JPH11239566A - 健康管理支援装置及び記憶媒体 - Google Patents

健康管理支援装置及び記憶媒体

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JPH11239566A
JPH11239566A JP4321598A JP4321598A JPH11239566A JP H11239566 A JPH11239566 A JP H11239566A JP 4321598 A JP4321598 A JP 4321598A JP 4321598 A JP4321598 A JP 4321598A JP H11239566 A JPH11239566 A JP H11239566A
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JP
Japan
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data
input
factor
factors
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Application number
JP4321598A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Tanihira
勉 谷平
Norihito Yamamoto
則仁 山本
Yukiya Sawanoi
幸哉 澤野井
Hitoshi Kitaura
均 北浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP4321598A priority Critical patent/JPH11239566A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 集団及び集団に属する個人の健康管理を行う
のに便利な健康管理支援装置を提供する。 【解決手段】 全入力者数分のバイタルデータ(肥
満)、ライフスタイルデータ(塩分・アルコール・カロ
リーオーバー・運動不足)及びファクタ(血圧)を時系
列に表示する画面であって、全入力者数分の月毎の最高
血圧が表示され、集団の平均値が折れ線で表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に集団の身体状
態を把握し、それに基づいて集団に属する個人に適切な
アドバイスをしたり、日常生活の指針を与えたりするた
めの健康管理支援装置及び記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】食生活を中心とする生活改善を支援し、
健康増進、美容、痩身、減量等を行うための健康管理支
援装置としては、例えば特開平9−103413号に記
載されたものがある。この公報に記載された健康管理支
援装置では、個人の体重、食事、間食、睡眠、気分、体
温、便通、生理等の関係を時系列(曜日毎)に表示し、
その推移傾向から個人のライフスタイルや生活のリズム
の相関を認識することで、自分の食生活や活動に改善す
べき点を見出し、健康管理に役立てることができる。
【0003】又、特開平7−204164号には、パソ
コンを用いた体重、体脂肪、血圧値判定表示システムが
記載されている。このシステムは、個人の体重、体脂
肪、血圧をグラフィックスやキャラクタ等を用いて分か
り易く表示すると共に、個人の値が標準値と比較してど
の位置にあるのかを容易に理解できるようにしたもので
ある。
【0004】更に、特開平3−135671号に記載さ
れた栄養バランス算定装置は、毎食(朝食、昼食、夕
食)ごとに摂取した栄養素を基準値と共に時系列に表示
し、個人の健康の維持増進に利用するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に各人
は何らかの集団に属して生活しているが、その集団全体
の身体状態を把握すれば、各集団の傾向から集団に属す
る各人に対して適切なアドバイスや日常生活(食生活や
活動)の指針を与えることができる。しかしながら、上
記公報に記載されたような従来の健康管理支援装置は、
いずれも個人のデータを取り扱うもので、個人の健康管
理には役立つが、その個人が属する集団(例えば事業
所)の全体的傾向や、集団における個人の位置を把握す
ることはできない。
【0006】従って、本発明は、そのような問題点に着
