JPH11241638A - スロットル制御装置 - Google Patents

スロットル制御装置

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JPH11241638A
JPH11241638A JP10043710A JP4371098A JPH11241638A JP H11241638 A JPH11241638 A JP H11241638A JP 10043710 A JP10043710 A JP 10043710A JP 4371098 A JP4371098 A JP 4371098A JP H11241638 A JPH11241638 A JP H11241638A
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JP
Japan
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throttle
motor
opening
drive current
target
Prior art date
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Application number
JP10043710A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazunari Shirai
白井  和成
Hidemasa Miyano
宮野  英正
Shinji Ishizaki
新二 石嵜
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH11241638A publication Critical patent/JPH11241638A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/40Engine management systems

Landscapes

  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スロットルセンサに異常が発生しても、退避
走行に必要なエンジン出力を安全に確保できるスロット
ル制御装置を提供する。 【解決手段】 スロットルセンサによるスロットル開度
の検出値が正常である場合(S120-N)、その検出値と予め
設定された目標開度とが一致するように、スロットルバ
ルブ駆動用モータへの通電を制御するPWM信号のデュ
ーティ比を設定(S130,S140) し、一方、スロットル開度
の検出値が異常である場合(S120-Y)、目標開度に基づい
て設定される目標駆動電流とモータの駆動電流とが一致
するように、PWM信号のデューティ比を設定(S160〜S
180)する。従って、スロットルセンサの異常時でも、精
度は低下するが、目標開度に応じたスロットルバルブの
位置決め制御を行うことができ、退避走行に必要な出力
を安全に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクセルペダルと
の機械的なリンク機構を持たないスロットルバルブ、い
わゆるリンクレススロットルを駆動制御するスロットル
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種のスロットル制御装置
では、復帰バネにより閉方向に付勢されたスロットルバ
ルブを開駆動するアクチュエータと、スロットルバルブ
の開度(以下、スロットル開度という)を検出するスロ
ットルセンサとを備え、別途検出されるアクセル踏込量
に基づいて目標スロットル開度を求め、スロットルセン
サでの検出値が、目標スロットル開度に一致するように
アクチュエータを駆動して、スロットルバルブを位置決
め制御している。
【0003】ところで、近年、スロットル制御装置など
車両の走行に直接影響を与える各種装置に異常が発生し
た場合、直ちに車両の走行を禁止してしまうのではな
く、安全性を確保できる範囲での走行を許容し、修理工
場や安全な場所まで移動できるようにすること、即ち、
いわゆる退避走行を可能とすることに対する要求が高ま
っている。
【0004】しかし、スロットル制御装置では、その制
御系等に異常や故障が発生した場合、通常、アクチュエ
ータへの通電を停止して、復帰バネの付勢力によりスロ
ットルバルブを全閉位置(アイドリング位置)に復帰・
保持させているため、退避走行に必要なエンジン出力を
十分に得ることができないという問題があった。
【0005】これに対して、特開平5−296090号
公報には、スロットルバルブを駆動するアクチュエータ
