JPH11241720A - 動圧軸受装置 - Google Patents
動圧軸受装置Info
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- JPH11241720A JPH11241720A JP13200898A JP13200898A JPH11241720A JP H11241720 A JPH11241720 A JP H11241720A JP 13200898 A JP13200898 A JP 13200898A JP 13200898 A JP13200898 A JP 13200898A JP H11241720 A JPH11241720 A JP H11241720A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 軸受すきまの潤滑油の充填を確実にし、漏出
せず、さらに軸の浮上がないスピンドルモータ用動圧軸
受装置を提供する。 【解決手段】 円筒状の軸受部材4は、円筒状孔13の
底部に設けられたスラスト軸受面12と、ラジアル軸受
面10と、開口部に設けられてラジアル軸受面10より
大径の潤滑油溜まり8とを有し、円筒状孔13に配設し
た軸7はラジアル軸受面10にラジアル軸受すきまを介
して対向するラジアル受面6と、スラスト軸受面12に
対向するスラスト受面11とを有している。軸受部材4
はラジアル軸受すきまより底部側が密閉され、ラジアル
軸受面10とラジアル受面6との少なくとも一方に設け
た動圧発生用の溝14が軸受部材と軸との間の潤滑油を
開口部側へ流動させる方向の力を発生させる動圧軸受装
置である。
せず、さらに軸の浮上がないスピンドルモータ用動圧軸
受装置を提供する。 【解決手段】 円筒状の軸受部材4は、円筒状孔13の
底部に設けられたスラスト軸受面12と、ラジアル軸受
面10と、開口部に設けられてラジアル軸受面10より
大径の潤滑油溜まり8とを有し、円筒状孔13に配設し
た軸7はラジアル軸受面10にラジアル軸受すきまを介
して対向するラジアル受面6と、スラスト軸受面12に
対向するスラスト受面11とを有している。軸受部材4
はラジアル軸受すきまより底部側が密閉され、ラジアル
軸受面10とラジアル受面6との少なくとも一方に設け
た動圧発生用の溝14が軸受部材と軸との間の潤滑油を
開口部側へ流動させる方向の力を発生させる動圧軸受装
置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は情報機器、音響機器、
映像機器用スピンドルモータ、特に光ディスク装置や磁
気ディスク装置に最適なスピンドルモータ用動圧軸受装
置に関する。
映像機器用スピンドルモータ、特に光ディスク装置や磁
気ディスク装置に最適なスピンドルモータ用動圧軸受装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような装置には、すべり軸
受、玉軸受を使用した軸受装置が用いられていたが、近
年、データの高速転送化の要求により、ますます回転体
(軸)が高速回転化の傾向にあり、これに伴い、遠心力
の影響を受け回転体の振れ回りが大きくなってしまうと
いう問題が生じる。そこで振れ回り量を小さく抑えるた
め動圧軸受を使用した動圧軸受装置(動圧スピンドルモ
ータ)が使用される様になってきた。
受、玉軸受を使用した軸受装置が用いられていたが、近
年、データの高速転送化の要求により、ますます回転体
(軸)が高速回転化の傾向にあり、これに伴い、遠心力
の影響を受け回転体の振れ回りが大きくなってしまうと
いう問題が生じる。そこで振れ回り量を小さく抑えるた
め動圧軸受を使用した動圧軸受装置(動圧スピンドルモ
ータ)が使用される様になってきた。
【0003】従来の動圧軸受装置の構成図が、図8に断
面図で示されている。図9は、図8の軸受部材の拡大図
である。この従来例において、軸受部材4は金属製のス
リーブ2及びスラスト軸受部材3から成る円筒状孔13
を形成し、スリーブ2は内径面9を有し、スリーブ内径
面9には動圧発生用の溝14が設けられてラジアル軸受
面10となっている。スリーブ2に接続するスラスト軸
受部材3において円筒状孔13の一部を形成するスラス
ト軸受面12は凸球面状であり接触摺動する滑り軸受と
なっている。スラスト軸受面12の底部には空気抜き穴
5が設けられている。軸7にターンテーブル15を取り
付け、ロータ18及びステータ19で駆動する。
面図で示されている。図9は、図8の軸受部材の拡大図
である。この従来例において、軸受部材4は金属製のス
