JPH11241083A - 加熱圧縮成型用離型剤組成物 - Google Patents

加熱圧縮成型用離型剤組成物

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JPH11241083A
JPH11241083A JP28679298A JP28679298A JPH11241083A JP H11241083 A JPH11241083 A JP H11241083A JP 28679298 A JP28679298 A JP 28679298A JP 28679298 A JP28679298 A JP 28679298A JP H11241083 A JPH11241083 A JP H11241083A
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JP
Japan
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release agent
polyethylene wax
agent composition
molecular weight
average molecular
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Application number
JP28679298A
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English (en)
Inventor
Masanori Sugawara
正紀 菅原
Yoshiro Fuseya
善郎 布施谷
Akihiro Takahashi
昭博 高橋
Yasushi Mizuta
康司 水田
Takeshi Ito
武志 伊藤
Yasuhiro Matsuzaka
康弘 松坂
Masayoshi Aoki
正義 青木
Naohiro Murata
尚洋 村田
Hirohide Sakaguchi
博英 坂口
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Mitsui Chemicals Inc
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Mitsui Chemicals Inc
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 分子中に少なくとも1つの分岐鎖を有す
るポリエチレンワックスを含有し、その分岐鎖がメチル
基であり、かつ該ポリエチレンワックス中の炭素100
個に対しメチル基炭素を1〜10個含むことを特徴とす
る離型剤組成物。 【効果】 加熱圧縮成形における連続離型性を内部離型
剤の添加のみで行うことで外部離型剤の塗布作業を軽減
しかつ良好な離型を維持することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、加熱圧縮成型用離
型剤組成物に関する。より詳しくは、特定の分子構造、
分子量、軟化点、熱的安定性を有し、高温時の流動性、
離型効果に優れた離型剤組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】加熱圧縮成形による成型物製造は、一般
に、不飽和ポリエステル樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ
樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂と炭酸カルシウム、
水酸化アルミニウム、タルク、木質チップなどの無機充
填剤の組み合わせにより、バスタブ、カウンター等の住
設機器、ボード、床、合板等の建材、船舶、飛行機、自
動車等の外板として広く用いられている。これらは、一
般に金型等の成形型をプレスに設置し高温高圧下で加熱
圧縮成形することで得られ、この際、金型との接着を防
ぐために外部あるいは内部離型剤を用い、各プレス時に
内部離型剤を添加することはもちろんのこと、定期的に
外部離型剤を金型に塗布することで良好な離型性を維持
している。例えば、外部離型剤としてはフッ素系、シリ
コン系等の焼き付け型、あるいはカルナバ、リン系ワッ
クス型が一般的であるが、特公平3−11604号公報
においてイソブチレンオリゴマー及びワックスからなる
離型剤、特公平3−9848号公報において含ハロゲン
ポリエーテル系離型剤等が提案されている。これらは、
特に金型との密着性が高いウレタン/ウレア系樹脂の離
型に関する発明であり、さらにこれに関連するところで
は、内部離型剤に関する発明として特開平4−2320