として、ステッピングモータを用い、制御部の異常や誤
動作を検出した場合、アクセルが全閉位置に復帰した後
に、予め設定された数の駆動パルスをステッピングモー
タに入力することにより、駆動パルスに応じた角度だけ
スロットルを開かせて、退避走行に必要な出力を得るよ
うにした装置が開示されている。
【0006】即ち、ステッピングモータは、駆動パルス
が入力される毎に決められた角度だけ回転するため、脱
調を起こさない限り、駆動パルスによってスロットルバ
ルブの位置制御を行うことができるのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アクチュエー
タとして、DCモータやトルクモータを用いる場合、ス
ロットルセンサの検出値をフィードバックして、復帰バ
ネの付勢力と釣り合うようなトルクを発生させることに
より、スロットルバルブの位置決め制御が行われる。こ
のため、スロットルセンサに断線等の異常が発生する
と、フィードバック制御が不能となってしまい、スロッ
トルバルブの位置制御を行うことができず、上述の公報
に記載されているように、予め決められた所定量だけス
ロットルバルブを開かせて、退避走行に必要な出力を安
定して確保することができないという問題があった。
【0008】本発明は、上記問題点を解決するために、
スロットルセンサに異常が発生しても、退避走行に必要
なエンジン出力を安全に確保できるスロットル制御装置
を提供する目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた発明である請求項1に記載のスロットル制御
装置では、スロットルバルブの開度を検出するスロット
ルセンサでの検出値が、設定された目標スロットル開度
に一致するように、第1制御手段が、モータ駆動回路に
よる通電のデューティ比をフィードバック制御する。
【0010】これにより、デューティ比に応じた大きさ
の駆動電流がモータに供給され、モータは、この駆動電
流に応じた大きさのトルクを発生し、このトルクによ
り、スロットルバルブに加えられた閉方向への付勢力に
抗してスロットルバルブを開方向に駆動する。
【0011】そして、異常検出手段がスロットルセンサ
の異常を検出した場合、第1制御手段から第2制御手段
に制御を切り替えて、第2制御手段が、目標スロットル
開度から目標駆動電流を求め、モータの駆動電流を検出
する電流検出手段の検出値が、目標駆動電流に一致する
ように、モータ駆動回路による通電のデューティ比をフ
ィードバック制御する。
【0012】ここで、スロットルバルブを閉方向に付勢
する付勢力とスロットル開度とが比例関係にあり、ま
た、モータの駆動電流とトルクとが比例関係にあること
が知られている。しかも、スロットルバルブを一定位置
に保持するには、付勢力とトルクとを釣り合わせる必要
があることから、これらの関係は、(1)式にて表すこ
とができる。
【0013】 (スロットル開度)∝(付勢力)=(モータトルク)∝(駆動電流) (1) つまり、図4に示すように、モータの駆動電流とスロッ
トル開度との間には、ほぼ比例関係があるため、駆動電
流に基づいて、スロットル開度を制御することができる
のである。
【0014】このように、本発明のスロットル制御装置
によれば、スロットルセンサの異常時に、駆動電流に基
づいたフィードバック制御に切り替えてモータを駆動す
るようにされているので、退避走行に必要なエンジン出
力を安全に得ることができる。但し、一般的に、スロッ
トルバルブの支持軸やスロットルバルブの閉方向への付
勢力を発生させるための復帰バネ等の摩擦、及びモータ
とスロットルバルブとの間に設けられるギヤのバックラ
ッシュ等に基づいて、機械的なヒステリシスが存在す
る。このため、図4に示すように、モータへの駆動電流
が同じ大きさ(Io)であっても、実際に取りうるスロ
ットル開度は幅(W)があり、スロットル開度を精密に
は制御することはできないが、安全な退避走行を行うに
は十分の精度である。
【0015】なお、モータの駆動電流は、例えば、駆動
電流の通電経路に電流検出抵抗等を設け、その両端電圧
を測定することにより直接的に検出してもよいし、電流
値に影響を与えるデューティ比,電源電圧,モータ温度
等から間接的に推定するようにしてもよい。
【0016】ところで、モータ駆動回路によりデューテ
ィ制御されるモータへの通電は、モータ駆動回路を制御
する装置(CPU等)の処理能力等を考慮して、通常、
数ms程度の周期で行っている。また、この通電により
流れる駆動電流の時定数は、通常、この制御周期の半分
より短くなるように設定されるため、図3に示すよう