目してなされたもので、集団及び集団に属する個人の健
康管理を行うのに便利な健康管理支援装置及び記憶デー
タを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の健康管理支援装置は、個人
のバイタルデータ及びライフスタイルデータと疾患の判
断に利用するファクタとを入力する入力手段と、この入
力手段により入力された個人のデータ及びファクタを記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された全入力者
数分又は選択された複数の入力者数分のデータ及びファ
クタを時系列に表示する表示手段とを備えることを特徴
とする。
【0008】この装置では、入力された個人の年齢・性
別・身長・体重等のバイタルデータ、食事内容・運動内
容等のライフスタイルデータ、及び疾患の判断に利用す
るファクタ(血圧・血糖値・尿糖値・コレステロール値
等)が記憶され、記憶された全入力者数分又は選択され
た複数の入力者数分のデータ及びファクタが時系列に表
示される。従って、表示内容から、全入力者(集団)又
は選択された複数の入力者(集団)のデータ及びファク
タの経時変化を認識して、集団全体の傾向を把握するこ
とができ、集団全体に対する健康管理だけでなく、その
集団に属する各人に対し適切なアドバイスや日常生活
(食生活や活動)の指針を与えることができる。
【0009】請求項2記載の健康管理支援装置は、個人
のバイタルデータ及びライフスタイルデータと疾患の判
断に利用するファクタとを入力する入力手段と、この入
力手段により入力されたデータ及びファクタを記憶する
記憶手段と、この記憶手段に記憶されたデータとファク
タとの関係を表示する表示手段とを備えることを特徴と
する。
【0010】この装置では、入力されたデータ及びファ
クタが記憶され、記憶されたデータとファクタとの関係
が表示される。これは、単にデータやファクタだけを時
系列に表示する従来の一般的な装置とは異なり、データ
とファクタとの関係が表示されるので、ファクタとファ
クタに直接関係するか否か明瞭ではないと判断されてい
るデータとの相関関係が明確になり、個人における各フ
ァクタに係る疾患とデータとの因果関係を認識すること
が可能となる。
【0011】請求項3記載の健康管理支援装置は、個人
のバイタルデータ及びライフスタイルデータと疾患の判
断に利用するファクタとを入力する入力手段と、この入
力手段により入力された個人のデータ及びファクタを記
憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された全入力者
数分又は選択された複数の入力者数分のデータとファク
タとの関係を表示する表示手段とを備えることを特徴と
する。
【0012】この装置では、全入力者数分又は選択され
た複数の入力者数分のデータとファクタとの関係が表示
されるので、集団におけるデータとファクタとの関係を
捕らえることができ、集団全体の健康管理に役立てるこ
とができる。請求項4記載の健康管理支援装置は、個人
のバイタルデータ及びライフスタイルデータと疾患の判
断に利用するファクタとを入力する入力手段と、この入
力手段により入力された個人のデータ及びファクタと個
人が入力手段を入力操作した使用状況とを記憶する記憶
手段と、この記憶手段に記憶された全入力者数分又は選
択された複数の入力者数分の使用状況とデータ及びファ
クタとの関係を時系列に表示する表示手段とを備えるこ
とを特徴とする。
【0013】この装置では、入力されたデータ及びファ
クタの他に、入力操作した使用状況(例えば使用頻度)
が記憶され、記憶された全入力者数分又は選択された複
数の入力者数分の使用状況とデータ及びファクタとの関
係が時系列に表示される。これにより、例えば使用頻度
とデータやファクタとがどのように経時変化しているか
を認識したりすることができる。
【0014】又、請求項6記載の記憶媒体は請求項1記
載の装置に、請求項7記載の記憶媒体は請求項2記載の
装置に、請求項8記載の記憶媒体は請求項3記載の装置
に、請求項9記載の記憶媒体は請求項4記載の装置に、
請求項10記載の記憶媒体は請求項5記載の装置に係る
ものであり、これらの記憶媒体を使用すれば、上記のよ
うな作用効果が得られる。
【0015】なお、本発明において、バイタルデータ
は、以下の実施形態に出てくる肥満の他に、身長、体
重、年齢、性別等の身体が固有に備えているものであ