04号公報において鉱物ワックスと燐酸エステルとの組
合わせ、特公平3−38309号公報においてスルホン
酸誘導体を添加する方法、特公平3−21321号公報
においてモンタンワックス及び/またはカルナバワック
ス、特公平6−37590号公報において有機金属塩と
活性水素を有する物質の混合物を用いることが提案され
ている。これらの方法は、外部離型剤と内部離型剤を併
用することで大きな効果が得られるものが多く、内部離
型剤のみの添加で連続成形を行った場合、徐々に離型性
の低下がみられたり、反応型の離型剤を用いても表面に
傷が付いて部分的に離型剤がはがれたときには全体を研
磨し直し再塗布することが必要となる場合があり、更な
る改善が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外部
離型剤の塗布作業を軽減し又は不要としながらも、良好
な離型性を維持することができる加熱圧縮成形における
連続離型性を内部離型剤の提供及びその離型剤を用いた
成形物を提供する、ことを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するために鋭意検討した結果、離型剤組成物とし
て、特定の分子構造を有するポリエチレンワックスを含
有する離型剤組成物を使用すれば、上記目的が達成され
ることを見い出し、本発明を完成させるに至った。 即
ち、本発明は、以下の(1)〜(9)を提供するもので
ある。
【0005】(1) 分子中に少なくとも1つの分岐鎖
を有するポリエチレンワックスを含有する離型剤組成物
であって、その分岐鎖がメチル基であり、かつ該ポリエ
チレンワックス中の炭素100個に対しメチル基炭素を
1〜10個含むことを特徴とする離型剤組成物。
【0006】(2) ポリエチレンワックスのゲル浸透
クロマトグラフィーによる分子量が、数平均分子量で4
00〜7000であることを特徴とする(1)記載の離
型剤組成物。
【0007】(3) ポリエチレンワックスが、二種類
以上の混合物であり、かつ該混合物のゲル浸透クロマト
グラフィーによる平均分子量が数平均分子量で400〜
7000であることを特徴とする(1)記載の離型剤組
成物。
【0008】(4) ゲル浸透クロマトグラフィーによ
る数平均分子量が、1000〜4000であるポリエチ
レンワックスを少なくとも1種類含有することを特徴と
する(3)記載の離型剤組成物。
【0009】(5) ポリエチレンワックスのゲル浸透
クロマトグラフィーによる重量平均分子量(MW)と数
平均分子量(MN)の比(MW/MN)が、1.0〜
3.0であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれ
かに記載の離型剤組成物。
【0010】(6) ポリエチレンワックスの25℃に
おける密度が、0.900〜0.950であることを特
徴とする(1)〜(5)のいずれかに記載の離型剤組成
物。
【0011】(7) ポリエチレンワックスの軟化点
が、40℃〜120℃であることを特徴とする(1)〜
(6)のいずれかに記載の離型剤組成物。
【0012】(8) ポリエチレンワックスの25℃〜
250℃における相変化時の重量変化が、±0〜5%で
あることを特徴とする(1)〜(7)のいずれかに記載
の離型剤組成物。
【0013】(9) ポリエチレンワックスの25℃〜
250℃における加熱、冷却時の融解温度と固化温度の
差が、±0〜5%であることを特徴とする(1)〜
(8)のいずれかに記載の離型剤組成物。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明についてさらに詳細
に説明する。本発明の離型剤組成物とは、分子中に少な
くとも1つの分岐鎖を有するポリエチレンワックスを含
有する離型剤組成物であって、その分岐鎖がメチル基で
あり、かつ該ポリエチレンワックス中の炭素100個に
対しメチル基炭素を1〜10個含むことを特徴とする離
型剤組成物である。 本発明に使用するポリエチレンワ
ックスとは、分子中に少なくとも1つの分岐鎖を有する
ものであり、さらにその分岐鎖がメチル基であり、かつ
該ポリエチレンワックス中の炭素100個に対しメチル
基炭素を1〜10個含むものである。
【0015】本発明に使用するポリエチレンワックスに
おいて、分子中に分岐鎖を有しており、その分岐構造が
メチル基であるということは、ポリエチレンの合成方法
により分子中に不飽和基部を作りやすい、中、低圧法で
製造された合成ポリエチレンワックスであることを示し
ている。 また、これらのポリエチレンワックス中に含
まれる分岐鎖の数は、結晶化度に影響を与え、100個
あたりのメチル基の数で表すと1〜10であることによ
り広い範囲の使用条件に対応することができる点で好ま