リーブ2及びスラスト軸受部材3から成る円筒状孔13
を形成し、スリーブ2は内径面9を有し、スリーブ内径
面9には動圧発生用の溝14が設けられてラジアル軸受
面10となっている。スリーブ2に接続するスラスト軸
受部材3において円筒状孔13の一部を形成するスラス
ト軸受面12は凸球面状であり接触摺動する滑り軸受と
なっている。スラスト軸受面12の底部には空気抜き穴
5が設けられている。軸7にターンテーブル15を取り
付け、ロータ18及びステータ19で駆動する。
【0004】動圧発生用の溝14においては、屈曲部よ
り開口部側の軸方向長さをA、Cとし、屈曲部より底部
側の軸方向長さをB、Dとするとき、A>B、C>D、
A+C>B+Dと軸方向に非対称となっている。これ
は、アキシアル負荷容量を発生させることにより、軸7
(ロータ)が浮上する方向にスラスト力を発生させ、軸
受部(特にラジアル軸受下方及びスラスト軸受)が負圧
になるのを避けるためである。というのは、軸受部が負
圧になるとホワール(軸の振れ回り)等が起き軸受性能
の低下をもたらすからである。
り開口部側の軸方向長さをA、Cとし、屈曲部より底部
側の軸方向長さをB、Dとするとき、A>B、C>D、
A+C>B+Dと軸方向に非対称となっている。これ
は、アキシアル負荷容量を発生させることにより、軸7
(ロータ)が浮上する方向にスラスト力を発生させ、軸
受部(特にラジアル軸受下方及びスラスト軸受)が負圧
になるのを避けるためである。というのは、軸受部が負
圧になるとホワール(軸の振れ回り)等が起き軸受性能
の低下をもたらすからである。
【0005】一方、スラスト軸受面12の一端に空気抜
き穴5を設けたので、軸受への軸7挿入時、空気抜き穴
5から潤滑油が漏れるため潤滑油の充填に確実性がな
い。さらに、軸7の挿入後でも軸受の非作動時に、空気
の流れがなく温度が上がると潤滑油の粘度が下がり、空
気抜き穴5から潤滑油が漏出する等の問題があった。
き穴5を設けたので、軸受への軸7挿入時、空気抜き穴
5から潤滑油が漏れるため潤滑油の充填に確実性がな
い。さらに、軸7の挿入後でも軸受の非作動時に、空気
の流れがなく温度が上がると潤滑油の粘度が下がり、空
気抜き穴5から潤滑油が漏出する等の問題があった。
【0006】この潤滑油が漏出する等の問題を解決すべ
く、図9と同様な構造でスラスト軸受部材3に空気抜き
穴5を無くしたタイプ(不図示)も、動圧軸受装置とし
て使用されている。
く、図9と同様な構造でスラスト軸受部材3に空気抜き
穴5を無くしたタイプ(不図示)も、動圧軸受装置とし
て使用されている。
【0007】しかし、空気抜き穴5を無くしたタイプ
は、軸受の作動時に潤滑油溜まり8の油を底部に引き込
み、回転部材(軸、ロータ、ターンテーブル、ディス
ク)がスラスト軸受面12より浮上するという問題が新
たに発生する。モータの軸方向吸引力を強く出来ない周
対向モータ(ロータ18とステータ19とが半径方向に
対向)の場合、浮上を抑えることが特に困難である。
は、軸受の作動時に潤滑油溜まり8の油を底部に引き込
み、回転部材(軸、ロータ、ターンテーブル、ディス
ク)がスラスト軸受面12より浮上するという問題が新
たに発生する。モータの軸方向吸引力を強く出来ない周
対向モータ(ロータ18とステータ19とが半径方向に
対向)の場合、浮上を抑えることが特に困難である。
【0008】上記回転部材の浮上量は潤滑油溜まり8の
油の量による。例えば、ディスク駆動装置はその内部で
ディスク16を回転させるが、ディスクの回転に伴って
ディスクが浮上すると、ディスクと記録再生ヘッドとの
間隔が小さくなり、記録再生が出来なくなる。さらに、
ディスクが記録再生ヘッドに接触し破壊することもあ
る。ディスク駆動装置の記録再生ヘッドとディスク面と
の間隔(すきま)は高精度が要求されている。従って、
軸の浮上量を制御することは、軸受装置にとって不可欠
である。
油の量による。例えば、ディスク駆動装置はその内部で
ディスク16を回転させるが、ディスクの回転に伴って
ディスクが浮上すると、ディスクと記録再生ヘッドとの
間隔が小さくなり、記録再生が出来なくなる。さらに、
ディスクが記録再生ヘッドに接触し破壊することもあ
る。ディスク駆動装置の記録再生ヘッドとディスク面と
の間隔(すきま)は高精度が要求されている。従って、
軸の浮上量を制御することは、軸受装置にとって不可欠
である。
【0009】しかし、この要求に対して前述の溝パター
ンではロータの浮上を無くすことは困難である。
ンではロータの浮上を無くすことは困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】これを考慮して、本願
