JPH11241688A - 揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置 - Google Patents

揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置

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JPH11241688A
JPH11241688A JP8919598A JP8919598A JPH11241688A JP H11241688 A JPH11241688 A JP H11241688A JP 8919598 A JP8919598 A JP 8919598A JP 8919598 A JP8919598 A JP 8919598A JP H11241688 A JPH11241688 A JP H11241688A
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JP
Japan
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water
pump
water temperature
rise
trouble
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JP8919598A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Inushima
喜好 犬嶋
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PROTEKKUSU KK
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PROTEKKUSU KK
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  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】揚水ポンプの故障時、運転継続による水温上昇
に基く配水設備の変形、破損等の被害を防止する。 【解決手段】故障時の水温の異常上昇を検知して警報を
発するとともに、制御装置を作動させ、圧力水を貯水槽
に還流し、水温上昇を避け、配水設備を保護する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビル等の、揚水ポン
プにおける水温検出式配水設備保護安全装置
【0002】
【従来の技術】揚水ポンプのセンサー或いは部品の故障
時に、ポンプが運転を、停止せず、運転を継続する場合
に対する対策としては、単に早期の部品交換及び頻繁な
点検、をポンプ製造メーカーは求めているが、機器自体
にて、検知器の故障で回転が続行しても、自動的に停止
するよう2次的には、安全回路装置は使用されてない。
【0003】図3に示すごとく、配水管内の圧力が水使
用時においては、水圧はP1の位置になるとポンプが始
動し、水圧は圧力検知器設定値P2、に達するとポンプ
は停止するが,水を使用中は圧力検知器設定値を越え,
ポンプの最大性能の圧力P3、まで加圧され人工的に連
続回転を,続行させてもP3、の最大圧力より上昇しな
い,ことが判明し、圧力差を利用、停止信号として,使
用することは,ポンプの継続運転故障状態の判段の方法
と指標、にすることが不可能で、故障に対して、2次的
にポンプを停止し水道配管に影響を与えない為の,保護
的安全装置は考慮されていない現状である。
【0004】水道水を使用水栓が開栓されている場合
は,貯水槽より新しい水が補給されている為,水温は上
昇しないが,偶然全部の水栓が閉ざされた状態に,なっ
た時には,配水管内の少量の水が狭い中で密閉状態で撹
拌されるため,摩擦熱によって急激に高水温になり,ビ
ニール配管のエルブ部分の接着剤を軟化させ水圧と加わ
り接着部を破壊し、大量の水が噴出し階下に落下テナン
トの、コンピューターを,破損し金銭的及び信頼に多大
の損害を受けた。
【0005】前述の如く、ポンプの故障により、配管が
破損した場合はユーザーは大変な損害を受ける、部品等
の点検交換直後においても、故障は発生するものでメー
カー側の希望するごとく、メインテナンスを十分に励行
していても、故障は発生するもので、特にマンション、
テナントビル、に於いて昼間は頻繁に水道水は使用され
るが、夜間はほとんど使用が停止し、圧力スイッチの開
閉が減少、密閉状態での継続運転の機会が多くなり、熱
水による配管事故が発生しやすく、安心はできない、又
事故の原因についても不明のままでユーザー側において
は泣き寝入りになることが多い現状であり、大変不安の
残ることである。
【0006】現に自社ビルにおいて、過日ポンプの停止
不能による事故が発生、建造物、外機材、電気、電話配
線等に多大の損害を受けた、此の際、建築業者、水道施
設業者、ポンプ製造業者、との間に責任問題が発生色々
と協議を重ねたが、平常の点検、修理、部品、の交換を
求めるのみにて責任の回避する事に恐々とするのみにて
保証問題については解決は困難であった。
【0007】特にポンプ製造業者とは圧力検知器、フロ
ースイッチ、等の制御部品、が故障した時、他の電気器
具、空気ポンプ、機械器具等の様に2重、或いは2次的
に安全装置を付設するのがメーカーの、責任と何度も交
渉しポンプの構造資料の提出を求め説明を求めたとこ
ろ、此の業界においてはそのような、安全装置のごとき
