JPH11238339A

JPH11238339A - ディスクカートリッジ

Info

Publication number: JPH11238339A
Application number: JP34755698A
Authority: JP
Inventors: Shigeto Ueno; 重人上野; Hitoshi Higaki; 仁檜垣; Ichiro Kawamura; 一郎河村
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1997-12-16
Filing date: 1998-12-07
Publication date: 1999-08-31

Abstract

(57)【要約】【課題】記録再生方式、駆動方式により開口部幅が規
制される小径ディスク用のカートリッジであっても、デ
ィスクサイズに応じた小型のディスクカートリッジを提
供する。【解決手段】カートリッジ本体3001の開口3001aを覆
うシャッター3002の開蓋時の待避域幅を、収納するディ
スクのサイズに応じて小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、情報の記録・再生
をするディスクを内部に収納するディスクカートリッジ
に関するもので、特に記録再生を含めたディスクの駆動
をするためにディスク表面を露出させるシャッターを有
するディスクカートリッジに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】最近、記録容量の大きさ、情報の検索性
の良さや扱い易さ等から円盤状の記録媒体であるディス
ク、および、それらを駆動するディスク記録再生装置が
注目されている。

【０００３】このようなディスクは、その記録面である
ディスク表面に傷がついたり汚れたりしないよう保護を
するため、また、ディスク表面を安易に触れることがで
きないように、シャッターのついたカートリッジに収納
されている。

【０００４】以下図面を参照しながら従来のディスクカ
ートリッジの構造について説明する。

【０００５】図５は従来のディスクカートリッジの構造
を示す平面図で、（Ａ）がシャッターが閉じている場
合、（Ｂ）が開いている場合を示す。

【０００６】図５において、３１０１はカートリッジ本
体で、合成樹脂でできており、その内部に記録媒体であ
るディスク３１０３を回転自在に収納している。３１０
１ａはカートリッジ本体３１０１の両面に設けられた開
口で、ディスク３１０３の内周から外周まで記録再生の
ため光が照射できるようにディスク３１０３の表面を露
出させるためのものである。図５に示したカートリッジ
本体３１０１は、ディスク記録再生装置がディスク３１
０３を回転させるためその中心孔を保持する必要がある
ので、開口３１０１ａが中心孔を完全に露出するように
設けられている。３１０２はシャッターで、アルミニウ
ム等の薄い金属板あるいは合成樹脂の板からなり、開口
３１０１ａを完全に閉じディスク３１０３を遮蔽した
り、開口３１０１ａを開けディスク３１０３を露出した
りできるよう摺動自在にカートリッジ本体３１０１に保
持されている。

【０００７】このような従来のディスクカートリッジに
ついてその動作を説明する。

【０００８】シャッター３１０２を有するカートリッジ
本体３１０１では、ディスク記録再生装置に装着される
場合、図５（Ａ）のようにシャッター３１０２に設けら
れた凹部３１０２ａがディスク記録再生装置のオープナ
ーレバーＯＬに係合することによって右方向（図５の矢
印Ｏ方向）に摺動し、開口３１０１ａが開かれる。逆に
記録再生装置から脱着される場合は、同図（Ｂ）のよう
にカートリッジ内部のシャッター戻しばね３１０４によ
ってシャッター３１０２が左方向（同、矢印Ｓ方向）に
摺動して元の位置に戻り、開口３１０１ａをふさいでデ
ィスク面が露見しないように構成されている。

【０００９】従来のディスクカートリッジでは、図５
（Ｂ）に示したように、シャッター３１０２が開口３１
０１ａを全開しているとき、待避しているシャッター３
１０２はカートリッジ本体３１０１の外周端からはみ出
さないように構成されていた。

