JPH11238554A - Icカードコネクタ - Google Patents

Icカードコネクタ

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JPH11238554A
JPH11238554A JP10040760A JP4076098A JPH11238554A JP H11238554 A JPH11238554 A JP H11238554A JP 10040760 A JP10040760 A JP 10040760A JP 4076098 A JP4076098 A JP 4076098A JP H11238554 A JPH11238554 A JP H11238554A
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card
ruler
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Masaaki Oya
正明 大家
Seiji Shishikura
誠司 宍倉
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Yamaichi Electronics Co Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ICカードを定位置に確実に保持し、コンタク
トとICカードの外部接点との加圧接触を適正に保持す
る。 【解決手段】ボトムプレート3の対向する一方の辺に第
1サイド定規5を、他方の辺に第2サイド定規6を夫々
有し、該第1,第2サイド定規5,6間にICカード1
収容スペース13を形成し、該第1サイド定規5に設け
たばね要素14にて上記ICカード収容スペース13内
に収容されているICカード1の対向する一方のサイド
面15を弾力的に押圧して同他方のサイド面16を第2
サイド定規6に押し当てる構成とすると共に、上記ボト
ムプレート3にICカード1の外部接点1′と加圧接触
するコンタクト10を設けて該コンタクト10の押上力
によりICカード1をトッププレートを含む上当て4′
に押し当てるICカードコネクタ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はICカードと電子機
器との接続媒体となるカードコネクタに関する。上記I
Cカードは現金の自動引出機、パソコン、カメラ、電話
機等の電子機器に装填して使用される。
【0002】
【従来の技術】ICカードはカードコネクタを介して電
子機器内の配線回路基板上に形成された情報処理回路に
接続され、ICカードが保有する情報を電子機器に与え
るか、又は機器内情報をICカードに取り込み記録する
ために用いられる。
【0003】特許出願公表平5−506734号公報
は、ICカードケースのボトムプレートに上下に弾性変
位可能なコンタクトを並設し、カードケースに挿入した
ICカードの外部接点に上記コンタクトを弾力的に加圧
接触せしめると同時に、コンタクトの弾力によりICカ
ードを押し上げてカードケースのトッププレートに押し
付け、ICカードをカードケース内に保持し上記接触を
保持する構成を採用している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記カードコネクタを
形成するカードケースはICカードの挿抜を案内する左
右サイド定規を有し、この左右サイド定規にてICカー
ドの巾方向の位置決めを図っている。
【0005】然るに該左右サイド定規にてICカードの
左右サイド面を規制する形式を採る場合には、ICカー
ドの左右サイド面と左右サイド定規間に一定の遊びを意
図的に形成し、ICカードの挿抜を円滑にする仕様が不
可欠となる。
【0006】然しながら、上記遊びは逆にICカードの
外部接点とコンタクトとの接触点の位置ずれを招来する
原因となり、IC外部接点とコンタクトの狭小ピッチ化
に有効に対応し難い問題を派生する。
【0007】上記遊びによるIC外部接点とコンタクト
の接触点の位置ずれは、外的衝撃によって助長され、又
カード使用者によるカード挿入姿勢によっても生ずる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のように、従来のI
Cカードコネクタにおいては、カードケースに挿入した
ICカードの定位置保持が得難く、接触の信頼性の低下
や、IC外部接点とコンタクトの狭小ピッチ化に対処し