は、全く考慮していないとの回答をして来た。
【0008】然し乍ら航空機、電車、交通機関は特にで
はあるが点検整備の最たるものであるが点検、部品交
換、修理直後の故障事故、が発生している現状である。
【0009】今回の事故については、発生時間が夜間、
或いは無人の時に発生していたらユーザー側としては、
その事故の被害の大きさを想像するとき、不安ははかり
知れないものがあり、事故原因について徹底的に追求す
る必要に迫られた
【0010】その結果において、前述の如く圧力差をも
ってポンプの異常なる運転継続を察知することは、技術
的には困難で保安設計がされてない事情が判明した。特
に今回のような、ポンプの継続運転は稀なことであり製
造メーカーとしては回路の複雑化、コストアップも有
り、余り保安装置については乗り気でなかった、この事
は自力で原因の究明と解決法を見つける以外ないと決心
するにいたった。
【0011】調査の結果事故原因については、熱水によ
る接着剤の軟化に、加え常時使用水圧ではあるが、配水
管の強度の低い所で熱水で接着剤が軟化、配管が破壊さ
れたものと、推察される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】此のような、ポンプの
故障による制御不能による継続運転を停止し建造物、配
水設備、配電通信その他の、諸設備等の保護と保安、安
心を得るため緊急に、モーターを停止し、ポンプを停止
するため、電源を遮断する事であった。
【0013】
【課題を解決する手段】此の際事故時において、水温が
高温になった事実を逆に機器故障の、判断、検出の信号
として利用することを発見、水温上昇を、ポンプ故障時
における検知信号として利用、図1の如く、8ポンプ制
御器、と12電源ブレーカーとの中間に設置する事によ
り、水温を(約35度)にて電源を遮断することによ
り、配水設備の熱による被害を、未然に防止することが
できる。
【0014】ここまでは特願平9−333430により
出願ずみで事実自社ビルで本装置が作動し、プリント基
板の不良故障と判明前回のような大事にはならなかっ
た、が電源を遮断することで、断水とゆう弊害が発生し
た、ここで新たに対策を考えねばならなくなり、電源を
遮断する事なく、電磁弁を開き、貯水槽に水の1部を還
流することで、水温が上昇せずポンプの運転が継続、断
水を避けテナントに迷惑をかけることなく、修理を待つ
事ができることが判明機器の改造が必要となり断水せぬ
方法に改良をおこなった
【0015】
【発明実施の形態】ポンプの故障時における、配水管等
の水温上昇による破損を、避ける手段としては、摩擦熱
による水温上昇を低温約(35度)可変で、温度センサ
ーで検出し電磁弁を開き、貯水槽に水を還流冷却するこ
とにより、電動機を停止させることなく、同時に ブザ
ー、ランプ、等で警報を発し電話、或いは自動的に異常
を、修理業者に連絡、事故を未然に防止出来、断水を避
け修理をゆとりをもって待つことができる。
【0016】本発明はポンプ本体にて加圧後の水を図1
のごとく電磁弁を介して貯水槽と接続し、ポンプ本体制
御盤等には、何ら加工する事なく、自動制御システム並
びに、制御方式、製造メーカー等を、選ばず単独にて作
動し、既に設置使用中の、配水設備においても、軽便に
追加設置使用することが出来る。
【0017】機器本体に圧力スイッチ等ポンプ停止装置
は内蔵されてはいる事とはいえ、偶然に実際ポンプが停
止せず、配水管の破損事故が、発生配水管が破損大量の
水が噴出、コンピューター等の電気製品に多大の被害が
及んだ、この際配水管内部の水温が異常に上昇した事実
に着眼、水温検出が故障時の保護回路作動信号として、
利用出来ることを発見した、これは盲点であり従来考え
られなかった利用法である。
【0018】揚水ポンプの説明を簡単にすると、図1、
において、1受水槽、より2給水管、3バルブ、を経
て、4渦巻きポンプ、に至り、5モーター、にて駆動加
圧され、6フロースイッチ、7バルブ、を経て、上層階
へ給水される、圧力検知器水圧センサーで下限圧力及
び、上限圧力を検出、8制御盤に入力され水圧が制御さ
れる、10は圧力計である、しかしながら水道器具使用
時に、水栓を開放状態の時には、ポンプの仕様最大圧力
まで昇圧され、水圧の差を検出し、圧力センサーの異常
を検知し、ポンプを停止する事は不可能である。
【0019】圧力センサーが、使用回数過多或いは不良
のため、制御不能になりポンプが停止せず、送水を継続
することはままある、この場合水道器具使用時には、受
水槽より水が補給されるため、水温は上昇しないが、器
具が使用されず水栓が閉じられている場合には、配水管
が密閉状態の中で少量の水が撹拌されるため、摩擦熱に
て短時間に、水温が上昇し、ビニール配管の接着剤を軟
化させ、熱に弱いプラスチック部分等を変形、或いは破
損してしまう、事実この様な熱水による配水管の脱落に
よって、短時間に大量の水が噴出して、天井より階下に
落下し、コンピューター、或いは電気器具等に、重大な
被害を与えている。
【0020】本発明は逆にこの水温上昇を、ポンプのセ
ンサー部の異常故障検知信号として利用し、水温検知器
を、13、の如くポンプ本体の金属部分に密着し取り付
け温度を検知、ポンプ及び配管を保護しょうとするもの
で、図1、の11の如くポンプ配管に電磁弁を装着、配
管を貯水槽に接続ポンプの制御不能になった時、電磁弁
を開き、水の1部を貯水槽に還流することでポンプ部分
を密閉する事を避け水の還流により、ポンプの水温上昇
を止め、同時に警報、セキュリチィ信号を発し、運転継
続のまま断水させることなく、安全に修理業者の到着を