に、デューティのオン,オフ期間の間、電流値が大きく
変化する。これに対して、スロットルバルブを含む機械
的な構成部分が有する動作の時定数は、20ms程度で
あり、通電の制御周期と比較して十分に大きいため、ス
ロットル開度、即ちスロットルセンサの検出値が駆動電
流の変化に応じてばたついてしまうことがない。
【0017】しかし、電流検出手段にて検出される駆動
電流は、検出タイミングによって全く大きさが異なって
いるため、この検出値を用いる第2制御手段では、安定
した制御を行うことはできない。これを解決するため
に、電流経路にコンデンサを取り付けて、電流を平滑化
することが考えられるが、この場合、コンデンサによっ
て駆動電流の位相遅れが生じてしまい、制御が不安定に
なるという新たな問題があった。
【0018】そこで、請求項2に記載のスロットル制御
装置では、第2制御手段が、モータ駆動回路による通電
を、第1制御手段より短い周期で行っている。このよう
にすれば、1回の通電期間又は非通電期間の間に、電流
値が大きく変化してしまうことがなく、デューティ比に
応じたほぼ一定値とすることができる。
【0019】従って、本発明のスロットル制御装置によ
れば、第2制御手段による駆動電流を用いたフィードバ
ック制御の精度を向上させることができる。なお、第2
制御手段での制御時における通電周期は、駆動電流の時
定数より十分に小さくすることが望ましい。また、通電
周期は、短くするほど電流検出手段の検出値をより安定
させることができるが、電流の断続によるノイズの発生
等を考慮して設定することが望ましい。
【0020】次に、モータは、駆動電流でスロットル開
度を制御する場合に、制御が容易であることから、請求
項3に記載のように、駆動電流に対してトルクが直線的
に変化するDCモータ,或いはトルクモータであること
が望ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1は、エンジンの吸気経路に取り付けら
れるスロットルボディの概略構成、及び本実施例のスロ
ットル制御装置の全体構成を表す説明図である。
【0022】まず、スロットルボディBは、エンジンの
吸気経路を開閉するスロットルバルブVと、スロットル
バルブVの支持軸Pに取り付けられ、スロットルバルブ
Vを閉方向(アイドリング位置方向)に付勢する復帰バ
ネSとを備えている。一方、本実施例のスロットル制御
装置2は、スロットルバルブVの支持軸Pを回転駆動す
るDCモータ4と、支持軸Pの回転角を検出することに
より、スロットルバルブVの開度(以下、スロットル開
度という)に応じた検出信号Asを出力するスロットル
センサ6と、図示しないアクセルペダルの踏込量に応じ
た検出信号Aaを出力するアクセルセンサ8と、スロッ
トルセンサ6及びアクセルセンサ8からの開度信号As
及び踏込信号Aaに基づいて、DCモータ4を駆動する
電子制御ユニット(ECU)10とを備えている。
【0023】ここで、ECU10は、モータを正方向に
通電する2個のトランジスタ、及び逆方向に通電する2
個のトランジスタの合計4個のトランジスタを、いわゆ
るHブリッジ形に接続してなる周知のモータ駆動回路1
2と、DCモータ4に流れる駆動電流に応じた検出信号
Adを出力する電流検出手段としての電流検出回路16
と、電流検出回路16,スロットルセンサ6,アクセル
センサ8からの各検出信号Ad,As,Aa,Adをデ
ジタルの検出値Ds,Da,Ddに変換するAD変換器
18と、AD変換器18を介して得られる検出値、即ち
駆動電流値Dd,スロットル開度Ds,アクセル踏込量
Daに基づいて、モータ駆動回路12を構成するトラン
ジスタを断続制御するためのPWM(パルス幅変調)信
号Scを生成する処理等を実行するマイクロコンピュー
タ20とからなる。
【0024】なお、電流検出回路16は、駆動電流の通
電経路に電流検出用の抵抗を直列接続し、その両端電圧
を検出するものであってもよいし、モータ駆動回路12
を構成するトランジスタとして、電流検出機能を備えた
周知のセンスMOS(例えば、IR製、HEX Sense シリ
ーズ)を用いることにより、モータ駆動回路12と一体
に構成してもよい。
【0025】また、マイクロコンピュータ20は、CP
U,ROM,RAMを中心に構成され、PWM信号Sc
を生成するためのタイマーを備えた周知のものであり、
アクセルセンサ8からの検出信号AaをAD変換して得
られるアクセル踏込量Daに基づいて、スロットルバル
ブVの目標開度を設定する目標値設定処理、PWM信号
Scのデューティ比や制御周期(駆動周波数)を求め、
PWM信号Sc生成用のタイマーを設定する信号設定処
理等を実行する。なお、本実施例において、目標値設定