の出願人は先に特願平9ー356714で動圧軸受装置
を出願した。それによれば、円筒状の軸受部材は、円筒
状孔の底部に設けられたスラスト軸受面と、円周面に設
けられたラジアル軸受面と、円筒状孔の開口部に設けら
れてラジアル軸受面より大径の潤滑油溜まりとを有し、
前記円筒状孔に配設した回転軸は前記ラジアル軸受面に
ラジアル軸受すきまを介して対向するラジアル受面と、
前記スラスト軸受面に対向するスラスト受面とを有し、
前記軸受部材は該ラジアル軸受すきまより底部側が密閉
され、前記ラジアル軸受面と該ラジアル受面との少なく
とも一方に動圧発生用の溝が形成され、該動圧発生用の
溝が軸受部材と軸との間の潤滑油を該円筒状孔の開口部
側へ流動させる方向の力を発生することを特徴とする。
の出願人は先に特願平9ー356714で動圧軸受装置
を出願した。それによれば、円筒状の軸受部材は、円筒
状孔の底部に設けられたスラスト軸受面と、円周面に設
けられたラジアル軸受面と、円筒状孔の開口部に設けら
れてラジアル軸受面より大径の潤滑油溜まりとを有し、
前記円筒状孔に配設した回転軸は前記ラジアル軸受面に
ラジアル軸受すきまを介して対向するラジアル受面と、
前記スラスト軸受面に対向するスラスト受面とを有し、
前記軸受部材は該ラジアル軸受すきまより底部側が密閉
され、前記ラジアル軸受面と該ラジアル受面との少なく
とも一方に動圧発生用の溝が形成され、該動圧発生用の
溝が軸受部材と軸との間の潤滑油を該円筒状孔の開口部
側へ流動させる方向の力を発生することを特徴とする。
【0011】このように、ラジアル軸受すきまより底部
側が密閉されたことにより、軸受内に潤滑油が確実に充
填され、漏出せず、さらに、ラジアル動圧軸受の動圧発
生用の溝を、軸がスラスト軸受面に押し付けるスラスト
方向の力を発生する溝とする事により、軸の回転速度に
かかわらず軸の浮上が無いスピンドルモータ用動圧軸受
装置を実現できる。
側が密閉されたことにより、軸受内に潤滑油が確実に充
填され、漏出せず、さらに、ラジアル動圧軸受の動圧発
生用の溝を、軸がスラスト軸受面に押し付けるスラスト
方向の力を発生する溝とする事により、軸の回転速度に
かかわらず軸の浮上が無いスピンドルモータ用動圧軸受
装置を実現できる。
【0012】しかも、その後の研究によって、本発明に
最も適する回転軸の外径、ラジアル軸受すきま及び、動
圧発生用の溝の軸方向長さの比についての具体的な数値
が判明した。
最も適する回転軸の外径、ラジアル軸受すきま及び、動
圧発生用の溝の軸方向長さの比についての具体的な数値
が判明した。
【0013】
【問題を解決するための手段】そこで本発明では、回転
軸の外径がφ2mm乃至φ5mmであり、該ラジアル軸受す
きまが3μm乃至10μmであって、該動圧発生用の溝
が横V字型であり、その屈曲部から該円筒状孔の開口部
側へ延在する溝部分と該屈曲部から該円筒状孔の底部側
へ延在する溝部分との軸方向長さの比が15:16乃至
3:4であることを特徴とする動圧軸受装置である。
軸の外径がφ2mm乃至φ5mmであり、該ラジアル軸受す
きまが3μm乃至10μmであって、該動圧発生用の溝
が横V字型であり、その屈曲部から該円筒状孔の開口部
側へ延在する溝部分と該屈曲部から該円筒状孔の底部側
へ延在する溝部分との軸方向長さの比が15:16乃至
3:4であることを特徴とする動圧軸受装置である。
【0014】
【作用】回転軸の外径、ラジアル軸受すきま、及び動圧
発生用の溝の軸方向長さの比を上述の数値とすることに
より、軸の回転速度にかかわらず、軸は浮上することな
く、ホワールを含む非回転成分は殆ど発生しない動圧軸
受装置を実現できる。
発生用の溝の軸方向長さの比を上述の数値とすることに
より、軸の回転速度にかかわらず、軸は浮上することな
く、ホワールを含む非回転成分は殆ど発生しない動圧軸
受装置を実現できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の第1実施例に関して、図を参
照して説明する。図1に本発明の第1実施例の動圧軸受
装置の断面図、図2に第1実施例の軸受部材4のみの断
面図を示す。
照して説明する。図1に本発明の第1実施例の動圧軸受
装置の断面図、図2に第1実施例の軸受部材4のみの断
面図を示す。
【0016】図1に示すように、第1実施例のスピンド
ルモータ1は軸7、ラジアル軸受部材2、軸受部材4、
ターンテーブル15等を含む。軸受部材4には軸7が回
転自在に挿入されていて、金属製スリーブ2(ラジアル