り、ライフスタイルデータは、以下の実施形態に出てく
る塩分、アルコール、カロリーオーバー、運動不足の他
に、喫煙量、ストレス量等の身体が取り入れるものであ
る。これらは、高血圧(又は低血圧)、糖尿病、高脂血
症、腎臓病等の疾患に直接に因果関係があるとははっき
りと断定できないが、関連があるのではないかと考えら
れている因子である。又、疾患の判断に利用するファク
タは、前記疾患に直接因果関係がある因子であり、高血
圧では血圧、糖尿病では血糖値や尿糖値、高脂血症では
コレステロール値、腎臓病では尿たんぱく、等である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて説明する。その一実施形態に係る健康管理支援装置
のハード構成を図1にブロック図で示す。この健康管理
支援装置は、バイタルデータ及びライフスタイルデータ
と疾患の判断に利用するファクタ等を入力するキーボー
ド1と、表示メニューの選択・表示ボタンのクリック等
に使用するマウス2と、CPU3と、データやファクタ
等を記憶するデータメモリ4と、プログラムメモリ5
と、ハードディスクドライブ6と、フロッピィディスク
ドライブ7と、CD−ROMドライブ8と、CRTディ
スプレイ9とを備えている。最も、これらのハード構成
自体は、既によく知られたものである。ハードディスク
ドライブ6のハードディスク(HD)には、装置の各処
理を実行するプログラムと全入力者のデータやファクタ
等を格納する。フロッピィディスクドライブ7のフロッ
ピィディスク(FD)には、個人のデータやファクタ等
を記憶する。CD−ROMドライブ8のCD−ROMに
は、食事、栄養、運動等の情報や画像(動画)を格納す
る。又、CPU3には、装置のプログラムを実行すると
きにHDより読み込んで実行するためのプログラムメモ
リ5と、キーボード1やマウス2から入力されるデータ
やファクタ、及びCD−ROMから読み込まれるデータ
を一時格納するデータメモリ4が接続されている。CR
Tディスプレイ9には、操作に対応して進行するプログ
ラムの実行に応じ、種々の画面が表示される。
【0017】このようなハード構成を備える装置で構築
されるシステムの一例を図2に示す。前記したように本
発明の装置は、集団の身体状態を把握して健康管理を行
うものであり、集団としては例えば事業所であり、その
事業所に属する(勤める)人が集団の構成要員となる。
従って、事業所に診療所が有る場合はその診療所に、無
い場合は所定の保健センター等に装置(デスクトップ型
パソコンやプリンタ等で構成されるシステム)が設置さ
れ、更に各職場や家庭にも装置(デスクトップ型パソコ
ン等)が設置されるか、或いは集団に係る医者や保健士
(保健婦)がノート型パソコンを所有する。
【0018】図2において、医者や保健士(保健婦)が
個人のデータをし持ち歩いて行う健康指導(モバイル)
や職場・家庭用の健康管理支援に係るプログラムは、C
D−ROMとして提供される。職場や家庭の場合、各個
人のデータやファクタは個人専用のFDで管理され、こ
のFDに保存された個人データやファクタは、診療所
(保健センター)に設置されたHDで管理される。又、
モバイルの場合は、個人のデータやファクタは個人管理
用のHDで管理され、FDを媒体として診療所(保健セ
ンター)に設置されたHDで管理される。
【0019】FDとHD間のデータ及びファクタの取扱
い方は、図3に示すように行われる。個人専用のFDに
保存されたデータやファクタは、HDのユーザ記憶領域
に順に保存される。HD内の“OMHealth”フォルダの位
置は例であり、プログラムを初めて立ち上げたときに、
ユーザにインストール場所を聞いてフォルダを作成す
る。“Work”は使用中のデータが一時的に置かれる作業
領域である。
【0020】個人のデータ(ファクタを含む)の処理の
流れは、図4に示す通りである。即ち、パソコンのキー
ボードより入力したバイタルデータ、ライフスタイルデ
ータ及びファクタ(図4では図示せず)は、診療所や保
健センターではHDに保存される。職場・家庭では個人
専用のFDに保存され、診療所や保健センターに設置さ
れたHDに統合され管理される。モバイルではノートパ
ソコンのHDに保存され、FDを媒体として診療所や保
健センターに設置されたHDに統合され管理される。各
データやファクタにはグラフ表示するための加工が行わ
れ、その結果がCRTディスプレイにグラフ表示され
る。
【0021】ここで、個人の各データやファクタは、例