処理は4ms周期、信号設定処理は2ms周期で実行さ
れる。
【0026】ここで、本発明の主要部である信号設定処
理について、図2に示すフローチャートに沿って詳しく
説明する。図2に示すように、本処理が起動されると、
まずS110では、スロットルセンサ6及び電流検出回
路16からの検出信号As,AdをAD変換してなるス
ロットル開度Ds及び駆動電流値Ddを読み込み、続く
S120では、読み込んだスロットル開度Dsに基づい
て、スロットルセンサ6に異常があるか否かを判断す
る。具体的には、スロットル開度Dsとして読み込まれ
た電圧値が、許容範囲内(例えば、0.2〜4.8V)
にあれば異常はないと判断し、S130に移行する。
【0027】S130では、検出したスロットル開度D
sと目標値設定処理にて設定された目標開度との偏差
(以下、開度偏差という)を算出し、続くS140で
は、この開度偏差に基づいてモータ駆動回路12へのP
WM信号Scのデューティ比を求める。このデューティ
比の算出は、PID制御によって行ってもよいし、開度
偏差だけでなく、エンジンの運転状態を検出する各種セ
ンサからの複数の入力信号に基づいた現代制御によって
行ってもよい。なお、PID制御や現代制御は周知の技
術であり、また本発明の要旨とは関係がないため、ここ
では説明を省略する。
【0028】続くS150では、S140にて算出した
デューティ比を有し、駆動周波数が500Hz(制御周
期2ms)となるPWM信号Scを生成するように、タ
イマーを設定して本処理を終了する。一方、先のS12
0にて、スロットル開度Dsとして読み込まれた電圧値
が、許容範囲外にある場合、スロットルセンサ6が故障
またはセンサからの信号線が断線或いは短絡しているも
のとして、異常処理を行うためにS160に移行する。
【0029】S160では、目標値設定処理にて設定さ
れた目標開度に基づいて、DCモータ4に流す目標駆動
電流値を設定する。これは、例えば、先の図5に実線で
示された駆動電流とスロットル開度との関係を予めテー
ブルとしてメモリに記憶しておき、目標開度を参照値と
して、テーブルを検索することにより設定すればよい。
【0030】続くS170では、S110にて読み込ん
だ駆動電流値DdとS160にて設定された目標駆動電
流値との偏差(以下、電流偏差という)を算出し、続く
S180では、この電流偏差に基づいて、モータ駆動回
路12へのPWM信号Scのデューティ比を求める。こ
のデューティ比の算出は、S140での処理と同様に、
PID制御や現代制御によって行えばよい。
【0031】そして、S190では、S180にて算出
したデューティ比を有し、駆動周波数が10KHz(制
御周期100μs)となるPWM信号Scを生成するよ
うに、タイマーを設定して本処理を終了する。そして、
S150又はS190にてタイマーの設定が行われる
と、以後、そのタイマー設定に応じたPWM信号Scが
タイマーからモータ駆動回路12に出力される。
【0032】なお、本実施例では、S120が本発明の
異常検出手段に相当し、またS130〜S150が第1
制御手段、S160〜S190が第2制御手段に相当す
る。このように構成された本実施例のスロットル制御装
置2では、マイクロコンピュータ20が生成するPWM
信号Scのデューティ比に応じて、DCモータ4に流れ
る駆動電流Idの平均値が変化し、DCモータ4は、こ
の駆動電流Idの平均値に応じたトルクを発生する。す
ると、スロットルバルブVは、復帰バネSの付勢力に抗
して回動し、復帰バネSの付勢力とDCモータ4のトル
クとが釣り合うところで静止する。
【0033】そして、スロットルセンサ6からの検出値
が正常である場合(S120−NO)には、そのスロッ
トルセンサ6により検出されるスロットル開度Dsをフ
ィードバックして、このスロットル開度Dsが目標開度
と一致するようPWM信号Scのデューティ比を制御
(S130〜S140)し、一方、スロットルセンサ6
からの検出値が異常である場合(S120−YES)に
は、電流検出回路16により検出される駆動電流値Dd
をフィードバックして、この駆動電流値Ddが目標駆動
電流と一致するようPWM信号Scのデューティ比を制
御(S160〜S180)するようにされている。
【0034】従って、本実施例のスロットル制御装置2
では、スロットルセンサ6の正常時には、スロットルバ
ルブVを精度よく位置決めすることができ、また、スロ
ットルセンサ6の異常時でも、スロットルバルブVの位
置決め制御が全く不能となってしまうことがなく、制御
の精度は低下するものの、目標開度に応じたスロットル
バルブVの位置決め制御を行うことができる。つまり、