軸受部材)の内径面9に形成された動圧発生用の溝14
を有する円筒状のラジアル軸受面10と、ラジアル軸受
面10に接続するスラスト軸受部材3に形成された合成
樹脂製スラスト軸受面12と、を有する。スラスト軸受
面12は凸球面状であり、中央部の凸球面が軸7の平面
状のスラスト受面11と接触摺動する滑り軸受となって
いる。
ルモータ1は軸7、ラジアル軸受部材2、軸受部材4、
ターンテーブル15等を含む。軸受部材4には軸7が回
転自在に挿入されていて、金属製スリーブ2(ラジアル
軸受部材)の内径面9に形成された動圧発生用の溝14
を有する円筒状のラジアル軸受面10と、ラジアル軸受
面10に接続するスラスト軸受部材3に形成された合成
樹脂製スラスト軸受面12と、を有する。スラスト軸受
面12は凸球面状であり、中央部の凸球面が軸7の平面
状のスラスト受面11と接触摺動する滑り軸受となって
いる。
【0017】軸受部材4の周縁が、モータベース21及
び基板20にネジ22により固定されている。スリーブ
2の外周面にはステータ19が固定されている。ステー
タ19はコイル17を有しており、ステータ19の半径
方向外側には、ステータ19に対向するようにロータ1
8が配置されモータの駆動機構を構成している。ロータ
18は、ターンテーブル15を介在して、回転軸の外径
がφ2mm乃至φ5mmである軸7に固定されている。ここ
でロータ18は磁石18aと及び磁石18aを取り付け
る為のロータ取り付け部材18bとから構成されてい
る。軸7の上端部にはディスク16を装着するためのタ
ーンテーブル15が固定されている。ロータ18は、ス
リーブ2に固定されたステータ19と対向している。
び基板20にネジ22により固定されている。スリーブ
2の外周面にはステータ19が固定されている。ステー
タ19はコイル17を有しており、ステータ19の半径
方向外側には、ステータ19に対向するようにロータ1
8が配置されモータの駆動機構を構成している。ロータ
18は、ターンテーブル15を介在して、回転軸の外径
がφ2mm乃至φ5mmである軸7に固定されている。ここ
でロータ18は磁石18aと及び磁石18aを取り付け
る為のロータ取り付け部材18bとから構成されてい
る。軸7の上端部にはディスク16を装着するためのタ
ーンテーブル15が固定されている。ロータ18は、ス
リーブ2に固定されたステータ19と対向している。
【0018】本発明では図2に示すように、動圧発生用
の溝14としてへリングボーン状のパターンを採用して
いる。軸7の円周面上に、2段の複数の横V字型の溝が
互いに離間して刻設されている。横V字型溝の屈曲部か
ら円筒状孔の開口部側へ延在する溝は潤滑油を底部側へ
流動させる方向の力を発生させ、屈曲部から円筒状孔の
底部側へ延在する溝は潤滑油を開口部側へ流動させる方
向の力を発生させる。ここで、2段の溝において、屈曲
部より開口部側の軸方向長さ(幅)を各々A、Cとし、
屈曲部より底部側の軸方向長さを各々B、Dとすると、
A、Cは各々B、Dより短い。つまり、A<B、C<D
であり2段の溝とも下側の幅が広くなっている。従っ
て、A+C<B+Dである。ここで、A+CとB+Dと
の比率を15:16乃至3:4とする。又、ラジアル軸
受すきま(ラジアル軸受面とラジアル受面)の大きさを
3μm乃至10μmとする。
の溝14としてへリングボーン状のパターンを採用して
いる。軸7の円周面上に、2段の複数の横V字型の溝が
互いに離間して刻設されている。横V字型溝の屈曲部か
ら円筒状孔の開口部側へ延在する溝は潤滑油を底部側へ
流動させる方向の力を発生させ、屈曲部から円筒状孔の
底部側へ延在する溝は潤滑油を開口部側へ流動させる方
向の力を発生させる。ここで、2段の溝において、屈曲
部より開口部側の軸方向長さ(幅)を各々A、Cとし、
屈曲部より底部側の軸方向長さを各々B、Dとすると、
A、Cは各々B、Dより短い。つまり、A<B、C<D
であり2段の溝とも下側の幅が広くなっている。従っ
て、A+C<B+Dである。ここで、A+CとB+Dと
の比率を15:16乃至3:4とする。又、ラジアル軸
受すきま(ラジアル軸受面とラジアル受面)の大きさを
3μm乃至10μmとする。
【0019】回転部材(軸、ロータ、ターンテーブル、
ディスク)が矢印の方向に回転(上から見て時計方向に
回転)すると、スリーブ内径面9に設けられた動圧発生
用の溝14により圧力が発生する。その際、上記の様に
溝パターンが軸方向に非対称であるため、ラジアル方向
の力と軸7をスラスト軸受部材3へ押しつけるスラスト
方向の力が発生するため軸7が浮上することはない。よ