えば次のような内容で構成される。血圧履歴データは、
入力した日付・最高血圧・最低血圧、肥満度履歴データ
は、入力した日付・肥満度(入力した体重・身長・性別
等により算出する)、食事履歴データは、入力した日付
・カロリーオーバーを算出するためのパラメータ(1日
の総摂取エネルギー等)、塩分履歴データは、入力した
日付・1日の総摂取塩分量、アルコール履歴データは、
入力した日付・1日の総摂取アルコール量、日常活動履
歴データは、入力した日付・カロリーオーバーを算出す
るためのパラメータ(1日の運動消費エネルギー等)で
ある。なお、1日の総摂取エネルギーは、朝食・昼食・
夕食・間食の各摂取エネルギーにより求められ、1日の
運動消費エネルギーは、生活強度・趣味・移動(徒歩・
自転車・乗り物等の時間)・基本行動(睡眠・座る・立
つ・歩く・スポーツ等の時間)により求められる。
【0022】なお、FDとHD間のデータ及びファクタ
の統合方法は、次のように行う。まず、新しい日付のデ
ータを採用する。即ち、HDとFDの日付を比較し、新
しい日付のデータ及びファクタに統合し、同じ日付の場
合にはFDのデータ及びファクタに統合する。次に、日
付で履歴データを統合する。即ち、FDのデータとHD
のデータの日付を用いて、履歴データを統合し、同じ日
付の場合にはFDのデータ及びファクタを採用する。
【0023】次に、個人のデータ及びファクタから得ら
れる集団全体の各身体状態を把握する具体的な表示画面
例について図5〜図8を参照して説明する。図5は、全
入力者数分又は選択された複数の入力者数分のデータ及
びファクタを時系列に表示する画面の一例である。この
表示画面において、処理するデータのフォルダ名、期間
(開始年月及び終了年月)、年齢、性別、ID、事業所
等のいずれか又は複数を指定する。ここでは、期間のみ
を指定し、開始年月は1997年4月で、終了年月は1
998年3月である。次に、出力するグラフを選択す
る。この表示画面では、ファクタとして血圧(最高血圧
・最低血圧)と、バイタルデータ及びライフスタイルデ
ータとして塩分・アルコール・カロリーオーバー・肥満
・運動不足を指定することができる。又、表示結果(グ
ラフ)を印刷するときは、グラフ印刷のボタンをクリッ
クし、表示結果(データ、図5では示さず)を印刷する
ときは、データ印刷のボタンをクリックする。更に、表
示画面を保存するときは、ファイル名を指定して保存す
ればよい。
【0024】ここで、希望のボタンをクリックすると、
X軸に年月が1カ月毎に表示され、Y軸に指定した項目
(目盛数値・単位等)が表示される。図5では、最高血
圧を選択してある。グラフには、各人の月平均の最高血
圧値がプロットされ、それが全入力者数分又は選択され
た複数の入力者数分だけ行われる(図5では一部省
略)。グラフ中の折れ線は、集団の平均値である。な
お、前記したように、図5には各人のデータは示してい
ないが、グラフ表示と共に次のような表が表示される。
【0025】 97年4月 97年5月 97年6月 97年7月 ・・・ 平均 153 151 150.9 146.9 ・・・ Aさん 162 155 145 142 ・・・ Bさん 160 162 163 158 ・・・ Cさん 140 138 142 138 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ この表の各人の平均値が画面にプロットされる。但し、
各人のデータは1カ月の平均値であり、これは30日分
の場合もあるし、20日や10日分の場合もある。
【0026】このグラフ表示結果から、医者や保健士は
集団の最高血圧がどのように推移しているかを容易に把
握することができ、それに基づいてどのような処置を採
ればいいか、集団全体や個人に対して適切なアドバイス
を行うことができる。例えば、集団全体の最高血圧が高
く推移している場合は、その集団に係る事業所が食堂施
設を備えているのなら、食堂の栄養士等に食事の塩分を
少なめに指導する等の処置を採ったり、食堂施設を備え
ていないのなら、各人に塩分摂取を控えるように勧める
等の処置を採ることができる。なお、図5のグラフで
は、97年4月から97年10月にかけて最高血圧が低
下傾向にあることが分かる。
【0027】この最高血圧のグラフ表示の他、最低血圧
・塩分・アルコール・カロリーオーバー・肥満・運動不
足のいずれを選択しても同様に個人の月毎の平均値がプ
ロットされ、集団の平均値が折れ線で表示される。それ