【００１０】つまり図７で示すように、シャッターが閉
じた状態において、シャッターの摺動方向のディスクカ
ートリッジ（カートリッジ本体）の幅をＬ、開口幅をＬ
0、シャッターの幅をＬ1、シャッターの摺動方向の前側
の端部と、該端部と近い方のカートリッジ本体の外周端
との距離（シャッター待避域幅）をＬ2、シャッターの
摺動方向の後ろ側の端部と、該端部と近い方のカートリ
ッジ本体の外周端との距離をＬ3（通常、Ｌ3＝Ｌ2）と
すると、Ｌ3＝Ｌ2＞Ｌ1≧Ｌ0となるように構成されてい
た。これだと全体のカートリッジ幅Ｌは必然的にL3＋Ｌ
1＋Ｌ2＞３×Ｌ1にしなければならなかった。

【００１１】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のディスクカートリッジでは、開口３１０１ａが
大きくなると開口３１０１ａを覆うシャッター３１０２
も大きくなり、同時に摺動時に待避するための必要スペ
ースも大きくなり、ひいてはカートリッジサイズ自体を
大きくしてしまうという問題があった。

【００１２】特に、図６に示すように、記録再生方式、
駆動方式を変えずにディスク径を小さくして容量のみを
小さくし小型軽量携帯性を重視した小径ディスク３００
３用のディスクカートリッジでは、開口３１１１ａの大
きさ、特にその摺動方向の幅は決められてしまうため、
シャッター３１１２、及びそのシャッター３１１２の待
避域の幅も大きくなり、結果として、単体の小径ディス
ク３００３のサイズの割にカートリッジサイズだけが大
きくなってしまうという欠点があった。

【００１３】本発明は上述した問題点を解決し、大径、
小径のそれぞれのディスクに合わせた大きさのディスク
カートリッジを提供することを目的とする。

【００１４】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のディスクカートリッジは、摺動した後のシ
ャッターの待避域幅を大きくすることなくカートリッジ
を形成することにより、カートリッジサイズを大きくし
ないものである。

【００１５】即ち、本発明のディスクカートリッジは、
円盤状記録媒体であるディスクと、前記ディスクを回転
自在に内包し、かつ前記ディスクを露出する開口を有す
る略矩形のカートリッジ本体と、前記カートリッジ本体
の一辺に沿って摺動自在に保持され、少なくとも前記開
口を完全に覆うシャッターとからなるディスクカートリ
ッジであって、前記開口は前記ディスクの略中央部から
前記カートリッジ本体の外周の一辺に向けて所定の幅で
略垂直に開口し、かつ前記シャッターの摺動方向におい
て、前記開口の幅をＬ0、前記シャッターが閉じた状態
において、前記シャッターの摺動方向の前側の端部と前
記端部と近い方の前記カートリッジ本体の外周端との距
離をＬ2としたとき、Ｌ0≧Ｌ2であることを特徴とす
る。かかる構成によれば、シャッター開蓋時のシャッタ
ーの待避域幅を、開口の幅Ｌ0と同じかこれより小さく
設定してあるので、小径のディスクを収納するディスク
カートリッジであっても、ディスクサイズに応じた小型
のディスクカートリッジとすることができる。

【００１６】上記の構成において、円盤状記録媒体であ
るディスクを回転自在に内包し、前記ディスクを露出す
る開口を有する任意のディスクカートリッジに対して、
記録再生処理が同一で、外径のみが異なるディスクを内
包するディスクカートリッジであって、前記任意のディ
スクカートリッジと開口の幅が略同一であることが好ま
しい。かかる好ましい構成によれば、必要な大きさの開
口を有しながら、内包するディスクサイズに応じた小型
のディスクカートリッジを得ることができる。

【００１７】また、上記の構成において、前記シャッタ
ーが摺動し、前記開口が全開しているとき、シャッター
の少なくとも一部が前記カートリッジ本体の外周端から
はみ出すように構成することができる。かかる構成によ
れば、開口の幅に関わらず、内包するディスクの大きさ
に応じたサイズのカートリッジとすることができるの
で、幅方向のサイズが小さいディスクカートリッジを提
供できる。