スロットルセンサ6の異常時にも、退避走行に必要な出
力を安全に得ることができる。
【0035】また、本実施例のスロットル制御装置2で
は、スロットルセンサ6の異常時に、PWM信号Scの
駆動周波数を正常時(500Hz)の20倍である10
KHz、即ち、PWM信号Scによる制御周期が、駆動
電流Idの時定数より十分に短くなるように切り替えて
いる。
【0036】従って、電流検出回路16にて検出される
電流値が、PWM信号Scのオン,オフに従って大きく
変動してしまうことがなく、安定した制御を行うことが
できる。以上、本発明の一実施例について説明したが、
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、様々な
態様にて実施することが可能である。
【0037】例えば、上記実施例ではマイクロコンピュ
ータが行っている各種処理を、すべて電子回路にて構成
してもよい。また、上記実施例では、スロットルセンサ
6の異常時に、PWM信号Scの駆動周波数を10KH
zとしており、マイクロコンピュータ20による制御が
可能であれば、駆動周波数をより高く設定してもよい。
即ち、10KHzは可聴周波数帯であるため、異常処理
を開始する騒音が発生するおそれがあるが、駆動周波数
を可聴周波数帯より高くできれば、この騒音を確実に防
止できる。
【0038】但し、上記実施例の装置で、異常処理を行
うことにより騒音が発生したとしても、退避走行を行う
間だけであるため問題はない。更に、上記実施例では、
スロットルセンサ6を駆動するモータとして、DCモー
タ4を用いているが、トルクモータ等、駆動電流に対し
てトルクが直線的に変化する特性を有するものであれ
ば、どのようなモータを用いてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 スロットルボディ及び実施例のスロットル制
御装置の構成を表す説明図である。
【図2】 マイクロコンピュータが実行する信号設定処
理の内容を表すフローチャートである。
【図3】 PWM信号及び駆動電流の波形図である。
【図4】 スロットル開度とモータトルク(駆動電流)
との関係を表すグラフである。
【符号の説明】
2…スロットル制御装置 4…DCモータ 6
…スロットルセンサ 8…アクセルセンサ 10…電子制御ユニット(EC
U) 12…モータ駆動回路 16…電流検出回路 1
8…AD変換器 20…マイクロコンピュータ B…スロットルボデ
ィ P…支持軸 S…復帰バネ V…スロットルバルブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクセルペダルとの機械的なリンク機構
    を持たないスロットルバルブの開度を検出するスロット
    ルセンサと、 駆動電流が大きいほど大きなトルクを発生させ、該トル
    クにより、前記スロットルバルブに加えられた閉方向へ
    の付勢力に抗して、該リンクレススロットルを開方向に
    駆動するモータと、 該モータへの通電をデューティ制御するモータ駆動回路
    と、 前記スロットルセンサの検出値が、設定された目標スロ
    ットル開度に一致するように、前記モータ駆動回路によ
    る通電のデューティ比をフィードバック制御する第1制
    御手段と、 を備えたスロットル制御装置において、 前記駆動電流を検出する電流検出手段と、 前記スロットルセンサの異常を検出する異常検出手段
    と、 該異常検出手段にて前記スロットルセンサの異常が検出
    された場合に、前記目標スロットル開度から目標駆動電
    流を求め、前記電流検出手段の検出値が、前記目標駆動
    電流に一致するように、前記モータ駆動回路による通電
    のデューティ比をフィードバック制御する第2制御手段
    と、 を設けたことを特徴とするスロットル制御装置。
  2. 【請求項2】 前記第2制御手段は、前記モータ駆動回
    路による通電を、前記第1制御手段より短い周期で行わ
    せることを特徴とする請求項1に記載のスロットル制御
    装置。
  3. 【請求項3】 前記モータは、前記駆動電流に対して前
    記トルクが直線的に変化するDCモータ,或いはトルク
    モータであることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載のスロットル制御装置。
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Cited By (3)

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