しい。 ポリエチレンワックスの分岐度は、赤外線吸収
スペクトル、あるいは1H−NMR等の分析から確認で
き、これら分岐鎖の存在位置は分子中、あるいは分子末
端に存在していてもかまわない。このポリエチレンワッ
クスの分岐程度は、密度、分子量、融点、結晶化度等に
影響を与え、結果的に離型剤として用いる時の配合時の
作業性、成型時金型上での流動性、溶融弾性に影響を与
えるものである。 一般にポリエチレンの性質は、平均
分子量と結晶化度によって影響され、本発明に用いるポ
リエチレンワックスも例外ではない。
【0016】また、本発明に使用するポリエチレンワッ
クスの数平均分子量は、400〜7000であることが
好ましい。ここで言う「数平均分子量」とは、ゲル浸透
クロマトグラフィーによるポリスチレン換算の分子量の
ことである。金型上での溶融時の粘性を向上させてはじ
きを防止する観点から該分子量が、400以上が好まし
く、使用範囲を広げ、離型性能をより高く維持する観点
から7000以下であることが好ましい。また、ポリエ
チレンワックスは単一成分のみならず他のポリエチレン
ワックス成分との混合物でも構わない。混合ポリエチレ
ンワックスのうち少なくとも一成分は、ゲル浸透クロマ
トグラフィーによる数平均分子量が、1000〜400
0のポリエチレンワックスであることが望ましい。
【0017】上記の理由を以下に説明すると、一般に加
熱圧縮成形時の成形温度としては、100〜250℃で
行われるのが通常である。この際、内部離型剤として作
用させるには、この温度で溶融することが必要であり、
高分子量成分のみでは成型時に溶融しにくい傾向にある
ため、好ましくない。 またポリエチレンの分子量は一
般に浸透圧法、光散乱、氷点降下、沸点上昇法など様々
な測定法により測定可能であるが、ここで規定している
のはゲル浸透クロマトグラフィーによる重量平均分子量
(MW)と数平均分子量(MN)である。
【0018】本発明で使用されるポリエチレンワックス
においては、その比(MW/MN)で表されるところの
分子量分布が、1.0〜3.0であることが好ましい。
この比率が1を下回ることはないが、3.0を超える分
岐をしている場合、溶融粘度が高くなる恐れがあり成型
時のコンパウンド、あるいは金型上での流動性が損なわ
れやすい傾向にあるため、好ましくない。 本発明に
用いられるポリエチレンワックスの密度は特に限定はな
いが、より広範な成形条件に対応するには一般に0.9
00〜0.950が好ましく0.900〜0.940の
範囲であることが更に好ましく0.900〜0.930
であることが最も好ましいが、ポリエチレンワックス中
の分枝数が5を超える場合はその密度が0.93〜0.
95の範囲においてもより広範な成形条件に対応するこ
とが可能である。さらに本発明のポリエチレンワックス
の軟化点が40℃より低すぎると、金型上での離型剤の
粘度が低くなりすぎる傾向にあり、120℃を超える
と、成型時に離型剤が溶解し金型上に溶出するタイミン
グが遅くなりやすい傾向があり、離型剤としてより効果
的に用いるには、軟化点が40〜120℃であることが
望ましい。
【0019】また本発明のポリエチレンワックスの熱安
定性に関しては、25℃〜250℃の加熱圧縮成型時に
おけるポリエチレンワックスの分解、反応などによって
本来有する性能を失うことのない安定な分子構造を有す
ることが必要である。ポリエチレンワックスの熱的安定
性は、一般に熱重量測定法(TG)、微分熱重量測定法
(DTG)、示差熱分析(DTA)、示差走査熱量分析
(DSC)、発生気体分析(EGA)、熱膨張測定等の
分析法によって測定される。 本発明で使用するポリエ
チレンワックスの内、特に良好な離型性を示すポリエチ
レンワックスの特徴として、第一にTG/DTAによる
25℃〜250℃での熱分析において、相変化時の重量
変化が±0〜5%であるものが好ましい。このことは、
ポリエチレンワックスが上記温度範囲において分解ある
いは反応と共に低分子量化合物の脱離や分解による揮発
等を原因とする重量変化を起こさないことを意味し、離
型剤が熱によって変質せず熱的に安定であることを意味
するものである。
【0020】また、該ポリエチレンワックスの特徴とし
て、第二にDTA分析における融解温度と固化温度の間
のピーク温度差が±0〜5%であるものが好ましく、繰
り返し試験を行ってもそのピーク位置、数、形状に変化
がないものが好ましい。このことは、離型剤が高温の金
型上に長時間存在しても、その性能に変化がないことを
表しており、内部離型剤として好ましいものである。こ
の性質は、たとえポリエチレンワックスが二種類以上の
混合物であっても同様である。 尚、本発明で使用した
ゲル浸透クロマトグラフィーによる重量平均分子量(M