難い問題点を有しており、本発明はこれらの問題点を適
切に解決するICカードコネクタを提供するものであ
る。
【0009】その手段として、ICカードケースのボト
ムプレートに第1サイド定規と、第2サイド定規を対向
して形成し、該第1,第2サイド定規間にICカード収
容スペースを形成し、該第1サイド定規に設けたばね要
素にて上記ICカード収容スペース内に収容されている
ICカードの対向する一方のサイド面を弾力的に押圧し
て同他方のサイド面を第2サイド定規に押し当てる構成
とする。
【0010】そして上記ボトムプレートにICカードの
外部接点と接触するコンタクトを設け、このコンタクト
のICカードに対する押上力により同カードをカードケ
ースのボトムプレートと対向するトッププレートに押し
付けるか、又は同トッププレートに代わる上当てに押し
付け、上記ばね要素による押し付け力とこの押し付け方
向に対し垂直方向に作用する上記コンタクトによる押し
付け力とが協働してICカードをカードケースの定位置
に確実に保持し、IC外部接点とコンタクトの加圧接触
を適正に保持する。
【0011】例えば、上記ICカードは上記第2サイド
定規側の開口部を通し第1サイド定規に向け上記ばね要
素の弾力に抗し上記ICカード収容スペース内へ挿入さ
れ、該挿入する方向と直交する方向から抜去される。
【0012】又は上記ICカードは上記第1,第2サイ
ド定規と隣接する辺に形成された開口部から上記ばね要
素の弾力に抗しICカード挿入スペース内へ挿入され、
同開口部から抜去される。
【0013】上記ばね要素は一例として第1サイド定規
の中間部から該サイド定規に沿って互いに逆方向に延び
た一対の弾性加圧アームを有し、該弾性加圧アームの自
由端にICカードのサイド面を押圧する押圧部を形成し
てICカードのサイド面を均一に押圧する構成とする。
【0014】
【発明の実施の形態】第1例として、図1乃至図10は
ICカードをICカードケースの上面側から同ケース内
へ挿入しコンタクトと接触させる形式のICカードコネ
クタを示し、第2例として、図11,図12はICカー
ドをICカードケースの側面から同ケース内へ挿入しコ
ンタクトと接触させる形式のICカードコネクタを示し
ている。
【0015】第1例におけるICカードコネクタはIC
カードケース2によってコネクタボディが形成され、該
ICカードケース2はコンタクト10を並設したボトム
プレート3と、ICカード1の第1,第2サイド面1
5,16を規制する第1,第2サイド定規5,6と、I
Cカード1の第3サイド面17を規制する第3サイド定
規9と、ICカード1の上面を規制する上当て4′を有
し、各要素2,3,5,6,9,4′を合成樹脂にて一
体成形してワンブロック構造にし、各要素2,3,5,
6,7,4′にてICカード収容スペース13を画成し
ている。
【0016】そして上記スペース13の上面を開放して
ICカード挿入用開口23aを形成すると共に、第3サ
イド定規9と対向するICカードケース2の辺にICカ
ード抜去用開口23bを形成する。
【0017】他方第2例のICカードコネクタは、IC
カードケース2によってコネクタボディが形成され、該
ICカードケース2はコンタクト10を並設したボトム
プレート3と、該ボトムプレート3と平行に対向するト
ッププレート4と、ICカード1の第1,第2サイド面
15,16を規制する第1,第2サイド定規5,6と、
同第3サイド面17を規制する第3サイド定規9とを有
し、各要素を合成樹脂にて一体成形したワンブロック構
造にし、各要素3,4,5,6,9にてICカード収容
スペース13を画成している。そして第3サイド定規9
と対向する辺、即ちサイド壁11と対向するケースサイ
ド面にICカード挿抜用開口23を形成する。
【0018】上記カードケース2はボトムプレート3側
とトッププレート4側に二分されるように別々に成形
し、両者を合体してワンブロック構造にすることができ
る。
【0019】上記第1,第2例におけるICカードケー
ス2はボトムプレート3の対向する二辺に沿い互いに平
行に延ばされたサイド壁7,8を有し、このサイド壁
7,8にて上記第1,第2サイド定規5,6を形成して
いる。
【0020】第2例に示すICカードコネクタにおいて
は、ICカードケース2を形成するボトムプレート3の
上記第1,第2サイド定規5,6を設けた辺と隣接する
一辺に沿い延びる上記第3サイド定規9を有する。
【0021】上記ボトムプレート3の三辺とトッププレ