って、ディスク16が記録再生ヘッドに接触し破壊する
ことがないので、記録再生に問題が生じることもない。
また潤滑油量は、動圧発生用の溝14が潤滑油にひたっ
ていればよいので、軸7挿入時に、溢れて潤滑油溜まり
8に盛り上がっても良く、潤滑油の充填量に関して細か
い注意力は不要である。
ディスク)が矢印の方向に回転(上から見て時計方向に
回転)すると、スリーブ内径面9に設けられた動圧発生
用の溝14により圧力が発生する。その際、上記の様に
溝パターンが軸方向に非対称であるため、ラジアル方向
の力と軸7をスラスト軸受部材3へ押しつけるスラスト
方向の力が発生するため軸7が浮上することはない。よ
って、ディスク16が記録再生ヘッドに接触し破壊する
ことがないので、記録再生に問題が生じることもない。
また潤滑油量は、動圧発生用の溝14が潤滑油にひたっ
ていればよいので、軸7挿入時に、溢れて潤滑油溜まり
8に盛り上がっても良く、潤滑油の充填量に関して細か
い注意力は不要である。
【0020】また、空気抜き穴がないため、軸7の挿入
時、穴から潤滑油が漏れることも、軸7の挿入後の軸受
の非作動時に温度が上がっても潤滑油が円筒状孔13よ
り漏出することもない。従って、ラジアル軸受すきまよ
り底部側が密閉されるとともに、余計な加工は不要とな
る。
時、穴から潤滑油が漏れることも、軸7の挿入後の軸受
の非作動時に温度が上がっても潤滑油が円筒状孔13よ
り漏出することもない。従って、ラジアル軸受すきまよ
り底部側が密閉されるとともに、余計な加工は不要とな
る。
【0021】更に、ラジアル軸受すきまの大きさを3μ
m乃至10μmの範囲内にすることにより、軸受部材4
に空気抜き穴を設けることなく円筒状孔内に潤滑油を注
入した状態で、円筒状孔内への軸7の挿入が容易となる
効果がある。
m乃至10μmの範囲内にすることにより、軸受部材4
に空気抜き穴を設けることなく円筒状孔内に潤滑油を注
入した状態で、円筒状孔内への軸7の挿入が容易となる
効果がある。
【0022】図3及び図4でホワール等の非回転成分の
発生を確認する試験の結果を示す。
発生を確認する試験の結果を示す。
【0023】ここで、軸7の外径はφ3mm、ラジアル軸
受すきまは7μm、動圧発生用の溝の軸方向長さの比は
3:4であり、試験条件はアンバランス量1gf・c
m、回転数3000rpm、6000rpmとし、試験
方法は軸7をターンテーブル15より約5mm長くし、
ADEマイクロセンス(静電容量式非接触変位計)によ
り軸の変位(振れ回り量)を測定しFFT(高速フーリ
エ変換)で解析した。
受すきまは7μm、動圧発生用の溝の軸方向長さの比は
3:4であり、試験条件はアンバランス量1gf・c
m、回転数3000rpm、6000rpmとし、試験
方法は軸7をターンテーブル15より約5mm長くし、
ADEマイクロセンス(静電容量式非接触変位計)によ
り軸の変位(振れ回り量)を測定しFFT(高速フーリ
エ変換)で解析した。
【0024】回転数3000rpm、即ち50Hzの時
は、FFTの出力画面を示す図3に示されるように、軸
の変位は−8.7dBVであり、また6000rpm、
即ち100Hzの時は図4に示すように0.5dBVで
ある。どちらの試験結果でも、−46dBV(0.02
5μm0−p)以上の非回転成分は発生していない(図
3、図4に示されたのは1次の回転成分である)。よっ
て、本実施例の溝パターンにおいてホワールを含めた非
回転成分は殆ど発生せず問題ないことがわかる。
は、FFTの出力画面を示す図3に示されるように、軸
の変位は−8.7dBVであり、また6000rpm、
即ち100Hzの時は図4に示すように0.5dBVで
ある。どちらの試験結果でも、−46dBV(0.02
5μm0−p)以上の非回転成分は発生していない(図
3、図4に示されたのは1次の回転成分である)。よっ
て、本実施例の溝パターンにおいてホワールを含めた非
回転成分は殆ど発生せず問題ないことがわかる。
【0025】なお、軸受部材4と軸7との間の潤滑油を
開口部側へ流動させる方向の力が発生するが、これでも
軸7にはホワールが発生せず、実用上問題ないことがわ
かった。
開口部側へ流動させる方向の力が発生するが、これでも
軸7にはホワールが発生せず、実用上問題ないことがわ
かった。
【0026】図5は本発明の第2実施例の動圧軸受装置
の断面図、図6は第2実施例の軸受部材のみの断面図を
示す。
の断面図、図6は第2実施例の軸受部材のみの断面図を
示す。
【0027】第2実施例が第1実施例と異なる点は、合
成樹脂製軸受部材がラジアル軸受面10に動圧発生用の
溝14を有するラジアル軸受部材2と、ラジアル軸受面