らの結果を見れば、それぞれの項目が集団全体としてど
のように推移しているのかを容易に把握でき、それに基
づいて各人の日常生活(食生活や活動)に適切なアドバ
イスや処方を与えることができる。
【0028】なお、図5の表示例では、各人の1カ月の
平均値をプロットしてあるが、入力値をプロットするよ
うにしてもよい。又、1つの推移グラフのみを表示して
いるが、複数項目(例えば血圧と塩分等)を選択し同時
に表示するようにしてもよい。又、血糖値、尿糖値、コ
レステロール値、尿たんぱくも同様に表示できる。図6
は、全入力者数分又は選択された複数の入力者数分のデ
ータとファクタとの関係を表示する画面の一例である。
但し、前記と同じ表示項目については、上記と同様であ
るため説明は省略する。この表示画面では、ファクタと
して血圧(最高血圧・最低血圧)と、バイタルデータ及
びライフスタイルデータとして塩分・アルコール・カロ
リーオーバー・肥満・運動不足との関係が、最高血圧と
最低血圧に分けて上下2段に表示される。
【0029】この表示画面では、Y軸に最低血圧と最高
血圧が固定され、最低血圧と最高血圧に対する各項目が
X軸に表示される。図6は、塩分を選択した場合であ
り、X軸に1日当たりの摂取塩分量(g)が表示され、
全入力者数分のデータがプロットされる(図6では一部
のみ表示)。グラフ中の直線は、集団の傾向を分かり易
くするためのものである。この図6にも示されていない
が、グラフ表示と共にデータ表示が行われ、データ表示
は次のような表で示される。
【0030】 塩分 最高血圧 塩分 最低血圧 Aさん 16.2 180 16.2 105 Bさん 14.5 172 14.5 101 Cさん 17 191 17 110 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ この表で塩分は1日当たりの平均摂取量(g)であり、
最高血圧及び最低血圧も1日の平均値(mmHg)であ
り、この各人の平均値がプロットされる。但し、データ
は期間(1997年4月〜1998年3月)の1年分毎
日の場合もあるし、それより少ない場合もある。
【0031】このグラフ表示結果から、医者や保健士は
1日当たりの塩分摂取量と最高血圧及び最低血圧との関
係を把握することができ、それに基づいて塩分の摂取を
控えるように指導することができる。例えば、図6のグ
ラフでは、塩分摂取量が増えるほど、最高血圧と最低血
圧が高くなる傾向があるので、塩分摂取量と血圧には相
関関係があると判断し、塩分摂取量が多く血圧が高い人
に対しては、最高血圧の正常値(120mmHg程度)
と最低血圧の正常値(80mmHg程度)になるよう
に、塩分摂取量を抑制するアドバイスを与えることがで
きる。
【0032】この塩分のグラフ表示の他、アルコール・
カロリーオーバー・肥満・運動不足のいずれを選択して
も、同様に最高血圧及び最低血圧に対する各項目のデー
タがプロットされる。それらの結果を見れば、それぞれ
の項目と最高血圧及び最低血圧とがどのように推移して
いるのかを容易に把握でき、それに基づいて各人の日常
生活(食生活や活動)に適切なアドバイスや処方を与え
ることができる。
【0033】なお、図6では、Y軸に最高血圧及び最低
血圧が固定されているが、ファクタとして他の因子(血
糖値・尿糖値・コレステロール値・尿たんぱく等)をY
軸に表示すれば、これらのファクタと塩分・アルコール
・カロリーオーバー・肥満・運動不足との相関関係を把
握することができ、それぞれ同様に適切なアドバイスを
与えることができる。又、図6では、集団のデータを表
示してあるが、個人のデータのみを表示してもよい。こ
の場合は、期間(1年分)の塩分摂取量が入力したデー
タ数分だけ表示されることになり(出力は図6とほぼ同
様になる)、各人の期間中の塩分・アルコール・カロリ
ーオーバー・肥満・運動不足と血圧等のファクタとの関
係を知ることができる。
【0034】図7は、全入力者数分又は選択された複数
の入力者数分の使用状況とデータ及びファクタとの関係
を時系列に表示する画面の一例である。この表示画面で
は、使用状況(使用頻度)とファクタとして血圧(最高
血圧・最低血圧)及びバイタルデータ及びライフスタイ
ルデータとして体重・食事・日常活動との関係が表示さ
れる。
【0035】この表示画面では、X軸に期間(1997
年4月〜1998年3月)の各月が表示され、Y軸に使
用頻度(回数)が表示される。ここで使用頻度は、入力
した回数を意味し、その1カ月の平均値がプロットさ