ート4の三辺とは各辺に沿って延びるサイド壁7,8,
11にて連結されており、このサイド壁11にて上記第
3サイド定規9を形成する。
【0022】上記の通り第1例に示すICカードコネク
タにおいては、上記第2例におけるトッププレート4を
有さず、このトッププレート4に代わる上当て4′を有
しており、この上当て4′は第1サイド定規5を形成す
るサイド壁7と第2サイド定規6を形成するサイド壁8
とに設ける。この上当て4′はICカードのエッジ部上
面を要所において規制し、コンタクト10によって押し
上げられるICカード1がICカード収容スペース内か
ら上方へ飛び出すのを防止する手段である。
【0023】第2例におけるトッププレート4もこの上
当て4′と同じ機能を有する。従って特許請求の範囲に
おいては第2例におけるトッププレート4も含め上当て
と称する。
【0024】上記第1例における第1サイド定規5に設
けた上当て4′は、例えばサイド壁7の中間部や端部か
らボトムプレート3の上位に張り出す係止片にて形成
し、第2サイド定規6に設けた上当て4′はサイド壁7
に沿って延在しつつボトムプレート3の上位に張り出す
係止片にて形成する。
【0025】上記係止片から成る上当て4′と、第1,
第2サイド定規5,6を形成するサイド壁7,8とによ
りボトムプレート3の対向する二辺に、ICカード1の
対向する二辺を受け入れて規制する定規溝25を形成す
る。
【0026】上記第1例における上当て4′は第1サイ
ド定規5には設けずに、第2サイド定規6と、後述する
ばね要素14に設けることができる。
【0027】上記第1,第2例における第1乃至第3サ
イド定規5,6,9は上記サイド壁7,8,11を用い
る他、ボトムプレート3又はトッププレート4の内面に
設けた突片やポスト等のICカードの極部に複数点で接
する部材によって形成することができる。
【0028】既述のように、第2例のICカードコネク
タはICカードケース2のボトムプレート3とトッププ
レート4と第1乃至第3サイド定規5,6,9(サイド
壁7,8,11)とにより、ICカード収容スペース1
3を画成しており、他方第1例に示すICカードケース
2は第1,第2,第3サイド定規5,6,9(サイド壁
7,8,11と上当て4′)にてICカード収容スペー
ス13を画成しており、第1,第2例の何れの場合も、
第1,第2サイド定規5,6間にICカード収容スペー
ス13を形成している。
【0029】上記第1サイド定規5を形成するサイド壁
7にばね要素14を配設する。
【0030】このばね要素14は上記カード収容スペー
ス13内に挿入されたICカード1の対向する一方の第
1サイド面15を弾力的に押圧すると共に、該ばね要素
14の押圧力にて同他方の第2サイド面16を第2サイ
ド定規6を形成するサイド壁8の内面に押し付け、よっ
てICカード1をICカードケース2内の定位置に確固
に保持する。この時第1,第2例における第3サイド定
規9はICカード1の第3サイド面17を規制する。
【0031】第1,第2例におけるばね要素14は一例
として板ばねを用い、該板ばねは第1サイド定規5の中
間部に取付け固定され、該中間部から上記第1サイド定
規5に沿って互いに逆方向に延びた一対の弾性加圧アー
ム19,20を有し、各弾性加圧アーム19,20の自
由端にICカード1の第1サイド面15を均一に押圧す
る押圧部21,22を形成する。更に弾性加圧アーム1
9,20にはICカードのエッジ部上面に係止する上当
て4′を設ける。
【0032】ばね要素として第1サイド定規5に沿って
延びる上記例示の如き板ばねを用いることによりばね収
容スペースを狭小にでき、ICカードケースの小形化に
寄与する。
【0033】第1,第2例におけるコンタクト10は打
抜き形成された細長い板ばねから成り、基端固定部から
外方へ突出された端子片10bを有し、反対側の自由端
にICカード1の外部接点1aと加圧接触する接触部1
0aを形成している。この接触部10aはボトムプレー
ト3の上面に突出しており、上下に弾性変位可能であ
る。
【0034】図1乃至図3と図11A,Bは上記ICカ
ードケース2のカード収容スペース13内にICカード
1を挿入していない状態を示し、図5A,B乃至図10
A,Bと図12A,Bは同収容スペース13内にICカ
ード1を挿入した状態を示している。
【0035】以下図5乃至図7に基づき、第1例におけ
るICカードの挿入操作について説明する。
【0036】図1乃至図10に示す第1例におけるIC
