った受信データは破棄されるこ
とになる。
【0064】以上のように、本実施の形態におけるデー
タ処理システムでは、制御ユニット1内のCPU2で
は、ソフト処理により制御対象ユニット10との間のデ
ータ送受信に異常が発生したことを検出する場合よりも
速く、ハード構成により制御対象ユニット10との間の
データ送受信に発生する異常を直ちに検出することがで
き、CPU2はデータ送受信の異常に直ちに対応するこ
とが可能となり、データ処理システムの信頼性を向上さ
せることができる。また、CPU2の処理速度に左右さ
れることなく制御対象ユニット10間では、本来のデー
タ伝送能力さ発揮せることが可能となる。
【0065】なお、上記実施の形態のデータ処理システ
ムでは、制御ユニット1と制御対象ユニット10と、1
ユニットずつがCPUバス30に接続された場合を示し
たが、その接続されるユニット数は、CPUバス30に
接続可能な範囲内であれば特に限定されるものではな
い。また、上記制御ユニット1内、及び制御対象ユニッ
ト10内における各回路動作に係る信号の論理設定に関
しても、そのデータ処理機能に応じて変更しても良く、
本発明の適用は制限されるものではない。
【0066】
【発明の効果】請求項1記載の発明のデータ処理システ
ムによれば、制御ユニット内のCPUでは、ソフト処理
により制御対象ユニットとの間のデータ送受信に異常が
発生したことを検出する場合よりも速く、ハード構成に
より制御対象ユニットとの間のデータ送受信に発生する
異常を直ちに検出することができ、CPUはデータ送受
信の異常に直ちに対応することが可能となり、データ処
理システムの信頼性を向上させることができる。また、
CPUの処理速度に左右されることなく制御対象ユニッ
ト間では、本来のデータ伝送能力を発揮せることが可能
となる。
【0067】請求項2記載の発明のデータ処理システム
によれば、制御ユニット内のCPUでは、ソフト処理に
より制御対象ユニットが抜かれたことを検出する場合よ
りも速く、ハード構成により制御対象ユニットが抜かれ
たことの異常を直ちに検出することができ、受信データ
の誤検出を回避することができる。その結果、データ処
理システムの信頼性を向上させることができる。
【0068】請求項3記載の発明のデータ処理システム
によれば、アドレスバスを介してユニット間で送受信さ
れるアドレスデータのパリティ演算結果の検出結果を強
制的に不一致とさせて、制御ユニットのCPUにアドレ
スデータ送受信の異常を認識させることができるととも
に、制御対象ユニット内部のデコーダ回路でアドレスデ
ータを破棄させることができ、制御対象ユニットにおけ
る誤動作を回避することができる。その結果、データ処
理システムの信頼性を更に向上させることができる。
【0069】請求項4記載の発明のデータ処理システム
によれば、データバスを介してユニット間で送受信され
る各種データのパリティ演算結果の検出結果を強制的に
不一致とさせて、制御ユニットのCPUにデータ送受信
の異常を認識させることができるとともに、制御対象ユ
ニット内部のIO制御回路で受信データを破棄させるこ
とができ、制御対象ユニットにおける誤動作を回避する
ことができる。その結果、データ処理システムの信頼性
を更に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した一実施の形態におけるデータ
処理システムの全体の要部回路構成を示すブロック図で
ある。
【図2】図1において、制御ユニット1内のCPU2、
演算回路3及び検出回路4と、制御対象ユニット10内
の演算回路12との対応関係に注目した場合の要部回路
構成を示すブロック図である。
【図3】図1において、制御ユニット1内のCPU2及
び演算回路3と、制御対象ユニット10内の演算回路1
2及びデコーダ回路13との対応関係に注目した場合の
要部回路構成を示すブロック図である。
【図4】図1において、制御ユニット1内のCPU2及
び演算回路3と、制御対象ユニット10内の演算回路1
2、IO制御回路14及びIO15との対応関係に注目
した場合の要部回路構成を示すブロック図である。
【図5】従来のデータ処理システムの要部回路構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 制御ユニット 2 CPU 3 演算回路 4 検出回路 5a、5b 抵抗器 10 制御対象ユニット 11 バッファ 12 演算回路 13 デコーダ回路 14 IO制御回路 15 IO 16a〜16c 抵抗器 30 CPUバス 31 アドレスバス 32 データバス 40a 制御ライン 40b〜40d 信号ライン 50a、50b 信号ライン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の制御対象ユニットと少なくとも1つ
    の制御ユニットとが共通バスに接続され、該制御ユニッ
    トはCPUを備え、該CPUは、その共通バスを使用し
    て各制御対象ユニット相互間における各種データの送受