待つことができる、水温検知電磁弁を装着する事によ
り、複雑な回路を使用する事を避け、簡単安価に目的を
達成できる、配水設備保護安全装置である。
【0021】
【実施例】水温センサー検出部を、ポンプの金属部分に
密着取り付け、30度に設定実験をおこなったところ、
確実に作動し良好な結果を得た。
【0022】
【発明の効果】本発明はポンプ本体には全く無関係に
て、設定温度ダイヤルを作動するまで低温度に設定し、
作動を確認後、ダイヤルを平常使用値に、もどすのみ
で、本装置の正常作動を確認出来、保守が非常に簡単で
ある。
【0023】本配水設備保護安全装置を、本来ならばポ
ンプ本体を工場にて製作時に、制御回路に組み込むのが
最良であるが、既設のビルに後付けにて簡単に追加設置
することにより、ポンプの異常による2次発生的水害を
未然に防止し、精神的な安心感が得られると同時に、修
理期間の延長等経済的な負担を軽減できる。
【0024】揚水ポンプに於て検出器、制御回路、より
モーターに、電磁継電器(リレー)を経て接続されてい
るが、大電流、誘導負荷のためのスパーク、により接点
が溶着電磁継電器、が遮断せずモーターが回転継続状態
になったとしても、本装置では機器故障時における、最
終異常状態の結果である水温の上昇を、検出信号として
いるためポンプ制御盤の不調の原因の如何にかかわら
ず、確実に検出されポンプをポンプ及び配管設備の安
全、保護することができる。
【0025】本配水設備保護安全装置においては、部品
については市販制御部品でよく、何等特殊部品を使用せ
ず、簡単安価に製作出来、センンサ検出器の種類等をえ
らばず、サーミスター、バイメタル、半導体等で0度よ
り50度前後が正確に検出出来るもので、ON、OFF
接点に切り替わるものであれば、種類を選ばない。
【0026】特に最大の特徴は既に設備使用中の設備に
対して追加挿入が簡単にでき、設備の安全が確保できる
ことを、特徴としている。本装置は機器の保全のためば
かりではなく、ユーザーの安全保守の軽便を確保するた
め考案されたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示す配置図
【図2】本発明の基礎となる水温の変化を示す図
【図3】揚水ポンプの圧力作動図
【図4】本機の回路図
【符号の説明】
1 受水槽 6 フロースイッチ 11
電磁弁 2 給水管 7 バルブ 12
ブレーカー 3 バルブ 8 ポンプ制御器 13
温度検出検知器 4 渦巻きポンプ 9 圧力検知器 14
還流用パイプ 5 モーター 10 水圧計 15
本保護安全装置 16還流水

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】揚水ポンプの故障時におけるポンプの継続
    運転を、水温の上昇を故障検知信号として、電磁弁を開
    栓、揚水ポンプの出力水を貯水槽に1部還流、ポンプを
    運転継続のまま、水温の上昇を抑え、保護安全装置作動
    と同時にブザーランプの点灯及びセキュリチィ等への警
    報を発信し、断水を避けながら、機器と配水設備を保護
    する配水設備保護安全装置。
JP8919598A 1998-02-26 1998-02-26 揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置 Pending JPH11241688A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8919598A JPH11241688A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置

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JP8919598A JPH11241688A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置

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JPH11241688A true JPH11241688A (ja) 1999-09-07

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ID=13963942

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JP8919598A Pending JPH11241688A (ja) 1998-02-26 1998-02-26 揚水ポンプにおける水温検出式配水設備保護安全装置

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JP (1) JPH11241688A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169962A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Ebara Corp ポンプの始動頻度異常検知方法および給水装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006169962A (ja) * 2004-12-10 2006-06-29 Ebara Corp ポンプの始動頻度異常検知方法および給水装置

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060801