カードコネクタにおいては、図5A,Bと図6A,Bに
示すように、ICカード1は上記第2サイド定規6側か
らICカード挿入用開口23aを通して第1サイド定規
5に向ってICカード収容スペース13内へ挿入され、
この挿入に際し、ICカード1の第1サイド面15がば
ね要素14をその弾力に抗し弾性変位させ、その反力で
第2サイド面16を第2サイド定規6に押し付ける。
【0037】この開口23aは前記の通り第2例におけ
るトッププレート4を設けずにIC収容スペース13の
上面を開放することによって形成するか、又は第1サイ
ド定規5側に部分的にトッププレートを設けこれを上当
てとすることができる。
【0038】ICカード1は該カード挿入用開口23a
を通じ第2サイド定規6の上端面を超えて第1サイド定
規5へ向け挿入され(図5A,B)、第2サイド面16
が第2サイド定規6を完全に乗り超えた時にスペース1
3内へ落し込まれ、ICカード1の表面に並設された外
部接点1aをボトムプレート3に並設したコンタクト1
0の接触部10aに加圧接触する(図6A,B)。
【0039】即ち、ICカード1はその第1サイド面1
5を上記開口23a内へ差し向けられ、ボトムプレート
3と第3サイド定規9の規制を受けつつ、同開口23a
を通じスペース13内へ挿入される時に、第1サイド面
15をばね要素14の加圧アーム19,20の押圧部2
1,22に押し付け、その反力で第2サイド面16を第
2サイド定規16内面に押し付け(図7A,B)、この
押し付け状態においてコンタクト10にICカードの外
部接点1aが押し付けられている。
【0040】コンタクト10の接触部10aにICカー
ド1の外部接点1aを押し付けることにより、コンタク
ト10はその弾力に抗し下方へ変位し、その反力でIC
カード1を押し上げ、トッププレート4を含む上当て
4′に同カード1の上面を押し付け、外部接点1aとコ
ンタクト10との加圧接触状態が保たれる。
【0041】再述すると、第1例においては図5乃至図
7に示すようにICカード1が開口23から第1サイド
定規5とばね要素14に向けてスペース13内へ挿入さ
れた時に、第1サイド面15が第1サイド定規5に設け
たばね要素14をその弾力に抗し変位させながら定規溝
25内へ押し込まれスペース13内への挿入が進行され
る。そして第2サイド面16が第2サイド定規6を乗り
超えた位置においてスペース13内へ落し込まれる。
【0042】次で図7に示すように、ばね要素14の反
力によりICカード1の第1サイド面15が押圧され
て、同第2サイド面16を定規溝25内へ押し込みつ
つ、第2サイド定規6の内面に押し付ける。
【0043】これによってICカード1はコンタクト1
0をその弾力に抗し下方へ変位させ、このコンタクト1
0はその反力でICカード1の外部接点1aに加圧接触
すると同時に、ICカード1を押し上げて、同ICカー
ド1の上面を上当て4′に押し付ける。
【0044】上記ばね要素14によりICカード1を第
2サイド定規に押し付ける作用と、コンタクト10によ
りICカード1を上当て4′に押し当てる作用とは互い
に直交する方向において作用し、両作用によってICカ
ード1をスペース13内に確固に保持し、上記外部接点
1aとコンタクト10の接触を安定に保持する。
【0045】次に図8乃至図10に基づき、第1例にお
けるカードイジェクト操作について説明する。
【0046】上記各図に示すように、カード抜去用開口
23bにはICカード1の第4サイド面18が対向して
おり、この第4サイド面の一端部にはカードの角部を切
除して形成された傾斜面18′が形成されている。他方
上記カード抜去用開口23bの一端、即ち第2サイド定
規6を形成するサイド壁8の端部には開口23bの開口
面を制限するカードイジェクトガイド壁27を設け、該
ガイド壁27の内面に上記傾斜面18′と対向する傾斜
面26を形成する。この傾斜面26は図4に示すよう
に、第2サイド定規6の内面に対し傾斜角α1を有する
と共に、ボトムプレート3の上面に対し傾斜角α2を有
する。
【0047】而して図8A,Bに示すように、手指によ
りICカード1をカード抜去用開口23bへ向け押圧す
ると、ICカード1の傾斜面18′が傾斜面26の傾斜
角α1に従い傾斜面の下端に沿い第1サイド定規5に向
け移動W1しつつ同時に開口23bに向け移動W2して
定規溝25から脱出する。即ちICカード1の第2サイ
ド面16が第2サイド定規6側の上当て4′から脱出す
る。この時ICカード1の第1サイド面15がばね要素