10に接続するスラスト軸受面12を有するスラスト軸
受部材3とから成り、両者が射出成形により一体形成さ
れている事である。さらに、動圧発生用の溝14も成形
時にラジアル軸受面10に設けている。また、動圧発生
用の溝14の軸方向長さは、A<B、C=Dであり、A
+C<B+Dとされている。第1実施例と同様に、A+
C:B+Dの比率を15:16乃至3:4とするのが望
ましい。
成樹脂製軸受部材がラジアル軸受面10に動圧発生用の
溝14を有するラジアル軸受部材2と、ラジアル軸受面
10に接続するスラスト軸受面12を有するスラスト軸
受部材3とから成り、両者が射出成形により一体形成さ
れている事である。さらに、動圧発生用の溝14も成形
時にラジアル軸受面10に設けている。また、動圧発生
用の溝14の軸方向長さは、A<B、C=Dであり、A
+C<B+Dとされている。第1実施例と同様に、A+
C:B+Dの比率を15:16乃至3:4とするのが望
ましい。
【0028】軸7が矢印の方向に回転すると、ラジアル
軸受面10に設けられた動圧発生用の溝14により圧力
が発生し、軸7にラジアル方向の力と、軸7をスラスト
軸受面12に押しつけるスラスト方向の力とが発生する
ため軸7が浮上することはない。このように樹脂の一体
成形品とする事により部品点数が少なく低コストであ
り、さらに低摩耗で耐久性に優れる。
軸受面10に設けられた動圧発生用の溝14により圧力
が発生し、軸7にラジアル方向の力と、軸7をスラスト
軸受面12に押しつけるスラスト方向の力とが発生する
ため軸7が浮上することはない。このように樹脂の一体
成形品とする事により部品点数が少なく低コストであ
り、さらに低摩耗で耐久性に優れる。
【0029】樹脂材料としては、炭素繊維を含むPPS
(ポリフェニレンサルファイド樹脂)が強度もあり、耐
摩耗性に優れるので好ましいが、PPSに限られず他の
樹脂材料を使用しても良い。
(ポリフェニレンサルファイド樹脂)が強度もあり、耐
摩耗性に優れるので好ましいが、PPSに限られず他の
樹脂材料を使用しても良い。
【0030】なお、合成樹脂製のラジアル軸受部材2に
すると、曲げ剛性が不足がちになるので、この第2実施
例ではモータベース21(アルミダイカスト、亜鉛ダイ
カスト、板金などの金属からなる)にラジアル軸受部材
2の外径面に嵌合する円筒部23を設けてラジアル軸受
部材2を補強している。ラジアル軸受部材2と円筒部2
3との間のすきまに接着剤を充填するとさらに補強効果
がある。
すると、曲げ剛性が不足がちになるので、この第2実施
例ではモータベース21(アルミダイカスト、亜鉛ダイ
カスト、板金などの金属からなる)にラジアル軸受部材
2の外径面に嵌合する円筒部23を設けてラジアル軸受
部材2を補強している。ラジアル軸受部材2と円筒部2
3との間のすきまに接着剤を充填するとさらに補強効果
がある。
【0031】図7には、図6の溝パターンと異なる軸受
部材4の断面図を第3実施例として示す。図7の動圧発
生用の溝14の軸方向長さはA<B、C>Dであるが、
全体としてはA+C<B+Dである。このため、軸7が
矢印の方向に回転すると、ラジアル軸受面10に設けら
れた動圧発生用の溝14により圧力が発生し、軸7にラ
ジアル方向の力と、軸7をスラスト軸受面12に押しつ
けるスラスト方向の力が発生するため軸7が浮上するこ
とはない。第1及び第2実施例と同様に、A+C:B+
Dの比率を15:16乃至3:4とすることが望まし
い。
部材4の断面図を第3実施例として示す。図7の動圧発
生用の溝14の軸方向長さはA<B、C>Dであるが、
全体としてはA+C<B+Dである。このため、軸7が
矢印の方向に回転すると、ラジアル軸受面10に設けら
れた動圧発生用の溝14により圧力が発生し、軸7にラ
ジアル方向の力と、軸7をスラスト軸受面12に押しつ
けるスラスト方向の力が発生するため軸7が浮上するこ
とはない。第1及び第2実施例と同様に、A+C:B+
Dの比率を15:16乃至3:4とすることが望まし
い。
【0032】その他の作用、効果は第1実施例と同様で
ある。
ある。
【0033】ところで、軸7の外径がφ2mmより細い
と、軸の曲げ剛性が不足がちとなり、軸7の外径がφ5
mmより太くなると必要な動トルクが大きくなりすぎる。
さらに、軸の外径が太くなると、動圧軸受装置が大型化
してしまいスピンドルモータ用の動圧軸受装置には適さ
ない。
と、軸の曲げ剛性が不足がちとなり、軸7の外径がφ5
mmより太くなると必要な動トルクが大きくなりすぎる。
さらに、軸の外径が太くなると、動圧軸受装置が大型化