W)と数平均分子量(MN)分子量、及び、示差走査熱
量分析:DSC、示差熱分析/熱重量測定法:DTA/
TGの測定値等は、以下の装置及び条件で測定した結果
である。以下に測定条件を示す。
【0021】1)分子量: 装 置:GPC−600E 溶 媒:CHCl3 カラム:Shodex AC800P+(Shodex
K−805L×2) カラム温度:40℃ 流 速:1.0ml/min
【0022】2)DSC: 装 置:セイコー電子社製 R−DSC220型 雰囲気:N2 70ml/min 試料重量:約3g
【0023】3)DTA/TG: 装 置:セイコー電子社製 TG/DTA220型 昇温速度:10℃/min 温度条件:R.T〜250℃ 試 料:約10mg 雰囲気:air 200ml/min
【0024】本発明の離型剤組成物は、各種熱硬化性樹
脂と無機質充填剤及び必要に応じて硬化触媒と共に攪拌
・混合し、成形型に流し込んだり、プリフォーム化或い
は増粘させた後、成形型上にセットし成形温度100℃
〜250℃にて加熱圧縮成形される。
【0025】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。また、以下例中において用いる部および%は特記の
ない限り重量基準を示す。
【0026】実施例1、2及び比較例1 以下にポリエチレンワックスの内部離型剤としての評価
結果を示す。まず表−1に使用した各種ポリエチレンワ
ックス(離型剤)の物性値を示した。またこれらを使用
して加熱圧縮成形した際の離型性を、以下の離型性試験
により評価し、その離型試験結果を併せて表−1に示し
た。
【0027】離型性試験 1.離型性−1 [評価方法]木質チップ100重量部に対し、4−4’
ジフェニルメタンジイソシアネートを6重量部、離型剤
a〜cを0.25重量部添加し、20cm角にプリフォ
ームしたものを180℃の金型で30Kg/cm2の圧
力下で180秒間プレスしたときの離型性を評価した。
但しプレスとしては、上記処方で連続的にプレスを行
い、離型しなくなるまで続けた結果を記した。
【0028】2.離型性−2 [評価方法]不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対
し、炭酸カルシウム 250重量部、ガラス繊維 5重
量部、離型剤a〜cを0.25重量部、増粘剤 1重量
部を配合したコンパウンドをペットフィルムにはさみ4
8時間40℃に維持し増粘したSMCシートを、140
℃の金型で100kg/cm2の圧力下で300秒間プ
レスしたときの離型性を評価した。但しこの場合は、1
回のプレスにおける離型性を評価した。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、離型剤としてある特定
の分子構造、分子量、軟化点、熱的安定性を有するポリ
エチレンワックスを用いることで加熱圧縮成型時に有効
な離型性を有する内部離型剤を得ることができる。ま
た、加熱圧縮成形における連続離型性を内部離型剤の添
加のみで行うことにより、外部離型剤の塗布作業を軽減
しかつ良好な離型性を維持することが可能となる。さら
に、加熱圧縮成形における離型性評価において外部離型
剤の塗布なしで、連続離型性を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】離型性良好なポリエチレンワックスのNMRス
ペクトル:本発明で使用した離型性良好なポリエチレン
ワックスのH1NMRチャート(a)
【図2】離型性の悪いポリエチレンワックスのNMRス
ペクトル(c)
【図3】離型性良好なポリエチレンワックスのDSCチ
ャート:本発明で使用した離型性良好なポリエチレンワ
ックス(a)のDSCチャート(1st heatin
g)
【図4】離型性良好なポリエチレンワックスのDSCチ
ャート:本発明で使用した離型性良好なポリエチレンワ
ックス(a)のDSCチャート(Cooling)
【図5】離型性の悪いポリエチレンワックスのDSCチ
ャート:離型しないポリエチレンワックス(c)のDS
Cチャート(1st heating)
【図6】離型性の悪いポリエチレンワックスのDSCチ
ャート:離型しないポリエチレンワックス(c)のDS
Cチャート(Cooling)
【図7】離型性良好なポリエチレンワックスのDTA/
TGチャート:本発明で使用した離型性良好なポリエチ
レンワックス(a)のDTA/TGチャート
【図8】離型性の悪いポリエチレンワックスのDTA/
TGチャート:離型しないポリエチレンワックス(c)
のDTA/TGチャート
【図9】離型性の良いポリエチレンワックス(d)のD
SCチャート
【図10】離型性の良いポリエチレンワックス(d)の