れ、それが全入力者数分又は選択された複数の入力者数
分だけ行われる。図7は、血圧を選択した場合であり、
血圧(最高血圧又は最低血圧)を入力した回数の月毎の
平均値がプロットされている(図7では一部のみ表
示)。グラフ中の折れ線は、集団の平均値である。この
図7にも示されていないが、グラフ表示と共にデータ表
示が行われ、データ表示は次のような表で示される。
【0036】 97年4月 97年5月 97年6月 97年7月 ・・・ 平均 2.5 1.9 2.3 2.5 ・・・ Aさん 1 2 5 2 ・・・ Bさん 2 3 3 5 ・・・ Cさん 3 3 3 3 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ この表の各人の平均値がプロットされる。但し、各人の
データは1カ月の平均値であり、これは30日分の場合
もあるし、20日や10日分の場合もある。
【0037】このグラフ表示結果から、医者や保健士は
各項目について月平均の使用頻度の推移を把握すること
ができ、それに基づいて様々なアドバイスを行うことが
できる。例えば、図7のグラフでは、97年4月から9
7年10月までの血圧に対する使用頻度が平均してほぼ
2回強と一定に推移していることから、当該集団におい
ては血圧に関心のある人が一定していると判断すること
ができる。又、使用頻度が月毎に増えているのであれ
ば、血圧に関心のある人が多くなっていることが分か
り、逆に減っていれば、当初は関心があったが徐々に関
心が薄くなった人が増えたことが分かる。更に、この回
数の推移グラフと図5のような血圧の推移グラフとをみ
ることで、回数の増減と血圧との相関関係を知ることも
できる。例えば、回数が漸増するのに伴って、血圧が正
常値に近づいてくる傾向が現れれば、血圧に関心を持つ
人が増え、日常生活で塩分の摂取量等に気を付ける結
果、血圧が正常値まで低下したと判断できるし、その逆
の場合もある。
【0038】勿論、血圧の他に、体重・食事・日常活動
のいずれを選択しても同様に使用頻度の推移が一目で分
かり、それに基づいて様々なアドバイスや処方を与える
ことができる。又、血糖値、尿糖値、コレステロール
値、尿たんぱく等も同様である。図8は、全入力者数分
又は選択された複数の入力者数分の使用状況とデータ及
びファクタとの関係を表示する画面の一例である。この
表示画面では、使用状況(1カ月当たりの回数)とファ
クタとして血圧(最高血圧・最低血圧)及びバイタルデ
ータ及びライフスタイルデータとして体重・食事・日常
活動との関係が表示される。
【0039】この表示画面では、X軸に期間(1997
年4月〜1998年3月)の月当たりの入力回数が表示
され、Y軸に最高血圧と最低血圧が2段に分けて表示さ
れる。ここでの使用頻度も、入力した回数を意味し、期
間(12カ月)の平均値がプロットされ、それが全入力
者数分又は選択された複数の入力者数分だけ行われる
(図8では棒状の線として示されている)。グラフ中の
直線は、集団の傾向を分かり易くするためのものであ
る。この図8にも示されていないが、グラフ表示と共に
データ表示が行われ、データ表示は次のような表で示さ
れる。
【0040】 使用状況 最高血圧 使用状況 最低血圧 Aさん 1 145 1 80 Bさん 4 163 4 82 Cさん 3 142 3 78 ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ ・・・ この表で使用状況は、期間の月平均であり、最高血圧及
び最低血圧も月平均値である。入力は、1年間毎日の場
合もあるし、それより少ない場合もある。
【0041】このグラフ表示結果から、医者や保健士は
各項目について1カ月に何回程度の使用状況があったか
を把握することができ、それに基づいて様々なアドバイ
スを行うことができる。例えば、図8のグラフでは、最
高血圧及び最低血圧は共に使用回数が多くなるほど低下
傾向にあるが、最高血圧及び最低血圧が共に正常値に近
い人ほど、使用回数が多かったと判断することができ
る。
【0042】勿論、血圧の他に、体重・食事・日常活動
のいずれを選択しても同様に使用状況との関係が一目で
分かり、それに基づいて様々なアドバイスや処方を与え
ることができる。又、血糖値、尿糖値、コレステロール
値、尿たんぱく等も同様である。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,6記載