    信を制御するデータ処理システムにおいて、 前記制御ユニット及び前記各制御対象ユニットは、 前記CPUにより前記共通バスを介して該各ユニット間
    で送受信される前記各種データをパリティ演算する演算
    回路をそれぞれ備え、 前記制御ユニットは、 自己の演算回路で演算されたパリティ演算結果と、前記
    各制御対象ユニット内の演算回路で演算されたパリティ
    演算結果と、が一致か不一致かを検出し、この検出結果
    を前記CPUに出力する検出回路と、を更に備え、 前記CPUは、前記検出回路から入力される検出結果が
    不一致である場合に、前記制御対象ユニットに対するデ
    ータの送受信に異常が発生したことを認識することを特
    徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】前記検出回路は、 前記各制御対象ユニット内の演算回路で演算された各種
    データのパリティ演算結果を示す信号が入力される信号
    ライン上に、この信号ラインの電位を固定する抵抗器を
    接続し、 前記データ送受信中に前記共通バスに接続された前記制
    御対象ユニットが外されて前記信号ラインが開放された
    場合、前記抵抗器により当該信号ラインの電位を固定
    し、自己の前記演算回路によるパリティ演算結果との検
    出結果を強制的に不一致にさせて、前記CPUに異常を
    検出させることを特徴とする請求項1記載のデータ処理
    システム。
  3. 【請求項3】前記共通バスは、少なくともアドレスバス
    を含んで構成され、 前記制御ユニット内のCPUは、このアドレスバスを介
    して前記各制御対象ユニットに対してアドレスデータを
    送出し、 当該制御ユニット内の前記演算回路は、当該CPUから
    アドレスバスを介して送出されるアドレスデータをパリ
    ティ演算し、 前記制御対象ユニットは、 自己の前記演算回路により前記CPUからアドレスバス
    を介して送出されるアドレスデータをパリティ演算し、 前記制御ユニット内の演算回路により演算されたパリテ
    ィ演算結果と、自己の演算回路で演算されたパリティ演
    算結果と、が一致か不一致かを検出し、不一致を検出し
    た場合に、当該アドレスデータを破棄するデコーダ回路
    を更に備えたことを特徴とする請求項1あるいは2記載
    のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】前記共通バスは、少なくともデータバスを
    含んで構成され、 前記制御対象ユニット内のCPUは、このデータバスを
    介して前記各制御対象ユニットに対して前記各種データ
    を送受信し、 当該制御ユニット内の前記演算回路は、当該CPUによ
    りデータバスを介して送受信される各種データをパリテ
    ィ演算し、 前記制御対象ユニットは、 自己の前記演算回路により前記CPUからデータバスを
    介して送受信される各種データをパリティ演算し、 前記制御ユニット内の演算回路により演算されたパリテ
    ィ演算結果と、自己の演算回路で演算されたパリティ演
    算結果と、が一致か不一致かを検出し、不一致を検出し
    た場合に、当該データを破棄するIO制御回路を更に備
    えたことを特徴とする請求項1、2あるいは3記載のデ
    ータ処理システム。
JP10042324A 1998-02-24 1998-02-24 データ処理システム Pending JPH11242638A (ja)

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JP10042324A JPH11242638A (ja) 1998-02-24 1998-02-24 データ処理システム

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8131900B2 (en) 2008-05-19 2012-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Bus signal control circuit for detecting bus signal abnormalities using separate bus diagnosis line

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8131900B2 (en) 2008-05-19 2012-03-06 Kabushiki Kaisha Toshiba Bus signal control circuit for detecting bus signal abnormalities using separate bus diagnosis line

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