【００１８】また、上記の構成において、前記シャッタ
ーはその摺動方向に略垂直に少なくとも２分割されたシ
ャッター部材からなり、前記少なくとも２分割されたシ
ャッター部材は各々同じ方向に摺動して重畳し開口が露
出するように構成することができる。また、前記シャッ
ターはその摺動方向に略垂直に２分割された第１シャッ
ター部材と第２シャッター部材とからなり、前記第１シ
ャッター部材と前記第２シャッター部材は各々異なる方
向に摺動するように構成することもできる。これらの構
成によれば、カートリッジ本体の幅方向サイズを大きく
することなくディスクを収納できるのみならず、開蓋状
態で開口が露出しているときでも、シャッターがカート
リッジの外周端より外へはみ出さない。

【００１９】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態を詳細に説明する。

【００２０】（実施の形態１）図１は、本発明の実施の
形態１のディスクカートリッジの正面図で、（Ａ）はシ
ャッターが閉じた状態、（Ｂ）はシャッターが開いた状
態を示したものである。なお、シャッターの位置が判り
やすいようにシャッター３００２にはハッチングを施し
ている。

【００２１】図１において、３００１はカートリッジ本
体で、合成樹脂でできており、その内部に記録媒体であ
るディスク３００３を回転自在に収納している。３００
１ａはカートリッジ本体３００１の両面に設けられた開
口で、ディスク３００３の内周から外周まで記録再生の
ため光が照射できるようにディスク３００３の表面を露
出させるためのものである。図１に示したカートリッジ
本体３００１では、ディスク記録再生装置がディスク３
００３を回転させるためその中心孔を保持する必要があ
るので、開口３００１ａがディスク３００３の中心孔を
完全に露出するように設けられている。３００２はシャ
ッターで、アルミニウム等の薄い金属板あるいは合成樹
脂の板からなり、開口３００１ａを完全に閉じディスク
３００３を遮蔽したり、開口３００１ａを開けディスク
３００３を露出したりできるよう摺動自在にカートリッ
ジ本体３００１に保持されている。

【００２２】本実施の形態のディスクカートリッジが図
５、図６に示した従来のディスクカートリッジと異なっ
ているところは、実施の形態１のディスクカートリッジ
の開口３００１ａは図５に示した開口３１０１ａと摺動
方向の幅が略同じでかつディスク３００３の直径が図６
に示した小径のディスク３００３と同じでありながら、
カートリッジ本体の幅が図６に示したものより小さく単
体ディスク３００３を収納するのに充分かつ最小の大き
さであることである。

【００２３】以下、図１を用いてその動作を説明する。

【００２４】図１（Ａ）で示すように本実施の形態のシ
ャッター３００２は、図５に示した大径ディスクのディ
スクカートリッジのシャッター３１０２と摺動方向の幅
が略同じであり、ディスク記録再生装置のオープナーレ
バーＯＬによって一方向に広げられる。カートリッジ内
部にシャッター戻しばね３００４を具備しシャッター３
００２の戻し力を担っている。次に（Ｂ）のようにディ
スク記録再生装置のオープナーレバーＯＬがシャッター
の凹部３００２ａに係合しシャッター３００２が摺動し
開口３００１ａからディスク３００３が露出する。この
とき、シャッター３００２の一部をカートリッジ本体３
００１からはみ出させることで、シャッター３００２の
移動後の待避域スペースを小さくすることができ、ディ
スクカートリッジ自体の大きさは内部に収納するディス
ク３００３を収納するのに必要充分な大きさになり、従
来の小径ディスク用ディスクカートリッジのように大き
くならない。即ち、本実施の形態のディスクカートリッ
ジにおいては、開口幅Ｌ0と、シャッター待避域幅Ｌ2
（図７参照）との間に、Ｌ0≧Ｌ2の関係が成立する。そ
して、本実施の形態では１枚のシャッターが３００２が
開口３００１ａを完全に覆うので、シャッター幅Ｌ1
は、Ｌ1≧Ｌ0を満足する必要があるから、Ｌ1≧Ｌ0≧Ｌ
2の関係を満足する。