の発明によれば、全入力者数分のデータ及びファクタが
時系列に表示されるので、表示内容から、全入力者又は
選択された複数の入力者(集団)のデータ及びファクタ
の経時変化を認識して、集団全体の傾向を把握すること
ができ、集団全体に対して健康管理や適切なアドバイス
・日常生活(食生活や活動)の指針を与えることができ
る。又、その集団に属する各人に対し健康管理や適切な
アドバイス・日常生活(食生活や活動)の指針を与える
こともできる。
【0044】請求項2,7記載の発明によれば、データ
とファクタとの関係が表示されるので、ファクタとファ
クタに直接関係するか否か明瞭ではないと判断されてい
るデータとの相関関係が明確になり、各ファクタに係る
疾患とデータとの因果関係を認識することが可能とな
る。請求項3,8記載の発明によれば、全入力者数分又
は選択された複数の入力者数分のデータとファクタとの
関係が表示されるので、集団におけるデータとファクタ
との関係を捕らえることができ、集団全体の健康管理に
役立てることができ、適切なアドバイス・日常生活(食
生活や活動)の指針を与えることができる。
【0045】請求項4,9記載の発明によれば、全入力
者数分又は選択された複数の入力者数分の使用状況とデ
ータ及びファクタとの関係が時系列に表示されるので、
例えば使用頻度とデータやファクタとがどのように経時
変化しているかを認識することができ、集団全体の健康
管理に役立てることができ、適切なアドバイス・日常生
活(食生活や活動)の指針を与えることができる。
【0046】又、請求項5,10記載の発明によれば、
推移又は相関関係がグラフ表示されるので、双方の関係
や傾向を容易に把握することができる。以上より、本発
明の健康管理支援装置及び記憶媒体は、集団及び集団に
属する個人の健康管理を行うのに最適であり、医者や保
健士等が集団及び集団に属する個人の日常生活全般にわ
たって適切なアドバイスを与えるのに重要な資料を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態に係る健康管理支援装置のハード構
成のブロック図である。
【図2】図1のハード構成を備える装置で構築されるシ
ステムの一例を示す図である。
【図3】フロッピィディスクとハードディスク間のデー
タ及びファクタの取扱い方を示す図である。
【図4】フロッピィディスクに保存される個人のデータ
(ファクタを含む)の処理の流れを示す図である。
【図5】集団のデータ及びファクタを時系列に表示する
画面の一例を示す図である。
【図6】集団のデータとファクタとの関係を表示する画
面の一例を示す図である。
【図7】集団の使用状況とデータ及びファクタとの関係
を時系列に表示する画面の一例を示す図である。
【図8】集団の使用状況とデータ及びファクタとの関係
を表示する画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 マウス 3 CPU 4 データメモリ 5 プログラムメモリ 6 ハードディスクドライブ 7 フロッピィディスクドライブ 8 CD−ROM 9 CRTディスプレイ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北浦 均 京都市右京区山ノ内山ノ下町24番地 株式 会社オムロンライフサイエンス研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個人のバイタルデータ及びライフスタイル
    データと疾患の判断に利用するファクタとを入力する入
    力手段と、この入力手段により入力された個人のデータ
    及びファクタを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
    憶された全入力者数分又は選択された複数の入力者数分
    のデータ及びファクタを時系列に表示する表示手段とを
    備えることを特徴とする健康管理支援装置。
  2. 【請求項2】個人のバイタルデータ及びライフスタイル
    データと疾患の判断に利用するファクタとを入力する入
    力手段と、この入力手段により入力されたデータ及びフ
    ァクタを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶され
    たデータとファクタとの関係を表示する表示手段とを備
    えることを特徴とする健康管理支援装置。