してしまいスピンドルモータ用の動圧軸受装置には適さ
ない。
【0034】ラジアル軸受すきまが3μmより小さい
と、潤滑油が低温時に動トルクが大きくなり、ラジアル
軸受すきまが10μmより大きいと動トルクは小さくな
るが高温時の負荷容量が不足がちとなる。
と、潤滑油が低温時に動トルクが大きくなり、ラジアル
軸受すきまが10μmより大きいと動トルクは小さくな
るが高温時の負荷容量が不足がちとなる。
【0035】また、2段の動圧発生用の溝14におい
て、A+CとB+Dとの比率を15:16より大きくす
ると、潤滑油を開口部側へ流動させる方向の力が相対的
に小さくなるため、軸をスラスト軸受面に押しつけるス
ラスト方向の力が不足する。一方、A+CとB+Dとの
比率を3:4より小さくすると潤滑油を開口部側へ流動
させる方向の力が相対的に大きくなるため、軸受部(特
にラジアル軸受下方及びスラスト軸受)が負圧となりホ
ワール等が発生し軸受性能の低下をもたらすことがあ
る。なお、ホワールの主原因はラジアル軸受すきまが負
圧になることと、ラジアル軸受すきまに空気が入ること
による。
て、A+CとB+Dとの比率を15:16より大きくす
ると、潤滑油を開口部側へ流動させる方向の力が相対的
に小さくなるため、軸をスラスト軸受面に押しつけるス
ラスト方向の力が不足する。一方、A+CとB+Dとの
比率を3:4より小さくすると潤滑油を開口部側へ流動
させる方向の力が相対的に大きくなるため、軸受部(特
にラジアル軸受下方及びスラスト軸受)が負圧となりホ
ワール等が発生し軸受性能の低下をもたらすことがあ
る。なお、ホワールの主原因はラジアル軸受すきまが負
圧になることと、ラジアル軸受すきまに空気が入ること
による。
【0036】また、動圧発生用の溝のパターンは実施例
のものに限られず、軸をスラスト軸受面に押しつけるス
ラスト方向の力が発生する溝幅比で、潤滑油を底部側へ
流動させる方向の力を発生させる溝の軸方向長さと、潤
滑油を開口部側へ流動させる方向の力を発生する溝の軸
方向長さとの比率が15:16乃至3:4であれば良
い。さらに、動圧発生用の溝のパターンは、軸又は円筒
状孔側の何れに設けても良い。
のものに限られず、軸をスラスト軸受面に押しつけるス
ラスト方向の力が発生する溝幅比で、潤滑油を底部側へ
流動させる方向の力を発生させる溝の軸方向長さと、潤
滑油を開口部側へ流動させる方向の力を発生する溝の軸
方向長さとの比率が15:16乃至3:4であれば良
い。さらに、動圧発生用の溝のパターンは、軸又は円筒
状孔側の何れに設けても良い。
【0037】
【発明の効果】本発明によると、空気抜き穴を無くした
が、ラジアル軸受すきまを3μm乃至10μmとしたの
で、軸を円筒状孔内に潤滑油を注入した状態で軸を容易
に挿入できる。さらに空気抜き穴を無くし、ラジアル軸
受すきまより底部側が密封したことにより、潤滑油の充
填が確実で、漏出することはない。
が、ラジアル軸受すきまを3μm乃至10μmとしたの
で、軸を円筒状孔内に潤滑油を注入した状態で軸を容易
に挿入できる。さらに空気抜き穴を無くし、ラジアル軸
受すきまより底部側が密封したことにより、潤滑油の充
填が確実で、漏出することはない。
【0038】また、軸の外径をφ2mm乃至φ5mmとした
結果、軸に必要な曲げ剛性を保ち、かつ必要な動トルク
が大きくなりすぎることを防ぐことができる。
結果、軸に必要な曲げ剛性を保ち、かつ必要な動トルク
が大きくなりすぎることを防ぐことができる。
【0039】さらに、動圧発生用の溝の軸方向長さの比
を15:16乃至3:4の範囲にし、軸受部材と軸との
間の潤滑油を開口部側へ流動させる方向の力を発生させ
ることにより、軸が浮上せず、ホワールを含めた非回転
成分が発生しない。よって、この軸受装置でディスクを
支持すれば、ディスクが記録再生ヘッドに接触し破壊す
ることもないため、高性能で耐久性にも優れるという効
果を有する。
を15:16乃至3:4の範囲にし、軸受部材と軸との
間の潤滑油を開口部側へ流動させる方向の力を発生させ
ることにより、軸が浮上せず、ホワールを含めた非回転
成分が発生しない。よって、この軸受装置でディスクを
支持すれば、ディスクが記録再生ヘッドに接触し破壊す
ることもないため、高性能で耐久性にも優れるという効
果を有する。
【図1】本発明の第1実施例の動圧軸受装置の断面図で
ある。
ある。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】本発明の試験結果を表すグラフである。
【図4】本発明の試験結果を表すグラフである。
【図5】本発明の第2実施例の動圧軸受装置の断面図で