【００２５】（実施の形態２）図２と図３は、本発明の
実施の形態２のディスクカートリッジの正面図で、それ
ぞれ（Ａ）はシャッターが閉じた状態、（Ｂ）はシャッ
ターが開いた状態を示したものである。なお、図１と同
様にシャッターの位置が判りやすいようにシャッターに
はハッチングを施している。

【００２６】図２、６６において、３０１２は上シャッ
ター、３０１５は下シャッターで、それぞれアルミニウ
ム等の薄い金属板あるいは合成樹脂の板からなり、同図
（Ａ）のように隣接して開口３０１１ａを完全に閉じデ
ィスク３００３を遮蔽したり、同図（Ｂ）のようにそれ
ぞれが重畳して開口３０１１ａから待避することで開口
３０１１ａを開けディスク３００３を露出したりできる
よう摺動自在にカートリッジ本体３０１１に保持されて
いる。それ以外の構成要素は図１に示した実施の形態１
と同様である。

【００２７】本実施の形態のディスクカートリッジが図
１に示した実施の形態１のディスクカートリッジと異な
っているところは、シャッターとして実施の形態１では
１枚のシャッター３００２で構成して開蓋状態ではその
一部分がカートリッジ本体３００１の外周端からはみ出
ていたが、本実施の形態ではシャッターを２枚のシャッ
ター部材３０１２，３０１５で構成し、しかも開蓋状態
では同一方向に摺動させて、上シャッター３０１２を下
シャッター３０１５の外側に覆いかぶさるように重畳さ
せて、開口３０１１ａの摺動方向の前側の端部と該端部
と近い方のカートリッジ本体３０１１の外周端部との間
（シャッター待避域）に配置するようにして、カートリ
ッジ本体３０１１からシャッターがはみ出さないように
したことである。

【００２８】なおオープナーとシャッターの係止位置
を、図２では２枚シャッター部材の下シャッター３０１
５に、図３では上シャッター３０１２に設けた。係止位
置を下シャッター３０１５に設けると（図２）オープナ
ーの移動に対し上シャッター３０１２は下シャッター３
０１５以上に移動する増速機構が必要だが、係止位置を
上シャッター３０１２に設けると（図３）上シャッター
３０１２が下シャッター３０１５に重畳した際にも引き
続いて係合できるようにしておけば動作する。

【００２９】これにより、カートリッジ本体の摺動方向
の幅を大きくすることなくディスクを収納できるのみな
らず、開蓋状態で開口が露出しているときでも、シャッ
ターがカートリッジの外周端より外へは出ないという効
果が得られる。

【００３０】なお、本実施の形態の説明の図２、６６に
おいて、開口３０１１ａを閉じた閉蓋状態において、上
シャッター３０１２が左側（開蓋状態における重畳位置
から遠い方）、下シャッター３０１５を右側（開蓋状態
における重畳位置に近い方）としたが、必ずしもこれに
限らず、逆でもよい。

【００３１】また、シャッターを２枚のシャッター部材
で構成したが、３枚以上としても同様の効果が得られる
ことは言うまでもない。

【００３２】さらに、図２（Ａ）、図３（Ａ）の閉蓋状
態において、上シャッター３０１２の端部と下シャッタ
ー３０１５の端部とが接する構成を図示したが、両シャ
ッターが若干（例えば１ｍｍ程度）重なるようにしても
良い。特に、ディスク面と垂直で、シャッターの摺動方
向と平行な面での拡大断面図を示した図２（Ｃ）、図３
（Ｃ）のように、その重なり部分にＬ字状の曲げ（鈎
部）を設けることでそれぞれのシャッターの動きを規制
することができ、また、外部からのゴミ等の侵入を防止
することができる。

【００３３】（実施の形態３）図４は、本発明の実施の
形態３のディスクカートリッジの正面図で、（Ａ）はシ
ャッターが閉じた状態、（Ｂ）はシャッターが開いた状
態を示したものである。なお、同様にシャッターにはハ
ッチングを施している。