14を圧縮している。
【0048】次に図9A,Bに示すように、図8A,B
に形成した状態から更に手指によるICカード1の押し
出しを進行すると、傾斜面18′が傾斜面26の傾斜角
α2に従い同傾斜面26の表面を滑りながら上昇すると
共に、開口23bへ向け更に移動しガイド壁27の上面
に乗り上げる。
【0049】次に図10A,Bに示すように、図9A,
Bに形成した状態から更に手指によるカード押し出しを
進行することにより、ICカード1の第4サイド面18
は開口23bから完全に脱出するに至る。
【0050】前記のように、コンタクト10の接触部1
0aは、図8乃至図10のカードイジェクト操作過程に
おいてICカード1に対し常に押上力を与えており、こ
のコンタクト10によるカード押上作用と、傾斜面26
によるカード1の上昇を案内する作用とが協働して前記
カードイジェクト動作が有効に惹起される。
【0051】次に図11,図12に基づき、第2例にお
けるICカードの挿抜操作について説明する。
【0052】第2例におけるICカードケース2は、上
記カード挿抜用開口23を上記第1,第2サイド定規
5,6と隣接する辺に形成した例を示しており、換言す
るとICカードケース2の上記第3サイド定規9と対向
するケースサイド面に上記カード挿抜用開口23を形成
した例を示している。従って第1,第2サイド定規5,
6はカード挿抜方向に平行に延在し、これに伴ない前記
ばね要素14の弾性加圧アーム19,20もカード挿抜
方向に延在する。
【0053】第1例においては、カード挿入方向と対向
する方向からばね要素14の押圧力がICカード1に作
用する。即ちカード挿入力に対し反対方向の押圧力がI
Cカード1の第1サイド面15に加わるが、この方法に
よればICカード1を上方から挿入できる。
【0054】これに対し、第2例においては、カード挿
入方向と直交する方向からばね要素14の押圧力がIC
カード1に作用し、対向方向からの押圧力は加わらな
い。従ってICカード1の挿入力を軽減し、ばね要素1
4の弾力によって開口23からICカード1が不用意に
飛び出す現象を有効に防止する。
【0055】前者と後者ではばね要素14によって押圧
される方向が互いに異なるが、この明細書においてはば
ね要素14によって押圧される面を第1サイド面15と
称し、ばね要素14が設けられた定規を第1サイド定規
5と称し、これと対向する定規を第2サイド定規6と称
する。
【0056】第2例におけるICカードコネクタにおい
ては、ICカード1が上記開口23から挿入された時
に、第1サイド面15が第1サイド定規5に設けたばね
要素14によって押圧されて第2サイド定規6に第2サ
イド面16が押し付けられながら、ICカード収容スペ
ース13内へ収容されて、カード挿抜用開口23と対向
する第3サイド定規9を形成するサイド壁11に当接す
ることにより挿入を完了する。このICカード1の挿入
時にコンタクト10がその弾力に抗し下方へ変位され、
その反力でICカード1の外部接点1aに加圧接触する
と同時に、ICカード1を押し上げて同カード1の上面
をトッププレート4に押し付ける。
【0057】上記ばね要素14によりICカード1を第
2サイド定規6に押し付ける作用と、コンタクト10に
よりICカード1をトッププレート4に押し当てる作用
とは互いに直交する方向において作用し、両作用によっ
てICカード1をスペース13内に確固に保持し、上記
外部接点1aとコンタクト10の接触を安定に保持す
る。
【0058】次に上記ICカード1は上記カード収容ス
ペース13内に挿入されているICカードの第4サイド
面18側のエッジを手指で摘持し引っ張り力を与えるこ
とにより、上記ばね要素14の弾力に抗し開口23から
抜去することができる。
【0059】上記開口23の中間部にはボトムプレート
3とトッププレート4を切除してカードエッジ露出用開
口24を形成し、ICカード1の第3サイド面17が第
3サイド定規9に当接している時に、第4サイド面18
を上記開口24内に露出せしめる。この開口24内に露
出された第4サイド面18側のカードエッジを手指で摘
持し、ICカード1を容易に引き出すことができる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば第1サイド定規5に設け
たばね要素14と第2サイド定規6とコンタクト10と
が協働してICカード1をカード収容スペース13内の
定位置に確実に保持し、コンタクト10とICカード1