  3. 【請求項3】個人のバイタルデータ及びライフスタイル
    データと疾患の判断に利用するファクタとを入力する入
    力手段と、この入力手段により入力された個人のデータ
    及びファクタを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記
    憶された全入力者数分又は選択された複数の入力者数分
    のデータとファクタとの関係を表示する表示手段とを備
    えることを特徴とする健康管理支援装置。
  4. 【請求項4】個人のバイタルデータ及びライフスタイル
    データと疾患の判断に利用するファクタとを入力する入
    力手段と、この入力手段により入力された個人のデータ
    及びファクタと個人が入力手段を入力操作した使用状況
    とを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された全
    入力者数分又は選択された複数の入力者数分の使用状況
    とデータ及びファクタとの関係を時系列に表示する表示
    手段とを備えることを特徴とする健康管理支援装置。
  5. 【請求項5】前記表示手段は、推移又は相関関係をグラ
    フ表示することを特徴とする請求項1、請求項2、請求
    項3又は請求項4記載の健康管理支援装置。
  6. 【請求項6】個人がバイタルデータ、ライフスタイルデ
    ータ又は疾患の判断に利用するファクタを入力したとき
    にそれらデータ及びファクタを記憶し、記憶済みの全入
    力者数分又は選択された複数の入力者数分のデータ及び
    ファクタを時系列に表示する手順を記憶したことを特徴
    とする記憶媒体。
  7. 【請求項7】個人のバイタルデータ、ライフスタイルデ
    ータ又は疾患の判断に利用するファクタが入力されたと
    きにそれらデータ及びファクタを記憶し、記憶済みのデ
    ータとファクタとの関係を表示する手順を記憶したこと
    を特徴とする記憶媒体。
  8. 【請求項8】個人がバイタルデータ、ライフスタイルデ
    ータ又は疾患の判断に利用するファクタを入力したとき
    にそれらデータ及びファクタを記憶し、記憶済みの全入
    力者数分又は選択された複数の入力者数分のデータとフ
    ァクタとの関係を表示する手順を記憶したことを特徴と
    する記憶媒体。
  9. 【請求項9】個人がバイタルデータ、ライフスタイルデ
    ータ又は疾患の判断に利用するファクタを入力したとき
    にそれらデータ及びファクタと入力操作した使用状況と
    を記憶し、記憶済みの全入力者数分又は選択された複数
    の入力者数分の使用状況とデータ及びファクタとの関係
    を時系列に表示する手順を記憶したことを特徴とする記
    憶媒体。
  10. 【請求項10】前記表示は、推移又は相関関係をグラフ
    表示することを特徴とする請求項6、請求項7、請求項
    8又は請求項9記載の記憶媒体。
JP4321598A 1998-02-25 1998-02-25 健康管理支援装置及び記憶媒体 Pending JPH11239566A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008033909A (ja) * 2006-07-05 2008-02-14 Hitachi Ltd 保健指導支援システム
US7364548B2 (en) 2004-02-03 2008-04-29 Omron Healthcare Co., Ltd. Electronic blood pressure monitor and method of managing measurement data of electronic blood pressure monitor

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US7364548B2 (en) 2004-02-03 2008-04-29 Omron Healthcare Co., Ltd. Electronic blood pressure monitor and method of managing measurement data of electronic blood pressure monitor
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