【００３４】図４において、３０２２は左シャッター
（第１シャッター部材）、３０２５は右シャッター（第
２シャッター部材）で、それぞれアルミニウム等の薄い
金属板あるいは合成樹脂の板からなり、同図（Ａ）のよ
うに隣接して開口部３０２１ａを完全に閉じディスク３
００３を遮蔽したり、同図（Ｂ）のようにそれぞれが開
口３０２１ａから待避することで開口３０２１ａを開け
ディスク３００３を露出したりできるよう摺動自在にカ
ートリッジ本体３０２１に保持されている。それ以外の
構成要素は図１、図２、図３に示した実施の形態１，２
と同様である。

【００３５】本実施の形態のディスクカートリッジと図
２，図３に示した実施の形態２のディスクカートリッジ
と異なっているところは、シャッターとして実施の形態
２では開蓋時に重畳する２枚の上、下シャッター３０１
２，３０１５で構成したが、本実施の形態ではシャッタ
ーとして２枚の左シャッター３０２２、右シャッター３
０２５で構成し、しかも開蓋状態では異なる方向に摺動
させ、開口３０２１ａの端部とカートリッジ本体３０２
１外周端部との間の２カ所にそれぞれ配置するようにし
て、カートリッジ本体３０２１からシャッターがはみ出
さないようにしたことである。

【００３６】これにより、カートリッジ本体の摺動方向
の幅を大きくすることなくディスクを収納できるのみな
らず、開蓋状態で開口が露出しているときでも、シャッ
ターがカートリッジの外周端より外へは出ないという効
果が得られる。

【００３７】なお、本実施の形態と上述した実施の形態
２とを組み合わせて、例えば左右どちらかあるいは両方
のシャッターを２枚の上下シャッターで構成しても、同
様の効果が得られる。

【００３８】また、図４（Ａ）の閉蓋状態において、左
シャッター３０２２の端部と右シャッター３０２５の端
部とが接する構成を図示したが、両シャッターが若干
（例えば１ｍｍ程度）重なるようにしても良い。特にそ
の重なり部分にロック状の曲げを設けることでそれぞれ
のシャッターの動きを規制することができ、また、外部
からのゴミ等の侵入を防止することができる。

【００３９】以上、上述したように本発明のカートリッ
ジは、従来のディスクカートリッジが有する課題を解決
するために、ディスク記録再生装置にカートリッジが収
納され、シャッターが摺動したときに、シャッターの一
部がカートリッジ幅より外にはみ出すような構造や、シ
ャッターが２分割されて左右に移動する構造や、または
一方向に移動するがシャッター自身が移動後は重なるよ
うにした構造などを取ることによって物理的なシャッタ
ーの待避域幅を小さくできカートリッジ自体のサイズを
小さくしたものである。

【００４０】なお、上述した実施の形態では、全て、記
録媒体であるディスクとして光の照射によって情報の記
録再生ができる光ディスク、光磁気ディスクを例示した
が、必ずしもこれに限るものではなく、いわゆる磁気ヘ
ッドの当接によって情報を記録再生する磁気ディスクに
も応用可能なものであることは言うまでもない。

【００４１】同様に、上述した実施の形態では、全て、
カートリッジ本体の両面に開口を設けているが、これは
光記録においては両面記録再生を可能にするものであっ
て、片面の記録再生のみであれば、片面のみに開口を有
するだけで良く、又それによって、シャッターも「Ｕ」
の字状のものを「Ｌ」状にし、簡略化することもでき
る。さらに、開口部をディスクの中心孔まで設け、シャ
ッターはディスクの中心孔まで覆う必然性はなく、例え
ば３．５インチのフロッピーディスクのように記録再生
に使用されるディスクの記録面のみを開口から露出させ
シャッターで覆い、ディスクの回転に必要な中心孔は常
時露出させるようなディスクカートリッジにも本発明は
適用できる。その際、必要に応じて、常時露出する中心
孔近傍と記録に重要な記録面との間には防塵手段を講じ
た方がよい。