ある。
ある。
【図6】図5の要部拡大図である。
【図7】第3実施例の要部拡大図である。
【図8】従来の動圧軸受装置の断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
4 軸受部材 6 ラジアル受面 7 軸 8 潤滑油溜まり 10 ラジアル軸受面 11 スラスト受面 12 スラスト軸受面 13 円筒状孔 14 動圧発生用の溝
Claims (2)
- 【請求項1】 円筒状の軸受部材(4)は、円筒状孔
(13)の底部に設けられたスラスト軸受面(12)
と、円周面に設けられたラジアル軸受面(10)と、前
記円筒状孔(13)の開口部に設けられて前記ラジアル
軸受面(10)より大径の潤滑油溜まり(8)とを有
し、前記円筒状孔(13)に配設した回転軸(7)は前
記ラジアル軸受面(10)にラジアル軸受すきまを介し
て対向するラジアル受面(6)と、前記スラスト軸受面
(12)に対向するスラスト受面(11)とを有し、前
記軸受部材(4)は該ラジアル軸受すきまより底部側が
密閉され、前記ラジアル軸受面(10)と該ラジアル受
面(6)との少なくとも一方に動圧発生用の溝(14)
が形成され、該動圧発生用の溝(14)が前記軸受部材
(4)と前記回転軸(7)との間の潤滑油を該円筒状孔
の開口部側へ流動させる方向の力を発生することを特徴
とする動圧軸受装置。 - 【請求項2】 前記回転軸(7)の外径はφ2mm乃至φ
5mmであり、前記ラジアル軸受すきまが3μm乃至10
μmであって、該動圧発生用の溝(14)が横V字型で
あり、その屈曲部から該円筒状孔(13)の開口部側へ
延在する溝部分と該屈曲部から該円筒状孔(13)の底
部側へ延在する溝部分との軸方向長さの比が15:16
乃至3:4であることを特徴とする請求項1に記載の動
圧軸受装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13200898A JPH11241720A (ja) | 1997-12-25 | 1998-05-14 | 動圧軸受装置 |
US09/733,997 US6412984B2 (en) | 1998-05-14 | 2000-12-12 | Dynamic pressure bearing apparatus |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9-356714 | 1997-12-25 | ||
JP35671497 | 1997-12-25 | ||
JP13200898A JPH11241720A (ja) | 1997-12-25 | 1998-05-14 | 動圧軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11241720A true JPH11241720A (ja) | 1999-09-07 |
Family
ID=26466681
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13200898A Pending JPH11241720A (ja) | 1997-12-25 | 1998-05-14 | 動圧軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11241720A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194385A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
-
1998
- 1998-05-14 JP JP13200898A patent/JPH11241720A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006194385A (ja) * | 2005-01-14 | 2006-07-27 | Ntn Corp | 動圧軸受装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050201 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050216 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050415 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050629 |