の外部接点1′との加圧接触を適正に保持する。
【0061】ICカード1がIC収容スペース13内の
定位置に確固に保持されるからコンタクト10の狭小ピ
ッチ化にも有効に対処でき、又ICカード1のスペース
13内におけるガタを解消する効果と、外的衝撃をばね
要素14にて吸収する効果とが相乗してICカード1を
適切に保護できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1例を示すICカードコネクタの平面図。
【図2】図1におけるA−A線断面図。
【図3】図1におけるB−B線断面図。
【図4】図1において矢視するC部の拡大斜視図。
【図5】Aは上記ICカードコネクタに対するICカー
ドの挿入操作の初期工程を示す平面図、Bは同正面図。
【図6】Aは上記ICカードコネクタに対するICカー
ドの挿入操作の中間工程を示す平面図、Bは同正面図。
【図7】Aは上記ICカードコネクタに対するICカー
ドの挿入操作の最終工程を示す平面図、Bは同正面図。
【図8】Aは上記ICカードコネクタに対するICカー
ドの抜去操作の初期工程を示す平面図、Bは同正面図。
【図9】Aは上記ICカードコネクタに対するICカー
ドの抜去操作の中間工程を示す平面図、Bは同正面図。
【図10】Aは上記ICカードコネクタに対するICカ
ードの抜去操作の最終工程を示す平面図、Bは同正面
図。
【図11】Aは第2例を示すICカードコネクタの平面
図であり、ICカードの挿入前の状態を以って示す図、
Bは同D−D線断面図。
【図12】Aは上記ICカードコネクタの平面図であ
り、ICカードの挿入後の状態を以って示す図、Bは同
E−E線断面図。
【符号の説明】
1 ICカード 2 ICカードケース 3 ボトムプレート 4 トッププレート 4′ 上当て 5 第1サイド定規 6 第2サイド定規 9 第3サイド定規 10 コンタクト 13 ICカード収容スペース 14 ばね要素 19,20 弾性加圧アーム 21,22 押圧部 18′ 傾斜面 23 ICカード挿抜用開口 23a ICカード挿入用開口 23b ICカード抜去用開口 25 定規溝 26 傾斜面
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年3月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムプレートの対向する一方の辺に第1
    サイド定規を、他方の辺に第2サイド定規を夫々有し、
    該第1,第2サイド定規間にICカード収容スペースを
    形成し、該第1サイド定規に設けたばね要素にて上記I
    Cカード収容スペース内に収容されているICカードの
    対向する一方のサイド面を弾力的に押圧して同他方のサ
    イド面を第2サイド定規に押し当てる構成とし、上記ボ
    トムプレートにICカードの外部接点と接触するコンタ
    クトを設けたことを特徴とするICカードコネクタ。
  2. 【請求項2】上記コンタクトが上記ばね要素の押圧方向
    に対して垂直方向の押上力をICカードに与えて、IC
    カードを上記ボトムプレートと対向する上当てに押し付
    けていることを特徴とする請求項1記載のICカードコ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】上記ICカードは上記第1,第2サイド定
    規と隣接する辺に形成した開口部から上記ばね要素の弾
    力に抗し上記ICカード収容スペース内へ挿入、又は抜
    去されることを特徴とする請求項1記載のICカードコ
    ネクタ。
  4. 【請求項4】上記ICカードは上記第2サイド定規側の
    開口部から第1サイド定規に向け上記ばね要素の弾力に
    抗しICカード収容スペース内へ挿入され、該挿入方向
    と直交する方向の開口部を通し抜去されることを特徴と
    する請求項1記載のICカードコネクタ。
  5. 【請求項5】上記ばね要素は、第1サイド定規の中間部
    から該サイド定規に沿って互いに逆方向に延びた一対の
    弾性加圧アームを有し、該各弾性加圧アームの自由端に
    ICカードのサイド面を押圧する押圧部を形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のICカードコネクタ。
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