【００４２】また、実施の形態１，２，３において、シ
ャッター手段の戻しばねをカートリッジ本体内に設けた
が、必ずしもカートリッジ本体内部に設ける必要はな
く、ディスク記録再生装置のシャッター手段を開閉させ
る開閉手段（各実施の形態ではオープナーレバーで説
明）等でシャッター手段の摺動を助勢してもよい。

【００４３】

【発明の効果】以上の説明からわかるように、本発明は
カートリッジのシャッターが記録再生時に摺動し開蓋し
ても、開口幅以上の待避域幅をカートリッジ内に設ける
必要がないようにカートリッジを構成したので、特に内
包するディスクサイズが小さい場合であってもカートリ
ッジ本体の摺動方向の幅を大きくする必要がなく、ディ
スクサイズに応じて小さくできる効果が得られるもので
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態１によるディスクカートリ
ッジの構成を示す正面図

【図２】本発明の実施の形態２によるディスクカートリ
ッジの構成を示す正面図

【図３】本発明の実施の形態２によるディスクカートリ
ッジの別の構成を示す正面図

【図４】本発明の実施の形態３によるディスクカートリ
ッジの構成を示す正面図

【図５】従来のディスクカートリッジの構成を示す正面
図

【図６】小径ディスク用の従来のディスクカートリッジ
の構成を示す正面図

【図７】カートリッジの幅方向のサイズを決定する因子
を説明する構成要素図

【符号の説明】

３００１，３０１１，３０２１カートリッジ本体３００１ａ，３０１１ａ，３０２１ａ開口３００２シャッター３００３光ディスク３００４シャッター戻しばね３０１２上シャッター３０１５下シャッター３０２２左シャッター３０２５右シャッターＯＬオープナーレバー

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】円盤状記録媒体であるディスクと、前記
ディスクを回転自在に内包し、かつ前記ディスクを露出
する開口を有する略矩形のカートリッジ本体と、前記カ
ートリッジ本体の一辺に沿って摺動自在に保持され、少
なくとも前記開口を完全に覆うシャッターとからなるデ
ィスクカートリッジであって、前記開口は前記ディスクの略中央部から前記カートリッ
ジ本体の外周の一辺に向けて所定の幅で略垂直に開口
し、かつ前記シャッターの摺動方向において、前記開口の幅
をＬ0、前記シャッターが閉じた状態において、前記シ
ャッターの摺動方向の前側の端部と前記端部と近い方の
前記カートリッジ本体の外周端との距離をＬ2としたと
き、Ｌ0≧Ｌ2であることを特徴とするディスクカートリ
ッジ。
【請求項２】円盤状記録媒体であるディスクを回転自
在に内包し、前記ディスクを露出する開口を有する任意
のディスクカートリッジに対して、記録再生処理が同一
で、外径のみが異なるディスクを内包するディスクカー
トリッジであって、前記任意のディスクカートリッジと
開口の幅が略同一であることを特徴とする請求項１記載
のディスクカートリッジ。
【請求項３】前記シャッターが摺動し、前記開口が全
開しているとき、前記シャッターの少なくとも一部が前
記カートリッジ本体の外周端からはみ出すことを特徴と
する請求項１記載のディスクカートリッジ。
【請求項４】前記シャッターはその摺動方向に略垂直
に少なくとも２分割されたシャッター部材からなり、前
記少なくとも２分割されたシャッター部材は各々同じ方
向に摺動して重畳し開口が露出することを特徴とする請
求項１記載のディスクカートリッジ。
【請求項５】前記シャッターはその摺動方向に略垂直
に２分割された第１シャッター部材と第２シャッター部
材とからなり、前記第１シャッター部材と前記第２シャ
ッター部材は各々異なる方向に摺動することを特徴とす
る請求項１記載のディスクカートリッジ。