NMRチャート
【図11】離型性の良いポリエチレンワックス(e)の
DSCチャート
【図12】離型性の良いポリエチレンワックス(e)の
NMRチャート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水田 康司 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 伊藤 武志 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 松坂 康弘 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 青木 正義 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 村田 尚洋 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内 (72)発明者 坂口 博英 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 化学株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 分子中に少なくとも1つの分岐鎖を有す
    るポリエチレンワックスを含有する離型剤組成物であっ
    て、その分岐鎖がメチル基であり、かつ該ポリエチレン
    ワックス中の炭素100個に対しメチル基炭素を1〜1
    0個含むことを特徴とする離型剤組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエチレンワックスのゲル浸透クロマ
    トグラフィーによる分子量が、数平均分子量で400〜
    7000であることを特徴とする請求項1記載の離型剤
    組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエチレンワックスが、二種類以上の
    混合物であり、かつ該混合物のゲル浸透クロマトグラフ
    ィーによる平均分子量が数平均分子量で400〜700
    0であることを特徴とする請求項1記載の離型剤組成
    物。
  4. 【請求項4】 ゲル浸透クロマトグラフィーによる数平
    均分子量が、1000〜4000であるポリエチレンワ
    ックスを少なくとも1種類含有することを特徴とする請
    求項3記載の離型剤組成物。
  5. 【請求項5】 ポリエチレンワックスのゲル浸透クロマ
    トグラフィーによる重量平均分子量(MW)と数平均分
    子量(MN)の比(MW/MN)が、1.0〜3.0で
    あることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
    離型剤組成物。
  6. 【請求項6】 ポリエチレンワックスの25℃における
    密度が、0.900〜0.950であることを特徴とす
    る請求項1〜5のいずれかに記載の離型剤組成物。
  7. 【請求項7】 ポリエチレンワックスの軟化点が、40
    ℃〜120℃であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれかに記載の離型剤組成物。
  8. 【請求項8】 ポリエチレンワックスの25℃〜250
    ℃における相変化時の重量変化が、±0〜5%であるこ
    とを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の離型剤
    組成物。
  9. 【請求項9】 ポリエチレンワックスの25℃〜250
    ℃における加熱、冷却時の融解温度と固化温度の差が、
    ±0〜5%であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れかに記載の離型剤組成物。
JP28679298A 1997-12-25 1998-10-08 加熱圧縮成型用離型剤組成物 Pending JPH11241083A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109153153A (zh) * 2016-05-13 2019-01-04 第工业制药株式会社 硫化橡胶成形用脱模剂

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109153153A (zh) * 2016-05-13 2019-01-04 第工业制药株式会社 硫化橡胶成形用脱模剂

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